JPH10500216A - 紙質の量的測定の方法と手段 - Google Patents

紙質の量的測定の方法と手段

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JPH10500216A JP7529567A JP52956795A JPH10500216A JP H10500216 A JPH10500216 A JP H10500216A JP 7529567 A JP7529567 A JP 7529567A JP 52956795 A JP52956795 A JP 52956795A JP H10500216 A JPH10500216 A JP H10500216A
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Abstract

(57)【要約】 パルプおよび/または紙における乾燥時引張強度、疎水性、緩解エネルギー、破裂強度、湿潤性および印刷性から選択される1または複数の物理的性状の量的測定方法であって、(I)校正モデルを下記の方法で発展し:(I.a)既知の性状の参照紙サンプルの吸収、反射または発光スペクトル記録して学習セットを作成し;(I.b)スペクトル生データを処理してノイズを減少し、光散乱によるずれおよび拡散を調整し、(I.c)処理されたラーニングセットに対してケモメトリツク技術を適用してデータ分析を行なう;(II)パルプおよび/または紙の未知性状に関し、前記パルプおよび/または紙から、上記(Ia)に対応して吸収、反射または発光スペクトルを記録することにより測定し、この得られたスペクトル生データを上記(Ib)と同様に処理して、かつ上記発展された校正モデルをこの処理されたデータに適用することによってパルプおよび紙の前記未知性状を判定する方法。付加的に、(I.c)に従うデータ分析ステップを未知性状の紙からの処理済みスペクトル生データに対しても適用する。

Description

【発明の詳細な説明】 紙質の量的測定の方法と手段 発明の分野 作用化学薬品で処理したパルプと紙の性状は、現在製紙機械では量的測定がで きないが、製紙工場ではオフ−ラインで検査しなければならない。前記の手順は 、製紙プロセスの生産性と経済性とにとって欠点である。 本発明は、製紙用化学薬品で処理したパルプと紙の物理的性状を量的に測定す る方法に関し、さらに詳しくは、例えば湿乾強化剤、でん粉および保持剤、また 例としてアルキルケテンダイマー(AKD)、アルキレンこはく酸無水物(AS A)、カルバモイルクロライドおよびロジンのごとき疎水性(サイジング)剤、 例として第4級脂肪アミン類や脂肪アミン酸化物類のごとき緩解剤(debon ding agents or fluffchemicals)などを含む紙 の性状を量的に測定する方法に関する。測定すべき性状は、例えば乾燥引張強度 、疎水性、緩解エネルギー(debonding energy)、破裂強度、 湿潤性および印刷性である。 しかしながら、それらの性状を予測するのに化学薬品の添加量および残留量を 知るだけでは十分ではない。これは作用化学薬品の添加量と得られるべき性状値 との間に、明らかな関連のないことがしばしばあるからである。ある紙またはボ ード(board)の耐収着性は、サイジングを使用したことによる繊維の表面 特性の関数であるのみでなく、ウエブ(紙の網状組織)(すなわち細孔サイズ、 紙の密度、紙に対してなされた表面処理など)の構造にも依存する(ジェイ.シ ー.ロバーツ、紙化学、ブラッキーアカデミック アンド プロフェッショナル 、グラスゴー、1992年、97ページを参照されたい)。 発明の背景 多くの紙応用にとって、上述の物理的性状は、基本的に重要である。例えば、 薄葉紙の物理的性状のみならず、紙袋、印刷物品質およびペーパーボード (paperboard)の物理的性状である。 パルプおよび紙産業技術協会(TAPPI)およびスカンジナビアパルプ、紙 およびボード検査委員会(SCAN)がパルプや紙の性状検査方法を決めている 。 これら性状の量的測定方法における1つの主な欠点は、紙を製造する際のパラ メーターの変化と性状測定の応答との間の遅れである。この遅れは、紙の性状が 不適切と判った場合に重大な損失を招くことがある。その理由は前記不適切との 判定が下されるまでに、その不適切な性状を有する大量の紙が製造されるおそれ があるからである 目下、製紙産業において使用されているこれらの性状を検査する方法は、製紙 プロセスの生産性と経済性にとって欠点であることは明らかである。従って、性 状を検査するもっと便利な方法に対する要望が製紙業界で起きている。 本発明は、製造プロセス中の紙およびパルプの前記性状の量的測定を可能とす る方法を提供することによって上述の課題を解決することを目的としている。こ の目的は、分光測定技術およびケモメトリック(chemometric)技術 を組合わせ使用することで達成される。 本発明によれば、製造ライン上のまたは製造ラインを出た紙またはパルプは、 分光分析される。しかしながら、紙と同様にパルプもまた多成分組織すなわち、 分光分析上の問題を増加させる高程度の背後(バックグラウンド)妨害事情を有 する組織であると言われるものである。 多成分組織の特性表示に多変量データ分析または解析を使用することは、現在 、成長分野である。いくつかの統計的方法が一般に、化学の分野に適用され、特 に分析化学の分野に適用されて、それらはケモメトリック方法と呼ばれ、ケモメ トリックの原理を形成している。ケモメトリックの技術については、エス.ディ ー.ブラウン、“ケモメトリックス”、分析化学、62、84R−101R’( 1990)でもっと十分に説明されており、本明細書には文献としてそっくりそ のままの状態で含まれている。未こう解パルプの初期特性およびこう解(叩解) の影響との関数としてさまざまな物理的性状を予測するために、多変量デー (分光学および多変量データ解析を使用するパルプ特性表示、エル.ウォルベッ (1991))に、前記ケモメトリックの使用例が示されている。 さらに、ブラウン(Brown)等は米国特許No.5,121,337(1 990)において、多変量データ解析を基礎にして、スペクトルのデータを、ス ペクトル測定プロセス自体によるデータに補正したり、あるサンプルの未知の特 性および/組成データを上記のような方法を使用して評価算定するための、多変 量データ解析に基づく方法を開示している。 