JPH10501786A - 直径の異なる芯に使用可能なウェブ巻き戻し装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 第一巻き取りローラ（１７）、第二巻き取りローラ（１５）、芯（Ａ）とウェブ材料（Ｎ）が通過するニップ（１９）と、前記ニップ（１９）にウェブ材料（Ｎ）を供給する手段とを有し、この手段はウェブ材料（Ｎ）の供給速度と実質的に等しい速度を有し、さらにウェブ材料（Ｎ）が巻き付けられる芯を挿入する挿入手段と、ウェブ材料（Ｎ）の進行方向において前記ニップ（１９）の手前に、ウェブ材料（Ｎ）の供給手段と共に、芯（Ａ）が挿入されるチャネル（３９）を形成する回転面（３３）と、新しい芯と前記ニップ（１９）の挿入点との間の、前記チャネル（３９）に沿った中間点において前記ウェブ材料（Ｎ）の供給手段と相互作用する、ウェブ材料（Ｎ）の中断手段（７３）とを有する、芯（Ａ）にウェブ材料（Ｎ）を巻き取ってログ（Ｌ）を形成する巻き取り装置。

Description

【発明の詳細な説明】 直径の異なる芯に使用可能なウェブ巻き戻し装置 技術分野 本発明はウェブ材料から成るロールまたはログ用の巻き戻し装置に関するもの であり、特に、例えばトイレットペーパーロール家庭用の吸取り紙、工業用その 他のロールを製造する紙のウェブ材料から成るロールまたはログ用の巻き戻し装 置に関するものである。 さらに本発明は、回転巻き取りローラシステムと接触するロールまたはログを 少なくとも部分的に巻き戻す自動周辺巻き戻し装置に関するものである。 先行技術 自動周辺巻き戻し装置には、特に巻き取りサイクルの最後にウェブ材料を切断 もしくは中断して次の巻き取りサイクルを開始するシステムにおいて異なる色々 なタイプのものが数多くある。 自動周辺巻き戻し装置は、例えば米国特許明細書第４．４８７．３７７号、第 ４．７２３．７２４号、第４．８２８．１９５号、第５．１３７．２２５号に開 示されたものが知られている。 各巻き取りの最後にウェブ材料を中断する単純且つ効果的なシステムが、イタ リア特許明細書第ＦＩ９３Ａ００００５８号の優先権と共に特許明細書第ＰＣＴ ／ＩＴ９４／０００３１号に開示されており、この内容は本明細書の肝要な部分 を形成する。上述に引用したに二つの特許明細書に関わる装置はＳＩＮＣＲＯ（ 登録商標）の商標名で出願人により製造販売されている。 ＰＣＴ／ＩＴ９４／０００３１に開示されている巻き取り装置は、第一巻き取 りローラ、第二巻き取りローラ、芯とウェブ材料が通過するニップと、前記ニッ プにウェブ材料を供給する手段とを有し、この手段はウェブ材料の 供給速度と実質的に等しい速度を有し、さらにウェブ材料が巻き付けられる芯を 挿入する挿入手段と、ウェブ材料の進行方向において前記ニップの手前に、ウェ ブ材料の供給手段と共に、芯が挿入されるチャネルを形成する回転面と、新しい 芯と前記ニップの挿入点との間の、前記チャネルに沿った中間点において前記ウ ェブ材料の供給手段と相互作用する、ウェブ材料の中断手段とを有するものであ る。 本発明の目的はＰＣＴ／ＩＴ９４／０００３１に開示された巻き取り装置に改 良を加えた装置を提供することである。この装置はロールが巻き取られる巻き取 り芯の直径の変化に対応して特に可変性を有し、さらに最低限の干渉で、また部 品を交換することなく所定の直径の環状芯を有するログの製造から、数十センチ メータの範囲内で大小異なる直径の環状芯を有するログの製造までの変化に対応 するものである。 発明の開示 主に、本発明によればチャネルを形成する回転面は少なくとも部分的に揺動ク レードルから成る。 さらに、好ましい実施例において第一、第二巻き取りローラ間の、ニップの手 前にチャネルを形成する回転面は二つの、好ましくは三つの部品に別れている。 第一の部品は挿入手段に対して固定された位置にある、芯の挿入範囲である。