JPH1050502A - 抵抗器およびその製造方法 - Google Patents

抵抗器およびその製造方法

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JPH1050502A
JPH1050502A JP8205649A JP20564996A JPH1050502A JP H1050502 A JPH1050502 A JP H1050502A JP 8205649 A JP8205649 A JP 8205649A JP 20564996 A JP20564996 A JP 20564996A JP H1050502 A JPH1050502 A JP H1050502A
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layer
resistor
substrate
electrode layer
upper electrode
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JP8205649A
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Hiroyuki Yamada
博之 山田
Mitsunari Nakatani
光成 中谷
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 廃棄物を削減し、かつ安価に抵抗器およびそ
の製造方法を製造することを目的とする。 【解決手段】 縦方向および横方向に設けた分割溝5
1,52を有するシート状基板54を用い、基板54の
上面に横方向の分割溝52を跨いで上面電極層55を形
成し、シート状基板54の上面全体に薄膜抵抗体層56
を形成し、縦方向の分割溝51内の薄膜抵抗体層50を
除去して抵抗体層58を形成し、横方向に並ぶ複数の抵
抗体層58を縦方向の分割溝51を跨ぎ連続して覆うよ
うに保護層60を形成するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種電子回路に使
用される薄膜タイプの抵抗器およびその製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器の小型化に伴い、回路基
板に使用される電子部品に対しても実装密度を上げるた
め、ますます小形化への要求が高まっている。抵抗器に
対しても、電子回路の無調整化のため、小形かつ抵抗値
許容差の高精度な抵抗器への要求が高まってきている。
【0003】以下、従来の抵抗器およびその製造方法に
ついて、図面を参照しながら説明する。
【0004】図6は従来の抵抗器の斜視図、図7は同断
面図である。図において、1は96%アルミナを含有し
てなる基板である。2,3は基板1の上面または下面の
側部に設けられたAu等からなる一対の上面電極層また
は下面電極層である。4は基板1の上面に上面電極層2
と電気的に接続するように設けられたNiCr等の薄膜
からなる抵抗体層である。5は抵抗体層4の上面に設け
られた熱硬化性の樹脂等からなる保護膜で、基板1の上
面の上面電極層2と隣合う側端まで設けないものであ
る。6は基板1の側面に少なくとも上面電極層2と下面
電極層3と電気的に接続するように設けられた一対の側
面電極層である。7は少なくとも側面電極層6を覆うよ
うに設けられたNiめっき層である。8は少なくともN
iめっき層7を覆うように設けられたはんだめっき層で
ある。
【0005】以上のように構成された従来の抵抗器につ
いて、以下にその製造方法を図面を参照しながら説明す
る。
【0006】図8〜図10は従来の抵抗器の製造方法を
示す工程図である。まず、図8(a)に示すように、縦
方向および横方向に分割溝11,12を有する96%ア
ルミナを含有してなるシート基板13の横方向分割溝を
跨ぐように複数対の上面電極層14を形成する。
【0007】次に、図8(b)に示すように、上面電極
層14(本図では、図示せず)を形成した基板13全体
にスパッタ工法等によりNiCr等からなる薄膜の全面
抵抗体層15を形成する。
【0008】次に、図8(c)に示すように全面抵抗体
層15をLSI等で一般的に行われているフォトリソ法
により、所望の抵抗体パターンとした抵抗体層16を形
成し、この抵抗体層16を安定な膜にするために、約3
00〜400℃の温度で熱処理を行う。
【0009】次に、図9(a)に示すように抵抗体層1
6の抵抗値を所定の値に修正するためにレーザートリミ
