JPH10502013A - 粉末塗装ブース逆流フィルター装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 特に２組のフィルター（１８、１９）を有することにより逆流によるクリーニングが可能な、移送可能なモジュラー粉末スプレー塗装ブース用の新規なフィルター装置である。各フィルターは独立した出口室（２２、３３）と協働し、通常の使用時には真空が塗装ブース（１０）から双方のフィルター（１８、１９）を介して空気を引き込み、逆流使用時にはその真空が通常のフィルター状態で１つのフィルターを介して空気を引き込むが、この空気が初めに逆流状態において別のフィルターを介して引き込まれる。

Description

【発明の詳細な説明】 粉末塗装ブース逆流フィルター装置 発明の分野 本発明は逆流クリーニング特性を備えたフィルター装置に関し、より詳細には 、粉末塗装ブース用のフィルター装置に関する。 発明の背景 静電粉末塗装はよく知られている。この塗装においては、塗料粉末は塗装され るべき物品にスプレーされる。一方又は他方によってチャージされたときに物品 及び塗料粒子が異なる電位を有しているために、塗料粉末粒子はその物品に接着 し、それをコートする。次いでその物品は例えばオーブンへ移動され、そこで焼 かれ、塗料粉末粒子が連続した塗料コーテイング状に固定されるのである。 物品は塗装ブース内で塗料粉末をスプレーされる。この該ブースでは集積され かつ再スプレーされるような多量の塗料粉末がスプレーされる。塗装ブース内に 塗料粉末を保持しかつその塗料粉末を集積するため、塗装ブースは、比較的大き い容量のファンでもってフィルターを介してブースから空気を抜き出すことによ り、減圧状態に保持されており、このフィルターが過剰スプレー塗料粉末を集積 している。このフィルターによって捕縛された塗料粉末は重力によって該フィル ターから塗料粉末集積ホッパー内へ落下する。フィルターからの分離を助けかつ そこから塗装粉末を除去するためには、フィルターを介して高圧空気を逆方向に 周期的に流すことが知られている。そのような高圧空気による逆流クリーニング は多くの欠点を有している。第１に、高圧空気を提供するために高価で容積のか さばるコンプレッサーを必要とすることである。本発明の発明者は、コンプレッ サーの使用というものが特に欠点であり、そこでは容易な代用のために多くのモ ジュラー塗装ブースが要求され、かつ各モジュールにコンプレッサーが要求され るか、又はモジュールを切り替えるために中央コンプレッサーへの接続がなされ なければならないと、考えている。第２に、一方が真空で他方が大気圧以上の圧 力であるような高い圧力差をフィルターへ付与することは大きい騒音又は雑音を 発生し、これが塗装ブース作業員へ対して驚きを与えまた該作業員を邪魔するこ とになるのである。第３に、真空状熊と高圧状態との間の大きい圧力差はフィル ターを不当に傷つけその寿命を減少るものと考えられる。 発明の概要 よって、公知のこのような欠点を少なくとも部分的に解消するため、本件発明 は、新用なフィルター装置を提供する。この装置はそれぞれが独立した出口室と 協働している２組のフィルターを有することによって逆流クリーニングが可能で あり、通常においては真空が塗装ブースから双方のフィルターを介して空気を引 き込み、逆流使用時には同じ真空が通常のフィルター作業状態にある１つのフィ ルターを介して空気を引き込むが、他方のフィルターを介して逆流状態にて空気 を引き込む。 本件発明の目的は、逆流クリーニングが可能な単純化されたフィルター装置を 提供することである。 本件発明の別の目的は粉末塗装ブース用の逆流クリーニングが可能な単純化さ れた又はより小型のフィルター装置を提供することである。 本件発明の更に別の目的は、通常作業のサイクル及び逆流クリーニング作業の サイクルを提供するようにフィルター装置を作動する新規な方法を提供すること である。 １つの観点によれば、本件発明は、内部の物品に粉末を静電気的に付着させか つ使用されなかった余剰の粉末を回収する、フィルター及び逆流クリーニング性 能を有する装置であって、 前記粉末が付与されるべき物品を収容しているハウジングチャンバー手段と、 余剰の粉末を集積するための集積室手段であって入口手段によってハウジング チャンバー手段に連通しており第１出口手段と第２出口手段とを有している集積 室手段と、 空気と前記粉末とが前記入口手段を介して該ハウジングチャンバー手段から集 積室手段まで流れるのを許容し又は阻止するように作動可能な入口弁手段と、 該集積室手段を負圧状態にするため真空手段へ接続している真空導管手段と、 該集積室手段内にあり前記第１出口手段を横切っている第１フィルター手段と 前記第２出口手段を横切っている第２フィルター手段とを有している粉末フィル ター手段と、 該第１出口手段を選択的に、（ａ）前記真空導管手段であって、これにより前 記真空手段が前記集積室手段から前記第１フィルタ手段段を介して前記第１出口 手段を経て空気を外方に引き出し、該空気中の粉末が前記第１フィルター手段に 捕縛される、該真空導管手段、又は（ｂ）該真空手段によって引き出された圧力 以上の圧力の空気であって、これにより第１導管手段が前記集積室手段内へ前記 第１フィルター手段を介して前記第１出口手段を経て空気を逆流させて前記第１ フィルター手段に捕縛されている粉末を除去する空気、の一方へ接続するように 作動可能な第１導管バルブ手段を含んでいる第１導管手段と、 該第２出口手段を選択的に、（ａ）前記真空導管手段であって、これにより前 記真空手段が前記集積室手段から前記第２フィルター手段を介して前記第２出口 手段を経て空気を外方に引き出し、該空気中の粉末が前記第２フィルター手段に 捕縛される、該真空導管手段、又は（ｂ）該真空手段によって引き出された圧力 以上の圧力の空気であって、これにより第２導管手段が前記集積室手段内へ前記 第２フィルター手段を介して前記第２出口手段を経て空気を逆流させて前記第２ フィルター手段に捕縛されている粉末を除去する空気、の一方へ接続するように 作動可能な第２導管バルブ手段を含んでいる第２導管手段と、 を含んでいる内部の物品に粉末を静電気的に付着させかつ使用されなかった余 剰の粉末を回収する装置を提供する。 