JPH104940A - 乾燥剤と脱酸素剤を複合した品質保持剤 - Google Patents

乾燥剤と脱酸素剤を複合した品質保持剤

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JPH104940A
JPH104940A JP8165831A JP16583196A JPH104940A JP H104940 A JPH104940 A JP H104940A JP 8165831 A JP8165831 A JP 8165831A JP 16583196 A JP16583196 A JP 16583196A JP H104940 A JPH104940 A JP H104940A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、乾燥剤と脱酸素剤とが連包状にな
っている品質保持剤にあって、長期間の未使用期間中に
も乾燥及び脱酸素性能の劣化を起こさない品質保持剤を
提供することを目的とする。 【解決手段】 乾燥剤2と脱酸素剤3とが夫々の薬包部
の雰囲気が連通しないよう外層を非通気性プラスチック
フィルムa、内層を通気性フィルムb、c、dとした積
層フィルムによりシール部4を介して連包されてなり、
使用時に所望の通気度となるように両者の前記薬包部の
外層の前記非通気性プラスチックフィルムaの全部ある
いは一部を剥がすことによって水蒸気及び酸素の吸収を
開始することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品等の保存包装
容器に同封され、包装容器中の湿度及び酸素濃度を低下
させるために用いられる乾燥剤と脱酸素剤とを複合した
品質保持剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】海苔、米菓、ピーナッツ等の包装容器に
は、吸湿防止と酸化防止のため、乾燥剤と脱酸素剤が同
封される。脱酸素剤は、水分の存在下において鉄や有機
物の酸化反応によって包装袋中の酸素を吸収する原理に
基づいて作用するため、これを乾燥剤と共に同封する場
合、脱酸素剤の水分が乾燥剤により除去されないように
水蒸気透過性を抑制した包装材で脱酸素剤を薬包する必
要があった。このため乾燥剤と脱酸素剤とは、水蒸気透
過性の異なる包装材で個別に薬包され、前記の包装容器
に個別に投入し封入されていた。
【0003】しかし、乾燥剤と脱酸素剤とを包装容器中
に個別に投入する方法においては、作業時にどちらか一
方を同封し忘れるという問題があった。又、同封作業の
2重化による作業効率の低下や、同封設備の二重化等に
よる設備コストの増加といった問題があった。
【0004】この解決方法として、乾燥剤と脱酸素剤と
を両面テープで貼り合わせて投入する方法や、包装容器
の製造時に包装容器内面に乾燥剤あるいは脱酸素剤を貼
り付けておく方法がある。両者とも貼り合わせるための
設備を新たに要する。後者においては、包装容器が袋状
でそれが多数テープ状に連結されてなるものである場
合、保存物を封入する前に乾燥剤あるいは脱酸素剤によ
り嵩張ってしまい保存物の自動封入が困難になる。
【0005】そこで、乾燥剤と脱酸素剤とが包装容器に
同封された時に乾燥剤による脱酸素剤からの水分除去の
速度が実用上問題とならないよう、透湿度を50〜15
0g/m224hr に制限した同一包装材料で乾燥剤と脱酸
素剤とをシール部を介して交互に連結した連包状の品質
保持剤を製造し、使用している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、品質保
持剤が製造された後包装容器に同封されるまでの未使用
期間が長くなると、乾燥剤による脱酸素剤からの水分除
去が進行し脱酸素剤の脱酸素性能が低下する、という問
題があった。
【0007】本発明は、かかる問題を解決し、乾燥剤と
脱酸素剤とが連包状になっている品質保持剤にあって、
長期間の未使用期間中にも乾燥及び脱酸素性能の劣化を
