JPH10507043A - A/d変換器の調整装置 - Google Patents

A/d変換器の調整装置

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JPH10507043A
JPH10507043A JP8511816A JP51181696A JPH10507043A JP H10507043 A JPH10507043 A JP H10507043A JP 8511816 A JP8511816 A JP 8511816A JP 51181696 A JP51181696 A JP 51181696A JP H10507043 A JPH10507043 A JP H10507043A
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Abstract

(57)【要約】 調整装置は、積分器(20)ならびに第1および第2の基準電流源(IL、IS)を具備したA/D変換器を調整する。積分器(20)には所定量の電荷が蓄積される。蓄積された所定量の電荷は、第1および第2の基準電流(IL、IS)を、蓄積電荷量が閾値に達するまで第1および第2の期間だけ積分器(20)へ供給することによって取り除かれる。積分器(20)へは所定量の電荷が再び蓄積され、第1および第2の基準電流(IL、IS)を、それぞれ前記第1および第2の期間とは異なる第3および第4の期間だけ供給することによって再び取り除かれる。第1および第2の基準電流(IL、IS)の相対的な大きさは、第1、第2、第3、第4の期間に基づいて決定される。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の名称 A/D変換器の調整装置 発明の背景 本発明は、アナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器に関する。さ らに具体的に言えば、本発明は、A/D変換器を調整(較正)する装置に関する 。 電荷平衡型のA/D変換器は既知である。電荷平衡型のA/D変換器の一例と して、積分器、積分器に基準電流IREFを供給する基準電流源、および未知変数 を代表する可変電流IXを供給する可変電流源によって構成される二重積分(dual slope)型のA/D変換器がある。二重積分型A/D変換器では、可変電流IXが 期間tXだけ積分される。積分器内に蓄積される電荷量Qは可変電流IXと期間tX との積に等しい。次いで、可変電流IXとは反対の極性を示す既知の基準電流IREF が、積分器から電荷を取り除く(例えば、積分器を放電させる)ために積分 器へ供給される。基準電流IREFは、積分器の電荷が可変電流IXの積分前の、初 期レベルに達するまで、期間tRだけ供給される。積分器から取り除かれた電荷 量は基準電流IREFと期間tRとの積に等しい。 可変電流IX(すなわち、未知変数)は以下のようにして求められる。 IX・tX=IREF・tR …式1 したがって、 IX=IREF・tR/tX …式2 ここで、基準電流IREF、期間tR、tXは既知なので、可変電流IXを算出する ことができる。 従来の二重積分型A/D変換器の問題点は、回路の最小および最大定格電圧( 例えば、レール電圧は一般的に0−5Vである)によって定まるダイナミックレ ンジが一般的に非常に狭いことである。例えば、積分器にはレール電圧を上回る 電圧や下回る電圧は充電できない。これにより、充電電流および積分時間の一方 あるいは両方が制限されることになる。これは、結果的に変換レンジを制限する ことになる。 このような問題点を解決するために、A/D変換器は回路部に比較器を追加し て用いられ、積分器の出力電圧がレール電圧に到達したことを判定できるように なっている。積分器の出力電圧がレール電圧に到達すると、積分器から電荷を取 り除くために、基準電流が可変電流と共に積分器へ供給される。この結果、積分 がより長い時間行われることになり、積分器のダイナミックレンジが効果的に広 がる。このような動作では、基準電流IREFは可変電流IXよりも 大きい必要がある。これにより、たとえ可変電流IXが積分されている間であっ ても、積分器の出力がレール電圧に到達しないように、基準電流IREFによって 積分器から十分に素早く電荷が取り除かれる。 しかしながら、基準電流IREFを可変電流IXよりも著しく大きくすると、A/ D変換器の分解能が低下してしまう。A/D変換器の分解能を高くするために、 第2基準電流IREF2の電流源が二重積分型A/D変換器に付加されている。第2 基準電流IREF2の値は第1基準電流IREFのそれよりも小さい。したがって、可 変電流IXが積分され、次いで、第1基準電流IREFによって積分器が所定期間tR だけ放電された後、第2基準電流IREF2によって積分器の残りの電荷が放電さ れる。第2基準電流IREF2の値は第1基準電流IREFのそれよりも極めて小さい ので、A/D変換器の分解能が飛躍的に高くなる。 しかしながら、第2基準電流源を追加すると新たな問題が生じる。例えば、A /D変換器の出力の精度は、2つの基準電流IREF、IREF2の正確な比に強く依 存する。比が予定値と異なると、A/D変換器の出力には、補償が困難な差分誤 差(differential errors)や非直線性などが生じ得る。 