JPH1048875A - 静電荷像現像用トナー及び該トナーを用いた画像形成方法 - Google Patents

静電荷像現像用トナー及び該トナーを用いた画像形成方法

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JPH1048875A
JPH1048875A JP21694796A JP21694796A JPH1048875A JP H1048875 A JPH1048875 A JP H1048875A JP 21694796 A JP21694796 A JP 21694796A JP 21694796 A JP21694796 A JP 21694796A JP H1048875 A JPH1048875 A JP H1048875A
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toner
developing
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wax
electrostatic image
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JP21694796A
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English (en)
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Nobuyuki Okubo
信之 大久保
Koichi Tomiyama
晃一 冨山
Osamu Tamura
修 田村
Shunji Suzuki
俊次 鈴木
Yoshihiro Ogawa
吉寛 小川
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 どのような環境下においても、かぶり・飛び
散りのない高品位な画像を実現し、高い現像性を維持し
つつ、定着性、耐オフセット性を高度に満足でき、現像
剤担持体へのトナー融着・固着が発生することがない高
度に耐久可能な静電荷像現像用トナーを提供する。 【解決手段】 少なくとも、結着樹脂、低分子量ワック
ス及び荷電制御剤を含有し、粒度分布が、重量平均粒径
をXμm、粒径3.17μm以下をY個数%とする時、 −5X+35≦Y≦−25X+180 3.5≦X≦6.5 を満足し、上記低分子量ワックスが、示差熱分析(DS
C)による吸熱ピークを2つ以上有し、最大ピークが次
に大きいピークよりも低温側に位置するトナーとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真法、静電
記録法、磁気記録法などにおいて用いられる静電荷像現
像用トナーに関し、特に、形成された顕画像を記録材に
加熱定着させる定着方式に供される静電荷像現像用トナ
ー、及び該トナーを用いた画像形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真法としては、米国特許第
2,297,691号明細書、特公昭42−23910
号公報及び同43−24748号公報等に記載されてい
る如く多数の方法が知られているが、一般には光導電性
物質を利用し、種々の手段により感光体上に電気的潜像
を形成し、次いで該潜像をトナーで現像を行なって可視
像とし、必要に応じて紙などの転写材にトナー画像を転
写した後、熱・圧力などにより転写材上にトナー画像を
定着して複写物を得るものである。また、転写材上に転
写されずに感光体上に残ったトナー粒子はクリーニング
工程により感光体上より除去される。
【0003】近年、電子写真法を用いた機器は、従来の
複写機以外にも、コンピュータの出力用のプリンタ、フ
ァクシミリなどにも使われ始めた。
【0004】例えば、プリンタ装置はLBPプリンタ又
はLEDプリンタが最近の市場の主流になっており、技
術の方向として、従来、240、300dpiであった
ものが400、600、800、さらには1200、2
400dpiとより高解像度になってきている。従っ
て、現像方式もこれに伴ってより高精細が要求されてき
ている。また、コンピュータの高性能化に伴い、出力さ
れる画像はますます高精細で高画質なものが要求されて
おり、さらに、パーソナルコンピュータの普及により、
より簡単にメンテナンスを行なうことができると同時
に、より高い信頼性が厳しく追求されてきており、それ
に伴いプリンタに要求される性能はより高度になり、ト
ナーの性能向上が達成できなければより優れた機械が構
成できなくなってきている。
【0005】このためトナーの微粒子化が進んでおり、
特開平1−112253号公報、同1−191156号
公報、同2−284158号公報、同3−181952
号公報、同4−162048号公報では特定の粒度分布
の粒径の小さいトナーが提案されている。
【0006】しかしながら、これらのトナーを用いて印
刷物を得た場合、特に約2mm四方以下の文字の印字
は、顕微鏡などで拡大して観察した場合、文字ラインの
周囲にトナー粒子の飛び散りが多く、文字ライン性に関
してはいまだ満足できるものではない。
【0007】また、文字のシャープ性に関しては、トナ
ーの重量平均粒径を6.0μm以下に小粒径化すると多
少向上するが、トナーの流動性が著しく低下し、特にベ
タ黒画像の濃度低下が顕在化する。また、小粒径化に伴
い、非画像部へのトナーの現像によるかぶり現象が発生
する。
【0008】また、デジタルプリンタ及び高細密画像の
コピーにおいて、トナーに要求される性能のうち最も重
要なものに、定着性能がある。
【0009】定着工程に関しては、種々の方法や装置が
開発されているが、現在最も一般的な方法は熱ローラに
よる圧着加熱方式である。この加熱ローラーによる圧着
加熱方式は、トナーに対し離型性を有する材料で表面を
形成した熱ローラーの表面に被定着シートのトナー像面
を加圧下で接触しながら通過せしめることにより定着を
行なうこもである。この方法は熱ローラーの表面と被定
着シートのトナー像とが加圧下で接触するため、トナー
像を被定着シート上に融着する際の熱効率が極めて良好
であり、迅速に定着を行なうことができ、高速度電子写
真複写機において非常に有効である。
【0010】しかしながら上記方法では、熱ローラー表
面とトナー像とが溶融状態で加圧下で接触するために、
トナー像の一部が定着ローラー表面に付着・転移し、次
の被定着シートを汚すことがある(オフセット現象)。
熱定着ローラー表面に対してトナーが付着しないように
することは熱ローラー定着方式の必須条件の一つとされ
ている。
【0011】また、最近、熱ローラーに変わり、加熱体
に対向圧接し、且つ、フィルムを介して記録材を該加熱
体に密着させる加圧部材とからなる定着装置が実用化さ
れており、熱効率的にも有利になっているが、トナー表
面が溶融するためのオフセット現象はさらに生じやすく
なり、これを防止することがより必要となっている。
【0012】一方、細密画像の潜像部分では、露光部と
非露光部の境界において電気力線が集中し、見かけ上、
感光体の表面電位が上がる。特に、デジタルプリンタに
おいては、潜像がオン−オフの2値の基本画素により構
成されるため、露光部と非露光部との境界部における電
気力線の集中が大きく、現像工程において基本画素によ
り構成されたライン潜像に現像される単位面積あたりの
トナー量が、通常のアナログ画像上のトナー量より多
い。従ってこのような画像の定着においては、今まで以