一方、リチャードソン(Richardson)等は米国特許No.5,24 2,602において、波長が200〜2500nmの範囲の波長における水性組 織のスペクトル分析や、ケモメトリックアルゴリズムをスペクトルに適用して同 時に種々異なる作用指示薬(化学成分)の濃度を測定することによって、水性組 織において彼らが作用指示薬と呼ぶ多様な化学成分濃度を同時に測定する方法を 開示している。 ウェイヤー(Weyer)の米国特許No.5,104,485には、パルプ 微粒子と、製紙の際に発生するような、水/セルロース マトリックス中の個々 の化学薬品の極めて低い濃度とを差別することを含めて、水/マトリックス中の 非水性成分または化学薬品の極めて低い濃度を測定する方法が記載されている。 前記水/マトリックスは、近赤外線スペクトル1000〜2500nmにさらさ れて、非水性成分による吸水に直接比例する記録電圧を発生する。非水性成分の 量は、非水性成分の増加した添加分の電圧値で決められる。 また、ヘラクレス(Hercules)は調査発表において、水/セルロース マトリックスは、製紙プロセスの際に抄紙網スクリーン上に置かれて、繊維と さまざまな添加剤を残して水が濾過されると報告している。製造された紙シート は、セルロース繊維、粘土および炭酸カルシウムのような充填剤、光学増白剤、 サイズおよび湿乾強化樹脂のような添加剤から成る。さまざまな器械装置はこれ ら幾つかの成分のうち若干、例えば粘土を測定することに利用できる。しかしな がらこれらの装置は測定可能なものに限定される。紙シートに含まれるいくつか の化学成分を、それぞれ同時に測定する方法はヘラクレスによって発展させられ てきた。近赤外線源から発生する放射物は、紙シートに衝突させられ、シート中 に含まれる化学成分と放射物との相互作用の後、反射した放射線が集められ蓄積 される。化学組成は数学的処理が施された後に、蓄積されたデータから計算され る。測定装置は既知の組成を有するサンプルを用いて校正される。1100〜2 500ナノメートルの近赤外スペクトルを使用することで、同時にいくつかの化 学成分を分析でき、導関数が数学的処理の一部として使われる時に特に分析でき る。この分析は、化学添加剤と充填剤の保持の程度を測定することを目的として いる。 しかしながら本発明は、分光学を基礎として化学薬品の有用な量的測定に4つ の段階を含むべきことを示している。最初の段階は莫大な数の波長(例えば30 0〜600の数の波長は並みはずれたものではない)から、放出、透過率または 反射率の値の測定を同時に記録することである。第2段階はスペクトルデータの 予備処理であり、これはNIR領域に絶対必要である(800〜2400m)。 第3段階はデータの変換であり、通常データをセンタリング、標準化または自動 スケーリングすることによって行われる。第4段階は校正関数用の数学的表現を 見つけ出すことである。 ヘラクレスによる方法の記載は、第1段階と第2段階しか開示していない。ス ペクトルの情報が収集され、不確定の数学的処理がそれに続く。得られる詳細と いえば導関数を適用することだけである(これは分光学においてはよく使用され るテクニックである)。校正用のアルゴリズムやデータの変換に使用される数値 上のアルゴリズムについては開示されていない。この段階は分光学を基礎とする 化学薬品の有用な量的測定にとっては最も重要である。 しかしながら、本発明では特別なアルゴリズムが、特に以下の2つの不都合を 克服するために適用される、すなわち: 1.校正のため使用するのに、波長の数は、考慮することができ、またサンプ ル数より多い。例えば、もし300波長の反射率が20サンプルに対し記録され た場合、従来の数学的モデルを使用したときにサンプル数から2を引いた値だけ しか校正用には使用できない。従って、この場合20−2=18波長からの数値 しか使用できず、その他の282波長からの情報は考慮に入れることはできな い。本発明では、すべてのスペクトル情報が使用され、記録されたすべての情報 を主成分分析を基準とするいわゆる潜在的変数に変換することで収集、蓄積され る。 2.スペクトル情報はしばしば非常に相互に関連させられ、このことは量的測 定の成功に重要な影響を及ぼす。もしスペクトル情報が主成分分析によって潜在 的な変数に変換させられたとしたら、高度な直交化(orthogonalis ation)が得られ、これは成功のための極めて重大な要因となり得る。 さらに前述の著者らは誰も、製紙プロセスにおいて以下のパラメーターを監視 しかつ校正手順の詳細が述べられていない状態で、紙に含まれる化学薬品の影響 または紙の性状を検査する問題をどのように解決するか提示していない。 本文脈において“検査”という表現は、定性分析か定量分析のどちらかに解釈 してもよいということが強調されるべきである。定性分析は化学薬品または性状 の存在の検査であり、一方定量分析はある値の不確定度を含む前記値(統計学用 語では、例えば信頼区間として表される)の算定に関する。本発明の目的は、ケ モメトリック技術を用いた多変量データ解析と組み合わせた分光測定によって紙 に含まれる化学薬品の影響を監視-すなわち量的測定-する確実で正確な方法を提 供することである。 従って本発明の目的は、従来の測定時間の長い機械測定および分析方法を使用 せず、作用化学薬品によって処理されたパルプおよび紙の上記性状を実時間で検 査する方法を提供することである。 本発明の他の目的は、上記性状を量的測定してどんな変化をも察知して制御入 力を提供して、異なる化学添加剤の最適投与量レベルを確実にする効果的なプロ セス制御プログラムを維持する方法を提供することである。 本発明の方法および手段は、請求項に定義されているものである。 本発明は紙の性状を検査することに関し、特に引張強度、疎水性、緩解エネル ギー、破裂強度、湿潤性および印刷性に関する。 パルプおよび紙の強度は、乾燥プロセス中に表面張力によりセルロース繊維が 一緒に引っ張られる時に生じる繊維間水素結合により得られる。例えばでん粉の ような化学添加剤は、紙中の繊維間に大きな接触域を作り出すことで紙の乾燥強 度を改善する。 セルロースパルプの乾燥解繊により、おむつ等の衛生的な吸収性製品に使用さ れる綿のような柔らかい物質、ふわふわしたうぶ毛羽状のものが得られる。乾燥 解繊用に使用する意図があるパルプ製品は、時として疎水基と親水基の両方を含 む緩解剤によって処理されなければならない。親水基は最終製品の吸収速度およ び容量を増大させ、疎水基による疎水性の効果を打ち消す。 毛羽のようにすわふわにしようとするパルプ中には、できるだけ繊維間水素結 合がないようにすべきである。最も一般的な緩解剤は第4級脂肪アミン類である 。大きな疎水基は水素結合の生成を妨害しかつ防止する。 