従来技術では、シリコン上での電流源の配置を特別なものとするといった、間 違え易い上に非常に長い開発期間を要する方法で上記した問題を緩和しようとし ている。特別な集積回路の開発段階では コストがかさみ、構成が不必要に複雑化するのみならず、シリコン製造設備間を 運搬する際の形状が制限されるので、結局、各電流源の正確な比率を得ることは 非常に難しい。 発明の要約 調整(較正)装置は、積分器ならびに第1および第2の基準電流源を備えたA /D変換器を調整する。ある量の電荷が積分器に蓄積される。蓄積された前記電 荷は、第1および第2の基準電流を、蓄積電荷量が閾値に達するまで第1および 第2の期間だけ積分器へ供給することによって取り除かれる。積分器には前記あ る量の電荷が再び蓄積され、第1および第2の基準電流を、前記第1および第2 の期間とは異なる第3および第4の期間だけ供給することによって再び取り除か れる。第1および第2の基準電流の相対的な大きさは、それぞれ第1、第2、第 3、第4の期間に基づいて決定される。 図面の簡単な説明 図1は、本発明のA/D変換器のブロック図である。 図2Aは、図1のA/D変換器を用いた通常のA/D変換のフローチャートで ある。 図2Bは、図2Aに示した変換を実行した際の積分器の出力をプロットした図 である。 図3は、A/D変換器の好ましい出力をプロットした図である。 図4は、A/D変換器が適切に調整されていないときに現れる2種類の誤差を プロットした図である。 図5Aは、本発明の調整装置のフローチャートである。 図5B、5Cは、本発明の調整装置を採用した積分器の出力をプロットした図 である。 図6A、6Bは、本発明の調整装置を採用した第2実施形態の積分器の出力を プロットした図である。 図7A、7Bは、本発明の調整装置を採用した第3実施形態の積分器の出力を プロットした図である。 図8は、トランスミッタ内に装備された本発明のA/D変換器のブロック図で ある。 好ましい実施形態の詳細な説明 1.変換の概要 図1はアナログ−デジタル(A/D)変換器10のブロック図である。A/D 変換器10はコントローラ/タイマ12と、一組の基準電流源IL、ISと、可変 電流源IXと、複数のMOSスイッチング素子14、16、18と、積分器20 と、一組の比較器22、24と、出力部26とを含む。 可変電流源IXは、未知の(または検知された)パラメータを代表する大きさ の可変アナログ電流IXを供給する。A/D変換器10を初期化するために、上 限電圧VHおよび下限電圧VLが、それぞれ比較器22、24の反転入力端子に供 給される。コントローラ12は、積分器20の出力が下限値となるようにスイッ チ14、16を制御して基準電流源IL、ISを積分器20へ接続させる。 通常の変換サイクルでは、可変電流IXの値は本質的には2段階のプロセスで 測定される。変換の第1段階では、コントローラ12は、積分期間tXだけスイ ッチ14、16を開いてスイッチ18を閉じ、幾らかの量の電荷QXを電流源IX から積分器20に蓄積させる。 第2段階では、コントローラ12は、蓄積された電荷QXが積分器20から取 り除かれるように、スイッチ14、16を制御して電流IL、ISを積分器20に 供給する。電流IL、ISは実質上既知である。電流源ILから出力される電流は 電流源ISから出力される電流よりも大きい。コントローラ12はタイマを含む 。このタイマは、コントローラ12と共にコントローラチップ内に集積化されて いても良いし、あるいは別個のタイマ回路であっても良い。コントローラ12は 、積分器20に蓄積された電荷を取り除くために各電流源IL、ISが積分器20 に接続される期間を選択できる。これらの期間に基づいて、コントローラ12は 、電流IXのアナログ値を代表し、結果として電流IXによって代表される検知変 数を代表するデジタル数を格納するために、出力部26を制御する。 2.A/D変換器10の詳細動作 図1、2A、2Bを参照すれば、A/D変換器10の更に詳細な動作を更に理 解できる。先に簡単に説明したように、コントローラ12は、積分器20の出力 を下限値とするために、スイッチ14、16を制御して電流源IL、ISを積分器 20に接続させる。これ は、図2Aのブロック28に示されている。 次いで、コントローラ12は電流源IXを積分器20に接続するために、スイ ッチ14、16を開いてスイッチ18を閉じる。これは、図2Aのブロック30 に示されている。積分器20は、オペアンプ32および容量C1を含み、可変電 流源IXからオペアンプ32の反転入力端子へ供給される電荷を積分する。 図2Bには、積分器20に蓄積される電荷QXと時間との関係がプロットされ ている。可変電流IXが積分され始めると、図2Bに示したように、積分器20 に蓄積される電荷量が増える。可変電流IXが積分器20に積分される時間全体 は変換期間tXと呼ばれる。したがって、電流IXの積分は変換期間tXが終了す るまで継続される。これは図2Aのブロック34に示されている。 変換期間tXの間、電荷量QXは積分器20の出力が上限に達するまで増える。 これは図2Aのブロック36に示されている。積分器20の出力が上限を越える と、比較器22はコントローラ12へ上限信号を供給する。