好ましくは第１の観点によれば、この装置は更に、 前記ハウジングチャンバー手段が下方ホッパー部分を有しており、 前記集積室手段が下方ホッパー部分へ下方に向かって解放している上方チャン バー部分を有しており、この下方ホッパー部分が前記ハウジングチャンバー手段 の下方ホッパー部分の下方に位置付けてあり、 前記入口手段が前記ハウジングチャンバー手段の下方ホッパー部分から前記集 積室手段へ下方に向かって連通している部分を有し、 前記入口手段が前記集積室手段に位置付けられ、前記入口手段を通過する粉末 であって移動空気によって捕縛されない粉末が重力により該入口手段から該集積 室手段の前記下方ホッパー部分へ落下し、 前記第１フィルター手段と前記第２フィルター手段とが上方チャンバー部分に 位置付けてあり、該第１フィルター手段及び第２フィルター手段から除去された 粉末が重力によって該集積室手段の前記下方ホッパー部分へ落下する、 ことを特徴とする。 別の観点によれば、本件発明は逆流クリーニング性能を有する粉末フィルター 装置を逆流クリーニングする方法を提供するものであり、 前記粉末を集積するための集積室手段であって、ガスと粉末とが内部を流れる ようにする入口手段と、第１出口手段と、第２出口手段と、を有している集積室 手段と、 該集積室手段を負圧状態にする真空手段と、 前記第１出口手段を横切っている第１フィルター手段と前記第２出口手段を横 切っている第２フィルター手段とを有している粉末フィルター手段と、 該第１出口手段を撰択的に、（ａ）前記真空手段であって、これにより前記真 空手段が前記集積室手段から前記第１フィルター手段を介して前記第１出口手段 を経てガスを外方に引き出す該真空手段、又は（ｂ）該真空手段によって引き出 された圧力以上の圧力の第１のガス源あって、これにより第１導管手段が前記集 積室手段内へ前記第１フィルター手段を介して前記第１出口手段を経てガスを該 第１のガス源から逆流させる該第１ガス源、の一方へ接続するように作動可能な 第１導管バルブ手段を含んでいる第１導管手段と、 該第２出口手段を撰択的に、（ａ）前記真空手段であって、これにより前記真 空手段が前記集積室手段から前記第２フィルター手段を介して前記第２出口手段 を経てガスを外方に引き出す、該真空手段、又は（ｂ）該真空手段によって引き 出された圧力以上の圧力の第２ガス源であって、これにより第２導管手段が前記 集積室手段内へ前記第２フィルター手段を介して前記第２出口手段を経てガスを 該第２ガス源から逆流させる第２ガス源、の一方へ接続するように作動可能な第 ２導管バルブ手段を含んでいる第２導管手段と、 を含んでおり、 またこの方法は、 該装置と共に前記真空手段を、 前記第１導管バルブ手段が前記第１出口手段を前記真空手段へ接続し、前記ガ スを前記集積室手段から前記第１フィルター手段を介して外方へ引き出し、かつ 該第１フィルター手段に前記ガスによって捕縛された粉末を保持し、 前記第２導管バルブ手段が前記第２出口手段を前記第２導管ガス源へ接続し、 これにより空気が第２フィルター手段を介して前記集積室手段へ逆流しそこに捕 縛された粉末を解放する、 第１逆流形態に作動すること、 該装置と共に前記真空手段を、 前記第２導管バルブ手段が前記第２出口手段を前記真空手段へ接続し、前記ガ スを前記集積室手段から前記第２フィルター手段を介して外方へ引き出し、かつ 該第２フィルター手段に前記ガスによって捕縛された粉末を保持し、 前記第１導管バルブ手段が前記第１出口手段を前記第１導管ガス源へ接続し、 これにより空気が第１フィルター手段を介して前記集積室手段へ逆流しそこに捕 縛された粉末を解放する、 第２逆流形態に作動すること、 の工程よりなる。 図面の簡単な説明 本件発明の更なる観点及び利点は添付図面に関する下記の記載から明白となる であろう。 図１は、本件発明の第１の実施例によるフィルター装置の単純化した形態を示 す概略フローダイヤグラムである。 図２は、本件発明の第２の実施例によるフィルター装置の概略の部分断面の正 面図である。 図３は、塗装ブース室の底部、入口室、出口室、及び通路を形成している構造 体を有している図２の装置の一部を示している斜視図である。 図４は、図３に示す構造体を有する要素を示している概略分解図である。 図４、図５及び図６は、通常のフィルター形態を示している図２に示す装置の 部分図であり、図５は図４の断面線Ｖ−Ｖ’に沿って見たフィルターの断面図を 示している図である。 図６は、図４の断面線ＶＩ−ＶＩ’に沿って見たフィルターの断面図を示して いる図である。 図７は、空気流を示している二重通路の概略図を示している図である。 図８、図９及び図１０は、それぞれ図５、図６及び図７に類似した図であり、 第１逆流形態の作動をしている装置を示している図である。 図１１、図１２及び図１３は、それぞれ図５、図６及び図７に類似した図であ り、第２逆流形態の作動をしている装置を示している図である。 図１４は、図２〜図１３の実施例に示している入口弁に対する変形例として使 用されるのに適したポペット弁の概略部分断面図である。 図面の詳細な説明 初めに図１に示す概略流れ図を参照する。 図１には内部に塗料粉末をスプレーされるべき物品が収容される塗装ブース即 ちハウジングチャンバー１０が示されている。このチャンバー１０は粉末のオー バースプレーを含むことを助けるような形状を有している。チャンバー１０は概 括的には開口９が大気中に解放しているように示されているが、これは独立した 正の圧力ガス源を備えた又はそのようなガス源を備えていない閉鎖状態のチャン バーとすることも同様に可能である。チャンバー１０は粉末用の漏斗型ホッパー 部分１１を備えている。このホッパー部分１１は、オーバースプレー粉末を集積 しかつこれを吸込み空気と共に入口通路１４を介して集積室即ち吸い込み室１６ 内へ送り込む助けをしている。入口通路１４には入口弁１２が配置されており、 この入口弁１２は、チャンバー１０から室１６内への流れを可能とする実線で示 す解放位置と入口通路１４を介する流れを阻止する破線で示す閉錆位置との間で 作動出来る。この入口弁１２は好ましくはダンパー状のフラップとして示されて いる。 第１の出口通路２０が室１６内の第１出口から第１の導管系の一部として伸び ており、室１６から第１出口室２２への出口を提供している。第１出口通路２０ の周りには第１フィルター１８が配置されており、空気がこの第１フィルター１ ８を介して室１６と室２２との間を通るようになっている。この第１の出口室２ ２は該室２２を第１真空源２８へ接続している第１の真空通路２４を有している 。この真空通路２４内には第１の真空弁２６が配置されており、この第１の真空 弁２６は、第１の出口室２２から第１真空源２８への流れを可能とする解放状態 と、第１の真空弁２６を介する流れを阻止する閉鎖状態と、の間を起動可能とな っている。 