起こさない品質保持剤を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願の第1発明は、上記
目的を達成するため、乾燥剤と脱酸素剤とが夫々の薬包
部の雰囲気が連通しないよう外層を非通気性プラスチッ
クフィルム、内層を通気性フィルムとした積層フィルム
によりシール部を介して連包されてなり、使用時に所望
の通気度となるように両者の前記薬包部の外層の前記非
通気性プラスチックフィルムの全部あるいは一部を剥が
すことによって水蒸気及び酸素の吸収を開始することを
特徴とする。
【0009】この第1発明によれば、乾燥剤と脱酸素剤
とが夫々の薬包部の雰囲気が連通しないよう積層フィル
ムによりシール部を介して連包されているので、品質保
持剤は、製造後から使用時までの長期間その性能を維持
することができる。そして、使用時には、ほぼ製造当初
の性能で水蒸気及び酸素を吸収することができる。
【0010】本願の第2発明は、乾燥剤と脱酸素剤とが
夫々の薬包部の雰囲気が連通しないよう非通気性プラス
チックフィルムによりシール部を介して連包されてな
り、前記シール部は開放時に所望の通気度となるような
夫々の前記薬包部に連通した閉通路を備え、使用時に前
記シール部の一部を切断し両者の前記閉通路を開放する
ことによって水蒸気及び酸素の吸収を開始することを特
徴とする。
【0011】この第2発明によれば、上記第1発明と同
様の作用効果を得られると共に、フィルムやシール部の
構成を簡単にすることができるので製造が容易である。
又、薬包が多数テープ状に連結されてなるものである場
合、使用時には包装容器へ投入するために行うそのシー
ル部の切断のみによって水蒸気及び酸素の吸収を開始す
るので、閉通路の開口のためだけの余分な作業を行う必
要がなく好適である。
【0012】更に、使用時には剥離物等の余分な廃棄物
が発生しないので、それを回収するための設備等が不要
となり好適である。
【0013】本願の第3発明は、乾燥剤と、脱酸素剤と
が夫々の薬包部の雰囲気が連通しないよう非通気性プラ
スチックフィルムによりシール部を介して連包されてな
り、使用時に所望の通気度となるように両者の前記薬包
部に針穴を開けることによって水蒸気及び酸素の吸収を
開始することを特徴とする。
【0014】この第3発明によれば、上記第1発明と同
様の作用効果を得られると共に、フィルムやシール部の
構成を極めて簡単にすることができるので製造が容易で
ある。使用時には、包装容器へ投入するために行うその
シール部の切断時に針穴を開けることができるので、シ
ール部の切断工程と針穴の開口工程とを連続してでき好
適である。又、使用時には剥離物等の余分な廃棄物が発
生しないので、それを回収するための設備等が不要とな
り好適である。更に、使用時に薬方部の針孔の大きさと
密度を可変することにより所望の通気度にすることがで
きるので、製造時には全く同一の品質保持剤であって
も、使用時において要求される通気度の異なる種々の保
存物に適用できる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図面に基づき
以下に説明する。
【0016】本発明による第1の実施形態は、図1に示
すように、12μm厚塩化ビニリデンコートポリエステ
ルと易剥離性フィルム(トーセロ(株)製CMPS)と
の非通気性積層フィルムaと、15μm厚有孔ナイロン
と20μm厚有孔エチレン酢酸ビニル共重合体との積層
フィルムbと、50g/m2 耐水耐油紙cと、30μm
厚有孔エチレン酢酸ビニル共重合体フィルムdとを前記
の順に積層した包装材料により、30μm厚有孔エチレ
ン酢酸ビニル共重合体フィルムdを内側として貼り合わ
され、乾燥剤2と脱酸素剤3とが連包されて構成され
る。ここで、非通気性積層フィルムaと積層フィルムb
とは密着するが接着しないので、品質保持剤1から非通
気性積層フィルムaを容易に剥がすことができる。非通
気性積層フィルムaを剥がすと、透湿度は100g/m
224hr (40℃湿度90%において)と、酸素透過度は
15ml/m2sec atm(25℃において)となる。
【0017】乾燥剤2は酸化カルシウム5gで、脱酸素