コントローラ12は 、上限信号に応答して、積分器20へ電流ILを供給するためのスイッチ14を 閉じる。電流ILは電流IXよりも大きいので、積分器20へ電流IL、IXの双方 が供給されることにより、電荷QXは、電流IXによって蓄積されるよりも早く電 流ILによって取り除かれることになるので減少する。換言すれば、電荷は大き な基準電流ILの供給によって積分器20から取り除かれる。スイッチ14が閉 じて、電流ILが 積分器20へ供給される期間はtLと定義される。期間tLの間に電流ILによっ て取り除かれる電荷は大きな電荷パケットと定義される。 スイッチ14が積分期間中の最初に閉じられる期間は、図2Bにおいて期間tL1 で示されている。積分器20から大きな電荷パケットを取り除くことは、図2 Aのブロック38に示されている。このサイクルは、変換期間tXが経過するま で繰り返される。図2Bに示した例では、コントローラ12はスイッチ14を閉 じることにより、大きな基準電流ILを積分器20へ期間tL1、tL2、tL3の3 回供給する。 積分期間あるいは変換期間が経過すると、コントローラ12は、可変電流IX を積分器20から切り離すためにスイッチ18を開く。これは図2Aのブロック 40に示されている。次いで、コントローラ12は(スイッチ14、18は開い たままで)スイッチ16を閉じて小さな基準電流ISを供給することで小さな電 荷パケットを取り除き、積分器20から残りの全ての電荷を取り除く。これによ り、積分器20に蓄積された電荷が漸次減少する。小さな基準電流ISは期間tS だけ積分器20へ供給され、積分器20の出力が下限値に達するまでの期間tS の間、小さな電荷パケットが積分器20から取り除かれる。これで積分サイクリ は完了する。これは、図2Aのブロック42、44、46に示されている。 出力部26は、定数レジスタ48、調整レジスタ50、マルチプ レクサ52、演算論理装置(ALU)54、およびデータレジスタ56を含む。 レジスタ48、50には、電流IL、ISの所望の比率に応じた値が格納される。 好ましい実施形態の一例では、電流ILの大きさは電流ISの32倍である。した がって、レジスタ48には値“32”が格納され、レジスタ50には値“1”が 格納される。コントローラ12は、スイッチ14、16、18を制御するとき、 出力部26も操作する。データレジスタ56には最初は“0”がセットされる。 そして、コントローラ12がスイッチ14を閉じる各クロック周期ごとに、定数 レジスタ48に格納された値がマルチプレクサ52により選択されてALU54 へ送出される。次いで、コントローラ12はALU54に対して、データレジス タ56に現在格納されている値に、レジスタ48から供給された値を加算する旨 の信号を送出する。 さらに、コントローラ12は、スイッチ16を閉じる各クロック周期ごとに、 調整レジスタ50に格納されている値をマルチプレクサ52で選択させてALU 54へ送出させる。次いで、コントローラ12は、調整レジスタ50から出力さ れた値を、データレジスタ56に現在格納されている値に加算させる信号をAL U54へ送出する。 したがって、時間tX、tSが経過して積分サイクルが完了した時点では、デー タレジスタ56には、それぞれ各スイッチ14、16が閉じている間のクロック 周期の数を示す値が記憶されること になる。この値は、積分器20から取り除かれた電荷量を示し、したがって可変 電流IXの大きさを代表する。 さらに具体的にいえば、可変電流IXによって積分器20に蓄えられた電荷は 次式で表される。 q=IX・tX …式3 電流IL,ISによって積分器20から取り除かれた総電荷量もまた、可変電流 IXによって積分器20に蓄えられた電荷量と等しくなるはずである。したがっ て、 IX・tX=IL(tL1+tL2+tL3)+IS・tS …式4 各クロック周期がtCLKで表されるとすると、 tX =nX ・tCLK L1=nL1・tCLK L2=nL2・tCLK L3=nL3・tCLK S =nS ・tCLK ここで、nXはIXが積分器20へ供給されるクロック周期 (tCLK)の数、nSはISが積分器20へ供給されるクロック周期(tCLK)の数 であり、またnL1、nL2、nL3は、それぞれ期間tL1、tL2、tL3のクロック周 期(tCLK)の数である。従って、 IXXCLK =ILCLK(nL1+nL2+nL3)+ISCLKS …式5 そして、 IXX=IL(tL1+tL2+tL3)+ISS …式6 ここで、nL1+nL2+nL3=nLと置き、このnLを、ILが積分器20へ供給 される期間のクロック周期(tCLK)の総数とすれば、 IX=(ILL+ISS)/nX …式7 ここで、IL=32IS、最小デジタル値(例えば、デジタル値の“1”)=tCLK ・ISと仮定し、ILとISとの比が正確に予定値に等しい(例えば、ILが正 確に32ISと等しい)と仮定すれば、A/D変換器10からは、図3のカーブ に示したように、連続したデジタル出力曲線が得られ、例えば、nL、nSおよび デジ タル出力値の関係は次のようになる。 すなわち、積分サイクル中に、大きな基準電流ILは1クロック期間だけ供給 され、小さな基準電流ISは31クロック期間だけ供給されたとすれば、IL=3 2ISなのでデジタル出力値は63となる。