ング等によりトリミング溝17を施して抵抗値修正を行
う。
【0010】次に、図9(b)に示すように、抵抗値を
修正した抵抗体層16を保護するために、熱硬化性の樹
脂による保護膜18を形成する。この時、保護膜18
は、縦方向分割溝11に接するまで設けないものであ
る。
【0011】次に、シート基板13の横方向分割溝12
を分割して、図10(a)に示すように、短冊基板19
に一次分割する。
【0012】次に、図10(b)に示すように、短冊基
板19の長手方向の側面に、上面電極層14(本図で
は、図示せず)および/または抵抗体層16と電気的に
接続するようにスパッタ等により、側面電極層20を形
成する。
【0013】最後に、図10(c)に示すように、短冊
基板19を縦方向分割溝11で二次分割して、個片状の
基板21として、必要に応じてはんだ付け時の信頼性の
確保のため電極めっき22を形成して、従来の抵抗器を
形成していた。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の抵抗器およびその製造方法では、所望の抵抗体パタ
ーンとするため抵抗体層16の形成をフォトリソ法で行
うため、製造工程が煩雑で、またレジスト液、エッチィ
ング液、現像液等の各種廃棄物が排出されるため、環境
保護面での課題を有していた。
【0015】本発明は、上記従来の課題を解決するた
め、製造工程から排出される各種廃棄物をなくし、かつ
簡単な工程により形成することで、安価な抵抗器および
その製造方法を提供することを目的とするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、抵抗体層を覆うとともに上面電極層と隣合
う基板の側端部まで保護層を設けるものである。
【0017】また、本発明の製造方法は、抵抗体層を除
去した基板の端部まで覆うように保護層を形成するもの
である。
【0018】また、本発明の製造方法は、基板の上面の
複数の抵抗体層と上面電極層を形成していない分割溝を
跨いで連続して覆うように保護層を形成するものであ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、基板と、前記基板の上面の側部に設けられた一対の
上面電極層と、前記上面電極層を跨ぐように設けられた
抵抗体層と、前記抵抗体層を覆うとともに前記上面電極
層と隣合う前記基板の側端部まで設けられた保護層と、
前記基板の側面に前記上面電極層と電気的に接続された
一対の側面電極層とからなるものである。
【0020】また、請求項2に記載の発明は、基板の上
面の側部に一対の上面電極層を形成し、次に前記基板の
上面全体に抵抗体層を形成し、次に前記基板の前記抵抗
体層のうち前記基板の上面電極層と隣合う前記抵抗体層
を除去し、次に前記抵抗体層を覆うとともに前記抵抗体
層を除去した前記基板の側端部まで覆うように保護層を
形成し、次に前記基板の側面に前記上面電極層と電気的
に接続するように一対の側面電極層を形成してなるもの
である。
【0021】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
記載の発明に、基板上面電極層と隣合う抵抗体層を除去
し、さらに抵抗値を調整するために前記上面電極層間の
抵抗体層の一部を除去するものである。
【0022】また、請求項4に記載の発明は、縦方向お
よび横方向に一定間隔の分割溝を有する基板の上面のい
ずれか一方の分割溝を跨ぐように上面電極層を形成する
工程と、次に前記基板の上面の全体に抵抗体層を形成す
る工程と、次に前記基板の少なくとも前記上面電極層を
形成していない分割溝内の前記抵抗体層を除去する工程
と、次に前記基板上面の複数の前記抵抗体層と前記上面
電極層を形成していない分割溝を跨いで連続して覆うよ
うに保護層を形成する工程とを含有してなるものであ
る。
【0023】また、請求項5に記載の発明は、請求項4
に記載の発明に、基板上の分割溝と同時に加工形成した
認識部を有し、前記認識部を基準に分割溝内の抵抗体層
を除去し、前記認識部を基準に抵抗値を調整するために
抵抗体層の一部を除去するものである請求項4記載の抵
抗器の製造方法。
【0024】また、請求項6に記載の発明は、請求項5
に記載の発明に分割用溝内の抵抗体層の除去と、上面電
極層間の薄膜抵抗体層の抵抗値を調整するために薄膜抵
抗体層の一部の除去を同一のレーザーにより行うもので
ある。
【0025】(実施の形態1)以下、本発明の実施の形
態1における抵抗器およびその製造方法について、図面