また、この第１の出口室２２は該出口室２２を大気中に接続している第１の空 気ダクト３０を有している。この第１の空気ダクト３０内には第１の空気弁３２ が配置されており、この第１の空気弁３２は、大気中から第１の出口室２２への 流れを可能とする解放状態と、該空気弁３２を介する流れを阻止する閉鎖状態と 、の間を起動可能となっている。 同様に第２の出口通路２１が室１６内の第２出口から第２の導管系の一部とし て伸びており、室１６から第２出口室２３への出口を提供している。第２出口通 路２１の周りには第２フィルター１９が配置されており、空気がこの第２フィル ター１９を介して室１６と室２３との間を通るようになっている。この第２の出 口室２３は該室２３を第２真空源２９へ接続している第２の真空通路２５を有し ている。この真空通路２５内には第２の真空弁２７が配置されており、この第２ の真空弁２７は、第２の出口室２３から第２真空源２９への流れを可能とする解 放状態と、第２の真空弁２７を介する流れを阻止する閉鎖状態と、の間を起動可 能となっている。 また、この第２の出口室２３は該出口室２３を大気中に接続している第２の空 気ダクト３１を有しいる。この第２の空気ダクト３１内には第２の空気弁３３が 配置されており、この第２の空気弁３３は、大気中から第２の出口室２３への流 れを可能とする解放状態と、該空気弁３３を介する流れを阻止する閉鎖状態と、 の間を起動可能となっている。 塗料粉末が塗装ブース即ちハウジングチャンバー１０内にスプレーされている 際の通常のフィルター作用においては、入口弁１２が解放され、両方の真空弁２ ６、２７が解放され、両方の空気弁３２、３３が閉じられ、両方の真空源２８、 ２９が作動され、大気中からの空気が順次、開口９、チャンバー１０、入口通路 １４、室１６を介して、次いで同時にフィルター１８、出口通路２０、出口室２ ２及び真空室２４又はフィルター１９、出口通路２１、出口室２３及び真空室２ ５を介して吸引される。 フィルターのクリーニングを補助するために、この装置は二つの逆流形態にて 作動される。第１のフィルター１８を介する逆流形態である第１の逆流形態にお いては、入口弁１２が閉じられ、第１の真空弁２６が閉じられ、第１の空気弁３ ２が解放される。第２の空気弁３３が閉じられ、第２の真空弁２７が解放され、 第２の真空源２９が作動されることにより、空気が第１の空気ダクト３０、第１ 室２２、出口通路２０、フィルター１８、室１６、フィルター１９、出口通路２ １、第２室２３及び第２真空通路２５を介して第２真空源２９まで通るように順 次引き込まれる。この第１の逆流形態においては、空気はフィルター１８を逆流 するように引き込まれ、該フィルター１８へ詰まった粉末を除去する助けをし更 にその除去した粉末を重力によって集積室１６の粉末集積ホッパー部分１７へ落 下させるのである。第１のフィルター１８と第２のフィルター１９との間にはバ ッフル１５が配置されており、全ての逆流空気が実質的に該バッフル１５の下側 を通るようにしている。このバッフル１５は、第１のフィルター１８から分離さ れた粉末が空気中に入り込みその空気が第２のフィルター１９に入り込むことを 減少する助けをする上で有利である。 第２のフィルター１９を介する逆流形態である第２の逆流形態においては、入 口弁１２が閉じられ、第２の真空弁２７が閉じられ、第２の空気弁３３が解放さ れる。第１の空気弁３２が閉じられ、第１の真空弁２６が解放され、第１の真空 源２８が作動されることにより、空気が第２の空気ダクト３１、第２室２３、出 口通路２１、フィルター１９、室１６、フィルター１８、出口通路２０、第１室 ２２及び第１真空通路２４を介して第１真空源２８まで通るように順次引き込ま れる。この第２の逆流形態においては、空気はフィルター１９を逆流するように 引き込まれ、該フィルター１９へ詰まった粉末を除去する助けをし更にその除去 した粉末を重力によって集積室１６の粉末集積ホッパー部分１７へ落下させるの である。 本件発明は、適切な弁の操作及び好ましくは空気排出ファンを有する真空源の 操作によって達成され得るような、通常のフィルター形態、第１の逆流形態及び 第２の逆流形態を介してこの装置を循環することによりフィルター装置を作動す る方法を提供している。より詳細にはこの装置は、真空源の作動を妨げることな く、通常のフィルター形態、第１の逆流形態及び第２の逆流形態を介して循環さ れる。 次に図２〜図１３を参照する。これらの図は本件発明によるモジュラー塗装ブ ースフィルター方式の好ましい第２の実施例を示している。これらの全ての図に おいて同様の参照番号は同様の要素に付されている。 図２は、同一出願人によって１９９３年１１月１７日に出願されたカナダ特許 出願番号第２１０３３２９号「モジュラーシャトルコンベア」に記載されたと同 様の方法でオーバーヘッドレール即ち上方レール１０８上を移動可能となってい るモジュラー塗装ブース１１０を示している。本発明においては該特許出願の記 載内容を参照する。好ましくは塗布される物品１０２はフックによって保持され 、また該カナダ特許出願番号第２１０３３２９号において開示されたようなオー バーヘッドレール１０８上を移動可能である。このモジュラー塗装ブース１１０ は開口９を有する塗装ブース即ちハウジングチャンバー１０を備えており、この 開口９を介して塗料粉末１０４がスプレーガン１００を使ってスプレーされる。 図２において矢印で示すように、オーバースプレーは空気と共に集積室即ち吸い 込み室１６内へ吸い込まれ、フィルター１８ａ．１８ｂを介して塗料粉末は塗料 粒 子の流動化されたベッド１１２を有するように示されている下方部分の塗料集積 ホッパー部分１７に集積されるように排出される。公知の手段によって、塗料粉 末はこの流動化されたベッド１１２からホース１０６を介してスプレー塗料ガン １００まで汲み上げられ、再度スプレーされる。 フィルター装置の構造は図２及び図３を参照することによりより一層明確に理 解されよう。図３は内部を概略的に破線で示している本件装置の部分の組立図を 示している。図４は図３に示す主要要素の分解概略図である。図４を参照すると 、吸い込み室１６は四角形の金属板からなる漏斗形状部材１２０として形成され ている。該室１６の頂部壁は、第１の頂部板１２２と、第２の頂部板１２３と、 により形成されており、これらの頂部板は、そこを貫通する出口から伸びている 第１の出口２０ａ、２０ｂと、第２の出口２１ａ、２１ｂと、を備えている。