毛羽様パルプは製紙機械で厚い紙として製造され、緩解剤は原料に通常の製紙 化学薬品として添加される。解繊プロセス中に繊維破壊を起こしてはならず、毛 羽様パルプの解繊に必要とされるエネルギーはできるだけ小さくすべきである。 破裂強度はパルプ/紙の良好な解繊に必要とされる緩解エネルギーの良好な測定 である。 破裂強度の定義:紙中に破損が生ずることなく、紙に加えられる最も高い圧力 。この強度の単位はN/m2=Paである。複合単位1000Pa=kPaは紙 に使われている。この特性は破裂指数として与えられる:グラム重で破裂強度を 割る(単位kPa・m2/g)。破裂強度および破裂指数の試験は、現在以下の ようなSCAN P24:77スカンジナビアパルプ、紙およびボード検査委員 会に従って行われる:サンプル紙を円形のゴム膜上に固定する。この膜の下で紙 が破裂するまで流体をポンプ送入する。破裂が起きた時の液体の圧力が破裂強度 である。 毛羽様パルプの評価にとって、サンプルパルプの標準繊維化は最大の重要性を 占めているものではない。このような評価は現在、例えばストラコーポレートリ サーチセンター(Stora Corporate ResearchCent er)によって開発されたピン−繊維化によってなされる。この方法により、毛 羽化しようとするパルプの緩解エネルギーが検査される。 毛羽にとって別の重要な性状として、吸収時間として測定される湿潤性があ る。吸収した水がテストサンプルを完全に飽和するのに要する時間(秒)は、S CAN−C 33:80に従って標準化されている。 テスト操作は以下のとおりである。すなわち、特定の毛羽様サンプルを、標準 に従い直径50mmで3gの円柱状のサンプルとして用意する。次にこのサンプ ルを低いビーカー中のネット上に垂直に配置し、このサンプルの上に500gの 重りを載せる。水をビーカーに加えるとサンプルが下から水を吸収し、この水が サンプルの上面まで浸透するのに要する時間を測定し、これを吸収時間として報 告する。 紙またはボードにとって重要なさらに別の性状として、通常サイジングによっ て達成される疎水性がある。内面サイジングとは、ウェットエンドに化学薬品を 加えて紙に疎水性を与える工程である。該工程は、水や印刷インク等の液体に対 する耐浸透性が向上した紙やボードを製造するために行われる。ジェイ.シー. ロバーツ、ブラッキー アカデミック エンド プロフェッショナルによる紙化 学のジェイ.エム.ジェス、97〜113ページによれば、サイジングという用 語の意味は、紙やボードのシートの水の収着に対する耐性のことを言うか、ある いはセルロース繊維の耐水性のことを言うかによって異なってくる。この区別は 極めて重要であり、その理由は、或る紙の水の収着に対する耐性は、サイジング 剤を使用したことによる繊維の表面特性の関数であるのみならず、ウェブの構造 、すなわち細孔のサイズ、ウェブの密度、ウェブに対し成された表面処理等にも 依存するからである。また、サイジングを測定するのに使われるテスト流体の性 状やテスト操作自身にも依存する。 同様に他にも多くの因子が、紙やペーパーボードの液体の浸透に対する耐性の 度合いに影響を及ぼす。この中には、紙に保持されるサイジング剤の量やタイプ 、pH、乾燥状態等が含まれうる。 サイジングは、種々の異なるメカニズムおよび種々の化学薬品によって成され る。種々の組成のロジンは、内面サイジング剤として通常最も使用される。針葉 樹からロジン酸を製造する方法はいくつかある。現在では経済的な面から、トー ル油が原料として好まれている。トール油ロジンは、針葉樹のクラフト法パルプ 化からの酸性化黒色液を蒸留して得られる。その主成分はいわゆるロジン酸と呼 ばれ、全て3環状酸である。アビエチン酸およびレボピマール酸は非常に重要で あり、それぞれカルボキシル基を一つ有する。そのカルボキシル基は、アルミニ ウム陽イオン(硫酸アルミニウム、製紙用ミョウバンから生じる)とイオン結合 を形成して、ロジンによるサイジングの進展に重要な役割を果す。良好な疎水性 はロジン自身によってではなく、ロジン酸アルミニウムによって得られる。ロジ ン粒子はその組成に依存して0.05から1μmの大きさを有する。それらはイ オン結合によって微細繊維や繊維に保持される。ロジン酸アルミニウムをより多 く形成するためには、レボピマール酸を無水マレイン酸またはフマル酸で変性し て得られる、三つのカルボキシル基を有する強化ロジンと呼ばれるものを使用す る。 多くのウェットエンド因子、すなわちpH、ミョウバンレベル、ロジン組成の タイプ、繊維のタイプ、精製の度合い、原料温度、溶解物質、消泡剤等が、ロジ ンによるサイジングに変化を与える。これらの多くが、イオン結合形成やセルロ ースへのミョウバン架橋に影響を与える。低いpH環境での製紙の間、繊維の内 部pHが高ければ、この架橋は時間と共に破壊され、紙は疎水性を失い、かつサ イジングは逃げてしまう。もしロジンでサイズされた紙が酸性溶液(牛乳、ジュ ース、インク等)にさらされれば、架橋やイオン結合は破壊され、かつ疎水性は 失われる。 サイジングに対する第2のメカニズムは、脂肪アルキル基を含有する単一分子 をセルロース表面へ化学的に固着することである。最も一般的なセルロース反応 性生成物はアルキルケテンダイマー(AKD)であり、これは分散剤として原料 に添加され、またカチオン性サイズ粒子のへテロ凝集および微細繊維や粗繊維の 負帯電表面によって保持される。その分散小滴は製紙機械の乾燥セクション内に 入り、AKDはその表面に幾分か広がって水酸基と反応する。そしてβ−ケトエ ステルによってセルロースと直接共有結合を形成する。このエステル結合はロジ ンに比べて酸性条件にあまり敏感ではなく、またAKDは牛乳やジュース等にさ らされる液体用ボード(liquid board)に用いられる。該結合は、 多くの紙品質に填料として用いられる水酸イオンを含有する新鮮な沈降炭酸カル シウム(PCC)によって破壊することが出来る。このエステル結合の破壊はや や遅く進行する。そのサイジングは失われ、疎水性は減少する。アルケニル無水 こはく酸(ASA)、アルキルカルバモイルクロライド(DACC)およびアル キルイソシアネート(SIC)もAKDと同様で、セルロースと反応することが 出来る。 第3のメカニズムは、種々の異なるワックスサイズ剤によって達成される。パ ラフィンは融解して表面を覆い、紙やボードの表面は疎水性となる。ワックスエ マルジョンは種々の方法で安定化される。ソープ安定化エマルジョンはしばしば ミョウバン沈殿し、該ソープ(ワックス小滴)はロジンとして表面に固着し、そ してワックス自身は物理的に吸着される。 