第 二の部品は前述の揺動クレードルによって形成されており、第三の部品は第二巻 き取りローラの軸に対して固定されているリンキング面により形成されている。 この方法で、芯は挿入後に揺動回転面により形成されたチャネル内を前進する。 揺動回転面は弾性的にたわむことによって揺動可能であり、チャネルのサイズが 芯の直径に適合されるために、かなり広範囲の直径の変化にも対応できる。巻き 取りローラにより範囲を限定されたニップ内に入る前に、ウェブ材料が巻き付い た状態の芯が揺動クレードルからリ ンキング面へと通過する。リンキング面は第二巻き取りローラに対して固定され ており、前述の第二ローラの環状面と実質的に接する位置に常に配置されること ができる状態にある。そのため芯は、芯の直径とクレードルの揺動に関係なく、 常にニップより手前の回転面から巻き取りローラまでの距離を衝撃やストレスを 受けずに通過する。 好ましい実施例において、チャネルは湾曲回転面と第一巻き取りローラの環状 面との間に形成されているが、明細書ＰＣＴ／ＩＴ９４／０００３１に提案され た異なる解決法と形状を除外するものではない。 第一ローラの中心と第二ローラの中心との間の距離は固定されているか、もし くは所定の直径の芯を有するタイプのログの処理の最中に変化可能である。上述 のローラ間に設けられたニップのサイズは、芯の直径よりも僅かに小さい（ニッ プに到達する前に第一巻き取りで巻き取られるウェブ材料の厚みによって増加す る）。この場合、芯がニップを通過するのは、ボール紙または類似する材料から 成る芯が完全に放射状にたわむためである。これに対し、第一巻き取りロールの 中心と第二巻き取りロールの中心との間の距離は、例えば独立したモータを使用 するカムまたは電子制御システム、もしくは当業者に公知のこの他の方法によっ て作動中に周期的に変化される。 本発明による装置の特に有利な実施例において、広範囲に異なる直径の巻き取 り芯に装置を適応させるために、第二巻き取りローラとリンキング面が移動ユニ ットによって移動される。移動ユニットの第一巻き取りローラに対する位置は、 使用する芯の直径に従ってその都度調整可能である。 同様に揺動クレードルと挿入手段も移動ユニットによって移動される。この移 動ユニットの第一巻き取りローラに対する位置は、チャネルのサイズを芯の直径 に適応させるために変化可能である。 この配置により、同装置上で家庭用のトイレットペーパーまたは類似する ものを製造するログ、もしくは工業用ロールとして知られるものを製造するログ を製造することができる。これらのログは通常、幅広い値に対応して変化可能で ある、相当に径大な巻き取り芯を備えている。 本発明による装置のさらに有利な特徴及び好ましい実施例は請求の範囲に説明 され、また後述の本文においてさらに詳細に説明される。 図面の簡単な説明 本発明は以下の記載および本発明を限定しない例として実施例を示している添 付図面からより明確に理解することができる 図面において、 第１図から第６図は、本発明による巻き戻し装置の作動サイクルの連続した６ 段階を示す略側面図である。 第７図は芯挿入手段の制御およびウェブ材料の中断における実行可能な機構を 示す運動学上の線図である。 好ましい実施例の説明 巻き戻し装置はウェブ材料Ｎを供給する一組のローラを備えており、第１図中 にはこの内の１つのみが符号１で示されている。一般に１層またはそれ以上の層 の紙であるウェブ材料が高速（約４００−１０００ｍ/秒）で符号５で示す穴あ きユニットを通過して供給され、図に示す例において穴あきユニット５は固定支 持７、回転シリンダ９を有している。固定支持は回転シリンダ９により移動する 複数の刃１３と相互に作用するカウンタブレード１１を備えている。 