JPH1050424A - コネクタとその製造方法 - Google Patents

コネクタとその製造方法

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JPH1050424A
JPH1050424A JP10051597A JP10051597A JPH1050424A JP H1050424 A JPH1050424 A JP H1050424A JP 10051597 A JP10051597 A JP 10051597A JP 10051597 A JP10051597 A JP 10051597A JP H1050424 A JPH1050424 A JP H1050424A
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JP
Japan
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connector
terminal
insulator
jack
shoulder
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JP10051597A
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English (en)
Inventor
Katsuro Nakamura
克郎 中村
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Nagano Fujitsu Component Ltd
Original Assignee
Nagano Fujitsu Component Ltd
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  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数のコネクタ端子が絶縁体に固着されてな
るコネクタに関し、コネクタ端子の絶縁体への固着時に
発生し易い外部接続端子の倒れや変形を抑制して回路基
板への実装工数の削減を図る。 【構成】 一端が相手側コネクタに接続する板状のコン
タクトで該コンタクトに続く絶縁体固着部から先が該絶
縁体固着部幅方向片側に縮幅された外部接続端子である
複数のコネクタ端子が、該外部接続端子形成時に生ずる
肩部での押圧治具による押圧で該絶縁体に固着されてな
るコネクタであって、絶縁体112 に固着される前記コネ
クタ端子211 を、前記肩部 211b の絶縁体固着部 111c
幅方向中心線Lと対応する位置に押圧治具 15 の側に突
出する突起 211a を備えて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複数のコネクタ端子
が絶縁体に圧入固着されてなるコネクタに係り、特にコ
ネクタ端子の絶縁体への圧入固着時に発生し易い外部接
続端子側の倒れや変形を抑制して回路基板への実装工数
の削減を図ったコネクタとその製造方法に関する。
【0002】近年のコネクタ分野では電子装置としての
小型化や低価格化等の要求に対応させるため、絶縁体に
複数のコネクタ端子を圧入して固着した状態で回路基板
に実装する技術が実用化されている。
【0003】そしてコネクタ端子を絶縁体に圧入して固
着する際に該コネクタ端子にかかる応力によって外部接
続端子側に曲がりや変形が発生することが多く、回路基
板への実装時に該曲がりや変形が生じた外部接続端子側
を修整する必要があるため実装工数が増大して生産性の
向上が阻害されていることからその対応が強く望まれて
いる。
【0004】
【従来の技術】コネクタが4列のコネクタ端子をジグザ
グの千鳥状に配置したジャックコネクタである場合を例
として示す図6は従来のジャックコネクタ構成例を説明
する図であり、図7は図6のジャックコネクタの製造方
法を説明する図、図8は問題点を説明する図である。
【0005】図6でジャックコネクタ11は、複数のジ
ャック端子111と該各ジャック端子111を4列の所
定位置に圧入して固着させる絶縁体112とで構成され
ている。
【0006】この内、上記のジャック端子111は抽出
して拡大視した円内図に示す如く、一端が図示されない
プラグコネクタのプラグ端子をその両面での押圧で接続
し得るように二股の舌片111aを対向させたジャック
コンタクト111bで、該コンタクト111bに繋がる
絶縁体固着部111cから先が幅方向片側に寄せて縮幅
化された外部接続端子111dに形成されているもので
あり、該外部接続端子111dは直状に形成されてい