さらに、大きな基準電流ILが2クロ ック期間だけ供給され、小さな基準電流ISが0クロック期間だけ供給されたと すれば、デジタル出力値は64となる。これは期待通りの動作である。 3.変換中に生ずる誤差 ILとISとの比が厳密には所望値ではないとすると、非直線性や差分誤差がA /D変換器の出力に生じる。このような誤差が生じると出力が不連続となって非 常に問題となる。 例えば、小さな基準電流ISが期待された本来の値よりも10%大きいと仮定 する。この結果、積分器20に蓄積された残りの電荷を期間tSの間に放電させ るためのクロックサイクル数が本来の期待値よりも少なく(本来の値以下に)な る。例えば、次のようなデジタル出力値が得られる。 すなわち、大きな基準電流ILは1クロック期間だけ供給され、積分器20に 蓄積された残りの電荷を取り除くための小さな基準電流ISは28クロック期間 しか供給されない。したがって、デジタル出力値は60となる。しかしながら、 積分サイクルの間に大きな基準電流ILが2クロック期間だけ供給されれば、積 分器20に蓄積された残りの電荷を取り除くための小さな基準電流ISは0クロ ック期間だけ供給される。すなわち、ISが供給される必要はない。したがって 、デジタル値は64に飛ぶ。この不連続性は図4において曲線Aで示される。こ のような4ステップの飛び越しがあると、A/D変換器10からはデジタル値6 1、62、63は得られないことになる。 その他の例として、例えば、小さな基準電流ISが所望値よりも10%小さい と仮定する。この結果、積分器20に蓄積されている電荷を積分期間の最後に取 り除くために供給されるISのクロックサイクル数は本来よりも多く(本来の値 以上に)なる。例えば、次のようなデジタル出力値が得られる。 すなわち、大きな基準電流ILは1クロック期間だけ供給され、積分器20に 蓄積された残りの電荷を取り除くための小さな基準電流ISは34クロック期間 だけ供給される。この結果、デジタル出力値は66となる。しかしながら、積分 サイクルの間に大きな基準電流ILが2クロック期間だけ供給されれば、積分器 20に蓄積されている残りの電荷を取り除くための小さな基準電流ISは0クロ ック期間だけ供給される。この結果、デジタル出力値は64となる。この不連続 出力は、図4において曲線Bで示される。本質的に、入力されるアナログ値が大 きいと、A/D変換器のデジタル値はステップ状に減少する。図4において曲線 A,Bで示されている誤差は、分離したり補償することが難しいので非常に問題 となる。 4.変換器10の調整 本発明によれば、電流IL、ISの比は、もはや所望値である必要はない。むし ろ、本発明は、電流IL、ISの実際の比を測定する装置を備えている。実際の比 は、後続のA/D変換の過程で使用される。本発明で実施される調整技術は、図 5A,5B,5Cを参照することにより最も良く理解することができる。 比較器22,24に上限値および下限値をセットした後、スイッ チ14,16,18は、積分器20が下限値を出力するようにコントローラ12 によって制御される。これは図5Aのブロック58に示されている。次いで、コ ントローラ12はスイッチ14,16を開いてスイッチ18を閉じ、積分器20 へ可変電流IXを供給する。可変電流IXは積分器20によって期間tXだけ積分 される。これは図5Aのブロック60に示され、かつ図5Bにも示されている。 期間tXが経過すると、M個の大きな電荷パケットが、大きな基準電流ILを用い て積分器20から取り除かれる。すなわち、コントローラ12はMクロック期間 だけスイッチ18を開いてスイッチ14を閉じる。これは図5Aのブロック62 に示され、かつ図5Bでは期間tL1として示されている。したがって、期間tL1 はtCLKのM倍と一致する。 次いで、コントローラ12はスイッチ14を開いてスイッチ16を閉じ、積分 器20へ小さな基準電流ISを供給する。この小さな基準電流ISを用いて、積分 器20の出力が、比較器24の反転入力端子に供給されている下限値を下回るま で、積分器20から小さな電荷パケットが取り除かれる。すなわち、コントロー ラ12は、積分器20から残りの電荷を取り除くのに十分なクロック期間だけス イッチ16が閉じられるようにこれを制御する。これは図5Aのブロック64, 66に示され、かつ図5Bでは期間tS1として示されている。 これが完了すると、コントローラ12は,積分器20が再び下限 値を出力するようにスイッチ14,16,18を制御する。これは図5Aのブロ ック68に示されている。 可変電流IXが期間tXだけ積分される。これは図5Aのブロック70に示され ており、かつ図5Cでは期間tXとして示されている。 次いで、コントローラ12は、N個の大きな電荷パケットを積分器20に蓄積 されている電荷から取り除くために、スイッチ18を開いてスイッチ14を閉じ 、大きな基準電流ILを積分器20へ供給する。NはMと異なり、望ましくはM よりも小さい。Nクロック期間が経過すると(その結果、積分器20に蓄積され ている電荷からN個の大きな電荷パケットが取り除かれている)、コントローラ 12は、積分器20に蓄積されている電荷の中から小さな電荷パケットを取り除 くために、スイッチ14を開いてスイッチ16を閉じ、小さな基準電流ISを積 分器20へ供給する。