JP3099111B2 - リセプタクルコンタクトおよびリセプタクルコンタクトストリップ並びにリセプタクルコンタクトの製造方法 - Google Patents
リセプタクルコンタクトおよびリセプタクルコンタクトストリップ並びにリセプタクルコンタクトの製造方法Info
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- H01R13/115—U-shaped sockets having inwardly bent legs, e.g. spade type
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
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- H01R43/16—Apparatus or processes specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining, or repairing of line connectors or current collectors or for joining electric conductors for manufacturing contact members, e.g. by punching and by bending
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- Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は電気コネクタのリセプタ
クルコンタクトに係り、特に、狭いピッチで並列する場
合に好適なリセプタクルコンタクトおよびリセプタクル
コンタクトストリップ並びにリセプタクルコンタクトの
製造方法に関する。
クルコンタクトに係り、特に、狭いピッチで並列する場
合に好適なリセプタクルコンタクトおよびリセプタクル
コンタクトストリップ並びにリセプタクルコンタクトの
製造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、複数のリセプタクルコンタクトを
絶縁ハウジングに並列状態に装着して電気コネクタを製
造する場合、リセプタクルコンタクトは、キャリアスト
リップに並列状態で連続したリセプタクルコンタクトス
トリップの状態で取り扱われ、絶縁ハウジングに対して
は、複数のリセプタクルコンタクトを同時に装着するよ
うにしていた。リセプタクルコンタクトの構造は、図１
０、１１に５０で示したように、コンタクト片５１ａ、
５１ｂを互いに対向させて、対向間隙をプラグコンタク
トの嵌入部５２とするようにしている。図において、５
３はキャリアストリップで、切断用支持片５４を介して
リセプタクルコンタクト５０を連続させて、複数のリセ
プタクルコンタクト５０が並列状態で支持されたリセプ
タクルコンタクトストリップ５５の形態にできるように
している。また、このようなリセプタクルコンタクトス
トリップ５５を製造するには、図１２に示したように、
金属板を打抜いて、二つのコンタクト片５１ａと５１ｂ
が連結片５６を挟んで平行に並ぶような形状とされ、そ
の後、連結片５６とコンタクト片５１ａおよび５１ｂの
連続部分をそれぞれ直角に折曲して、図１０、１１に示
したようにコンタクト片５１ａ、５１ｂが対向するリセ
プタクルコンタクト５０に成形するようにしている。
絶縁ハウジングに並列状態に装着して電気コネクタを製
造する場合、リセプタクルコンタクトは、キャリアスト
リップに並列状態で連続したリセプタクルコンタクトス
トリップの状態で取り扱われ、絶縁ハウジングに対して
は、複数のリセプタクルコンタクトを同時に装着するよ
うにしていた。リセプタクルコンタクトの構造は、図１
０、１１に５０で示したように、コンタクト片５１ａ、
５１ｂを互いに対向させて、対向間隙をプラグコンタク
トの嵌入部５２とするようにしている。図において、５
３はキャリアストリップで、切断用支持片５４を介して
リセプタクルコンタクト５０を連続させて、複数のリセ
プタクルコンタクト５０が並列状態で支持されたリセプ
タクルコンタクトストリップ５５の形態にできるように
している。また、このようなリセプタクルコンタクトス
トリップ５５を製造するには、図１２に示したように、
金属板を打抜いて、二つのコンタクト片５１ａと５１ｂ
が連結片５６を挟んで平行に並ぶような形状とされ、そ
の後、連結片５６とコンタクト片５１ａおよび５１ｂの
連続部分をそれぞれ直角に折曲して、図１０、１１に示
したようにコンタクト片５１ａ、５１ｂが対向するリセ
プタクルコンタクト５０に成形するようにしている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前記のような従来技術
