JPH10500784A - 積層構造の熱転写印刷可能なラベル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 熱転写フェースストックと熱転写リボンとが貼着されたラベルストック。フェースストックは、その表面に熱転写インクを有し、裏面には接着剤が塗布されている。リボンは、その表面に熱転写インクを有し、裏面には剥離剤が塗布されている。フェースストックとリボンは貼着された上で、ロール状に巻回され、もって、リボンは通常の剥離層としての機能も併せもつ。

Description

【発明の詳細な説明】 積層構造の熱転写印刷可能なラベル 技術分野 本発明はラベル製造技術および印刷技術の分野に関する。これらの分野は、熱 転写印刷技術の要素をラベル製造技術と組み合わせることによって、互いに関連 づけられたものとなる。 背景技術 熱転写印刷は、制御されて集中した熱でリボンのインクを溶かし、印刷媒体上 に移すという、非衝撃式の印刷である。リボンは薄いフィルムまたは紙であり、 裏面から表面へと容易に熱を伝達することができる。リボンの裏面には印刷機構 の加熱要素が係合し、表面にはワックスまたは樹脂で固めたインクがコーティン グされている。印刷媒体の表面は、溶けたインクを受けることができるように作 られている。 熱転写印刷の一つの適用例は、自己接着性ラベルの印刷である。かかるラベル は、熱転写紙または熱転写フィルムのフェースストック（ｆａｃｅｓｔｏｃｋ） で作ることができる。フェースストックの表面は、インクがこすられて汚れるこ とのないよう、吸収性を有していなければならないが、一方、印刷しようとする 内容が途切れてしまわないよう、非常に滑らかであることが要求される。炭酸カ ルシウムおよびか焼（ｃａｌｃｉｎａｔｅｄ）粘土顔料のようなコーティング材 料が、吸収性を増すためによく用いられる。 フェースストックの裏面には接着剤がコーティングされている。この接着剤は ある長さのフェースストックを他の物体に貼り付けるのに利用される。剥離層を 有するライナーが、接着剤を保護し、使用前のフェースストックをロール状に巻 かれたラベルとして保管しておくことを可能にしている。ライナーはまた、フェ ースストックを、ライナーに支持された個々のラベルに分割することを可能にし ている。 熱転写リボンと、ライナーを施されたフェースストックとは、それぞれ別々の スプールから熱転写印刷機へと供給される。熱転写印刷ヘッドとプラテンとの間 で、リボンの表面はフェースストックの表面と整合した状態で接触する。軽く圧 力を加えられた状態の下で、印刷ヘッドからの熱により、インクはリボンから溶 かし出され、フェースストックに吸収される。リボンは巻き取りスプールに巻き 直され、捨てられる。個々に印刷されたラベルは、ライナーから分離して、ある いはライナーとともに、分与されることができる。前者の場合、ライナーは巻き 取りスプールに巻き直されて捨てられる。後者の場合、ライナーはラベルから分 離された後、個別に捨てられなければならない。 しかしながら、ライナーは、そう簡単に劣化するものではなく、これを捨てて しまうことは高くつく。ライナーの製造コストは比較的高く、また、ラベルスト ックロール全体の嵩および重量の６０パーセントをも占める。重量が増せば運送 料も高くなる。もちろん、携帯用熱転写印刷機の重量も増す。又、印刷機が分与 するときの失敗の多くはラベルとライナーとの分離の難しさに起因している。 発明の概要 本発明は、特別に適用された熱転写リボンを有する熱転写印刷可能なラベルス トックの従来の剥離層を変更したものである。剥離剤は熱転写リボンの裏面に付 与され、このリボンは剥離層の代わりに自己接着フェースストックとともに貼着 されている。このようにしてリボンは、インクを支持する機能に加えて、フェー スストックの接着層を保護するための剥離層としても機能する。 