紙の疎水性「サイジング」は、耐吸水性を評価するために考え出されたコッブ 試験に従ってテストされ、さらにこの試験はSCAN−P 12:64(196 4)に記載されている。コッブ価は、ある時間内に紙1m2 が吸収する水の量 を示す。 ハーキュレスサイジング試験機(HST)は、品質管理のために広く使用され 、また他の側(裏側)からインキや有色溶液が浸透するにつれて紙の反射率が変 化するのを測定するために広く用いられている。HST試験では、液体が紙の上 にリング状に含まれ、反射率の変化を紙底から光電的に測定する。通常の品質管 理のためには、都合の良い終点が選ばれ、例えば反射光が20%減少した時点を 選ぶ(TAPPI,T530 pm−89参照)。 インク−ジェット印刷の印刷適性は、生じた像の品質を指す。測定される重要 なパラメーターは、黒色本文活字(black text)光学密度、繊維への 黒インクのしん立ち(wicking)、3原色からなる複合黒プリントの光学 密度、およびカラー印刷背景への複合黒プリントのブリードである。カラーブリ ードはさらに、ライン幅の総体的増加の尺度である線成長(linegrowt h)と、ライン主体から近接した背景色への突出を考慮に入れたエッジ粗さとに 分けられる。 光学密度は反射光学密度計を用いて測定し、その密度はインク層の厚みに依存 する。 黒しん立ちとカラーブリードはイメージアナライザーを用いて、像を捕捉し、 本文活字または印刷パターンのうちの一定部分の領域を測定することによって測 定する。 上述のような状態から例示されるように、短い工程時間での製紙工程には連続 的な量的測定と制御が要求されている。このことは、後での手動制御調整が伴う 迅速な反復試験や、または、センサーが化学原料ポンプや機械的縮充(mill ing)装置等を計測可能なコンピューター制御装置と直接つながっている動的 制御調整が伴う連続自動試験を必要としている。 発明の開示 発明の上記目的の達成は、波長範囲200nmから400μm、好ましくは8 00nmから2500nmでの工程ライン中の紙/パルプの可視の、近赤外のお よび/または赤外線のスペクトルの分析と、紙の物理的性状を計算するためのス ペクトルのケモメトリック評価の適用による、紙の乾燥時引張強度、疎水性、緩 解エネルギー、破裂強度、湿潤性および印刷適性から選ばれる1または幾つかの 物理的性状の測定方法によって得られる。 発明の詳細な説明 広範な開発研究によって、本発明により次のことが今明らかとなった。すなわ ち、UV−VIS−NIRおよび/またはIR分光計を用いてパルプおよび紙の 吸収、反射率および発光スペクトルを記録することが可能であり、またこれらス ペクトルから得られるそれぞれ異なる波長における吸光度、反射率または透光度 を用いることによって、対応する紙の上記パラメーターを計算することが可能で ある。 ここで用いるパルプおよび/または紙という用語は、漂白パルプおよび/また は漂白紙のみならず、未さらしまたは部分漂白パルプおよび/または紙ならびに てん料配合または未配合の紙(filled or unfilledqual ities)をも指す。これはクレープ紙(creped paper qua lities)と同様に、袋紙、ライナー、液体用ボード、印刷用紙等を含む。 技術的に、分光分析はオン−ライン、イン−ライン、アト−ラインまたはオフ −ライン測定によって行われ、またオン−ライン、イン−ラインまたはアト−ラ インプローブによってまたは分離分析(オフ−ライン)用に個々にサンプルを採 取することによって、モニター(monitoring)として行われる。どち らの場合においても、発光、透光度または反射率スペクトルが、各々の特定のス ペクトルから得られる幾つかの別々の波長からの値を用いてさらにデータ処理を するのに供される。 このような技術の例として、工程からある距離に配置され、光源、検出器、電 子部分および光ファイバーを通してサンプルに信号を伝達するのに必要なその他 の構成部分を備えた装置の使用が挙げられ、そこでは光がサンプルに伝達または 反射または部分的に伝達される。その結果得られる信号は、付属の光ファイバー ケーブル中の検出器に戻り、そして記録される。 分光計中では、光は電気信号に変換され、続いてコンピューターに伝達される 。そこでは予め蓄積された標準スキャンが、例えばサンプルのスペクトルから引 き算されるといった形でサンプルスペクトルに関与して、標準補正スペクトルが 計算される。 別の例としては、手動または自動でサンプルを適切な時間間隔で採取して、こ れを光源、検出器、電子部分その他必要な構成部分を備えた分析機器にかけると いう技術がある。そして発光、透光度または反射率スペクトルは、各々の特定の スペクトルから得られる幾つかの異なる波長からの値を用いてさらにデータ処理 をするのに供される。 検出は、UV−VIS−NIRの波長範囲である200nmから2500nm 、好ましくは800nmから2500nmの範囲、および/またはIRの波長範 囲である2500nmから400μmの範囲で行われる。これは走査機器、ダイ オード配列機器、フーリエ変換器または当業者に公知のその他の同様な装置を用 いて成される。 検出器の測定間隔は少なくとも10nmであり、好ましくは2nm、最も好ま しくは1nm未満である。 吸収、反射率または発光を含む波長の評価によって、分析に関する特徴が与え られる。得られたスペクトルにケモメトリック的な方法を適用することによって 、たとえ測定が全波長範囲からの情報を含んでいても、適切な情報を含んでい ない波長を無視することが可能となる。 パルプおよび/または紙の上述の物理的性状の、分光測定の使用による測定と 制御は、3つの主なシーケンスを含んでいる。その第1の主なシーケンスは、既 知性状のパルプおよび/または紙サンプルを用いることによる、ラーニングセッ トの発展(development of learning sets)のシ ーケンス、データ処理およびデータ解析を含む校正モデルの発展(develo pment of a calibration model)である。第2の 主なシーケンスは、スペクトルのデータ処理の未知の性状のサンプルの分光分析 のシーケンスであり、続いて任意でデータ解析が成される。そしてこのようにし て得られたデータに、第1の主なシーケンスで発展した校正モデルを適用する。 (I)校正モデルの発展 多数のパルプおよび/または紙サンプルについての所望の性状を、従来の方法 (TAPPIおよびSCANに従う)によって測定する。これらサンプルは、従 来法で測定した性状値によって特徴づけられ、次に校正モデルの発展に用いられ る。