によれば、図１２においてＷで示した、コンタクト片５
１ａ、５１ｂが並列する部分の幅で、リセプタクルコン
タクトストリップ５５内で、リセプタクルコンタクト５
０が並列するピッチが決められ、このピッチを狭くする
ことが難しい問題点があった。この結果、リセプタクル
コンタクト５０が狭いピッチ（例えば２ｍｍピッチ）で
並列して装着される構造の電気コネクタを製造するよう
な場合には、リセプタクルコンタクトストリップ５５に
おけるリセプタクルコンタクト５０の並列ピッチを、電
気コネクタにおける並列ピッチの例えば２倍のピッチと
して製造し、絶縁ハウジングに対する、リセプタクルコ
ンタクトストリップ５５の形態のもとに行われるリセプ
タクルコンタクト５０の装着を、複数回に亘って繰り返
すようにしなければならなかった。このため、リセプタ
クルコンタクトストリップ５５の打抜き、成形、並びに
電気コネクタの組立の工数が多くなり、電気コネクタの
製造コストの低減が困難であった。
によれば、図１２においてＷで示した、コンタクト片５
１ａ、５１ｂが並列する部分の幅で、リセプタクルコン
タクトストリップ５５内で、リセプタクルコンタクト５
０が並列するピッチが決められ、このピッチを狭くする
ことが難しい問題点があった。この結果、リセプタクル
コンタクト５０が狭いピッチ（例えば２ｍｍピッチ）で
並列して装着される構造の電気コネクタを製造するよう
な場合には、リセプタクルコンタクトストリップ５５に
おけるリセプタクルコンタクト５０の並列ピッチを、電
気コネクタにおける並列ピッチの例えば２倍のピッチと
して製造し、絶縁ハウジングに対する、リセプタクルコ
ンタクトストリップ５５の形態のもとに行われるリセプ
タクルコンタクト５０の装着を、複数回に亘って繰り返
すようにしなければならなかった。このため、リセプタ
クルコンタクトストリップ５５の打抜き、成形、並びに
電気コネクタの組立の工数が多くなり、電気コネクタの
製造コストの低減が困難であった。
【０００４】本発明は斯かる問題点に鑑みてなされたも
ので、キャリアストリップに、狭いピッチで並列させる
ことができるリセプタクルコンタクトと、このリセプタ
クルコンタクトを並列させたリセプタクルコンタクトス
トリップ、並びに、前記リセプタクルコンタクトの製造
方法を提供することを目的としている。
ので、キャリアストリップに、狭いピッチで並列させる
ことができるリセプタクルコンタクトと、このリセプタ
クルコンタクトを並列させたリセプタクルコンタクトス
トリップ、並びに、前記リセプタクルコンタクトの製造
方法を提供することを目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記の目的のもとになさ
れた本発明は、リセプタクルコンタクトのコンタクト片
を親コンタクト片と、この親コンタクト片にクランク状
連結片を介して連続させた子コンタクト片で構成し、コ
ンタクト片の打ち抜き形態で制約されるリセプタクルコ
ンタクトの並列ピッチを狭くできるようにしたものであ
る。
れた本発明は、リセプタクルコンタクトのコンタクト片
を親コンタクト片と、この親コンタクト片にクランク状
連結片を介して連続させた子コンタクト片で構成し、コ
ンタクト片の打ち抜き形態で制約されるリセプタクルコ
ンタクトの並列ピッチを狭くできるようにしたものであ
る。
【０００６】即ち本発明は、コンタクト片を互いに対向
させて、対向間隙をプラグコンタクトの嵌入部とされる
リセプタクルコンタクトにおいて、前記コンタクト片
は、親コンタクト片と子コンタクト片で構成され、子コ
ンタクト片は、親コンタクト片の基部一側に連続し、親
コンタクト片の一側に沿って設けたクランク状連結片の
先端に連設されたものであり、前記クランク状連結片
は、親コンタクト片の基部と連続する第１短片と、第１
短片から連続して親コンタクト片に沿って延びる長片
と、この長片から連続する第２短片とでクランク状とさ
れ、前記第２短片が親コンタクト片の先端を越えて先方
に位置するように前記長片の長さが設定されたものであ
り、前記第２短片から親コンタクト片の延びる方向に連
設された子コンタクト片が親コンタクト片の基部方向に
折り返されていると共に、前記第２短片が略直角に折曲
され、また、第１短片が略直角に折曲されて、前記子コ
ンタクト片と親コンタクト片が対向し、プラグコンタク
トの嵌入部を形成していることを特徴とするリセプタク
ルコンタクトである。
させて、対向間隙をプラグコンタクトの嵌入部とされる
リセプタクルコンタクトにおいて、前記コンタクト片
は、親コンタクト片と子コンタクト片で構成され、子コ
ンタクト片は、親コンタクト片の基部一側に連続し、親
コンタクト片の一側に沿って設けたクランク状連結片の
先端に連設されたものであり、前記クランク状連結片
は、親コンタクト片の基部と連続する第１短片と、第１