スイッチ16は、積分器20から所望量の電荷を取り除く のに必要なクロック期間の数だけ閉じられる。これは図5Aのブロック74,7 6に開示され、かつ図5Cでは期間tS2として示されている。積分器20の出力 が下限値に戻ると調整動作は完了する。これは図5Aのブロック78に示されて いる。 本質的に、調整サイクルでは、積分器20は最初に所望のレベルまで充電され 、蓄積された電荷は基準電流IL,ISが供給されることで取り除かれる。次いで 、積分器20は再び正確に同じレベル まで充電され、蓄積された電荷は再び基準電流IL,ISによって取り除かれる。 しかしながら、基準電流IL,ISを再び供給する際には、最初の積分時とは異な った数のクロック期間が用いられる。この情報を用いて、コントローラ12は基 準電流IL,ISの正確な比を以下のように決定する。 最も関心のある電荷量は、図5B,5Cでは符号Qで表されている。この電荷 量は、最初は期間tL1−tL2だけ大きな基準電流ILを利用して積分器20から 取り除かれる。同じ電荷量Qが、小さな基準電流ISを利用しても取り除かれて いる。しかしながら、電荷量Qを取り除くためには期間tS2−tS1が必要であっ た。したがって、 Q=IL(tL1−tL2) …式8 Q=IS(tS2−tS1) …式9 したがって IL(tL1−tL2)=IS(tS2-tS1) …式10 すなわち IL/IS=(tS2−tS1)/(tL1−tL2) …式11 全ての期間tL1,tL2,tS2,tS1はコントローラ12にとって既知なので、 IL,ISの正確な比が測定でき、続いて実行される変換で利用される。例えば、 IL,ISの実際の比が32対1ではなく32対1.1であると、定数レジスタ4 8には値32が格納され、調整レジスタ50には値1.1が格納される。好まし い実施形態では、調整レジスタ50は30ビットのレジスタであり、小数点以下 にも多くの桁を有する。したがって、IL,ISの正確な比を得ることができ、続 いて実行される変換で利用される。 本発明による調整技術は異なった多くの方法によっても実現できる。本発明の 調整技術の第2実施形態を図6A,6Bに示す。図6Aにおいて、積分器20は 最初に可変電流IXを期間tXだけ積分する。次いで、積分器20へ電流ILを期 間tLだけ供給することによって、積分器20から電荷が取り除かれる。最後に 、積分器20へ基準電流ISを期間tS1だけ供給することによって、積分器20 に残っている電荷が取り除かれる。 次いで、積分器20には可変電流IXが期間tXだけ供給されて電荷が再び蓄積 される。次いで、小さな基準電流ISを積分器20へ期間tS2だけ供給すること によって、全ての電荷が積分器20から取り除かれる。大きな電流ILを期間tL だけ供給することによって積分器20から最初に取除かれる電荷量Qは、小さな 電流IS を期間(tS2−tS1)だけ供給することによって積分器20から取除かれる電荷 量Qと同じである。したがって、 ILL=IS(tS2−tS1) …式12 そして IL/IS=(tS2−tS1)/tL …式13 したがって、IL,ISの正確な比が求められてレジスタ48,50へ格納され 、続いて実行されるA/D変換で利用される。 本発明の調整技術のさらに他の実施形態を図7A,7Bに示す。図7Aでは、 スイッチ18が閉じられて可変電流IXが積分器20へ供給されている間に、コ ントローラ12はスイッチ14を期間tL1、tL2の2回閉じ、積分器20へ大き な基準電流ILを2回供給する。次いで、積分期間tXの終了後、積分器20に蓄 積された電荷は、スイッチ14,18を開いてスイッチ16を閉じることによっ て、小さな基準電流ISを期間tS1だけ供給することにより取り除かれる。 図7Bでは、可変電流IXが期間tXだけ積分器20へ再び供給され、この間、 大きな基準電流ILは、期間tL3の1回だけ供給される。可変電流IXの積分器期 間はいずれの場合も同じ(共にtX) なので、電流IL、ISが供給されている間に取り除かれる電荷量も同じになる。 しかしながら、各電流IL、ISが積分器20へ供給される時間は図7A,7Bで 異なっている。したがって IL(tL1+tL2)+ISS1=ILtL3+ISS2 …式14 したがって IL(tL1+tL2)/IS+tS1=ILtL3/IS+tS2 …式15 そして、 IL(tL1+tL2)/IS−ILtL3/IS=tS2−tS1 …式16 IL(tL1+tL2−tL3)/IS=tS2−tS1 …式17 したがって、 IL/IS=(tS2−tS1)/(tL1+tL2−tL3) …式18 したがって同様に、IL,ISの正確な関係を知ることができ、後続のA/D変 換器で利用することができる。 論理回路では割り算が問題となるので、上記した式は、後続のA/D変換で使 用される調整定数を生成するために、他の手段を用いて解くことができる。例え ば、 1クロック期間CLKだけ供給されるISに割り当てられるデジタル値をDS(例 えば、DS=1)、1クロック期間tCLKだけ供給されるILに割り当てられるデ ジタル値をDL(例えば、DL=32)とすると、仮にIL/ISが名目上32であ れば、DL/DSも名目上は32である。DSの名目上の値は調整レジスタに格納 され、以下の関係に基づいて補正または更新される。 