剤3は鉄粉末1.5gと塩化ナトリウム飽和水溶液含浸
ゼオライト1.3gと活性炭0.2gとを配合したもの
である。乾燥剤2と脱酸素剤3夫々の薬包部は、その周
囲四辺を幅10mmのシール部4で囲まれた平面寸法3
5mm×40mmの四角形で、前記乾燥剤2と前記脱酸
素剤3とが別々に充填密封されてなる。
【0018】本実施形態の品質保持剤1の製造直後のも
のと製造後3カ月間屋内大気中に放置したものとを、非
通気性積層フィルムaを全部剥がして別々の保存包装容
器に投入し、これら保存包装容器を25℃に保持したま
ま、その中の湿度と酸素濃度とを測定した。ここで、保
存包装容器は、15μm厚塩化ビニリデンコートナイロ
ンと45μm厚ポリエチレンとを積層した酸素バリア包
装袋で平面寸法が160mm×230mm、容積約40
0ccであり、保存物としてピーナッツ200gを前記
品質保持剤1と共に封入した。
【0019】保存包装容器中の当初の雰囲気は湿度65
%、酸素濃度21%であった。前記品質保持剤1封入
後、製造直後のものと製造後3カ月間屋内大気中に放置
したものと共に、湿度は約4時間後に20%まで下がり
安定化し、酸素濃度は、図2に示すように、約24時間
後に1%以下となり安定化した。
【0020】以上のように本実施形態による品質保持剤
1は、製造後から使用時までの長期間その性能を維持す
ることができ、使用時には、ほぼ製造当初の性能で水蒸
気及び酸素を吸収することができる。
【0021】本発明による第2の実施形態は、図3に示
すように、20μm厚塩化ビニリデンコート延伸ポリプ
ロピレンと20μm厚未延伸ポリプロピレンとの積層フ
ィルムeと、42g/m2 厚耐水紙fと、30μm厚有
孔エチレン酢酸ビニル共重合体フィルムhとを前記の順
に積層した包装材料により、30μm厚有孔エチレン酢
酸ビニル共重合体フィルムhを内側として貼り合され、
乾燥剤7と脱酸素剤8とが交互にテープ状に連包されて
構成される。乾燥剤7と脱酸素剤8とは夫々前記第1の
実施形態のものと種類及び単位重量共に同一である。1
単位の品質保持剤6は、1個の乾燥剤7と1個の脱酸素
剤8とからなるように、特公昭59−18255公報に
開示されているような小袋自動投入機により、使用直前
にシール部9の破線部12で切断されてから保存包装容
器に投入される。
【0022】乾燥剤7と脱酸素剤8夫々の薬包部の間の
シール部9には、図3に示すように、前記夫々の薬包部
と連通した閉通路10、11が形成されている。破線部
12を切断すると、透湿度が70g/m224hr (40℃
湿度90%において)と、酸素透過度が5.8ml/m
2sec atm(25℃において)となる。このシール部の閉
通路は、夫々の薬包部中の薬剤が前記破線部12の切断
により外部に漏れ出さないように、屈折させている。こ
のシール部9の構造は乾燥剤7と脱酸素剤8とを連包す
る時にエンボス熱ロールにより容易に形成される。
【0023】本実施形態の品質保持剤6の製造直後のも
のと製造後3カ月間屋内大気中に放置したものとを、シ
ール部9の破線部12を切断し1個の乾燥剤7と1個の
脱酸素剤8とからなる品質保持剤6として別々の保存包
装容器に投入し、これら保存包装容器を25℃に保持し
たまま、その中の湿度と酸素濃度とを測定した。ここ
で、保存包装容器は、23μm厚塩化ビニリデンコート
延伸ポリプロピレンと40μm厚未延伸ポリプロピレン
とを積層した酸素バリア包装袋で平面寸法が200mm
×260mm、容積約300ccであり、保存物として
焼き海苔全形10枚を前記品質保持剤7と共に封入し
た。
【0024】保存包装容器中の当初の雰囲気は湿度70
%、酸素濃度21%であった。前記品質保持剤6封入
後、製造直後のものと製造後3カ月間屋内大気中に放置
したものと共に、湿度は約24時間後に20%まで下が
り安定化し、酸素濃度は、図4に示すように、約100
時間後に1%以下となり安定化した。
【0025】以上のように本実施形態による品質保持剤
6は、製造後から使用時までの長期間その性能を維持す
ることができ、使用時には、ほぼ製造当初の性能で水蒸
