JPH05888A - 気相エピタキシー装置 - Google Patents

気相エピタキシー装置

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Publication number
JPH05888A
JPH05888A JP17614491A JP17614491A JPH05888A JP H05888 A JPH05888 A JP H05888A JP 17614491 A JP17614491 A JP 17614491A JP 17614491 A JP17614491 A JP 17614491A JP H05888 A JPH05888 A JP H05888A
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JP
Japan
Prior art keywords
reaction tube
nozzle
substrate
flange
heating means
Prior art date
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Pending
Application number
JP17614491A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinori Takada
善典 高田
Hidekazu Uchida
英一 内田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Cable Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Cable Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH05888A publication Critical patent/JPH05888A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【構成】 反応管10内に基板13を支持するサセプタ
ー14を設け、反応管10の一端を熱伝導性を有するフ
ランジ15にて閉蓋し、基板13に原料ガスを供給する
ノズル16をフランジ15に挿通し、フランジ15を加
熱可能な位置でしかも反応管10内に挿入したノズル1
6設置部分における反応管10の周囲に加熱手段20を
設けたものである。 【効果】 原料ガスの微粉化を防げ、原料ガスの輸送効
率ならびに蒸着効率が向上し、しかも膜組成,品質の変
動を抑制することができ、さらに高品質の超電導膜の製
造が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基板に超電導層等を成
膜するための気相エピタキシー装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、基板上に超電導層を成膜する
には、酸化物超電導材料をMOCVD(有機金属気相エ
ピタキシャル法)にて基板上に成長させる方法がある。
具体的には、反応管内に設けたサセプターに基板を載
せ、反応管内に酸化物超電導材料の原料ガスを供給して
基板上に超電導層を成膜する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の気相エピタキシ
ー装置には、サセプター部分において反応管の外周に高
周波加熱用コイル等を設け、基板を加熱するコールドウ
ォールタイプがある。しかし、従来の気相エピタキシー
装置の場合、反応管に原料ガスを供給する途中で、低温
によって原料ガスが微粉化し、輸送効率が低下し、その
結果基板への蒸着効率も悪くなるという問題があった。
したがって、この発明の目的は、原料ガスの輸送効率が
向上し、蒸着効率が向上した気相エピタキシー装置を提
供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明の気相エピタキ
シー装置は、反応管内に基板を支持するサセプターを設
け、基板に原料ガスを供給するノズルを反応管に挿通
し、反応管内に挿入したノズルを加熱手段にて加熱する
ものである。具体的には、反応管内に基板を支持するサ
セプターを設け、反応管の一端を熱伝導性を有するフラ
ンジにて閉蓋し、基板に原料ガスを供給するノズルをフ
ランジに挿通し、フランジに隣接させかつ反応管内に挿
入したノズル設置部分における反応管の周囲に加熱手段
を設けたものである。
【0005】
【作用】この発明の気相エピタキシー装置によると、反
応管内に原料ガスを供給するノズル設置部分において、
反応管の周囲に加熱手段を設ける。そして反応管の一端
を閉蓋し、かつノズルを挿通した熱伝導性のフランジを
加熱可能な位置に設けたので、反応管ならびにフランジ
を介してノズルが加熱される。その結果、ノズルを通過
する原料ガスが低温によって微粉化するのを防げ、輸送
効率が向上し、膜組成,品質の変動を抑制でき、かつ高
品質の超電導膜の製造が可能となる。
【0006】
【実施例】この発明の一実施例を図1に基づいて説明す
る。図1において、10は反応管であり、11は反応管
10の一端を閉蓋したフランジであって、反応管10の
内部に突出したアーム12の先端に基板13を支持する
ためのサセプター14が取付けられている。
【0007】また、反応管10の他端は、熱伝導性材料
(例えば、金属、SUS316等)にて形成されたフラ
ンジ15にて閉蓋されており、フランジ15と反応管1
0の間は耐熱ゴム製Oリング(図示せず)にてシールさ