る。
【0007】なお上述した絶縁体固着部111cの幅方
向両側には上記絶縁体112に固着せしめるためのバル
ジ111c′が突出して設けられている。一方絶縁体1
12は、板状の端子配置域112aの長手方向両側に図
示回路基板1に固定するための基板取付け部112bが
基板取付け側に突出して形成されているものであるが、
該基板取付け部112bには基板取付け用の取付け孔1
12cが穿孔されている。
【0008】そして上記端子配置域112aには、上記
ジャック端子111をジャックコンタクト側から挿入し
たときにその絶縁体固着部111cでの圧入で該各端子
111が固着し得る大きさの絶縁体端子孔(以下文中で
は単に端子孔とする)112dが所定ピッチpの4列で
且つ列ごとに半ピッチずつ列方向にずれた状態のジグザ
グ状に形成されている。
【0009】そこで、上記ジャック端子111を該絶縁
体112の各端子孔112dにジャックコンタクト側か
ら挿入して固着させることで、図に示すジャックコネク
タ11を構成することができる。
【0010】一方回路基板1には、該ジャックコネクタ
11の各外部接続端子111dと対応するそれぞれの位
置に、該端子111dが貫通し得る貫通孔1aが図示さ
れない回路パターンと繋がった状態で形成されており、
更に該各貫通孔1aで上記ジャックコネク11を位置決
めしたときの該コネクタ11の上記取付け孔112cと
対応する位置には、該コネクタ固定用のねじ孔1bが形
成されている。
【0011】従って、上記ジャックコネクタ11を矢印
Aのように該回路基板1に搭載し図示されないねじで該
コネクタ11を該基板1に固定した後、通称のはんだリ
フロー技術等で両者をはんだ接続することで、該コネク
タ11を回路基板1に実装することができる。
【0012】かかるジャックコネクタ11の製造方法を
説明する図7で、(7−1)はジャック端子挿入時の状
態を示し、また(7−2)はジャック端子圧入固定時の
状態を示した図である。
【0013】図の(7−1)で、112は図6で説明し
た絶縁体である。一方絶縁体112の各端子孔112d
に固着されるジャック端子111は、例えば帯状素材を
連続したプレス打ち抜き成形工程等で形成したものであ
り、連結部材111′にピッチpで櫛刃状に繋がれた該
端子111を連結部材近傍での直角折り曲げで該連結部
材面と直交するようにしたものである。
【0014】そこで該連結部材111′に櫛刃状に繋が
れた各ジャック端子111を、それぞれの絶縁体固着部
111cのバルジ111c′が当接するまで例えば先ず
回路基板実装面側に一番近い1列目の端子孔列に矢印B
のように挿入することで、断面視した(7−2)に示す
状態にすることができる。
【0015】次いで、該各ジャック端子111の縮幅化
された外部接続端子111dを形成したときに生ずる肩
部111eに例えば断面が角形をなす押圧治具15を当
接させた状態で、該押圧治具15を矢印Cのようにジャ
ックコンタクト側に押圧移動することで、該各ジャック
端子111を一括して絶縁体112に固着させることが
できる。
【0016】しかる後に、各ジャック端子111の外部
接続端子111dの先端と対応する位置を図示されない
カッタ等で切断して連結部材111′を切除すること
で、該絶縁体112の回路基板実装面側に一番近い1列
目の端子孔列に該ジャック端子111を固着することが
できる。
【0017】以下、該絶縁体112の2列目以降の端子
孔列に上記同様の手段でジャック端子111を固着し
て、図6に示したコネクタ11を構成するようにしてい
る。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】かかるコネクタとその
製造方法では、複数のジャック端子111が列ごとに一
括して固着し得るメリットがある。
【0019】しかし、上記コネクタ1の製造方法では、
各ジャック端子111をそれぞれの幅方向中心線からず
れて位置する上述した肩部111eでの押圧で絶縁体1
12に固着しているため、該押圧時の押圧力によって外
部接続端子領域に曲げ応力がかかって該外部接続端子領
域に変形が生ずることがある。
【0020】問題点を示す図8で、(8−1)はジャッ
ク端子圧入時の状態を時系列的に示したものであり、ま
た(8−2)はコネクタとしての完成時の状態を示した
ものである。
【0021】すなわち図の(8−1)で、(イ)はジャ
ック端子111を絶縁体112の各端子孔112dに挿
入し図7で説明した押圧治具15を該端子111の肩部
111eに当接させた状態を示している。
【0022】そしてこの状態では各ジャック端子111
のバルジ111c′が上記端子孔112dの入口に位置