上に定着性、耐オフセット性の良好なトナーが要求され
ているのが現状である。
【0013】また、プリンタとしての使われ方は、同レ
ベルの複写機の3〜5倍のコピー量であり、同時に現像
の高耐久性及び高画像安定性も要求されている。
【0014】このように、近年、プリンタに要求される
性能はより高度になってきており、トナーによる定着
性、高画質安定性などの改良は必要不可欠なものとなっ
てきている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】これまで、トナー性能
の改良のために多くの検討がなされている。
【0016】例えば、定着ローラー表面にトナーを付着
させないために、ローラー表面をフッ素系樹脂等のトナ
ーに対して離型性の優れた材料で形成すると共にその表
面にさらにシリコーンオイルなどのオフセット防止用液
体を供給して液体の薄膜でローラー表面を被覆すること
が行なわれている。この方法は、トナーのオフセットを
防止する点で極めて有効なものではあるが、オフセット
防止用液体が加熱されることにより臭気を発生し、ま
た、オフセット防止用液体を供給するための装置を必要
とするため、複写装置の機構が複雑になると共に安定性
の良い結果を得るために高い精度が要求されるので複写
装置が高価なものになるという欠点がある。
【0017】特公昭58−58664号公報、同57−
52574号公報等には低分子量ポリアルキレンを用い
て加熱ローラーへのオフセットによるトナー付着を防止
するのに効果のあるトナー又は加熱ローラー定着方法が
開示されているが、本発明者等の検討の結果、この方法
では定着器下ローラー(以下加圧ローラー)の汚れは防
止できず、また加熱ローラー定着器が小径で直径40m
m以下及び/又は加熱ローラー定着器の線スピードが遅
く、150mm/sec未満である場合には効果が小さ
く、やはりオフセット防止用液体の供給が必要である。
【0018】また、特開昭52−3304号公報、同5
2−3305号公報、同57−52574号公報、同6
1−138259号公報、同56−87051号公報、
同63−188158号公報、同63−113558号
公報等にトナー中にワックス類を含有する技術が開示さ
れている。
【0019】また、低温領域から高温領域にかけて、よ
りワックス添加の効果を発揮させるために2種類以上の
ワックスを含有するトナーとして、例えば特公昭52−
3305号公報、特開昭58−215659号公報、同
62−100775号公報、特開平4−124676号
公報、同4−299357号公報、同4−362953
号公報等の技術が開示されている。
【0020】しかしながら、上記ワックスにより、耐オ
フセット性は改良されるが、これらワックスはトナー中
に均一に分散されにくく、遊離或いは偏在したワックス
が繰り返し使用後に現像性などに悪影響を与え易い。特
に、先に述べたように画像の高精細化のために、トナー
粒径を細かなものとした時には遊離・偏在といった問題
が多発・顕在化し易く、また、トナー表面へ露出するワ
ックス量が増大し、定着特性・耐オフセット特性に対し
て一層影響を及ぼし易くなり、未だ改良の余地がある。
【0021】このように、トナーの性能改良は未だに不
十分であり、多くの改良すべき点を有している。
【0022】本発明の目的は、かかる従来技術の問題点
を解決し、どのような環境下においても、かぶり・飛び
散りのない高品位な画像を実現し、高い現像性を示す電
子写真プロセスに高度に適用を可能とする静電荷像現像
用トナーを提供することにある。
【0023】さらに本発明の目的は、定着性、耐オフセ
ット性について高い性能を示す静電荷像現像用トナーを
供給することにある。
【0024】さらに本発明の目的は、上記トナーを用
い、現像剤担持体等の現像剤接触部材へのトナーの固着
・融着を防止し、高度な耐久性を有する画像形成方法を
提供することにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明の第1は、少なく
とも、結着樹脂、低分子量ワックス及び荷電制御剤を含
有するトナーであって、粒度分布が、重量平均粒径(D
4 )をX(μm)、個数分布における粒径3.17μm
以下の個数%をY(%)とした時、下記(1)及び
(2)式 −5X+35≦Y≦−25X+180 (1) 3.5≦X≦6.5 (2) を満足し、上記低分子量ワックスが、示差熱分析(DS
C)で測定される吸熱ピークを2つ以上有し、且つ、吸
熱量の最も大きいピークがその次に大きいピークよりも
低温側にあることを特徴とする静電荷像現像用トナーで
あり、本発明の第2は、静電潜像担持体に対し間隔をお
いて配置された現像剤担持体上に、トナーの層を形成
し、該現像剤担持体に交流電界を印加しながら、該トナ
ーにより静電潜像を現像する工程を有し、上記トナー
が、本発明第1の静電荷像現像用トナーであることを特
徴とする画像形成方法である。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明の静電荷像現像用トナー
は、特定の吸熱ピークを有するワックスを含有し、特定
の粒度分布を有することに特徴を有する。
【0027】本発明で用いられるワックスは、示差熱分
析(DSC)で測定される吸熱ピークを2つ以上有し、
吸熱量の最も大きいピークがその次に大きいピークより
も低温側にある。このようなワックスとしては、それぞ
れ異なる吸熱ピークを有する2種類以上のワックスを併
用してもよいし、2つ以上のDSCピークを持つ混合物
をワックスとして用いてもよい。
【0028】また、画像の高精細化のためにトナー粒径
を小さくすると、トナー粒子が転写材の紙の繊維内に入
り込み易くなってくるため、定着時に圧力に頼ることが
困難となる。加えて、高品位な画像を定着後も保持する
ためには、高圧による定着は望ましくない。
【0029】さらに、トナーを小粒径化することによっ
てトナーの表面積が増加し、トナー表面に露出するワッ
クス量が増大し、ワックス成分の定着性能に与える影響
が大きくなる。また、ワックス成分の均一分散性や遊離
性がトナーの帯電性能に大きく影響を与えることになっ
てしまう。
【0030】本発明の如き、低温側と高温側に分離した
吸熱ピークを持つワックスを用いることにより、低温側
の吸熱量の大きいピークを持つ部分が定着時に先に融け
て定着性を補助し、トナーの低温定着化を可能とし、さ
らにこれからすぐ後にサブピークである高温側の吸熱ピ
ークの部分が融けて、充分な離型性を示し、耐オフセッ
ト性を向上させることが可能となる。
【0031】また、該ワックスがDSCで測定される吸
熱ピークを2つ有することが好ましく、さらには、2つ
のピークが5〜15℃の温度差を有することが好まし
い。温度差が5℃未満では前述の効果を充分に得ること
が難しく、また、15℃を超えると低温側成分が保存性
に好ましくない影響を与えるか、もしくは、高温側成分
が定着性を阻害するからである。また、2つの吸熱ピー
クがあまりにも温度差がある場合には、両成分のトナー
中での分散性・遊離性が異なるため、本発明の如き小粒
径のトナーでは不均一なワックス成分の分散の影響を受
けてしまい、帯電性能への悪影響が出ることがある。
【0032】図1に本発明で好ましく用いられるワック
ス成分のDSCチャートを示した。このワックスは、2
つのDSC吸熱ピークを有し、それらは低温側(99.
4℃)の最大ピークと高温側(108℃)のサブピーク
を持っているものであり、2つのピークの温度差は8.
