JP2002509492A - 接着剤付きラベルの製造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 剥離材から成る裏張り紙（８）に裏打ちされた一連の接着剤付きラベル（６）を製造する方法。該方法は、（ａ）一連の折りチラシ（３０）を備えた剥離材から成る第一の巻取紙を提供し、（ｂ）巻取紙コンベヤによって経路に沿って第一の巻取紙を運び、（ｃ）少なくとも１の印刷機械（４４，４６，４８，５０）によってその長さに沿って一連の図形で第二の巻取紙（３６）を印刷するステップを有し、該あるいは各印刷機を、巻取紙コンベヤとは独立に駆動し、第一の巻取紙又は折りチラシを参照ながら直接または間接に該あるいは各印刷機を位置決めし、（ｄ）折りチラシの連続にわたって印刷された第二の巻取紙を積層し、（ｅ）一連の接着剤付きラベルを形成する剥離材が続くかぎり少なくとも第二の巻取紙を打ち抜く（５４，５６）ステップを有する。本発明はまた剥離材から成る裏張り紙で裏打ちされた一連の接着剤付きラベルを製造するための装置をも提供し、少なくとも１の印刷機械を位置決めするための制御システムを提供する。

Description

【発明の詳細な説明】 接着剤付きラベルの製造 本発明は、剥離材から成る裏張り紙で裏打ちされた一連の接着剤付きラベルを 製造する方法及びそのための装置に関する。 巻取紙の形で多層接着剤付きラベルを作るいくつかの方法が知られている。例 えばＥＰ−Ａ−０１５３１８５には、二つの巻取紙を用いる二層接着剤付きラベ ルの製造方法が開示されており、該方法では二つの巻取紙が印刷され、一緒に接 着され打ち抜かれて接着剤付きラベルがオンラインによる操作でシングルパスで 形成される。ＷＯ９１／０４８５０とＷＯ９１／０４８５１にも接着剤付きラベ ル、特に上部積層されたラベルの製造方法が開示されている。ＥＰ−Ａ−０６８ ４１２９にはラベルの製造方法が開示されているが、該方法では巻取紙が切り取 られ次いで巻取紙に接着した折り畳みチラシが形成される。ＥＰ−Ａ−０１７９ ５７５にはオフラインでラベルを製造するための装置が開示されている。 本発明はラベル製造のための改善された方法及び装置を提供することを目的と する。 したがって、本発明は、剥離材から成る裏張り紙で裏打ちされた一連の接着剤 付きラベルの製造方法を提供するものであり、該方法は、（ａ）一連の折られた （折り畳まれた）チラシ（ちらし、びら、パンフレット、小冊子）を備えた剥離 材から成る第一の巻取紙を提供し、（ｂ）巻取紙コンベヤによって経路に沿って 第一の巻取紙を運び、（ｃ）少なくとも１の印刷機械によってその長さに沿って 一連の図形で第二の巻取紙を印刷するステップを有し、該あるいは各印刷機を巻 取紙コンベヤとは独立に駆動し、第一の巻取紙又は折りチラシを参照ながら直接 または間接に該あるいは各印刷機を位置決めし、（ｄ）折りチラシの連続にわた って印刷された第二の巻取紙を積層し、（ｅ）一連の接着剤付きラベルを形成す る剥離材が続くかぎり少なくとも第二の巻取紙を打ち抜くステップを有する。 本発明は更に剥離材から成る裏張り紙で裏打ちされた一連の接着剤付きラベル を製造するための装置を提供するものであり、該装置は、一連の折られた（折り 畳まれた）チラシ（ちらし、びら、パンフレット、小冊子）を備えた第一の巻取 紙を運ぶための巻取紙コンベヤと、第二の巻取紙上に一連の図形を印刷するため の少なくとも１の印刷機と、折りチラシがその間に配置されている第一と第二の 巻取紙を一緒に積層するための積層機と、第一と第二の巻取紙と、該二つの巻き 取り紙の間に折りチラシを有する積層された集成材の中から一連の接着剤付きラ ベルを打ち抜くための打抜き加工機と、第一の巻取紙又は該折りチラシを参照し ながら該あるいは各印刷機を直接又は間接に位置決めする制御システムとを有す る。 添付図面を参照しながら本発明の実施例を今から例を挙げて説明する。 図１は本発明の第一実施例によるラベル製造装置の概略側面図である。 