JPH10500733A - 反応チャンバへのガス供給装置及び方法 - Google Patents

反応チャンバへのガス供給装置及び方法

Info

Publication number
JPH10500733A
JPH10500733A JP7529614A JP52961495A JPH10500733A JP H10500733 A JPH10500733 A JP H10500733A JP 7529614 A JP7529614 A JP 7529614A JP 52961495 A JP52961495 A JP 52961495A JP H10500733 A JPH10500733 A JP H10500733A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas supply
heating
gas
supply path
reaction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7529614A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3398751B2 (ja
Inventor
ティー ヒルマン ジョセフ
チャック ラムジー ダブリュー
Original Assignee
マテリアルズ リサーチ コーポレーション
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by マテリアルズ リサーチ コーポレーション filed Critical マテリアルズ リサーチ コーポレーション
Publication of JPH10500733A publication Critical patent/JPH10500733A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3398751B2 publication Critical patent/JP3398751B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C16/00Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes
    • C23C16/44Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes characterised by the method of coating
    • C23C16/448Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes characterised by the method of coating characterised by the method used for generating reactive gas streams, e.g. by evaporation or sublimation of precursor materials
    • C23C16/4485Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes characterised by the method of coating characterised by the method used for generating reactive gas streams, e.g. by evaporation or sublimation of precursor materials by evaporation without using carrier gas in contact with the source material