6℃である。
【0033】ワックスの種類としては、パラフィンワッ
クス及びその誘導体、マイクロクリスタリンワックス及
びその誘導体、フィッシャートロプシュワックス及びそ
の誘導体、ポリオレフィンワックス及びその誘導体、カ
ルナバワックス及びその誘導体などで、誘導体には酸化
物や、ビニル系モノマーとのブロック共重合体、グラフ
ト変性体を含む。
【0034】本発明で好ましく用いられるワックスは、
下記一般式 R−Y (R:炭化水素基、 Y:水酸基、カルボキシル基、アルキルエーテル基、エ
ステル基、スルホニル基を示す。)で表わされ、、GP
C(ゲルパーミエーションクロマトグラフ)による重量
平均分子量(Mw)が3000以下である化合物を含有
するものである。
【0035】具体的な化合物例としては、 (A)CH3 (CH2n CH2 OH(n=約20〜約
300) (B)CH3 (CH2n CH2 COOH(n=約20
〜約300) (C)CH3 (CH2n CH2 OCH2 (CH2m
CH3(n=約20〜約200、m=0〜約100) 等を挙げることができる。上記化合物(B)、(C)は
化合物(A)の誘導体であり、主鎖は直鎖状の飽和炭化
水素である。上記化合物(A)から誘導される化合物で
あれば、上記例に示した以外のものでも使用できる。本
発明においては、上記化合物を含有するワックスを用い
ることにより、低温での定着性及び高温での耐オフセッ
ト性を向上させることが可能である。
【0036】上記化合物の中でも特に、CH3 (CH
2n CH2 OH(n=20〜300)で表わされる高
分子アルコールを主成分としたワックスは、その効果が
高く好ましい。上記ワックスは滑り性がよく、特に耐オ
フセット性に優れている。また、トナーを小粒径化した
時には、ワックスを均一分散させることがより重要とな
って来るが、上記ワックスは、トナーの結着樹脂成分と
の相互作用を持ち、さらに、ワックス自身の結晶性がそ
れほど高くないため、トナー中により均一に分散させる
ことができる。
【0037】これらのワックスは、結着樹脂100重量
部に対し、0.5重量部以上20重量部以下で用いられ
ることが好ましい。
【0038】本発明において、DSC測定では、測定原
理から、高精度の内熱式補償型の示差走査熱量計で測定
することが好ましい。
【0039】本発明においてトナー中のワックスの吸熱
ピーク温度の測定は示差熱分析測定装置(DSC測定装
置)、DSC−7(パーキンエルマー社製)を用い、下
記の条件にて測定した。 試料:5〜20mg、好ましくは10mg 測定法:試料をアルミパン中に入れ、リファレンスとし
ての空のアルミパンを用いる。 温度曲線:昇温I(20℃→180℃、昇温速度10℃/min.) 降温I(180℃→10℃、降温速度10℃/min.) 昇温II(10℃→180℃、昇温速度10℃/min.) 上記昇温IIで測定される吸熱ピーク温度を測定値とす
る。
【0040】本発明において、ワックスの分子量分布は
GPC(ゲルパーミエーションクロマトグラフィ)によ
って次の条件で測定される。 装置:GPC−150C(ウォーターズ社製) カラム:GMH−HT(東ソー社製)の2連 温度:135℃ 溶媒:o−ジクロロベンゼン(0.1%アイオノール添
加) 流速:1.0ml/min. 試料:濃度0.15重量%の試料を0.4ml注入
【0041】以上の条件で測定し、試料の分子量算出に
当たっては単分散ポリスチレン標準試料により作製した
分子量較正曲線を使用し、Mark−Houwink粘
度式から導き出される換算式で換算することによって算
出される。
【0042】本発明に使用される結着樹脂の種類として
は、例えば、ポリスチレン、ポリ−p−クロロスチレ
ン、ポリビニルトルエン等のスチレン及びその置換体の
単重合体;スチレン−p−クロルスチレン共重合体、ス
チレン−ビニルトルエン共重合体、スチレン−ビニルナ
フタリン共重合体、スチレン−アクリル酸エステル共重
合体、スチレン−メタクリル酸エステル共重合体、スチ
レン−α−クロルメタクリル酸メチル共重合体、スチレ
ン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−ビニルメチ
ルエーテル共重合体、スチレン−ビニルエチルエーテル
共重合体、スチレン−ビニルメチルケトン共重合体、ス
チレン−ブタジエン共重合体、スチレン−イソプレン共
重合体、スチレン−アクリロニトリル−インデン共重合
体等のスチレン系共重合体;ポリ塩化ビニル、フェノー
ル樹脂、天然変性フェノール樹脂、天然樹脂変性マレイ
ン酸樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、ポリ酢酸ビ
ニール、シリコーン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレ
タン樹脂、ポリアミド樹脂、フラン樹脂、エポキシ樹
脂、キシレン樹脂、ポリビニルブチラール、テルペン樹
脂、クマロンインデン樹脂、石油系樹脂等が使用でき
る。また、架橋されたスチレン系樹脂も好ましい結着樹
脂である。
【0043】スチレン系共重合体のスチレンモノマーに
対するコモノマーとしては、例えば、アクリル酸、アク
リル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、
アクリル酸ドデシル、アクリル酸オクチル、アクリル酸
−2−エチルヘキシル、アクリル酸フェニル、メタクリ
ル酸、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタ
クリル酸ブチル、メタクリル酸オクチル、アクリロニト
リル、メタクリロニトリル、アクリルアミド等のような
二重結合を有するモノカルボン酸もしくはその置換体;
例えば、マレイン酸、マレイン酸ブチル、マレイン酸メ
チル、マレイン酸ジメチル、等のような二重結合を有す
るジカルボン酸及びその置換体;例えば、塩化ビニル、
酢酸ビニル、安息香酸ビニル等のようなビニルエステル
類、例えば、エチレン、プロピレン、ブチレン等のよう
なエチレン系オレフィン類;例えば、ビニルメチルケト
ン、ビニルヘキシルケトン等のようなビニルケトン類;
例えば、ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテ
ル、ビニルイソブチルエーテル等のようなビニルエーテ
ル類;等のビニル単量体が単独もしくは組合せて用いら
れる。ここで架橋剤としては、主として2個以上の重合
可能な二重結合を有する化合物が用いられ、例えば、ジ
ビニルベンゼン、ジビニルナフタレン等のような芳香族
ジビニル化合物;例えば、エチレングリコールジアクリ
レート、エチレングリコールジメタクリレート、1,3
−ブタンジオールジメタクリレート等のような二重結合
を2個有するカルボン酸エステル;ジビニルアニリン、
ジビニルエーテル、ジビニルスルフィド、ジビニルスル
ホン等のジビニル化合物;及び3個以上のビニル基を有
する化合物;が単独もしくは混合物として使用できる。
【0044】本発明の静電荷像現像用トナーは、荷電制
御剤として、有機金属化合物を用いることが好ましく、
特に気化性や昇華性に富む有機化合物を配位子や対イオ
ンとして含有するものが有用である。このような金属錯
体としては、帯電性の観点から、金属錯体型モノアゾ化
合物が好ましく用いられる。金属錯体型モノアゾ化合物
としては、特公昭41−20153号公報、同42−2
7596号公報、同44−6397号公報、同45−2
6478号公報などに記載されているモノアゾ染料の金
属錯体などがある。特に分散性・帯電性の面などから、
下記一般式(I)で表わされる金属錯体型モノアゾ化合
物であることが好ましく、中でも、中心金属が鉄である
金属錯体型モノアゾ鉄錯体を用いることが好ましい。さ
らに好ましくは、下記一般式(II)で表わされるモノ
アゾ鉄錯体を用いることである。
【0045】
【化3】
【0046】
【化4】
【0047】上記金属錯体型モノアゾ化合物の含有量
は、トナー結着樹脂100重量部に対し、0.5〜5重
量部が好ましく、特に0.2〜3重量部が好ましい。該
金属錯体型モノアゾ化合物の含有量が多過ぎると、トナ
ーの流動性が悪化し、かぶりを生じ易く、一方、少な過
ぎると充分な帯電量が得られにくい。
【0048】本発明の静電荷像現像用トナーは、磁性材
料を含有した磁性トナーとして用いられることが好まし
い。使用できる磁性材料としては、鉄、コバルト、ニッ
ケル、銅、マグネシウム、マンガン、アルミニウム、ケ
イ素などの元素を含む金属酸化物などがある。これら磁
性材料は、窒素吸着法によるBET比表面積が好ましく
は1〜20m2 /g、特に2.5〜12m2 /g、さら
にモース硬度が5〜7の磁性粉が好ましい。磁性材料の
形状としては、八面体、六面体、球状、針状、燐片状な
どがあるが、八面体、六面体、球状等の異方性の少ない
ものが好ましい。等方性の形状を有するものは、本発明
に用いる結着樹脂やワックスに対しても良好な分散を達
成できるからである。上記磁性材料の平均粒径として
は、0.05〜1.0μmが好ましく、さらに好ましく
は0.1〜0.6μm、さらには、0.1〜0.4μm
が好ましい。
【0049】上記磁性材料は、トナー結着樹脂100重
量部に対し60〜200重量部添加するのが好ましく、
特に好ましくは70〜150重量部である。60重量部
未満ではトナーの搬送性が不十分で現像剤担持体上の現
像剤層にむらが生じ、画像むらとなる傾向があり、さら
に現像剤の帯電の過剰な上昇に起因する画像濃度の低下
が生じ易い傾向であった。また、200重量部を超える
場合には現像剤の帯電が充分には得られなくなるため
に、画像濃度低下が生じ易くなる。
【0050】また、本発明のトナーには、環境安定性、
帯電安定性、現像性、流動性、保存性向上のため、無機
微粉体又は疎水性無機微粉体が混合されていることが好
ましい。例えば、シリカ微粉末、酸化チタン微粉末又は
それらの疎水化物が挙げられる。それらは、単独或いは
併用して用いることが好ましい。
【0051】シリカ微粉体はケイ素ハロゲン化物の蒸気
相酸化いわゆる乾式法により生成された乾式シリカ又は
ヒュームドシリカと称される乾式シリカ、及び水ガラス
等から製造されるいわゆる湿式シリカの両者が使用可能
であるが、表面及び内部にあるシラノール基が少なく、
またNa2 O、SO3 2- 等の製造残渣の少ない乾式シリ
カの方が好ましい。また乾式シリカにおいては、製造工
程において例えば、塩化アルミニウム、塩化チタン等他
の金属ハロゲン化合物をケイ素ハロゲン化合物と共に用
いることによって、シリカと他の金属酸化物の複合微粉
体を得ることも可能でありそれらも包含する。
【0052】さらにシリカ微粉体は疎水化処理されてい
るものが好ましい。疎水化処理は、シリカ微粉体と反応
或いは物理吸着する有機ケイ素化合物等で化学的に処理
することによって付与される。好ましい方法としては、
ケイ素ハロゲン化合物の蒸気相酸化により生成された乾
式シリカ微粉体をシランカップリング剤で処理した後、
或いはシランカップリング剤で処理すると同時にシリコ
ーオイル等有機ケイ素化合物で処理する方法が挙げられ
る。
【0053】疎水化処理に使用されるシランカップリン
グ剤としては、例えばヘキサメチルジシラザン、トリメ
チルシラン、トリメチルクロルシラン、トリメチルエト
キシシラン、ジメチルジクロルシラン、メチルトリクロ
ルシラン、アリルジメチルクロルシラン、アリルフェニ
ルジクロルシラン、ベンジルジメチルクロルシラン、ブ
ロムメチルジメチルクロルシラン、α−クロルエチルト
リクロルシラン、β−クロルエチルトリクロルシラン、
クロルメチルジメチルクロルシラン、トリオルガノシリ
ルメルカプタン、トリメチルシリルメルカプタン、トリ
オルガノシリルアクリレート、ビニルジメチルアセトキ
シシラン、ジメチルジエトキシシラン、ジメチルジメト
キシシラン、ジフェニルジエトキシシラン、ヘキサメチ
ルジシロキサン、1,3−ジビニルテトラメチルジシロ
キサン、1,3−ジフェニルテトラメチルジシロキサン
及び1分子当たり2から12個のシロキサン単位を有し
末端に位置する単位にそれぞれ1個宛のケイ素原子に結
合した水酸基を含有したジメチルポリシロキサン等が挙
げられる。
【0054】有機ケイ素化合物としては、シリコーンオ
イルが挙げられる。好ましいシリコーンオイルとして
は、25℃における粘度が30〜1000センチストー
クスのものが用いられ、例えばジメチルシリコーンオイ
ル、メチルフェニルシリコーンオイル、α−メチルスチ