穴あきユニット５の後には、ウェブ材料Ｎが周囲を走行する第１巻き取りロー ラ１５と、第２巻き取りローラ１７が取り付けられている。２つのローラ１５、 １７は同方向に回転する（図中では左回り）。この２つのローラはニップ１９を 形成し、この間を通ってウェブ材料Ｎが供給される。符号 ２１は第３ローラを示し、第３ローラはローラ１５、１７と同方向に向かって回 転し、装置の構造部に蝶着された揺動腕部２３によって移動する。アクチュエー タ２７が揺動腕部２３の揺動を制御し、装置に巻き取られているログの大きさを 制御する。 巻き取りローラ１５、１７、２１は以下の本文に説明する方法によって各ログ の完全な巻き取りが行われる範囲を形成する。 巻き取りローラの後に滑り部３１が取り付けられており、巻き取りが終わった ログＬが滑り部３１に沿って回転し、接着手段に向かって案内される。接着手段 は図では省略されているが、当業者には公知のものである。 ニップ１９の手前には湾曲回転面３３が配置されており、湾曲回転面３３は、 以下に説明する目的のために櫛形構造になっている複数の平行する板片から成る 揺動クレードル３５を有する。揺動クレードル３５は、第１巻き取りローラ１５ の円筒状の面と、巻き取り芯が連続して挿入されるチャネル３９とによって構成 される。揺動クレードル３５は符号３７において移動ユニット４０に蝶着されて おり、移動ユニット４０は装置の支持構造と一体に取り付けられたクロスピース により移動される案内４３に沿って調節可能である滑りブロック４１により移動 される。揺動クレードル３５は弾性部材４７の働きによって弾性的に揺動される 。弾性部材４７は揺動クレードル３５を、チャネル３９の主要入口部分を形成す る受け要素４９に対して押圧する位置に押動し、さらに揺動クレードル３５は弾 性材料または類似した性質を持つ材料から成る減衰要素を備えている。受け要素 ４９は移動ユニット４０と一体に設けられて湾曲回転面３３の主要入口部分を形 成する。前述の面の入口部の湾曲の半径は、第一巻き取りローラ１５と芯の最小 直径を足したものから、いかなる作動状況においても芯の巻き取りローラ１５に 対する十分な押圧を得るために数ミリメータ（ほぼ２〜５mm）減算した半径とお お よそ等しい。 揺動クレードル３５と回転面３３はニップ１９には届かずに途中で中断されて いる。第二巻き取りローラ１７は、揺動クレードル３５の構造と似た櫛形構造を 形成するべく間隔をおいて設けられた複数の平行する板片５５から成るリンキン グ面５３と関連する。櫛形構造を形成する板片５５はローラ１７のチャネル１７ Ａ内へと延びているため、板片５５によって形成されたリンキング面５３がロー ラ１７の円筒形の面と連続的にリンクする。 リンキング面５３を形成する板片５５は、第二巻き取りローラと共に移動ユニ ットによって移動される。移動ユニット５７は滑りブロック５９と一体に設けら れており、滑りブロック５９は、その位置が、本装置の固定された構造部によっ て移動されるクロスピース６３と一体に取り付けられた案内６１に沿って調節可 能である。滑りブロック５９と、付随して移動する移動ユニット５７との位置の 調節により、巻き取りローラ１５、１７のセンタースペースが変化し、これに付 随してこのローラ間に形成されたニップ１９の大きさも変わる。 回転要素７１は、巻き取りローラ１５の円筒形表面と相互作用し、ウェブ材料 Ｎを中断する手段７３を備え、回転面３３を形成する板片３５の下部に設けられ ている。この実施例中で、中断手段７３はプレッサやバッファであり、もしくは ウェブ材料を中断または引裂く段階において、ローラ１５の表面上に軽く押圧す る弾性押圧部材である。中断手段７３はさらに、例えばローラ１５の軸方向に連 続する、もしくは不連続の、平面のまたは鋸状の刃であってもよい。この場合、 ローラ１５の円筒状表面内のカウンタブレードまたはチャネルと相互に作用する 。 