短片から連続して親コンタクト片に沿って延びる長片
と、この長片から連続する第２短片とでクランク状とさ
れ、前記第２短片が親コンタクト片の先端を越えて先方
に位置するように前記長片の長さが設定されたものであ
り、前記第２短片から親コンタクト片の延びる方向に連
設された子コンタクト片が親コンタクト片の基部方向に
折り返されていると共に、前記第２短片が略直角に折曲
され、また、第１短片が略直角に折曲されて、前記子コ
ンタクト片と親コンタクト片が対向し、プラグコンタク
トの嵌入部を形成していることを特徴とするリセプタク
ルコンタクトである。
【０００７】また、前記のように構成したリセプタクル
コンタクトが、複数、一定のピッチで並列しており、並
列方向に延びるキャリアストリップに、各リセプタクル
コンタクトに連続させて設けられた切断用支持片を介し
て連続していることを特徴とするリセプタクルコンタク
トストリップである。
コンタクトが、複数、一定のピッチで並列しており、並
列方向に延びるキャリアストリップに、各リセプタクル
コンタクトに連続させて設けられた切断用支持片を介し
て連続していることを特徴とするリセプタクルコンタク
トストリップである。
【０００８】更に、前記のように構成したリセプタクル
コンタクトが、複数、一定のピッチで並列しており、並
列方向に延びるグランドプレートに、各リセプタクルコ
ンタクトの基部側が直接連続していることを特徴とする
リセプタクルコンタクトストリップである。
コンタクトが、複数、一定のピッチで並列しており、並
列方向に延びるグランドプレートに、各リセプタクルコ
ンタクトの基部側が直接連続していることを特徴とする
リセプタクルコンタクトストリップである。
【０００９】そして、リセプタクルコンタクトの製造方
法は、金属板を打抜いて二つのコンタクト片を形成した
後、打抜かれた金属板を成形して前記二つのコンタクト
片を互いに対向させて、プラグコンタクトの嵌入部を対
向間隙に形成するリセプタクルコンタクトの製造方法に
おいて、金属板の打抜き工程が、親コンタクト片に対
し、この親コンタクト片の基部一側に連続するクランク
状連結片であって、親コンタクト片の基部と連続する第
１短片と、第１短片から連続して親コンタクト片に沿っ
て延びる長片と、この長片から連続する第２短片でクラ
ンク状とされて、前記第２短片が親コンタクト片の先端
を越えて先方に位置するように前記長片の長さが設定さ
れたクランク状連結片が、前記長片が親コンタクト片と
略平行となるように連続し、更に、前記第２短片の側縁
から親コンタクト片と略平行の方向に子コンタクト片が
連続して延びる形状に金属板を打抜くようにし、打抜か
れた金属板の成形工程が、前記子コンタクト片を前記ク
ランク状連結片の第２短片側に折り返し、かつ、前記第
２短片を側面が長片の側面と略垂直となるように折曲す
ると共に、前記クランク状連結片の第１短片を折曲して
長片の側面と親コンタクト片の側面が略垂直となるよう
にして親コンタクト片と子コンタクト片を対向させるよ
うに成形することを特徴とするリセプタクルコンタクト
の製造方法である。
法は、金属板を打抜いて二つのコンタクト片を形成した
後、打抜かれた金属板を成形して前記二つのコンタクト
片を互いに対向させて、プラグコンタクトの嵌入部を対
向間隙に形成するリセプタクルコンタクトの製造方法に
おいて、金属板の打抜き工程が、親コンタクト片に対
し、この親コンタクト片の基部一側に連続するクランク
状連結片であって、親コンタクト片の基部と連続する第
１短片と、第１短片から連続して親コンタクト片に沿っ
て延びる長片と、この長片から連続する第２短片でクラ
ンク状とされて、前記第２短片が親コンタクト片の先端
を越えて先方に位置するように前記長片の長さが設定さ
れたクランク状連結片が、前記長片が親コンタクト片と
略平行となるように連続し、更に、前記第２短片の側縁
から親コンタクト片と略平行の方向に子コンタクト片が
連続して延びる形状に金属板を打抜くようにし、打抜か
れた金属板の成形工程が、前記子コンタクト片を前記ク
ランク状連結片の第２短片側に折り返し、かつ、前記第
２短片を側面が長片の側面と略垂直となるように折曲す
ると共に、前記クランク状連結片の第１短片を折曲して
長片の側面と親コンタクト片の側面が略垂直となるよう
にして親コンタクト片と子コンタクト片を対向させるよ
うに成形することを特徴とするリセプタクルコンタクト
の製造方法である。
【００１０】
【作用】本発明によれば、リセプタクルコンタクトの親
コンタクト片と子コンタクト片の構成によって、リセプ
タクルコンタクトストリップ内でリセプタクルコンタク
トを狭いピッチで並列させることを可能にする。また、
並列ピッチが狭いことから、狭いピッチの電気コネクタ
の製造においても、リセプタクルコンタクトの絶縁ハウ