レン変性シリコーンオイル、クロルフェニルシリコーン
オイル、フッ素変性シリコーンオイル等が特に好まし
い。
【0055】シリコーンオイル処理の方法としては、例
えばシランカップリング剤で処理されたシリカ微粉体と
シリコーンオイルとをヘンシェルミキサー等の混合機を
用いて直接混合しても良いし、ベースとなるシリカ微粉
体にシリコーンオイルを噴霧する方法を用いてもよい。
或いは、適当な溶剤にシリコーンオイルを溶解或いは分
散せしめた後、シリカ微粉体を加え混合し溶剤を除去す
る方法でもよい。
【0056】本発明の静電荷像現像用トナーには、必要
に応じてシリカ微粉体又は酸化チタン微粉体以外の外部
添加剤を添加してもよい。
【0057】例えば、帯電補助剤、導電性付与剤、流動
性付与剤、ケーキング防止剤、熱ローラー定着時の離型
剤、滑剤、研磨剤等の働きをする樹脂微粒子や無機微粒
子などである。
【0058】例えば滑剤としては、テフロン、ステアリ
ン酸亜鉛、ポリフッ化ビニリデン等が挙げられ、中でも
ポリフッ化ビニリデンが好ましい。また研磨剤として
は、酸化セリウム、炭化ケイ素、チタン酸ストロンチウ
ム等が挙げられ、中でもチタン酸ストロンチウムが好ま
しい。流動性付与剤としては、酸化チタン、酸化アルミ
ニウム等が挙げられ、中でも疎水性のものが好ましい。
導電性付与剤としては、カーボンブラック、酸化亜鉛、
酸化アンチモン、酸化スズ等が挙げられる。またさら
に、逆極性の白色微粒子及び黒色微粒子を現像性向上剤
として少量用いることもできる。
【0059】トナーと混合される樹脂微粒子や無機微粉
体、疎水性無機微粉体などは、トナー100重量部に対
して0.1〜5重量部(好ましくは、0.1〜3重量
部)使用するのが好ましい。
【0060】本発明の静電荷像現像用トナーは、静電潜
像担持体に対し間隔をおいて配置された現像剤担持体
(現像スリーブ)上に、トナーの層を形成し、該現像剤
担持体に交流電界を印加しながら、該トナーにより静電
潜像を現像する工程を有する本発明の画像形成方法に好
適に用いられる。
【0061】高精細化のためにトナー粒径を小さくした
場合には、現像剤担持体の表面への凝集・付着が顕著と
なり現像剤担持体の表面を汚染し易くなり、また、均一
な帯電制御も困難となってくる。
【0062】本発明の静電荷像現像用トナーを用いるこ
とにより、現像剤担持体の表面へのトナーの付着を防止
することができ、また、安定した帯電性能を得ることが
できる。
【0063】本発明の画像形成方法に用いられる現像剤
担持体は、現像剤担持体が基体及び導電性被覆層を少な
くとも有していることが好ましい。
【0064】本発明における現像剤担持体表面の粗度
は、中心線平均粗さ(Ra)で0.2〜5.0μmであ
ることが好ましい。該粗度が0.2μm未満では担持能
力が低下し、現像濃度が低下するなど好ましくない。ま
た、5.0μmを超える場合ではトナーコート層が厚く
なり、飛散、不正現像が目立つようになり好ましくな
い。
【0065】また、本発明において上記被覆層は結着樹
脂と、0.3〜30μmの個数平均粒径で且つ真密度が
3g/cm3 以下の導電性球状粒子とを有していること
が好ましい。該導電性球状粒子は、現像体担持体の被膜
層が摩耗してきた場合でも、一様の表面粗度を保持する
ために添加するものである。該導電性球状粒子の真密度
が3g/cm3 を超えると導電性被覆層表面に均一な粗
さを付与しにくくなり、トナーの均一な帯電、及び被覆
層の強度が不十分となってしまい、好ましくない。望ま
しくは2.7g/cm3 以下のものを用いる。また、個
数平均粒径が0.3μm未満では被覆層の表面粗れの効
果がなく、30μmを超える場合には被覆層より突出
し、その部分だけ不正現象が起こり易く、いずれも好ま
しくない。
【0066】また、上記導電性球状粒子を構成する導電
性物質としては、アセチレンブラック、オイルブラック
等導電カーボン;鉄、鉛、スズ等金属粉;酸化スズ、酸
化アンチモン等金属酸化物が挙げられる。好ましくは、
炭素粒子を用いる。球状炭素粒子は長期にわたる耐久使
用においても削れが少なく、高性能を持続的に発揮でき
るためである。
【0067】本発明における球状とは、粒子の長径/短
径の比が1.0〜1.5(好ましくは1.0〜1.2)
であることを指す。特に、真球の粒子が好ましい。
【0068】本発明にかかる現像剤担持体上の被覆層に
用いる結着樹脂としては、フェノール樹脂、エポキシ樹
脂、ポリカーボネート樹脂等が挙げられる。一般的にト
ナーに対し正極性に摩擦帯電を付与する樹脂が結着樹脂
として好ましく使用できる。
【0069】このうち、熱硬化性樹脂は製造面、耐久性
の面より好ましい。また、トナーの帯電安定性より、フ
ェノール樹脂が最も好ましく用いられる。フェノール樹
脂にはフェノールとホルムアルデヒドから生成される純
フェノール樹脂、エステルガムと純フェノール系樹脂を
組合せた変性フェノール樹脂があり、いずれも使用でき
る。フェノール樹脂は熱硬化反応により密な三次元の架
橋構造を形成するため、他の熱硬化性樹脂(ポリウレタ
ン、ポリアミド等)に比べ非常に硬い塗膜を形成するこ
とができるため好ましく用いられる。
【0070】本発明に用いられる現像剤担持体の基体と
しては、金属及び合金化合物が好ましく使用することが
できる。さらに非金属の材料も使用することができる。
【0071】但し、本発明の構成上、現像剤担持体を電
極として用いているため、非金属物質、例えばプラスチ
ック成形品を用いる場合には通電できる構成にしておく
必要がある。例えば現像剤担持体表面に金属を蒸着によ
り吸着させる、導電性を有する樹脂により構成するなど
である。
【0072】本発明において用いられる現像剤担持体の
基体としては、中心線平均粗さ(Ra)で表わされる表
面粗度が1.5μm以下の範囲である円筒アルミが好ま
しく用いられる。
【0073】上記基体の表面粗度が1.5μmを超える
場合は、表面粗さにより基体自身の歪みが発生し、良好
な現像性が得られない。
【0074】本発明に用いる被覆層は上記結着樹脂が可
溶な溶剤、例えばフェノール樹脂に対してはメタノー
ル、プロピルアルコールの如きアルコール系溶媒に固形
分として5〜50重量%になるように被覆層の原料を加
え、サンドミル、ボールミル、アトライター等攪拌機で
