JP3813198B2 - 印字ラベルの製造装置及びその製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は印字ラベルの製造装置及びその製造方法に係り、更に詳しくは、ラベル基材の粘着剤面上に印字を直接行うことができ、且つ、一連の工程で印字ラベルを製造することのできる印字ラベルの製造装置及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、箱等の各種被着体に貼付することのできる樹脂性フィルムに所定の印字を行った印字ラベルが知られている。この印字ラベルの従来構造としては、紙、フィルム等のベース両面に粘着剤を設け、一方の粘着剤の表面に剥離フィルムを貼付するとともに、他方の粘着剤の表面にインクジェットプリンタで印字を行い、その表面に透明なラミネートフィルムを貼付するという構成が採用されている(例えば、実開平3−31776号公報)。
【0003】
前記印字ラベルを被着体に貼付するに際しては、印字反対方向の剥離フィルムをベースより剥離し、表面に現れた粘着剤を被着体に粘着させることによって行われる。従って、印字された文字,記号等がラミネートフィルムによって覆われているため、被着体に貼付した後の印字の剥がれを有効に回避可能となり、安定的な表示効果を継続できるという効果がある。
【0004】
しかしながら、前述の印字ラベルにあっては、その貼付状態で、ベースと、当該ベース両面のそれぞれに設けられた粘着剤と、ラミネートフィルムとを有するものであり、印字ラベル全体としての構成層数が四層となる多層構造となり、従って、当該印字ラベルの製造工程数も不可避的に増加するものであり、ひいては、印字ラベル製造コストの上昇を招来するという不都合があった。
【0005】
また、前述のような多層構造を有する印字ラベルによれば、印字ラベル全体としての肉厚を薄くするにも自ずと限界がある。従って、印字ラベルを被着体へ貼付した状態では、ラミネートフィルムの表面と被着体表面との間に一定の段差が存在することとなり、粘着剤の粘着強度に起因して印字ラベルが不用意に剥がれ易いという不都合もある。
【0006】
そこで、本発明者は、印字された文字,記号等の剥がれ、汚損を防止するという既存の効果を有効に維持しつつ、印字ラベルの層数を大幅に減少して構造の簡易化を図り、ひいては製造コストの低廉化を図ることができる印字ラベルを提案した(特願平6−242129号)。
【0007】
前記既提案の印字ラベルによれば、ラベルの層数減少と製造効率の飛躍的改善を行うことができ、特に、物流システムへの導入等へ適用するに好適なものとすることができた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記印字ラベルは、原反として用いられる多数枚のラベル基材が剥離シートの長手方向に等間隔で連続的に貼付されたものを対象としたものであり、被着体に貼付する時の大きさに対応したラベル基材を予め形成する必要を前提としたものであった。また、印字ラベル製造後、直ちにこれを所定の被着体に貼付することに適しているものの、印字ラベルのみを製造しておき、別工程にて印字ラベルを被着体に貼付するという経時的な作業を行う場合には不向きであった。
【0009】
【発明の目的】
本発明の目的は、前記既提案の装置によって得られる効果を有効に維持しつつ、一般的な原反をそのまま用いて迅速に印字ラベルを形成することのできる印字ラベルの製造装置及びその方法を提供することにある。
【0010】
本発明の他の目的は、製造された印字ラベルを直ちに被着体に貼付することは勿論、完成品としての印字ラベルを保存若しくは輸送することができ、別工程にて印字ラベルを適宜貼付することにも適した印字ラベルの製造装置及びその方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明は、透光性を備えたラベル基材に粘着剤を介して第1の剥離シートを貼付した原反を用いて印字ラベルを製造するための装置において、前記原反を連続的に送り出し可能に保持する原反保持ロールと、前記粘着剤をラベル基材側に残して前記第1の剥離シートを巻き取る巻取装置と、所定の駆動手段に連結されて前記剥離されたラベル基材を略水平姿勢で送出可能な送出装置と、前記水平姿勢とされたラベル基材の下面側に位置する粘着剤面上に印字を行って印字ラベルとする非接触型印字装置と、前記印字ラベルを更に送出する過程で当該印字ラベルの印字面側に第2の剥離シートを供給する剥離シート供給機構と、印字ラベルの所定印字単位毎に切り込みを設けて最終ラベル形状に形成する第1のダイカット装置と、前記切り込みによって生ずる印字ラベルの外側部分を回収する回収装置と、前記第1のダイカット装置の次段に配置されるとともに、前記第2の剥離シートに穿孔を形成する第2のダイカット装置と、印字ラベルを第2の剥離シートと共に巻き取るラベル巻取装置とを具備する、という構成を採っている。