図示された例において回転要素７１は、右回り方向に断続的に回転する。プレ ッサ７３は理論上の円筒状表面Ｃに沿って移動する。円筒状表面Ｃは円 形部を有し、回転要素の回転の軸７１Ａと同軸を有し、ローラ１５の円筒状表面 と近似接線を形成するか、もしくはローラ１５の表面と僅かに接触する。 芯Ａが、符号７７で示されるコンベヤの手段によってチャネル３９内へと挿入 される。コンベヤ手段は、複数の押出し機８１を有し、滑車８３の周囲を走行す る可撓連続部材７９を備えている。接着装置がコンベヤ７７の走行路に沿って、 当業者に既知である方法において取り付けられており、接着装置は各芯の所定の 場所、特に環状の範囲に接着剤を塗布する。芯Ａはコンベヤ７７から、下端部が ユニット４０に固定または設置されて芯をチャネル３９へと案内する 滑り部８ ５へと降ろされる。滑り部８５の前に弾性保持部材８７が取り付けられており、 芯を滑り部８５上のある位置に保持する。この位置から芯が適時に、回転軸８９ Ａの周囲で断続的に回転するプッシャー８９によってチャネル３９内へと押され る。 上記のような装置の操作は以下に示す通りである。 第１図はログＬの巻き取りの最終段階を示すものである。第一巻き取りローラ １５、第二巻き取りローラ１７、第三巻き取りローラ２１は、ウェブ材料Ｎの供 給速度と等しい、同じ周辺速度で回転する。新しい芯Ａがコンベヤ７７から滑り 部８５へと開放され、保持部材８７によって保持される。 第２図は交換操作、換言すれば巻き取りが終わったログと新しい芯との交換の 開始を示すものである。この交換操作のために第二巻き取りローラ１７の速度が 減速し、同時に回転部材７１が軸７１Ａ周囲で回転され、プッシャー８９が軸８ ９Ａ周囲で回転される。この段階の変更により以下に示す効果が得られる。 − ローラ１５と２１との間の周辺速度が異なることにより、巻き取りが終了し たログＬ第一巻き取りローラ１５から離れ始める。 − ウェブ材料Ｎを中断する手段７３が揺動クレードル３５を形成する板片間に 、板片がウェブ材料Ｎと接触するまで貫通し、手段７３と巻き取りローラ１５の 円筒状表面との間においてウェブ材料Ｎを圧迫する。 − 回転部材７１を回転させるアクチュエータと同じアクチュエータにより好都 合に制御されるプッシャー８９が保持部材８７から芯Ａを開放し、芯の横寸法が 縦寸法よりも僅かに短いチャネル３９へと押し進める。 ウェブ材料Ｎを中断する手段７３の周辺速度は、ウェブ材料の供給速度よりも 僅かに減速するため、従って巻き取りローラ１５の周辺速度よりも僅かに減速す る。その結果ウェブ材料Ｎは巻き取りが終了したログＬと、手段７３とローラ１ ５間の圧迫点との間にある点において破られる。この方法においてウェブ材料の 自由端が生じ、芯Ａに接着し、その間に芯Ａはチャネル３９において回転を開始 する（第３図）。これまでに説明してきた操作は、ＰＣＴ／ＩＴ９４／０００３ １に説明されている操作と実質的に同じものである。 揺動クレードル３５によって形成された面３３は湾曲しており、チャネル３９ が入口からニップ１９にかけて傾斜する配置を有する。揺動クレードル３５が弾 性部材４７と共に揺動することにより、チャネル３９が、芯の移送中に芯のサイ ズに適応することが可能になる。従って、揺動クレードル３５のより大きなもし くは小さな揺動によって芯の直径の変化が補正され、このため巻き取り装置では 、揺動クレードル３５に何も介在することなく、直径の異なる芯を使用すること ができる。リンキング面５３は、芯が回転面３３の最終端にある時ロールがリン キング面５３に向かって連続して回転することができ、第４図、第５図に続けて 示すように、ここからさらに第二巻き取りローラｆ１７へと回転する方法によっ て配置される。 芯Ａが回転面３３から離れると、揺動クレードル３５が弾性帰り部材 ４７によって減衰部材４９上に配置される位置へと押される。