端 部が解放している円筒形の第１フィルター１８ａ、１８ｂと、第２フィルター１ ９ａ、１９ｂとがそれぞれ頂部板１２２、１２３の下側において出口２０ａ、２ ０ｂ、２１ａ、２１ｂの端部付近に配置され、これらのフィルターは室１６内に 吊るされて位置付けてある。 シート金属からなる中央デバイダー１２４がチャンバー１０と室１６との間に 四角形断面の垂直管としての入口通路１４を画定している。同様に、中央デバイ ダー１２４はバッフル１５を備えており、このバッフル１５は入口通路１４の両 側にて板１２２と１２３との間において垂直下方に伸びている。このバッフル１ ５は好ましくは、集積ホッパー部分１７の方へ下方に向かって室１６内へ逆流す るように空気を偏向する作用をしている。 ホッパー部分１２６は、中央開口１３２の方へ向かって傾斜している４つの平 坦な頂部パネル１２７、１２８、１２９、１３０と、垂直下方へ向かって伸びて おり水平の頂部板１２２、１２３の周辺に係合するような寸法となっている垂下 側壁１３４、１３５、１３６、１３７と、を有しているように示されている。 第１の出口室２２は、頂部板１２２と、デバイダー１２４と、頂部板１２７と 、側壁１３４と、パネル１２８、１３０、１３５及び１３７の前方半分と、の間 に画定されている。 第２の出口室２３は、頂部板１２３と、デバイダー１２４と、頂部板１２９と 、側壁１３６と、パネル１２８、１３０、１３５及び１３７の後方半分と、の間 に画定されている。 ダブルプレナム即ち二重通路１４０が、前方の半分として画定されている第１ のプレナム即ち通路１４２と、後方の半分として画定されている独立した第２の プレナム即ち通路１４３と、を有している。この二重通路１４０は側壁１３５の 出口開口１４４へ接続され、第１の通路１４２が第１の出口室２２へ連通し、第 ２の通路１４３が第２の出口室２３へ連通している。各通路１４２、１４３はそ れぞれ開口１４６、１４７を有しており、これらの開口は大気中へ解放しており 、図３により良く示しているように独立したフラッパーバルブ１４８、１４９に よって閉鎖可能となっている。各フラッパーバルブ１４８、１４９は、独立した バルブ制御装置１５０（図２には一つだけを示している）によって、二つの位置 即ち図２及び図３において実線にて示す真空位置と、図２及び図３において破線 にて示す空気位置と、の間を移動可能となっている。この“真空位置”において は、バルブ１４８が開口１４６を閉じ、ファン１５２が第１出口室２２から第１ 通路１４２を介して空気を吸引することを可能としている。一方、“空気位置” においては、バルブ１４８が開口１４６とファン１５２との間で第１通路１４２ を閉じ、外部空気が開口１４６内へ流れ込み第１通路１４２を介して第１出口室 ２２まで流れることを可能としている。第２通路１４３のバルブ１４９の作動も 同様である。 好ましくは、単独の空気ファン１５２のみが使用され、これが空気を吸い込み かつ第１の通路１４２及び第２の通路１４３の双方の出口へ接続されているこの 単独の空気ファン１５２でもって部分的真空を発生する。 図２〜図４の装置の作動を図５〜図１３を参照しながら簡略に述べる。図５〜 図７は通常のフィルター形態を示している。図８〜図１０は第１の逆流形態を示 している。そして図１１〜図１３は第２の逆流形態を示している。 図５、図８及び図１１は、第１のフィルター１８ａ、１８ｂ双方の中心及び第 １の通路１４２を介する図４の線Ｖ−Ｖ’に沿って見た断面を示している。また 図６、図９及び図１２は第１のフィルター１８ｂと第２のフィルター１９ｂとを 介する図４の線ＶＩ−ＶＩ’に沿って見た断面を示している。図５、図６及び図 ７において、入口弁１２は解放しており、双方のフラッパーバルブ１４８、１４ ９は“真空位置”にあり、空気は、チャンバー１０から、順次、入口通路１４、 室１６、及びフィルター１８ａ、１８ｂ、室２２及び通路１４２、又はフィルタ ー１９ａ、１９ｂ、室２３及び通路１４３を介して、ファン１５２まで引き込ま れる。 図８、図９及び図１０においては、入口弁１２が閉じられ、フラッパーバルブ １４８が“空気位置”にあり、フラッパーバルブ１４９が“真空位置”にある。 ファン１５２は、空気を、開口１４６内に、次いで通路１４２、室２２、通路２ ０、第１のフィルター１８ａ、１８ｂの一方、室１６、第２のフィルター１９ａ 、１９ｂの一方、通路２１、室２３及び通路１４３を介してファン１５２まで吸 い込む。この形態では、第１のフィルター１８ａ、１８ｂを介する逆流が発生し ている。 図１１、図１２及び図１３においては、入口弁１２が閉じられ、フラッパーバ ルブ１４８が“真空位置”にあり、フラッパーバルブ１４９が“空気位置”にあ る。ファン１５２は、空気を、開口１４７内に、次いで通路１４３、室２３、通 路２１、第１のフィルター１９ａ、１９ｂの一方、室１６、第１のフィルター１ ８ａ、１８ｂの一方、通路２２、室２２及び通路１４２を介してファン１５２ま で吸い込む。 好ましくは、図２に示されているような各モジュラー塗装ブース１１０はそれ 自身のファン１５２を有しており、このユニットは単に電気的接続によっていず れの部所でも使用出来るように全体的に移送可能となっている。この第２の実施 例の好ましい構造は比較的小さいモジュラー塗装ブースにおいて容易に使用出来 るように小型で軽量な構造となっている。 図１及び図２の実施例はダンパー状のフラップとして入口弁１２を示している 。より好ましい弁は図１４に示すようなポペットタイプの弁を備えている。図１ ４は、図２〜図１３の入口通路１４の部分的側方断面図を示しているが、フラッ プ 弁がポペット状の弁２１２によって取り替えられている。このポペット状の弁２ １２は、入口通路１４内において、実線にて示されている解放位置と破線で示さ れている閉鎖位置との間において垂直方向に滑動可能となっている。解放位置に おいては、弁２１２は中央開口１３２上方へ伸びており、該弁２１２の側方の通 気口２１４が該弁２１２を介して入口通路１４内へ空気流を流すようにしている 。該弁２１２の頂部は閉鎖された頂部板２１６であって、弁２１４が閉鎖位置へ 入口通路１４内へ引き戻されるとき、該頂部板２１６は中央開口１３２を効果的 に閉鎖して空気流を阻止している。火炎防止のため、例えば、弁２１２は好まし くは閉鎖時には、実質的に入口通路１４を空気密シールとする。室１６が真空状 態にあるとき、弁２１２は閉鎖位置に移動するような固有の傾向を有するように する。 弁制御装置１５１が弁２１５を解放位置と閉鎖位置との間で移動させるように 示されている。好ましくは、この弁制御装置１５１は液体式の又は空気式のシリ ンダーである。 