ジングへの装着を１回で行うことを可能とする。この結
果、リセプタクルコンタクトをグランドプレートに直接
連続させた構造のリセプタクルコンタクトストリップの
構成も可能となる。
コンタクト片と子コンタクト片の構成によって、リセプ
タクルコンタクトストリップ内でリセプタクルコンタク
トを狭いピッチで並列させることを可能にする。また、
並列ピッチが狭いことから、狭いピッチの電気コネクタ
の製造においても、リセプタクルコンタクトの絶縁ハウ
ジングへの装着を１回で行うことを可能とする。この結
果、リセプタクルコンタクトをグランドプレートに直接
連続させた構造のリセプタクルコンタクトストリップの
構成も可能となる。
【００１１】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付の図を参照して
説明する。
説明する。
【００１２】図１に示したものが実施例のリセプタクル
コンタクト１である。親コンタクト片２と子コンタクト
片３とを備えており、互いに対向して相手側のプラグコ
ンタクト（図示していない）の嵌入部４が構成されてい
る。子コンタクト片３は、親コンタクト片２の一側に沿
って、かつ、側面を親コンタクト片２の側面と略垂直に
設けられているクランク状連結片５の先端部に連設して
設けられているもので、親コンタクト片２の基部方向に
折り返されて、前記嵌入部４が形成されている。図にお
いて、６は電気コネクタを構成する絶縁ハウジング（図
示していない）のコンタクト受入通路に挿入されて、コ
ンタクト受入通路の内壁に食い込んで係止するようにし
た係止板であり、親コンタクト片２の基部から細幅の接
続片７を介して連続している。係止板６には更に、ソル
ダーテール８が連設されている。
コンタクト１である。親コンタクト片２と子コンタクト
片３とを備えており、互いに対向して相手側のプラグコ
ンタクト（図示していない）の嵌入部４が構成されてい
る。子コンタクト片３は、親コンタクト片２の一側に沿
って、かつ、側面を親コンタクト片２の側面と略垂直に
設けられているクランク状連結片５の先端部に連設して
設けられているもので、親コンタクト片２の基部方向に
折り返されて、前記嵌入部４が形成されている。図にお
いて、６は電気コネクタを構成する絶縁ハウジング（図
示していない）のコンタクト受入通路に挿入されて、コ
ンタクト受入通路の内壁に食い込んで係止するようにし
た係止板であり、親コンタクト片２の基部から細幅の接
続片７を介して連続している。係止板６には更に、ソル
ダーテール８が連設されている。
【００１３】前記実施例のリセプタクルコンタクト１
は、薄い金属板を図２に示したように打ち抜いて、次い
で、親コンタクト片２と子コンタクト片３が互いに対向
するように成形して製造される。この打ち抜き形状は、
親コンタクト片２に対し、この親コンタクト片２の基部
一側に連続するようにクランク状連結片５を設ける。ク
ランク状連結片５は、親コンタクト片２の基部と連続す
る第１短片９と、第１短片９から連続して親コンタクト
片２に沿って延びる長片１０と、この長片１０から連続
する第２短片１１でクランク状としたもので、前記第２
短片１１が親コンタクト片２の先端を越えて先方に位置
するように前記長片１０の長さが設定されている。更
に、前記第２短片１１の側縁からは、親コンタクト片２
と略平行の方向に子コンタクト片３が連続して延びる形
状とする。図２において、１２は金属板の側縁に沿って
形成されたキャリアストリップであり、このキャリアス
トリップ１２から延びるＬ字状の切断用支持片１３が、
前記ソルダーテール８の基部８ａの部分に連続し、複数
のリセプタクルコンタクト１がキャリアストリップ１２
の延びる方向に一定の並列ピッチＰで並列するようにな
っている。このような打ち抜き形状、即ち、親コンタク
ト片２と子コンタクト片３とを打ち抜き時には隣接させ
ない形状で、かつ、クランク状連結片５を介して親コン
タクト片２と子コンタクト片３を連続させた形状とした
結果として、親コンタクト片２の並列ピッチＰをきわめ
て狭く（例えば２ｍｍ）打ち抜くことが可能となる。
は、薄い金属板を図２に示したように打ち抜いて、次い
で、親コンタクト片２と子コンタクト片３が互いに対向
するように成形して製造される。この打ち抜き形状は、
親コンタクト片２に対し、この親コンタクト片２の基部
一側に連続するようにクランク状連結片５を設ける。ク
ランク状連結片５は、親コンタクト片２の基部と連続す
る第１短片９と、第１短片９から連続して親コンタクト
片２に沿って延びる長片１０と、この長片１０から連続
する第２短片１１でクランク状としたもので、前記第２
短片１１が親コンタクト片２の先端を越えて先方に位置
するように前記長片１０の長さが設定されている。更
に、前記第２短片１１の側縁からは、親コンタクト片２
と略平行の方向に子コンタクト片３が連続して延びる形
