JPH10501021A - 官能化ポリオルガノシロキサン及びその一つの製造方法 - Google Patents

官能化ポリオルガノシロキサン及びその一つの製造方法

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JPH10501021A JP8516617A JP51661796A JPH10501021A JP H10501021 A JPH10501021 A JP H10501021A JP 8516617 A JP8516617 A JP 8516617A JP 51661796 A JP51661796 A JP 51661796A JP H10501021 A JPH10501021 A JP H10501021A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、1分子当たりに以下のα〜γを含む多官能化ポリオルガノシロキサンに関する:(α)一方で、式: (ここで、Rは特にC1〜C6アルキル基であり、YはC1〜C15アルコキシ基であり、aは0、1又は2である)の少なくとも1個の官能性シロキシ単位、(β)他方で、式: (ここで、WはC7以上のアルキル基、アルケニル基、不飽和環状脂肪族基、メルカプトアルキル基、ポリスルフィド部分を含むアルキル基、及び硫黄原子を含有する環で置換されたアルキル基から選択される、Si−C結合によって珪素に結合したC2〜C30炭化水素基である)の少なくとも1個の別の官能性シロキシ単位、(γ)随意としての、式:

Description

【発明の詳細な説明】 官能化ポリオルガノシロキサン及びその一つの製造方法 本発明の分野は、珪素の置換基によって導入される官能基であってシリコーン 用途に大いに求められている特別な性質、例えば付着防止性、潤滑性又は強化性 をシリコーンポリマーに付与するもの2個以上を含有するポリオルガノシロキサ ンの分野である。 より正確には、本発明は、多官能化ポリオルガノシロキサンであってそれら官 能基がそれぞれSiC又はSiOC結合を介して異なるシロキシ単位に結合した ものに関する。 本発明はまた、ポリオルガノシロキサンの官能化方法、特に上で目標とする多 官能化ポリオルガノシロキサンをもたらすことを可能にする前記官能化方法にも 関する。 ポリオルガノシロキサンの官能化は、慣用的には、鎖の珪素原子が有する水素 を置換することによって実施することができる。 第一の経路に従えば、この置換は、ポリオルガノヒドロシロキサンと、付加メ カニズムによって水素と反応し得るπ結合少なくとも1個を有するオレフィン系 試薬との間のヒドロシリル化反応から成ることができる。ヒドロシリル化は、当 技術分野においてよく知られた反応である。この反応は通常白金によって触媒さ れる。これは文献に広く記載されている。この点については、例えば、Obsh.Kh im.、第57巻(5)(1987年)第1117〜1127頁のV.M.Kopilov らによる論文を参照することができる。この第一の経路においては、利用できる 水素を含有する全ての珪素原子がSiC結合を介して有機単位によって置換され る。これらの有機単位はオレフィン系反応成分によって導入されるものである。 ヒドロシリル化の一つの例示(他にもあるが)がヨーロッパ特許出願第5048 00号に与えられており、そこには、オレフィン系基(ビニル)によって置換さ れたポリオキシアルキレンをアルカンジオールタイプの溶媒のモノカルボン酸エ ステルの存在下で次式: Me3SiO-(Me2SiO)157-(MeHSiO)21-SiMe3 (Me=CH3) のポリジメチルヒドロシロキサンに添加することが記載されている。この場合、 明らかに、単一のタイプの官能化が考えられ、オレフィン系残基によって置換さ れることができる基のみがポリオルガノシロキサン上にグラフトされることがで きるように思われる。 第二の官能化経路は、懸案のポリオルガノシロキサンの珪素がこのポリオルガ ノシロキサンにSiOCブリッジによって結合する官能性残基で置換されるもの である。これを行なうための考えられ得る反応は、例えばα,ω−クロルシロキ サン及びアルコール、又はポリオルガノヒドロシロキサン及びアルコールを伴い 、脱水素/縮合メカニズムに従うものである。 これらの脱水素/縮合反応はオルガノヒドロポリシロキサンのアルコーリシス とも称され、特にS.KOAMA及びY.HUMEKIによってJournal of Applied Polymer Science、第21巻(277)第863〜867頁に記載されている。 この論文は、ポリメチルヒドロシロキサンをメタノール又はエタノールタイプ のアルコール並びに塩基及びある種の金属塩化物(ルイス酸)から選択される触 媒と接触させることを言及している。用いられる溶媒はベンゼンである。かくし て、その著者らは、1つの官能性のみを有するポリアルコキシメチルシロキサン を得る。 アルコキシ置換されたポリオルガノシロキサンに関する米国特許第53108 42号明細書に記載された発明においてもまた、脱水素/縮合が用いられている 。これらの生成物は、ジメチルシロキシ単位及びメチルアルコキシシロキシ単位 を含み、4〜30個の炭素原子を有する。この脱水素/縮合において用いられる 触媒は、生来的に白金を含有する(クロロ白金酸)。全ての出発メチルヒドロシ ロキシ官能基がアルコキシ置換された単位に転化する(99%より大きい転化率 )。アルコキシル化側鎖は、ポリオルガノシロキサンと例えば有機ポリマーのよ うな最終用途において用いられるその他の物質との相溶化に関与する。その著者 らはこれらのアルコキシル化ポリオルガノシロキサンは良好な加水分解耐性を有 すると主張しているが、この点における酸素ブリッジの小さくない過敏性を考慮 すると、これは疑わしい。さらに、この従来技術の発明はポリオルガノシロキサ ンの一官能化の欠点を依然として持っている。 従来技術のこの検討は、多官能化ポリオルガノシロキサンがないことを明らか にする。しかし、多官能化はすでに非常に広範囲であるこれらの物質の可能性の 増大をもたらすばかりであることは明らかなので、かかる物質はシリコーンのあ る種の用途において高く評価できるだろう。グラフトさせることによる複数の官 能性の導入はまた、注文通りの、目指す用途に特定的に適したシリコーンを作る ことを可能にするという否定できない利点をも提供するだろう。 この反駁できない事実に照らして、本発明の本質的な目的の一つは、官能化ポ リオルガノシロキサン、特に多官能化ポリオルガノシロキサン、さらにより特定 的には官能性が異なる少なくとも2個のシロキシ部位(又は単位)(それぞれが 1つのタイプの官能性を有し、複数の官能性タイプに相当する)を含むポリオル ガノシロキサンを提供することである。 本発明の別の本質的な目的は、簡単に且つ経済性よく得ることができるポリオ ルガノシロキサンを提供することである。 本発明の別の本質的な目的は、グラフトさせることによって導入された複数の タイプの官能基、特に2つのタイプの官能基を同時に有するポリオルガノシロキ サンの製造方法を提供することである。この方法は、用いられる原料の点並びに 必要とされる装置、エネルギー及び時間の点の両方の点で低価格であり且つ実施 するのが容易であることが必要である。 