DS’=DS・IS/ISNOM …式19 ここで、DS’は補正または更新された後のDSであり、ISNOMはISの名目上 の値である。 ここで、 dL=DL・ΔtL/tCLK S=DS・ΔtS/tCLK とする。ただし、 ΔtL=tL1+tL2−tL3 ΔtS=tS2−tS1 である。これらを式18に代入すると、 IL/IS=ΔtS/ΔtL =(dS/DS)/(dL/DL) =(DL/DS)・(dS/dL) …式20 したがって IS=IL・(DS/DL)・(dL/dS) …式21 式19に代入すると、 DS’=DSS/ISNOM =DS(IL/ISNOM)(DS/DL)(dL/dS) …式22 一般的な近似式を用いると、(X−Y)/Xが“1”よりも十分に小さければ 、X/Yは1+(X−Y)/Xとほぼ等しい。 …式23 式23は、IL,IS間の相対誤差が20%以下であれば、式22において成立 するので、式22内のdL/dSを書き直すと次 式が得られる DS’= DS(IL/ISNOM)(DS/DL){1+(dL−dS)/dL} …式24 ここで、(IL/ISNOM)(DS/DL)はほぼ“1”なので、 DS’=DS+(DS/dL)(dL−dS) …式25 dLおよびDSが2の累乗として表されると、割り算を行うことなく、以下のよ うな簡単な式を用いて、足し算、引き算および桁移動(すなわち、2の累乗によ る掛け算や割り算)だけで補償が行えるようになる。 DS’=DS+2-K・(dL−dS) …式26 近似や簡略化によって僅かに誤差が生じることがある。しかしながら、このよ うな方式を繰り返し適用すれば、このような誤差は基本的に消去される。例えば 、このような繰り返しは、DSの古い値と更新された値との差が無視できる程度 になるか、あるいは閾値を下回るまで継続される。 期間dL−dSは、調整の最初の段階ではIL,ISの各クロック期間ごとにDL ,DSによってカウンタをそれぞれインクリメントし、調整の次の段階では、IL ,ISの各クロック期間ごとに、それぞれDL,DSによって前記カウンタをデク リメントすることによって計算できる。したがって、図7A,7BのtL1,tL2 が1クロックパルスを表し、tS1が50クロックパルスを表すと仮定すると、図 7Aに示された内容が実行された後では、カウンタの総カウント数は114(す なわち、32+32+50)になるであろう。次いで、図7Bに示された部分の 間では、同じ値がデクリメントされる。各カウンタ内のカウント値の差によって 誤差(IL,ISの実際の比と所望の比との差)が生じる。例えば、図7BのtS2 が80カウントであると、図7Bに示された例での総カウント数は112(すな わち、32+80)になる。したがって、誤差は2になるであろう。この誤差は 、補償されたDS(D’S)を演算するために、kビットだけ右へシフトされてDS に加算される。補償されたDSは、後続のA/D変換および調整で利用される。 これらの実施形態では、大小の電流源IL,ISが任意数のクロック期間だけ積 分器に接続されることができる。しかしながら、大きな電流源ILを最短でも8 クロック期間は接続し、一方、小さな電流源ISを最短でも1クロック期間は接 続すれば、良好に機能することが確認できた。ILの大きさはISの32倍である ことが望ましい。したがって、大きな電流源ILは積分器に最短でも8クロ ック期間は接続され、小さな電流源ISは最短でも1クロック期間は接続される ので、電流IL,ISが作用する最短期間の比は256対1(8×32:1)とな る。 図1に示した変換器10は論理演算回路54を用いているが、カウンタ、およ び可変電流が積分器20へ供給される間のクロックパルスを前記カウンタに計数 させるための周辺論理回路を用いても同じ結果が得られることになる。 さらに、図1に示したA/D変換器10は電流源IL,IS,IXを具備してい るが、予定の抵抗値を示す抵抗の両端の電圧を用いたり、切換式の容量を用いた りしても同様の効果が得られる。 さらに、ISに対するILの比を決定するための割り算は、普通の簡単な足算や 引算を繰り返すことによっても実現できる。 さらに、コントローラ12は、各スイッチや出力部26に接続される制御ライ ン上に適宜の順序でステップ(step)を発生させるために準備されたステートマシ ーン(state machine)やステートマシーンロジックを一般的には含んでいる。こ のようなステートマシーンは、コントローラ12の積分機能として、ソフトウエ ア的に構成されるか、あるいは独立した論理回路として構成される。 本発明の調整技術は、実際の比の平均値を得るために多数回繰り返され得るこ とに注意すべきである。実際の比の平均値は、精度を改善するために、後続のA /D変換で利用される。 調整工程は、温度やドリフトの影響を除去するために必要とされ る頻度で繰り返されることができる。 本発明の技術は製造工程においても実行されることができる。調整技術の結果 を利用すれば、電流源を製造時に調整することができ、または抵抗の抵抗値を所 望の正確な比が得られるようにすることができる。 図8は、トランスミッタ100内で用いられるA/D変換器10のブロック図 である。トランスミッタ100はさらに、入力回路102、マイクロプロセッサ 104、クロック源106、メモリ108、電力分配回路110、および入出力 回路112を含んでいる。