【0015】
また、本発明に係るラベル製造方法は、透光性を備えたラベル基材に粘着剤を介して第1の剥離シートを貼付してなる原反を用い、前記粘着剤をラベル基材側に残して前記第1の剥離シートを剥離して巻き取るとともに、剥離されたラベル基材を略水平姿勢で所定方向に送出しつつラベル基材の下面側に位置する粘着剤面上に非接触型印字装置で印字し、前記印字ラベルの印字面側に第2の剥離シートを貼付した後、印字ラベルの所定印字単位毎に包囲する切り込みを設けて最終ラベル形状とし、この切り込みの外側に存在するラベル外側部分を回収しつつ第2の剥離シートに一定間隔を隔てて穿孔を形成し、次いで、前記印字ラベルを第2の剥離シートと共に順次巻き取る、という手法を採っている。
【0017】
【作用】
印字ラベルを製造するための原反は、帯状に連続するラベル基材の一方の面に粘着剤を介して第1の剥離シートが貼付されたものを対象とする。この原反は、送出される途中にて前記粘着剤をラベル基材側に残して第1の剥離シートが剥離され、当該剥離シートは巻取装置にて巻き取られる。第1の剥離シートが剥離された後のラベル基材には、送出装置にて送り出される過程で粘着面上に非接触型印字装置で印字され、これによって印字ラベルが形成される。この印字ラベルは、前記粘着剤面を被着体に相対させて貼付することが可能であり、貼付された状態では印字面がラベル基材と被着体との間に挟まれる態様となり、文字の擦れや汚損等を防止する。
【0018】
前記送出装置の後段に剥離シート供給機構を設けた構成では、印字面側に第2の剥離シートを貼付することが可能となり、この状態では、直ちに被着体に貼付することなく保管等が可能となる。
【0019】
第1のダイカット装置は予め決定された所定印字単位毎の切り込みを形成することで、ラベル基材を最終的なラベルの形状に形成することができる。第1のダイカット装置によって形成された切り込みの外側部分は回収装置によって巻取等の手法で回収され、これによって第2の剥離シート上には、最終的なラベル形状に形成された印字ラベルのみが残ることとなる。この印字ラベルは、第2の剥離シートと共に巻取装置に巻き取られる。
【0020】
また、第2のダイカット装置で形成される穿孔は、例えば、透明なラベル基材によって形成された印字ラベルを自動貼付装置にセットした場合に、当該印字ラベルの有無を判別するために利用される。すなわち、穿孔の移動軌跡に沿う位置に適宜な光センサ等を配置し、発射光の透過、遮断によって印字ラベルの存在が判別可能となる。
【0021】
なお、本発明における印字ラベルは、文字,記号等により構成された出所又は品質等表示用のラベルの他、POSシステム用バーコード等の印字ラベルとしても好適に適用することができる。また、ラベルを剥がす際、粘着剤に歪みが発生したり、粘着剤の層割れが発生することで開封されたことが分る改ざん防止ラベル、或は印字面が粘着剤面と特殊な方法とされて容易に贋のラベルが作成できない改ざん防止ラベル等としても使用できる。
【0023】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面を参照しながら説明する。
【0024】
図1には本実施例に係るラベル製造装置の概略正面図が示され、図2にはその右側面図が示されている。また、図3には前記装置における動作の概念説明図が示されている。なお、図2においては、図面の錯綜を避けるため、図1に示されたロール群等の一部の構成が省略されている。これらの図において、ラベル製造装置は、ベース10の上部に立設されたフレーム11と、このフレーム11の上部に配置された原反保持ロール13と、この原反保持ロール13に保持された原反15をリード端から送出する過程で第1の剥離シート16を巻き取る巻取装置17と、第1の剥離シート16が剥離された後の透光性を備えたラベル基材19を、当該ラベル基材19の粘着剤面を下面側となるように略水平姿勢で次段に送出する送出装置20と、この送出装置20に後述する伝達機構を介して駆動力を付与するモータ等からなる駆動手段21と、前記ラベル基材19の粘着剤面側に印字を行って印字ラベル22を形成する非接触型印字装置23と、印字ラベル22を更に送出する過程で当該印字ラベル22の印字面側に第2の剥離シート24を供給する剥離シート供給機構25と、印字ラベル22の所定印字単位毎に切り込みを設けて最終ラベル形状に形成する第1のダイカット装置27と、前記切り込みによって生ずる印字ラベル22の外側部分22Aを回収する回収装置29と、前記第1のダイカット装置27の次段に配置されるとともに、前記第2の剥離シート24に穿孔を形成するための第2のダイカット装置30と、印字ラベル22を第2の剥離シート24と共に巻き取るラベル巻取装置32とを備えて構成されている。