これらの目的に適うことを目指すに当たって、本出願人は、多くの研究及び実 験の後に、全く驚くべきことに及び予期しなかったことに、KOAMA及びHUMEKIに よって教示されていたこととは対照的に、ポリメチルヒドロシロキサンのアルコ ーリシスは、ある条件下では、水素が特定的な化学量論に従って反応せず、アル コキシ置換シロキシ単位及びヒドロシロキシ単位をもたらすということを見出し た。 前記の目的(他にもあるが)を達成することを可能にする本発明は、それ自体 新規の物質として、官能化ポリオルガノシロキサン、特に1分子当たりに以下の もの(α〜γ)を含む多官能化ポリオルガノシロキサンに関する: (α)一方で、式: (R)aYSi(O)(3-a)/2 (I) の少なくとも1個の官能性シロキシ単位 {ここで、aは0、1又は2であり、 Rは1〜6個の炭素原子を有する直鎖状若しくは分枝鎖状のアルキル(特 にメチル、エチル、プロピル若しくはブチル)及び(又は)アリール(特にフェ ニル)から選択される一価の炭化水素基であり、より特定的にはメチルが好まし く、aが2である場合には基Rは同一であっても異なっていてもよく、 YはC1〜C15アルコキシ、特にC1〜C6アルコキシから選択されるのが 好ましい直鎖状又は分枝鎖状のアルコキシ基であり、より特定的にはメトキシ、 エトキシ及び(イソ)プロポキシが用いられる}; (β)他方で、式: (R)bWSi(O)(3-b)/2 (II) の少なくとも1個の官能性シロキシ単位 [ここで、bは0、1又は2であり、 Rは単位(I)のR置換基について前記したものと同じ定義に相当し、単 位(I)のR置換基と同一であっても異なっていてもよく、 Wは2〜30個の炭素原子並びに随意としてのS及び(又は)O原子を有 し且つSi−C結合によって珪素に結合した、官能性残基を構成する一価の炭化 水素基であり、 この残基は以下の群((i)〜(7i))から選択される: (i)少なくとも7個の炭素原子を有する直鎖状又は分枝鎖状アルキル基、 (2i)鎖中及び(又は)鎖の端部に1個又は2個以上の二重結合を含有する 直鎖状又は分枝鎖状C2〜C20アルケニル基{二重結合は共役であり、且つ(又 は)、α位に位置する少なくとも1個の活性化用基(エーテル又はチオエーテル から成るのが有利である)と組み合わされているのが好ましい}、 (3i)5〜20個の環炭素原子及び1個又は2個の環中のエチレン系二重結 合を含有し且つ随意に1個又は2個の直鎖状又は分枝鎖状C1〜C3ア ルキル基で置換されていてよい不飽和脂肪族単環式又は二環式基(この環式基は 随意に直鎖状又は分枝鎖状C2〜C10アルキレン基を介して珪素に結合する)、 (4i)式: −R1−S−A のメルカプトアルキル基 {ここで、R1は、随意に少なくとも1個の酸素複素原子を含む直鎖 状若しくは分枝鎖状C2〜C10アルキレン基、又は、これと同じ定義を有するア ルキレン部分と5〜10個の炭素原子を有し且つ随意に1個若しくは2個の直鎖 状若しくは分枝鎖状C1〜C3アルキル基で置換された環状部分とから成るアルキ レンシクロアルキレン基を表わし、 Aは水素又はマスキング用基M(この基MとSとは、所定の条件下 で化学的に不安定であってHによるMの置換若しくは活性種−R1−S・の形成 を可能にする結合によって結合する)に相当する}、 (5i)次式: −R2−(−S−)x−R3 に相当する、ポリスルフィド部分を含む基 (ここで、xは1〜6であり、 R2は前記のR1と同じ定義を有し、 R3は直鎖状又は分枝鎖状C1〜C10アルキル基である)、 (6i)次式: 又は に相当する、少なくとも1個の環を含有し且つその元素の少なくとも1 個が硫黄原子である基 (ここで、iは0、1又は2であり、 jは1〜6であり、 置換基R4及びR5は、R1について前記した通りの二価基である) 、 (7i)式: のスルホキシド基 (ここで、記号R1及びMは(4i)の式について上で与えた定義を有 する)]; (γ)随意としての、次式: (R)c(H)dSi(O){4-(c+d)}/2 (III) の少なくとも1種のシロキシ単位(III) (ここで、cは0、1、2又は3であり、 dは0又は1であり、 c+dは3以下であり、 R置換基は単位(I)及び(II)において前記した通りである)。 本出願人が知る限り、SiOC結合によって珪素に結合した官能性残基によっ て官能化された単位と、SiC結合によって珪素に結合した官能性残基によって 官能化されたシロキシ単位とを同時に有するポリオルガノシロキサンを記載した 先行技術文献はない。 本発明に従うこのポリオルガノシロキサンにおいては、式(I)の単位が第一 のアルコキシ官能基Yを持ち、前記の式(II)の単位中に第二の炭化水素官能基 Wが現れる。 シリコーンにおける通常の用語に従えば、これらの単位(I)及び(II)はM 、D又はT単位であることができる。T単位の存在は、ポリオルガノシロキサン が互いに架橋した線状鎖の形で存在する一具体例に相当する。 Y官能基は、加水分解することができること、そして従って様々な基材上にグ ラフトさせることができることを特徴とする。このことはある種の用途に特に有 利である。 Wは、加水分解するのがより困難であり且つその化学的性状に応じて様々な性 質を示すことができる炭化水素官能基から成ることができる。これは有機ポリマ ーとの相溶性又はポリオルガノシロキサンへの架橋性官能基の導入であることが できる。 本発明の有利な態様に従えば、この官能性置換基Wは、以下の基から選択され る: *(i)の8〜30個の炭素原子を有するアルキル基、好ましくはオクチル、ド デシル、ウンデシル又はトリデシル基から選択されるアルキル基、 *(2i)の二重結合及び随意としてのこれと共役する別の二重結合を含有するC6 〜C10基、有利にはヘキセニル又はドデセニル、 *(3i)のC5〜C6単環式基、好ましくはシクロヘキセニル又は1−メチル−1 −シクロヘキセニル(随意に直鎖状又は分枝鎖状C2〜C6アルキレン基、好まし くは-CH2-CH2-、-CH2-CH(CH3)-又は-(CH2)3-を介して珪素に結合するもの)、 *(4i)の式においてR1が随意にエステル及び(又は)エーテル官能基を含む C2〜C10アルキレン基である基 [この(4i)の基は、以下のものから選択されるのが好ましい: 〔ここで、AはH又はMであり、 好ましいM基は、以下のものである: (ここで、Dは随意に少なくとも1個の複素原子を含むC1〜C12炭化 水素基に相当し、 より特定的には、好ましいD基はフェニル、フェニルアミノ、C1〜 C3アルキル及び−S−フェニルである); ・−R6−R7 {ここで、R6は直鎖状又は分枝鎖状C1〜C6(有利にはC2)アルキレ ンに相当し、 R7は ・直鎖状若しくは分枝鎖状C1〜C4(有利にはC1)アルキル、 ・直鎖状若しくは分枝鎖状C1〜C3(有利にはC1)アルコキシ、 ・フェニル基、 ・式Si(R’)k(OR’)3-kのアルコキシシリル (ここで、記号R’は同一であっても異なっていてもよく、直鎖状 又は分枝鎖状C1〜C3(好ましくはC2)アルキル基であり、 kは0、1、2又は3である)、 (より特定的にはトリアルコキシシリル(この場合、k=0)が好ま しい) 又は (ここで、R8は直鎖状又は分枝鎖状C1〜C3アルキルである)に 相当する}; ・−Si(R”)L(OR”)3-L {ここで、記号R”は同一であっても異なっていてもよく、直鎖状又は 分枝鎖状C1〜C3(好ましくはC2)アルキル基であり、 Lは0、1、2又は3である} {より特定的にはトリアルコキシシリル(この場合、L=0)が好まし い}]]、 *(5i)の式: −(CH23−(S)4−(CH22−CH3 の基、 *(6i)の式: 又は の基、 *(7i)の式: (ここで、記号Mは(4i)の基に関して前記した好ましい基の内の1種を表 わす) の基。 