を参照しながら説明する。
【0026】図1は本発明の実施の形態1における抵抗
器の斜視図、図2は同断面図である。
【0027】図において、31は96%アルミナを含有
してなる基板である。32,33は基板31の上面また
は下面の側部に設けられたAu系の薄膜からなる一対の
上面電極層または下面電極層である。34は基板31の
上面に設けられ上面電極層32と電気的に接続するよう
に設けられたNiCr系の薄膜からなる抵抗体層であ
る。35は抵抗体層34の上面に設けられたエポキシ系
の樹脂等からなる保護層で、基板31の上面の上面電極
層32と隣合う端部まで設けられているものである。3
6は基板31の側面に上面電極層32および/または抵
抗体層34、および下面電極層33と電気的に接続する
ように設けられたNiCr系等の薄膜からなる側面電極
層である。37,38は必要に応じてはんだ付け時の信
頼性等の確保のために設けられたNiめっき層、はんだ
めっき層である。
【0028】以上のように構成された本発明の一実施の
形態における抵抗器について、以下にその製造方法を図
面を参照しながら説明する。
【0029】図3は本発明の実施の形態1における抵抗
器の製造方法を示す工程図である。まず、図3(a)に
示すように、耐熱性および絶縁性に優れた96%アルミ
ナを含有してなる基板41の上面および下面の側部に、
Auを主成分とする金属有機物等からなる電極ペースト
をスクリーン印刷・乾燥し、金属有機物等からなる電極
ペーストの有機成分だけを飛ばし、金属成分だけを基板
41上に焼き付けるために、ベルト式連続焼成炉によっ
て約850℃の温度で、45分のプロファイルによって
焼成し、上面電極層42および下面電極層(図示せず)
を同時に形成する。
【0030】次に、図3(b)に示すように、上面電極
層42を形成した基板41の上面全体にNiCrの全面
抵抗体層43をスパッタ工法により形成し、全面抵抗体
層43を安定な膜にするために、約300〜400℃の
雰囲気中で熱処理を行う。
【0031】次に、図3(c)に示すように、基板41
の上面の上面電極層42と隣合う側端の抵抗体層43を
レーザーにより除去し、所望の抵抗体層44を形成す
る。この時、レーザーの加工条件は、YAGレーザー
で、100mm/s、10kHz、2W、スポット径1
50μmに設定したものである。
【0032】次に、図3(d)に示すように抵抗体層4
3の抵抗値を所定の値に修正するためにレーザートリミ
ング等により、トリミング溝45を施して抵抗値修正を
行う。この際、抵抗値測定用のトリミングプローブは、
抵抗体層43の下層に形成した上面電極層42上にセッ
トし、トリミングは、複数本のストレートカットするサ
ーペンタインカット法により、トリミングした。
【0033】次に、図3(e)に示すように、トリミン
グ溝45を施して抵抗値修正抵抗体層43(本図では、
図示せず)を保護するために、エポキシ系の樹脂ペース
トを上面電極層42と隣合う基板41の側端までスクリ
ーン印刷し、約200℃、30分の条件で熱硬化して保
護層46を形成する。この時、保護層46の印刷パター
ンは、上面電極層43と隣合う基板41の側端までを連
続して覆うように設計したので、従来のように個々の抵
抗体層に対して個々の保護層を印刷パターンで形成する
と、印刷時に横方向へズレた場合、抵抗体層を覆いきれ
ないという不良が発生しやすいが、本発明の実施の形態
1の方法によればこの不良に対して課題は少なくなる。
【0034】次に、図3(f)に示すように、基板41
の側面に上面電極層42および/または抵抗体層44と
下面電極層(図示せず)とをつなぐように、スパッタ工
法によりNiCr等の薄膜等からなる側面電極層47を
形成する。
【0035】最後に、必要に応じて露出している上面電
極層42と下面電極層(図示せず)と側面電極層47の
はんだ付け時の電極食われの防止およびはんだ付け時の
信頼性の確保のため、電気めっきによって、Niめっき
層(図示せず)、はんだめっき層(図示せず)と形成し
て、抵抗器を製造するものである。
【0036】以上のように構成、製造された本発明の実
施の形態1における抵抗器は、抵抗体パターン形成法と
してフォトリソ法を採用せず、一般的なレーザー加工法
を採用することで、製造工程が簡素化でき、フォトリソ
法で排出されるレジスト液、エッチィング液、現像液等
の各種廃棄物がなくなり、環境保護面での効果が得られ
るものである。
【0037】(実施の形態2)以下、本発明の実施の形
態2における抵抗器およびその製造方法について、図面