貼着されたリボンとフェースストックの単一のロールとすることにより、リボ ンとフェースストックのそれぞれ分離したロールに取って代わる。これにより在 庫部品数、包装の必要性および輸送代金が減少し、またリボンの必要量がフェー スストックとともに貼着されているからより容易に使用できる。 プリンタ駆動装置は、従来のリボン及びフェースストック用の２つの送りスプ ールのうち１つを無くすことによって、また従来のライナ用の取り上げスプール を無くすことによって簡単にすることができる。１つの送りスプールだけを装填 すればよいし、リボンとフェースストックを一緒に使用するから、プリンタの操 作も簡単になる。更にフェースストックの接着層が印刷前にリボンの剥離層から 離れるから、供給されないことも減少する。 他方では、本発明は２つの基材を含むように理解できる。第１の基材はフェー スストックを形成しており、この基材は熱転写インクを支持するようになってい る前面と、接着層で覆われた裏面とを有する。第２の基材は熱転写リボンを形成 しており、この基材は熱転写インク層で覆われた前面と、剥離層で覆われた裏面 とを有する。フェースストック基材とリボン基材とは貼着されており、両者は一 緒にコイル状に巻かれて、フェースストックの接着層がリボンの剥離層に接触し ている。 接着層と剥離層との間の接触は、各コイル内であるいは隣接するコイル間でな されることができる。例えば本発明の１形態では、巻く前に接着層と剥離層とを 一緒に貼着する。他の形態では、フェースストックの前面をリボンのインク層に 対して貼着して、巻いた時だけ剥離層と接着層とが接触するようにしている。 巻く前に２つの基材を一緒に貼着する方法にかかわらず、フェースストックの 前面を印刷中にリボンのインク層に接触させて整合しなければならない。従って 接着層と剥離層とを印刷前に、各コイル内であるいは隣接するコイル間で分離す る。不堅牢接着剤や静電気による吸着（ｓｔａｔｉｃ ｃｌｉｎｇ）を、印刷前 に２つの基材を一緒に付けるために使用することもできる。 フェースストックは、従来のライナでの切断と同様に、リボンに対して切断す ることができる。切断により、フェースストックは、リボンによって支持された 個々のラベルに分割される。個々のラベルを不堅牢接着剤によって保持して、リ ボンとの適切な整合を維持することができる。不堅牢の接着剤は、リボンの外側 エッジに沿って延びるストリップ状のリボンの前面に直接に付与されることが好 ましい。ストリップ内の隙間があるため、２つの基材間から空気が逃げることが できる。不堅牢接着剤は、基材の前面間での接着において、接着剤による接着よ りも僅かに強い接着力を示し、基材の裏面間の層を剥離する。これにより、プリ ンタ内でロールが巻き解かれる間に、個々のラベルがリボン側に整合され続ける ことが保証される。 図面 図１は、私の新しい熱転写印刷可能なラベルストックひと巻きを形成するため の線図である。 図２は、層の厚さを拡大した状態で図示した、私のラベルストックひと巻き一 例による側断面図である。 図３は、図２の線３−３に沿った取った横断端面図である。 図４は、層間の接着パターンを示す同じラベルストックの一部切断した平面図 である。 図５は、層の厚さを拡大した状態で図示した、私のラベルストックひと巻きの 他の例の側断面図である。 図６は、図５の線６−６に沿った取った横断端面図である。 図７は、個々に印刷しかつ図２−４のラベルストックからラベルを取り出すた めの印刷システムの線図である。 図８は、個々に印刷しかつ図５及び６のラベルストックからラベルを取り出す ための印刷システムの線図である。 図９は、熱プリンタ用の内部搬送システムの線図である。 詳細な説明 私の新しい熱転写印刷可能なラベルストックは、図１のシステムにしたがって 作成することができる。