している。そこで上記押圧治具15を矢印Cのように押
圧すると該ジャック端子111が圧入されて(ロ)に示
す状態になるが、該押圧治具15が該端子111の幅方
向中心線からずれて位置する肩部111eを押圧するの
で、片側のバルジ111c′すなわち該肩部111e側
に位置するバルジ111c′-1に他方より先に圧入力が
かかり、結果的に外部接続端子111dが該肩部側に傾
く応力を受ける。
【0023】更に続く上記押圧治具15の押圧で該傾き
が消滅せず、結果的に(ハ)で示すように該外部接続端
子111dがジャックコンタクト111bに対して例え
ば“δ1 ”の角度に傾くこととなる。
【0024】そしてこの場合の外部接続端子111dの
領域での上記傾き“δ1 ”は、ジャック端子形成時のバ
ルジ111c′の位置や形状等の僅かなばらつきによっ
て変動すると同時に、2列目以降の各ジャック端子にも
同様に発生するので、コネクタ11として完成させたと
きの各外部接続端子111dが(8−2)に示す如く一
様に揃うことがなくなり、そのままでの図6で説明した
回路基板1の各貫通孔1aへの挿入が困難となる。
【0025】そこで、例えば各外部接続端子111dを
修整したり上記“δ1 ”の傾きを予め考慮してジャック
端子を形成する等の手段を講ずるようにしているが、前
者の修整には工数がかかると言う問題があり、また後者
の傾きを考慮したジャック端子の形成でも該端子形成時
の僅かなばらつきで該傾きが完全に抑制できず修整工数
を必要とする場合があると言う問題があった。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記課題は、一端が相手
側コネクタに接続する板状のコンタクトで該コンタクト
に続く絶縁体固着部から先が該絶縁体固着部幅方向片側
に縮幅された外部接続端子である複数のコネクタ端子
が、該外部接続端子形成時に生ずる肩部での押圧治具に
よる押圧で該絶縁体に固着されてなるコネクタであっ
て、前記コネクタ端子が、前記肩部の絶縁体固着部幅方
向中心線と対応する位置に前記押圧治具側に突出する突
起を備えているコネクタによって解決される。
【0027】また、一端が相手側コネクタに接続する板
状のコンタクトで該コンタクトに続く絶縁体固着部から
先が該絶縁体固着部幅方向片側に縮幅された外部接続端
子である複数のコネクタ端子が、該外部接続端子形成時
に生ずる肩部での押圧治具による押圧で該絶縁体に固着
されてなるコネクタの製造方法であって、前記コネクタ
端子の前記肩部の絶縁体固着部幅方向中心線と対応する
位置に、前記押圧治具側に突出する突起を形成する工程
と、コンタクト側を先端とする該コネクタ端子を、該コ
ネクタ端子の絶縁体固着部直前まで絶縁体端子孔に挿入
する工程と、絶縁体端子孔に挿入された該コネクタ端子
を上記押圧治具による肩部突起への押圧で該絶縁体に固
着する工程と、を含むコネクタの製造方法によって解決
される。
【0028】上述した各ジャック端子を幅方向中心線近
傍での押圧で絶縁体に固着せしめると、圧入時の応力が
上記中心線近傍に集中することから該押圧後の外部接続
端子領域における図8で説明した傾きをなくすことがで
きる。
【0029】そこで本発明では、上記ジャック端子の上
述した肩部の該端子幅方向中心線近傍に圧入時の応力が
かかるように、該肩部の端子幅方向中心線近傍に突起を
設けたり、該中心線近傍でのみ前記押圧治具と当接する
ように該ジャック端子を形成するようにしている。
【0030】このことは上述した押圧治具で該ジャック
端子を圧入するときの該端子にかかる押圧力が該端子幅
方向中心線近傍に集中して作用することを意味する。従
って絶縁体固着後の各外部接続端子の傾きが抑制でき
て、特別な修整工数をかける必要のないジャックコネク
タを容易に実現することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】図1は本発明になるコネクタの構
成例を説明する図であり、図2は図1のコネクタの製造
方法を説明する図である。
【0032】また図3は本発明になるコネクタの他の構
成例を説明する図であり、図4は図3のコネクタの製造
方法を説明する図、図5は本発明になるコネクタの第3
の構成例を説明する図である。
【0033】なお、図1ではいずれも図6で説明したジ
ャックコネクタ11に適用させる場合を例としているの
で、図6,図7と同じ対象部材や部位には同一の記号を
付すと共に重複する説明についてはそれを省略する。
【0034】図1で本発明になるジャックコネクタ21
は、本発明に係わる複数のジャック端子211と、該各
ジャック端子211を4列の所定位置に圧入して固着さ