前記のように、本発明はポリオルガノシロキサンが2つのタイプの官能基Y及 びWのみを含有する場合に限定されない。実際、有利な一具体例に従えば、ポリ オルガノシロキサンは単位(I)及び(II)に加えて少なくとも1個の単位(III )を含有する。 SiH単位(III)は、例えば水素がY又はWで置換されるための反応をしてい ない残留シロキシ部位である。この残留水素化性状は、本発明に従うポリオルガ ノシロキサンのある種の用途に有用であることが証明されることができる。 所定のタイプ(例えばI、II又はIII)の単位がポリオルガノシロキサン中に 1つより多くの形で存在する場合には様々な形は互いに同一であっても異なって いてもよいということが強調されるべきである。 単位(I)、(II)及び(III)中の置換基に付された指数a〜dが取り得る値 を考慮すると、本発明に従うポリオルガノシロキサンは直鎖状及び(又は)分枝 鎖状及び(又は)環状構造を有することができる。 好ましいR基はメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル又はn−ブチル であり、メチルが特に好ましい。R基の少なくとも80%(数を基とする)がメ チルであるのがさらにより好ましい。 好ましいアルコキシ基Yはエトキシ基である。 さらにより正確には、本発明の新規物質としてのポリオルガノシロキサンとし ては、何よりもまず、次の平均式のランダム、序列又はブロック線状コポリマー によって形成されるものが挙げられる: (ここで、記号Y、W及びRは前記の通りであり、 記号Zは水素並びにR、Y及びWの定義に相当するものから選択される一価 の基であり、 m、n、p及びqの合計m+n+p+qは3以上、好ましくは3〜100の 範囲であり、 p=q=oであり、m≧1であり且つn≦50であるのが特に好ましく、 0≦m≦100、好ましくは1≦m≦50であり、 0≦n≦100、好ましくは1≦n≦50であり、 0≦p≦20、好ましくは0≦p≦10であり、 0≦q≦40、好ましくは0≦q≦20であり、 但し、 m=0である場合には、Z置換基の少なくとも一方はYを特徴づける定義に 相当する基に相当し、 n=0である場合には、Z置換基の少なくとも一方はWを特徴づける定義に 相当する基に相当し、 m=n=0であり且つp+q≧1である場合には、Z置換基の一方がYを特 徴づける定義に相当する基に相当し且つZ置換基のもう一方がWを特徴づける定 義に相当する ことを条件とする)。 式(IV)の特に好ましいポリオルガノシロキサンの中でも、p=q=0であり 且つ0.1≦m/n≦5、好ましくは1≦m/n≦5、より好ましくは1.5≦ m/n≦3であるものを特に挙げることができる。 前記の式(IV)の線状構造のポリマーの代わりに、本発明は、次の平均式の環 状コポリマーから成るポリオルガノシロキサンにも関する: (ここで、Y、W及びRは前記の通りであり、 r、s、t及びuは正の整数又は小数を表わし、 それらの合計r+s+t+uは3以上、好ましくは3〜8の範囲であり、 t=u=0であるのが特に好ましく、 1≦r≦8、好ましくは1≦r≦4であり、 1≦s≦8、好ましくは1≦s≦4であり、 0≦t≦8、好ましくは0≦t≦4であり、 0≦u≦8、好ましくは0≦u≦4である)。 本発明に従うポリオルガノシロキサンは、前記の式(IV)及び(V)において R=CH3であり且つp=u=0であるものに相当する物質から成るのが好まし い。 すでに前記したように、これらの式(IV)及び(V)において、n>1である 場合及びs>1である場合には、W基は性状的に同一であっても異なっていても よいということは明らかである。 前記のタイプのポリオルガノシロキサンの混合物は本発明の範囲内である。 別の局面に従えば、本発明は、官能化ポリオルガノシロキサン、特に多官能化 ポリオルガノシロキサン(特に前記のタイプのもの)の製造方法をも目標とする 。 この官能化方法は、 一方で、前記の式(II)に従いしかしWが水素を表わす単位を含む出発ポリオ ルガノシロキサンと、単位(I)の官能基Yを誘導し、反応成分としても反応溶 媒としても有用である少なくとも1種のアルコールとを、活性元素の少なくとも 1つが遷移金属から選択される触媒の存在下で、脱水素/縮合メカニズムに従っ て反応させること(第一段階)、並びに 他方で、脱水素/縮合によって転化させたポリオルガノシロキサンの、単位( II)の官能基Wを誘導する少なくとも1種のオレフィン系化合物への、触媒の存 在下での、好ましくは5〜100℃の範囲、より好ましくは20〜90℃の範囲 の温度におけるヒドロシリル化メカニズムに従う付加を実施すること(第二段階 ) から本質的に成るのが有利である。 本発明の方法の新規の特徴の一つは、この脱水素/縮合段階においてY基に相 当するアルコールを反応成分及び反応溶媒の両方として使用することにある。こ れは、KOAMA及びHUMEKIに従う既知のアルコーリシス方法との本質的な違いの一 つである。本発明に従えば、たとえどのような量のアルコールを方法に用いても 、出発ポリオルガノシロキサンのW=HについてのSiW基の全部を転化させる ことはできないということを観察することができた。従って、ある程度まで転化 した後(この程度は、反応条件、化学量論及び反応成分の性状に応じて変化する )に、残留SiH基は脱水素/縮合に関して不活性になる。例えば、エタノール の存在下では、初期SiH官能基の転化率は66%で横ばいになる。 従って、この新規の脱水素/縮合は、少なくとも1個の関連した官能基及び遊 離のSiH官能基を含有し、後記するように多官能性ポリオルガノシロキサンに 到達することを可能にするポリオルガノシロキサンをもたらす。 用いられるアルコールは、直鎖状又は分枝鎖状の一価アルカノール(第1、第 2又は第3アルカノール、好ましくは第1アルカノール)であるのが好ましく、 メタノール、エタノール、(イソ)プロパノール又は(n−)ブタノールから選 択するのが好ましく、エタノールが好ましい。 触媒に関しては、Pt、Rh、Ru、Pd、Ni及びそれらの組合せの少なく とも1種を含有するものから選択するのが有利であり、この触媒は随意に担体( これは不活性であっても不活性でなくてもよい)と組み合わされてもよい。 本発明の好ましいものに従えば、触媒は、ヒドロシリル化反応を実施するのに 慣用的に用いられる白金触媒の群から選択される。この白金触媒は、文献に充分 に記載されている。特に米国特許第3159601号、同第3159602号及 び同第3220972号並びにヨーロッパ特許第57459号、同第18897 8号及び同第190530号の各明細書に記載された白金と有機物質との錯体、 並びに米国特許第3419593号、同第3715334号、同第337743 2号及び同第3814730号の各明細書に記載された白金とビニル化オルガノ ポリシロキサンとの錯体を挙げることができる。Karstedt触媒は、本発明に従う 方法に適した白金触媒の一例である(Karstedt、米国特許第3775452号明 細書)。 例えばラネーニッケルのようなニッケル系触媒は、白金触媒の可能な代替品で ある。 