状とする。図２において、１２は金属板の側縁に沿って
形成されたキャリアストリップであり、このキャリアス
トリップ１２から延びるＬ字状の切断用支持片１３が、
前記ソルダーテール８の基部８ａの部分に連続し、複数
のリセプタクルコンタクト１がキャリアストリップ１２
の延びる方向に一定の並列ピッチＰで並列するようにな
っている。このような打ち抜き形状、即ち、親コンタク
ト片２と子コンタクト片３とを打ち抜き時には隣接させ
ない形状で、かつ、クランク状連結片５を介して親コン
タクト片２と子コンタクト片３を連続させた形状とした
結果として、親コンタクト片２の並列ピッチＰをきわめ
て狭く（例えば２ｍｍ）打ち抜くことが可能となる。
【００１４】上記のように打ち抜いた金属板を図３以下
に示したように成形することによって、図１に示したリ
セプタクルコンタクト１が並列するリセプタクルコンタ
クトストリップ１４（図５乃至図８参照）となる。即
ち、子コンタクト片３をクランク状連結片５の第２短片
１１に重なるように折り返し（図３）、かつ、第２短片
１１を側面が長片１０の側面と略垂直となるように略直
角に折曲し（図４）、そして、クランク状連結片５の第
１短片９を略直角に折曲して、長片１０の側面が親コン
タクト片２の側面と略垂直となるようにする。このよう
な成形加工を経ることで、図５乃至図８に示したような
リセプタクルコンタクトストリップ１４が得られる。
に示したように成形することによって、図１に示したリ
セプタクルコンタクト１が並列するリセプタクルコンタ
クトストリップ１４（図５乃至図８参照）となる。即
ち、子コンタクト片３をクランク状連結片５の第２短片
１１に重なるように折り返し（図３）、かつ、第２短片
１１を側面が長片１０の側面と略垂直となるように略直
角に折曲し（図４）、そして、クランク状連結片５の第
１短片９を略直角に折曲して、長片１０の側面が親コン
タクト片２の側面と略垂直となるようにする。このよう
な成形加工を経ることで、図５乃至図８に示したような
リセプタクルコンタクトストリップ１４が得られる。
【００１５】リセプタクルコンタクトストリップ１４に
おけるリセプタクルコンタクト１の並列ピッチは、金属
板の打ち抜き工程における親コンタクト片２の並列ピッ
チＰと同一であり、きわめて狭いピッチ（例えば２ｍ
ｍ）とすることができる。この結果、狭いピッチの電気
コネクタを製造するに当たり、このリセプタクルコンタ
クトストリップ１４によれば、絶縁ハウジングに対して
１回の装着で電気コネクタを完成することが可能とな
る。一つの絶縁ハウジングに対して、複数のリセプタク
ルコンタクトストリップ１４を準備する必要は無く、一
つのリセプタクルコンタクトストリップ１４を準備すれ
ば良くなることから、必要な金属板材料を少なくできる
のみならず、打ち抜き、成形、更にはメッキ処理、絶縁
ハウジングに対する装着の全ての面で必要な作業工数を
低減することができ、電気コネクタの製造コストの低減
を図ることができる。
おけるリセプタクルコンタクト１の並列ピッチは、金属
板の打ち抜き工程における親コンタクト片２の並列ピッ
チＰと同一であり、きわめて狭いピッチ（例えば２ｍ
ｍ）とすることができる。この結果、狭いピッチの電気
コネクタを製造するに当たり、このリセプタクルコンタ
クトストリップ１４によれば、絶縁ハウジングに対して
１回の装着で電気コネクタを完成することが可能とな
る。一つの絶縁ハウジングに対して、複数のリセプタク
ルコンタクトストリップ１４を準備する必要は無く、一
つのリセプタクルコンタクトストリップ１４を準備すれ
ば良くなることから、必要な金属板材料を少なくできる
のみならず、打ち抜き、成形、更にはメッキ処理、絶縁
ハウジングに対する装着の全ての面で必要な作業工数を
低減することができ、電気コネクタの製造コストの低減
を図ることができる。
【００１６】リセプタクルコンタクト１を狭いピッチで
並列させ、絶縁ハウジングに対して一度の装着で電気コ
ネクタを完成することを可能にできることから、図９に
示したようなリセプタクルコンタクトストリップ１５を
製造して使用することも可能になる。このリセプタクル
コンタクトストリップ１５は、前記と同様に狭いピッチ
で並列させた複数のリセプタクルコンタクト１のそれぞ
れが、並列方向に延びるグランドプレート１６に接続片
１７を介して直接連続している構成のものである。前記
実施例における切断用支持片１３は設けられない。図に
おいて下の列に配置されたリセプタクルコンタクト１
（前記実施例のもの）を信号伝達用のコンタクトとして
使用し、上の列に配置されたリセプタクルコンタクト１
をグランドコンタクトとして使用できる、グランド機能
強化型の電気コネクタの構成が可能となる。
並列させ、絶縁ハウジングに対して一度の装着で電気コ
ネクタを完成することを可能にできることから、図９に