顔料を分散し、被覆剤原液を得る。この被覆剤原液に対
し溶媒を添加して製造方法に見合う固形分に調整し、塗
工液とする。この塗工液を現像剤担持体基体上に塗布
し、指触乾燥させた後、加熱もしくは露光により被覆層
を硬化させ、現像剤担持体を形成する。塗工方法として
は、スプレー法、ディッピング法、ローラーコート法、
バーコート法、静電塗装法が用いられる。
【0075】本発明における導電性球状粒子の添加量
は、結着樹脂の重量を基準にして0.03〜5重量%の
範囲で特に好ましい結果を与える。0.03重量%未満
では、導電性球状粒子の添加効果が小さく、5重量%を
超える場合では現像特性に悪影響を及ぼす場合がある。
【0076】本発明においては、トナーの帯電をより安
定させるためにトナーに用いられる帯電制御剤を被覆層
に添加してもよい。例えばニグロシン、4級アンモニウ
ム塩、ホウ酸化合物、リン酸化合物が挙げられる。いず
れの場合においても、本発明での0.3〜30μmの粒
径の導電性球状粒子を添加することにより安定した現像
剤担持体表面を保持することができる。
【0077】本発明において、中心線平均粗さ(Ra)
は、JIS表面粗さ(B0601)に基づいて表面粗さ
測定器(サーフコーダSE−30H、(株)小坂研究所
製)を用いて測定される。具体的には、中心線平均粗さ
(Ra)は、粗さ曲線からその中心線の方向に測定長さ
t=2.5mmの部分を抜き取り、この抜き取り部分の
中心線をX軸、縦倍率の方向をY軸、粗さ曲線をy=f
(x)で表わした時、次の式によって求められる値をマ
イクロメートル(μm)で表わしたものを言う。
【0078】
【数1】
【0079】本発明においては、現像剤担持体表面より
現像剤の離型を促進するために、表面エネルギーの低い
物質を添加しても良い。このような物質としては、例え
ばフッ素化合物、窒化ホウ素、グラファイト等が挙げら
れる。
【0080】本発明の静電荷像現像用トナーは、トナー
構成材料をボールミル等混合機により充分混合してか
ら、加熱ロール、ニーダー、エクストルーダー等熱混練
機を用いて溶融、捏和及び練肉し、冷却固化後、粉砕及
び厳密な分級を行なうことにより生成することができ
る。
【0081】本発明の静電荷像現像用トナーの粒度分布
は、シャープな文字を形成し、且つかぶりを抑制した高
画質な画像を得るために、下記条件を満たすものとなっ
ている。即ち、重量平均粒径(D4 )をX(μm)、個
数分布から求めた粒径3.17μm以下の個数%をY
(%)とした時、下記(1)式及び(2)式 −5X+35≦Y≦−25X+180 (1) 3.5≦X≦6.5 (2) を満足するものである。
【0082】上記Yが−25X+180を超えると、か
ぶりが増大する傾向になり、またY<−5X+35の場
合には、文字輪郭のシャープ性が劣り、いずれも好まし
くない。また、X<3.5の場合には画像濃度が低下
し、X>6.5の場合には文字輪郭のシャープ性が劣
り、いずれも好ましくない。
【0083】好ましくは、それぞれ、 −5X+35≦Y≦−12.5X+98.75 (3) 4.0≦X≦6.3 (4) である。
【0084】また、本発明の静電荷像現像用トナーの微
粉量に関しては、個数分布における粒径2.52μm以
下の個数%をX(%)とした時、下記(5)式 −7.5X+45≦Z≦−12.0X+82 (5) を満足することが好ましい。
【0085】上記Zが−7.5X+45より少ない場合
は、ハーフトーン画像に対するトナー現像性が低下し、
スリーブゴースト抑制効果が少なくなり、Z>−12.
0X+82の場合には、かぶりや画像濃度の低下が生じ
易くなり、いずれも好ましくない。
【0086】上記の如く、高画質化のためにトナー粒度
分布を制御した場合、さらに厳密な帯電制御が必要とさ
れるために、本発明の効果が顕著に現れる。
【0087】本発明の静電荷像現像用トナーの粒度分布
の測定は、コールターカウンターTA−II或いはマル
チサイザー(共にコールター社製)を用いる。電解液は
1級塩化ナトリウムを用いて1%NaCl水溶液を用い
る。例えばISOTONR−II(コールターサイエン
ティフィックジャパン社製)が使用できる。測定法とし
ては、前記電界水溶液100〜150ml中に分散剤と
して界面活性剤、好ましくはアルキルベンゼンスルホン
酸塩を0.1〜5ml加え、さらに測定試料を2〜20
mg加える。試料を懸濁した電解液は超音波分散器で約
1〜3分間分散処理を行ない、前記測定装置によりアパ
ーチャーとして100μmアパーチャーを用いて、2μ
m以上のトナーの体積、個数を測定して体積分布と個数
分布とを算出した。
【0088】次に、本発明にかかる体積分布から求めた
重量基準の重量平均粒径(D4 :各チャンネルの中央値
をチャンネル毎の代表値とする)、及び、個数分布から
求めた個数基準の粒径3.17μm以下、及び、2.5
2μm以下のそれぞれの割合を求めた。
【0089】本発明の静電荷像現像用トナーは、下記の
式で定義されるタップ時の空隙率が、0.45〜0.7
0の範囲内であることが好ましい。
【0090】空隙率=(真密度−タップ密度)/真密度
【0091】トナーは主に現像剤担持体とトナー規制ブ
レードとの間でパッキングされた状態で摩擦帯電する。
そのためトナーのパッキング状態の程度はそのトナーの
帯電に大きく影響する。パッキング状態の指標の一つで
あるタップ時の空隙率が0.45〜0.70であるとい
うことは、トナーのパッキングの状態が、従来に比べて
空隙の多い状態でトナーが摩擦帯電されることになる。
この空隙の多い状態が、現像剤担持体上でトナーが動き
易く、各粒径のトナーの帯電機会を均一にするので微粉
層の形成を抑制するようなトナーの特異な帯電を促進
し、スリーブゴーストの抑制及び高画質濃度の両立をよ
り良好なものにすると考えられる。
【0092】従って、本発明のトナーは、前述の特定の
粒度分布を有することにより、粒径差に基づくトナー粒
子の帯電量のばらつきを抑制することのできる効果と、
さらに、特定のタップ時の空隙率を有することにより、
各トナー粒子の帯電機会の均一性に基づく各トナー粒子
の帯電量のばらつきを抑制することのできる効果の組合
せにより、トナーに特異な帯電特性が得られ、スリーブ
ゴーストが顕著に抑制されるものと考えられる。