前記熱転写印刷可能なラベルストックは、熱転写フェー スストック１２のひと巻き１０及び熱転写リボン１６のひと巻き１４のような材 料から開始して作成される。新しいラベルストックの第１の実施例は、図２−４ に示されている。 フェースストック１２は、表面２６と裏面２８とを備えており、熱転写インキ を吸収する紙基材となっていることが好ましい。フェースストック１２の表面２ ６を被覆して、吸収力を増加させ、または外観を改良することができる。他のフ ェースストック基材は、フィルム、メタル、セラミック、及びガラスから構成す ることができる。 熱転写リボン１６は、表面３６と裏面３８とを備えており、ポリエステルフィ ルム基材から構成することが好ましい。熱転写リボン１６の表面３６は、樹脂で 固められたインキあるいはワックスで固められたインキ１８で被覆されている。 前記固められたインキ1８よりも高い融点を有する樹脂材料または紙材料を備え た他のリボン材料または線状材料を使用することもできる。 プリンタ２０は、変動情報または固定情報タイプのプリンタとすることができ が、しかし、プレスタイプとすることが好ましい。プリンタ２０は、フェースス トック１２に対して「インライン」状態で作動する。実際、熱印刷でも非熱印刷 でも実行することができる。プリンタ２０によって、種々のパターンや色で、イ ンキ２４または他のマーキング用材料をフェースストック１２の表面２６や裏面 ２８に塗布することができる。例えば、ロゴ、形、あるいはセキュリティー・マ ーキングを、フェースストック１２の所定位置に塗布することができる。熱や空 気で乾燥された水性フレキソ（ｆｌｅｘｏ）インキが好ましい。 第１の接着剤塗布器２２とラミネータ３２とによって、フェースストック１２ とリボン１６とが結合される。第１の接着剤塗布器２２は、不堅牢接着剤４０を 予め定められたパターンでリボン１６の表面３６に塗布する。その予め定められ たパターンは、表面３６の全体を覆う被膜を含んでいる。ラミネータ３２は、フ ェースストック１２とリボン１６とを整合させ、一緒に押圧する。 図２ないし図４の実施例によれば、フェースストックの前面２６はリボンの前 面３６に対して積層されている。好ましくは、不堅牢接着剤４０がリボン１６の 縁に薄片状に塗布され、フェースストックの前面２６とリボン１６の前面３６と の間を一時的に接合する。隙間４２は捕捉された空気が前面２６と３６との間に 逃れ得るようにする。不堅牢接着剤４０は空気又は放射線で取り除くことができ る。 剥離剤塗布器４４、カッター４６及び第２の接着剤塗布器４８は図示実施例の インンライン操作を行う。剥離剤塗布器４４は、リボンの後面３８に剥離剤３４ の層を塗布する。カッター４６はフェースストック１２を切れ目５４で個々のラ ベル５０に分割する。接着剤塗布器４８はフェースストックの後面２８に接着剤 ３０の層を塗布する。 剥離剤３４は、好ましくは、放射線で取り除くことができる、シリコーンをベ ースとした物質であり、その物質は接着剤３０に対してほとんど接着しないがリ ボン１６に対しては密に接着する。樹脂、蝋及び油を含む他の剥離物質が特定の 接着剤に対して選択できる。 カッター４６は、好ましくは、リボン１６に対してフェースストック１２を切 断するためのダイ切断工具である。切断動作を増強するために、フェースストッ ク１２は、いわゆる「突き合わせ（ｂｕｔｔ）」剪断技術によってカッター４６ を部分的に切り込ませて分離する紙である。他方、個々のラベル５０を移送する ためのライナーとして機能するリボン１６は、好ましくは、カッター４６が部分 的に切り込まれたときに分離するのに抵抗する。フェースストック１２及びリボ ン１６のこれらの切断特性により、カッター４６を作動させるための許容範囲は 広くなる。 接着剤３０は、好ましくは、ホットメルト（ｈｏｔ ｍｅｌｔ）として塗布さ れる感圧接着剤である。