図２は図１の装置の制御システムの概略的表現である。 図３は本発明の第二実施例によるラベル製造装置の概略側面図である。 図４は本発明の第三実施例によるラベル製造装置の概略側面図である。 参照図１には、一連の接着剤付きラベル６を取納するリール４を製造するため の全体を２で示す装置が図示されている。リール４は、通常シリコン表面加工さ れた裏張り紙を有する剥離材からなる不定長の裏張り用巻取紙８を有する。裏張 り用巻取紙８は、裏側を感圧性接着剤で塗布され、剥離材巻取紙８で裏打ちされ た紙製又はプラスチック製の接着剤付き巻取紙１４を有する二重印刷用粘着シー ト材１２から成るリール１０に設けられる。便宜上、図１では、印刷用粘着シー ト材１２を有する二つの巻取紙１４と８とは一体化した単一の巻取紙として図示 されている。リール１０は繰出しリールとして装置２に取り付けられている。 印刷用粘着シート材１２からなる接着剤付き巻取紙１４は、装置２にリール１ ０と して設けられる以前に最初の前処理ステップにかけられている。特に、接着剤付 き巻取紙１４は印刷され及び／又は打ち抜かれている。そのような前印刷作業で 、接着剤付き巻取紙１４からなる上部表面はその長さに沿って一連の図形で印刷 され、各図形はそれぞれの結果として生成される接着剤付きラベル６に存在する ように意図される。そのような打ち抜きステップで接着剤付き巻取紙１４は打ち 抜かれ、剥離材８の長さ（長手）に沿って一連の接着剤付きベースのラベルが形 成され、各ベースラベルは支持ピースとして一体化し、それぞれ結果として生成 される接着剤付きラベル６になるように意図される。打ち抜きステップに続いて 、打抜かれたベースラベルを取り囲む接着剤付き巻取紙の不用巻取紙の残骸は巻 取紙から取り除かれる。 このように前処理された印刷用粘着シート材１２はリール１０から巻取紙コン ベヤの一つ以上のガイドローラー１６の上に送り出される。この巻取紙コンベヤ はリール１０と４とを駆動するものであってもよい。印刷用粘着シート材１２は 、最初検出装置１８を通り、そこでセンサー２０(好適には光検出器であること が望ましい)が印刷用粘着シート材１２の長さに沿って一連の予め印刷されたマ ークを検出するようになっている。あるいは上に説明したように印刷用粘着シー ト材が打ち抜かれて、一連のベースラベルが形成されたときベースラベルの連続 が検出されるようになっている。次いで、印刷用粘着シート材１２は接着剤塗布 機械２２を通り、そこで接着剤塗布器２４によって水溶性やホットメルト接着剤 のような接着剤が一連のパッチ２６として印刷用粘着シート材１２の上部表面上 へ押し出される。接着剤付き巻取紙１４がその長さに沿って一連の図形で予め印 刷されているとき、印字図形の位置決め時に接着剤パッチが貼り付けられる。 その後印刷用粘着シート材１２は、チラシ貼付け機２８まで運ばれ、そこで一 連の折られた（折り畳まれた）チラシ（ちらし、びら、パンフレット、小冊子） ３０が、折りチラシ貼付け機３２によって一連の接着剤のついたパッチ２６に貼 り付けられる。本明細書において、“チラシ”という用語は「ちらし」だけでな く小冊子やその他の 折られた（折り畳まれた）紙片をも包含するものである。折りチラシ貼付け機３ ２は図１で単純に傾斜路として表されているが、ＥＰ−Ａ−０６８４１２９に開 示されているようなラベル送出システムを有してもよい。折りチラシ貼付け機３ ２は、折りチラシ貼付け機３２の動作を即座に(あるいは一定の遅延時間後に)進 めたり遅らせたりするようになっているサーボ制御システムと一体化して、接着 剤のついたパッチ２６と印刷用粘着シート材１２との位置決め時に折りチラシ３ ０が貼り付けられるように折りチラシ３０の貼付けが基底の印刷用粘着シート材 １２の位置を“追跡”できるようになっていてもよい。 