れている。フランジ15には、二股に分かれたノズル1
6が挿通されており、ノズル16の先端は基板13に原
料ガスを供給する構造となっている。ノズル16の二股
に分かれた一方の枝管17にはO2 ガスが供給され、他
方の枝管18には例えば超電導体材料であるY,Ba,
Cu等の金属の有機金属ガス(例えば、Y(DP
M)3 、Y(HFA)3 、Ba(DPM)2 、Ba(H
FA)2 、Cu(DPM)2 、Cu(ACAC)2 )が
供給される。これら両枝管17,18にて供給されるO
2ガスと有機金属ガスとで、酸化物超電導材料の原料ガ
スがノズル16の先端から基板13に噴射される。
【0008】さらに、サセプター14の設置部分におい
て反応管10の周囲に高周波加熱用コイルまたはヒータ
等からなる第1加熱手段19が設けられている。この第
1加熱手段19にて基板13が約850℃に加熱され
る。また、反応管10内に挿入したノズル16設置部分
における反応管10の周囲にも、高周波加熱用コイルま
たはヒータ等からなる第2加熱手段20が設けられてい
る。なお、第2加熱手段20はフランジ15をも加熱可
能な位置に設けられている。
【0009】そして、第2加熱手段20にてフランジ1
5が加熱され、その加熱されたフランジ15にてノズル
16が加熱され、さらに反応管10の周囲に配設した第
2加熱手段20にて反応管10を介してノズル16が加
熱される。なお、第2加熱手段20によるノズル16の
加熱温度は、200℃以上,より好ましくは230℃以
上である。
【0010】このように構成された気相エピタキシー装
置によると、ノズル16を通過する際に原料ガスが第2
加熱手段20にて加熱されため、従来のように微粉化す
ることなく、輸送効率が大幅に向上し、その結果基板1
3への蒸着効率も向上する。
【0011】また、ノズル16及び反応管10の内面へ
の微粉体の沈着を防止してノズル16及び反応管10の
コンダクタンスを一定に保持できる。従って、沈着した
微粉体の脱離による基板上への浮遊がなくなり、膜組
成,品質の変動を抑制することができる。さらに、第2
加熱手段20により、ノズル16から射出された原料ガ
スの微粉化も防止でき、高品質の超電導膜の製造が可能
となる。
【0012】なお、前記実施例は、有機金属ガスが基板
に噴射されてなる超電導MOCVDであったが、有機金
属ガスであっても超電導材料に限られるものではなく、
また有機金属以外のガスを基板に供給するCVD(気相
エピタキシー)であっても本願の構成を適用することが
できる。また、前記実施例の第2加熱手段20は、ノズ
ル16の設置部分の周囲に設けられて反応管10を介し
てノズル16を加熱すると共に、フランジ15をも加熱
してノズル16を間接的に加熱するものであったが、原
料ガスが微粉化するのを防止できる程度にノズル16を
加熱できるものであればよく、例えばフランジ15は加
熱しないものや、逆にフランジ15のみを加熱するもの
等であってもよい。
【0013】
【発明の効果】本発明の気相エピタキシー装置による
と、反応管内に原料ガスを供給するノズル設置部分にお
いて、反応管の周囲に加熱手段を設け、かつその加熱手
段を、反応管の一端を閉蓋ししかもノズルを挿通した熱
伝導性のフランジに隣接させたので、反応管ならびにフ
ランジを介してノズルが加熱される。その結果、ノズル
を通過する原料ガスが低温によって微粉化するのを防
げ、輸送効率の向上、ひいては蒸着効率の向上が図れ、
しかも膜組成,品質の変動を抑制することができ、さら
に高品質の超電導膜の製造が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の一部破断正面図である。
【符号の説明】
10 反応管 13 基板 14 サセプター 15 フランジ 16 ノズル 20 第2加熱手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 反応管と、この反応管内に設けられ基板
    を支持するサセプターと、前記反応管に挿通し前記基板
    に原料ガスを供給するノズルと、前記反応管内に挿入し
    た前記ノズルを加熱する加熱手段とを備えた気相エピタ
    キシー装置。
  2. 【請求項2】 反応管と、この反応管内に設けられ基板
    を支持するサセプターと、前記反応管の一端を閉蓋した
    熱伝導性を有するフランジと、このフランジに挿通し前
    記基板に原料ガスを供給するノズルと、前記フランジを
    加熱可能な位置でしかも前記反応管内に挿入した前記ノ
    ズル設置部分における前記反応管の周囲に設けた加熱手
    段とを備えた気相エピタキシー装置。
JP17614491A 1991-06-19 1991-06-19 気相エピタキシー装置 Pending JPH05888A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003086516A (ja) * 2001-09-10 2003-03-20 Sanyo Electric Co Ltd サセプタ、cvd装置、成膜方法、および半導体装置
JP2007095957A (ja) * 2005-09-28 2007-04-12 Sumco Techxiv株式会社 エピタキシャル成長装置及びノズルの生成物除去方法
CN114173938A (zh) * 2019-07-26 2022-03-11 富士胶片株式会社 喷雾装置及喷涂方法

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