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Vapour Deposition (AREA)
  • Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 ガス供給装置及びガス供給方法において、3つの加温領域(12、14、16)を有するハウジング(10)を用いる。第1の加温領域(12)内で気化される反応ガスのガス源(6)は、連続する加温領域(14、16)を通過し、高温で加熱されガス供給経路(22)内でのガスの液化を防止する。ガス供給経路上の部品(24、28、30、32、42)は、各加温領域に対応する温度で該ガス供給系路上の部品(24、28、30、32、42)を加熱するように制御されたヒータ(23、62、82)に取り付けられる。第3の加温領域(16)は、他の加温領域より高い温度で加熱され、ガス供給経路(22)内での副生成物の生成を防止する。1実施例において、ガス供給経路(22)は、加温領域(12、14、16)より高い温度でガス供給経路(22)を均一に加熱するヒータブロック(94)を通り、反応チャンバ(8)に至る。また、他の実施例において、通路(116)は、反応チャンバの側面壁(112)及び蓋(114)内に一体的に形成される。これにより、ガス供給経路(22)の一部を機械的に取り外すことなく、反応チャンバ蓋(114)を外すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の名称 反応チャンバへのガス供給装置及び方法 技術分野 本発明は、反応チャンバへのガス供給装置及び方法に関し、特に、化学的気相 成長(CVD:Chemical Vapour Deposition)の処理において、TiCl4ガスを反応 チャンバに供給する反応ガス供給装置及び方法に関する。 背景技術 化学的気相成長(CVD)技術では種々の反応ガスを用いる。これらのガスは 、基板が配設された反応チャンバ内に混入され、化学反応を起こし、基板の表面 に薄膜を形成する。CVD技術に用いられるガスの中には、液体から得られるも のもあり、これらは気化されて気体として反応チャンバに供給される。反応チャ ンバへ必要な反応ガスを送るガス供給装置及びガス供給経路は、経路内でのガス の液化を防ぐため加熱されている。 化学的気相成長には、例えば基板表面上にチタン含有層を形成する四塩化チタ ン(TiCl4)等が反応ガスとして用いられる。ガス源としての液体の四塩化 チタンを加熱すると、ガス供給経路を有する装置内には蒸気圧が加わる。この蒸 気圧により、ガスがガス供給経路を流れる。このとき流量制御装置がガスの流量 を気相成長反 応に最適な値になるよう制御する。流量制御装置は、通常、1分間に流出するガ スを立方センチメートル単位に(SCCM:Standard cubic centimeters per minut e)測定し、制御する。一般的な反応ガス供給装置において、TiCl4供給する 100Torr程度の蒸気圧を得るには、液体のTiCl4のガス源を約70℃ に加熱する。さらに蒸気圧を保持して液化を防ぐために、ガス供給経路及びバル ブや管継手等の経路上の部品を、70℃以上に維持する必要がある。しかしなが ら、市販の流量制御装置の動作保証温度の上限は約90℃である。このため、ガ ス供給経路や経路上の部品を一定の温度以上にしなければならない一方で、流量 制御装置の制約により、その温度が所定の温度を超えてはならない。 従来から、管や流量制御装置等のガス供給経路上の部品をヒータテープで被覆 することによりCVD反応ガス供給装置のガス供給経路を加熱する方法が知られ ている。このヒータテープは、電流により熱を発する抵抗加熱素子を有している 。この抵抗加熱素子は、電流により発熱し、この熱をガス供給経路や各部品に伝 導する。ところが、ヒータテープで被覆処理を施す作業は煩雑であり、また加熱 される部品のサイズや形状により被覆が不均一になってしまうことが多いという 問題がある。また、ガス管の所々にガス供給経路上の部品が配置されているため 、ガス供給経路を充分に被覆できない。このように不均等に被覆されたヒータテ ープによる加熱により、ガス供給経路内の温度が均一でなくなる。また、各部品 の質量や熱吸収特性の相違もガス供給経路の温度を不均一にする。この結果、T iCl4が液化してガス供給経路内に付着し、さらに、例えば流量制御装置等の ガス供給経路上の部品の動作に支障をもたらすことが ある。 また、流量制御装置と反応チャンバを接続する管に可撓管を用い、ヒータテー プによる加熱を行った場合、新たな問題が発生する。従来のガス供給経路は、反 応チャンバの蓋を取り外し可能にするため、可撓管を使用している。この可撓管 の撓みによってヒータテープの被覆位置がずれ、ガス供給経路内の温度が不均一 となる。 さらに、従来のガス供給装置には、ガス供給経路内に発生する化学反応の問題 に関して対策が施されていない。具体的には、TiCl4と共にアンモニア(N H3)ガスを用いて、CVD処理によりチタン含有膜を形成する場合、処理中の パラメータによって、反応チャンバに供給されるアンモニアガスの一部が、Ti Cl4供給経路に流入する。このNH3とTiCl4の化学反応により、黄色の粉 末状の副生成物が生成される。この副生成物は、ガス供給経路内で生成されてガ ス供給経路の壁面に付着し、さらにはTiCl4の流れを妨害し、ガス供給経路 及び反応チャンバ内を汚染する。通常、従来のガス供給装置は、このような副生 成物について対策を施していないので、ガス供給経路の洗浄等、高価で時間のか かる工程を必要とする。 本発明は、従来のガス供給装置における上述した問題を解決するガス供給装置 及びガス供給方法を提供することを目的とする。具体的には、ガス供給経路及び 反応ガスを均一に加熱すると共に、例えばヒータテープを用いて加熱を行う装置 等の従来の装置の種々の問題を解決することを目的とする。また、本発明は、ガ スの液化を防ぐために、ガス源から反応チャンバまでの全ガス供給経路において 温度の均一性を確保することを目的とする。さらに、本発明は、こ の温度の均一性を確保すると共に、ガス供給経路における動作可能温度が限定さ れた流量制御装置等の、ガス供給経路上に接続された部品の損傷を防ぐことを目 的とする。さらに、本発明は、ガス供給経路内における副生成物や他の生成物の 生成を確実に防止することを目的とする。 発明の開示 本発明に係るガス供給装置及びガス供給方法は、ガス供給経路及び反応ガスの 温度を均一にすることにより、ガス供給経路上の部品を適正に動作させ、ガス供 給経路内での反応ガスの液化を確実に防止する。また、本発明は、ガス供給経路 内での不必要な副生成物の生成を防止する。本発明は、3つの加温領域に分離さ れた断熱性のハウジングを有する。ガス供給経路は、ガス源よりハウジング内の 加温領域を貫通し、ハウジングの外に延出する。ハウジング、特に加温領域は、 ガス源と加温領域を貫通するガス供給経路を徐々に加熱し、ガス供給経路及び反 応ガスの温度を均一にすることにより、ガス供給経路内の反応ガスの液化を防止 する。各加温領域は、隔壁により互いに断熱されている。ガス供給経路及び対応 する配管部品は、ガス供給装置内の圧力低下を最小限にするために、比較的大き な径を有している。 第1の加温領域は、液体の四塩化チタン(TiCl4)の入ったアンプル等の ガス源を有している。このアンプルは、液体のTiCl4や他の化学物質が気化 してガス供給経路内に反応ガスが発生する温度まで加熱される。第1の加温領域 の温度は高温であるほど、 ガス供給経路内の反応ガス圧が高くなるので、反応化学物質の沸点及び所望の蒸 気圧によって異なる。第1の加温領域は、バネにより支持されたアルミニウム製 の加熱板を有し、このアルミニウム製の加熱板上にアンプルが搭載される。加熱 板は、アンプルの底部に面接触し、アンプルに熱を伝導し、アンプルを均一に加 熱する。加熱板は、第1の所定温度にアンプルを加熱する。気体のTiCl4の 供給には、70℃程度の温度により液体のTiCl4を気化させ、ガス供給経路 内にガスを供給する。 第2の加温領域は、第1の加温領域に上方にあり、第1の加温領域より高い第 2の温度にガス供給経路を加熱する。ガス供給経路の第2の加温領域を通過する 部分は、一般的には、種々のバルブや管継手及び流量制御装置を有している。第 2の加温領域において、バルブや管継手や流量制御装置は、取付板に固定される 。取付板は、一般的には平坦なアルミニウム製の加熱板に取り付けられる。取付 板が加熱板に取り付けられ、ヒータは、これらの板を介してガス供給経路上の部 品に熱を伝導して均一に加熱し、これにより第2の加温領域中の反応ガスを均一 に加熱する。ガス供給経路の一部の温度が低下し、そこでガスが液化することを 防ぐため、第2の加温領域の加熱板は、第1の加温領域の加熱板より高い温度に 加熱される。同時に、第2の加温領域は、流量制御装置等の動作温度に制限のあ る部品の動作に支障のない温度に維持される。TiCl4を供給するガス供給装 置の好適な実施例において、第2の加温領域の加熱板は、約80℃に加熱される 。 第3の加温領域では、第1及び第2の加温領域の温度より高い温度にガスを加 熱する。ハウジング内の第3の加温領域内のガス供給 経路上の部品は、加熱板に取り付けられる取付板に固定される。また、第3の加 温領域内のガス供給経路上の部品は、第1及び第2の加温領域の温度より高い温 度に加熱される。第3の加温領域及び対応する温度によりガス供給経路内のガス の液化が防止されるが、第3の加温領域の温度は、前段の領域の温度より高く、 ガス供給経路内の化学反応による副生成物の生成を防止する。 ガス供給経路はハウジング内と反応チャンバ内を貫通し、このガス供給経路を 介して反応ガスが一定の流量で所望の供給圧にて反応チャンバに供給される。本 発明の1実施例において、ハウジングと反応チャンバの間のガス供給経路の部分 は、従来用いられてきた可撓管ではなく剛性管を使用する。この剛性管は、ヒー タブロックを貫通している。ヒータブロックは、全体に亘って均一に加熱され、 剛性管の全体を均一に加熱する。このヒータブロック及び剛性管の使用により、 可撓管の撓みに起因した不均一な加熱及びその結果生じるガスの液化を防止する 。ヒータブロックの温度は、一般に、ハウジングの各加温領域の温度より高く、 好ましくは175℃前後に維持され、ガス供給経路内のガスの液化を防ぐと共に 、ガス供給経路内における副生成物の発生を防止する。 本発明の第2の実施例では、上述の剛性管及びヒータブロックに代えて、ガス 通路全体を反応チャンバの壁や反応チャンバの蓋内に設ける。ガス供給経路はハ ウジングから反応チャンバの壁部に形成されたガス通路に直接連結される。反応 チャンバが蓋により覆われている場合、この蓋内のガス流路は壁部のガス流路に 連結されて、反応チャンバの壁及び蓋を通り反応チャンバに至る連続したガス通 路が形成される。ガス流路の周囲の蓋及び壁は、好ましくは、壁及 び蓋内に配設されたカートリッジヒータ等の加熱器を用いて、175℃に加熱さ れる。この実施例では、蓋を反応チャンバから取り外すときにハウジングに対し てヒータブロックを分離したり再接続したりする必要がない。さらに、この第2 の実施例では、ガス源と反応チャンバの間の可撓管に関する温度均一性の問題も 解決される。 以上のように、本発明では、ガス源から反応チャンバへのガス供給経路の加熱 を均一に行う。本発明では、ガス供給経路の温度測定したところガス流方向のガ ス供給経路に沿った温度傾斜は各領域において1℃未満であった。また、本発明 は、ガス供給経路におけるガスの液化を防ぐことにより、ガス供給経路上の部品 の故障を防ぎ、安定したCVD処理を行うことができる。さらに、ガス供給経路 内を汚染する副生成物の生成を防止する。本発明のこれら及びその他の利点につ いては、以下の詳細な説明及び図面により明らかになる。 図面の簡単な説明 図1は、本発明の反応ガス供給装置を示す図である。 図2Aは、本発明の反応ガス供給装置を示す側断面図である。 図2Bは、本発明の反応ガス供給装置を部分的に正面断面図である。 図3Aは、ハウジングと反応チャンバとの間の剛性管を加熱する本発明のヒー タブロックを示す分解斜視図である。 図3Bは、図3Aを線3B−3Bに沿って示す断面図である。 図4は、本発明に係るガス流路を有する反応チャンバを示す部分断面図である 。 図5A及び5Bは、本発明の第1の加温領域の加熱板を示す正面図及び側面図 である。 図6A及び6Bは、本発明の第2の加温領域の加熱板を示す正面図及び側面図 である。 図7は、第2加温領域内で用いられるバルブ取付板を示す斜視図である。 図8は、第3加温領域の加熱板を示す斜視図である。 発明を実施するための最良の形態 本発明のガス供給装置は、ガス源から反応チャンバに至るガス供給経路及び反 応ガスを均一に加熱する。この均一な加熱により、ガス供給経路内におけるガス の液化が防止され、さらに、反応チャンバに隣接するガス供給経路内に不必要な 副生成物が生成されることが防止される。このガス供給装置は、具体的には、四 塩化チタン(TiCl4)の気化及び供給に利用できるものであるが、他の反応 ガスの気化及び供給にも用いられる。したがって、本発明の好ましい実施例では 、気体のTiCl4の供給について説明するが、当業者は、TiCl4以外のガス の供給に本発明を適用することができる。 本発明を適用したガス供給装置は、図1に示すように、TiCl4等の液体の 反応物のガス源6と反応チャンバ8及び反応チャンバ8の蓋9を備える。このガ ス供給装置5は、好ましくは16ゲージステンレススチールからなるハウジング 10を有している。ハウジング10は、通常縦方向に長く、縦に重なる3つの加 温領域12、 14、16により構成されている。ハウジング10の壁は、アリゾナ州フェニッ クスのアクセサブル・プロダクツ社(Accessible Products)から入手できるテ クライトフォーム(Techlight Foam)等の発泡断熱材7により断熱されている。 発砲断熱材7は、ハウジング10の内側に側面壁11、上面壁13、底面壁15 を形成し、ハウジング10に内向する面に反射マイラ(図示せず)(強化ポリエ ステルフィルムの商標)の層を有している。加温領域12、14、16は、ハウ ジング10において、好ましくは16ゲージステンレススチールと、ハウジング 10と同様の断熱材とからなる隔壁26、27によりそれぞれ分離されている。 ガス供給経路22は、ガス源6からハウジング10及び加温領域12、14、1 6を通って反応チャンバ8に接続され、CVD処理のための反応ガスを供給する 。ガス供給経路は、好ましくは、約0.5インチの外径と、約0.4インチの内 径とを有している。また、ガス供給経路は、加温領域17、19、21をそれぞ れ通る管13、15、17を有している。 図2A及び図2Bにおいて、第1の加温領域12は反応ガスのガス源6を収納 する。加温領域12には、液体のTiCl420の入ったアンプル18が配置さ れる。アンプル18は、その天板46においてガス供給経路22に取り付けられ ており、ガス供給経路22により加温領域12内に懸垂される。好ましくはアル ミニウム製の、平坦な加熱板23は、懸垂されたアンプル18の下に押圧され、 アンプル18の底面18aと加熱板23は面接触しており熱が伝わる。加熱板2 3は、その厚さが約0.5インチであり、約6×7インチの加熱面を有している 。図5A及び図5Bを用いて後で詳細に説明するが、加熱板23は、この加熱板 23内の主面に平行な方向に穿 設された貫通孔25を有している。また、加熱板23内に取付穴41が穿設され 、加熱板23をアンプル18の底面18aに対して押圧するバネ43及び留め金 に支持される。貫通孔25にはカートリッジヒータ47が挿通されている。カー トリッジヒータ47は、所定の温度に加熱されるようにサーモスタットにより閉 ループ的に制御され、この所定の温度により加熱板23が加熱される。このよう な用途に好適なカートリッジヒータとしては、カリフォルニア州オレンジのワト ロウ・エレクトリック・ヒーターズ・アンド・コントロールズ社(Watlow Elect ric Heaters and Controls)から入手可能なモデル番号G5A71、G12A4 7、G5J45、G4E15等のカートリッジヒータがある。 カートリッジヒータ47は、接続線49によりヒータ制御装置29に接続され ている。このような目的に好適なヒータ制御装置としては、ペンシルバニア州プ リマスミーティングのアテナ・コントロールズ・インク社(Athena Controls,I nc.)のモデル1600が用いられる。また熱電対(図示せず)が、加熱板23 に取り付けられ、その線がヒータ制御装置29に接続されており、熱電対は、加 熱板23の温度を検出し、その結果をヒータ制御装置29に供給し、加熱板23 が所望の温度に加熱されるようにする。反応ガスの供給中に、アンプル18及び 他のガス供給経路上の部品の温度測定を定期的に行い、各部品を所望の温度に加 熱するのに十分な温度に加熱板23及び以下に説明する他の加熱板を加熱する。 例えば、測定の結果、加熱板23が70℃であるのに対してアンプルが68℃で ある場合、ヒータ制御装置29は加熱板23及びアンプル18がより高温になる ように調整する。具体的には、ヒータ制御装置29は加 熱板23を加熱し、加熱板23がアンプル18を加熱する。アンプル18の底面 18aは、加熱板23に面接触し、均一に加熱される。アンプル18は、液体の TiCl420を気化させて反応ガスを生成するのに十分な温度に加熱される。 反応ガスは、ガス供給経路22を通って流量制御装置42に流入する。