を参照しながら説明する。
【0038】ここで、本実施の形態の抵抗器は、実施の
形態1の抵抗器と同様であるので、説明は省略する。
【0039】図4、図5は本発明の実施の形態2におけ
る抵抗器の製造方法を示す工程図である。
【0040】まず、図4(a)に示すように表面に後工
程で短冊状および個片状に分割するために設けた複数の
縦方向および横方向の分割溝51,52を有するととも
に対向する上面の側部に認識用孔53を備えた耐熱性お
よび絶縁性に優れた96%アルミナを含有してなるシー
ト状基板54の上面および下面の横方向の分割溝52を
跨ぐようにAu等を主成分とする金属有機物等からなる
電極ペーストをスクリーン印刷・乾燥した後、金属有機
物の有機成分を飛ばすために、ベルト式連続焼成炉によ
って約850℃で約45分のプロファイルによって焼成
し、薄膜からなる上面電極層55と下面電極層(図示せ
ず)を同時に形成する。
【0041】次に、図4(b)に示すように、上面電極
層55(本図では図示せず)を形成してなるシート状基
板54の上面にスパッタ工法によりNiCr等を着膜
し、膜を安定させるために約300〜400℃で熱処理
して薄膜からなる薄膜抵抗体層56を形成する。
【0042】次に、図4(c)に示すように、シート状
の基板54の認識用孔53を位置基準として、約100
mm/s、約10kHz、約2W、スポット径約150
μmに設定したYAGレーザーで縦方向の分割溝51内
およびその近傍を除去し、抵抗体層58を形成する。
【0043】次に、図4(d)に示すように、抵抗体層
58の抵抗値を所定の値に修正するために、前工程で用
いた同一のYAGレーザーでシート状基板54の認識用
孔53を基準としてトリミング溝59を施してトリミン
グを行う。この時、抵抗値測定用のトリミングプローブ
は、上面電極層55上にセットし、トリミングは、サー
ペンタインカット法(複数本のストレートカット)とす
ることにより、低い抵抗値から高い抵抗値まで自在に調
整することができる。また、レーザートリミングの位置
基準は、前工程のレーザースクライブと同様に認識用孔
53としたことにより、前工程と本工程とを同一位置基
準で加工するため、ズレが生じない。
【0044】次に、図5(a)に示すように、抵抗値修
正済みの抵抗体層58を保護するために、横方向に並ぶ
複数の抵抗体層58を縦方向の分割溝51を跨ぎ連続し
て覆うようにエポキシ系の樹脂ペーストをスクリーン印
刷し、約200℃で約30分の条件で熱硬化して保護層
60を形成する。この際従来のように個々の抵抗体層に
対して個々の保護層の印刷パターンを形成すると、印刷
時に横方向へズレた場合、抵抗体層を覆いきれないとい
う課題が発生しやすいが、実施の形態2によればこの課
題は少なくなる。
【0045】次に、図5(b)に示すように、シート状
基板54の横方向の分割溝52で分割し、後述する側面
電極層を形成するための準備工程として、短冊状基板6
1に一次分割をする。
【0046】次に、図5(c)に示すように、短冊状基
板61の側面の長手方向に上面電極層55と下面電極層
(図示せず)とを電気的に接続するように、スパッタ工
法によりNiCr等の薄膜からなる側面電極層62を形
成する。
【0047】最後に、図5(d)に示すように、露出し
ている側面電極層62にめっきを施すための準備工程と
して、短冊状基板61を個片状の基板63に分割する二
次分割を行い、露出している上面電極層55、下面電極
層(図示せず)と側面電極層62とのはんだ付け時の電
極食われの防止およびはんだ付け時の信頼性の確保のた
め、必要により電気めっきによって、Niめっき層(図
示せず)を中間層とし、はんだめっき層(図示せず)を
最外層として形成して、抵抗器を製造するものである。
【0048】以上のように構成、製造された本発明の実
施の形態2における抵抗器は、抵抗体層を形成する方法
として、フォトリソ法を採用せず、レーザーにより形成
することで、製造工程が簡素化できるとともに、フォト
リソ法で排出されるレジスト液、エッチィング液、現像
液等の各種廃棄物がなくなり、環境保護面で有効であ
る。
【0049】なお、実施の形態2において、分割溝を有
する基板を使用したが、分割溝のないアルミナ基板を使
用し、例えば炭酸ガスレーザーにより分割用の溝の加工
を行うような場合でも良い。
【0050】また、金属有機物電極ペーストを用いて上
面電極層および下面電極層を形成したが、これは製造材
料および方法を制限するものではなく、薄膜抵抗体層と
同様のスパッタ法およびフォトリソ法でも良い。