【0025】
前記巻取装置17は、巻取軸35と、当該巻取軸35に固定されたプーリ36と、ACサーボモータ37と、このACサーボモータ37の出力軸に固定されたプーリ38と、プーリ36,38間に掛け回されたベルト39とにより構成されている。ACサーボモータ37は巻取軸35の回転速度を適宜可変とし、巻取径が増大するにつれて巻取軸35の回転速度の制御を行い、巻き取り張力を一定に保つことができる。
【0026】
前記送出装置20は、図1に示されるように、複数の送出ロール40〜42と、これらの送出ロール40〜42に対応して配置されたピンチロール43〜45とを備えて構成されている。各送出ロール40〜42の同軸線上には、図2に示されるように、プーリ46〜48が固定されており、これらのプーリ46〜48には、駆動用プーリ49(図1参照)と共にベルト50が掛け回されている。駆動用プーリ49の同軸上には図示しないプーリが配置されており、このプーリは駆動力伝達機構として作用するベルト52によって回転可能であり、これによって前記プーリ46〜49の同期回転が行われ、これらと同軸上の送出ロール40〜42が回転されて原反15の引き出しとそれに続くラベル基材19の送出が可能となっている。
【0027】
前記非接触型印字装置23は、インクジェットプリンタによって構成されており、図示しない入力手段によって可変的な印字情報を入力できるようになっている。この非接触型印字装置23の印字ヘッド60は、前記ラベル基材19の粘着剤面に対して若干離間した配置とされている。印字ヘッド60による印字は、図3に示されるように、例えば、『PL』なる印字がなされたラベルを製造すると仮定した場合、印字は『L』,『P』の順に行われるが、『P』,『L』の順に印字する場合には、それらの反転文字が印字される。そして、これらの印字を行うことによって印字ラベル22が形成されることとなる。また、印字ヘッド60の上方位置には、図1に示されるように、ガラス板等からなる透視板61が配置されており、この透視板61を上方から眺めることによって印字状態の目視確認が可能となっている。
【0028】
前記剥離シート供給機構25は、印字ラベル22の粘着剤面、すなわち印字面に沿って第2の剥離シート24を連続的に供給可能とするものである。この剥離シート供給機構25は、第2の剥離シート24を送り出し可能に保持する剥離シート保持ロール63と、当該剥離シート保持ロール63に併設された摩擦ブレーキ64とを備えて構成されている。摩擦ブレーキ64は、第2の剥離シート24に供給抵抗を付与し、一定の張力を維持しつつ第2の剥離シート24の供給を行わしめる作用をなす。
【0029】
前記第1のダイカット装置27は、上下一対のダイカットロール66により構成されており、上方のダイカットロール66には周方向に沿う複数箇所に図示しない略方形の刃が形成され、この刃によって印字ラベル22を最終ラベル形状に形成するための切り込みが設けられるようになっている。
【0030】
前記第1のダイカットロール27によって切り込みが形成された印字ラベル22の外側部分22Aは、図2にも示されるように、回収装置29によって順次巻き取り可能となっている。この回収装置29は、巻取ロール70と、この巻取ロール70の同軸上に配置された従動プーリ71と、この従動プーリ71の下方に配置された駆動プーリ72(図1参照)と、これらプーリ71,72間に掛け回されたベルト73とにより構成されている。この回収装置29によって印字ラベル22の外側部分22Aが回収された状態では、第2の剥離シート24の上面側には最終的なラベル形状とされた印字ラベル22のみが残されることとなる(図3参照)。
【0031】
前記第2のダイカット装置30は、第1のダイカット装置27と同様に上下一対のダイカットロール74を備え、下方のダイカットロール74には、その周方向に突状の刃を複数備え、これらの刃によって、第2の剥離シート24の幅方向両側に穿孔75(図3参照)が形成される。
【0032】