この実施 例において、液体のTiCl420は約70℃に加熱され、ガス供給経路22内 で約100Torrの蒸気圧にてガスが発生される。100Torrの圧力は、 反応チャンバ8内におけるCVD処理に通常用いられる蒸気圧である。 ガス供給経路22は、ハウジング10を縦に貫通し、ガス供給経路22の各部 分にあたる管17、19、21は、それぞれ加温領域(thermal zone)12、1 4、16を通る。第1の加温領域12内では、手動バルブ24が、ガス供給経路 22と直列にアンプル18に接続され、アンプル18からの反応ガスの流出を制 御する。このような目的に好適なバルブとしては、オハイオ州ウィラビのニュプ ロ・カンパニー(NUPRO Company)から入手できるBNシリーズバルブ等の手動 バルブが用いられる。手動バルブ24は、オハイオ州マケドニアのケイジョン・ カンパニー(CAJON Company)から入手可能なVCR金属性ガスケット密封取付 シール部品(VCR metal gasket face seal fitting)等の管継手51により、ガ ス供給経路22と直列に接続される。第1の加温領域12内の加熱板23からの 熱は、第1の加温領域12である断熱空間をも加熱し、反応ガスの液化を防止す る。第1の加温領域12内の管17は、長さが約4.5インチである。ガス供給 経路22は、第1の隔壁26の貫通孔3を介して、第1の加温領域12から第2 の加温領域14へ貫通して いる。隔壁26は、第1及び第2の加温領域12、14を分離し、ハウジング1 0と同様の断熱材によりこの2つの加温領域12、14を互いに断熱している。 第2の加温領域14内では、ガス供給経路22は、バルブに接続された管が交 差する部分であるマニホルド28を通る。マニホルド28は、ガス供給経路22 に対して直角に交差する管34、35及びガス供給経路22に挿設された4つの 空気調節バルブ30、31、32、33に接続されている。第2の加温領域14 のマニホルド28を通過する反応ガスの流れは、管継手36、51にそれぞれ直 列に接続された空気調節バルブ30、32によって制御される。空気調節バルブ 31は、管継手38によって窒素(N2)ガス供給器37をマニホルド28に連 結し、空気調節バルブ33は、管継手57によって、真空装置40をマニホルド 28に連結している。空気調節バルブ30、31、32、33に好適な空気調節 バルブとしては、オハイオ州ウィラビのニュプロ・カンパニー(NUPRO Company )のBNシリーズ空気調節バルブがある。空気調節バルブ30、31、32、3 3は、適切な空気制御装置(図示せず)により、エアー供給管39を介して制御 される。 真空装置40は、空気調節バルブ33を介しマニホルド28に連結され、アン プル18の交換時や液体のTiCl420が追加されるとき等に、マニホルド2 8とガス供給経路22の第1の加温領域12内の部分から反応ガスを除去する。 一方、窒素ガス供給器37は、流量制御装置42やマニホルド28から反応チャ ンバ8に至るガス供給経路22の残りの部分から、反応ガスを除去するのに用い られる。窒素は、ガス供給経路22に残存する反応ガスの除去に用 いられる。すなわち、真空装置40は、マニホルド28からアンプル18までの ガス供給経路22の部分から反応ガスを除去し、窒素ガス供給器37は、マニホ ルド28から反応チャンバ8までのガス供給経路22の部分から反応ガスを除去 する。管継手36、38、57は、VCR等の管継手51と同じである。 第2の加温領域14内において、マニホルド28の上方には、ガス供給経路2 2を通る反応ガスの流量を測定する流量制御装置42が配置されている。流量制 御装置42は、管継手51と同等のVCR等の管継手44に直列に接続され、好 適な流量制御部(図示せず)に接続された接続線45により制御される。本発明 の目的に好適な流量制御装置42としては、カリフォルニア州サニーベイルのス テック・インストウルメンツ・インク(STEC Instruments,Inc.)から入手可能 のモデルSEC−3400SH(100sccm TiCl4)等の流量制御装 置がある。流量制御装置42において、約50Torrの圧力低下が起こる。し たがって、流量制御装置42以前のガス供給経路22内の100Torrの圧力 は、流量制御装置42の出口60において約50Torrに低下している。反応 チャンバ8に流入されるガス圧は、真空装置40に連結された流入圧力を変化さ せるように調整される絞りバルブ(図示せず)により、反応チャンバ8の後段で 制御される。この絞りバルブにより、反応チャンバへの流入圧力を1−50To rr)に変化させるように調整し、好ましくは、20Torrに設定する。 本発明によれば、図2A及び図2Bに示すように、流量制御装置42と空気調 節バルブ30、31、32、33は、スチール製の取付板48、50にそれぞれ 取り付けられている。ニュプロ・カンパ ニー(NUPRO Company)から入手できるBNシリーズやBシリーズのバルブ等の 適切な各バルブは、取付板50の平坦面に取り付けられる平坦な底面52を有し ている。図7に取付板50の詳細を示す。取付板50は矩形状であり、上下の空 気調節バルブ30、32にそれぞれ対応する平坦面54、56を有している。ま た、取付板50は、平坦面54、56より高くされた平坦面58、59を有して いる。平坦面54、56、58、59は、図7に示すように、マニホルド28に 適合するように交差状に形成される。空気調節バルブ31、33は、それぞれ平 坦面58、59に取り付けられる。取付板50の平坦面54、56、58、59 は、空気調節バルブ30、31、32、33の底面52と面接触し、効率よく熱 を伝導する。取付板50には取付穴53が穿設されており、バルブ30、31、 32、33は取付板50に取り付けられる。さらに、取付板50には取付穴55 が穿設され、これにより取付板50が加熱板62に取り付けられる。 流量制御装置42は、矩形状の取付板48に取り付けられる。取付板48、5 0は、第2の加温領域14内の第2の加熱板62に面接触して取り付けられる。 図6A及び図6Bに詳細に示すように、加熱板62は約6×15.5インチの大 きさである。加熱板62は、好ましくは、厚さ約0.5インチのアルミニウムか らなる。加熱板62は、第1の加温領域12内の加熱板23におけるカートリッ ジヒータ47と同様の3つのカートリッジヒータ64、66、68にそれぞれ対 応する貫通孔63、65、67を有している。カートリッジヒータ64、66、 68は、アルミニウム製の加熱板62を加熱する。加熱板62の各カートリッジ ヒータ64、66、68は、 接続線71、72、73によりこれらのカートリッジヒータに接続されたヒータ 制御装置29により、閉ループ制御されている。また、加熱板62には、熱電対 (図示せず)が取り付けられており、その温度情報をヒータ制御装置29に供給 する。各カートリッジヒータ毎に熱電対を用いて温度を測定し、加熱板62に取 り付けられた部品の熱吸収特性に応じて、各カートリッジヒータをそれぞれ加熱 することが望ましい。加熱板62は、取付板48、50に均一に熱を伝え、さら に空気調節バルブ30、31、32、33及び流量制御装置42を均一に加熱し 、これにより、空気調節バルブ30、31、32、33及び流量制御装置42を 通る反応ガスを加熱する。また、加熱板62は、断熱された第2の加温領域14 内に放熱することにより、ガス供給経路22を加熱する。図6Aに示すように、 加熱板62は、取付板48、50を加熱板62に取り付けるための取付穴69を 有し、また、加熱板62をネジやボルト等でハウジング10に取り付けるための 取付穴75を有している。 反応チャンバ8にTiCl4を供給するのに用いられるガス供給装置5の好ま しい実施例において、加熱板62は、約80℃に加熱される。したがって、第2 の加温領域14の温度は、約70℃である第1の加温領域12の温度より高い。 ガス供給経路22に沿って徐々に高温になることを利用して、気化したガスが液 化するおそれのあるガス供給経路22上の低い温度の箇所ができることを防止す る。これにより、ガスの液化が防止され、流量制御装置42の良好な動作と共に 反応ガスの均一な流れが確実なものとなる。第2の加温領域を通る管19は、長 さが約16.5インチである。 ガス供給経路22は、流量制御装置42から隔壁27の貫通孔4 を通り、第3の加温領域16に至る。第3の加温領域16内には、空気調節バル ブ76及びVCR等の管継手78が直列に接続されている。管継手78は管継手 51と同様なものである。空気調節バルブ76として、オハイオ州ウィラビのニ ュプロ・カンパニー(NUPRO Company)から入手可能なBシリーズバルブを用い ることができる。隔壁27は、第2の加温領域14と第3の加温領域16とを分 離し、隔壁26と同様に、断熱材により2つの加温領域14、16を断熱する。 空気調節バルブ76は、加熱板82に取り付けられる取付板80に固定されてい る。図8に示すように、加熱板82は約1.5×5.5インチの大きさであり、 厚さ約0.5インチのアルミニウムからなる。加熱板82は、この加熱板82の 貫通孔85を通り、第1及び第2の加温領域14、16内のカートリッジヒータ 47、64、66、68と同様のカートリッジヒータ84を有している。カート リッジヒータ84は、接続線86によりヒータ制御装置29に接続され、ヒータ 制御装置29は、第3の加温領域16の温度を制御する。加熱板82は、空気調 節バルブ76及び取付板80を加熱板82に取り付けるための取付穴88と、加 熱板82をネジやボルト等でハウジング10に取り付けるための取付穴89を有 している。 第3の加温領域内の部品や反応ガスは、第1及び第2の加温領域内の部品や反 応ガスより高い温度に加熱される。第3の加温領域16のこの加熱により、ガス 供給経路22内に低温の箇所ができることが防止され、すなわちガス供給経路内 でのガスの液化が防止される。ここで開示する本発明のTiCl4供給に関する 実施例では、第3の加温領域16の温度は第1又は第2の加温領域12、14の 温度より高く、好ましくは約150℃である。第3の加温領域16の温度は、ガ ス供給経路22内での副生成物が生成されることを防ぐため、約150℃とされ る。したがって、加熱板82のカートリッジヒータ84は約150℃となるよう 制御される。 具体的には、反応チャンバ8内の基板にチタン含有層を形成するために、Ti Cl4は、反応チャンバ8においてアンモニア(NH3)と共に用いられることが 多い。反応チャンバ8における反応処理のパラメータによって、アンモニアガス の一部がTiCl4のガス供給経路22に流入し、ガス供給経路22を介して第 3の加温領域16内の管21に至る。NH3とTiCl4の反応によりガス供給経 路22内に黄色の粉末状の副生成物が生成され、ガス供給経路の壁に付着する。 このような副生成物は、TiCl4の均一な流れを阻害し、また反応チャンバ8 内を汚染する。ガス供給経路22の第3の加温領域内の部分を150℃以上に維 持することにより、副生成物の生成が防止される。TiCl4のガス供給装置5 の第3の加温領域16の好ましい温度は約150℃であるが、本発明のガス供給 装置5における反応チャンバ8に供給されるガスに他のガスを用いる場合、それ ぞれのガスに応じて、第3の加温領域では150℃より高い温度あるいは低い温 度が選択される。NH3の流入は、通常、加温領域16内及び加温領域16と反 応チャンバ8の間にあるガス供給経路22の部分に限られている。したがって、 第1及び第2の加温領域12、14の温度は、150℃より遥かに低く、それぞ れ70℃、80℃である。管21の長さは約6.5インチである。 ガス供給経路22は、貫通孔79を介してハウジング10及び第 3の加温領域16の上部から反応チャンバ8に至り、図2Bに示すように、反応 ガスを反応チャンバ8に供給する。従来の装置においては、接続経路81は一般 的には可撓管であり、これにより反応チャンバ8の蓋(プレナム)9を反応チャ ンバ8から着脱自在としている。しかしながら、可撓管は管内の温度が不均一で ある。そこで、本発明では、剛性管92とヒータブロック94を用いる。 ヒータブロック94を図3A及び3Bに示す。ヒータブロック94は、ガス供 給経路22の剛性管92を3面(図3B参照)から包囲する枠体96を有してい る。覆板98は枠体96に取り付けられ、剛性管92を完全に包囲するヒータブ ロック94を形成する。枠体96には貫通孔100が穿設されており、カートリ ッジヒータ47と同様の、接続線95によりヒータ制御装置29に接続されるカ ートリッジヒータ102が取り付けられている。カートリッジヒータ102とヒ ータ制御装置29は、ヒータブロック94を通常約150℃から200℃、好ま しくは175℃の温度に維持する。側部103の厚さは約0.4インチであり、 上部104の厚さは約0.3インチである。覆板98は、厚さが約0.25イン チである。覆板98は、ネジ105あるいは他の適切な留め金により枠体96に 取り付けられている。剛性管92は、一般的には、カートリッジヒータ102に 平行にヒータブロック94の長手方向に挿通され、剛性管92を均一に加熱する 。ヒータブロック94は、TiCl4やNH3が反応チャンバ8から剛性管92に 流入した場合、ガス供給経路22内でのガスの液化を防止し、ガス供給経路22 内で副生成物が生成されるのを防止する。剛性管92の長さは約15.87イン チである。 剛性管92が、ヒータブロック94から反応チャンバ8の蓋9に連結され、反 応ガスが反応チャンバ8内に供給される。図1、図2A、図2Bに示す本発明の 実施例において、すなわち、ヒータブロック94を用いた実施例においては、ヒ ータブロック94を通る剛性管92は、オハイオ州マカデミアのケイジョン・カ ンパニー(CAJON Company)から入手可能なウルトラトル(Ultra-Tor:商標)等 の容易に着脱可能な構造のフィッティング106等を有する配管107により、 蓋9に連結される。反応チャンバ8内に入るために、反応チャンバ8の蓋9を取 り外し、あるいは開蓋位置に移動しなければならないとき、フィッティング10 6が外れて、蓋9が反応チャンバ8から取り外される。蓋9が反応チャンバ8上 の閉蓋位置に戻されると、剛性管92はジョイント106によって連結される。 配管107の長さは約3.5インチである。 本発明を適用した他の実施例では、剛性管92とヒータブロック94を用いな い。具体的には、図4に示すように、反応チャンバ110は、側面壁112と上 部の蓋(プレナム)114を有している。反応チャンバ110の好ましい材料と して、無電解法メッキによりニッケルメッキで覆われた6061−T6アルミニ ウムが用いられる。通路116は、反応チャンバ110の1つの側面壁112及 び蓋114内に一体的に形成されている。通路116は、側面壁112内を貫通 し、一端がハウジング10からのガス供給経路22に接続しているL字型の流路 118を有している。流路118は、ほぼ90℃に屈曲し、側面壁112に沿っ て垂直に挿通されている。第2のL字型の流路120は、反応チャンバの蓋11 4に挿通され、90℃に屈曲して反応チャンバ110の内部反応空間122に至 る。 蓋114が反応チャンバ110の上部に配置されると、流路118の出口124 は、蓋の流路120の入口126に整合し、反応チャンバ110の外部から反応 空間122に至る連続した通路116が形成される。図4の実施例において、反 応チャンバ側面壁112と蓋114は、通路116内での液化及び副生成物の生 成を防止するために、通路116付近において約150℃から200℃、好まし くは175℃前後に加熱される。通路116付近の側面壁112及び蓋114は 、反応チャンバ110及び通路116を加熱するために、好ましくは、カートリ ッジヒータ47と同様のカートリッジヒータ(図示せず)を格納する貫通孔(図 示せず)を有している。カートリッジヒータは、上述のようにヒータ制御装置2 9により制御される。 図4に示す本発明の実施例により、ハウジング10からのガス供給経路22が 、反応空間122に接続される。第3の加温領域16を通り、ハウジング10か ら出たガス供給経路22の出口は、直接、通路116の入口128に連結される 。図4の実施例では、ヒータブロック94を用いず、問題のある従来の可撓管も 用いない。蓋114は、ハウジング10と反応チャンバ110との間のガス供給 経路を取り外すことなく、反応チャンバ110の上部から取り外される。したが って、蓋114は、ガス供給経路22内の部品を取り外すことなく、簡単に持ち 上げることができる。蓋114が持ち上げられると、流路118、120を有す る連続したガスの通路116が分断される。蓋114を再び反応チャンバ110 上に下ろすと、管部分118、120は連結し、連続した通路116が形成され る。 本発明を実施例を用いて詳細に説明したが、請求の範囲を上記の 詳細な事項により限定することは、出願人の意図することではなく、上記以外の 利点や変形は当業者にとって明らかである。例えば、各加温領域の具体的な温度 は、TiCl4以外の反応ガスを使用する場合、ここで開示した実施例と異なっ てもよい。さらに、加熱板や取付板の形状を変更してガス供給経路上の部品を取 り付けるようにしてもよい。従って本発明はより広義に解釈され、具体的な詳細 事項や実施に用いる装置及び方法は、図示あるいは記述した実施例に限定される ものではない。従って、本発明の発明の概念を逸脱することなく種々の変更が可 能である。