しかしながら、アクリル酸（ａｃｒｙｌｉｃｓ）ポリマ ー及びゴムベースを使用しまた空気又は放射線で乾燥される、溶剤又は水をベー スとした接着剤が使用され得る。他の応用例において、接着剤３０は特別なパタ ーンで塗布されてもよく或いは共接着性、再位置決め性、取り除き可能性又は耐 低温性のような他の特性を示してもよい。 完成したラベルストック５６はロール５２として巻回され、ロールの一つのコ イルにおける接着剤３０の層は他のコイルにおける剥離剤３４の層に接着してい る。剥離剤３４の層はロール５２の最外側の層を形成する。然し、完成したラベ ルストック５６は接着剤層３０で外側層を形成して巻くこともできる。 不堅牢接着剤４０は、好ましくは、フェースストック１２及びリボン１６を積 層する直前に塗布され、接着剤３０は、好ましくは、完成したラベルストック５ ０をロール５２に巻く直前に塗布される。これにより直列（ｉｎ−ｌｉｎｅ）装 置を接着剤４０及び３０に露出することが最小限にされ、その露出により装置の 可動部品が汚染されるのを最小限にされる。不堅牢接着剤４０は接着剤３０に関 して明確に形成され（ｆｏｒｍｕｌａｔｅｄ）、フェースストックの前面２６と リボンの前面３６との間で一時的な接着を形成し、その一時的な接着はフェース ストックの後面２８とリボンの後面３８との間の剥離可能な接着より強い。これ により、ラベルストック５６がロール５２から巻ほどかれる間に、個々のラベル ５０はリボン１６の接着されたままになる。 私の新しい熱転写ラベルストックをつくるための図１に示された装置は、開始 材料の変更及び操作の順番及び回数の変更を含む多くの変更を可能にする。例え ば、フェースストック１２はロール１０に予め印刷されていてもよく、リボン１ ６は剥離剤３４の層が予め塗布されていてもよい。不堅牢接着剤４０はフェース ストックの前面２６又はリボンの前面３６に前以て塗布されていてもよい。接着 剤３０は、フェースストック１２及びリボン１６が共に積層される前又は積層さ れた後のいつでも塗布され得る。接着剤３０及び剥離剤３４の層はぴったり合っ たパターン（ｍａｔｃｈｉｎｇ ｐａｔｔｅｒｎ）で塗布されることも可能であ り、不堅牢接着剤４０は静止密着（ａｔａｔｉｃ ｃｌｉｎｇ）によって置き換 え可能である。 カッター４６は一連の孔によってラベル５０を部分的に分離するように配置さ れることも可能であり、不堅牢接着剤４０のような粘着剤はラベル５０をリボン １６と共に移送するのに必要でない。切断は一定又は可変長さのラベルについて の連続する熱転写操作と共に行われてもよい。 同様な装置により製造できる新規なラベルストックの他の実施例が図５および 図６に示されている。前述の実施例と同様に、このラベルストックは表面６２お よび裏面６４を有するフェースストック６０と、表面６８および裏面７０を有す るリボン６６とを備えている。フェースストックの表面６２は熱転写インクを受 けるようにされており、フェースストックの裏面６４は一層の接着剤７２で被覆 されている。リボンの表面６８は一層の熱転写インク７４で覆われており、リボ ンの裏面７０は一層の離剥剤７６で覆われている。 前述の実施例と同様に、フェースストックの表面６２および裏面６４に所定の パターンもしくは色彩をインク７８により印刷することができる。カッター４６ はまた、フェースストック６０を多孔部により分離された個々のラベルに分割す るように使用することができる。しかしながら、前述の実施例とは反対に、フェ ースストックの裏面６４の接着剤７２はリボンの裏面７０の離剥剤と積層状にな っている。この構成は接着剤７２に直近して被覆することにより製造を簡素化す る。ロール８０の状態に巻かれた場合、一のコイルのリボンの表面６８の熱転写 インク７４は他のコイルのフェースストックの表面６２と接触する。