センサー２０は、接着剤パッチ２６と折りチラシ３０との接着剤付き巻取紙１ ２への貼付けを調整する制御システムと関連して作動し、接着剤付き巻取紙１４ 上の印字図形の位置決め時に接着剤パッチ２６と折りチラシ３０の双方が巻取紙 上の適正なポイントで一致し、適切な場合には、基底の打抜かれた接着剤付きベ ースラベルの位置決め時に一致するようになる。所望の場合には、一連の予め印 刷されたマークの検出と、接着剤塗布器２４及び／又は折りチラシ貼付け機３２ の作動との間に一定の遅延時間を設けてもよい。 接着剤のついたパッチ２６によって該シート材に接着した折りチラシ３０を運 ぶ印刷用粘着シート材は次いで積層機３４まで通り、そこで紙製又はプラスチッ ク製の印刷された巻取紙３６は、印刷用粘着シート材１２上の折りチラシ３０の 集成材にわたって積層される。この結合した巻取紙３６，１２及び該巻取紙間の 折りチラシ３０は一対の対置された積層用ローラー３８の中を通される。上部積 層用巻取紙３６は、巻戻された未印刷の、かつ、積層機３４の上流部門で一連の 印刷機械４４，４６，４８，５０によって片側又は両側のいずれかに印刷された リール４０として装置２に設けられている。印刷機械４４，４６，４８，５０の 各々は、印刷用粘着シート材１２又は貼り付けられた折りチラシ３０のいずれか を参照しながら独立に駆動されて位置決めされ、それによって印刷機械４４，４ ６，４８，５０によって積層用巻取紙３６上に 印刷された各図形は、それぞれの折りチラシ３０に関して位置決めが行われ、該 折りチラシ３０は、基底の印刷された接着剤付き巻取紙１４又はそこから打抜か れたベースラベルに関して順に位置決めが行われる。 印刷機械４４，４６，４８，５０の各々はその他の印刷機械４４，４６，４８ ，５０の各々に関して独立に駆動されるばかりでなく、印刷用粘着シート材１２ 用の巻取紙コンベヤに関しても独立に駆動される。したがって、印刷機械４４， ４６，４８，５０によって印刷された図形を印刷用粘着シート材又は印刷用粘着 シート材１２上で行われる打抜きのような後続の動作に関して順に位置決めでき るように、積層用巻取紙３６に関して印刷機械４４，４６，４８，５０の各々を 個々に位置決めしてもよい。印刷機械４４，４６，４８，５０は独立に駆動し、 したがって、印刷機械４４，４６，４８，５０が積層用巻取紙３６に関して再位 置決めを必要とするとき積層用巻取紙に対して回転できるので、本発明の推奨局 面に従って積層用巻取紙３６を動かすことなく印刷機械４４，４６，４８，５０ の印刷ユニットの方を動かす必要がある。その必要がない場合には、印刷ステッ プに従って積層用巻取紙を積層するように意図されている印刷用粘着シート材に 関して積層用巻取紙を動かすこともできるが、これは誤位置決めという問題につ ながる可能性がある。 したがって、ローラー５１で表されているが、好適にはリール４０を駆動して いることが望ましい巻取紙駆動装置は図１に概略的に例示されている巻取紙張力 制御装置５３と一体化している。巻取紙張力制御装置５３は、巻取紙駆動装置５ １によって与えられる積層用巻取紙の所定の速度以上の印刷プロセスの結果とし て生じる積層用巻取紙の不注意による追加的前後運動を阻止するように機能する 。巻取紙張力制御装置５３は、積層巻取紙駆動装置を印刷プロセスによる影響か ら隔離する役割を果たしているが、この印刷プロセスには、印刷機械と移動して いる積層用巻取紙３６との相対的動きが含まれる。通常、巻取紙張力制御装置５ ３は、印刷動作によって伝えられる積層用巻取紙の前方への動きを阻止するため に巻取紙駆動装置５１の上流端に設けら れるブレーキを有していてもよい。あるいは巻取紙張力制御装置は、印刷動作の 結果として生じる積層用巻取紙の前方への動きを制約するように設けられる印刷 機械の一連の包装加工部門を有していてもよい。 積層されてなる複合集成材は次いで、積層機３４から、上部打ち抜きローラー ５４とそれに対向する下部裏張り用ローラー５６を有する打ち抜き加工機５２へ 向かい合成集成材はローラー５４と５６の間を通過する。