気及び酸素を吸収することができる。又、フィルムやシ
ール部9の構成を簡単にすることができるので製造が容
易である。更に、使用時には、包装容器へ投入するため
に行うそのシール部9の切断のみによって水蒸気及び酸
素の吸収を開始するので、閉通路10、11の開口のた
めだけの余分な作業を行う必要がなく、剥離物等の余分
な廃棄物が発生しない。
【0026】本発明による第3の実施形態は、図5に示
すように、12μm厚塩化ビニリデンコートポリエチレ
ンテレフタレートと20μm厚ポリエチレンとの非通気
性積層フィルムiと、45g/m2 和紙jと、20μm
厚ポリエチレンフィルムkとを前記の順に積層した包装
材料により、20μm厚ポリエチレンフィルムkを内側
として貼り合わされ、乾燥剤15と脱酸素剤16とが交
互にテープ状に連包されて構成される。乾燥剤15と脱
酸素剤16とは夫々前記第1の実施形態のものと種類及
び単位重量共に同一である。1単位の品質保持剤14
は、1個の乾燥剤15と1個の脱酸素剤16とからなる
ように、図6に示すような、針ローラ22付きの小袋自
動投入機Aにより、使用直前に夫々の薬包部に針孔が開
けられ、シール部17で切断されてから保存包装容器に
投入される。
【0027】針ローラ22付きの小袋自動投入機Aは、
図6に示すように、テープ状に連包された品質保持剤1
4を、パルスモータ21で駆動される一対の送りローラ
22、23により所定ピッチ送り出し、光電管装置24
が品質保持剤14のレジマークを検出し、シール部17
を切断装置25により切断する。ここで、一対の送りロ
ーラ22、23の一方を、ローラ外周面上に多数の孔開
け用針を所定寸法、所定配置にて設けた針ローラ22と
しているので、薬包部の開放と切断とが同時になされ
る。
【0028】本実施形態の品質保持剤14の製造直後の
ものと製造後3カ月間屋内大気中に放置したものとを、
乾燥剤15部分と脱酸素剤16部分に小さな針で5mm
平方間隔で直径約0.2mmの孔を開け、透湿度が10
0g/m224hr (40℃湿度90%において)と、酸素
透過度が12ml/m2sec atm(25℃において)と
し、シール部17を切断し1個の乾燥剤15と1個の脱
酸素剤16とからなる品質保持剤14として別々の保存
包装容器に投入し、これら保存包装容器を25℃に保持
したまま、その中の湿度と酸素濃度とを測定した。ここ
で、保存包装容器は、23μm厚塩化ビニリデンコート
延伸ポリプロピレンと40μm厚未延伸ポリプロピレン
とを積層した酸素バリア包装袋で平面寸法が200mm
×260mm、容積約300ccであり、保存物として
焼き海苔全形10枚を前記品質保持剤と共に封入した。
【0029】保存包装容器中の当初の雰囲気は湿度70
%、酸素濃度21%であった。前記品質保持剤封入後、
製造直後のものと製造後3カ月間屋内大気中に放置した
ものと共に、湿度は約12時間後に20%まで下がり安
定化し、酸素濃度は約48時間後に1%以下となり安定
化した。
【0030】以上のように本実施形態による品質保持剤
14は、製造後から使用時までの長期間その性能を維持
することができ、使用時には、ほぼ製造当初の性能で水
蒸気及び酸素を吸収することができる。又、フィルムや
シール部17の構成を極めて簡単にすることができるの
で製造が容易である。更に、使用時には、包装容器へ投
入するために行うそのシール部17の切断時に同時に針
穴を開けて水蒸気及び酸素の吸収を開始させることがで
きるので、薬包部の開口のためだけの余分な作業を行う
必要がなく、剥離物等の余分な廃棄物が発生しない。加
えて、使用時に薬方部の針孔の大きさと密度を可変する
ことにより所望の通気度にすることができるので、製造
時には全く同一の品質保持剤14であっても、使用時に
おいて要求される通気度の異なる種々の保存物に適用で
きる。
【0031】
【発明の効果】本願の第1発明によれば、乾燥剤と脱酸
素剤とが夫々の薬包部の雰囲気が連通しないよう積層フ
ィルムによりシール部を介して連包されているので、品
質保持剤は、製造後から使用時までの長期間その性能を
維持することができる。そして、使用時には、製造当初