図２及び図３に示すフラッパーバルブ１４８、１４９は、特に、それらのバル ブがそれらの通路を閉じるように“真空位置”へ移動された時に、ファン１５２ からの真空が該通路を横切ってフラッパーバルブを引き、それにより該フラッパ ーバルブを真空形態に保持するのに適している。好ましくは各フラッパーバルブ は、その通路と又は通路内に設けられた座と協働するような形状を有しており真 空形態の際に空気密シールを提供する。バルブ制御装置１５０として好ましくは 液体式又は空気式のシリンダ装置が使用される。 塗装ブース装置内の火事のために、炎及び／又は熱感知装置が設けてあり、両 方のバルブ１４８及び１４９を真空形態に自動的に移動し又は移動させ、好まし くは同時に図１４のポペット状の弁２１２を閉鎖状態まで引くことによって入口 通路１４を閉じる。これによりほとんど瞬時に全ての空気流を止めることが出来 、特にそれぞれが真空下で所望の閉鎖形態まで移動する固有の傾向を有している ので、炎の分断を助ることになる。 本件発明のフィルター装置は、特に短い時間の逆流によってフィルターの頻繁 なクリーニングを可能とする場合に使用出来る。この点に関して、塗装されるべ き物品が個々のコンベアカーに支持されることによりコンベア上を塗装ブースの 内外へ移動されるカナダ特許出願第２１０３３２９号に述べられているタイプの モレキュラー塗装ブースに関連してこのフィルター装置の使用方法について述ベ る。かかる装置において、好ましくは一つ又はそれ以上の物品のバッチが塗装ブ ース内へ運ばれ、塗装のために塗装ブース内へ保持され、次いで次のバッチが塗 装ブース内へ運ばれてくるまでに塗装ブースから運び出される。例えば、このブ ース内への停滞時間は、３０秒〜５分であり、一方、スプレーが行われていない 時にバッチを交換するための時間は１０秒〜１分である。 本件発明のフィルター装置は、好ましくは、バッチが交換される度にこうして 例えば非常にしばしば単に比較的短いスプレー時間の後に逆流形態に置かれる。 このようにしばしば逆流クリーニングをすることによりフィルター上の塗料粉末 の量が減少しクリーニングを容易にしている。このことはフィルターを横切る圧 力降下を減少すると共に、ファン１５２の寸法及び容量を小さいものとさせるの である。例えば４ｋｗ程度の小さいファンが使用され得るのである。 この装置は、好ましくは、通常の作動時において、通常のフィルター形態から 第１の逆流形態、第２の逆流形態、次いで通常のフィルター形態まで連続的に戻 るサイクルの間中ファン１５２が連続的に作動されるように制御される。図５、 図６及び図７の通常のフィルター形態おける装置を、単に入口弁１２を閉じ、バ ルブ１４８を空気位置へ移動することによって、この装置はほとんど瞬時に第１ の逆流形態に切り替えられる。続いて単にバルブ１４８を真空位置へ移動し、同 時にバルブ１４９を空気位置へ移動することによって、この装置はほとんど瞬時 に第２の逆流形態に切り替えられる。その後、単に入口弁１２を解放し、バルブ １４９を真空位置へ移動し、弁１２を解放することによって、この装置はほとん ど瞬時に通常のフィルター形態に戻される。 ファン１５２が連続的に作動している際の、弁１２、バルブ１４８、１４９の 単純な制御はエネルギーコストを下げ、特にこれら３つの弁及びバルブが液体又 は気体によるピストン・シリンダ制御によって制御されるときこの装置の形態間 の切り替えが容易となる。 通常のフィルター形態から第１の逆流形態に迅速に切り替え、次いで第２逆流 形態から急速に切り替えることは、この装置を介して流れる空気流の運動エネル ギーが増大する勝れた逆流状態を助ける限りにおいて有利なことである。なお、 通常のフィルター作業時に、逆流形態の一つにおいて、ファン１５２は、両方の 通路１４２、１４３からでなく、単に一つの通路１４２又は１４３から全ての空 気を吸引し、こうして勝れた逆流の確立を補助している。 好ましい作動においては、約１０〜１５秒の第１の逆流形態を、次いで約１０ 〜１５秒の第２の逆流形態を維持することは、例えば１〜５分の比較的短いスプ レー時間を繰り返す時に勝れたフィルタークリーニングを提供する。 一つの形態から別の形態に切り替えるための時間は、特に、フラッパーバルブ １４８、１４９及びポペット弁２１２の使用によって助けられている。これらの バルブ及び弁は、ファンが作動するときに、フラッパーバルブ１４８、１４９を 空気位置へ移動し、かつ弁２１２を閉鎖位置へ移動するという固有の片寄りを有 しているのである。この固有の装置の運動及び既存の真空状態により助けられて いる逆流形態への迅速な切り替えはフィルター形態と逆流形態との間の早い循環 を補助しかつフィルタークリーニングのための勝れた逆流を補助している。 本件発明の第１の実施例は空気ダクト３０、３１の使用が集積室１６を直接大 気中へ連結することを開示しているが、この発明はこれに限定されるものではな い。他のガス源は同様にこの装置の適用によって提供されることが出来るのであ り、このことは今や明白であろう。 本件発明の好ましい実施例は、フィルター粉末塗装内にて使用する装置の使用 について開示しているが、この発明はそれに限定されるものではなく、気体内の その他の粒子物質をフィルター作用するためにも同様に使用され得ることが出来 ることは理解されよう。 この開示は本件発明の好ましい実施例について記載しかつ図示したが、本件発 明はこれらの特定の実施例に限定されるものでないことは理解されよう。本件発 明は、ここに記載しかつ図示した特定の実施例及び特徴と同等の機能的かつ機械 的な特徴を有する全ての実施例を含むものである。当業者においては、更なる改 良及び変形をなし得るであろう。本件発明の範囲は請求の範囲の記載により明ら かであろう。