示したようなリセプタクルコンタクトストリップ１５を
製造して使用することも可能になる。このリセプタクル
コンタクトストリップ１５は、前記と同様に狭いピッチ
で並列させた複数のリセプタクルコンタクト１のそれぞ
れが、並列方向に延びるグランドプレート１６に接続片
１７を介して直接連続している構成のものである。前記
実施例における切断用支持片１３は設けられない。図に
おいて下の列に配置されたリセプタクルコンタクト１
（前記実施例のもの）を信号伝達用のコンタクトとして
使用し、上の列に配置されたリセプタクルコンタクト１
をグランドコンタクトとして使用できる、グランド機能
強化型の電気コネクタの構成が可能となる。
【００１７】
【発明の効果】以上に説明の通り、本発明によれば、リ
セプタクルコンタクトを狭いピッチで並列できる構造と
したので、狭いピッチの電気コネクタの製造コストを低
減できる効果がある。また、グランドプレートを備えた
リセプタクルコンタクトストリップを使用して、グラン
ド機能が強化され、かつ狭いピッチでリセプタクルコン
タクトが並列する電気コネクタの製造を少ないコストで
製造することが可能となる効果がある。
セプタクルコンタクトを狭いピッチで並列できる構造と
したので、狭いピッチの電気コネクタの製造コストを低
減できる効果がある。また、グランドプレートを備えた
リセプタクルコンタクトストリップを使用して、グラン
ド機能が強化され、かつ狭いピッチでリセプタクルコン
タクトが並列する電気コネクタの製造を少ないコストで
製造することが可能となる効果がある。
【図１】 本発明の実施例のリセプタクルコンタクト
の斜視図である。
の斜視図である。
【図２】 本発明の実施例のリセプタクルコンタクト
の製造における、金属板を打ち抜いた時点の一部平面図
である。
の製造における、金属板を打ち抜いた時点の一部平面図
である。
【図３】 打ち抜いた金属板の成形時点の、子コンタ
クト片を折り返すところの斜視図である。
クト片を折り返すところの斜視図である。
【図４】 同じく、クランク状連結片の第２短片を折
曲するところの斜視図である。
曲するところの斜視図である。
【図５】 成形を完了したリセプタクルコンタクトス
トリップの一部平面図である。
トリップの一部平面図である。
【図６】 同じく、リセプタクルコンタクトストリッ
プの一部正面図である。
プの一部正面図である。
【図７】 同じく、リセプタクルコンタクトストリッ
プの一部底面図である。
プの一部底面図である。
【図８】 同じく、リセプタクルコンタクトストリッ
プの一部側面図である。
プの一部側面図である。
【図９】 グランドプレートを備えたリセプタクルコ
ンタクトストリップの実施例の斜視図である。
ンタクトストリップの実施例の斜視図である。
【図１０】 従来のリセプタクルコンタクトストリップ
の一部平面図である。
の一部平面図である。
【図１１】 同じく、従来のリセプタクルコンタクトス
トリップの一部正面図である。
トリップの一部正面図である。
【図１２】 従来のリセプタクルコンタクトストリップ
の製造に当たり、金属板から打ち抜いた時点の一部平面
図である。
の製造に当たり、金属板から打ち抜いた時点の一部平面
図である。
１ リセプタクルコンタクト ２ 親コンタクト片 ３ 子コンタクト片 ４ 嵌入部 ５ クランク状連結片 ６ 係止板 ７ 接続片 ８ ソルダーテール ８ａ ソルダーテールの基部 ９ 第１短片 １０ 長片 １１ 第２短片 １２ キャリアストリップ １３ 切断用支持片 １４、１５ リセプタクルコンタクトストリップ １６ グランドプレート １７ 接続片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平７−45321（ＪＰ，Ａ) 特開 平８−124640（ＪＰ，Ａ) 特開 平５−190277（ＪＰ，Ａ) 特開 昭59−138081（ＪＰ，Ａ) 実開 昭58−376（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭59−59480（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H01R 13/11 H01R 43/16
Claims (4)
- 【請求項１】 コンタクト片２、３を互いに対向させ
て、対向間隙をプラグコンタクトの嵌入部４とされるリ
セプタクルコンタクト１において、 前記コンタクト片２、３は、親コンタクト片２と子コン
タクト片３で構成され、子コンタクト片３は、親コンタ
クト片２の基部一側に連続し、親コンタクト片２の一側
に沿って設けたクランク状連結片５の先端に連設された
ものであり、 前記クランク状連結片５は、親コンタクト片２の基部と
連続する第１短片９と、第１短片９から連続して親コン
タクト片２に沿って延びる長片１０と、この長片１０か