フェースス トックの表面６２はまた、ロール８０の最外部の層を形成する。しかしながら、 ラベルストック８２全体は最外部の層を形成するリボンの表面６８のインクと共 に巻くことができる。 図７および図８は、２つの実施例がどのようにして印刷と分配を行うかを示す 。図７において、新規なラベルストック５６のロール５２が巻き戻されて熱転写 機に入り個々のラベル５０の独自の情報を印刷している。例えば一時的な接着剤 ４０（図２ないし４参照）のようなバインダーは接着層３０と離剥剤層３４の間 の粘着に打ち勝つに十分なだけの強度を有していて、ラベル５０がリボン１６に 取り付けられた状態を維持し印刷機に搬送されることを確実にする。しかしなが ら、静電的な粘着力がバインダーとして使用される場合は、静電的な離剥が印刷 機８４を損傷させ得る静電気を制限するようにすることが必要である。 印刷後、分配機８６はリボン１６から個々のラベル５０を分離する。この分配 機は続いてロール状に再び巻き取り配送する。別個の工程で図示されているが、 分配および再巻き取りは印刷装置の中に内蔵されていることが好ましい。 図８において、ラベルストック８２のフェースストック６０はロール８０から 巻き戻されるときリボンに関して変換される。これにより、フェースストックの 接着層７２がリボンの離剥層７６から分離されて、フェースストックの表面６２ がリボンの熱転写インク７４と接触して位置決めされる。換言すれば、フェース ストック６０とリボン６６は第１の実施例の対応する層と同様に、共に再度積層 化される。再度積層化されたラベルストックは適切な順序で熱転写印刷機９０で 印刷される。 フェースストック６０を固定長さ又は可変長さで熱転写印刷した後、カッター ９２がフェースストック６０を対応する長さの個々のラベル９４に分割する。リ ボン６６はフェースストック６０と共に切断されてラベルと共に配送されるかも しくは図７の印刷装置と同様にロール状に巻かれる。切断の代わりに、フェース ストック６０は多孔のものとするか、もしくは剪断バーに整合されて手動により フェースストック６０を個々のラベル９４に分離されてもよい。 図９は感熱印刷機９８内の新規なラベルストック９６の内部搬送装置を図示し ている。新規なラベルストック９６はベルト１００により印刷機９８内で案内さ れ、このベルトはラベルストック９６の接着層１０２を無端の離剥面に係合させ る。ベルト１００は、離剥剤の層で覆われており接着剤が固着するのを防止し、 熱転写印刷ヘッド１０４とプラテン１０６の間でラベルストックを案内する。印 刷ヘッド１０４は熱転写リボン（前述の実施例参照）の裏面に制御されたパタ ーンの熱を付与して、フェースストックの表面上に、印刷された像を転写する。 内部搬送装置はまた、熱印刷機を介して別の形式の自己接着性フェースストッ クも搬送し、この装置は熱転写印刷機と直接熱印刷機とを備えている。別の同様 なフェースストックは１９９４年２月２８日に出願され継続中の特許出願０８／ ２０２８３８号に開示された自己巻き取り式直接熱印刷可能なストックである。 この出願に開示の全ての内容は参考として本出願に含める。

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Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．ロール状熱転写ラベルストックであって、 熱転写インクを担持可能な第一の基材と、 前記第一の基材の裏面の少なくとも一部に被覆された接着層と、 第二の基材と、 前記第二の基材の表面の少なくとも一部に被覆された熱転写インク層と、 前記第二の基材の裏面の少なくとも一部に被覆された剥離層とを備え、 前記第一の基材と前記第二の基材は、貼着され且つ前記第一の基材の前記接着 層が前記第二の基材の前記剥離層に当接するように巻回された、ロール状熱転写 ラベルストック。 ２．前記第一の基材は前記第二の基材に対して切り込まれた請求項１に記載のロ ール状熱転写ラベルストック。 ３．前記切り込みは前記第一の基材を個々のラベルに分離すると共に、害個々の ラベルは前記第二の基材に担持された請求項２に記載のロール状熱転写ラベルス トック。 ４．前記第二の基材はフィルムから成り、前記フィルムはカッタで完全には貫通 しない穴を形成しても分離しない請求項３に記載のロール状熱転写ラベルストッ ク。 ５．前記第一の基材は紙から成り、該紙はカッタで完全には貫通しない穴を形成 すると分離を促進する請求項３に記載のロール状熱転写ラベルストック。 ６．前記第一の基材は個々のラベルに突き合わせ式に切り込みが形成された請求 項５に記載のロール状熱転写ラベルストック。 ７．一巻き内にある前記第一の基材の前記接着層は、別の一巻き内にある前記第 二の基材の前記剥離層に当接する請求項１に記載のロール状熱転写ラベルストッ ク。 ８．前記剥離層は前記ロールの外面を形成する請求項７に記載のロール状熱転写 ラベルストック。 ９．前記第一の基材と前記第二の基材を一時的に固着するバインダを更に含む請 求項７に記載のロール状熱転写ラベルストック。 １０．前記バインダは前記基材の表面間に位置する不堅牢接着剤である請求項９ に記載のロール状熱転写ラベルストック。 １１．前記不堅牢接着剤は、前記第一の基材と前記第二の基材の裏面間に設けら れた前記接着層と前記剥離層との間の接着力よりも大きい接着力を、前記第一の 基材と前記第二の基材との間に付与する請求項１０に記載のロール状熱転写ラベ ルストック。 １２．前記不堅牢接着剤は所定のパターンに塗布された請求項１０に記載のロー ル状熱転写ラベルストック。 １３．前記不堅牢接着剤は帯状に塗布された請求項１２に記載のロール状熱転写 ラベルストック。 １４．前記帯状の不堅牢接着剤に隙間を設けて前記基材の表面間から空気を逃が すようにした請求項１３に記載のロール状熱転写ラベルストック。 １５．前記不堅牢接着剤は前記第二の基材の前記表面の縁部に塗布された請求項 １４に記載のロール状熱転写ラベルストック。 １６．一巻き内にある前記第一の基材の前記表面は、別の一巻内にある前記第二 の基材の前記熱転写インク層に当接する請求項１に記載のロール状熱転写ラベル ストック。 １７．前記第一の基材の前記表面は前記ロールの外面を形成する請求項１６に記 載のロール状熱転写ラベルストック。 １８．自己接着型熱転写ラベルであって、 熱転写インクを受け入れ可能な第一の面と、第二の面とを有する基材と、 前記基材の前記第二の面に塗布された接着剤と、 第一の面と、第二の面とを有するライナと、 前記ライナの前記第一の面に塗布され、使用前に前記接着剤を保護する剥離剤 とを備え、 熱転写インクが前記ライナの前記第二の面に担持されて、像が前記基材の第一 の面に転写できるようにした、自己接着型熱転写ラベル。 １９．前記基材の表面は前記ライナの前記第二の面に貼着された請求項１８に記 載の自己接着型熱転写ラベル。 ２０．前記基材の前記第一の面と前記ライナの前記第二の面との間に不堅牢接着 剤が更に設けられた請求項１９に記載の自己接着型熱転写ラベル。 ２１．前記不堅牢接着剤は、前記ライナの前記第二の面の縁部に帯状に塗布され た請求項２０に記載の自己接着型熱転写ラベル。 ２２．前記帯状の不堅牢接着剤に隙間が形成され、前記基材と前記ライナとの間 から空気を逃がすようにした請求項２１に記載の自己接着型熱転写ラベル。 ２３．前記基材は個々のラベルに分割され、該個々のラベルは前記ライナに担持 された請求項１８に記載の自己接着型熱転写ラベル。 ２４．前記基材と前記ライナを仮固定するためのバインダを更に含む請求項２３ に記載の自己接着型熱転写ラベル。 ２５．