打ち抜きローラー５４ は、上部積層用巻取紙３６と、貼り付けられた折りチラシ３０と、下層側の接着 剤パッチ２６と、接着剤付き巻取紙１４とから、もしくは予めそれから打ち抜か れたベースラベルから、剥離材製裏張り紙８に付けられている一連の接着剤付き ラベル６を打ち抜く。不用巻取紙残部５８は、折りチラシ３０とそれに接着した 接着剤パッチ２６の不用部分が一緒にくっついた上部積層用巻取紙の不用残骸６ ０を有し、不用リール６２の中へ巻き取られる。印刷機械と同様、打ち抜きロー ラー５４も独立に駆動され、接着剤付き巻取紙１４または貼り付けられた折りチ ラシ３０を参照しながら位置決めされる。 図２は、貼り付けられた接着剤パッチ２６と折りチラシ３０を備え、打ち抜き 加工機５２で行われる後続の打ち抜き動作を伴う印刷機械４４，４６，４８，５ ０による積層用巻取紙３６上に印刷された印字図形に関して位置決めを行うため の、全体を６３で示す制御システムを図示する。 図２に示すように、センサー２０は、制御システム６３において接着剤塗布器 ２４およびチラシ貼付け機３２に接続されている。したがって、センサー２０が 、印刷用粘着シート材１２に予め印刷されたマークを検出したり、事前に打ち抜 かれた印刷用粘着シート材１２のベースラベルを検出したりすると、制御システ ム６３が用いるセンサー２０から信号が出され、印刷用粘着シート材１２に関す る位置決め時に接着剤塗布器２４によって接着剤のついたパッチ２６が塗布され 、また接着剤のついたパッチ２６に関する位置決め時に、チラシ貼付け機３２( この貼付け機は前述のサーボ制御 システムと一体化していてもよい)によって折りチラシ３０の貼り付けが保証さ れる。センサー２０から出る信号も用いられ、それぞれの一連の独立駆動される 印刷機械４４，４６，４８，５０に対してそれぞれのサーボ制御システム６４， ６６，６８，７０が制御される。このようにして積層用巻取紙３６上への図形印 刷は基底の印刷用粘着シート材巻取紙１２に関して制御され、結果として生成さ れる接着剤付きラベル６に、積層用巻取紙３６に印刷された図形が印刷用粘着シ ート材１２上の基底の印字図形に関する位置決めが保証される。 センサー２０はまた打ち抜きローラー５４に対してサーボ制御７２の制御信号 も発して、積層用及び印刷用粘着シート巻取紙３６，１２上への印字図形に関す る位置決め時に、また、貼り付けられた折りチラシ３０に関して結果として生成 される接着剤付きラベル６が正確に打ち抜かれるようにする。印刷機械４４，４ ６，４８，５０の各サーボ制御６４，６６，６８，７０及び打ち抜きローラー５ ４のサーボ制御７２は、即座に又は印刷胴と打抜きローラーのいずれかを進めた り、遅らせたりする遅延時間後に働き、それによって印刷胴又は打抜きローラー が基底の印刷用粘着シート材に関して位置決めされる。 図２に例示されている制御システムの代替実施例では、チラシ貼付け機３２の 制御に用いられる信号を発するセンサー２０は、印刷機械４４，４６，４８，５ ０を位置決めするための位置決め信号を直接用いなくてもよい。逆に、印刷機械 ４４，４６，４８，５０のサーボ制御６４，６６，６８，７０は、センサー２０ による印刷用粘着シート巻取紙１２に合わせて順番に位置決めされたチラシ貼付 け機３２から得られる信号を受信してもよい。 図２に例示されている制御システムの更なる代替実施例において、センサー２ ０は打ち抜きローラー５４の動作を制御するために用いる信号を発し、次いで打 ち抜き加工機５２から出る信号に関して印刷機械４４，４６，４８，５０の動作 を制御しても よい。チラシ貼付け機３２を制御するために用いる信号は、センサー２０又は打 抜き加工機５２のいずれかから発するものであってもよい。このように、打ち抜 きローラー５４の位置を用いて、結果として生成される接着剤付きラベル６の形 成のために行う、打ち抜きに関する位置決めに必要な積層用巻取紙３６の印刷制 御及び／又は接着剤付きラベル６の形成のために行う、打抜きに関して究極的に 位置決めを行う印刷用粘着シート材１２に順番に貼り付けるために必要なチラシ 貼付け機３２の動作の制御を行うことができる。 