【0051】また、シート状基板に認識用穴を設けたも
のを使用したが、表裏を貫通する穴に限定されるもので
はなく、例えば分割溝を使用しても良く、位置基準にな
るものであれば良い。
【0052】
【発明の効果】以上のように本発明は、抵抗体層を形成
する方法としてフォトリソ法でなく、レーザーにより製
造することにより、製造工程が簡素化できるとともに、
フォトリソ法で排出されるレジスト液、エッチィング
液、現像液等の各種廃棄物がなくなり、環境保護面での
有益な効果が得られるものである。
【0053】また、クリーンルーム、排水処理施設等の
高価な設備投資も不要になる。さらに、認識用孔を有す
るシート状の基板を用いたため、従来よりも位置合わせ
精度に優れかつ抵抗体層の形成できる面積を広くとるこ
とができるので、特に1005サイズのような微小サイ
ズの抵抗器に対して有効であるとともに、広い抵抗値範
囲をカバーすることができるという有利な効果が得られ
る。
【0054】さらに、保護層の印刷パターンを縦方向の
分割溝を跨ぎ横方向の抵抗体層を連続して覆うため、横
方向の印刷ズレを考慮する必要がなくなり、上記効果と
の相乗作用で、より抵抗体層を形成できる面積を広くと
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における抵抗器の斜視図
【図2】同断面図
【図3】同抵抗器の製造方法を示す工程図
【図4】本発明の実施の形態2における抵抗器の製造方
法を示す工程図
【図5】同製造方法を示す工程図
【図6】従来の抵抗器の斜視図
【図7】同断面図
【図8】同製造方法を示す工程図
【図9】同製造方法を示す工程図
【図10】同製造方法を示す工程図
【符号の説明】
31 基板 32 上面電極層 33 下面電極層 34 抵抗体層 35 保護層 36 側面電極層 51 縦方向の分割溝 52 横方向の分割溝 53 認識用孔 54 シート状基板 55 上面電極層 58 抵抗体層 60 保護層 62 側面電極層 63 基板

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と、前記基板の上面の側部に設けら
    れた一対の上面電極層と、前記上面電極層を跨ぐように
    設けられた抵抗体層と、前記抵抗体層を覆うとともに前
    記上面電極層と隣合う前記基板の側端部まで設けられた
    保護層と、前記基板の側面に前記上面電極層と電気的に
    接続された一対の側面電極層とからなる抵抗器。
  2. 【請求項2】 基板の上面の側部に一対の上面電極層を
    形成し、次に前記基板の上面全体に抵抗体層を形成し、
    次に前記基板の前記抵抗体層のうち前記基板の上面電極
    層と隣合う前記抵抗体層を除去し、次に前記抵抗体層を
    覆うとともに前記抵抗体層を除去した前記基板の側端部
    まで覆うように保護層を形成し、次に前記基板の側面に
    前記上面電極層と電気的に接続するように一対の側面電
    極層を形成してなる抵抗器の製造方法。
  3. 【請求項3】 基板上面電極層と隣合う抵抗体層を除去
    し、さらに抵抗値を調整するために前記上面電極層間の
    抵抗体層の一部を除去する請求項1記載の抵抗器の製造
    方法。
  4. 【請求項4】 縦方向および横方向に一定間隔の分割溝
    を有する基板の上面のいずれか一方の分割溝を跨ぐよう
    に上面電極層を形成する工程と、次に前記基板の上面の
    全体に抵抗体層を形成する工程と、次に前記基板の少な
    くとも前記上面電極層を形成していない分割溝内の前記
    抵抗体層を除去する工程と、次に前記基板上面の複数の
    前記抵抗体層と前記上面電極層を形成していない分割溝
    を跨いで連続して覆うように保護層を形成する工程とを
    含有してなる抵抗器の製造方法。
  5. 【請求項5】 基板上の分割溝と同時に加工形成した認
    識部を有し、前記認識部を基準に分割溝内の抵抗体層を
    除去し、前記認識部を基準に抵抗値を調整するために抵
    抗体層の一部を除去する請求項4記載の抵抗器の製造方
    法。
  6. 【請求項6】 分割用溝内の抵抗体層の除去と、上面電
    極層間の薄膜抵抗体層の抵抗値を調整するために薄膜抵
    抗体層の一部の除去を同一のレーザーにより行う請求項
    5記載の抵抗器の製造方法。
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