反応条件に関しては、脱水素/縮合は、例えば0〜200℃に及ぶ広い温度範 囲にわたって実施することができるが、しかし、20〜80℃の範囲、好ましく は40〜70℃の範囲の温度において実施するのが好ましいことは、明らかであ る。 本発明に従う方法の第二段階は、脱水素/縮合によって製造された中間体の水 素化されたポリオルガノシロキサンを少なくとも1個のπ結合を有する少なくと も1種のオレフィン系化合物に付加反応させることから成る。 これは、触媒の存在下での、好ましくは5〜100℃の範囲、さらにより好ま しくは20〜90℃の範囲の温度における、ヒドロシリル化メカニズムに関する 。 好ましい方法に従えば、脱水素/縮合が完了した後に、前記のW基を誘導する オレフィン系化合物を中間体のアルコキシル化ポリオルガノシロキサンに添加す ることによってヒドロシリル化を開始させる。実際上は、水素の放出が停止した 時にこの添加を行なうことができる。 反応性アルケンは、1つのタイプのW基を含有する化合物の混合物から成るこ ともでき、2以上のタイプのW基を含有する化合物の混合物から成ることもでき 、1つのタイプのW基を含有する化合物と2以上のタイプのW基を含有する化合 物との混合物から成ることもでき、これが最終ポリオルガノシロキサンの多官能 性を決定する。多数のWタイプをもたらす場合には、第二の官能基に相当するア ルケンを最初に反応させ、次いでこのアルケンが完全に反応した後に第三の官能 基に対応するアルケンを添加し、以下同様に続けることが好ましい。 Wの前駆体であるオレフィン系化合物は、脱水素/縮合の後に反応混合物に添 加する代わりに、プロセスの第一段階を始める前又はこの第一段階の間に用いる こともできる。 本発明の好ましい特徴に従えば、脱水素/縮合触媒の少なくとも一部によって 、そして好ましくはもっぱらこの触媒によって、ヒドロシリル化が触媒されるよ うにする。 これが本発明の方法の特に有利な予期されなかった局面の一つである。実際、 脱水素/縮合触媒(好ましくは白金性状のもの)がこの第二のヒドロシリル化段 階において依然として活性であることが観察されることは全く驚くべきことであ る。 実際、脱水素/縮合の間に触媒がその性能のある程度の劣化をこうむることが 確かに知られていた。しかし、さらにもっと驚くべきことは、残留SiH基を有 するポリオルガノシロキサンを含有する脱水素/縮合後の媒体中に触媒が存在す ることである。ここに、理論上、そして縮合の分野において広まっている先入観 に従えば、ヒドロシリル化触媒、特に白金触媒は、少なくとも1個のπ結合を含 む反応性化合物を初めに存在させた時に活性であるだけであり、本発明における ような場合には不活性なコロイドの形成が観察されるはずであるとされていた。 しかし、それは何ら観察されない。 対照的に、残留SiH基は、添加されたオレフィン系化合物に関して、ヒドロ シリル化触媒(これもまた完全に有効である)の作用によって、特に反応性であ る。この結果は、単一のシーケンスで、反応器を変えることなく、複数の異なる 官能基を含有するポリオルガノシロキサンを得ることを可能にする。 用いられるオレフィン系化合物は、前記のWの定義から容易に導き出すことが できる。この基に関する選択は、目標とする用途(1個又は2個以上の異なる官 能性)によって決定される。 ヒドロシリル化段階は、室温において塊状で又は溶液中、例えば脱水素/縮合 反応において溶媒として及び反応成分として用いたアルコール中で、有利に行な うことができる。 反応終了時に、得られた粗製ポリオルガノシロキサンを精製、特にイオン交換 樹脂を充填したカラムに通し且つ(又は)単に導入された過剰の反応成分及び用 いた場合の溶媒を減圧下で100〜180℃の範囲に加熱することによって蒸発 させることによって、精製することができる。 出発ポリオルガノシロキサンは、次式に相当するものから選択するのが有利で ある: {ここで、記号Rは同一であっても異なっていてもよく、単位(I)及び(II )の式に関して前記した通りであり、 記号Z’は同一であっても異なっていてもよく、R又は水素に相当し、 vは、mとnとqとの合計m+n+q(ここで、n、m及びqは式(IV)に 関して上で与えた定義に相当する)であると規定できる0以上の整数又は少数で あり、 但し、v=0である場合にはwは1以上であり且つ2個のZ’基は水素に相 当し、 wは式(IV)に関して上で与えたpの定義と同じ定義に相当する}。 例えば環状官能化物質の製造に用いられる出発ポリオルガノシロキサンは、次 の平均式に相当するものから選択されるものである: {ここで、記号Rは同一であっても異なっていてもよく、単位(I)及び(II )の式に関して規定した通りであり、 oは式(V)に関して上で与えたuの定義と同じ定義に相当し、 yはrとsとtとの合計r+s+tであり且つy+uは3以上である(ここ で、r、s、t及びuは式(V)に関して上で与えた定義に相当する)と規定で きる0以上の整数又は少数である}。 その別の局面に従えば、本発明は、前記のポリオルガノシロキサン及び前記の 方法によって得られたポリオルガノシロキサンをシリコーン組成物中の付着防止 用変性剤及び(若しくは)架橋剤として用いることに関する。これらのポリオル ガノシロキサンはまた、シリコーンエラストマー組成物中におけるシリカの使用 を促進し及びこれらの組成物から得られるシリコーンエラストマー製品(例えば 建築産業において用いられる保護コーティング並びに封止及びウェザーストリッ ピング用マスチック)の強化を可能にするための珪質充填剤用の被覆剤として有 利に用いることができ、この場合にはこれが好ましい態様の用途である。 本発明は、以下の様々な多官能化ポリオルガノシロキサン及びそれらの製造方 法を記載した実施例に照らしてより良好に理解されるだろう。本発明のその他の 有利な別の実施態様もまた、これらの実施例から明らかになるだろう。 実施例: I−本発明に従う方法の第一段階 例1:Si−OEt及びSi−H官能基を含有する第一のポリオルガノシロキサ ン(POS)の製造 機械式撹拌機、温度計及び滴下漏斗を備えた500ミリリットルの三つ口丸底 フラスコ中に、3Åモレキュラーシーブ上で前もって乾燥させたエタノール30 0ミリリットル及びKarstedt触媒(ヘキサン中10%)10マイクロリットルを 窒素雰囲気下で装入する。この混合物を65℃において撹拌し、ポリメチルヒド ロシロキサン(40g、dpn=50)の滴下を開始する。かなりの水素の放出 が観察される。水素流及び反応の発熱を制御するために、Si−H流体の添加速 度を調節する。添加が終了したら、混合物を1時間撹拌する。過剰分のエタノー ルを回転式蒸発器を用いて除去する。粘度52mPa・sの無色透明のオイルが 回収された。これはNMR分析に従って次の平均式に相当していた。 このオイルは、湿分を排除して貯蔵した際に非常に良好な安定性を示した。 例2:Si−OEt及びSi−Hを含有する第二の前駆体POSの製造 反応成分及び手順は例1におけるものと同じである。得られた生成物は、m= 32であり且つn=18である違いのほかは、同じ式に相当していた。 II−本発明に従う方法の第一及び第二段階 例3:Si−OEt及びSi−オクチル官能基を含有するPOSの製造 以下の点を除いて、例1におけるように製造を実施する。過剰分のエタノール を蒸発させる代わりに1−オクテン36gを滴下する。