【手続補正書】特許法第184条の7第1項 【提出日】1995年5月26日 【補正内容】 請求の範囲 1. 反応ガスのガス源から反応チャンバへ反応ガスを供給するガス供給装置で あって、 互いに断熱された少なくとも2つの部分に分離された第1及、第2及び第3の 加温領域を形成する断熱壁を有するハウジングと、 上記ガス源と上記反応チャンバとの間の上記ハウジングの加温領域を通り、上 記第1、第2及び第3の加温領域内をそれぞれ貫通する第1、第2及び第3の部 分を有するガス供給経路と、 上記第1の加温領域に接続され、上記の第1加温領域を通る上記ガス供給経路 の第1の部分を第1の温度に加熱する第1のヒータと、 上記第2の加温領域に接続され、上記第2の加温領域を通る上記第2のガス供 給経路を、上記第1の温度より高い第2の温度に加熱する第2のヒータと 上記第3の加温領域に接続され、上記第3の加温領域を通る上記第3のガス供 給経路を、上記第1及び第2の温度より高い第3の温度に加熱する第3のヒータ とを備え、 上記ガス供給経路は、反応ガスをガス源から反応室に至るまで、上記第1、第 2及び第3の加温領域を戻ることなく順に通過させて徐々に高温とし、効果的に ガスの液化を防止し、連続的にガスを反応チャンバに供給する、 ガス供給装置。 2. 上記ガス供給経路は、反応ガスが通る上記第2のガス供給経路の部分に直 列に接続された少なくとも1の部品を備え、上記第2 のヒータは、上記部品を上記第1の温度に加熱する、 請求の範囲第1項に記載のガス供給装置。 3. 上記ガス供給経路は、反応ガスが通る上記第3のガス供給経路の部分に直 列に接続された少なくとも1の部品を備え、上記第3のヒータは、上記部品を上 記第2の温度に加熱する、 請求の範囲第1項に記載のガス供給装置。 4. 削除 5. 上記第1の温度は約65℃から75℃の範囲である、 請求の範囲第1項に記載のガス供給装置。 6. 上記第2の温度は約75℃から90℃の範囲である、 請求の範囲第1項に記載のガス供給装置。 7. 上記第3の温度は約100℃から175℃の範囲である、 請求の範囲第4項に記載のガス供給装置。 8. 上記第1、第2及び第3のヒータのうち少なくとも1つは、対応する各加 温領域内の上記ガス供給経路の部分に接触し、上記ガス供給経路の部分に熱を伝 導して加熱するヒータである、 請求の範囲第1項に記載のガス供給装置。 9. 上記反応チャンバと上記ハウジングとの間に架設された上記 ハウジングから上記反応チャンバへ至るガス供給経路の部分が取り付けられ、上 記ガス供給経路の部分を所定の温度に加熱するヒータブロック、 を備える請求の範囲第1項に記載のガス供給装置。 10. 上記所定の温度は約150℃から200℃の範囲である、 請求の範囲第9項に記載のガス供給装置。 11. 上記第1のヒータは、液化反応物の金属収容部に接触して支持する加熱 板を備え、上記加熱板は、上記金属収容部に接触し、上記金属収容部熱を伝導し て上記第1の温度に加熱し、上記金属収容部内の液体の反応物を気化して、反応 ガスが上記ガス供給経路を通るようにガスを生成する、 請求の範囲第1項に記載のガス供給装置。 12. 上記ガス供給経路は、上記第2及び第3のガス供給経路の部分のいずれ か1つに直列に接続された少なくとも1の部品を有し、上記部品は、上記第2及 び第3の加温領域のいずれか1の領域内のヒータに熱伝導可能に取り付けられた 取付板に固定されることにより、上記部品が上記取付板を介して熱伝導により加 熱される、 請求の範囲第1項に記載のガス供給装置。 13. 上記部品は、バルブ、流量制御装置、管継手の少なくとも1である、 請求の範囲第12項に記載のガス供給装置。 14. 上記ヒータは加熱されたアルミニウム板であり、ガス供給経路の部分接 触し、熱伝導により確実に効果的に熱を伝える、 請求の範囲第8項記載のガス供給装置。 15. 上記加熱板はアルミニウムからなる、 請求の範囲第11項に記載のガス供給装置。 16. 上記ヒータは加熱されたアルミニウム板からなり、取付板に接触し、熱 伝導により確実に効果的に熱を伝える、 請求の範囲第12項に記載のガス供給装置。 17. 四ハロゲン化チタンを含有する反応ガス源を有する、 請求の範囲第1項に記載のガス供給装置。 18. 液体の反応物を気化させてガスを生成し、上記ガスを反応チャンバに供 給するガス供給装置であって、 互いに断熱された第1及び第2の加温領域に分離された断熱壁を有し、上記第 1の領域が、上記液体の反応物を収容する金属収容部と、上記金属収容部に接触 し、熱伝導により、上記液体の反応物を気化させて反応ガスを生成するのに十分 な第1の温度に上記収容部を加熱するハウジングと、 上記収容部に接続して反応ガスを上記第1及び第2の加温領域に通し、上記第 1及び第2の加温領域を貫通する第1及び第2の部分を有し、上記第2の加温領 域内の第2の部分に直列に接続されてい る少なくとも1の部品を備えるガス供給経路と、 上記第2の加温領域内に配設されたヒータであって、上記部品が確実で効果的 な熱伝導を可能とするように接触して取り付けられ、上記ヒータが上記第1の温 度より高い第2の温度に上記部品及び上記ガス供給経路を熱伝導により加熱する ように構成されたヒータとを備え、 上記ガス供給経路は、反応ガスをガス源から反応室に至るまで、上記第1、第 2及び第3の加温領域を戻ることなく順に通過させて徐々に高温とし、効果的に ガスの液化を防止し、連続的にガスを反応チャンバに供給する、 ガス供給装置。 19. 上記ハウジングはさらに分離されて、上記第2の加温領域と上記反応チ ャンバとの間に配置された第3の加温領域と、上記第3の加温領域内に配置され たヒータとを備え、上記ガス供給経路は、上記第3の加温領域を通る第3の部分 と、上記第3の加温領域内の上記第3のガス供給経路に直列に接続された少なく とも1つの他の部品とを備え、上記他の部品は上記第2のヒータに熱伝導を可能 とするように取り付けられ、上記第2のヒータが確実且つ効果的に上記第2の温 度より高い第3の温度に上記他の部品を伝導的に加熱する、 請求の範囲第18項に記載のガス供給装置。 20. 上記ガス供給経路は、上記ハウジングから延出し、上記反応チャンバに 接続される部分と、 上記部分を収容するように成形され上記部分を熱伝導により上記第3の温度よ り高い所定温度に加熱する剛性のヒータブロックと を備える請求の範囲第19項に記載のガス供給装置。 21. 上記液体の反応物は四ハロゲン化チタンである、 請求の範囲第18項に記載のガス供給装置。 22. 上記ガス供給経路上に複数の部品を有し、前段の反応ガスソースと後段 の反応チャンバとの間に延在する反応ガス供給経路を加熱する加熱装置であって 、 第1の温度に加熱された第1の接触式加熱板と、 上記第1の温度より高い第2の温度に加熱され、上記ガス供給経路に沿って上 記第1の接触式加熱板の後段に配置された第2の接触式加熱板と、 上記ガス供給経路の第1の部分に直列に接続され、上記第1の接触式加熱板板 に熱伝導を可能とするように取り付けられて確実且つ効果的に上記第1の温度に 加熱される第1の部品と、 上記第1の部品及び上記第1の部分の後段に配置された上記ガス供給経路の第 2の部分に直列に接続され、上記第2の接触式加熱板に熱伝導を可能とするよう に取り付けられて確実且つ効果的に上記第2の温度に加熱され、上記ガス源から 上記反応チャンバに至るガスの液化を防止する第2の部品と、 を備える加熱装置。 23. 上記第1及び第2の接触式加熱板を包囲し上記ガス供給経 路周囲の熱を閉じこめ、上記接触式加熱板からの放熱により得られる熱により上 記ガス供給経路をより効率的に加熱する断熱収納部を備える、 請求の範囲第22項に記載の加熱装置。 24. 上記接触式加熱板のうち少なくとも1つはアルミニウムからなる、 請求の範囲第23項に記載の加熱装置。 25. 反応物のガス源からの反応ガスを用いて基板上に成膜する化学的気相成 長装置であって、 反応空間を形成する収納部を有する反応チャンバと、 反応ガス源を上記反応チャンバに連結して、上記反応空間に反応ガスを供給す るガス供給経路とを備え、 上記反応チャンバは、上記収納部の壁部内に一体的に形成されたガス経路を備 え、上記壁部内に設けられたガス経路は、上記ガス供給経路に接続されるように 上記ハウジングの外面に設けられた入口と、上記反応空間に反応ガスを供給する ように上記ハウジングの反応空間付近の内面に設けられた ガス出口と、 を備える化学的気相成長装置。 26. 上記反応ガス経路にガスを導入する前に、上記ガス供給経路の一部と上 記反応ガスを加熱するハウジングを備え、該ハウジングは、徐々に温度が高くな る複数の連続した断熱加温領域に分離さ れ、上記ガス供給経路は、上記加温領域を通り、上記ハウジングは、上記ガス源 と上記反応チャンバとの間で徐々に温度の高くなる上記ガス供給経路の連続した 部分を加熱する、 請求の範囲第25項に記載の化学的気相成長装置。 27. 上記加温領域のうち少なくとも1つは、対応する各加温領域内のガス供 給経路の部分に接触して、上記ガス供給経路の部分及び反応ガスを熱伝導により 加熱する接触式加熱板を備える、 請求の範囲第26項に記載のガス供給装置。 28. 上記反応チャンバは、上記反応空間に対して着脱可能なカバーを備え、 上記ガス経路は、上記収納部内に一体的に形成され、上記入口を形成する第1の 部分と、上記カバーの壁部内に一体的に形成され上記出口を形成する第2の部分 とを備え、上記カバーが閉位置に移動されると、上記第1及び第2の部分は整合 し、入口から出口への連続したガス経路を形成する 請求の範囲第25項に記載の化学的気相成長装置。 29. ガス源から反応チャンバへ反応ガスを供給するガス供給方法であって、 ガス源と反応チャンバとの間にガス供給経路を架設して、上記ガス源から上記 反応チャンバへ反応ガスを供給する工程と、 上記ガス供給系路の連続した部分の温度が徐々に高くなるように加熱する工程 と、 上記ガス供給経路が反応ガスをガス源から反応室に至るまで、上 記第1、第2及び第3の加温領域を戻ることなく順に通過させて徐々に高温とし 、効果的にガスの液化を防止し、連続的にガスを反応チャンバに供給する工程と 、 を有するガス供給方法。 30. 上記ガス源は液体の反応物からなり、断熱収納部内の第1の加温領域内 で上記液体の反応物のガス源を加熱し、上記反応物を気化させて反応ガスを生成 する工程を有する、 請求の範囲第29項に記載のガス供給方法。 31. 上記加温領域内でガス供給経路の連続した部分を加熱する工程は、上記 ガス供給経路の部分と上記加温領域のうち少なくとも1領域内に配置されたヒー タに熱伝導可能に接触させて、上記ヒータを所定温度に加熱することにより上記 ヒータが上記ガス供給経路の部分を熱伝導により加熱する工程を有する、 請求の範囲第29項に記載のガス供給方法。 32. 上記ハウジングと上記反応チャンバとの間に架設された上記ガス供給経 路の部分を、剛性のヒータブロックに連結して、上記ガス供給経路の撓みを防止 する工程と、 上記剛性のヒータブロックを所定温度に加熱することにより、上記ヒータブロ ックが上記ガス供給経路の部分を熱伝導により加熱し、上記ガス供給ライン内で のガスの液化及びガス供給経路内の副生成物の生成を効果的に防止する工程と、 を有する請求の範囲第29項に記載のガス供給方法。 33. 上記ハウジングは、少なくとも第1、第2、第3の断熱加温領域を有し 、上記第1加温領域内のライン部分を約65℃から75℃の範囲で加熱する工程 を有する、 請求の範囲第29項に記載のガス供給方法。 34. 上記第2の加温領域内のガス供給経路のを約75℃から90℃の範囲で 加熱する工程を有する、 請求の範囲第33項に記載のガス供給方法。 35. 上記第3の加温領域内のガス供給経路の部分を約100℃から175℃ の範囲で加熱する工程を有する、 請求の範囲第33項に記載のガス供給方法。 36. 上記所定温度は約150℃から200℃の範囲である、 請求の範囲第32項に記載のガス供給方法。 37. 上記反応チャンバ内に形成され上記ガス供給経路に接続されたガス経路 に、反応ガスを通す工程を有する、 請求の範囲第29項に記載のガス供給方法。 38. 上記反応チャンバを加熱して上記壁部及び一体的に形成された上記ガス 経路を加熱し、上記ガス経路内での反応ガスの液化を防止する工程を有する、 請求の範囲第37項に記載の方法。 【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1996年5月3日 【補正内容】 応に最適な値になるよう制御する。流量制御装置は、通常、1分間に流出するガ スを立方センチメートル単位に(SCCM:Standard cubic centimeters perminute )測定し、制御する。一般的な反応ガス供給装置において、TiCl4を供給す る13.3kN/m2(100Torr)程度の蒸気圧を得るには、液体のTiC l4のガス源を約70℃に加熱する。さらに蒸気圧を保持して液化を防ぐために 、ガス供給経路及びバルブや管継手等の経路上の部品を、70℃以上に維持する 必要がある。しかしながら、市販の流量制御装置の動作保証温度の上限は約90 ℃である。このため、ガス供給経路や経路上の部品を一定の温度以上にしなけれ ばならない一方で、流量制御装置の制約により、その温度が所定の温度を超えて はならない。 従来から、管や流量制御装置等のガス供給経路上の部品をヒータテープで被覆 することによりCVD反応ガス供給装置のガス供給経路を加熱する方法が知られ ている。このヒータテープは、電流により熱を発する抵抗加熱素子を有している 。この抵抗加熱素子は、電流により発熱し、この熱をガス供給経路や各部品に伝 導する。ところが、ヒータテープで被覆処理を施す作業は煩雑であり、また加熱 される部品のサイズや形状により被覆が不均一になってしまうことが多いという 問題がある。また、ガス管の所々にガス供給経路上の部品が配置されているため 、ガス供給経路を充分に被覆できない。このように不均等に被覆されたヒータテ ープによる加熱により、ガス供給経路内の温度が均一でなくなる。また、各部品 の質量や熱吸収特性の相違もガス供給経路の温度を不均一にする。この結果、T iCl4が液化してガス供給経路内に付着し、さらに、例えば流量制御装置等の ガス供給経路上の部品の動作に支障をもたらすことが ある。 また、流量制御装置と反応チャンバを接続する管に可撓管を用い、ヒータテー プによる加熱を行った場合、新たな問題が発生する。従来のガス供給経路は、反 応チャンバの蓋を取り外し可能にするため、可撓管を使用している。この可撓管 の撓みによってヒータテープの被覆位置がずれ、ガス供給経路内の温度が不均一 となる。 さらに、従来のガス供給装置には、ガス供給経路内に発生する化学反応の問題 に関して対策が施されていない。具体的には、TiCl4と共にアンモニア(N H3)ガスを用いて、CVD処理によりチタン含有膜を形成する場合、処理中の パラメータによって、反応チャンバに供給されるアンモニアガスの一部が、Ti Cl4供給経路に流入する。このNH3とTiCl4の化学反応により、黄色の粉末 状の副生成物が生成される。この副生成物は、ガス供給経路内で生成されてガス 供給経路の壁面に付着し、さらにはTiCl4の流れを妨害し、ガス供給経路及 び反応チャンバ内を汚染する。通常、従来のガス供給装置は、このような副生成 物について対策を施していないので、ガス供給経路の洗浄等、高価で時間のかか る工程を必要とする。 米国特許第4220460号に、ハウジングを水平方向に分割し、2つの領域 を設け、そのハウジングを介してガス供給経路がバブラから反応領域に延在する ガス供給装置が開示されている。ガス供給経路は、下部領域から上部領域を通過 して、下部領域に戻り、反応領域に至る。上部領域は、下部領域より低い温度に 維持されている。 J.Vac.Sci.Technol.A,Vol.7,no.3,1989,p.2387-2392に、液体ガス源 装置における圧力を基準にした流量制御装置につい ての記載がある。これによれば、液化を防ぐには適切な温度制御が必要である。 本発明は、従来のガス供給装置における上述した問題を解決するガス供給装置 及びガス供給方法を提供することを目的とする。具体的には、ガス供給経路及び 反応ガスを均一に加熱すると共に、例えばヒータテープを用いて加熱を行う装置 等の従来の装置の種々の問題を解決することを目的とする。また、本発明は、ガ スの液化を防ぐために、ガス源から反応チャンバまでの全ガス供給経路において 温度の均一性を確保することを目的とする。さらに、本発明は、こ 14、16により構成されている。ハウジング10の壁は、アリゾナ州フェニッ クスのアクセサブル・プロダクツ社(Accessible Products)から入手できるテ クライトフォーム(Techlight Foam)等の発泡断熱材7により断熱されている。発 砲断熱材7は、ハウジング10の内側に側面壁11、上面壁13、底面壁15を 形成し、ハウジング10に内向する面に反射マイラ(図示せず)(強化ポリエス テルフィルムの商標)の層を有している。加温領域12、14、16は、ハウジ ング10において、好ましくは16ゲージステンレススチールと、ハウジング1 0と同様の断熱材とからなる隔壁26、27によりそれぞれ分離されている。ガ ス供給経路22は、ガス源6からハウジング10及び加温領域12、14、16 を通って反応チャンバ8に接続され、CVD処理のための反応ガスを供給する。 ガス供給経路は好ましくは、約1.27cm(0.5インチ)の外径と、約1. 02cm(0.4インチ)の内径とを有している。また、ガス供給経路は、加温 領域17、19、21をそれぞれ通る管12、14、16を有している。 図2A及び図2Bにおいて、第1の加温領域12は反応ガスのガス源6を収納 する。加温領域12には、液体のTiCl420の入ったアンプル18が配置さ れる。アンプル18は、その天板46においてガス供給経路22に取り付けられ ており、ガス供給経路22により加温領域12内に懸垂される。