図２に例示された制御システムの更なる実施例において、センサー２０は、第 一のすなわち最上流の印刷機４４のサーボ制御装置６４へ制御信号を出力するこ とができ、更なる制御信号が第一印刷機４４から残りの印刷機械４６，４８，５ ０へ段階的に送信され、それによって第二の及びそれに続く印刷機械４６，４８ ，５０が独立に制御されて第一印刷機４４に関する位置決めが行われる。 本発明の更なる実施例において積層用巻取紙３６は自己接着式接着剤であって もよいが、好適には透明なプラスチック製接着剤付き巻取紙であることが望まし い。そのような巻取紙が用いられるとき、リール４０は剥離材から成る裏張り紙 を担持した、そのような接着剤付き材料からなる巻取紙を有してもよく、剥離材 から成る裏張り紙は印刷動作後でかつ積層機３４での積層前に接着剤付き巻取紙 から取り除かれる。 接着剤付き積層用巻取紙３６の代替として、積層用巻取紙３６は基底の折りチ ラシ３０及び／又は接着剤付き材料１４に対して熱封可能なものであってもよい 。この熱封された領域はパターン化されて、例えば折りチラシ３０の外周を熱封 しつつ、折りチラシ３０の上部表面へ向けては熱封しないようになっている。こ の熱封は加熱積層用ローラー３８を用いて達成してもよい。 接着剤付きまたは熱封可能積層用巻取紙３６を用いるとき、本発明の方法と装 置で は接着剤塗布器２４によって塗布された接着剤の使用を不要とすることことがで きる。したがって、本発明のある実施例では、印刷用粘着シート材１２の上部表 面に直接接着させずに、折りチラシ３０を単に印刷用粘着シート材１２と積層用 巻取紙３０との間にはさみ込み、基底の接着剤付き材料１４及び／又は剥離材８ へ積層用巻取紙３６を接着させることによって、折りチラシ３０を閉じた構成の 状態に保持することができる。 本発明の例示された実施例では、印刷機械４４，４６，４８，５０は接着剤付 きラベルの製造で従来用いられているようなフレキソ印刷機械を有してもよい。 あるいは、印刷機械４４，４６，４８，５０は、ＥＰ−０６９４１３０で開示さ れているデジタル印刷機械を有してもよい。各デジタル印刷機は、好適にはカラ ー写真複写機やレーザープリンターで通常用いられているものと同様のタイプの 乾式トナー処理あるいは湿式トナー処理で処理することが望ましい。印刷プロセ スは、直接デジタル処理又はオフセットデジタル処理であってもよい。印刷機械 ４４，４６，４８，５０がデジタル印刷機械であるとき、これによってラベル頂 面のデジタル印刷を、基底のベースの巻取紙用の従来型フレキソ印刷巻取紙印刷 の使用と融合させることを可能にする本発明の技術的利点が与えられる。さらに 、本発明の方法によってデジタル印刷装置が上部積層用巻取紙上に可変情報を印 刷する利点を提供することが可能になる。 図３は、図１の実施例の変更例である本発明に準拠してラベルを製造するため の、全体を１０２で示す装置の第二の実施例を例示する。図３において、積層用 巻取紙１３６は、図１の実施例と同じ方法で複数の独立に駆動される印刷機械１ ４４，１４６，１４８，１５０によって印刷される。このように印刷された積層 用巻取紙１３６は、それぞれの接着剤付き支持ピース１１４を備えた一連の折り チラシ１３０が貼り付けられた剥離材から成る巻取紙１０８に対して積層される 。この実施例ではまた、積層用巻取紙１３６は自己接着式であり、積層用ローラ ー１３８を有する積層機１３４の上流で剥離式裏張り用巻取紙１３７はそこから 取り除かれ、剥離式巻取紙１３７はリ ール１３９中へ巻き取られる。積層用巻取紙１３６と裏張り用巻取紙１３７は、 ローラー１５１によって概略的に表されている巻取紙駆動装置によって、また、 図３に概略的に例示されているような巻取紙張力制御装置１５３を有する巻取紙 駆動装置１５１を用いて印刷機械１４４，１４６，１４８，１５０の中を連続的 に送り出されるリール１４０として形成される。