添加後に、Si−H官能 基全部が消費されるまで反応混合物を60℃に加熱する。次いで、過剰分のアル コール及びオクテンを蒸発させる。透明な僅かに着色したオイル80gが回収さ れた。NMR分析は次の構造を示した(NMR)。 例4:Si−OEt及びSi−オクチル官能基を含有する別のPOSの製造 反応成分及び手順は例3におけるものと同じだが、しかし例2のSi−OEt 及びSi−Hを含有するPOS前駆体を用いて出発する。得られた生成物は、m =32であり且つn=18である違いのほかは、同じ式に相当していた。 例5:Si−OEt及びSi−ヘキセニル官能基を含有するPOSの製造 以下の点を除いて、例3におけるように製造を実施する。オクテンを1,5− ヘキサジエンに置き換える。 SiOEt/SiH POS及びヘキサジエンの使用量は、初期[Pt]14 mgに対してそれぞれ100g及び122.81gとする。 反応混合物の温度は約30℃に保つ。 操作の終了時に、透明な僅かに着色したオイルが回収された。 NMR分析は、次の式を示した。 例6:Si−OEt及びSi−ビニルシクロヘキセニル官能基を含有するPOS の製造 6.1.POSの合成 以下の点を除いて、例3におけるように製造を実施する。オクテンを4−ビニ ル−1−シクロヘキセンに置き換える。 反応成分の使用量は、次の通りである。 ・SiOEt/SiH POS =100g ・VCH = 39.16g ・初期 Karstedt[Pt] = 10mg 反応混合物の温度は80〜85℃に保つ。 次の式を有する、透明な僅かに黄色のオイル130gが回収された。 6.2.被覆剤としてのPOSの使用: 例6.1において調製したオイルを、以下のように、珪質充填剤を含有するシ リコーンエラストマーの製造用の組成物中に用いる。 3枚羽根の中央撹拌機を備えた3リットルの反応器中で、下記の表に示す組成 (重量部)の2つの組成物それぞれ約1リットルを調製する。 それぞれの組成物は、次のように調製する。 次いで、調製の後に、それぞれの組成物を塗布ナイフで広げて厚さ2mmのフ ィルムを作り、250℃において4日間放置して架橋させる。 乾燥させたフィルムに対して、次の機械的性質を測定する。 ・ISO規格868に従う7日及び14日目のショアーA硬度(SAH) ・AFNOR規格T−46002に従う引張強さ(TS)(MPa) ・AFNOR規格T−46002に従う破断点伸び(EB)(%) ・AFNOR規格T−46002に従う100%伸長における弾性率(M100 )(MPa) 機械的性質TS、EB及びM100は、4日後に測定した初期性質である。 結果を次の表にまとめる。
【手続補正書】 【提出日】1997年7月11日 【補正内容】 1.請求の範囲を別紙のように訂正する。 2.明細書第2頁第19行〜第3頁第1行の「アルコキシ置換・・・依然として 持っている。」を次のように訂正する。 「アルコキシ置換されたポリオルガノシロキサンに関する米国特許第53108 42号明細書及びそれに対応するヨーロッパ特許公開第0475440号に記載 された発明においてもまた、脱水素/縮合が用いられている。これらの生成物は 多官能化されていることができ、一方で4〜30個の炭素原子を有する高級アル コキシ官能基を備えたシロキシ単位を鎖中又は鎖の末端の位置に、そして他方で 炭化水素基(これらはそれぞれC15に達し得る高い炭素縮合を有するアルキル基 又は二重結合を含有するC2〜C15アルケニル基から成る官能性残基であること ができる)を備えたシロキシ単位をこれもまた鎖中又は鎖の末端の位置に、含有 する。かかる線状多官能化ポリオルガノシロキサンは本発明の範囲外である。こ の脱水素/縮合において用いられる触媒は、生来的に白金を含有する(クロロ白 金酸)。全ての出発メチルヒドロシロキシ官能基が置換シロキシ単位に転化する (99%より大きい転化率)。アルコキシル化側鎖は、ポリオルガノシロキサン と例えば有機ポリマーのような最終用途において用いられるその他の物質との相 溶化に関与する。その著者らはこれらのアルコキシル化ポリオルガノシロキサン は良好な加水分解耐性を有すると主張しているが、この点における酸素ブリッジ の小さくない過敏性を考慮すると、これは疑わしい。」 3.明細書第3頁第2行の「多官能化ポリオルガノシロキサンがない」を「多官 能化ポリオルガノシロキサンがそれほど多くない」に訂正する。 4.明細書第4頁第20行並びに第7頁第1行及び第10行の「炭化水素」をそ れぞれ「有機」に訂正する。 5.明細書第6頁第19行の「R置換基は単位(I)及び(II)において前記し た通りである)。」を次のように訂正する。 「R置換基は単位(I)及び(II)において前記した通りである): (但し、次のもの全部を含有する線状構造の官能化ポリオルガノシロキサンは、 本発明の範囲外である: ・式(I)において記号Yが直鎖状又は分枝鎖状C4〜C15アルコキシ基を表わ すシロキシ単位1個又は2個以上、 ・式(II)において記号Wが直鎖状若しくは分枝鎖状C7〜C15アルキル基(i )又は二重結合を含有する直鎖状若しくは分枝鎖状C2〜C15アルケニル基(2i )から成る官能基を表わすシロキシ単位1個又は2個以上、及び ・随意としての、式(IV)においてd=0であるシロキシ単位1個又は2個以上 )。」 6.明細書第11頁下から5行目の「ことを条件とする)」を次のように訂正す る。 「ことを条件とし、また、 式(IV)において ・記号Yが直鎖状又は分枝鎖状C4〜C15アルコキシ基を表わし、 ・記号Wが直鎖状若しくは分枝鎖状C7〜C15アルキル基(i)又は二重結合を 含有する直鎖状若しくは分枝鎖状C2〜C15アルケニル基(2i)から成る官能基 を表わし、且つ ・q=0である ポリオルガノシロキサンは本発明の範囲外である)。」 7.明細書第17頁第10行の「用途である。」の次に以下を加入する。 「前述の米国特許第5310842号明細書及びそれに対応するヨーロッパ特許 公開第0475440号には、上に記載した目指す用途に関しては何も記載され ておらず、本発明の内の用途(使用)を主題とする発明は、従来技術に従う多官 能化ポリオルガノシロキサンをも利用する。」 請求の範囲 1.1分子当たりに以下のα〜γを含む官能化ポリオルガノシロキサン: (α)一方で、式: (R)aYSi(O)(3-a)/2 (I) の少なくとも1個の官能性シロキシ単位 {ここで、aは0、1又は2であり、 Rは1〜6個の炭素原子を有する直鎖状若しくは分枝鎖状のアルキル及び (又は)アリールから選択される一価の炭化水素基であり、aが2である場合に は基Rは同一であっても異なっていてもよく、 Yは直鎖状又は分枝鎖状のアルコキシ基である}; (β)他方で、式: (R)bWSi(O)(3-b)/2 (II) の少なくとも1個の官能性シロキシ単位 [ここで、bは0、1又は2であり、 Rは単位(I)のR置換基について前記したものと同じ定義に相当し、単 位(I)のR置換基と同一であっても異なっていてもよく、 Wは2〜30個の炭素原子並びに随意としてのS及び(又は)0原子を有 し且つSi−C結合によって珪素に結合した、官能性残基を構成する一価の有機 基であり、 この残基は以下の(i)〜(7i)の群から選択される: (i)少なくとも7個の炭素原子を有する直鎖状又は分枝鎖状アルキル基、 (2i)鎖中及び(又は)鎖の端部に1個又は2個以上の二重結合を含有する 直鎖状又は分枝鎖状C2〜C20アルケニル基、 (3i)5〜20個の環炭素原子及び1個又は2個の環中のエチレン系二重結 