トランスミッタ100は、温度,圧力,差圧流量,p Hあるいはその他の種々のプロセス制御パラメータ等の、未知のパラメータを検 知するセンサ114に接続されている。トランスミッタ100はまた、電流ルー プ116を介して遠隔操作室118と接続されている。図8では、遠隔操作室1 18は抵抗Rおよび電圧源Vで表されている。 動作時には、センサ114は所望のパラメータを検知し、検知したパラメータ を代表する検知信号を入力回路102へ供給する。好ましい実施形態では、入力 回路102は、例えばバッファ、レベルシフタ、あるいはアンプのような信号調 整回路である。入力回路102は、調整済みの出力信号をA/D変換器10へ供 給する。圧力トランスミッタでは、センサは一般的にはトランスミッタハウジン グ内に設置されることに注意すべきであり、図8ではセンサ 114´として破線で示されている。流量トランスミッタや多くの温度トランス ミッタでは、センサはトランスミッタハウジング外にあり、図ではセンサ114 として示されている。本発明では、いずれの場合も考慮されている。 A/D変換器10は、入力回路102から供給される調整済みの出力信号を、 上記と同様にしてデジタル信号に変換する。デジタル信号はマイクロプロセッサ 104へ供給される。好ましい実施形態では、マイクロプロセッサ104はクロ ック源106およびメモリ108と接続される。クロック源106はマイクロプ ロセッサ104にタイミングを指示し、メモリ108は、トランスミッタ100 が動作している間にマイクロプロセッサ104によってアクセスされるプログラ ム命令および他の情報を供給する。 マイクロプロセッサ104は、センサ114内で繰り返し発生する既知の誤差 を含んでA/D変換器10から供給されるデジタル検知信号を補償し、補償され た出力信号をI/O(入出力)回路112へ供給する。好ましい実施形態では、 I/O回路112は4−20mAの電流を、補償された出力の関数としてループ 116上に出力する。あるいは回路112は、補償された出力を代表するデジタ ル信号をループ116へ出力する。 電力分配回路110は、トランスミッタ100内の他の電気回路部を付勢する ための調整された電圧出力VSを供給する。電力分配回路110は、コントロー ラ118によって付勢される。 本発明のA/D変換器10は、トランスミッタ100のようなトランスミッタ 内で使用されるのに特に適している。このような多くのトランスミッタでは高精 度および高分解能が要求される。したがって、A/D変換器10によってもたら される精度の改善が、そのような装置の利用を促進する。 外部電力源によって完全に付勢されるトランスミッタ100のようなトランス ミッタ内では電力需要が非常に重要である。A/D変換器10は、いかなる調整 回路も追加することなく正確に調整されるので、トランスミッタ100の消費電 力はA/D変換器10によっては増加せず、必要とする電力の問題を悪化させる ことがない。したがって、A/D変換器10はトランスミッタ100内の装備に 好適である。 ここでは、本発明を好ましい実施形態を参照して説明したが、当業者には、発 明の精神および範囲から逸脱することなく、形式および細部において変更を行う ことができることを認識できるであろう。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.電荷蓄積部、ならびに第1および第2の基準電荷をそれぞれ発生する第1お よび第2の基準電荷転送回路を備えたA/D変換器の調整方法において、 第1蓄積期間において、第1の量の電荷を電荷蓄積部へ蓄積し、 電荷蓄積部の蓄積電荷が閾値に達するまで、第1および第2の基準電荷転送回 路からの第1および第2の基準電荷を、それぞれ第1および第2の期間だけ電荷 蓄積部へ供給して、電荷蓄積部から蓄積電荷を取り除き、 第2蓄積期間において、第2の量の電荷を電荷蓄積部へ蓄積し、 電荷蓄積部の蓄積電荷が前記閾値に達するまで、第1および第2の基準電荷転 送回路からの第1および第2の基準電荷を、それぞれ第3および第4の期間だけ 供給して、電荷蓄積部から蓄積電荷を取り除き、 第1および第2の基準電荷転送回路の相対的な大きさを、第1の量および第2 の量の電荷の大きさ、ならびに第1,第2,第3,第4の期間中における第1お よび第2の基準電荷転送回路の利用状況に基づいて求めるA/D変換器の調整方 法。 2.前記電荷蓄積部は積分器を含み、第1および第2の基準電荷転送回路は、そ れぞれ第1および第2の基準電流を供給する基準電流回路を含み、 ある電荷量の蓄積では、積分器へ充電電流を積分期間だけ供給し、 第1の期間における第1の基準電流の供給は、充電期間中に第1の基準電流を 複数期間供給することを含む請求項1のA/D変換器の調整方法。 3.第3の期間は実質的にゼロである請求項1のA/D変換器の調整方法。 4.第2の期間は実質的にゼロである請求項1のA/D変換器の調整方法。 5.A/D変換は、決定された相対的な大きさに基づいて実行される請求項1の A/D変換器の調整方法。 6.蓄積および取り除き処理を複数回実行し、 平均期間を得るために、第1および第2の基準電流が供給される各期間の平均 を求め、 平均期間に基づいて相対的な大きさを決定する請求項1のA/D変換器の調整 方法。 7.