これによって衝撃 が弱められ、雑音と機械ストレスが最小に減じられる。板片自体が弾性的に変形 して芯を通過させるという方法において、揺動クレードル３５を形成する板片を 弾性材料で製造することが可能である。「揺動クレードル」という用語にはこの 方法で製造されたクレードル、換言すればクレードルを形成する部材の弾性変形 によって揺動が得られるクレードルが含まれる。 さらにシリンダとピストンアクチュエータもしくは電気カムまたは類似するも のを使用して、弾性帰りシステムの代りにクレードル３５の揺動の正確な制御が 得られる。 芯がニップ１９に入ると、巻き取りローラ１５と１７の速度が異なるために芯 がニップ１９を通過し、それと同時に低下されていた第三巻き取りローラ２１と 接触する（第６図）。第一巻き取りにおいてウェブ材料を巻き取った芯のニップ １９を通過する側方への進行が完了すると、巻き取りローラ１７の周辺速度がウ ェブ材料Ｎの供給速度と等しい通常の作動速度に戻る。第６図は、形成中のログ Ｌが三つのローラと接触する途中段階を示している。回転要素７１の回転とプッ シャー８９が同時に停止し、この停止はほぼ第１図に示す角位置にある。回転要 素７１とプッシャー８９は、新しいログの巻き取りが終了し新しい交換サイクル が開始するまでこの位置に留まる。 第二巻き取りローラ１７の減速、回転要素７１の回転、プッシャー８９の回転 の作動は実質的に同時に行われる。これにより単一電子制御アクチュエータを使 用して上述の三つの機能を駆動することが可能である。第７図に、上述の部材の 制御機構の特に有利な実施例の断面図を示す。 第７図において符号１７３は支持された装置の側面を示すものであり、図中に はその他の部品である第二巻き取りローラ１７、回転要素７１、軸８９Ａと共に プッシャー８９を支持するシリンダ８９Ｂも示されている。符 号１７５は回転要素７１のアクチュエータを形成するモータを示す。第一歯付き 滑車１７９はモータ１７５のシャフト１７７に固定されている。歯付きベルト１ ８１が第一歯付き滑車１７９上を走行し、更なる滑車１８３を通じて回転要素７ １に動きを伝える。シャフト１７７に固定された第二歯付き滑車１８５は歯付き ベルト１８７を介して歯付き滑車１８９へと動きを伝達する。滑車１８９は符号 １９１で示す遊星歯車装置の第一入力駆動軸に固定されている。遊星歯車装置１ ９１のケーシングもしくはスパイダは滑車１９３と一体に設けられている。滑車 １９３は、その周囲を図中では省略されている部材より動きを得るベルト１９５ が走行し、この部材はウェブ材料Ｎの供給速度と比例する速度において回転する 。上記の部材は、例えば巻き取りローラ１５のような、ウェブ材料を案内、供給 するいかなるローラであっても構わない。符号１９７は遊星歯車装置１９１の出 力駆動軸を示す。歯付き滑車１９９は上述の出力駆動軸に固定されている。歯付 き滑車１９９の動きは、歯付きベルト２０１を介して歯付き滑車２０３へと伝達 される。歯付き滑車２０３は第二巻き取りローラ１７のシャフトに固定されてい る。 滑車２０５は回転要素７１のシャフトに固定されている。滑車２０５の動きは ベルト２０７を介してプッシャー８９のシャフト８９Ｂに固定された滑車２０９ へと伝達される。ローラ１５、１７、２１間でログＬを巻き取る段階において、 モータ１７４は停止している。巻き取りローラ１７はベルト１９５によって直接 回転される。ローラ１５の周辺速度がローラ１７の周辺速度と等しい差動および 使用する滑車の伝達比率が得られる。ログＬの巻き取りがほぼ完了すると、モー タ１７５が回転される。これにより以下に示す効果が得られる。モータ１７５の 回転により、中断手段７３を備えた回転要素７１が回転し、またプッシャー８９ の支持軸８９Ｂが回転し、さらに差動１９１の入力ハーフシャフトが回転するこ とによって、滑車１９３と巻き取 りローラ１７との間の伝達比率が変化する。