合を含有し且つ随意に1個又は2個の直鎖状又は分枝鎖状C1〜C3アルキル基で 置換されていてよい不飽和脂肪族単環式又は二環式基(この環式基は随意に直鎖 状又は分枝鎖状C2〜C10アルキレン基を介して珪素に結合する)、 (4i)式: −R1−S−A のメルカプトアルキル基 {ここで、R1は、随意に少なくとも1個の酸素複素原子を含む直鎖 状若しくは分枝鎖状C2〜C10アルキレン基、又は、これと同じ定義を有するア ルキレン部分と5〜10個の炭素原子を有し且つ随意に1個若しくは2個の直鎖 状若しくは分枝鎖状C1〜C3アルキル基で置換された環状部分とから成るアルキ レンシクロアルキレン基を表わし、 Aは水素又はマスキング用基M(この基MとSとは、所定の条件下 で化学的に不安定であってHによるMの置換若しくは活性種−R1−S・の形成 を可能にする結合によって結合する)に相当する}、 (5i)次式: −R2−(−S−)x−R3 に相当する、ポリスルフィド部分を含む基 (ここで、xは1〜6であり、 R2は前記のR1と同じ定義を有し、 R3は直鎖状又は分枝鎖状C1〜C10アルキル基である)、 (6i)次式: 又は に相当する、少なくとも1個の環を含有し且つその元素の少なくとも1 個が硫黄原子である基 (ここで、iは0、1又は2であり、 jは1〜6であり、 置換基R4及びR5は、R1について前記した通りの二価基である) 、 (7i)式: のスルホキシド基 (ここで、記号R1及びMは(4i)の式について上で与えた定義を有 する)]; (γ)随意としての、次式: (R)c(H)dSi(O){4-(c+d)}/2 (III) の少なくとも1種のシロキシ単位(III) (ここで、cは0、1、2又は3であり、 dは0又は1であり、 cとdとの合計c+dは3以下であり、 R置換基は単位(I)及び(II)において前記した通りである): (但し、 ・式(I)において記号Yが直鎖状又は分枝鎖状C4〜C15アルコキシ基を表わ すシロキシ単位1個又は2個以上、 ・式(II)において記号Wが直鎖状若しくは分枝鎖状C7〜C15アルキル基(i )又は二重結合を含有する直鎖状若しくは分枝鎖状C2〜C15アルケニル基(2i )から成る官能基を表わすシロキシ単位1個又は2個以上、及び ・随意としての、式(IV)においてd=0であるシロキシ単位1個又は2個以上 の全部を含有する線状構造の官能化ポリオルガノシロキサンは、除く)。 2.単位(II)の置換基Wが次の(i)〜(7i)の基から選択されることを特徴 とする、請求の範囲第1項記載のポリオルガノシロキサン: *(i)の8〜30個の炭素原子を有するアルキル基、 *(2i)の二重結合及び随意としてのこれと共役する別の二重結合を含有するC6 〜C10基、 *(3i)のC5〜C6単環式基、好ましくはシクロヘキセニル又は1−メチル−1 −シクロヘキセニル(随意に直鎖状又は分枝鎖状C2〜C6アルキレン基を介して 珪素に結合するもの)、 *(4i)の式においてR1が随意にエステル及び(又は)エーテル官能基を含む C2〜C10アルキレン基である基、 *(5i)の式: −(CH23−(S)4−(CH22−CH3 の基、 *(6i)の式: 又は の基、 *(7i)の式: [ここで、記号Mは、 (ここで、Dは随意に少なくとも1個の複素原子を含むC1〜C12炭化水 素基に相当する); ・−R6−R7 {ここで、R6は直鎖状又は分枝鎖状C1〜C6アルキレンに相当し、 R7は ・直鎖状若しくは分枝鎖状C1〜C4アルキル、 ・直鎖状若しくは分枝鎖状C1〜C3アルコキシ、 ・フェニル基、 ・式Si(R’)k(OR’)3-kのアルコキシシリル (ここで、記号R’は同一であっても異なっていてもよく、直鎖状又 は分枝鎖状C1〜C3アルキル基であり、 kは0、1、2又は3である)、 又は (ここで、R8は直鎖状又は分枝鎖状C1〜C3アルキルである)に相 当する}; ・−Si(R”)L(OR”)3-L (ここで、記号R”は同一であっても異なっていてもよく、直鎖状又は分 枝鎖状C1〜C3アルキル基であり、 Lは0、1、2又は3である): の内の1種を表わす] の基。 3.次の平均式: (ここで、記号Y、W及びRは請求の範囲第1又は2項記載の通りであり、 記号Zは水素並びにR、Y及びWの定義に相当するものから選択される一価 の基であり、 m、n、p及びqの合計m+n+p+qは3以上であり、 0≦m≦100であり、 0≦n≦100であり、 0≦p≦20であり、 0≦q≦40であり、 但し、 m=0である場合には、Z置換基の少なくとも一方はYを特徴づける定義に 相当する基に相当し、 n=0である場合には、Z置換基の少なくとも一方はWを特徴づける定義に 相当する基に相当し、 m=n=0であり且つp+q≧1である場合には、Z置換基の一方がYを特 徴づける定義に相当する基に相当し且つZ置換基のもう一方がWを特徴づける定 義に相当する ことを条件とし、また、 式(IV)において ・記号Yが直鎖状又は分枝鎖状C4〜C15アルコキシ基を表わし、 ・記号Wが直鎖状若しくは分枝鎖状C7〜C15アルキル基(i)又は二重結合 を含有する直鎖状若しくは分枝鎖状C2〜C15アルケニル基(2i)から成る官能 基を表わし、且つ ・q=0である ポリオルガノシロキサンは除く) のランダム、序列又はブロック線状コポリマーによって形成されることを特徴と する、請求の範囲第1又は2項記載のポリオルガノシロキサン。 4.次の平均式: (ここで、Y、W及びRは請求の範囲第1又は2項記載の通りであり、 r、s、t及びuは正の整数又は小数を表わし、 それらの合計r+s+t+uは3以上であり、 1≦r≦8であり、 1≦s≦8であり、 0≦t≦8であり、 0≦u≦8である) の環状コポリマーから成ることを特徴とする、請求の範囲第1又は2項記載のポ リオルガノシロキサン。 5.ポリオルガノシロキサン、特に請求の範囲第1〜4項のいずれかに記載のポ リオルガノシロキサンの製造方法であって、 一方で、請求の範囲第1項記載の式(II)に従いしかしWが水素を表わす単位 を含む出発ポリオルガノシロキサンと、単位(I)の官能基Yを誘導し、反応成 分としても反応溶媒としても有用である少なくとも1種のアルコールとを、活性 元素の少なくとも1つが遷移金属から選択される触媒の存在下で、脱水素/縮合 メカニズムに従って反応させること(第一段階)、並びに 他方で、脱水素/縮合によって転化させたポリオルガノシロキサンの、単位( II)の官能基Wを誘導する少なくとも1種のオレフィン系化合物への、触媒の存 在下でのヒドロシリル化メカニズムに従う付加を実施すること(第二段階) から本質的に成る、前記方法。 6.出発ポリオルガノシロキサンが次の平均式: {ここで、記号Rは同一であっても異なっていてもよく、請求の範囲第1項に おいて単位(I)及び(II)の式に関して規定した通りであり、 記号Z’は同一であっても異なっていてもよく、R又は水素に相当し、 vは、mとnとqとの合計m+n+q(ここで、n、m及びqは請求の範囲 第3項において式(IV)に関して上で与えた定義に相当する)であると規定でき る0以上の整数又は少数であり、 但し、v=0である場合にはwは1以上であり且つ2個のZ’基は水素に相 当し、 wは請求の範囲第3項において式(IV)に関して上で与えたpの定義と同じ 定義に相当する} に相当するものから選択されることを特徴とする、請求の範囲第5項記載の方法 。 7.