【手続補正書】特許法第１８４条の８ 【提出日】１９９６年３月１５日 【補正内容】 （１）明細書第１頁下から２行目〜第２頁下から３行目「第２に、一方が真空で 他方が・・・・・・・・第２出口手段とを有している集積室手段と、」の記載を 、下記の通り訂正する。 『第２に、一方が真空で他方が大気圧以上の圧力であるような高い圧力差をフィ ルターへ付与することは大きい騒音又は雑音を発生し、これが塗装ブース作業員 へ対して驚きを与えまた該作業員を邪魔することになるのである。第３に、真空 状態と高圧状態との間の大きい圧力差はフィルターを不当に傷つけその寿命を減 少するものと考えられる。 物品へ粉末を静電的に付与するための装置であって逆流クリーニノグ用の高圧 空気を使用している公知の装置がリゼーの米国特許第４４０９００９号に開示さ れている。このリゼーの装置は、コーテイングの間中物品を収容しておりかつ爆 発を防止するために設けられた制限のない開口を介して粉末集積室へ常に連通し ているハウジングチャンバーを有している。高圧空気の短い逆流爆発によって周 期的にクリーニングされるフィルターを介して空気を外方に引き込むことによっ て粉末集積室を部分的にからにするため真空が使用されている。 発明の概要 よって、公知のこのような欠点を少なくとも部分的に解消するため、本件発明 は、新規なフィルター装置を提供する。この装置はそれぞれが独立した出口室と 協働している２組のフィルターを有することによって逆流クリーニングが可能で あり、通常においては真空が塗装ブースから双方のフィルターを介して空気を引 き込み、逆流使用時には同じ真空が通常のフィルター作業状態にある１つのフィ ルターを介して空気を引き込むが、他方のフィルターを介して逆流状態にて空気 を引き込む。 本件発明の目的は、逆流クリーニングが可能な単純化されたフィルター装置を 提供することである。 本件発明の別の目的は粉末塗装ブース用の逆流クリーニングが可能な単純化さ れた又はより小型のフィルター装置を提供することである。 本件発明の更に別の目的は、通常作業のサイクル及び逆流クリーニング作業の サイクルを提供するようにフィルター装置を作動する新用な方法を提供すること である。 １つの観点によれば、本件発明は、内部の物品に粉末を静重気的に付着させか つ使用されなかった余剰の粉末を回収する、フィルター及び逆流クリーニング性 能を有する装置であって、 前記粉末が付与されるべき物品を収容しているハウジングチャンバー手段と、 余剰の粉末を集積するための集積室手段であって入口手段によってハウジング チャンバー手段に連通しており第１出口手段と第２出口手段とを有している集積 室手段と、』 （２）明細書中１７頁第１行目〜第２１頁第２行目「特許請求の範囲・・・・・ ・・・請求項１２に記載の装置。」の記載を、下記の通り訂正する。 『 請求の範囲 １．内部の物品に粉末を静電気的に付着させかつ使用されなかった余剰の粉末を 回収する装置であって、 前記粉末（１０４）が付与される間中該物品（１０２）を収容しているハウジ ングチャンバー手段（１０）と、 余剰の粉末を集積するための集積室手段（１６）であって、入口手段（１４） によってハウジングチャンバー手段（１０）に連通しておりかつ第１出口手段（ ２２）と第２出口手段（２３）とを有している集積室手段（１６）と、 該集積室手段を負圧状態にするため真空手段（１５２）へ接続している真空導 管手段（１４０）と、 を有しており、該装置が、 空気と前記粉末とが前記入口手段（１４）を介して該ハウジングチャンバー手 段（１０）から集積室手段（１６）まで流れるのを許容し又は阻止するように作 動可能な入口弁手段（１２）と、 該集積室手段内にあり前記第１出口手段（２２）を横切っている第１フィルタ ー手段（１８）と前記第２出口手段（２３）を横切っている第２フィルター手段 （１９）とを有している粉末フィルター手段と、 該第１出口手段（２２）を選択的に、（ａ）前記真空導管手段であって、これ により前記真空手段が前記集積室手段（１６）から前記第１フィルター手段（１ ８）を介して前記第１出口手段（２２）を経て空気を外方に引き出し、該空気中 の粉末が前記第１フィルター手段（１８）に捕縛される、該真空導管手段、又は （ｂ）該真空手段によって引き出された圧力以上の圧力の空気源であって、これ により第１導管手段（１４２）が前記集積室手段（１６）内へ前記第１フィルタ ー手段（１８）を介して前記第１出口手段（２２）を経て空気を逆流させて前記 第１フィルター手段（１８）に捕縛されている粉末を除去する空気源、の一方へ 接続するように作動可能な第１導管バルブ手段（１４８）を含んでいる第１導管 手段（１４２）と、 該第２出口手段（２３）を撰択的に、（ａ）前記真空導管手段であって、これ により前記真空手段が前記集積室手段（１６）から前記第２フィルター手段（１ ９）を介して前記第２出口手段（２３）を経て空気を外方に引き出し、該空気中 の粉末が前記第２フィルター手段（１９）に捕縛される、該真空導管手段、又は （ｂ）該真空手段によって引き出された圧力以上の圧力の空気源であって、これ により第２導管手段（１４３）が前記集積室手段（１６）内へ前記第２フィルタ ー手段（１９）を介して前記第２出口手段（２３）を経て空気を逆流させて前記 第２フィルター手段（１９）に捕縛されている粉末を除去する空気源、の一方へ 接続するように作動可能な第２導管バルブ手段（１４９）を含んでいる第２導管 手段（１４３）と、 を含んでいることを特徴とする余剰の粉末を回収する装置。 ２．請求項１において、更に、 前記ハウジングチャンバー手段（１０）が下方ホッパー部分（１１）を有して おり、 前記集積室手段（１６）が下方ホッパー部分（１７）へ下方に向かって解放し ている上方チャンバー部分を有しており、この下方ホッパー部分（１７）が前記 ハウジングチャンバー手段（１０）の下方ホッパー部分（１１）の下方に位置付 けてあり、 前記入口手段（１４）が前記ハウジングチャンバー手段（１０）の下方ホッパ ー部分（１１）から前記集積室手段（１６）へ下方に向かって連通している部分 を有し、 前記入口手段（１４）が前記集積室手段（１６）に位置付けられ、前記入口手 段（１４）を通過する粉末であって移動空気によって捕縛されない粉末が重力に より該入口手段から該集積室手段の前記下方ホッパー部分（１７）へ落下する、 ことを特徴とする請求項１に記載の装置。 ３．請求項２において、更に、 前紀第１フィルター手段（１８）と前記第２フィルター手段（１９）とが上方 チャンバー部分に位置付けてあり、該第１フィルター手段（１８）及び第２フィ ルター手段（１９）から除去された粉末が重力によって該集積室手段の前記下方 ホッパー部分（１７）へ落下する、 ことを特徴とする請求項２に記載の装置。 ４．請求用３において、更に、 第１フィルター手段（１８）が第２フィルター手段（１９）から離されており 、これにより各第１フィルター手段及び第２フィルター手段から除去された粉末 が重力によって該集積室手段の前記下方ホッパー部分（１７）へ、実質的的に真 空手段（１５２）によって前記集積室手段（１６）から外方へ引かれる空気内に 捕縛されることなく、落下する、 ことを特徴とする請求項３に記載の装置。 ５．