せる図6で説明した絶縁体112とで構成されている。
【0035】そしてこの場合の該ジャック端子211
は、図6で説明したジャック端子111の肩部に外部接
続端子側に突出する突起211aを設けたものであり、
その他の領域は上記ジャック端子111と等しく形成さ
れているものである。
【0036】すなわち、該ジャック端子211は本発明
に係わる主要部を抽出して拡大視した円内図(a) に示す
如く、一端が二股の舌片111aを対向させたジャック
コンタクト111bで、該コンタクト111bに繋がる
絶縁体固着部111cから先が幅方向片側に寄せて縮幅
化された外部接続端子111dに形成されているが、該
外部接続端子形成時に生ずる肩部211bに該外部接続
端子側に突出する突起211aが形成されてなるもので
ある。
【0037】そして特に該突起211aは、例えば上記
ジャックコンタクト111bの全幅を“w”としたとき
に、該ジャックコンタクト111bの幅方向中心線L上
の位置換言すれば上記絶縁体固着部111cの片側辺か
ら“w/2”のところに先端が位置するように形成され
ている。
【0038】そこで、上記ジャック端子211を該絶縁
体112の各端子孔112dにジャックコンタクト側か
ら挿入した後、図7で説明した押圧治具15によって圧
入すると、該ジャック端子211が上記突起211aの
上記端子孔壁面への押圧で該絶縁体112に固着される
ので、該固着部領域を抽出して拡大視した円内図(b)に
示す状態にすることができる。
【0039】そしてこの場合には、該突起211a自体
がジャックコンタクト111bの中心線上に位置してい
るので、結果的に該ジャック端子211自体が中心線上
で押圧されることになり、外部接続端子としての傾きの
ないジャックコネクタ21を図示のように構成すること
ができる。
【0040】かかるジャックコネクタ21の製造方法を
説明する図2で、(2−1)はジャック端子挿入時の状
態を示し、また(2−2)はジャック端子挿入固着時の
状態を示した図である。
【0041】図の(2−1)で、112は図1と図6で
説明した絶縁体である。一方、該絶縁体112の各端子
孔112dに固着されるジャック端子211は、前記ジ
ャック端子111と同様に帯状素材を連続したプレス打
ち抜き成形工程で形成したものであり、連結部材21
1′に上記ジャック端子111と同様のピッチpで櫛刃
状に繋がれた該端子211を連結部近傍での直角折り曲
げで該連結部材面と直交するようにしたものである。
【0042】そこで、絶縁体112の回路基板実装面側
に一番近い1列目の端子孔列に、上記連結部材211′
に繋がれた各ジャック端子211をそれぞれの絶縁体固
着部111cが該端子孔開口部と当接するまで矢印Bの
ように挿入すると、断面視した(2−2)に示す状態に
することができる。
【0043】次いで、該各ジャック端子211の縮幅さ
れた上記外部接続端子211aを形成するときに生ずる
上記肩部211bに前記押圧治具15を当接させた状態
で、該押圧治具15を矢印Cのように押圧移動すること
で、該各ジャック端子211を一括して絶縁体112に
固着させることができる。
【0044】そしてこの場合の押圧治具15による各ジ
ャック端子211の押圧は、該肩部211bに設けた突
起211aを介するので該端子211自体が中心線上で
押圧されることになり、図1で説明したように外部接続
端子111dとしての傾きがない状態で該ジャック端子
211を固着させることができる。
【0045】以下、該絶縁体112の2列目以降の端子
列ごとに上記同様の手段でジャック端子211を固着す
ることで、図1に示したジャックコネクタ21を構成す
ることができる。
【0046】かかるジャックコネクタ21では、各ジャ
ック端子211の固着時点での該各ジャック端子211
としての傾きが抑制できるので、回路基板1に搭載する
ときの外部接続端子修整工数をなくすことができて回路
基板実装工数削減による生産性向上を期待することがで
きる。
【0047】本発明になるコネクタの他の構成例を説明
する図3でジャックコネクタ31は、本発明に係わる複
数のジャック端子311と、該各ジャック端子311を
4列の所定位置に圧入して固着させる図6で説明した絶
縁体112とで構成されている。
【0048】そしてこの場合の該ジャック端子311
は、図6で説明したジャック端子111の肩部と該肩部
側端辺との間を面取り状の円弧で繋げたものであり、そ
の他の領域は上記ジャック端子111と等しく形成され
ているものである。
【0049】すなわち該ジャック端子311は本発明に
係わる主要部を抽出して拡大視した図(a) に示す如く、
図6で説明したジャック端子111と同様に二股の舌片