出発ポリオルガノシロキサンが次の平均式: {ここで、記号Rは同一であっても異なっていてもよく、請求の範囲第1項記 載の単位(I)及び(II)の式に関して規定した通りであり、 oは請求の範囲第5項において式(V)に関して上で与えたuの定義と同じ 定義に相当し、 yはrとsとtとの合計r+s+tであり且つy+uは3以上である(ここ で、r、s、t及びuは請求の範囲第5項において式(V)に関して上で与えた 定義に相当する)と規定できる0以上の整数又は少数である} に相当するものから選択されることを特徴とする、請求の範囲第5項記載の方法 。 8.触媒がPt、Rh、Ru、Pd、Ni及びそれらの組合せの少なくとも1種 を含有するものから選択され、この触媒が随意に担体(これは不活性であっても 不活性でなくてもよい)と組み合わされてもよいことを特徴とする、請求の範囲 第5〜7項のいずれかに記載の方法。 9.請求の範囲第1〜4項のいずれかに記載のポリオルガノシロキサン(但し、 ここでは、請求の範囲第1及び3項に示した線状官能化ポリオルガノシロキサン の排除による範囲の制限はないものとする)及び(又は)請求の範囲第5〜8項 のいずれかに記載の方法によって得られたポリオルガノシロキサンから成り、シ リコーン組成物中に用いられる付着防止変性剤。 10.請求の範囲第1〜4項のいずれかに記載のポリオルガノシロキサン(但し 、ここでは、請求の範囲第1及び3項に示した線状官能化ポリオルガノシロキサ ンの排除による範囲の制限はないものとする)及び(又は)請求の範囲第5〜8 項のいずれかに記載の方法によって得られたポリオルガノシロキサンから成る、 シリコーンエラストマー組成物中におけるシリカの使用を促進するため及びこれ らの組成物から得られるシリコーンエラストマー製品の強化を可能にするための 、珪質充填剤用の被覆剤。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 プリウー,クリスティアン フランス国 エフ69100 ビルールバンヌ, リュ ファイユバン,18

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.1分子当たりに以下のα〜γを含む官能化ポリオルガノシロキサン: (α)一方で、式: (R)aYSi(O)(3-a)/2 (I) の少なくとも1個の官能性シロキシ単位 {ここで、aは0、1又は2であり、 Rは1〜6個の炭素原子を有する直鎖状若しくは分枝鎖状のアルキル(特 にメチル、エチル、プロピル若しくはブチル)及び(又は)アリール(特にフェ ニル)から選択される一価の炭化水素基であり、より特定的にはメチルが好まし く、aが2である場合には基Rは同一であっても異なっていてもよく、 YはC1〜C15アルコキシ、特にC1〜C6アルコキシから選択されるのが 好ましい直鎖状又は分枝鎖状のアルコキシ基であり、より特定的にはメトキシ、 エトキシ及び(イソ)プロポキシが用いられる}; (β)他方で、式: (R)bWSi(O)(3-b)/2 (II) の少なくとも1個の官能性シロキシ単位 [ここで、bは0、1又は2であり、 Rは単位(I)のR置換基について前記したものと同じ定義に相当し、単 位(I)のR置換基と同一であっても異なっていてもよく、 Wは2〜30個の炭素原子並びに随意としてのS及び(又は)O原子を有 し且つSi−C結合によって珪素に結合した、官能性残基を構成する一価の炭化 水素基であり、 この残基は以下の(i)〜(7i)の群から選択される: (i)少なくとも7個の炭素原子を有する直鎖状又は分枝鎖状アルキル基、 (2i)鎖中及び(又は)鎖の端部に1個又は2個以上の二重結合を含有する 直鎖状又は分枝鎖状C2〜C20アルケニル基{二重結合は共役であり、且つ(又 は)、α位に位置する少なくとも1個の活性化用基(エーテル 又はチオエーテルから成るのが有利である)と組み合わされているのが好ましい }、 (3i)5〜20個の環炭素原子及び1個又は2個の環中のエチレン系二重結 合を含有し且つ随意に1個又は2個の直鎖状又は分枝鎖状C1〜C3アルキル基で 置換されていてよい不飽和脂肪族単環式又は二環式基(この環式基は随意に直鎖 状又は分枝鎖状C2〜C10アルキレン基を介して珪素に結合する)、 (4i)式: −R1−S−A のメルカプトアルキル基 {ここで、R1は、随意に少なくとも1個の酸素複素原子を含む直鎖状若 しくは分枝鎖状C2〜C10アルキレン基、又は、これと同じ定義を有するアルキ レン部分と5〜10個の炭素原子を有し且つ随意に1個若しくは2個の直鎖状若 しくは分枝鎖状C1〜C3アルキル基で置換された環状部分とから成るアルキレン シクロアルキレン基を表わし、 Aは水素又はマスキング用基M(この基MとSとは、所定の条件下で化 学的に不安定であってHによるMの置換若しくは活性種−R1−S・の形成を可 能にする結合によって結合する)に相当する}、 (5i)次式: −R2−(−S−)x−R3 に相当する、ポリスルフィド部分を含む基 (ここで、xは1〜6であり、 R2は前記のR1と同じ定義を有し、 R3は直鎖状又は分枝鎖状C1〜C10アルキル基である)、 (6i)次式: 又は に相当する、少なくとも1個の環を含有し且つその元素の少なくとも1 個が硫黄原子である基 (ここで、iは0、1又は2であり、 jは1〜6であり、 置換基R4及びR5は、R1について前記した通りの二価基である) 、 (7i)式: のスルホキシド基 (ここで、記号R1及びMは(4i)の式について上で与えた定義を有 する)]; (γ)随意としての、次式: (R)c(H)dSi(O){4-(c+d)}/2 (III) の少なくとも1種のシロキシ単位(III) (ここで、cは0、1、2又は3であり、 dは0又は1であり、 cとdとの合計c+dは3以下であり、 R置換基は単位(I)及び(II)において前記した通りである)。 2.単位(II)の置換基Wが次の基から選択されることを特徴とする、請求の範 囲第1項記載のポリオルガノシロキサン: *(i)の8〜30個の炭素原子を有するアルキル基、好ましくはオクチル、ド デシル、ウンデシル又はトリデシル基から選択されるアルキル基、 *(2i)の二重結合及び随意としてのこれと共役する別の二重結合を含有するC6 〜C10基、有利にはヘキセニル又はドデセニル、 *(3i)のC5〜C6単環式基、好ましくはシクロヘキセニル又は1−メチル−1 −シクロヘキセニル(随意に直鎖状又は分枝鎖状C2〜C6アルキレン基、好まし くは-CH2-CH2-、-CH2-CH(CH3)-又は-(CH2)3-を介して珪素に結合するもの)、 *(4i)の式においてR1が随意にエステル及び(又は)エーテル官能基を含む C2〜C10アルキレン基である基 [この(4i)の基は、以下のものから選択されるのが好ましい: [ここで、AはH又はMであり、 好ましいM基は、以下のものである: (ここで、Dは随意に少なくとも1個の複素原子を含むC1〜C12炭化 水素基に相当し、 より特定的には、好ましいD基はフェニル、フェニルアミノ、C1〜 C3アルキル及び−S−フェニルである); ・−R6−R7 {ここで、R6は直鎖状又は分枝鎖状C1〜C6(有利にはC2)アルキレ ンに相当し、 R7は ・直鎖状若しくは分枝鎖状C1〜C4(有利にはC1)アルキル、 ・直鎖状若しくは分枝鎖状C1〜C4(有利にはC1)アルコキシ、 ・フェニル基、 ・式Si(R’)k(OR’)3-kのアルコキシシリル (ここで、記号R’は同一であっても異なっていてもよく、直鎖状 又は分枝鎖状C1〜C3(好ましくはC2)アルキル基であり、 kは0、1、2又は3である)、 (より特定的にはトリアルコキシシリル(この場合、k=0)が好ま しい) 又は (ここで、R8は直鎖状又は分枝鎖状C1〜C3アルキルである)に 相当する}; ・−Si(R”)L(OR”)3-L {ここで、記号R”は同一であっても異なっていてもよく、直鎖状又は 分枝鎖状C1〜C3(好ましくはC2)アルキル基であり、 Lは0、1、2又は3である} {より特定的にはトリアルコキシシリル(この場合、L=0)が好まし い}〕]、 *(5i)の式: −(CH23−(S)4−(CH22−CH3 の基、 *(6i)の式: 又は の基、 *(7i)の式: (ここで、記号Mは(4i)の基に関して前記した好ましい基の内の1種を表 わす) の基。 