好ましくはアル ミニウム製の、平坦な加熱板23は、懸垂されたアンプル18の下に押圧され、 アンプル18の底面18aと加熱板23は面接触しており熱が伝わる。加熱板2 3は、その厚さが約1.27cm(0.5インチ)であり、約15.2cm×1 7.8cm(6×7インチ)の加熱面を有している。図5A及び図5Bを用いて 後で詳細に説明するが、加熱板23は、この加熱板23内の主面に平行な方向に 穿 熱板23を加熱し、加熱板23がアンプル18を加熱する。アンプル18の底面 18aは、加熱板23に面接触し、均一に加熱される。アンプル18は、液体の TiCl420を気化させて反応ガスを生成するのに十分な温度に加熱される。 反応ガスは、ガス供給経路22を通って流量制御装置42に流入する。この実施 例において、液体のTiCl420は約70℃に加熱され、ガス供給経路22内 で約13.3kN/m2(100Torr)の蒸気圧にてガスが発生される。1 3.3kN/m2(100Torr)の圧力は、反応チャンバ8内におけるCV D処理に通常用いられる蒸気圧である。 ガス供給経路22は、ハウジング10を縦に貫通し、ガス供給経路22の各部 分にあたる管17、19、21は、それぞれ加温領域(thermal zone)12、1 4、16を通る。第1の加温領域12内では、手動バルブ24が、ガス供給経路 22と直列にアンプル18に接続され、アンプル18からの反応ガスの流出を制 御する。このような目的に好適なバルブとしては、オハイオ州ウィラビのニュプ ロ・カンパニー(NUPRO Company)から入手できるBNシリーズバルブ等の手動 バルブが用いられる。手動バルブ24は、オハイオ州マケドニアのケイジョン・ カンパニー(CAJON Company)から入手可能なVCR金属性ガスケット密封取付 シール部品(VCR metal gasket face seal fitting)等の管継手51により、ガ ス供給経路22と直列に接続される。第1の加温領域12内の加熱板23からの 熱は、第1の加温領域12である断熱空間をも加熱し、反応ガスの液化を防止す る。第1の加温領域12内の管17は、長さが約4.5インチである。ガス供給 経路22は、第1の隔壁26の貫通孔3を介して、第1の加温領域12から第2 の加温領域14へ貫通して いられる。すなわち、真空装置40は、マニホルド28からアンプル18までの ガス供給経路22の部分から反応ガスを除去し、窒素ガス供給器37は、マニホ ルド28から反応チャンバ8までのガス供給経路22の部分から反応ガスを除去 する。管継手36、38、57は、VCR等の管継手51と同じである。 第2の加温領域14内において、マニホルド28の上方には、ガス供給経路2 2を通る反応ガスの流量を測定する流量制御装置42が配置されている。流量制 御装置42は、管継手51と同等のVCR等の管継手44に直列に接続され、好 適な流量制御部(図示せず)に接続された接続線45により制御される。本発明 の目的に好適な流量制御装置42としては、カリフォルニア州サニーベイルのス テック・インストゥルメンツ・インク(STEC Instruments,Inc.)から入手可能 のモデルSEC−3400SH(100sccm TiCl4)等の流量制御装 置がある。流量制御装置42において、約6.65kN/m2(50Torr) の圧力低下が起こる。したがって、流量制御装置42以前のガス供給経路22内 の100Torrの圧力は、流量制御装置42の出口60において約6.65k N/m2(50Torr)に低下している。反応チャンバ8に流入されるガス圧 は、真空装置40に連結された流入圧力を変化させるように調整される絞りバル ブ(図示せず)により、反応チャンバ8の後段で制御される。この絞りバルブに より、反応チャンバへの流入圧力を1−50Torrに変化させるように調整し 、好ましくは、20Torrに設定する。 本発明によれば、図2A及び図2Bに示すように、流量制御装置42と空気調 節バルブ30、31、32、33は、スチール製の取付板48、50にそれぞれ 取り付けられている。ニュプロ・カンパ ニー(NUPRO Company)から入手できるBNシリーズやBシリーズのバルブ等の 適切な各バルブは、取付板50の平坦面に取り付けられる平坦な底面52を有し ている。図7に取付板50の詳細を示す。取付板50は矩形状であり、上下の空 気調節バルブ30、32にそれぞれ対応する平坦面54、56を有している。ま た、取付板50は、平坦面54、56より高くされた平坦面58、59を有して いる。平坦面54、56、58、59は、図7に示すように、マニホルド28に 適合するように交差状に形成される。空気調節バルブ31、33は、それぞれ平 坦面58、59に取り付けられる。取付板50の平坦面54、56、58、59 は、空気調節バルブ30、31、32、33の底面52と面接触し、効率よく熱 を伝導する。取付板50には取付穴53が穿設されており、バルブ30、31、 32、33は取付板50に取り付けられる。さらに、取付板50には取付穴55 が穿設され、これにより取付板50が加熱板62に取り付けられる。 流量制御装置42は、矩形状の取付板48に取り付けられる。取付板48、5 0は、第2の加温領域14内の第2の加熱板62に面接触して取り付けられる。 図6A及び図6Bに詳細に示すように、加熱板62は約15.2cm×39.4 cm(6×15.5インチ)の大きさである。加熱板62は、好ましくは、厚さ 約1.27cm(0.5インチ)のアルミニウムからなる。加熱板62は、第1 の加温領域12内の加熱板23におけるカートリッジヒータ47と同様の3つの カートリッジヒータ64、66、68にそれぞれ対応する貫通孔63、65、6 7を有している。カートリッジヒータ64、66、68は、アルミニウム製の加 熱板62を加熱する。加熱板62の各カートリッジヒータ64、66、68は、 接続線71、72、73によりこれらのカートリッジヒータに接続されたヒータ 制御装置29により、閉ループ制御されている。また、加熱板62には、熱電対 (図示せず)が取り付けられており、その温度情報をヒータ制御装置29に供給 する。各カートリッジヒータ毎に熱電対を用いて温度を測定し、加熱板62に取 り付けられた部品の熱吸収特性に応じて、各カートリッジヒータをそれぞれ加熱 することが望ましい。加熱板62は、取付板48、50に均一に熱を伝え、さら に空気調節バルブ30、31、32、33及び流量制御装置42を均一に加熱し 、これにより、空気調節バルブ30、31、32、33及び流量制御装置42を 通る反応ガスを加熱する。また、加熱板62は、断熱された第2の加温領域14 内の空気に放熱することにより、空気を介してガス供給経路22を加熱する。図 6Aに示すように、加熱板62は、取付板48、50を加熱板62に取り付ける ための取付穴69を有し、また、加熱板62をネジやボルト等でハウジング10 に取り付けるための取付穴75を有している。 反応チャンバ8にTiCl4を供給するのに用いられるガス供給装置5の好ま しい実施例において、加熱板62は、約80℃に加熱される。したがって、第2 の加温領域14の温度は、約70℃である第1の加温領域12の温度より高い。 ガス供給経路22に沿って徐々に高温になることを利用して、気化したガスが液 化するおそれのあるガス供給経路22上の低い温度の箇所ができることを防止す る。これにより、ガスの液化が防止され、流量制御装置42の良好な動作と共に 反応ガスの均一な流れが確実なものとなる。第2の加温領域を通る管19は、長 さが約41.9cm(16.5インチ)である。 ガス供給経路22は、流量制御装置42から隔壁27の貫通孔4 を通り、第3の加温領域16に至る。第3の加温領域16内には、空気調節バル ブ76及びVCR等の管継手78が直列に接続されている。管継手78は管継手 51と同様なものである。空気調節バルブ76として、オハイオ州ウィラビのニ ュプロ・カンパニー(NUPRO Company)から入手可能なBシリーズバルブを用い ることができる。隔壁27は、第2の加温領域14と第3の加温領域16とを分 離し、隔壁26と同様に、断熱材により2つの加温領域14、16を断熱する。 空気調節バルブ76は、加熱板82に取り付けられる取付板80に固定されてい る。図8に示すように、加熱板82は約3.8cm×14.0cm(1.5×5 .5インチ)の大きさであり、厚さ約1.27cm(0.5インチ)のアルミニ ウムからなる。加熱板82は、この加熱板82の貫通孔85を通り、第1及び第 2の加温領域14、16内のカートリッジヒータ47、64、66、68と同様 のカートリッジヒータ84を有している。カートリッジヒータ84は、接続線8 6によりヒータ制御装置29に接続され、ヒータ制御装置29は、第3の加温領 域16の温度を制御する。加熱板82は、空気調節バルブ76及び取付板80を 加熱板82に取り付けるための取付穴88と、加熱板82をネジやボルト等でハ ウジング10に取り付けるための取付穴89を有している。 第3の加温領域内の部品や反応ガスは、第1及び第2の加温領域内の部品や反 応ガスより高い温度に加熱される。第3の加温領域16のこの加熱により、ガス 供給経路22内に低温の箇所ができることが防止され、すなわちガス供給経路内 でのガスの液化が防止される。ここで開示する本発明のTiCl4供給に関する 実施例では、第3の加温領域16の温度は第1又は第2の加温領域12、14の 温度より高く、好ましくは約150℃である。第3の加温領域16の温度は、ガ ス供給経路22内での副生成物が生成されることを防ぐため、約150℃とされ る。したがって、加熱板82のカートリッジヒータ84は約150℃となるよう 制御される。 具体的には、反応チャンバ8内の基板にチタン含有層を形成するために、Ti Cl4は、反応チャンバ8においてアンモニア(NH3)と共に用いられることが 多い。反応チャンバ8における反応処理のパラメータによって、アンモニアガス の一部がTiCl4のガス供給経路22に流入し、ガス供給経路22を介して第 3の加温領域16内の管21に至る。NH3とTiCl4の反応によりガス供給経 路22内に黄色の粉末状の副生成物が生成され、ガス供給経路の壁に付着する。 このような副生成物は、TiCl4の均一な流れを阻害し、また反応チャンバ8 内を汚染する。ガス供給経路22の第3の加温領域内の部分を150℃以上に維 持することにより、副生成物の生成が防止される。TiCl4のガス供給装置5 の第3の加温領域16の好ましい温度は約150℃であるが、本発明のガス供給 装置5における反応チャンバ8に供給されるガスに他のガスを用いる場合、それ ぞれのガスに応じて、第3の加温領域では150℃より高い温度あるいは低い温 度が選択される。NH3の流入は、通常、加温領域16内及び加温領域16と反 応チャンバ8の間にあるガス供給経路22の部分に限られている。したがって、 第1及び第2の加温領域12、14の温度は、150℃より遥かに低く、それぞ れ70℃、80℃である。管21の長さは約16.5cm(6.5インチ)であ る。 ガス供給経路22は、貫通孔79を介してハウジング10及び第 3の加温領域16の上部から反応チャンバ8に至り、図2Bに示すように、反応 ガスを反応チャンバ8に供給する。従来の装置においては、接続経路81は一般 的には可撓管であり、これにより反応チャンバ8の蓋(プレナム)9を反応チャ ンバ8から着脱自在としている。しかしながら、可撓管は管内の温度が不均一で ある。そこで、本発明では、剛性管92とヒータブロック94を用いる。 ヒータブロック94を図3A及び3Bに示す。ヒータブロック94は、ガス供 給経路22の剛性管92を3面(図3B参照)から包囲する枠体96を有してい る。覆板98は枠体96に取り付けられ、剛性管92を完全に包囲するヒータブ ロック94を形成する。枠体96には貫通孔100が穿設されており、カートリ ッジヒータ47と同様の、接続線95によりヒータ制御装置29に接続されるカ ートリッジヒータ102が取り付けられている。カートリッジヒータ102とヒ ータ制御装置29は、ヒータブロック94を通常約150℃から200℃、好ま しくは175℃の温度に維持する。側部103の厚さは約1.02cm(0.4 インチ)であり、上部104の厚さは約0.3インチである。覆板98は、厚さ が約0.64インチ(0.25インチ)である。覆板98は、ネジ105あるい は他の適切な留め金により枠体96に取り付けられている。剛性管92は、一般 的には、カートリッジヒータ102に平行にヒータブロック94の長手方向に挿 通され、剛性管92を均一に加熱する。ヒータブロック94は、TiCl4やN H3が反応チャンバ8から剛性管92に流入した場合、ガス供給経路22内での ガスの液化を防止し、ガス供給経路22内で副生成物が生成されるのを防止する 。剛性管92の長さは約40.31cm(15.87インチ)である。 剛性管92が、ヒータブロック94から反応チャンバ8の蓋9に連結され、反 応ガスが反応チャンバ8内に供給される。図1、図2A、図2Bに示す本発明の 実施例において、すなわち、ヒータブロック94を用いた実施例においては、ヒ ータブロック94を通る剛性管92は、オハイオ州マカデミアのケイジョン・カ ンパニー(CAJON Company)から入手可能なウルトラトル(Ultra-Tor:商標)等 の容易に着脱可能な構造のフィッティング106等を有する配管107により、 蓋9に連結される。反応チャンバ8内に入るために、反応チャンバ8の蓋9を取 り外し、あるいは開蓋位置に移動しなければならないとき、フィッティング10 6が外れて、蓋9が反応チャンバ8から取り外される。蓋9が反応チャンバ8上 の閉蓋位置に戻されると、剛性管92はジョイント106によって連結される。 配管107の長さは約8.9cm(3.5インチ)である。 本発明を適用した他の実施例では、剛性管92とヒータブロック94を用いな い。具体的には、図4に示すように、反応チャンバ110は、側面壁112と上 部の蓋(プレナム)114を有している。反応チャンバ110の好ましい材料と して、無電解法メッキによりニッケルメッキで覆われた6061−T6アルミニ ウムが用いられる。通路116は、反応チャンバ110の1つの側面壁112及 び蓋114内に一体的に形成されている。通路116は、側面壁112内を貫通 し、一端がハウジング10からのガス供給経路22に接続しているL字型の流路 118を有している。流路118は、ほぼ90℃に屈曲し、側面壁112に沿っ て垂直に挿通されている。第2のL字型の流路120は、反応チャンバの蓋11 4に挿通され、90℃に屈曲して反応チャンバ110の内部反応空間122に至 る。 蓋114が反応チャンバ110の上部に配置されると、流路118の出口124 は、蓋流路120の入口126に整合し、反応チャンバ110の外部から反応空 間122に至る連続した通路116が形成される。図4の実施例において、反応 チャンバ側面壁112と蓋114は、通路116内での液化及び副生成物の生成 を防止するために、通路116付近において約150℃から200℃、好ましく は175℃前後に加熱される。通路116付近の側面壁112及び蓋114は、 反応チャンバ110及び通路116を加熱するために、好ましくは、カートリッ ジヒータ47と同様のカートリッジヒータ(図示せず)を格納する貫通孔(図示 せず)を有している。カートリッジヒータは、上述のようにヒータ制御装置29 により制御される。 図4に示す本発明の実施例により、ハウジング10からのガス供給経路22が 、反応空間122に接続される。第3の加温領域16を通り、ハウジング10か ら出たガス供給経路22の出口は、直接、通路116の入口128に連結される 。図4の実施例では、ヒータブロック94を用いず、問題のある従来の可撓管も 用いない。蓋114は、ハウジング10と反応チャンバ110との間のガス供給 経路を取り外すことなく、反応チャンバ110の上部から取り外される。したが って、蓋114は、ガス供給経路22内の部品を取り外すことなく、簡単に持ち 上げることができる。蓋114が持ち上げられると、流路118、120を有す る連続したガスの通路116が分断される。蓋114を再び反応チャンバ110 上に下ろすと、管部分118、120は連結し、連続した通路116が形成され る。 本発明を実施例を用いて詳細に説明したが、上記以外の利点や変 形は当業者にとって明らかである。例えば、各加温領域の具体的な温度は、Ti Cl4以外の反応ガスを使用する場合、ここで開示した実施例と異なってもよい 。さらに、加熱板や取付板の形状を変更してガス供給経路上の部品を取り付ける ようにしてもよい。 請求の範囲 1. 反応ガスのガス源(6)からの反応ガスを反応チャンバ(8、110)に 供給するガス供給装置(5)において、 互いに断熱され分離された第1及び第2の加温領域(12、14)を形成する 断熱壁を有するハウジング(10)と、 上記ガス源と上記反応チャンバの間のハウジング(10)の加温領域を通り、 上記第1及び第2の加温領域(12、14)内を貫通する第1及び第2の部分( 17、19)を有するガス供給経路(22)と、 上記第1の加温領域に配設され、上記第1の加温領域を通るガス供給経路の第 1の部分を第1の温度に加熱する第1のヒータ(23)と、 上記第2加温領域に配設され、上記第2の加温領域を通る供給経路の第2の部 分を第2の温度に加熱する第2のヒータ(62)と、 上記第3の領域(16)に配設された第3のヒータ(82)とを備え、 上記第2の温度は上記第1の温度より高く、上記ガス供給経路(22)は、上 記ガス源(6)から上記第1及び第2の加温領域(12、14)を順に通り、上 記反応ガスは、前の加温領域に戻ることなく上記反応チャンバ(8、110)に 至ることにより、反応ガスの温度を徐々に高くして上記ガス供給経路(22)内 での液化を効果的に防止して反応チャンバへ連続的に反応ガスを供給する、 ことを特徴とするガス供給装置。 