印刷機械１４４，１４６，１４ ８，１５０は積層用巻取紙１３６の上部表面だけを印刷するようになっている。 一連の打ち抜かれた自己接着式支持ピース１１４は接着剤から成る層１２６に よって接着された折りチラシ１３０を持つが、この支持ピース１１４がついた剥 離材から成る裏張り材１０８を有するリール１１０は検出装置１１８を通って送 り出され、そこで、支持ピース１１４上又は折りチラシ１３０上に印刷された位 置決め用マーク、もしくは、支持ピース１１４に接着した折りチラシ１３０の集 成材を有する中間ラベル１２１の先頭又は後端エッジのいずれかがセンサー１２ ０によって検出される。この巻取紙はガイドローラー１１６の上を通り積層用ロ ーラー１３８を有する積層機１３４まで送出され、そこで、下層側の一連の中間 ラベル１２１に対して積層用巻取紙１３６上の印刷図形が位置決めされるように して、中間ラベル１２１上に積層用巻取紙１３６が積層される。 この複合積層集成材は次いで上部打ち抜きローラー１５４と裏張り用ローラー １５６とを有する打ち抜き加工機１５２まで通過し、そこで一連の接着剤付きラ ベル１０６が切り取られ、折りチラシ１３０と該チラシに接着した支持ピース１ １４との不用部分と一緒の積層用巻取紙１３６の不用巻取紙残骸１６０を有する 不用巻取紙残部１５８は不用リール１６２の中へ巻き取られる。接着剤付きラベ ルを備えた剥離裏張り材１０８はリール１０４の中へ巻き取られる。 図４に本発明の装置の更なる実施例が例示されている。図４の装置(全体を２ ０２で示す)は図１の装置の更なる変更例である。この装置では、積層用巻取紙 ２３６は、図 １を参照して説明したのと同じ方法で複数の印刷機械２４４，２４６，２４８， ２５０によって印刷され、未印刷の印刷用粘着シート材２１２上か、あるいは更 なる変更例では、図４に点線で例示された少なくとも１の印刷機械２１３によっ て一列に印刷された印刷用粘着シート材上かのいずれかに担持される一連の折り チラシ２３０の上に積層用巻取紙２３６が積層される。上部積層された折りチラ シ２３０の集成材は次いで、積層用ローラー２３８によって構成される積層機２ ３４から上部打ち抜きローラー２５４と下部裏張り用ローラー２５６によって構 成される打ち抜き加工機２５２へと通過し、そこで積層材２３６と、折りチラシ ２３０と、印刷用粘着シート材２１２からなる接着剤付き材料２１４とから一連 の接着剤付きラベル２０６が切り取られる。剥離材から成る裏張り２０８上に担 持される一連の接着剤付きラベル２０６はリール２０４の中へ巻き取られる。切 り取りステップで作成され、積層用材料２３６の不用巻取紙残骸２６０と、折り チラシ２３０と接着剤付き材料２１４の不用部分とを含む不用巻取紙の残部２５ ８はリール２６２の中へ巻き取られる。 印刷用粘着シート材２１２は、リール２１０からオプションの少なくとも１の 印刷機械２１３の中を通って直接積層機２３４へ送出される。積層機２３４にお いて、一連の折りチラシ２３０は折りチラシ貼付け機２３２によって、積層用ロ ーラー２３８が形成する挟持領域の中へ送り込まれ、それによって折りチラシ２ ３０の連続は上部積層用材料２３６と下部接着剤付き材料２１４との間にはさみ 込まれる。例示された実施例では、積層用材料２３６は自己接着式で、剥離材か らなる裏張り用巻取紙２３７は積層用材料２３６から取り除かれ、一連の印刷機 械２４４，２４６，２４８，２５０の下流でリール２３９に巻き取られる。積層 用材料２３６は剥離式巻取紙２３７と共に、印刷機械２４４，２４６，２４８， ２５０を通ってリール２４０から巻き取られるが、他の二つの実施例における場 合と同様に、２５３で概略的に例示した巻取紙張力制御装置を備えた、全体を２ ５１で表す巻取紙コンベヤによって送出される。 図４の実施例は、印刷用粘着シート材２１２に対して打抜きや印刷という形の 前処 理が行われないオンライン装置を有する。折りチラシ貼付け機２３２は連続的に 適正な間隔で印刷用粘着シート材２１２の長さ（長手）に沿って折りチラシ２３ ０が当てられるように予め設定される。