3.次の平均式: (ここで、記号Y、W及びRは請求の範囲第1又は2項記載の通りであり、 記号Zは水素並びにR、Y及びWの定義に相当するものから選択される一価 の基であり、 m、n、p及びqの合計m+n+p+qは3以上、好ましくは3〜100の 範囲であり、 p=q=oであり、m≧1であり且つn≦50であるのが特に好ましく、 0≦m≦100、好ましくは1≦m≦50であり、 0≦n≦100、好ましくは1≦n≦50であり、 0≦p≦20、好ましくは0≦p≦10であり、 0≦q≦40、好ましくは0≦q≦20であり、 但し、 m=0である場合には、Z置換基の少なくとも一方はYを特徴づける定義に 相当する基に相当し、 n=0である場合には、Z置換基の少なくとも一方はWを特徴づける定義に 相当する基に相当し、 m=n=0であり且つp+q≧1である場合には、Z置換基の一方がYを特 徴づける定義に相当する基に相当し且つZ置換基のもう一方がWを特徴づける定 義に相当する ことを条件とする) のランダム、序列又はブロック線状コポリマーによって形成されることを特徴と する、請求の範囲第1又は2項記載のポリオルガノシロキサン。 4.式(IV)においてp=q=0であり且つ0.1≦m/n≦5、好ましくは1 ≦m/n≦5であることを特徴とする、請求の範囲第3項記載のポリオルガノシ ロキサン。 5.次の平均式: (ここで、Y、W及びRは請求の範囲第1又は2項記載の通りであり、 r、s、t及びuは正の整数又は小数を表わし、 それらの合計r+s+t+uは3以上、好ましくは3〜8の範囲であり、 t=u=0であるのが特に好ましく、 1≦r≦8、好ましくは1≦r≦4であり、 1≦s≦8、好ましくは1≦s≦4であり、 0≦t≦8、好ましくは0≦t≦4であり、 0≦u≦8、好ましくは0≦u≦4である) の環状コポリマーから成ることを特徴とする、請求の範囲第1又は2項記載のポ リオルガノシロキサン。 6.式(IV)及び(V)においてR=CH3であり且つp=u=0であるものに 相当する物質を含むことを特徴とする、請求の範囲第3、4又は5項記載のポリ オルガノシロキサン。 7.請求の範囲第1〜6項のいずれかに従うポリオルガノシロキサンの混合物に よって形成されたポリオルガノシロキサン。 8.ポリオルガノシロキサン、特に請求の範囲第1〜7項のいずれかに記載のポ リオルガノシロキサンの製造方法であって、 一方で、請求の範囲第1項記載の式(II)に従いしかしWが水素を表わす単位 を含む出発ポリオルガノシロキサンと、単位(I)の官能基Yを誘導し、反応成 分としても反応溶媒としても有用である少なくとも1種のアルコールとを、活性 元素の少なくとも1つが遷移金属から選択される触媒の存在下で、脱水素/縮合 メカニズムに従って反応させること(第一段階)、並びに 他方で、脱水素/縮合によって転化させたポリオルガノシロキサンの、単位( II)の官能基Wを誘導する少なくとも1種のオレフィン系化合物への、触媒の存 在下での、好ましくは5〜100℃の範囲、より好ましくは20〜70℃の範囲 の温度におけるヒドロシリル化メカニズムに従う付加を実施すること(第二段階 ) から本質的に成る、前記方法。 9.脱水素/縮合の前、間又は後に、好ましくは脱水素/縮合が完了した時に、 オレフィン系化合物を反応用混合物に添加することを特徴とする、請求の範囲第 8項記載の方法。 10.出発ポリオルガノシロキサンが次の平均式: {ここで、記号Rは同一であっても異なっていてもよく、請求の範囲第1項に おいて単位(I)及び(II)の式に関して規定した通りであり、 記号Z’は同一であっても異なっていてもよく、R又は水素に相当し、 vは、mとnとqとの合計m+n+q(ここで、n、m及びqは請求の範囲 第3項において式(IV)に関して上で与えた定義に相当する)であると規定でき る0以上の整数又は少数であり、 但し、v=0である場合にはwは1以上であり且つ2個のZ’基は水素に相 当し、 wは請求の範囲第3項において式(IV)に関して上で与えたpの定義と同じ 定義に相当する} に相当するものから選択されることを特徴とする、請求の範囲第8又は9項記載 の方法。 11.出発ポリオルガノシロキサンが次の平均式: {ここで、記号Rは同一であっても異なっていてもよく、請求の範囲第1項記 載の単位(I)及び(II)の式に関して規定した通りであり、 oは請求の範囲第5項において式(V)に関して上で与えたuの定義と同じ 定義に相当し、 yはrとsとtとの合計r+s+tであり且つy+uは3以上である(ここ で、r、s、t及びuは請求の範囲第5項記載において式(V)に関して上で与 えた定義に相当する)と規定できる0以上の整数又は少数である} に相当するものから選択されることを特徴とする、請求の範囲第8又は9項記載 の方法。 12.アルコールがメタノール、エタノール、(イソ)プロパノール又は(n− )ブタノールから選択される(エタノールであるのが好ましい)ことを特徴とす る、請求の範囲第8〜11項のいずれかに記載の方法。 13.触媒がPt、Rh、Ru、Pd、Ni及びそれらの組合せの少なくとも1 種を含有するものから選択され、特に白金であるのが好ましく、この触媒が随意 に担体(これは不活性であっても不活性でなくてもよい)と組み合わされてもよ いことを特徴とする、請求の範囲第8〜12項のいずれかに記載の方法。 14.脱水素/縮合を20〜80℃の範囲、好ましくは40〜70℃の範囲の温 度において実施することを特徴とする、請求の範囲第8〜13項のいずれかに記 載の方法。 15.ヒドロシリル化が、脱水素/縮合触媒の少なくとも一部によって、そして 好ましくはもっぱらこの触媒によって触媒されるようにすることを特徴とする、 請求の範囲第8〜14項のいずれかに記載の方法。 16.シリコーン組成物中の付着防止変性剤としての、請求の範囲第1〜7項の いずれかに記載のポリオルガノシロキサン及び(又は)請求の範囲第8〜15項 のいずれかに記載の方法によって得られたポリオルガノシロキサンの使用。 17.シリコーンエラストマー組成物中におけるシリカの使用を促進し及びこれ らの組成物から得られるシリコーンエラストマー製品の強化を可能にするための 珪質充填剤用の被覆剤としての、請求の範囲第1〜7項のいずれかに記載のポリ オルガノシロキサン及び(又は)請求の範囲第8〜15項のいずれかに記載の方 法によって得られたポリオルガノシロキサンの使用。
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