2. 上記ガス供給経路(22)は、上記反応ガスが通る上記第2の部分(19 )に連結された少なくとも1つの部品(30、31、32、33、42)を備え 、上記第2のヒータ(62)は上記部品を上記第2の温度に加熱する、 請求の範囲第1項に記載のガス供給装置。 3. 上記第1のヒータは、液体の反応物を収容する金属収容部(18)を支持 する加熱板(23)を備え、上記加熱板(23)は、上記金属収容部(18)に 面接触して熱を伝導し、上記金属収容部を上記第1の温度に加熱し、上記収容部 内の液体の反応物を気化させて、上記反応ガスが上記ガス供給経路(22)に流 入するように上記反応ガスを生成する、 請求の範囲第1項又は第2項に記載のガス供給装置。 4. 上記ハウジングは第3の加温領域(16)を備え、上記ガス供給経路は上 記第3の加温領域内に配置された第3の部分(21)を備え、上記ハウジングは 上記第3の加温領域(16)に配設された第3のヒータ(82)を備え、上記第 3のヒータは上記第3の加温領域を通るガス供給経路の第3の部分(21)を上 記第1及び第2の温度より高い第3の温度に加熱し、上記ガス供給経路(22) は上記第1、第2、第3の加温領域(12、14、16)をそれぞれ順に通る、 請求の範囲第1項乃至第3項のいずれか1項に記載のガス供給装置。 5. 上記ガス供給経路は、反応ガスが通る上記第3の部分(21)内に連結さ れた少なくとも1つの部品を有し、上記第3のヒータは上記部品を上記第3の温 度に加熱する、 請求の範囲第4項に記載のガス供給装置。 6. 上記ガス供給経路は、上記第2、第3の部分(19、21)のいずれか1 つに連結された少なくとも1の部品を有し、上記部品は、上記第2、第3の加温 領域(14、16)のいずれか1の領域内のヒータ(62、82)に面接触する ことによって熱を伝導する取付板(48、50、80)に取り付けられることに より、上記部品が上記取付板(48、50)を介して加熱される、 請求の範囲第4項に記載のガス供給装置。 7. 上記取付板(48、50、80)に面接触して熱を伝導する加熱板(62 、82)と、 上記第1及び第2の部分(19、21)を精度よく効率的に加熱する部品と、 を備える請求の範囲第6項に記載のガス供給装置。 8. 上記第1、第2、第3のヒータ(23、62、82)の少なくとも何れか 1が、対応する上記各加温領域内のガス供給経路の部分(17、19、21)に 接触して熱を伝導する、 請求の範囲第4項乃至第7項のいずれか1項に記載のガス供給装置。 9. 上記ヒータは、上記ガス供給経路の部分(19、21)に面接触して熱を 伝導し、上記ガス供給経路を精度よく効率的に加熱する加熱板(62、82)を 備える、 請求の範囲第8項に記載のガス供給装置。 10. 上記部品は、バルブ(76)、流量制御装置(42)、管継手(51、 78)の何れかである、 請求の範囲第2項、第5項乃至第9項のいずれか1項に記載のガス供給装置。 11. 上記加熱板(23、62、82)はアルミニウムにより形成される、 請求の範囲第3項、第7項、第9項のいずれか1項に記載のガス供給装置。 12. 反応ガス源(18)、上記源は、4ハロゲン化チタンを含有する、 請求の範囲第1項乃至第11項のいずれか1項に記載のガス供給装置。 13. 上記反応チャンバ(8)と上記ハウジング(10)との間に架設された ヒータブロック(94)を更に備え、 上記ヒータブロックは、上記ハウジング(10)から上記反応チャンバ(8) に設けられた上記ガス供給経路(92)の部分が取り付けられるように成形され 、上記ガス供給経路の部分を所定の温度 に加熱する、 請求の範囲第1項乃至第12項のいずれか1項に記載のガス供給装置。 14. 反応ガス源からの反応ガスを用いる基板を備え、 上記反応チャンバ(110)は、反応空間(122)を形成するチャンバハウ ジングと、上記チャンバハウジングの側面壁(112)に一体的に貫通された通 路(116)とを備え、 上記通路(116)は、上記側面壁(112)に挿通され、上記チャンバハウ ジングの外面に延出し、上記ガス供給経路(22)に接続されるように構成され た入口と、上記反応空間(122)付近の上記チャンバハウジングの内面に形成 され上記反応空間に反応ガスを供給する出口とを備える、 請求の範囲第1項乃至第13項のいずれか1項に記載のガス供給装置。 15. 上記反応チャンバは、上記反応空間(122)に対して着脱可能な蓋( 114)を備え、 上記通路(116)は、上記チャンバハウジング内に一体的に形成され、上記 入口を有する第1の部分(118)と、上記蓋の壁の一部に一体的に形成され、 上記出口を有する第2の部分(120)とを備え、上記蓋(114)が閉位置に 移動されると、上記第1及び第2の部分は整合して、入口から出口への連続した ガス通路を形成する、 請求の範囲第14項に記載のガス供給装置。 16. 反応ガス源(6)から反応チャンバ(8、110)へ反応ガスを供給す るガス供給方法であって、 上記ガス源から断熱された複数の加温領域(12、14、16)に分離された 収納部(10)を貫通するガス供給経路(22)をガス源(6)と反応チャンバ (8、110)の間に設け、上記ガス源から上記反応チャンバに反応ガスを供給 する工程と、 上記ガス供給経路の上記各加温領域内の部分(17、19、21)を加熱する 工程とを有し、 上記加熱の工程は、上記ガス供給経路の連続した部分(17、19、21)を 徐々に高温度となるように加熱する工程からなり、 上記ガス供給方法は、反応ガスを上記ガス源(6)から上記反応チャンバ(8 、110)に徐々に温度の高くなる各加温領域を経て前の加温領域に戻ることな く上記ガス供給経路(21)に通す工程を有することにより、上記ガス供給経路 の上記連続した部分(17、19、221)がそれぞれ前の部分より高い温度に 加熱され、上記ガス供給経路内での反応ガスの液化を効果的に防止する、 ことを特徴とするガス供給方法。 17. 上記反応ガス源は液体の反応物のガス源(18)からなり、 上記ガス供給方法は、上記断熱されたハウジング(10)内の第1の加温領域 (12)内にある上記液体の反応物のガス源を加熱し、上記反応物を気化させて 、上記ライン内に反応ガスを生成する工程を有する、 請求の範囲第16項に記載のガス供給方法。 18. 上記各加温領域内の連続したガス供給経路を加熱する工程は、上記ガス 供給経路(22)の一部分に、上記加温領域(12、14、16)の少なくとも 1領域に配設され、上記部分に熱伝導するよう接触されたヒータ(23、62、 82)を所定温度に加熱することにより、上記ヒータが上記部分(17、19、 21)を熱伝導により加熱する工程を有する請求の範囲第16項又は第17項に 記載のガス供給方法。 19. 上記ハウジングは、少なくとも第1、第2、第3の断熱された加温領域 (12、14、16)を有し、上記第1加温領域(12)内のガス供給経路の部 分を約65℃から75℃の範囲で加熱する工程と、 上記第2加温領域(14)内のガス供給経路の部分を約75℃から90℃の範 囲で加熱する工程と、 上記第3加温領域(16)内のガス供給経路の部分を約100℃から175℃ の範囲で加熱する工程と、 を有する請求の範囲第16項乃至第18項のいずれか1項に記載のガス供給方 法。 20. 上記ハウジング(10)と上記反応チャンバ(8)の間の上記ガス供給 経路のハウジングの外にある部分(92)を剛性のヒータブロック(94)で覆 い上記ガス供給系路の撓みを防止し、上記剛性のヒータブロック(94)を所定 温度、好ましくは約150℃から200℃の範囲で加熱することにより、上記ヒ ータブロック (94)が上記ガス供給経路のハウジング外に延出する部分(92)を熱伝導に より加熱し、上記ガス供給経路内でのガスの液化を防止し、上記ガス供給経路内 での副生成物の生成を効果的に防止する請求の範囲第16項乃至第19項のいず れか1項に記載のガス供給方法。 21. 上記反応チャンバ(110)の側面壁(122)内に一体的に形成され 、上記ガス供給経路(22)に連結された通路(116)に、反応ガスを通す工 程を有する請求の範囲第16項乃至第19項のいずれか1項に記載のガス供給方 法。 22. 上記反応チャンバ(110)を加熱して、上記側面壁(122)及び上 記一体的に形成された通路(116)を加熱し、通路内での反応ガスの液化を防 止する工程を有する請求の範囲第21項に記載のガス供給方法。 【図1】 【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1996年7月4日 【補正内容】 熱板23を加熱し、加熱板23がアンプル18を加熱する。アンプル18の底面 18aは、加熱板23に面接触し、均一に加熱される。アンプル18は、液体の TiCl420を気化させて反応ガスを生成するのに十分な温度に加熱される。 反応ガスは、ガス供給経路22を通って流量制御装置42に流入する。この実施 例において、液体のTiCl420は約70℃に加熱され、ガス供給経路22内 で約13.3kN/m2(100Torr)の蒸気圧にてガスが発生される。1 3.3kN/m2(100Torr)の圧力は、反応チャンバ8内におけるCV D処理に通常用いられる蒸気圧である。 ガス供給経路22は、ハウジング10を縦に貫通し、ガス供給経路22の各部 分にあたる管17、19、21は、それぞれ加温領域(thermal zone)12、1 4、16を通る。第1の加温領域12内では、手動バルブ24が、ガス供給経路 22と直列にアンプル18に接続され、アンプル18からの反応ガスの流出を制 御する。このような目的に好適なバルブとしては、オハイオ州ウィラビのニュプ ロ・カンパニー(NUPRO Company)から入手できるBNシリーズバルブ等の手動 バルブが用いられる。手動バルブ24は、オハイオ州マケドニアのケイジョン・ カンパニー(CAJON Company)から入手可能なVCR金属性ガスケット密封取付 シール部品(VCR metal gasket face seal fitting)等の管継手51により、ガス 供給経路22と直列に接続される。第1の加温領域12内の加熱板23からの熱 は、第1の加温領域12である断熱空間をも加熱し、反応ガスの液化を防止する 。第1の加温領域12内の管17は、長さが約11.5cm(4.5インチ)で ある。ガス供給経路22は、第1の隔壁26の貫通孔3を介して、第1の加温領 域12から第2の加温領域14へ貫通して いられる。すなわち、真空装置40は、マニホルド28からアンプル18までの ガス供給経路22の部分から反応ガスを除去し、窒素ガス供給器37は、マニホ ルド28から反応チャンバ8までのガス供給経路22の部分から反応ガスを除去 する。管継手36、38、57は、VCR等の管継手51と同じである。 第2の加温領域14内において、マニホルド28の上方には、ガス供給経路2 2を通る反応ガスの流量を測定する流量制御装置42が配置されている。流量制 御装置42は、管継手51と同等のVCR等の管継手44に直列に接続され、好 適な流量制御部(図示せず)に接続された接続線45により制御される。本発明 の目的に好適な流量制御装置42としては、カリフォルニア州サニーベイルのス テック・インストウルメンツ・インク(STEC Instruments,Inc.)から入手可能 のモデルSEC−3400SH(100sccm TiCl4)等の流量制御装 置がある。流量制御装置42において、約6.65kN/m2(50Torr) の圧力低下が起こる。したがって、流量制御装置42以前のガス供給経路22内 の13.3kN/m2(100Torr)の圧力は、流量制御装置42の出口6 0において約6.65kN/m2(50Torr)に低下している。反応チャンバ 8に流入されるガス圧は、真空装置40に連結された流入圧力を変化させるよう に調整される絞りバルブ(図示せず)により、反応チャンバ8の後段で制御され る。この絞りバルブにより、反応チャンバへの流入圧力を1.33乃至6.65 kN/m2(1−50Torr)に変化させるように調整し、好ましくは、2. 66kN/m2(20Torr)に設定する。 本発明によれば、図2A及び図2Bに示すように、流量制御装置42と空気調 節バルブ30、31、32、33は、スチール製の取付板48、50にそれぞれ 取り付けられている。ニュプロ・カンパ 請求の範囲 1. 反応ガスのガス源(6)からの反応ガスを反応チャンバ(8、110)に 供給するガス供給装置(5)において、 互いに断熱され分離された少なくとも第1及び第2の加温領域(12、14) を形成する断熱壁を有するハウジング(10)と、 上記ガス源と上記反応チャンバの間のハウジング(10)の加温領域を通り、 上記第1及び第2の加温領域(12、14)内を貫通する第1及び第2の部分( 17、19)を有するガス供給経路(22)と、 上記第1の加温領域に配設され、上記第1の加温領域を通るガス供給経路の第 1の部分を第1の温度に加熱する第1のヒータ(23)と、 上記第2加温領域に配設され、上記第2の加温領域を通る供給経路の第2の部 分を第2の温度に加熱する第2のヒータ(62)とを備え、 上記第2の温度は上記第1の温度より高く、上記ガス供給経路(22)は、上 記ガス源(6)から上記第1及び第2の加温領域(12、14)を順に通り、上 記反応ガスは、前の加温領域に戻ることなく上記反応チャンバ(8、110)に 至ることにより、反応ガスの温度を徐々に高くして上記ガス供給経路(22)内 での液化を効果的に防止して反応チャンバへ連続的に反応ガスを供給する、 ことを特徴とするガス供給装置。 2. 上記ガス供給経路(22)は、上記反応ガスが通る上記第2 の部分(19)に連結された少なくとも1つの部品(30、31、32、33、 42)を備え、上記第2のヒータ(62)は上記部品を上記第2の温度に加熱す る、 請求の範囲第1項に記載のガス供給装置。 3. 上記第1のヒータは、液体の反応物を収容する金属収容部(18)を支持 する加熱板(23)を備え、上記加熱板(23)は、上記金属収容部(18)に 面接触して熱を伝導し、上記金属収容部を上記第1の温度に加熱し、上記収容部 内の液体の反応物を気化させて、上記反応ガスが上記ガス供給経路(22)に流 入するように上記反応ガスを生成する、 請求の範囲第1項又は第2項に記載のガス供給装置。 4. 上記ハウジングは第3の加温領域(16)を備え、上記ガス供給経路は上 記第3の加温領域内に配置された第3の部分(21)を備え、上記ハウジングは 上記第3の加温領域(16)に配設された第3のヒータ(82)を備え、上記第 3のヒータは上記第3の加温領域を通るガス供給経路の第3の部分(21)を上 記第1及び第2の温度より高い第3の温度に加熱し、上記ガス供給経路(22) は上記第1、第2、第3の加温領域(12、14、16)をそれぞれ順に通る、 請求の範囲第1項乃至第3項のいずれか1項に記載のガス供給装置。 5. 上記ガス供給経路は、反応ガスが通る上記第3の部分(21) 内に連結された少なくとも1つの部品を有し、上記第3のヒータは上記部品を上 記第3の温度に加熱する、 請求の範囲第4項に記載のガス供給装置。 6. 上記ガス供給経路は、上記第2、第3の部分(19、21)のいずれか1 つに連結された少なくとも1の部品を有し、上記部品は、上記第2、第3の加温 領域(14、16)のいずれか1の領域内のヒータ(62、82)に面接触する ことによって熱を伝導する取付板(48、50、80)に取り付けられることに より、上記部品が上記取付板(48、50)を介して加熱される、 請求の範囲第4項に記載のガス供給装置。 7. 上記取付板(48、50、80)に面接触して熱を伝導する加熱板(62 、82)と、 上記第1及び第2の部分(19、21)を精度よく効率的に加熱する部品と、 を備える請求の範囲第6項に記載のガス供給装置。 8. 上記第1、第2、第3のヒータ(23、62、82)の少なくとも何れか 1が、対応する上記各加温領域内のガス供給経路の部分(17、19、21)に 接触して熱を伝導する、 請求の範囲第4項乃至第7項のいずれか1項に記載のガス供給装置。 9. 上記ヒータは、上記ガス供給経路の部分(19、21)に面 接触して熱を伝導し、上記ガス供給経路を精度よく効率的に加熱する加熱板(6 2、82)を備える 請求の範囲第8項に記載のガス供給装置。 10. 上記部品は、バルブ(76)、流量制御装置(42)、管継手(51、 78)の何れかである、 請求の範囲第2項、第5項乃至第9項のいずれか1記載のガス供給装置。 11. 上記加熱板(23、62、82)はアルミニウムにより形成される、 請求の範囲第3項、第7項、第9項のいずれか1項に記載のガス供給装置。 12. 反応ガスのガス源(6)と、反応チャンバ(8)と、請求の範囲第1項 乃至第11項のいずれか1項に記載のガス供給装置とを備えるシステムであって 、 上記反応チャンバ(110)は、反応空間(122)を形成するハウジングと 、上記ハウジングの側面壁(112)に一体的に貫通された通路(116)とを 備え、 上記通路(116)は、上記側面壁(112)に挿通され、上記チャンバハウ ジングの外面に延出し、上記ガス供給経路(22)に接続されるように構成され た入口と、上記反応空間(122)付近の上記チャンバハウジングの内面に形成 され上記反応空間に反応ガスを供給する出口とを備える、 システム。 13. 反応ガス源(6)と、反応チャンバ(110)と、請求の範囲第1項乃 至第11項のいずれか1項に記載のガス供給装置とを備えるシステムであって、 上記反応チャンバ(8)と上記ハウジング(10)との間に架設されたヒータブ ロック(94)を備え、上記ヒータブロックは、上記ハウジング(10)から上 記反応チャンバ(8)に設けられた上記ガス供給経路(92)の部分が取り付け られるように成形され、上記ガス供給経路の部分を所定の温度に加熱する、 システム。 