そこでは上述した3つのシーケンスが、該サンプルの登録された吸収、反射 率または発光スペクトルに適用される。 (I.a)ラーニングセットの発展 モデルラーニングセットは、既知性状特性を有するサンプルからの多数の吸収 、反射率または発光スペクトルからなり、そのサンプルは好ましくは製造ライン の代表物(representative)であるべきである。そのラーニング セットは、得られたモデルパラメーターを計算するためケモメトリックアルゴリ ズムにおいて用いられる。 (I.b)データ処理 ノイズを減らし、ベースラインドリフトを調節するため、スペクトルの生デー タを処理すべきである。この処理によって、一見非類似であるスペクトル同士の 同一や一見酷似したスペクトル同士の非同一等という隠された情報が明らかとな る。 さらに、ベールの法則に通じる仮定(吸収性媒体についてある一定の吸収係数 と光路長が決まれば、吸収光の合計量はサンプルの分子濃度に比例することを規 定するもの)は、パルプや紙を構成する複雑な系では普通成り立たない。これは 主としてサンプルの物理的形状に依存する光散乱変化によるものである。 この問題を克服するために様々な理論が発展してきているが、最も用いられる のが、 1)キュベルカームンク変換(P.キュベルカ,F.ムンク,Z.テク.フィジ ク 12,593(1931))である。これは吸収と散乱を考慮したもので、 式1に従う: 同式中、Rikは、波長kにおける見かけの吸収率、Aikは波長kにおける変換 された吸収率であり、インデックスiは有効なスペクトルの試料を表す。 2)各々のスペクトルがオフセット(offset)とスロープ(slope) の両方において、’理想の’スペクトル(平均スペクトル)によって、’補正’ されている場合、ザ マルチプリカティブ スカッター コレクション(MSC )(ピー.ゲラディ、ディー.マクドゥガル、エイチ.マーテンズ、スペクトル 器の適用、39、491〜500ページ(1985年))は、式2に従う。 最小二乗の概算である。 3)デリバティブ(導関数)の使用、例えば、第4番目のデリバティブまで、( エイ.サビッツキー、エム.ジェイ.イー.ゴレイ、化学分析、36、1627 〜1639ページ(1964年))。スペクトルのデリバティブは、結 果として変換されたスペクトルとなるが、隣り合った波長間の関連する変化のみ からなり、派生したスペクトルのピーク強度が、収束に従ってより直線状になる ことが実証されてきている(ティー.シー.オー’ハーバー、ティー.ベグレイ 、化学分析 53、1876ページ(1981年))。 4)フーリエ変換の使用、または、アール.ジェイ.バーンズ、エム.エス.ダ ノア エンド エス.ジェイ.リスター、分光器の適用、43巻、5番、772 〜777ページ(1989年)によって開示されている様な法線標準変換の使用 による。 (I.c)データ分析 ケモメトリック技術を用いたデータ分析によって、校正モデルが進歩する。主 成分分析(PCA)、部分最小二乗法回帰(PLS)、主成分回帰(PCR)、 複数直線回帰分析(MLR)および識別分析の様に、使用可能なケモメトリック 技術はいくつか存在する。本発明に好適なケモメトリック技術は、PLS法であ る。 (I.c.1)主成分分析(PCA) PCAによって、互いに関係する変数のある一組が、互いに無関係の変数のよ り小さな一組に圧縮される。 この変換は、コーディネートシステム(同格の系)の循環からなり、結果とし て、最初の取り合わせよりも少数のアクセス(axes)で、情報の整理ができ る。これによって、互いに高度に関連した変数は、一つの存在として扱われる。 このように、PCAを用いることによって、最初の変数の一組に存在した情報の 大部分をなお表す互いに無関係な変数の小さな一組を得ることが可能であるが、 モデル中に用いることははるかに容易である。 一般的には、2ないし15の主成分がこれら変数の変動の85%ないし98% を占める。 (I.c.2)部分最小二乗法回帰(PLS) PLSはモデリングおよび計算上の方法であり、これにより例えば、一連のサ ンプルのための1ブロックのデスクリプタ(descriptor)データ(ス ペクトル)である幾つかのブロックの変数と前記一連のサンプルに対して測定し た1ブロックの応答データとの間に量的関係を樹立することが可能である。これ らのブロック間の量的関係によって、新しいサンプルに対するスペクトルデータ をデスクリプターブロックへ導入し、期待される応答を予測することができる。 この方法の一つの大きな利点は、結果が異なったプロットによって、図表的に評 価され得ることである。大抵の場合、プロットの視覚的な解釈は、変数間の異な った関係を良く理解するのに十分である。この方法は、PCAと同様に、投影法 に基づいている。PLS法は、カールソン アール.、有機合成における構想と 最適化、ビー.ジー.エム.ヴァンデジンスト、オー.エム.クバルヘイム、E ds.、科学におけるデータ操作および技術(エルシヴィアー、1992年)、 8巻に詳細に開示されている。 (I.c.3)主成分回帰(PCR) PCRは、PCAおよびPLSと深く関係している。PLSにおけるのと同様 に、PCRにおけるデスクリプタブロック中の各々の対象物は、より低い次元の 空間へ投影され、記録(scores)と荷(loadings)を得る。記録 は、次いで、最小二乗法の手順で応答ブロックへ向かい回帰され、未知のサンプ ルの予報に用いることが可能な回帰モデルへと導かれる。PLSおよびPCAと 同じモデルの統計がそのモデルを有効にするために使用可能である。 PCA、PLSおよびPCRにおける優れた指導書としては、ピー.ゲラディ ー エト アル“部分最小二乗回帰:ある教本”イン アナル.キム.アクタ、 185、1−32(1986年)を参照されたい。これは、引例として、その全 てをここに組み込まれたものである。 (I.c.4)複数直線回帰分析(MLR) MLRによれば、スペクトルの機能としての性状の調査のための最もふさわし い水準は、定義されている。各々の水準の境界を最小二乗の技術を用いて定義す ることである。この水準は、その時、認識されており、予測値を未知の性状に割 り当てることが常である。 この技術は、一般的には比較的’純粋な’システムに限定されており、マトリ ックスの干渉の重要な統計は存在しなかった。そして、PLSに比較して、変数 よりも多くの対象を必要とした。 (I.c.5)識別分析 これは、スペクトルデータを用いることによる方法であり、既知の性状値は、 異なったクラスターに分類され、直線により決められた境界により分けられる。 