前記期間は、積分器に供給される電荷パケット数に基づいて決定される請求 項1のA/D変換器の調整方法。 8.前記電荷の第1の量および第2の量は実質的に等しく、(第1の期間≠第3 の期間)および(第2の期間≠第4の期間)の少なくとも一方の関係が成立する 請求項1のA/D変換器の調整方法。 9.第1,第2,第3および第4の期間ならびに第1および第2蓄積期間の少な くとも2つの少なくとも一部は同時に発生する請求項1のA/D変換器の調整方 法。 10.第1,第2,第3および第4の期間ならびに第1および第2の蓄積期間の 少なくとも1つは断続的であり、複数の期間を含む請求項1のA/D変換器の調 整方法。 11.積分器、ならびに第1および第2の基準電流をそれぞれ供給する第1およ び第2の基準電流回路を備えたA/D変換器の調整方法において、 充電電流によって積分器に電荷を蓄積するために、充電期間中に積分器へ充電 電流を供給し、 積分器から電荷を取り除くために、第1の基準電流を第1の期間だけ積分器へ 供給し、 積分器から電荷を取り除くために、第2の基準電流を第2の期間だけ積分器へ 供給し、積分器に蓄積された電荷が閾値に達するまで、第1および第2の基準電 流の一方を利用して積分器から電荷を取り除き、 前記充電期間だけ前記充電電流を積分器へ再供給し、 第2の基準電流を、第2の期間とは異なる第3の期間だけ供給することによっ て積分器から電荷を取り除き、 第2の基準電流の大きさに対する第1の基準電流の大きさを決定するA/D変 換器の調整方法。 12.A/D変換器の調整方法において、 電流を第1の期間だけ積分して積分器に電荷を蓄積し、 積分器に蓄積された電荷が閾値に達するまで、第1の大きさの第 1の電荷パケットおよび第2の大きさの第2の電荷パケットを共に第1の数だけ 使用して積分器から電荷を取り除き、 前記電流を前記第1の期間だけ積分して積分器に電荷を蓄積し、 第1の電荷パケットの第1の数とは異なる第2の数の第1の電荷パケット、お よび第2の数の第2の電荷パケットを使用して積分器から電荷を取り除き、 第1および第2の電荷パケットの大きさに関する両者の相対関係を、使用され た電荷パケットの第1および第2の数に基づいて決定するA/D変換器の調整方 法。 13.決定された相対関係に基づいてA/D変換を実行する工程を更に具備した 請求項12のA/D変換器の調整方法。 14.A/D変換器を具備したトランスミッタにおいて、前記A/D変換器は、 電荷蓄積部と、 第1の極性の第1の基準電荷を電荷蓄積部へ供給する第1基準電荷供給手段と 、 第1の極性の第2の基準電荷を電荷蓄積部へ供給する第2基準電荷供給手段と 、 第2の極性の第3の電荷を電荷蓄積部へ供給する第3電荷供給手段と、 第1および第2基準電荷供給手段ならびに第3電荷供給手段を電荷蓄積部へ作 動的に接続させるスイッチ手段と、 前記スイッチ手段に接続されており、電荷蓄積部へ第1の量の電荷を蓄積する ように第3電荷供給手段を電荷蓄積部に選択的に接続し、かつ第1の量の電荷を 取り除くように第1および第2基準電荷供給手段を電荷蓄積部に選択的に接続す るように前記スイッチ手段を動作させるコントローラと、 前記コントローラに接続され、電荷供給手段を電荷蓄積部へ選択的に接続する コントローラの制御下で、第1および第2の基準電荷供給手段の相対関係を表す 出力を発生する調整器とを具備し、前記コントローラは、A/D変換が前記相対 関係に基づいて実行されるように前記調整機を制御する、A/D変換器を具備し たトランスミッタ。 15.前記第1および第2基準電荷供給手段は、第1および第2の基準電流をそ れぞれ供給する第1および第2の電流源を含む請求項14のA/D変換器を具備 したトランスミッタ。 16.前記相対関係は第1および第2の基準電流の一方と他方との比であり、前 記調整器は前記の比を表す出力を供給し、コントローラは、クロックパルスを有 するクロック信号を供給するクロック源を含み、第3の電荷供給手段は第3の電 流源で構成される請求項15のA/D変換器を具備したトランスミッタ。 17.前記電荷蓄積部は積分器で構成され、 前記コントローラは、第1の量の電荷を蓄積するために、第3の電流源が積分 器へ接続されるようにスイッチ手段を制御し、かつ第 1の量の電荷を取り除くために、第1および第2の電流源を、それぞれ第1およ び第2の数のクロックパルスn1,n2の期間だけ積分器へ接続するようにスイッ チ手段を制御し、さらに、 前記コントローラは、積分器に電荷を第1の量まで再充電するために、第3の 電流源が再接続されるようにスイッチ手段を制御し、第1の量の電荷を取り除く ために、第1および第2の電流源を、それぞれ第3および第4の数のクロックパ ルスn3,n4の期間だけ積分器へ接続するようにスイッチ手段を制御し、 その際、n1はn2とは異なり、n3はn4とは異なる請求項16のA/D変換器 を具備したトランスミッタ。 18.前記調整器は、 第1,第2,第3、第4のクロックパルス数n1,n2,n3,n4を示す出力を 供給するカウンタを含み 前記調整器は、クロックパルス数n1,n2,n3,n4に基づいて、比を示す出 力を供給する請求項17のA/D変換器を具備したトランスミッタ。
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