滑車１９３と巻き取りローラ１７と の間の伝達比率が変化することによりローラ１７が減速し、これに従いローラ１ ５の周辺速度に対するローラ１７の周辺速度が減速する。この減速は新しく巻き 取りが完了したログＬを開放するのに十分なものである。 しかしながら様々な部材に、独立した異なる駆動を使用することが可能である 。また巻き取りローラ１５の回転速度よりも遅い速度で常時回転する回転ローラ １７を使用することも考慮できる。さらにローラ２１は一定の速度で回転しなく ても構わない。またローラ２１は交換の最中に加速して、中断手段の介入前にウ ェブ材料を引張することもできる。 本装置に直径の異なる芯を使用するには、ユニット４０とユニット５７の位置 を調整すれば良い。揺動クレードル３５は全ての芯直径に容易に適用できるため 、交換する必要はない。ユニット４０の位置を調整することにより、使用するチ ャネル３９の入口のサイズが得られる。 位置の調節が可能であり、巻き取りローラ１７とリンキング面５３を支持する ユニット５７を備えた滑りブロック５９の代りに、電気カムまたは電子制御アク チュエータによって、下方に位置する巻き取りローラ１７が制御されるシステム を設けることができる。このように、例えば芯Ａを移送する間にニップ１９のサ イズを変更するために、各巻き取りサイクルの最中にも巻き取りローラ１７が移 動する。この場合、各々の芯の直径の採用は、なるべく制御パネルを介して装置 制御プログラムに介入することにより行われる。 ユニット４０とユニット５７の調節もまた、例えば第１図に概略的に示すよう に、ねじ付きロッドおよび電子制御モータを備えた調整システムを設けることに よって迅速にまた正確に行われる。この方法において装置の部材の各々の位置は 、可能であれば異なる芯直径用に記憶したデータを使用して制御パネルから容易 に変更できる。 ユニット４０は調整に伴って、第１図中で線Ｔ１を通過する平面に対して平行 であるＦ１の方向に向かって移動し、線Ｔ１は巻き取りローラ１５の軸と、プッ シャー８９を支持するローラ８９Ｂの軸とを有する。これに対しユニット５７の 移動は、巻き取りローラ１５、１７の軸を有する線Ｔ２を通過する平面に対して 平行するＦ２の方向に向かって行われる。 非常に大きな範囲で芯の直径が変化する際には、巻き取りローラ１５を決して 邪魔しないが、直径に関係なく芯をしっかりと掴持しながらプッシャー８９のサ イズが放射状に調整される。この調整は例えば、プッシャー８９を互いに重なり 合う二つの望遠鏡の筒式にスライドする部品で製造することで得られる。 図面は本発明の実例を説明することにより実証される具体例のみを示しており 、前記発明の概念の範囲を逸脱しない限り、発明の形状および配置を変えること が可能である。請求の範囲中の参照符号は、単に具体例と図面を参照しながら請 求の範囲の読解を容易にするためのものであり、請求の範囲による保護の範囲を 限定するものではない。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ)， ＡＭ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＮ，Ｃ Ｚ，ＥＥ，ＦＩ，ＧＥ，ＨＵ，ＪＰ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＮ，ＭＸ， ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，Ｔ Ｔ，ＵＡ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． 