そのスペクトルから、未知の性状値のサンプルは、その時、あるクラスターに 調和させられることが可能であり、その性状は、例えばそのクラスターの平均値 のような値が割り振られる。 これは、質的ふるい分けには非常に有用な技術であるが、統計学上の重要な結 果を得るのに、非常に広域なデータベースを必要とする。 (II)キャリブレイション(校正)モデルの適用による未知性状の測定 一度校正モデルは発展されており、未知性状の測定は反射係数または放射スペ クトルの吸収を計測することによって達成され得るが、これは、(I.a)に対 応する。 それによって得られたスペクトルの未加工データを、(I.b)に従って処理 すること、 処理されたスペクトルデータに対して、任意に、(I.c)に従う分析を行う こと、 そして、発展された校正モデルを、これによって得られたデータに適用するこ と。 以下に、本発明を実施例により説明する。 実施例 紙サンプルのスペクトル計による赤外線付近の拡散反射係数(NIRR)、P LSアルゴリズムを用いたスペクトルデータの線形投影および多変数データの評 価は、乾燥引っ張り強度、疎水性度(hydrophobicity)、解離エ ネルギー(debonding energy)、破裂強度、湿潤性(wett ability)および印刷適性から選択される、一つまたは2、3の物理的性 状を決定するのが常であった。 校正モデルの発展(development)の実施例 (A)ラーニングセット(learning set)の発展 サンプル 湿潤性の測定のための綿毛の標準サンプル(図1)、破裂インデックス(図2 )および解離エネルギー(図3)は、漂白硫酸塩パルプの異なった質の合計60 枚の紙からなる。異なる量の緩解剤(第4級脂肪族アミンおよびアミンオキシド )が、そのパルプに既に添加されていた。 それらのサンプルは、NIRRおよび発展したモデルにより、詳しく調査され た。 以下の実験用のパラメータでもって、AKDによりサイジングされた紙サンプ ルが、実験用抄紙機によって製造された。 パルプ:漂白堅木30%、かば材35%およびぶな材35%、pH=8.3〜 8.5、パルプ80%および賦形剤としてCaCO3、34°SR、結果として 49のサンプルとなる。 化学:乾燥繊維換算で、0ないし0.2乾燥重量%のAKD、澱粉0.5%お よび陰イオン保有補助剤(anionic retention aid)0. 5%が添加された。 添加順序:AKD、澱粉および保有補助剤 温度:20℃ 圧力(grammage):70g/m2 機械:密封系 圧力セクション:1)4バール、2)1バール 乾燥セクション:60/80/95/110℃ 試験 :コッブ法およびHST、オフ マシン(om.) 矯正後コッブ法およびHST(c.)30’100℃ 全てのサンプルがNIRR計器を用いて、詳細に調査された。あるモデルがコ ッブ法およびHSTによる既知の値に基づいて、発展された(図4および表Iを 参照されたい)。 以下の実験用のパラメータでもって、ロジンでサイジングされた紙サンプルが 実験用抄紙機によって製造された。 パルプ:漂白堅木30%、かば材35%およびぶな材35%、みょうばん2% 、H2SO4、PH=4.5、結果として49のサンプルが生じた。 化学:乾燥繊維換算で、0ないし1.0乾燥重量%のロジン分散液が添加され た。 添加順序:みょうばん、ロジン 温度:20℃ 圧力(grammage):70g/m2 機械:密封系 圧力セクション:1)4バール、2)1バール 乾燥セクション:60/80/95/110 試験:コッブ法およびHST、オフ マシン ロジン処理され、コッブ法およびHSTにより評価された紙サンプルが、NI RR計器を用いて詳細に調査され、モデルが発現された(表IIを参照されたい) 。 インクジェットによる印刷を意図した漂白硫酸塩の紙サンプル(45)が、モ ノクローム領域(%)およびカラー領域(%)に関して試験され、各々のモデル が発展された(図5、6を参照されたい)。 以下の実験用パラメータでもって、UF樹脂を含有する紙サンプルが実験用抄 紙機によって製造された。 パルプ:未晒し堅木30%、硫酸塩32°SR 化学:乾燥繊維換算で、0ないし3.0乾燥重量%のUF樹脂およびみょうば ん1.5%が添加され、pH=4.5(H2SO4)で結果として51のサンプル を得た。 温度:20℃ 圧力(grammage):70g/m2 機械:密封系 圧力セクション:1)4バール、2)1バール 乾燥セクション:60/80/95/110℃ 前記51のサンプルは、乾燥引っ張り強度について試験され、モデルが発展さ れ表IIIによって理解される。 赤外線付近の反射係数(NIRR)計測 によって得られた。(この分光計は、)米国のNIR体系に従っており、高い脂 肪/水比のセルで、調査表面が60cm2まで、400nmと2500nmのス ペクトル操作範囲で2nmおきに、異なった波長について1050の測定結果を 得る。 拡散反射係数データは、明白な吸収として得られ、コンピュータ(マッキント (B)データ処理 スペクトルデータのマトリックスは、より早いモデリング速度を得るためにN IR範囲(1100〜2500nm)に縮小される。それらのスペクトルは、( すべての第8波長が維持された)の要素8だけ縮小され、結果として175のモ デリング用スペクトル点となった。 線形変換 線形化のための最高の要素は、工場の着想からのアプローチ(アール.ジェイ .オー.オルソン、赤外線付近のスペクトル分析、アイ.ティー.ヒルダ ム.、ケイ.エル.ナエス ティー.エンド タンドベルグ エー.、エッズ. エリス ホーウッド リミテッド、キケスター、(1992年)103〜107 ページ)を用いることによって確立され、平均スペクトル減法でのMSCであり 、そして、独立したデータセット(スペクトル)に計算されたインターセプトと 、スロープを組み入れることであることが分かった。 下記数式3に従う、平均二乗誤差予測(MSEP)(エイチ.マーテンス、テ ィー.ナエス、スペクトル器の適用、39、491〜500ページ(1985年 ))は、PLSモデルに保持されている多くの潜在的な変数として評価される。 線形機能/異なったデスクリプタ用最小MSEPを得る機能は、この時、続いて 起こるPLSモデリングに使用される。 的実測値である。インデックスiは、サンプルiのデスクリプターである。 (MSEPに関する他の統計的パラメーターは、下記式4、5でそれぞれ示され る標準誤差予測(SEP)および平方根平均二乗誤差予測(RMSEP)である 。 (C)データ分析 マットラブ(MATLAB)ソフトウエアV3.5は数値計算のために用いら れた。PLS−アルゴリズムはスペクトルとデスクリプタの間の関係をモデルす るために用いられるものであって、NIPALS アルゴリズム(H.Wold ,P.Krishnaiah,Multivariate Analysis, 391(1966)))を基礎とし、市販の“ケモメトリックス ツールボツク ス(Chemometrix Toolbox)”において特に設けられた関数 である。アルゴリズムの収束基準は1×10-10または100の繰り返しである 。PLS−成分の有意の数を制定する方法は残された一つのサンプルとのクロス 確認である(S.Wold,Technometrics20,397−405 (1978))(ジャックナイフ)。ここでこの数は漂白 紙と未さらし紙サンプルでは共に15であることが見出された。上述の通り性状 の値は、上述のモデリング(自動規格またはZ−変形体)に先立って平均を中心 としユニット変化に対するスケールを合わせるようにされ、またモデル評価に先 立ってスケーリングをやり直した。 結果 異なった紙質の乾燥時引張強度、疎水性、緩解エネルギー、破裂強度、湿潤性 および印刷性の測定された値およびモデル化された値は、最小二乗法の適合ライ ンのデータに対して95%t−試験信頼区間をもって、そして表I〜IIIに示さ れるようにそれぞれ図1〜6にプロットされている。 従って、図1は、紙60種のサンプルの秒単位の湿潤性に関する実測値対予測 値を示す; 図2は、紙60種のサンプルのkPa*m2の破裂指数としての破裂強度に関 する測定値対予測値を示す; 図3は、紙60種のサンプルのkgジュール/kg単位の緩解エネルギーに関 する実測値対予測値を示す:および 図4は、コッブ オフ マシーン(Cobb off machine)に従 って測定された漂白紙49種のサンプルを測定して得られた疎水性に関する実測 値対予測値を示す; 図5は、漂白硫酸塩紙45種のサンプルの実測モノクローム領域(%)を示す ; 図6は、漂白硫酸塩紙45種のサンプルの実測カラー領域(%)を示す; 上述の図面や表において、未調整相関係数(r2)、SEP(kNm/kg) は下記式4、RMSEP(kNm/kg)は下記式5、MSEP(kN22/k g2)、インターセプト(切片)(INTER)、カープのスロープ(K)でそ れぞれ特定される。 す) SEPはモデル留数の一標準偏差の良好に近似している。 理論上、r2およびKは可能な限り1に近接すべきであり、一方、SEP、R MSEP、MSEPおよびインターセプト(切片)は可能な限り0に近接すべき である。そのような値が得られるという見地から、モデルの非常に良好な確実性 および正確性を実現することが適切である。 使用される統計学上の用語の定義は、下記に示される。 2:相関関数 2は、最小二乗法の適合ストレートラインにデータがいか適合されているか によって決定する。ここでr2=1.00は、校正式がデータのセット内で10 0%の変化をモデル化していることを示す。もしr2=0.00の場合には、そ のときは相関は存在しない。 SEP 標準誤差予測 SEPは偏差の指標であり、無作為の説明できない誤差に対して寄与する。 MSEP 平均二乗誤差予測 MSEPは現実値と予測値の間の平均二乗差異、すなわち校正中に存在しない 一連の対象物のためのものである。文献の中では、MSEPはまたPRESS( 二乗の予測留数誤差)として言及されている。 RMSEP 平方根平均二乗誤差予測 MSEPは最初に測定されたユニットに変換する。 ケモメトリックを用いるパルプおよび/またはにおける乾燥時引張強度、疎水 性、緩解エネルギー、破裂強度、湿潤性および印刷性の1または複数の物理的性 状を決定する新規な方法の利点は容易に理解できよう。事実、広く、多様の性状 は校正セットを用いることによって分析される。このように本発明は、製造プロ セスにおいて、いかなるタイプのパルプおよび紙に対しても非常に迅速かつ正確 にパルプおよび紙の性状の量的測定方法を提供することができる。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1996年5月21日 【補正内容】 請求の範囲 1.製紙用化学薬品で処理したパルプまたは紙の物理的性状の1または複数の 量的測定方法であって、 (I)校正モデルを下記の方法で発展し: (I.a)既知の性状の参照紙サンプルの吸収、反射率または発光スペクト ル生データを記録して学習セットを作成し; (I.b)このスペクトル生データを処理してノイズを減少し、ドリフト及 び拡散した光散乱を調整し、 (I.c)処理されたラーニングセットに対してケモメトリツク技術を適用 してデータ分析を行ない; (II)未知性状を有する紙またはパルプの試料の吸収、反射率または発光ス ペクトルを記録し;このスペクトル生データを上記(I.b)と同様に処理し; かつ前記未知性状を測定するためにこの処理されたスペクトルデータに上記発展 された校正モデルを適用することを特徴とする前記方法。 2.湿潤強度剤、乾燥強度剤、でん粉、保持剤、サイズ剤または緩解剤を含む 紙の1または複数の物理的性状が量的測定される請求の範囲第1項記載の方法。 3.物理的性状が湿潤強度、乾燥時引張強度、疎水性、緩解エネルギー、破裂 強度、湿潤性および印刷性から選ばれる請求の範囲第1または2項記載の方法。 4.物理的性状が乾燥時引張強度、疎水性、緩解エネルギー、破裂強度、湿潤 性および印刷性から選ばれる請求の範囲第1または2項記載の方法。 5.前記吸収、反射または発光スペクトルの表示が波長範囲200nm〜40 0μm、好ましくは800nm〜2500μmでなされる請求の範囲第1項記載 の方法。 6.前記スペクトルデータ処理がキューべルカムンク変換: [式中、Rikは波長kにおける見掛けの吸収率、Aikは波長kにおける変 換された吸収率、インデックスiは有効な分光の試料を表わす] を使用することによってなされる請求の範囲第1項に記載の方法。 7.前記スペクトルデータ処理がマルチプリカティブ スキャッター コレク ション: [式中、Rikは波長kにおける見掛けの吸収率、Aikは波長kにおける変 プ変数の最小二乗の概算、インデックスiは有効な分光の試料を表わす] を使用することによってなされる請求の範囲第1項に記載の方法。 8.前記スペクトルデータ処理がフーリエ変換の使用によってなされる請求項 第1項に記載の方法。 9.前記スペクトルデータ処理が第4次導関数まで使用することによってなさ れる請求の範囲第1項に記載の方法。 10.