14. 上記反応チャンバは、上記反応空間(122)に対して着脱可能な蓋( 114)を備え、 上記通路(116)は、上記チャンバハウジングに一体的に形成され、上記入 口を有する第1の部分(118)と、上記蓋の壁の一部に一体的に形成され、上 記出口を有する第2の部分(120)とを備え、上記蓋(114)が閉位置に移 動されると、上記第1及び第2の部分は整合して、入口から出口への連続したガ ス通路を形成する、 請求の範囲第13項に記載のシステム。 15. 上記反応ガス源は、4ハロゲン化チタンを含有する、 請求の範囲第12項乃至第14項のいずれか1項に記載のシステム。 16. 反応ガス源(6)から反応チャンバ(8、110)へ反応ガスを供給す るガス供給方法であって、 上記ガス源から断熱された複数の加温領域(12、14、16)に分離された ハウジング(10)を貫通するガス供給経路(22)をガス源(6)と反応チャ ンバ(8、110)の間に設け、上記ガス源から上記反応チャンバに反応ガスを 供給する工程と、 上記ガス供給経路の上記各加温領域内の部分(17、19、21)を加熱する 工程とを有し、 上記加熱の工程は、上記ガス供給経路の連続した部分(17、19、21)を 徐々に高温度となるように加熱する工程からなり、 上記ガス供給方法は、反応ガスを上記ガス源(6)から上記反応チャンバ(8 、110)に徐々に温度の高くなる各加温領域を経て前の加温領域に戻ることな く上記ガス供給経路(21)に通す工程を有することにより、上記ガス供給経路 の上記連続した部分(17、19、221)がそれぞれ前の部分より高い温度に 加熱され、上記ガス供給経路内での反応ガスの液化を効果的に防止する、 ことを特徴とするガス供給方法。 17. 上記反応ガス源は液体の反応物のガス源(18)からなり、 上記ガス供給方法は、上記断熱されたハウジング(10)内の第1の加温領域 (12)内にある上記液体の反応物のガス源を加熱し、上記反応物を気化させて 、上記ライン内に反応ガスを生成する工程を有する、 請求の範囲第16項に記載のガス供給方法。 18. 上記各加温領域内の連続したガス供給経路を加熱する工程は、上記ガス 供給経路(22)の一部分に、上記加温領域(12、14、16)の少なくとも 1領域に配設され、上記部分に熱伝導するよう接触されたヒータ(23、62、 82)を所定温度に加熱することにより、上記ヒータが上記部分(17、19、 21)を熱伝導により加熱する工程を有する請求の範囲第16項又は第17項に 記載のガス供給方法。 19. 上記ハウジングは、少なくとも第1、第2、第3の断熱された加温領域 (12、14、16)を有し、上記第1加温領域(12)内のガス供給経路の部 分を約65℃から75℃の範囲で加熱する工程と、 上記第2加温領域(14)内のガス供給経路の部分を約75℃から90℃の範 囲で加熱する工程と、 上記第3加温領域(16)内のガス供給経路の部分を約100℃から175℃ の範囲で加熱する工程と、 を有する請求の範囲第16項乃至第18項のいずれか1項に記載のガス供給方 法。 20. 上記ハウジング(10)と上記反応チャンバ(8)の間の上記ガス供給 経路のハウジングの外にある部分(92)を剛性のヒータブロック(94)で覆 い上記ガス供給系路の撓みを防止し、上記剛性のヒータブロック(94)を所定 温度、好ましくは約150℃から200℃の範囲で加熱することにより、上記ヒ ータブロック (94)が上記ガス供給経路のハウジング外に延出する部分(92)を熱伝導に より加熱し、上記ガス供給経路内でのガスの液化を防止し、上記ガス供給経路内 での副生成物の生成を効果的に防止する請求の範囲第16項乃至第19項のいず れか1項に記載のガス供給方法。 21. 上記反応チャンバ(110)の側面壁(122)内に一体的に形成され 、上記ガス供給経路(22)に連結された通路(116)に、反応ガスを通す工 程を有する請求の範囲第16項乃至第19項のいずれか1項に記載のガス供給方 法。 22. 上記反応チャンバ(110)を加熱して、上記側面壁(122)及び上 記一体的に形成された通路(116)を加熱し、通路内での反応ガスの液化を防 止する工程を有する請求の範囲第21項に記載のガス供給方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ),AM, AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C N,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE ,HU,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK, LR,LT,LU,LV,MD,MG,MN,MW,N L,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE ,SI,SK,TJ,TT,UA,UZ,VN 【要約の続き】 く、反応チャンバ蓋(114)を外すことができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 反応ガスのガス源から反応チャンバへ反応ガスを供給するガス供給装置で あって、 互いに断熱された少なくとも2つの部分に分離された第1及び第2の加温領域 を形成する断熱壁を有するハウジングと、 上記ガス源と上記反応チャンバとの間の上記ハウジングの加温領域を通り、上 記第1及び第2加温領域内をそれぞれ貫通する第1及び第2の部分を有するガス 供給経路と、 上記第1の加温領域に接続され、上記の第1加温領域を通る上記ガス供給経路 の第1の部分を第1の温度に加熱する第1のヒータと、 上記第2の加温領域に接続され、上記第2の加温領域を通る上記第2のガス供 給経路を、上記第1の温度より高い第2の温度に加熱する第2のヒータとを備え 、上記第1及び第2のヒータは、上記ガス供給経路内での反応ガスの液化を防止 し、連続的に反応ガスを供給する、 ガス供給装置。 2. 上記ガス供給経路は、反応ガスが通る上記第1のガス供給経路の部分に直 列に接続された少なくとも1の部品を備え、上記第1のヒータは、上記部品を上 記第1の温度に加熱する、 請求の範囲第1項に記載のガス供給装置。 3. 上記ガス供給経路は、反応ガスが通る上記第2のガス供給経路の部分に直 列に接続された少なくとも1の部品を備え、上記第2 のヒータは、上記部品を上記第2の温度に加熱する、 請求の範囲第1項に記載のガス供給装置。 4. 上記第2の加温領域と上記反応チャンバとの間に、断熱された隔壁を有す る第3の加温領域と、 上記ガス供給経路の上記第3の加温領域を通る第3の部分と、 上記第3の加温領域に接続され、上記第3の加温領域を通る上記ガス供給経路 の第3の部分を上記第2の温度より高い第3の温度に加熱する第3のヒータと、 を備える請求の範囲第1項に記載のガス供給装置。 5. 上記第1の温度は約65℃から75℃の範囲である、 請求の範囲第1項に記載のガス供給装置。 6. 上記第2の温度は約75℃から90℃の範囲である、 請求の範囲第1項に記載のガス供給装置。 7. 上記第3の温度は約100℃から175℃の範囲である、 請求の範囲第4項に記載のガス供給装置。 8. 上記第1及び第2のヒータのうち少なくとも1つは、対応する各加温領域 内の上記ガス供給経路の部分に接触し、上記ガス供給経路の部分に熱を伝導して 加熱するヒータである、 請求の範囲第1項に記載のガス供給装置。 9. 上記反応チャンバと上記ハウジングとの間に架設された上記ハウジングか ら上記反応チャンバへ至るガス供給経路の部分が取り付けられ、上記ガス供給経 路の部分を所定の温度に加熱するヒータブロック、 を備える請求の範囲第1項に記載のガス供給装置。 10. 上記所定の温度は約150℃から200℃の範囲である、 請求の範囲第9項に記載のガス供給装置。 11. 上記第1のヒータは、液化反応物の金属収容部に接触して支持する加熱 板を備え、上記加熱板は、上記金属収容部に接触し、上記金属収容部に熱を伝導 して上記第1の温度に加熱し、上記金属収容部内の液体の反応物を気化して、反 応ガスが上記ガス供給経路を通るようにガスを生成する、 請求の範囲第1項に記載のガス供給装置。 12. 上記ガス供給経路は、上記第1及び第2のガス供給経路の部分のいずれ か1つに直列に接続された少なくとも1の部品を有し、上記部品は、上記第1及 び第2の加温領域のいずれか1の領域内のヒータに熱伝導可能に取り付けられた 取付板に固定されることにより、上記部品が上記取付板を介して熱伝導により加 熱される、 請求の範囲第1項に記載のガス供給装置。 13. 上記部品は、バルブ、流量制御装置、管継手の少なくとも1である、 請求の範囲第12項に記載のガス供給装置。 14. 上記ヒータは加熱されたアルミニウム板である、 請求の範囲第8項記載のガス供給装置。 15. 上記加熱板はアルミニウムからなる、 請求の範囲第11項に記載のガス供給装置。 16. 上記ヒータは加熱されたアルミニウム板からなる、 請求の範囲第12項に記載のガス供給装置。 17. 四ハロゲン化チタンを含有する反応ガス源を有する、 請求の範囲第1項に記載のガス供給装置。 18. 液体の反応物を気化させてガスを生成し、上記ガスを反応チャンバに供 給するガス供給装置であって、 互いに断熱された第1及び第2の加温領域に分離された断熱壁を有し、上記第 1の領域が、上記液体の反応物を収容する金属収容部と、上記金属収容部に接触 し、上記液体の反応物を気化させて反応ガスを生成するのに十分な第1の温度に 上記収容部を加熱するハウジングと、 上記収容部に接続して反応ガスを上記第1及び第2の加温領域に通し、上記第 1及び第2の加温領域を貫通する第1及び第2の部分を有し、上記第2の加温領 域内の第2の部分に直列に接続されている少なくとも1の部品を備えるガス供給 経路と、 上記第2の加温領域内に配設されたヒータであって、上記部品が取り付けられ ることにより、上記ヒータが上記第1の温度より高い第2の温度に上記部品を熱 伝導により加熱するように構成されたヒータと、 を備えるガス供給装置。 19. 上記ハウジングはさらに分離されて、上記第2の加温領域と上記反応チ ャンバとの間に配置された第3の加温領域と、上記第3の加温領域内に配置され た第2のヒータとを備え、上記ガス供給経路は、上記第3の加温領域を通る第3 の部分と、上記第3の加温領域内の上記第3のガス供給経路に直列に接続された 少なくとも1つの他の部品とを備え、上記他の部品は上記第2のヒータに取り付 けられることにより、上記第2のヒータが上記第2の温度より高い第3の温度に 上記他の部品を伝導的に加熱する、 請求の範囲第18項に記載のガス供給装置。 20. 上記ガス供給経路は、上記ハウジングから延出し、上記反応チャンバに 接続される部分と、 上記部分を収容するように成形され上記部分を熱伝導により上記第3の温度よ り高い所定温度に加熱する剛性のヒータブロックと を備える請求の範囲第19項に記載のガス供給装置。 21. 上記液体の反応物は四ハロゲン化チタンである、 請求の範囲第18項に記載のガス供給装置。 22. 上記ガス供給経路上に複数の部品を有し、前段の反応ガス ソースと後段の反応チャンバとの間に延在する反応ガス供給経路を加熱する加熱 装置であって、 第1の温度に加熱された第1の接触式加熱板と、 上記第1の温度より高い第2の温度に加熱され、上記ガス供給経路に沿って上 記第1の接触式加熱板の後段に配置された第2の接触式加熱板と、 上記ガス供給経路の第1の部分に直列に接続され、上記第1の接触式加熱板板 に取り付けられて上記第1の温度に加熱される第1の部品と、 上記第1の部品及び上記第1の部分の後段に配置された上記ガス供給経路の第 2の部分に直列に接続され、上記第2の接触式加熱板に取り付けられて上記第2 の温度に加熱され、上記ガス源から上記反応チャンバに至るガスの液化を防止す る第2の部品と、 を備える加熱装置。 23. 上記第1及び第2の接触式加熱板を包囲し、上記接触式加熱板からの放 熱により得られる熱により上記ガス供給経路をより効率的に加熱する断熱ハウジ ングを備える、 請求の範囲第22項に記載の加熱装置。 24. 上記接触式加熱板のうち少なくとも1つはアルミニウムからなる、 請求の範囲第23項に記載の加熱装置。 25. 反応物のガス源からの反応ガスを用いて基板上に成膜する 化学的気相成長装置であって、 反応空間を形成するハウジングを有する反応チャンバと、 反応ガス源を上記反応チャンバに連結して、上記反応空間に反応ガスを供給す るガス供給経路とを備え、 上記反応チャンバは、上記ハウジング内に一体的に形成されたガス経路を備え 、上記ガス経路は、上記ガス供給経路に接続されるように構成された入口と、上 記反応空間に反応ガスを供給するガス出口と、 を備える化学的気相成長装置。 26. 上記反応ガス経路にガスを導入する前に、上記ガス供給経路の一部と上 記反応ガスを加熱するハウジングを備え、該ハウジングは、徐々に温度が高くな る複数の連続した断熱加温領域に分離され、上記ガス供給経路は、上記加温領域 を通り、上記ハウジングは、上記ガス源と上記反応チャンバとの間で徐々に温度 の高くなる上記ガス供給経路の連続した部分を加熱する、 請求の範囲第25項に記載の化学的気相成長装置。 27. 上記加温領域のうち少なくとも1つは、対応する各加温領域内のガス供 給経路の部分に接触して、上記ガス供給経路の部分及び反応ガスを熱伝導により 加熱する接触式加熱板を備える、 請求の範囲第26項に記載のガス供給装置。 28. 上記反応チャンバは、上記反応空間に対して着脱可能な蓋を備え、上記 ガス経路は、上記ハウジング内に一体的に形成され、 上記入口を形成する第1の部分と、上記蓋内に一体的に形成され上記出口を形成 する第2の部分とを備え、上記蓋が閉位置に移動されると、上記第1及び第2の 部分は整合し、入口から出口への連続したガス経路を形成する 請求の範囲第25項に記載の化学的気相成長装置。 29. ガス源から反応チャンバへ反応ガスを供給するガス供給方法であって、 ガス源と反応チャンバとの間にガス供給経路を架設して、上記ガス源から上記 反応チャンバへ反応ガスを供給する工程と、 複数の連続し断熱された加温領域に分離されたハウジングを貫通するガス供給 経路の連続した部分を上記連続した加温領域内で徐々に温度が高くなるように加 熱することにより、上記ガス供給経路の連続した部分の温度を連続的に高くし、 上記ガス供給経路内での反応ガスの液化を防止する工程と、 を有するガス供給方法。 30. 上記ガス源は液体の反応物からなり、断熱ハウジング内の第1の加温領 域内で上記液体の反応物のガス源を加熱し、上記反応物を気化させて反応ガスを 生成する工程を有する、 請求の範囲第29項に記載のガス供給方法。 31. 上記加温領域内でガス供給経路の連続した部分を加熱する工程は、上記 ガス供給経路の部分と上記加温領域のうち少なくとも1領域内に配置されたヒー タとを熱伝導可能に接触させて上記ヒー タを所定温度に加熱することにより上記ヒータが上記ガス供給経路の部分を熱伝 導により加熱する工程を有する、 請求の範囲第29項に記載のガス供給方法。 32. 上記ハウジングと上記反応チャンバとの間に架設された上記ガス供給経 路の部分を、剛性のヒータブロックに取り付けて、上記ガス供給経路の撓みを防 止する工程と、 上記剛性のヒータブロックを所定温度に加熱することにより、上記ヒータブロ ックが上記ガス供給経路の部分を熱伝導により加熱し、上記ガス供給ライン内で のガスの液化を防止する工程と、 を有する請求の範囲第29項に記載のガス供給方法。 33. 上記ハウジングは、少なくとも第1、第2、第3の断熱加温領域を有し 、上記第1加温領域内のライン部分を約65℃から75℃の範囲で加熱する工程 を有する、 請求の範囲第29項に記載のガス供給方法。 34. 上記第2の加温領域内のガス供給経路のを約75℃から90℃の範囲で 加熱する工程を有する、 請求の範囲第33項に記載のガス供給方法。 35. 上記第2の加温領域内のガス供給経路の部分を約100℃から175℃ の範囲で加熱する工程を有する、 請求の範囲第33項に記載のガス供給方法。 36. 上記所定温度は約150℃から200℃の範囲である、 請求の範囲第32項に記載のガス供給方法。 37. 上記反応チャンバ内に形成され上記ガス供給経路に接続されたガス経路 に、反応ガスを通す工程を有する、 請求の範囲第29項に記載のガス供給方法。 38. 上記反応チャンバを加熱して上記ガス経路を加熱し、上記ガス経路内で の反応ガスの液化を防止する工程を有する、 請求の範囲第37項に記載の方法。
JP52961495A 1994-05-11 1994-11-29 反応チャンバへのガス供給装置及び方法 Expired - Lifetime JP3398751B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/241,184 US5451258A (en) 1994-05-11 1994-05-11 Apparatus and method for improved delivery of vaporized reactant gases to a reaction chamber
US08/241,184 1994-05-11
PCT/US1994/013743 WO1995031583A1 (en) 1994-05-11 1994-11-29 Apparatus and method for delivery of reactant gases