ら連続する第２短片１１とでクランク状とされ、前記第
２短片１１が親コンタクト片２の先端を越えて先方に位
置するように前記長片１０の長さが設定されたものであ
り、 前記第２短片１１から親コンタクト片２の延びる方向に
連設された子コンタクト片３が親コンタクト片２の基部
方向に折り返されていると共に、前記第２短片１１が略
直角に折曲され、また、第１短片９が略直角に折曲され
て、前記子コンタクト片３と親コンタクト片２が対向
し、プラグコンタクトの嵌入部４を形成している ことを
特徴とするリセプタクルコンタクト。 - 【請求項２】 請求項１記載のリセプタクルコンタク
ト１が、複数、一定のピッチで並列しており、並列方向
に延びるキャリアストリップ１２に、各リセプタクルコ
ンタクト１に連続させて設けられた切断用支持片１３を
介して連続していることを特徴とするリセプタクルコン
タクトストリップ。 - 【請求項３】 請求項１記載のリセプタクルコンタク
ト１が、複数、一定のピッチで並列しており、並列方向
に延びるグランドプレート１６に、各リセプタクルコン
タクト１の基部側が直接連続していることを特徴とする
リセプタクルコンタクトストリップ。 - 【請求項４】 金属板を打抜いて二つのコンタクト片
２、３を形成した後、打抜かれた金属板を成形して前記
二つのコンタクト片２、３を互いに対向させて、プラグ
コンタクトの嵌入部４を対向間隙に形成するリセプタク
ルコンタクト１の製造方法において、 金属板の打抜き工程が、親コンタクト片２に対し、この
親コンタクト片２の基部一側に連続するクランク状連結
片５であって、親コンタクト片２の基部と連続する第１
短片９と、第１短片９から連続して親コンタクト片２に
沿って延びる長片１０と、この長片１０から連続する第
２短片１１でクランク状とされて、前記第２短片１１が
親コンタクト片２の先端を越えて先方に位置するように
前記長片１０の長さが設定されたクランク状連結片５
が、前記長片１０が親コンタクト片２と略平行となるよ
うに連続し、更に、前記第２短片１１の側縁から親コン
タクト片２と略平行の方向に子コンタクト片３が連続し
て延びる形状に金属板を打抜くようにし、 打抜かれた金属板の成形工程が、前記子コンタクト片３
を前記クランク状連結片５の第２短片１１側に折り返
し、かつ、前記第２短片１１を側面が長片１０の側面と
略垂直となるように折曲すると共に、前記クランク状連
結片５の第１短片９を折曲して長片１０の側面と親コン
タクト片２の側面が略垂直となるようにして親コンタク
ト片２と子コンタクト片３を対向させるように成形する
ことを特徴とするリセプタクルコンタクトの製造方法。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08160824A JP3099111B2 (ja) | 1996-05-31 | 1996-05-31 | リセプタクルコンタクトおよびリセプタクルコンタクトストリップ並びにリセプタクルコンタクトの製造方法 |
| US08/861,881 US6050863A (en) | 1996-05-31 | 1997-05-22 | Stamped and formed connector contacts |
| EP97108504A EP0812033A3 (en) | 1996-05-31 | 1997-05-27 | Receptacle contacts and method of manufacture |
| TW087206814U TW367125U (en) | 1996-05-31 | 1997-05-30 | Receptacle contacts |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08160824A JP3099111B2 (ja) | 1996-05-31 | 1996-05-31 | リセプタクルコンタクトおよびリセプタクルコンタクトストリップ並びにリセプタクルコンタクトの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09320669A JPH09320669A (ja) | 1997-12-12 |
| JP3099111B2 true JP3099111B2 (ja) | 2000-10-16 |
Family
ID=15723211
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP08160824A Expired - Fee Related JP3099111B2 (ja) | 1996-05-31 | 1996-05-31 | リセプタクルコンタクトおよびリセプタクルコンタクトストリップ並びにリセプタクルコンタクトの製造方法 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6050863A (ja) |