111aを対向させたジャックコンタクト111bで、
該コンタクト111bに繋がる絶縁体固着部111cか
ら先が幅方向片側に縮幅された外部接続端子111dに
形成されているが、該外部接続端子形成時に生ずる肩部
311aと上記絶縁体固着部111cの肩部側端辺とが
面取り状円弧311bで繋がれて形成されているもので
ある。
【0050】そしてこの場合の該面取り状円弧311b
の肩部311aでの起点Pは、前記中心線Lからの隔た
り“W1”が該中心線Lから外部接続端子111dの肩部
側端辺111d′までの隔たり“W2”とほぼ等しくなる
ように設定されている。
【0051】そこで、上記ジャック端子311を該絶縁
体112の各端子孔112dにジャックコンタクト側か
ら挿入した後、図7で説明した押圧治具15の上記肩部
311aへの押圧移動することで、該固着部領域を抽出
して拡大視した図(b) に示す状態に固着することができ
る。
【0052】そしてこの場合には、上記肩部311a自
体が上述した中心線Lをほぼ中心とする領域にあるた
め、結果的に該ジャック端子311自体が中心線領域で
押圧されることになって外部接続端子としての傾きのな
いジャックコネクタ31を図示のように構成することが
できる。
【0053】かかるジャックコネクタ31の製造方法を
説明する図4で、(4−1)はジャック端子挿入時の状
態を示し、また(4−2)はジャック端子挿入固着時の
状態を示した図である。
【0054】図の(4−1)で、112は図1と図6で
説明した絶縁体である。一方、該絶縁体112の各端子
孔112dに固着されるジャック端子311は、図2で
説明したジャック端子211と同様に帯状素材を連続し
たプレス打ち抜き成形工程で形成したものであり、連結
部材311′に上記ジャック端子211と同様のピッチ
pで櫛刃状に繋がれた該端子311を連結部近傍での直
角折り曲げで該連結部材面と直交するようにしたもので
ある。
【0055】そこで、該連結部材311′に繋がれた該
各ジャック端子311を、それぞれの絶縁体固着部11
1cが当接するまで絶縁体112の回路基板実装面側に
一番近い1列目の端子孔列に矢印Bのように挿入して断
面視した(4−2)に示す状態にする。
【0056】次いで、該各ジャック端子311の上記肩
部311aに前記押圧治具15を当接させた状態で、該
押圧治具15を矢印Cのように押圧移動することで、該
各ジャック端子311を一括して絶縁体112に固着さ
せることができる。
【0057】そしてこの場合の押圧治具15による各ジ
ャック端子311の押圧は、上述した面取り状円弧31
1bを除く肩部311bで行われるので、図1で説明し
たように外部接続端子111dとしての傾きがない状態
で該ジャック端子311を固着させることができる。
【0058】以下、該絶縁体112の2列目以降の端子
列ごとに上記同様の手段でジャック端子311を固着す
ることで、図3に示したジャックコネクタ31を構成す
ることができる。
【0059】かかるジャックコネクタ31では、各ジャ
ック端子311と押圧治具15との当接域が図1で説明
したジャックコネクタ21の場合よりも大きいので、各
ジャック端子311としての傾きが上記ジャックコネク
タ21の場合よりも更に小さくできると共に、上記ジャ
ックコネクタ21における突起211aの変形や潰れに
伴う外部接続端子としての傾きも抑制できるメリットが
ある。
【0060】本発明になるコネクタの第三の構成例を説
明する図5でジャックコネクタ41は、本発明に係わる
複数のジャック端子411と、前記絶縁体112とで構
成されている。
【0061】そしてこの場合のジャック端子411は、
本発明に係わる主要部を抽出して拡大視した図(a) に示
す如く、図3で説明したジャック端子311における面
取り状円弧311bのみを凹の切欠け411aに変えた
ものであり、その他の領域は上記ジャック端子311と
等しく形成されているものである。
【0062】従って、上記ジャック端子311における
肩部311aが外部接続端子111dと繋がった状態で
突出することになる。そこで、上記ジャック端子411
を該絶縁体112の各端子孔112dに挿入した後に前
記押圧治具15を上記肩部311aへ押圧移動すること
で、該固着部領域を抽出して拡大視した図(b) に示す状
態に固着することができる。
【0063】そしてこの場合には、上記肩部311aが
図3のジャックコネクタ31と等しいので該ジャックコ
ネクタ31同様に外部接続端子としての傾きのないジャ
ックコネクタ41が構成できると同時に、ジャック端子
成形時の金型が上記ジャック端子311よりも容易に形
成できるメリットがある。