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10500733A true JPH10500733A (ja) 1998-01-20
JP3398751B2 JP3398751B2 (ja) 2003-04-21

Family

ID=22909610

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP52961495A Expired - Lifetime JP3398751B2 (ja) 1994-05-11 1994-11-29 反応チャンバへのガス供給装置及び方法

Country Status (8)

Country Link
US (1) US5451258A (ja)
EP (1) EP0760022B1 (ja)
JP (1) JP3398751B2 (ja)
AU (1) AU1332595A (ja)
CA (1) CA2189559A1 (ja)
DE (1) DE69416534D1 (ja)
TW (1) TW306969B (ja)
WO (1) WO1995031583A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016027611A (ja) * 2014-03-27 2016-02-18 ラム リサーチ コーポレーションLam Research Corporation 前駆体のバルク気化のためのシステムおよび方法
WO2023037948A1 (ja) * 2021-09-09 2023-03-16 株式会社プロテリアル 気化器
WO2023228763A1 (ja) * 2022-05-25 2023-11-30 東京エレクトロン株式会社 基板処理装置及び酸素混入抑制方法

Families Citing this family (51)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5832177A (en) * 1990-10-05 1998-11-03 Fujitsu Limited Method for controlling apparatus for supplying steam for ashing process
FR2695944B1 (fr) * 1992-09-24 1994-11-18 Onera (Off Nat Aerospatiale) Appareil de dépôt chimique en phase vapeur activé par un plasma micro-ondes.
US6291343B1 (en) 1994-11-14 2001-09-18 Applied Materials, Inc. Plasma annealing of substrates to improve adhesion
US5782980A (en) * 1996-05-14 1998-07-21 Advanced Micro Devices, Inc. Low pressure chemical vapor deposition apparatus including a process gas heating subsystem
US6244575B1 (en) 1996-10-02 2001-06-12 Micron Technology, Inc. Method and apparatus for vaporizing liquid precursors and system for using same
US6280793B1 (en) 1996-11-20 2001-08-28 Micron Technology, Inc. Electrostatic method and apparatus for vaporizing precursors and system for using same
US6076359A (en) * 1996-11-25 2000-06-20 American Air Liquide Inc. System and method for controlled delivery of liquified gases
US6083321A (en) * 1997-07-11 2000-07-04 Applied Materials, Inc. Fluid delivery system and method
US5966499A (en) * 1997-07-28 1999-10-12 Mks Instruments, Inc. System for delivering a substantially constant vapor flow to a chemical process reactor
US6039809A (en) * 1998-01-27 2000-03-21 Mitsubishi Materials Silicon Corporation Method and apparatus for feeding a gas for epitaxial growth
US6179277B1 (en) * 1998-02-27 2001-01-30 Applied Materials, Inc. Liquid vaporizer systems and methods for their use
US6296711B1 (en) 1998-04-14 2001-10-02 Cvd Systems, Inc. Film processing system
US6663716B2 (en) 1998-04-14 2003-12-16 Cvd Systems, Inc. Film processing system
US6136725A (en) * 1998-04-14 2000-10-24 Cvd Systems, Inc. Method for chemical vapor deposition of a material on a substrate
US20030101938A1 (en) * 1998-10-27 2003-06-05 Applied Materials, Inc. Apparatus for the deposition of high dielectric constant films
US6364954B2 (en) 1998-12-14 2002-04-02 Applied Materials, Inc. High temperature chemical vapor deposition chamber
US6206971B1 (en) 1999-03-29 2001-03-27 Applied Materials, Inc. Integrated temperature controlled exhaust and cold trap assembly
DE60143419D1 (de) * 2000-05-22 2010-12-23 Seiko Epson Corp Kopfelement und verfahren zur tintenabweisenden behandlung
JP2003031050A (ja) * 2001-07-16 2003-01-31 Nec Corp 水銀を含む銅酸化物超伝導体薄膜、その製造装置およびその製造方法
KR101040446B1 (ko) * 2002-04-19 2011-06-09 맷슨 테크놀로지, 인크. 저증기압 가스 전구체를 이용하여 기판 상에 막을증착하기 위한 시스템
US6936086B2 (en) * 2002-09-11 2005-08-30 Planar Systems, Inc. High conductivity particle filter
US20040170761A1 (en) * 2003-02-27 2004-09-02 Sharp Laboratories Of America, Inc. Precursor solution and method for controlling the composition of MOCVD deposited PCMO
WO2004105095A2 (en) * 2003-05-16 2004-12-02 Svt Associates Inc. Thin-film deposition evaporator
US20050000428A1 (en) * 2003-05-16 2005-01-06 Shero Eric J. Method and apparatus for vaporizing and delivering reactant
KR20050004379A (ko) * 2003-07-02 2005-01-12 삼성전자주식회사 원자층 증착용 가스 공급 장치
US7390535B2 (en) * 2003-07-03 2008-06-24 Aeromet Technologies, Inc. Simple chemical vapor deposition system and methods for depositing multiple-metal aluminide coatings
JP2005079141A (ja) * 2003-08-28 2005-03-24 Asm Japan Kk プラズマcvd装置
US7727588B2 (en) * 2003-09-05 2010-06-01 Yield Engineering Systems, Inc. Apparatus for the efficient coating of substrates
US20080073559A1 (en) * 2003-12-12 2008-03-27 Horsky Thomas N Controlling the flow of vapors sublimated from solids
JP4643588B2 (ja) * 2003-12-12 2011-03-02 セメクイップ, インコーポレイテッド 固体から昇華した蒸気の流れの制御
JP5264039B2 (ja) * 2004-08-10 2013-08-14 東京エレクトロン株式会社 薄膜形成装置及び薄膜形成方法
JP4845385B2 (ja) * 2004-08-13 2011-12-28 東京エレクトロン株式会社 成膜装置
US7875125B2 (en) 2007-09-21 2011-01-25 Semequip, Inc. Method for extending equipment uptime in ion implantation
JP4880647B2 (ja) * 2008-07-01 2012-02-22 東京エレクトロン株式会社 有機elの成膜装置および蒸着装置
EP2189358A1 (en) 2008-11-20 2010-05-26 Yen-Ho Lu A turning signal light integrated grip
US20100266765A1 (en) * 2009-04-21 2010-10-21 White Carl L Method and apparatus for growing a thin film onto a substrate
US9278048B2 (en) * 2009-05-06 2016-03-08 Baxter International, Inc. Pharmaceutical product and method of use
US9117773B2 (en) * 2009-08-26 2015-08-25 Asm America, Inc. High concentration water pulses for atomic layer deposition
KR101084275B1 (ko) * 2009-09-22 2011-11-16 삼성모바일디스플레이주식회사 소스 가스 공급 유닛, 이를 구비하는 증착 장치 및 방법
EP2457670B1 (en) * 2010-11-30 2017-06-21 Oticon A/S Method and apparatus for plasma induced coating at low pressure
CA2819189A1 (en) * 2010-11-30 2012-06-07 Socpra Sciences Et Genie S.E.C. Epitaxial deposition apparatus, gas injectors, and chemical vapor management system associated therewith
KR101599343B1 (ko) 2011-05-10 2016-03-03 가부시키가이샤 후지킨 유량 모니터 부착 압력식 유량 제어 장치
JP5755958B2 (ja) 2011-07-08 2015-07-29 株式会社フジキン 半導体製造装置の原料ガス供給装置
JP5652960B2 (ja) * 2011-08-01 2015-01-14 株式会社フジキン 原料気化供給装置
JP5647083B2 (ja) 2011-09-06 2014-12-24 株式会社フジキン 原料濃度検出機構を備えた原料気化供給装置
KR101879274B1 (ko) * 2012-01-09 2018-08-20 삼성디스플레이 주식회사 저온 증착 장치
EP3162914A1 (en) * 2015-11-02 2017-05-03 IMEC vzw Apparatus and method for delivering a gaseous precursor to a reaction chamber
CN108369911B (zh) * 2015-12-18 2022-06-17 株式会社国际电气 贮留装置、气化器、基板处理装置以及半导体装置的制造方法
US11393703B2 (en) * 2018-06-18 2022-07-19 Applied Materials, Inc. Apparatus and method for controlling a flow process material to a deposition chamber
US11753715B2 (en) * 2020-06-05 2023-09-12 Applied Materials, Inc. Apparatus and methods for controlling concentration of precursors to processing chamber
KR20230042364A (ko) * 2020-07-28 2023-03-28 버슘머트리얼즈 유에스, 엘엘씨 가열식 밸브 매니폴드 조립체를 구비한 시스템 및 그 제조 방법

Family Cites Families (41)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3666553A (en) * 1970-05-08 1972-05-30 Bell Telephone Labor Inc Method of growing compound semiconductor films on an amorphous substrate
US4031851A (en) * 1973-08-08 1977-06-28 Camahort Jose L Apparatus for producing improved high strength filaments
GB1483966A (en) * 1974-10-23 1977-08-24 Sharp Kk Vapourized-metal cluster ion source and ionized-cluster beam deposition
US4089207A (en) * 1975-12-20 1978-05-16 The Bendix Corporation Accessory for gas concentrator-gas chromatograph analyzer
US4123034A (en) * 1976-11-22 1978-10-31 Bc Pausch, Inc. Box form for concrete culvert
US4167915A (en) * 1977-03-09 1979-09-18 Atomel Corporation High-pressure, high-temperature gaseous chemical apparatus
US4200784A (en) * 1977-12-05 1980-04-29 Westinghouse Electric Corp. Hollow shaft bore heater assembly
US4213034A (en) * 1978-07-03 1980-07-15 Thermon Manufacturing Company Conduction heating assembly
US4276243A (en) * 1978-12-08 1981-06-30 Western Electric Company, Inc. Vapor delivery control system and method
US4220460A (en) * 1979-02-05 1980-09-02 Western Electric Company, Inc. Vapor delivery system and method
US4256052A (en) * 1979-10-02 1981-03-17 Rca Corp. Temperature gradient means in reactor tube of vapor deposition apparatus
JPS5747738A (en) * 1980-09-02 1982-03-18 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Feeding apparatus for starting material for glass
US4395440A (en) * 1980-10-09 1983-07-26 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Method of and apparatus for manufacturing ultrafine particle film
US4438153A (en) * 1981-02-24 1984-03-20 Welbilt Electronics Die Corporation Method of and apparatus for the vapor deposition of material upon a substrate
US4351805A (en) * 1981-04-06 1982-09-28 International Business Machines Corporation Single gas flow elevated pressure reactor
DE3116951C2 (de) * 1981-04-29 1984-12-20 Drägerwerk AG, 2400 Lübeck Vorrichtung zur Beimischung flüssiger Narkosemittel in das dem Patienten zuzuführende Atemgas
US4488506A (en) * 1981-06-18 1984-12-18 Itt Industries, Inc. Metallization plant
US4436674A (en) * 1981-07-30 1984-03-13 J.C. Schumacher Co. Vapor mass flow control system
DE3371295D1 (en) * 1982-03-01 1987-06-11 Toyota Motor Co Ltd A method and apparatus for making a fine powder compound of a metal and another element
JPS591671A (ja) * 1982-05-28 1984-01-07 Fujitsu Ltd プラズマcvd装置
US4468283A (en) * 1982-12-17 1984-08-28 Irfan Ahmed Method for etching and controlled chemical vapor deposition
JPS59140365A (ja) * 1983-02-01 1984-08-11 Ushio Inc 光化学蒸着装置
US4699082A (en) * 1983-02-25 1987-10-13 Liburdi Engineering Limited Apparatus for chemical vapor deposition
AU563417B2 (en) * 1984-02-07 1987-07-09 Nippon Telegraph & Telephone Public Corporation Optical fibre manufacture
US4582480A (en) * 1984-08-02 1986-04-15 At&T Technologies, Inc. Methods of and apparatus for vapor delivery control in optical preform manufacture
FR2569207B1 (fr) * 1984-08-14 1986-11-14 Mellet Robert Procede et dispositif d'obtention d'un courant gazeux contenant un compose a l'etat de vapeur, utilisable notamment pour introduire ce compose dans un reacteur d'epitaxie
US4619844A (en) * 1985-01-22 1986-10-28 Fairchild Camera Instrument Corp. Method and apparatus for low pressure chemical vapor deposition
JPS6291494A (ja) * 1985-10-16 1987-04-25 Res Dev Corp Of Japan 化合物半導体単結晶成長方法及び装置
US4717596A (en) * 1985-10-30 1988-01-05 International Business Machines Corporation Method for vacuum vapor deposition with improved mass flow control
JPH0698292B2 (ja) * 1986-07-03 1994-12-07 忠弘 大見 超高純度ガスの供給方法及び供給系
US4856457A (en) * 1987-02-20 1989-08-15 Hughes Aircraft Company Cluster source for nonvolatile species, having independent temperature control
US4911812A (en) * 1987-10-21 1990-03-27 Hitachi, Ltd. Plasma treating method and apparatus therefor
US4844006A (en) * 1988-03-07 1989-07-04 Akzo America Inc. Apparatus to provide a vaporized reactant for chemical-vapor deposition
US5186120A (en) * 1989-03-22 1993-02-16 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Mixture thin film forming apparatus
JP2888253B2 (ja) * 1989-07-20 1999-05-10 富士通株式会社 化学気相成長法およびその実施のための装置
US5160542A (en) * 1989-09-12 1992-11-03 Stec Inc. Apparatus for vaporizing and supplying organometal compounds
US5146869A (en) * 1990-06-11 1992-09-15 National Semiconductor Corporation Tube and injector for preheating gases in a chemical vapor deposition reactor
US5269847A (en) * 1990-08-23 1993-12-14 Applied Materials, Inc. Variable rate distribution gas flow reaction chamber
JPH04295089A (ja) * 1991-03-26 1992-10-20 Kokusai Chodendo Sangyo Gijutsu Kenkyu Center 酸化物超電導膜製造装置
US5252134A (en) * 1991-05-31 1993-10-12 Stauffer Craig M Integrated delivery system for chemical vapor from non-gaseous sources for semiconductor processing
US5278940A (en) * 1991-07-26 1994-01-11 Mueller Hermann Frank Device utilizing a PTC resistor for electrically heating flowing liquid or gaseous media

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016027611A (ja) * 2014-03-27 2016-02-18 ラム リサーチ コーポレーションLam Research Corporation 前駆体のバルク気化のためのシステムおよび方法
WO2023037948A1 (ja) * 2021-09-09 2023-03-16 株式会社プロテリアル 気化器
WO2023228763A1 (ja) * 2022-05-25 2023-11-30 東京エレクトロン株式会社 基板処理装置及び酸素混入抑制方法

Also Published As

Publication number Publication date
DE69416534D1 (de) 1999-03-25
WO1995031583A1 (en) 1995-11-23
EP0760022B1 (en) 1999-02-10
CA2189559A1 (en) 1995-11-23
AU1332595A (en) 1995-12-05
EP0760022A1 (en) 1997-03-05
TW306969B (ja) 1997-06-01
US5451258A (en) 1995-09-19
JP3398751B2 (ja) 2003-04-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10500733A (ja) 反応チャンバへのガス供給装置及び方法
KR101247824B1 (ko) 증기 이송 용기 및 소스 물질 이송 방법
US9469898B2 (en) Method and apparatus to help promote contact of gas with vaporized material
US6332601B1 (en) Liquid vaporizers for semiconductor processing systems
US8137468B2 (en) Heated valve manifold for ampoule
US20070194470A1 (en) Direct liquid injector device
US20010035127A1 (en) Deposition reactor having vaporizing, mixing and cleaning capabilities
JPH09148257A (ja) 原料供給装置
JP2721222B2 (ja) プラズマcvd用原料ガス供給装置
KR100311672B1 (ko) 반응가스송출장치및방법
JP2003332327A (ja) 気化供給方法
JP4096365B2 (ja) 処理ガスの供給方法及びその装置
JPH1012556A (ja) 液化ガス供給装置
KR101091973B1 (ko) 열전 박막의 형성 방법 및 열전 박막 제조 장치
KR100199008B1 (ko) 화학기상증착형 원자층 에피택시 장치 및 화학기상증착 장치의 액체소스 증기 공급장치
JPS6211961Y2 (ja)
JPH01279763A (ja) 気相成長装置
JPH0372078A (ja) 薄膜作成方法および装置
KR20030085824A (ko) 액체운송장치용 캐니스터
JPH05888A (ja) 気相エピタキシー装置
JPS62169410A (ja) 気相成長装置
JP2005048242A (ja) 薄膜形成装置
JPH02275797A (ja) 気相成長装置
JPS60177632A (ja) 高真空堆積法及びフイルム堆積用装置
JPS61189623A (ja) 気相成長装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120221

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120221

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150221

Year of fee payment: 12

EXPY Cancellation because of completion of term