前記スペクトルデータ処理が法線標準変換の使用によってなされる請求 の範囲第1項に記載の方法。 11.前記データ分析が識別分析によってなされる請求の範囲第1〜7項のい ずれかに記載の方法。 12.前記データ分析が複数直線回帰分析技術によってなされる請求の範囲第 1〜7項のいずれかに記載の方法。 13.前記データ分析が主成分分析技術によってなされる請求の範囲第1〜7 項のいずれかに記載の方法。 14.前記データ分析が主成分回帰技術によってなされる請求の範囲第1〜7 項のいずれかに記載の方法。 15.前記データ分析が部分最小二乗法回帰技術によってなされる請求の範囲 第1〜7項のいずれかに記載の方法。 16.乾燥時引張強度の量的測定である請求の範囲第1〜12項記載の方法。 17.疎水性の量的測定である請求の範囲第1〜12項記載の方法。 18.破裂強度の量的測定である請求の範囲第1〜12項記載の方法。 19.緩解エネルギーの量的測定である請求の範囲第1〜12項記載の方法。 20.湿潤性の量的測定である請求の範囲第1〜12項記載の方法。 21.印刷性の量的測定である請求の範囲第1〜12項記載の方法。 22.前記(I.c)において、参照サンプルの処理されたスペクトルデータ を主成分分析及び校正モデルの数学的表現を見出すために潜在的な変数に対して ケモメトリツク技術に基づいて潜在的な変数に変換し;そして前記(II)におい て、この処理されたスペクトルデータを上記(I.c)及び未知の性状を測定す るために潜在的な変数に対して適用された発展された校正モデルに従って潜在的 な変数に変換することを特徴とする請求の範囲第1〜21項記載の方法。 23.プロセス制御プログラムを維持する方法であって、紙の性状を量的に測 定してその変化を検知し、製紙用化学薬品の最良の投与量を確保するための制御 入力を与え、それにより請求の範囲第1〜22項記載の方法が用いられる前記方 法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ,UG), AM,AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,C H,CN,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB ,GE,HU,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LK,LR,LT,LU,LV,MD,MG,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TT, UA,UG,US,UZ,VN (72)発明者 オレッソン ラルフ スウェーデン国、エス―112 42 ストッ クホルム、ドロットニングホルムスベゲン 74

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.パルプおよび/または紙における乾燥時引張強度、疎水性、緩解エネルギ ー、破裂強度、湿潤性および印刷性から選択される1または複数の物理的性状の 量的測定方法であって、 (I)校正モデルを下記の方法で発展し: (I.a)既知の性状の参照紙サンプルの吸収、反射または発光スペクトルを 記録して学習セットを作成し; (I.b)スペクトル生データを処理してノイズを減少し、光散乱によるずれ および拡散を調整し、 (I.c)処理されたラーニングセットに対してケモメトリツク技術を適用し てデータ分析を行なう; (II)パルプおよび/または紙の未知性状に関し、前記パルプおよび/または 紙から、上記(Ia)に対応して吸収、反射または発光スペクトルを記録するこ とにより測定し、この得られたスペクトル生データを上記(Ib)と同様に処理 して、かつ上記発展された校正モデルをこの処理されたデータに適用することに よってパルプおよび紙の前記未知性状を判定する方法。 2.前記吸収、反射または発光スペクトルの表示が波長範囲200nm〜40 0μm、好ましくは800nm〜2500μmでなされる請求の範囲第1項記載 の方法。 3.前記スペクトルデータ処理がキューベルカムンク変換: [式中、Rikは波長kにおける見掛けの吸収率、Aikは波長kにおける変換さ れた吸収率、インデックスiは有効な分光の試料を表わす] を使用することによってなされる請求の範囲第1項に記載の方法。 4.前記スペクトルデータ処理がマルチプリカティブ スキャッター コレク ション: [式中、Rikは波長kにおける見掛けの吸収率、Aikは波長kにおける変換さ の最小二乗の概算、インデックスiは有効な分光の試料を表わす] を使用することによってなされる請求の範囲第1項に記載の方法。 5.前記スペクトルデータ処理がフーリエ変換の使用によってなされる請求項 第1項に記載の方法。 6.前記スペクトルデータ処理が第4次導関数まで使用することによってなさ れる請求の範囲第1項に記載の方法。 7.前記スペクトルデータ処理が法線標準変換の使用によってなされる請求の 範囲第1項に記載の方法。 8.前記データ分析が識別分析によってなされる請求の範囲第1〜7項のいず れかに記載の方法。 9..前記データ分析が複数直線回帰分析技術によってなされる請求の範囲第 1〜7項のいずれかに記載の方法。 10.前記データ分析が主成分分析技術によってなされる請求の範囲第1〜7 項のいずれかに記載の方法。 11.前記データ分析が主成分回帰技術によってなされる請求の範囲第1〜7 項のいずれかに記載の方法。 12.前記データ分析が部分最小二乗法回帰技術によってなされる請求の範囲 第1〜7項のいずれかに記載の方法。 13.乾燥時引張強度の量的測定である請求の範囲第1〜12項記載の方法。 14.疎水性の量的測定である請求の範囲第1〜12項記載の方法。 15.破裂強度の量的測定である請求の範囲第1〜12項記載の方法。 16.緩解エネルギーの量的測定である請求の範囲第1〜12項記載の方法。 17.湿潤性の量的測定である請求の範囲第1〜12項記載の方法。 18.印刷性の量的測定である請求の範囲第1〜12項記載の方法。 19.請求の範囲第1〜18項に記載の方法を用いて、効果的なプロセス制御 プログラムを維持する手段であって、紙の性状を量的に測定してその変化を検知 し、それにより制御入力を行ない、化学添加剤の最良の投与量を確保する手段。 20.請求の範囲第9〜18項に規定されたデータ分析を未知性状のパルプお よび/または紙から得られた処理済みスペクトルデータに対しても行なう請求の 範囲1〜19項のいずれかに記載の方法。
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