【0064】なお、上記の説明では端子列が4列の場合
を例としているが、該端子列は4列に限定されるもので
なく如何なる列数のコネクタに本発明を適用させても、
同等の効果がえられることは明らかである。
【0065】
【発明の効果】上述の如く本発明により、コネクタ端子
の絶縁体への圧入固着時に発生し易いコネクタ端子とし
ての傾きりを抑制して回路基板への実装工数の削減を図
ったコネクタとその製造方法を提供することができる。
【0066】なお上記説明ではコネクタが直状の外部接
続端子を持つジャックコネクタである場合を例としてい
るが、絶縁体固着部に続く領域が縮幅され且つ該縮幅に
よって生ずる肩部での押圧で絶縁体に固着させるように
構成されたコネクタであれば、縮幅された領域が如何な
る形状のコネクタでもまた該コネクタがプラグ端子を備
えたプラグコネクタの場合でも同等の効果を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明になるコネクタの構成例を説明する
図。
【図2】 図1のコネクタの製造方法を説明する図。
【図3】 本発明になるコネクタの他の構成例を説明す
る図。
【図4】 図3のコネクタの製造方法を説明する図。
【図5】 本発明になるコネクタの第3の構成例を説明
する図。
【図6】 従来のジャックコネクタ構成例を説明する
図。
【図7】 図6のジャックコネクタの製造方法を説明す
る図。
【図8】 問題点を説明する図。である。
【符号の説明】
15 押圧治具 21 ジャックコネクタ(コネクタ) 31 ジャックコネクタ(コネクタ) 41 ジャックコネクタ(コネクタ) 111a 舌片 111b ジャックコンタクト(コンタクト) 111c 絶縁体固着部 111c′,111c′−1,111c′−2 バル
ジ 111d 外部接続端子 111d′ 肩部側端辺 112 絶縁体 112d 絶縁体端子孔(端子孔) 211 ジャック端子 211′ 連結部材 211a 突起 211b 肩部 311 ジャック端子 311′ 連結部材 311a 肩部 311b 面取り状円弧 411 ジャック端子 411a 凹の切り欠け

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端が相手側コネクタに接続する板状の
    コンタクトで該コンタクトに続く絶縁体固着部から先が
    該絶縁体固着部幅方向片側に縮幅された外部接続端子で
    ある複数のコネクタ端子が、該外部接続端子形成時に生
    ずる肩部での押圧治具による押圧で該絶縁体に固着され
    てなるコネクタであって、 前記コネクタ端子が、前記肩部の絶縁体固着部幅方向中
    心線と対応する位置に前記押圧治具側に突出する突起を
    備えていることを特徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の前記コネクタ端子が、 該コネクタ端子の前記肩部と前記絶縁体固着部の該肩部
    側端辺とが該肩部の前記中心線対象領域を残す位置を起
    点とする面取り状円弧で繋がれて形成されていることを
    特徴とするコネクタ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の前記コネクタ端子が、 該コネクタ端子の前記肩部と前記絶縁体固着部の該肩部
    側端辺とが該肩部の前記中心線対象領域を残す凹の切り
    欠けを介して形成されていることを特徴とするコネク
    タ。
  4. 【請求項4】 一端が相手側コネクタに接続する板状の
    コンタクトで該コンタクトに続く絶縁体固着部から先が
    該絶縁体固着部幅方向片側に縮幅された外部接続端子で
    ある複数のコネクタ端子が、該外部接続端子形成時に生
    ずる肩部での押圧治具による押圧で該絶縁体に固着され
    てなるコネクタの製造方法であって、 前記コネクタ端子の前記肩部の絶縁体固着部幅方向中心
    線と対応する位置に、前記押圧治具側に突出する突起を
    形成する工程と、 コンタクト側を先端とする該コネクタ端子を、該コネク
    タ端子の絶縁体固着部直前まで絶縁体端子孔に挿入する
    工程と、 絶縁体端子孔に挿入された該コネクタ端子を上記押圧治
    具による肩部突起への押圧で該絶縁体に固着する工程
    と、 を含むことを特徴とするコネクタの製造方法。
JP10051597A 1996-05-29 1997-04-17 コネクタとその製造方法 Pending JPH1050424A (ja)

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