第一巻き取りローラ（１７）、第二巻き取りローラ（１５）、芯（Ａ）と ウェブ材料（Ｎ）が通過するニップ（１９）と、前記ニップ（１９）にウェブ材 料（Ｎ）を供給する手段とを有し、この手段はウェブ材料（Ｎ）の供給速度と実 質的に等しい速度を有し、 さらにウェブ材料（Ｎ）が巻き付けられる芯を挿入する挿入手段と、 ウェブ材料（Ｎ）の進行方向において前記ニップ（１９）の手前に、ウェブ材 料（Ｎ）の供給手段と共に、芯（Ａ）が挿入されるチャネル（３９）を形成する 回転面（３３）と、 新しい芯と前記ニップ（１９）の挿入点との間の、前記チャネル（３９）に沿 った中間点において前記ウェブ材料（Ｎ）の供給手段と相互作用する、ウェブ材 料（Ｎ）の中断手段（７３）とを有する、芯（Ａ）にウェブ材料（Ｎ）を巻き取 ってログ（Ｌ）を形成する巻き取り装置であって、 前記チャンネル（３９）を形成する前記回転面が、最低でも部分的に揺動性ま たは弾性の可変クレードル（３５）によって形成されていることを特徴とする巻 き取り装置。 ２． 前記回転面が少なくとも二つの部品（３３、５３）に別れており、一方が 前記揺動クレードル（３５）によって形成され、他方が第二巻き取りローラ（１ ７）の軸に対して固定されたリンキング面（５３）によって形成されていること を特徴とする請求の範囲１に記載の巻き取り装置。 ３． 前記チャネルの主入口部を形成する入口要素（４９）が前記揺動クレード ル（３５）の手前に配置されていることを特徴とする請求の範囲１または２のい ずれか一項に記載の巻き取り装置。 ４． 前記チャネル（３９）が前記回転面（３３、４９、５３）、前記第一巻き 取りローラ（１５）によって形成されており、さらに前記回転面が湾曲 していることを特徴とする請求の範囲１〜３のいずれか一項に記載の巻き取り装 置。 ５． 第一巻き取りローラ（１５）の中心と、第二巻き取りローラ（１７）の中 心との間が可変であることを特徴とする前述の請求の範囲の一項またはそれ以上 に記載の巻き取り装置。 ６． 前記第二巻き取りローラ（１７）と前記リンキング面（５３）が、第一巻 き取りローラ（１５）に対して位置が調整可能な移動ユニット（５９）によって 移動することを特徴とする請求の範囲２または５のいずれか一項に記載の巻き取 り装置。 ７． 前記揺動クレードル（３５）と、できれば前記入口要素（４９）が、第一 巻き取りローラ（１５）に対して位置が調整可能な移動ユニット（５９）によっ て移動することを特徴とする前述の請求の範囲の一項またはそれ以上に記載の巻 き取り装置。 ８． 前記移動ユニット（４０）が前記挿入手段（８９）を移動し、前記チャネ ル（３９）内へ各々の芯（Ａ）を挿入することを特徴とする請求の範囲７に記載 の巻き取り装置。 ９． 前記芯を前記巻き取りローラ（１５、１７）へと供給するコンベヤ（７７ ）を有し、前記コンベヤ（７７）は前記芯を、前記コンベヤ（７７）の開放端と 前記挿入手段（８９）との間に取り付けられた滑り部（８５）へと開放し、前記 滑り部（８５）の位置は前記移動ユニット（４０）の位置によって決定すること を特徴とする請求の範囲８に記載の巻き取り装置。 10． 前記挿入手段の寸法が調整可能であることを特徴とする請求の範囲７〜９ の一項またはそれ以上に記載の巻き取り装置。 11． 前記揺動クレードル（３５）が、これを前記チャネル（３９）のサイ ズが最小である位置へと押す弾性帰り手段（４７）と関連することを特徴とする 前述の請求の範囲の一項またはそれ以上に記載の巻き取り装置。 12． 前記揺動クレードル（３５）が減衰手段（５０）と関連して、各々の芯が 前記チャネル（３９）を通過した後に前記クレードルの弾性の帰りの段階におい て衝撃を減衰することを特徴とする請求の範囲１１に記載の巻き取り装置。 13． 前記第二巻き取りローラ（１７）が環状溝（１７Ａ）を有し、前記溝内に おいて前記リンキング面（５３）が、溝に部分的に貫通する櫛形構造により形成 されていることを特徴とする請求の範囲２に記載の巻き取り装置。