の性能で水蒸気及び酸素を吸収することができる。
【0032】本願の第2発明によれば、上記第1発明と
同様の作用効果を得られると共に、フィルムやシール部
の構成を簡単にすることができるので製造が容易であ
り、低コストにできる。又、薬包が多数テープ状に連結
されてなるものである場合、使用時には包装容器へ投入
するために行うそのシール部の切断のみによって水蒸気
及び酸素の吸収を開始するので、閉通路の開口のためだ
けの余分な作業を行う必要がなく好適である。更に、使
用時には剥離物等の余分な廃棄物が発生しないので、そ
れを回収するための設備等が不要となり好適である。
【0033】本願の第3発明によれば、上記第1発明と
同様の作用効果を得られると共に、フィルムやシール部
の構成を極めて簡単にすることができるので製造が容易
であり、低コストにできる。使用時には、包装容器へ投
入するために行うそのシール部の切断時に針穴を開ける
ことができるので、シール部の切断工程と針穴の開口工
程とを連続してでき好適である。又、使用時には剥離物
等の余分な廃棄物が発生しないので、それを回収するた
めの設備等が不要となり好適である。更に、使用時に薬
方部の針孔の大きさと密度を可変することにより所望の
通気度にすることができるので、製造時には全く同一の
品質保持剤であっても、使用時において要求される通気
度の異なる種々の保存物に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す図で、(a)は
平面図、(b)はX−X断面の一部の拡大図。
【図2】本発明の第1の実施形態における保存包装容器
中の酸素濃度の時間変化を示す図。
【図3】本発明の第2の実施形態を示す図で、(a)は
平面図、(b)はY−Y断面の一部の拡大図。
【図4】本発明の第2の実施形態における保存包装容器
中の酸素濃度の時間変化を示す図。
【図5】本発明の第3の実施形態を示す図で、(a)は
平面図、(b)はZ−Z断面の一部の拡大図。
【図6】本発明の第3の実施形態における小袋自動充填
機を示す概略図。
【符号の説明】
2 乾燥剤 3 脱酸素剤 4 シール部 a 非通気性プラスチックフィルム b、c、d 通気性フィルム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乾燥剤と脱酸素剤とが夫々の薬包部の雰
    囲気が連通しないよう外層を非通気性プラスチックフィ
    ルム、内層を通気性フィルムとした積層フィルムにより
    シール部を介して連包されてなり、使用時に所望の通気
    度となるように両者の前記薬包部の外層の前記非通気性
    プラスチックフィルムの全部あるいは一部を剥がすこと
    によって水蒸気及び酸素の吸収を開始する品質保持剤。
  2. 【請求項2】 乾燥剤と脱酸素剤とが夫々の薬包部の雰
    囲気が連通しないよう非通気性プラスチックフィルムに
    よりシール部を介して連包されてなり、前記シール部は
    開放時に所望の通気度となるような夫々の前記薬包部に
    連通した閉通路を備え、使用時に前記シール部の一部を
    切断し両者の前記閉通路を開放することによって水蒸気
    及び酸素の吸収を開始する品質保持剤。
  3. 【請求項3】 乾燥剤と脱酸素剤とが夫々の薬包部の雰
    囲気が連通しないよう非通気性プラスチックフィルムに
    よりシール部を介して連包されてなり、使用時に所望の
    通気度となるように両者の前記薬包部に針穴を開けるこ
    とによって水蒸気及び酸素の吸収を開始する品質保持
    剤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10138392B2 (en) 2013-03-29 2018-11-27 The Chemours Company Fc, Llc Non-fluorinated urethane based coatings

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