印刷用粘着シート材２１２が事前の印刷 や打ち抜き動作にかけられていないので、後続の折りチラシ２３０の貼付けに関 してセンサーが印刷用粘着シート材２１２の再位置決めを装置の中で行う必要は ない。印刷用粘着シート材２１２用の少なくとも１の印刷ユニット２１３を印刷 用粘着シート材２１２用巻取紙コンベヤに機械的に順に連結してもよい。 独立に制御され且つ印刷用粘着シート材用巻取紙コンベヤから独立に制御され ている印刷機械２４４，２４６，２４８，２５０は、該印刷機械によって印刷さ れた図形が究極的にそれぞれの接着剤付きラベルに関して位置決めされるように 制御されてもよい。したがって、印刷機械２４４，２４６，２４８，２５０は、 打ち抜き加工機２５２あるいは折りチラシ貼付け機２３２から電気的制御信号を 受信してもよい。制御信号が打ち抜き加工機２５２から発信される場合、打ち抜 き加工機は印刷機械２４４，２４６，２４８，２５０並びにラベル貼付け機２３ ２を制御するマスター装置となる。同様に、ラベル貼付け機２３２がマスター制 御装置であるとき、印刷機械２４４，２４６，２４８，２５０並びに打ち抜き加 工機２５２はラベル貼付け機２３２のスレーブ装置となる。オプションの印刷ユ ニット２１３によって印刷用粘着シート材のオンライン印刷が行われる代替構成 において同様の方法で印刷ユニット２１３は、印刷機械２４４２，４６，２４８ ，２５０、打ち抜き加工機２５２及びラベル貼付け機２３２と共にマスター又は スレーブ制御装置としての役を果たすことができよう。最後に、この実施例では 第一の独立駆動印刷機２４４がマスター装置を構成すること、そして、他の残り の印刷機械２４６，２４８，２５０並びに貼付け機２３２と打ち抜き加工機２５ ２のすべてを第一印刷機２４４に対してスレーブ装置とすることが可能である。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，Ｓ Ｄ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ， ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，Ｆ Ｉ，ＧＢ，ＧＥ，ＧＨ，ＨＵ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ， ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，Ｍ Ｘ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ， ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＷ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． 剥離材から成る裏張り紙で裏打ちされた一連の接着剤付きラベルを製造す る方法において、該方法が、 （ａ） 剥離材から成る裏張り紙で裏打ちされた一連の折りチラシを提供する ステップと、 （ｂ） 巻取紙コンベヤによって経路に沿って第一の巻取紙を運ぶステップと 、 （ｃ） 少なくとも１つの印刷機械によって該巻取紙の長手に沿って一連の図 形で第二の巻取紙を印刷するステップであって、該あるいは各印刷機を巻取紙コ ンベヤとは独立に駆動し、前記第一の巻取紙あるいは前記折りチラシを参照しな がら直接あるいは間接に該あるいは各印刷機を位置決めするステップと、 （ｄ） 前記一連の折りチラシにわたって前記印刷された第二の巻取紙を積層 するステップと、 （ｅ） 前記剥離材が一連の接着剤付きラベルを形成するかぎり少なくとも前 記第二の巻取紙を貫通して打ち抜くステップとを有することを特徴とする方法。 ２． 前記第一の巻取紙が接着剤付き材料からなる巻取紙または打抜かれたベー スラベルを追加的に担持し、前記折りチラシを前記接着剤付き材料に配置するこ とを特徴とする請求項１に記載の方法。 ３． 前記接着剤付き材料に沿って一連の位置を検出するようにセンサーを設け 、前記接着剤付き材料又は前記折りチラシを参照しながら、前記センサーからの 信号によって前記少なくとも１の印刷機の位置決めを行うことを特徴とする請求 項２に記載の方法。 ４． 前記折りチラシを前記接着剤付き材料に貼り付けるステップを更に有し、 前記センサーが前記接着剤付き材料に対して前記折りチラシの前記貼付けの位置 決めを行 うようになっており、前記貼り付けられた折りチラシを参照しながら前記少なく とも１の印刷機を位置決めすることを特徴とする請求項２または３に記載の方法 。 ５． 前記接着剤付き材料に関する位置決めによって前記打抜きステップを行う ことを特徴とする請求項２乃至４のいずれか一つに記載の方法。 ６． 前記折りチラシを前記接着剤付き材料に貼り付けるステップ更に有し、前 記折りチラシの貼付けと、印刷と、打抜きとを同時に位置決めすることを特徴と する請求項１または２に記載の方法。 ７． 前記第二の巻取紙が印刷されていないことを特徴とする請求項６に記載の 方法。 ８． 前記第二の巻取紙を前記折りチラシの貼付けより先にオンラインで即時に 印刷することを特徴とする請求項６に記載の方法。 ９． 前記印刷ステップ（ｃ）を複数のデジタル印刷機械によって実行すること を特徴とする上記請求項のいずれかに記載の方法。 １０． 前記第一の巻取紙に対する前記第二の巻取紙の縦方向の運動を実質的に 阻止するために前記印刷動作中前記第二の巻取紙の張力の制御を行うことを更に 有することを特徴とする上述の請求項のいずれかに記載の方法。 １１． 剥離材から成る裏張り紙で裏打ちされた一連の接着剤付きラベルを製造 するための装置において、該装置が一連の折りチラシを担持する第一の巻取紙を 運ぶための巻取紙コンベヤと、第二の巻取紙上に一連の図形を印刷するための少 なくとも１の印刷機と、前記折りチラシを間に配置して前記第一と第二の巻取紙 を一緒に積層するための積層機と、前記第一と第二の巻取紙と前記折りチラシを 間に有する積層された 集成材の中から一連の接着剤付きラベルを打抜くための打抜き加工機と、前記第 一の巻取紙または前記折りチラシを参照しながら該あるいは各印刷機を直接又は 間接に位置決めするための制御システムとを有することを特徴とする前記装置。 １２． 前記少なくとも１の印刷機が、印刷ユニットと、前記印刷ユニットの動 作を進めたり遅らせたりすることによって図形の印刷を前記制御システムからの 位置決め信号に応じて制御するようになっている位置決め装置を有することを特 徴とする請求項１１に記載の装置。 １３． 前記一連の折りチラシを前記第一の巻取紙に貼り付けるための折りチラ シ貼付け機を更に有することを特徴とする請求項１１または１２に記載の装置。 １４． 前記制御システムが第一の巻取紙に沿って一連の位置を検出するための センサーを含み、前記制御システムが前記少なくとも１の印刷機械の前記位置決 め装置を制御するために前記センサーから発せられる信号を用いることを特徴と する請求項１１に記載の装置。 １５． 前記制御システムが前記第一の巻取紙に沿って前記一連の位置を参照し ながら前記打抜き加工機を位置決めするようになっていることを特徴とする請求 項１１に記載の装置。 １６． 前記制御システムが、前記折りチラシ貼付け機と、前記打抜き加工機と 、前記少なくとも１の印刷機械の中の少なくとも１つとを一緒に位置決めするこ とを特徴とする請求項１３に記載の装置。 １７． 前記少なくとも１の印刷機がデジタル印刷機械を有することを特徴とす る請求項１１乃至１６のいずれか一つに記載の装置。 １８． 前記添付図面を参照しながら本明細書で上に説明したのとほぼ同じ様に 、剥離材から成る裏張り紙で裏打ちされた一連の接着剤付きラベルを製造する方 法。 １９． 前記添付図面を参照しながら本明細書で上に説明したのとほぼ同じ様に 、剥離材から成る裏張り紙で裏打ちされた一連の接着剤付きラベルを製造するた めの装置。