請求項４に記載の装置であって、前記入口弁手段（１２）が解放し、前記第 １導管手段（１４２）及び第２導管手段（１４３）が前記真空手段（１５２）へ 接続されており、空気が前記入口手段（１４）を経て前記集積室手段（１６）内 へ次いで前記第１フィルター手段（１８）又は第２フィルター手段（１９）を介 して該集積室手段（１６）を出るまで引き込まれ、該集積室手段（１６）内の空 気中に捕縛されている粒子が該第１フィルター手段（１８）又は第２フィルター 手段（１９）によって該集積室手段（１６）内へ保持され、 前記入口弁手段（１２）は、 前記第１導管手段（１４２）が前記真空手段へ接続され、前記第２導管手段（ １４３）が空気源へ接続され、該空気源からの空気が第２フィルター手段（１９ ）を介して逆流して該第２フィルター手段から粒状物体を該集積室手段（１６） 内へ除去し、該集積室手段（１６）内の空気がそこを通る空気内に捕縛されてい る粒状物体を該集積室手段内に保侍している第１フィルター手段（１８）を介し て外方へ、かつ 前記第２導管手段（１４３）が前記真空手段へ接続され、前記第１導管手段（ １４２）が空気源へ接続され、該空気源からの空気が第１フィルタ手段（１８） を介して逆流し該第１フィルター手段（１８）から粒状物体を該集積室手段 内へ除去し、該集積室手段（１６）内の空気がそこを通る空気内に捕縛されてい る粒状物体を該集積室手段内に保持している第２フィルター手段（１９）を介し て外方へ、 引き出されるときに閉鎖される請求項４に記載の装置 ６．請求項５において、更に、 前記集積室手段（１６）内において第１フィルター手段（１８）と第２フィル ター手段（１９）との間にバッフル手段（１５）を有しており、該バッフル手段 （１５）が該集積室手段内を逆流する空気を下方ホッパー部分（１７）の方へ下 方に指向するように位置付けられている請求項５に記載の装置。 ７．請求項６において、前記バッフル手段（１５）が垂直方向に伸びている板（ １５）である請求項６に記載の装置。 ８．請求頂５において、前記空気源が大気圧下にある空気源を有している請求頂 ５に記載の装置。 ９．請求項６において、前記入口弁手段（１２）がポペット弁である請求項６に 記載の装置。 １０．請求項５において、前記第１導管バルブ手段（１４８）は、前記第１出口 手段が前記真空手段へ接続される位置を呈する固有の傾向を有する第１フラッパ ーバルブを有しており、かつ、 前記第２導管バルブ手段（１４９）は、前記第２出口手段が前記真空手段へ接 続される位置を呈する固有の傾向を有する第２フラッパーバルブを有している、 請求項５に記載の装置。 １１．請求頂３において、前記ハウジングチャンバー手段の下方ホッパー部分（ １７）が入口手段（１４）の方へ下方に傾斜している下方面を有し、該下方面に 接触している余剰の粉末を重力の作用で該入口手段（１４）内へ指向している請 求項３に記載の装置。 １２．請求頂１１において、前記ハウジングチャンバー手段（１０）の下方ホッ パー部分（１１）から入口手段（１４）を介して前記集積室手段（１６）の下方 ホッパー部分（１７）まで真直な垂直通路が設けられている請求項１１に記載の 装置。 １３．請求項１２において、前記下方ホッパー部分へ内に集積した粉末を前記ハ ウジングチャンバー手段（１０）へスプレーするスプレー手段（１００）を有し ている請求項１２に記載の装置。』

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ)， ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，Ｃ Ｈ，ＣＮ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ ，ＧＥ，ＨＵ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ， ＫＺ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，Ｍ Ｎ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＴ， ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ (72)発明者 オプハルト，ヘルマン ドイツ連邦共和国デー−47661 イッスム, リンデナウ 27

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．内部の物品に粉末を静電気的に付着させかつ使用されなかった余剰の粉末を 回収する装置であって、 前記粉末（１０４）が付与されるべき物品（１０２）を収容しているハウジン グチャンバー手段（１０）と、 余剰の粉末を集積するための集積室手段（１６）であって入口手段（１４）に よってハウジングチャンバー手段（１０）に連通しており第１出口手段（２２） と第２出口手段（２３）とを有している集積室手段（１６）と、 を有しており、該装置が、 空気と前記粉末とが前記入口手段（１４）を介して該ハウジングチャンバー手 段（１０）から集積室手段（１６）まで流れるのを許容し又は阻止するように作 動可能な入口弁手段（１２）と、 該集積室手段（１６）を負圧状態にするため真空手段（１５２）へ接続してい る真空導管手段（１４０）と、 該集積室手段（１６）内にあり前記第１出口手段（２２）を横切っている第１ フィルター手段（１８）と前記第２出口手段（２３）を横切っている第２フィル ター手段（１９）とを有している粉末フィルター手段と、 該第１出口手段（２２）を選択的に、（ａ）前記真空導管手段であって、これ により前記真空手段が前記集積室手段（１６）から前記第１フィルター手段（１ ８）を介して前記第１出口手段（２２）を経て空気を外方に引き出し、該空気中 の粉末が前記第１フィルター手段（１８）に捕縛される、該真空導管手段、又は （ｂ）該真空手段によって引き出された圧力以上の圧力の空気源であって、これ により第１導管手段（１４２）が前記集積室手段（１６）内へ前記第４フィルタ ー手段（１８）を介して前記第１出口手段（２２）を経て空気を逆流させて前記 第１フィルター手段（１８）に捕縛されている粉末を除去する空気源、の一方へ 接続するように作動可能な第１導管バルブ手段（１４８）を含んでいる第１導管 手段（１４２）と、 該第２出口手段（２３）を選択的に、（ａ）前記真空導管手段であって、これ により前記真空手段が前記集積室手段（１６）から前記第２フィルター手段（１ ９）を介して前記第２出口手段（２３）を経て空気を外方に引き出し、該空気中 の粉末が前記第２フィルター手段（１９）に捕縛される、該真空導管手段、又は （ｂ）該真空手段によって引き出された圧力以上の圧力の空気源であって、これ により第２導管手段（１４３）が前記集積室手段（１６）内へ前記第２フィルタ ー手段（１９）を介して前記第２出口手段（２３）を経て空気を逆流させて前記 第２フィルター手段（１９）に捕縛されている粉末を除去する空気源、の一方へ 接続するように作動可能な第２導管バルブ手段（１４９）を含んでいる第２導管 手段（１４３）と、 を合んでいることを特徴とする余剰の粉末を回収する装置。 ２．請求項１において、更に、 前記ハウジノグチャンバー手段（１０）が下方ホッパー部分（１１）を有して おり、 前記集積室手段（１６）が下方ホッパー部分（１７）へ下方に向かって解放し ている上方チャンバー部分を有しており、この下方ホッパー部分（１７）が前記 ハウジングチャンバー手段（１０）の下方ホッパー部分（１１）の下方に位置付 けてあり、 前記入口手段（１４）が前記ハウジングチャンバー手段（１０）の下方ホッパ ー部分（１１）から前記集積室手段（１６）へ下方に向かって連通している部分 を有し、 前記入口手段（１４）が前記集積手段（１６）に位置付けられ、前記入口手段 （１４）を通過する粉末であって移動空気によって捕縛されない粉末が重力によ り該入口手段から該集積室手段の前記下方ホッパー部分（１７）へ落下する、 ことを特徴とする請求頂１に記載の装置。 ３．請求項２において、更に、 前記第１フィルター手段（１８）と前記第２フィルター手段（１９）とが上方 チャンバー部分に位置付けてあり、該第１フィルター手段（１８）及び第２フィ ルター手段（１９）から除去された粉末が重力によって該集積室手段の前記下方 ホッパー部分（１７）へ落下する、 ことを特徴とする請求項２に記載の装置。 ４．請求項３において、更に、 第１フィルター手段（１８）が第２フィルター手段（１９）から離されており 、これにより各第１フィルター手段及び第２フィルター手段から除去された粉末 が重力によって該集積室手段の前記下方ホッパー部分（１７）へ、実質的に真空 手段（１５２）によって前記集積室手段（１６）から外方へ引かれる空気内に捕 縛されることなく、落下する、 ことを特徴とする請求項３に記載の装置。 ５．請求項４に記載のフィルター装置であって、前記入口弁手段（１２）が解放 し、前記第１導管手段（１４２）及び第２導管手段（１４３）が前記真空手段（ １５２）へ接続されており、空気が前記入口手段（１４）を経て前記集積室手段 （１６）内へ次いで前記第１フィルター手段（１８）又は第２フィルター手段（ １９）を介して該集積室手段（１６）を出るまで引き込まれ、該集積室手段（１ ６）内の空気中に捕縛されている粒子が該第１フィルター手段（１８）又は第２ フィルター手段（１９）によって該集積室手段（１６）内へ保持され、 前記入口弁手段（１２）は、 前記第１導管手段（１４２）が前記真空手段へ接続され、前記第２導管手段（ １４３）が空気源へ接続され、該空気源からの空気が第２フィルター手段（１９ ）を介して逆流して該第２フィルター手段から粒状物体を該集積室手段（１６） 内へ除去し、該集積室手段（１６）内の空気がそこを通る空気内に捕縛されてい る粒状物体を該集積室手段内に保持している第１フィルター手段（１８）を介し て外方へ、かつ 前記第２導管手段（１４３）が前記真空手段へ接続され、前記第１導管手段（ １４２）が空気源へ接続され、該空気源からの空気が第１フィルター手段（１８ ）を介して逆流して該第１フィルター手段（１８）から粒状物体を該集積室手段 内へ除去し、該集積室手段（１６）内の空気がそこを通る空気内に捕縛されてい る粒状物体を該集積室手段内に保持している第２フィルター手段（１９）を介し て外方へ、 引き出されるときに閉鎖されている、フィルター装置。 ６．請求項５において、更に、 前記集積室手段（１６）内において第１フィルター手段（１８）と第２フィル ター手段（１９）との間にバッフル手段（１５）を有しており、該バッフル手段 （１５）が該集積室手段内を逆流する空気を下方ホッパー部分（１７）の方へ下 方に指向するように位置付けられている請求項５に記載の装置。 ７．請求項６において、前記バッフル手段（１５）が垂直方向に伸びている板（ １５）である請求項６に記載の装置。 ８．請求項５において、前記空気源が大気圧下にある空気源を有している請求項 ５に記載のフィルター装置。 ９．請求項６において、前記入口弁手段（１２）がポペット弁である請求項６に 記載の装置。 １０．請求項５において、前記第１導管バルブ手段（１４８）は、前記第１出口 手段が前記真空手段へ接続される装置を呈する固有の傾向を有する第１フラッパ ーバルブを有しており、かつ、 前記第２導管バルブ手段（１４９）は、前記第２出口手段が前記真空手段へ接 続される位置を呈する固有の傾向を有する第２フラッパーバルブを有している、 請求項５に記載の装置。 １１．請求項３において、前記ハウジングチャンバーの手段の下方ホッパー部分 （１７）が入口手段（１４）の方へ下方に傾斜している下方面を有し、該下方面 に接触している余剰の粉来を重力の作用で該入口手段（１４）内へ指向している 請求項３に記載の装置。 １２．請求項１１において、前記ハウジングチャンバー手段（１０）の下方ホッ パー部分（１１）から入口手段（１４）を介して前記集積室手段（１６）の下方 ホッパー部分（１７）まで真直な垂直通路が設けられている請求項１１に記載の 装置。 １３．請求項１２において前記下方ホッパー分へ内に集積した粉末を前記ハ ウジング手段（１０）へスプレーするスプレー手段（１００）を有している請求 項１２に記載の装置。 １４．請求項３において、該装置が更に前記集積チャンバー手段を負圧にするた め前記真空導管手段（１４０）へ接続するための真空手段（１５２）を有してい ることを特徴とする請求項３に記載の装置。 １５．請求項１４において、該装置が更に一体的なユニットとして運動するため のレール（１０８）上に載置されていることを特徴とする請求項１４に記載の装 置。 １６．請求項３において、前記集積室手段（１６）が前記ハウジングチャンバー 手段（１０）の下方にある請求項３に記載の芸置。 １７．請求項３において、前記ハウジングチャンバー手段（１６）内に熱及び／ 又は炎を感知するための炎感知手段と、該炎感知手段が熱及び／又は炎を感知し たとき前記入口弁手段（１２）を閉じる制御手段と、を有しており、該入口弁手 段（１２）が前記入口手段（１６）を介して空気及び粉末が前記ハウジングチャ ンバー手段（１０）内へ又はそこから外へ流れるのを阻止するように作動可能で ある、請求項３に記載の装置。