前記バインダは、前記基材の前記第一の面と前記ライナの前記題意二の面 との間に所定のパターンで塗布された不堅牢接着剤であり、該不堅牢接着剤は前 記個々のラベルを前記ライナに固着する請求項２４に記載の自己接着型熱転写ラ ベル。 ２６．前記不堅牢接着剤は、前記基材の前記第二の面と前記ライナの前記第一の 面との間に設けられた前記接着剤と前記剥離剤との間の接着力より大きな接着力 を前記基材の前記第一の面と前記ライナの前記第二の面との間に付与する請求項 ２５に記載の自己接着型熱転写ラベル。 ２７．前記ライナはフィルムであって、該フィルムは、カッタによって完全には 貫通しない穴を形成しても分離しない請求項２３に記載の自己接着型熱転写ラベ ル。 ２８．前記基材の前記第二の面は前記ライナの前記第一の面に貼着された請求項 １８に記載の自己接着型熱転写ラベル。 ２９．前記基材歯一連の穴によって個々のラベルに分割された請求項２８に記載 の自己接着型熱転写ラベル。 ３０．前記熱転写インクは、前記ライナの前記第一の面に熱を加えた時に、前記 ライナから溶融する材料で製造された請求項１８に記載の自己接着型熱転写ラベ ル。 ３１．非熱インクが前記基材の前記第一の面又は第二の面の何れかに付与された 請求項３０に記載の自己接着型熱転写ラベル。 ３２．ラベルの製造方法であって、 熱転写フェースストックの裏面に接着剤を塗布する工程と、 熱転写リボンの裏面に剥離剤を塗布する工程と、 前記フェースストックと前記リボンを貼着する工程と、 貼着された前記フェースストックと前記リボンとをロール状に巻回する工程と を含むラベルの製造方法。 ３３．前記フェースストックを個々のラベルに分割する工程を更に含む請求項３ ２に記載のラベルの製造方法。 ３４．前記分割工程において、一連の穴を形成して前記個々のラベルに分離する 請求項３３に記載のラベルの製造方法。 ３５．前記分割工程において、前記フェースストックを前記リボンから切り離す 請求項３３に記載のラベルの製造方法。 ３６．前記分割工程において、前記フェースストックを個々のラベルに切断し、 該ラベルを前記リボンに担持させた請求項３５に記載のラベルの製造方法。 ３７．前記分割工程において、前記フェースストックを突き合わせ式に切断する 請求項３６に記載のラベルの製造方法。 ３８．前記接着工程において、前記フェースストックの前記表面を前記リボンの 裏面に接着する請求項３３に記載のラベルの製造方法。 ３９．前記フェースストックと前記リボンを結合する工程を更に含む請求項３８ に記載のラベルの製造方法。 ４０．前記結合工程は、前記フェースストックの前記第一の面と前記リボンの前 記第一の面との間に前記貼着工程前に不堅牢接着剤を塗布する塗布工程を含む請 求項３９に記載のラベルの製造方法。 ４１．前記不堅牢接着剤は、パターン式に塗布され、前記個々のラベルを前記リ ボンに接着する請求項４０に記載のラベルの製造方法。 ４２．前記不堅牢接着剤は、前記リボンの縁部に沿って帯状に塗布される請求項 ４１に記載のラベルの製造方法。 ４３．貼着したロール状のウエブとリボンを巻きを解いてプリンタに送り込む工 程を更に含む請求項３２に記載のラベルの製造方法。 ４４．前記熱転写リボンの裏面に制御されないパターンでもって熱を加えて印刷 された像を前記フェースストックの表面に転写する請求項４３に記載のラベルの 製造方法。 ４５．前記ロールの巻きを解く工程の前に、前記フェースストックの表面又は裏 面の何れかに印刷する工程を更に含む請求項４４に記載のラベルの製造方法。 ４６．前記印刷工程にプレス装置を使用する請求項４５に記載のラベルの製造方 法。 ４７．前記貼着工程において、前記フェースストックの裏面を前記リボンの裏面 に貼着する請求項３２に記載のラベルの製造方法。 ４８．貼着された前記フェースストックと前記リボンの裏面を分離し且つ該フェ ースストックの表面を該リボンの表面に再び貼着する工程を更に含む請求項４７ に記載のラベルの製造方法。 ４９．分離し且つ再貼着する工程は前記巻回工程の後で行う請求項４８に記載の ラベルの製造方法。 ５０．前記分離し且つ再貼着する工程に続いて、前記リボンに熱を加えて、前記 フェースストックの表面に熱転写印刷する工程を更に含む請求項４９に記載のラ ベルの製造方法。 ５１．前記フェースストックを個々のラベルに分離する工程を更に含む請求項５ ０に記載のラベルの製造方法。 ５２．前記分離工程において、一連の穴を形成して個々のラベルに分離する請求 項５１に記載のラベルの製造方法。 ５３．前記フェースストックの表面と前記リボンの表面の間に不堅牢接着剤を塗 布する工程を更に含む請求項３２に記載のラベルの製造方法。 ５４．前記不堅牢接着剤はパターン化して塗布する請求項５３に記載のラベルの 製造方法。 ５５．前記不堅牢接着剤は、前記リボンの縁部に沿って帯状に塗布される請求項 ５４に記載のラベルの製造方法。 ５６．帯状の前記不堅牢接着剤に隙間を形成して前記フェースストックと前記リ ボンの間から空気を逃がすようにした請求項５５に記載のラベルの製造方法。 ５７．自己接着型ラベルに熱転写印刷する方法であって。 裏面に接着剤が塗布された熱転写フェースストックと裏面に剥離剤が塗布され た熱転写リボンを共通のリボンから解く工程と、 前記リボンの表面上の熱転写インクを前記フェースストックの表面に位置決め する工程と、 前記熱転写リボンの裏面に制御されたパターンでもって熱を加えて前記フェー スストックの表面に印刷された像を転写する工程と、を含む方法。 ５８．前記フェースストックは個々のラベルに分割され、該個々のラベルを前記 リボン上に搬送する工程を更に含む請求項５７に記載の方法。 ５９．前記個々のラベルを前リボンから取り出す工程を更に含む請求項５８に記 載の方法。 ６０．前記フェースストックはそのままの状態で前記リボンの巻きを解く工程を 更に含む請求項５９に記載の方法。 ６１．前記個々のラベルと前記リボンの一部を一緒に取り出す工程を更に含む請 求項５８に記載の方法。 ６２．前記フェースストックと前記リボンの裏面を分離する工程を更に含む請求 項５７に記載の方法。 ６３．前記分離工程は、前記位置決め工程に先だって行う請求項６２に記載の方 法。 ６４．前記フェースストックの裏面に塗布された前記接着剤に接触する無端剥離 面を備えるベルト上に、前記フェースストックと前記リボンを搬送する工程を含 む請求項５７に記載の方法。 ６５．前記ベルトは、前記フェースストック及び前記リボンを熱転写印刷ヘッド とプラテンとの間に案内する請求項６４に記載の方法。 ６６．自己接着型ラベルに印刷する方法であって、 印刷可能な表面と、少なくとも一部に接着剤が塗布された裏面とを有するフェ ースストックを熱転写プリンタに搬入する工程と、 前記プリンタ内の前記フェースストックを、該フェースストックの裏面に塗布 された前記接着剤に接触する無端剥離面を備えるベルト上に搬送する工程と、 前記フェースストックを熱転写プリンタヘッドとプラテンとの間に案内する工 程とを含む、自己接着型ラベルに印刷する方法。 ６７．前記フェースストックと熱転写リボンの共通のロールの巻きを解く工程を 更に含む請求項６６に記載の方法。 ６８．前記熱転写リボンは、表面に熱転写インクを、裏面に剥離剤を有し、該リ ボンの表面に塗布された前記熱転写インクを前記フェースストックの表面に位置 決めする工程を更に含む請求項６７に記載の方法。 ６９．前記ロールの巻きを解く工程の後で且つ前記位置決め工程の前に、前記フ ェースストックと前記リボンの裏面を分離する工程を更に含む請求項６８に記載 の方法。 ７０．前記熱転写リボンの裏面に制御されたパターンでもって熱を加えて前記フ ェースストックの前記表面に印刷された像を転写する工程を更に含む請求項６８ に記載の方法。