【0093】このようなタップ時の空隙率を有するトナ
ーとした場合、さらに高度なトナーの帯電能の制御が必
要となり、本発明の如きトナーが有効に作用することに
なるのである。
【0094】上記タップ時の空隙率は0.45未満の場
合には、スリーブゴーストの抑制及び高画像濃度の両立
ができなくなり、0.70を超える場合には、現像剤担
持体上のトナーコート層が不均一な状態になり、画像の
均一性が低下するため、いずれも好ましくない。
【0095】本発明において、上記トナーの真密度は以
下のようにして測定する。
【0096】トナー1gを赤外分光測定用錠剤成形器に
入れ、約1.96MPa(200kgf/cm2 )の圧
力で1分間加圧し成形する。このサンプルの体積及び重
量を測定し真密度を求める。
【0097】本発明において、トナーのタップ密度の測
定はホソカワミクロン(株)製のパウダーテスターを用
い、該パウダーテスターに付属している容器を使用し
て、該パウダーテスターの取り扱い説明書の手順に従っ
て測定した値を言う。
【0098】
【実施例】以下、具体的実施例によって本発明を説明す
るが、本発明は何らこれらに限定されるものではない。
【0099】(トナー製造例) [トナー製造例1]トナーの原材料として、スチレン−
アクリル酸ブチル共重合体(分子量85万、及び、14
500に2つのピークを有する。ガラス転移点温度65
℃)を100重量部、球形磁性酸化鉄100重量部、下
記式で示される金属錯体型モノアゾ化合物2重量部、及
び、後述する低分子量ワックス6重量部を用いた。
【0100】
【化5】
【0101】低分子量ワックスは図1に示されるDSC
吸熱ピークを持つ。即ち、99.4℃及び108℃にそ
れぞれ吸熱ピークを有し、99.4℃のピークがメイン
ピークである高級アルコール系ワックス(Mw=78
0)である。
【0102】これらを予め均一に混合し、これを130
℃に加熱された二軸エクストルーダーで溶融混練した。
この混練物を冷却後、ハンマーミルで粗粉砕し、さらに
ジェットミルで微粉砕後、得られた粉砕物を風力分級
し、重量平均粒径(D4 )が5.7μm、粒径3.17
μm以下の個数%が12.8%、粒径2.52μm以下
の個数%が3.9%の分級粉を得た。
【0103】これらの分級粉100重量部に対して、
1.45重量部の疎水性シリカ微粉体を乾式混合して、
トナー(T1)を得た。このトナーの空隙率は0.49
であった。
【0104】[トナー製造例2]低分子量ワックスとし
て、CH3 (CH245OHの高級アルコール(DSC
吸熱ピーク:99℃)を5重量部及び極性基を有しない
ポリエチレン(DSC吸熱ピーク:109℃、Mw=1
000)を1重量部併用した以外は、トナー製造例1と
同様にして、トナー(T2)を得た。このトナーの空隙
率は0.51であった。
【0105】[トナー製造例3]低分子量ワックスとし
て、低密度ポリエチレン系ワックス(DSC吸熱ピー
ク:100℃(メインピーク)及び115℃(サブピー
ク)、Mw=1400)を6重量用いた以外は、トナー
製造例1と同様にして、トナー(T3)を得た。このト
ナーの空隙率は0.46であった。
【0106】[トナー製造例4]低分子量ワックスとし
て、直鎖ポリエチレン(DSC吸熱ピーク:85℃、M
w=550)を4重量部及びポリプロピレンワックス
(DSC吸熱ピーク:135℃、Mw=3000)を2
重量部併用した以外は、トナー製造例1と同様にしてト
ナー(T4)を得た。このトナーの空隙率は0.50で
あった。
【0107】[トナー製造例5]金属錯体型モノアゾ化
合物に換えて、下記化学式で示されるサリチル酸亜鉛錯
体型化合物を1重量部とした以外は、トナー製造例1と
同様にしてトナー(T5)を得た。このトナーの空隙率
は0.45であった。
【0108】
【化6】
【0109】[トナー製造例6]低分子量ワックスとし
て、直鎖ポリエチレン(DSC吸熱ピーク:75℃、M
w=500)を7重量部用いた以外は、トナー製造例1
と同様にして、トナー(T6)を得た。このトナーの空
隙率は0.51であった。
【0110】[トナー製造例7]低分子量ワックスとし
て、ポリプロピレン(DSC吸熱ピーク:150℃、M
w=6000)を3重量部用いた以外は、トナー製造例
1と同様にして、トナー(T7)を得た。このトナーの
空隙率は0.49であった。
【0111】[トナー製造例8]低分子量ワックスを含
まない以外はトナー製造例1と同様にして、トナー(T
8)を得た。このトナーの空隙率は0.55であった。
【0112】(現像体担持体製造例) [現像剤担持体製造例1] グラファイト(昭和電工社製、UFG−10 100重量部 黒鉛化度100%、長軸径5μm、 厚さ0.5μm以下) レゾール型フェノール樹脂 200重量部 球形炭素粒子(平均粒径0.5μm、 15重量部 真密度1.51g/cm3
【0113】上記被覆層原料の混合物25重量部をブチ
ルアルコール75重量部に加え、混合した後、直径20
0μmのボールがメディア粒子として入っているボール
ミルにて10時間分散した。この後、64メッシュの篩
いを用い、ボールを分離し、被覆剤原液(固形分25重
量%)を得た。
【0114】この被覆剤原液にブチルアルコール25重
量部を加え、塗工液とした(固形分20重量%)。この
塗工液をディッピング法により、直径14mmのアルミ
ニウム担持体基体(アルミシリンダー、Ra=0.6μ
m)上に10μm厚の被覆層を形成し、次いで熱風乾燥
炉により150℃/30分間加熱し硬化させ現像剤担持
体(S1)を調整した。得られた現像剤担持体(S1)
のRaは1.2であった。
【0115】[現像剤担持体製造例2]直径14mmの
アルミニウム担持体基体(アルミシリンダー、Ra=
0.6μm)に(株)不二製作所製ブラスト加工工機を
用い、アランダム#400の砥粒にてブラスト処理を行
ない、ブラスト処理により摩砕された微粉を除去するた
めに、アルコール洗浄を行ない、現像剤担持体(S2)
を得た。得られた現像剤担持体のRaは1.7であっ
た。
【0116】(評価)上記のようにして得られたトナー
及び現像剤担持体を用いて評価を行なった。その組合せ
を表1に示した。評価方法は下記の要領で行なった。
【0117】[プリントアウト試験]高温高湿(32.