前記第1及び第2のダイカット装置27,30において、各下方のダイカットロール66,74の回転軸には図示しないプーリがそれぞれ固定されているとともに、これらのプーリには、図1に示されるように、第2のダイカット装置30の近傍に配置されたプーリ76,77とともにベルト78が巻装されている。このベルト78は、プーリ77よりも下方位置に設けられたプーリ79にも掛け回されている。プーリ79の同軸上には、図2に示されるように、前記駆動力伝達機構として作用するベルト52が巻装されたプーリ80と、大径プーリ81とが設けられている。大径プーリ81と駆動手段21の出力軸に固定されたプーリ82との間にはベルト83が掛け回されている。また、前記ベルト78は回収装置29の駆動プーリ72と同軸上に設けられた図示しないプーリにも掛け回されており、これによって駆動プーリ72を回転駆動させることができ、ひいては回収装置29の巻取ロール70を回転させることが可能となっている。
【0033】
第2のダイカット装置30を介して送出される印字ラベル22はラベル巻取装置32に連続的に巻き取られる。このラベル巻取装置32は、前記第1の剥離シート16の巻取装置17と同様に、巻取軸85と、この巻取軸85に固定されたプーリ86と、ACサーボモータ87と、このACサーボモータ87の出力軸に固定されたプーリ88と、前記プーリ86,88間に掛け回されたベルト89とにより構成されている。ACサーボモータ87は、印字ラベル22の巻取径の増大に追従して巻取軸85の巻取速度を適宜調整できるようになっている。
【0034】
前記ラベル巻取装置32と第2のダイカット装置30との間には、印字ラベル22の送りロール90と、この送りロール90に相対するピンチロール91等が配置されている。送りロール90と同軸上には、図2に示されるように、プーリ93が設けられており、このプーリ93には前記ベルト78が掛け回されている。
【0035】
なお、図2中、符号95は電磁クラッチを示し、符号96はフレクションクラッチを示す。
【0036】
次に、本実施例装置の動作について説明する。
【0037】
先ず、初期作業においては、予め準備された原反15を原反保持ロール13にセットする。原反15は、作業者によってラベル基材19と第1の剥離シート16とに分離される。そして、ラベル基材19を前記ラベル巻取装置32まで引き出すとともに、途中にて第2の剥離シート24を粘着剤面に貼付して両者を一体として巻取軸85に固定する。この一方、第1の剥離シート16のリード端を巻取装置17の巻取軸35に固定する。
【0038】
所定の電源投入によって、駆動手段21が駆動すると、この駆動手段21に連結された各ベルト及びプーリが回動することとなり、送出装置20等の駆動系が同期して駆動される。この時、第1の剥離シートの巻取装置17と、印字ラベル巻取装置32は、それらのACサーボモータ37、87によって個々に回転駆動することとなる。
【0039】
このようにして全体としての駆動が開始されると、図3に示されるように、第1の剥離シート16は、前記巻取装置17の巻取軸35によって順次巻き取られる一方、ラベル基材19の粘着剤面側には、非接触型印字装置23によって印字ラベル22が形成される。印字ラベル22は、その印字面側に剥離シート紙供給装置25から順次供給される第2の剥離シート24が貼付されて印字面がカバーされることとなる。
【0040】
次いで、第1のダイカット装置27にて所定のラベル形状の切り込みが行われ、この切り込みによって生ずる印字ラベル22の外側部分22Aが回収装置29の巻取ロール70に巻き取られて回収される。この状態では、印字ラベル22を第2の剥離シート24から剥がすことで所定の被着体に貼付することができる態勢となる。
【0041】
ラベル形状に形成された印字ラベル22及びこれに貼付された第2の剥離シート24は、一体となって次段に配置された第2のダイカット装置30を通過し、この時、図3に示されるように、第2の剥離シート24の幅方向2箇所に穿孔75が形成される。この穿孔75は、前述のように、印字ラベル22を自動的に貼付する装置にセットしたときに、穿孔75の位置検出でラベル有無の判別に利用される。
【0042】
第2のダイカット装置30を通過した後の印字ラベル22は、前記ラベル巻取装置32によって第2の剥離シート24と共にロール状に巻き取られ、その状態で保存、輸送等に適合させることができ、あるいは別工程にて自動貼付装置にセットして一枚ずつ印字ラベル22を貼付することが可能となる。
【0043】