| EP (1) | EP0812033A3 (ja) |
| JP (1) | JP3099111B2 (ja) |
| TW (1) | TW367125U (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| TW394476U (en) * | 1998-12-22 | 2000-06-11 | Hon Hai Prec Ind Co Ltd | Terminal material band structure of electrical connector |
| US6116926A (en) * | 1999-04-21 | 2000-09-12 | Berg Technology, Inc. | Connector for electrical isolation in a condensed area |
| GB2357638B (en) * | 1999-12-24 | 2004-02-04 | Pilkington Plc | An electrical terminal for a window |
| US6224432B1 (en) * | 1999-12-29 | 2001-05-01 | Berg Technology, Inc. | Electrical contact with orthogonal contact arms and offset contact areas |
| DE10027125A1 (de) * | 2000-05-31 | 2001-12-06 | Wabco Gmbh & Co Ohg | Elektrischer Steckkontakt |
| US6532654B2 (en) * | 2001-01-12 | 2003-03-18 | International Business Machines Corporation | Method of forming an electrical connector |
| JP4623584B2 (ja) * | 2005-12-28 | 2011-02-02 | 日本航空電子工業株式会社 | コネクタ |
| TW202135401A (zh) * | 2020-03-10 | 2021-09-16 | 日商宏致日本股份有限公司 | 接觸件與連接器 |
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| WO1992004746A1 (fr) * | 1990-09-12 | 1992-03-19 | Thomas & Betts, France | Connecteur femelle a contacts double-lame |
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| US5183421A (en) * | 1991-07-24 | 1993-02-02 | Foxconn International, Inc. | Connector contact and method of manufacture |
| US5161987A (en) * | 1992-02-14 | 1992-11-10 | Amp Incorporated | Connector with one piece ground bus |
-
1996
- 1996-05-31 JP JP08160824A patent/JP3099111B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1997
- 1997-05-22 US US08/861,881 patent/US6050863A/en not_active Expired - Fee Related
- 1997-05-27 EP EP97108504A patent/EP0812033A3/en not_active Withdrawn
- 1997-05-30 TW TW087206814U patent/TW367125U/zh unknown
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| TW367125U (en) | 1999-08-11 |
| US6050863A (en) | 2000-04-18 |
| JPH09320669A (ja) | 1997-12-12 |
| EP0812033A3 (en) | 1998-02-04 |
| EP0812033A2 (en) | 1997-12-10 |
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