5℃・80%RH)、低温低湿(10℃・15%RH)
の各々の環境下で、市販のレーザービームプリンタLB
P−450〔(株)キヤノン製〕を以下の構成に改造
し、下記条件でプリントアウト試験を行なった。トナー
切れに際しては、カートリッジ上部のトナー容器部分に
切り込みを設け、そこからトナーを補給することによっ
てプリントアウト試験を続けた。
【0118】一次帯電を−600Vとして静電潜像を形
成し、感光ドラムと製造例で示した現像剤担持体(磁石
内包)上の現像剤層を非接触に間隙(270μm)を設
定し、交流バイアス(f=2400Hz;Vpp=14
00V)及び直流バイアス(Vdc=−500V)とし
て現像ドラムに印加した。
【0119】プリントアウトの速度は、16枚(A4)
/1分となるように改造した。
【0120】また、定着ユニットを図2に示すフィルム
式加熱定着装置に改造した。図中の加熱体11の検温素
子14の表面温度は180℃、加熱体11−加圧ローラ
ー18間の総圧は、10kgf、加圧ローラー18と定
着フィルム15のニップは7mmに設定した。定着フィ
ルム15は転写材との接触面にPTFEに導電性物質を
分散させた低抵抗の離型層を有する厚さ65μmのポリ
イミドフィルムを使用した。
【0121】得られた画像を下記の項目について評価し
た。
【0122】画像濃度 通常の複写機用普通紙(75g/m2 )に10000枚
プリントアウト終了時の画像濃度維持により評価した。
尚、画像濃度は「マクベス反射濃度計」(マクベス社
製)を用いて、原稿濃度が0.00の白地部分のプリン
トアウト画像に対する相対濃度を測定した。
【0123】かぶり リフレクトメーター〔東京電色(株)製〕により測定し
た転写紙の白色度と、ベタ白をプリント後の転写紙の白
色度との比較からかぶりを算出した。
【0124】定着性 定着性は、50g/cm2 の荷重をかけ、柔和な薄紙に
より定着画像を摺擦し、摺擦前後での画像濃度の低下率
(%)で評価した。
【0125】 ◎(優):5%未満 ○(良):5%以上10%未満 △(可):10%以上20%未満 ×(不可):20%以上
【0126】耐オフセット性 耐オフセット性は、画像面積率約5%のサンプル画像を
プリントアウトし、画像上の汚れの程度により評価し
た。
【0127】 ◎:非常に良好(未発生) ○:良好(ほとんど発生せず) △:実用可 ×:実用不可
【0128】現像剤担持体へのトナー融着の程度 高温高湿(32.5℃・80%RH)の環境下で100
00枚を画出しした後に、現像剤担持体を目視で観察
し、現像剤担持体へのトナー融着の程度により評価し
た。
【0129】 ◎:非常に良好(未発生) ○:良好(ほとんど発生せず) △:実用可 ×:実用不可
【0130】[トナー保存性試験] トナー保存性 トナー10gを50mlのポリカップに入れ、50℃の
恒温槽に3日間安置し、その時のトナーのブロッキング
程度を評価した。
【0131】 ○:変わらない △:わずかに固化しているが、実用可 ×:ブロッキングしている。
【0132】以下の評価結果を表1にまとめて記した。
【0133】
【表1】
【0134】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明のトナー
は、現像剤担持体へのトナー融着、固着がなく、耐久性
が高く、該トナーを用いた本発明の画像形成方法におい
ては、定着性、耐オフセット性、及び帯電安定性を満足
し、どのような環境下においても、かぶりや飛び散りの
ない高品位な画像を実現し、高い現像性を示す電子写真
プロセスに高度に適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の静電荷像現像用トナーに好適に用いら
れるワックスの昇温時のDSC曲線の吸熱ピークを示す
図である。
【図2】本発明の画像形成方法を実施する一例の定着装
置の構造図である。
【符号の説明】
11 低熱容量線状加熱体 12 アルミナ基板 13 抵抗材料 14 検温素子 15 定着フィルム 16 駆動ローラー 17 従動ローラー 18 加圧ローラー 19 転写材 20 未定着現像剤 21 入口ガイド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 俊次 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 小川 吉寛 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、結着樹脂、低分子量ワック
    ス及び荷電制御剤を含有するトナーであって、粒度分布
    が、重量平均粒径(D4 )をX(μm)、個数分布にお
    ける粒径3.17μm以下の個数%をY(%)とした
    時、下記(1)及び(2)式 −5X+35≦Y≦−25X+180 (1) 3.5≦X≦6.5 (2) を満足し、上記低分子量ワックスが、示差熱分析(DS
    C)で測定される吸熱ピークを2つ以上有し、且つ、吸
    熱量の最も大きいピークがその次に大きいピークよりも
    低温側にあることを特徴とする静電荷像現像用トナー。
  2. 【請求項2】 上記静電荷像現像用トナーは、タップ密
    度から求めた空隙率が0.45〜0.70であることを
    特徴とする請求項1に記載の静電荷像現像用トナー。
  3. 【請求項3】 上記静電荷像現像用トナーは、下記
    (3)式 −5X+35≦Y≦−12.5X+98.75 (3) を満たす粒度分布を有することを特徴とする請求項1又
    は2に記載の静電荷像現像用トナー。
  4. 【請求項4】 上記静電荷像現像用トナーは、下記式
    (4) 4.0≦X≦6.3 (4) を満足することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに
    記載の静電荷像現像用トナー。
  5. 【請求項5】 上記静電荷像現像用トナーは、粒度分布
    において、重量平均粒径(D4 )をX(μm)、個数分
    布における粒径2.52μm以下の個数%をZ(%)と
    した時、下記式(5) −7.5X+45≦Z≦−12.0X+82 (5) を満足することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに
    記載の静電荷像現像用トナー。
  6. 【請求項6】 上記低分子量ワックスが、DSCで測定
    される吸熱量が最大の吸熱ピークとその次の大きい吸熱
    ピークの温度差が5〜15℃であることを特徴とする請
    求項1〜5のいずれかに記載の静電荷像現像用トナー。
  7. 【請求項7】 上記低分子量ワックスが、DSCで測定
    される吸熱ピークを2つ有することを特徴とする請求項
    6記載の静電荷像現像用トナー。
  8. 【請求項8】 上記低分子量ワックスが、下記一般式 R−Y (R:炭化水素基、 Y:水酸基、カルボキシル基、アルキルエーテル基、エ
    ステル基、スルホニル基を示す。)で表わされ、GPC
    (ゲルパーミエーションクロマトグラフ)による重量平
    均分子量(Mw)が3000以下である化合物を含有す
    ることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の静
    電荷像現像用トナー。
  9. 【請求項9】 上記低分子量ワックスが、CH3 (CH
    2n OH(n=20〜300)で表わされる高分子量
    アルコールを主成分とすることを特徴とする請求項8記
    載の静電荷像現像用トナー。
  10. 【請求項10】 上記荷電制御剤が、下記一般式(I)
    で表わされる金属錯体型モノアゾ化合物であることを特
    徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の静電荷像現像
    用トナー。 【化1】
  11. 【請求項11】 上記金属錯体型モノアゾ化合物の中心
    金属が鉄であることを特徴とする請求項10記載の静電
    荷像現像用トナー。
  12. 【請求項12】 上記金属錯体型モノアゾ化合物が下記
    一般式(II)で表わされる化合物であることを特徴と
    する請求項11記載の静電荷像現像用トナー。 【化2】
  13. 【請求項13】 静電潜像担持体に対し間隔をおいて配
    置された現像剤担持体上に、トナーの層を形成し、該現
    像剤担持体に交流電界を印加しながら、該トナーにより
    静電潜像を現像する工程を有し、上記トナーが、請求項
    1〜12のいずれかに記載の静電荷像現像用トナーであ
    ることを特徴とする画像形成方法。
  14. 【請求項14】 上記画像形成方法において、上記現像
    剤担持体が基体及び導電性被覆層を少なくとも有するこ
    とを特徴とする請求項13に記載の画像形成方法。
  15. 【請求項15】 上記導電性被覆層が、少なくとも結着
    樹脂と、個数平均粒径が0.3〜30μmで真密度が3
    g/cm3 以下の導電性球状粒子を含むことを特徴とす
    る請求項14記載の画像形成方法。
  16. 【請求項16】 上記導電性球状粒子が炭素粒子である
    ことを特徴とする請求項15記載の画像形成方法。
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