従って、このような実施例によれば、ラベル基材19と第1の剥離シート16とを送出する過程で剥離するとともに、剥離後のラベル基材19の粘着剤面に印字する構成を採用したから、一般的な原反15を用いることが可能となり、予めラベル形状にカットされたラベル基材を形成する必要性もなく一連の工程にて印字ラベル22を製造できるという効果を得る。
【0044】
また、非接触型印字装置23を印字装置として用いたから、粘着剤面への印字が可能となり、当該印字面を被着体に直接貼り付けることで、印字の擦れや汚損等も有効に防止することもできる。しかも、本実施例では、リアルタイムで印字情報を可変とすることが可能となり、ユーザにて種々の情報入力によって様々な表示内容を有する印字ラベルを製造することができる。
【0045】
更に、印字ラベル22は第2の剥離シート24が貼付されて印字面が保護されるため、その状態に維持する限り印字ラベル22を保管、輸送等に適合したものとすることができ、従って、別工程でのラベル貼付も可能となる。
【0047】
更に、本発明における送出装置20等を始めとした各駆動力伝達は、図示構成例に限定されるものでなく、種々の設計変更を行っても同様の動作を行わせることができる。
【0048】
また、非接触型印字装置23としては、インクジェットプリンタを用いた構成を説明したが、他の印字装置を採用しても前述と同様の作用、効果を得ることができる。例えば、インクジェットプリンタの他、レーザ光を直接粘着剤面に照射して印字を行うことのできるレーザプリンタ等を採用してもよい。
【0051】
【発明の効果】
本発明は以上のように構成され、且つ、作用するので、これによると、既提案の装置によって得られる効果を有効に維持しつつ、一般的な原反をそのまま用いて迅速に印字ラベルを製造することができ、更に、製造された印字ラベルを直ちに被着体に貼付することなく、完成品としての印字ラベルを保存若しくは輸送することができ、別工程にて印字ラベルを適宜貼付することにも適した印字ラベルを製造することができる、という従来にない優れた効果を奏する印字ラベルの製造装置及びその製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る印字ラベルの製造装置の一実施例を示す概略正面図である。
【図2】前記装置の一部を省略して示す図1の概略右側面図である。
【図3】前記実施例の動作説明図である。
【符号の説明】
13 原反保持ロール
15 原反
16 第1の剥離シート
17 巻取装置
19 ラベル基材
20 送出装置
21 駆動手段
22 印字ラベル
22A 外側部分
23 非接触型印字装置
24 第2の剥離シート
25 剥離シート供給機構
27 第1のダイカット装置
29 回収装置
30 第2のダイカット装置
32 ラベル巻取装置
75 穿孔

Claims (2)

  1. 透光性を備えたラベル基材に粘着剤を介して第1の剥離シートを貼付した原反を用いて印字ラベルを製造するための装置において、前記原反を連続的に送り出し可能に保持する原反保持ロールと、前記粘着剤をラベル基材側に残して前記第1の剥離シートを巻き取る巻取装置と、所定の駆動手段に連結されて前記剥離されたラベル基材を略水平姿勢で送出可能な送出装置と、前記水平姿勢とされたラベル基材の下面側に位置する粘着剤面上に印字を行って印字ラベルとする非接触型印字装置と、前記印字ラベルを更に送出する過程で当該印字ラベルの印字面側に第2の剥離シートを供給する剥離シート供給機構と、印字ラベルの所定印字単位毎に切り込みを設けて最終ラベル形状に形成する第1のダイカット装置と、前記切り込みによって生ずる印字ラベルの外側部分を回収する回収装置と、前記第1のダイカット装置の次段に配置されるとともに、前記第2の剥離シートに穿孔を形成する第2のダイカット装置と、印字ラベルを第2の剥離シートと共に巻き取るラベル巻取装置とを具備したことを特徴とする印字ラベルの製造装置。
  2. 透光性を備えたラベル基材に粘着剤を介して第1の剥離シートを貼付してなる原反を用い、前記粘着剤をラベル基材側に残して前記第1の剥離シートを剥離して巻き取るとともに、剥離されたラベル基材を略水平姿勢で所定方向に送出しつつラベル基材の下面側に位置する粘着剤面上に非接触型印字装置で印字し、前記印字ラベルの印字面側に第2の剥離シートを貼付した後、印字ラベルの所定印字単位毎に包囲する切り込みを設けて最終ラベル形状とし、この切り込みの外側に存在するラベル外側部分を回収しつつ第2の剥離シートに一定間隔を隔てて穿孔を形成し、次いで、前記印字ラベルを第2の剥離シートと共に順次巻き取ることを特徴とする印字ラベルの製造方法。
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