JPH1048743A - 液晶プロジェクタのミラー保持機構 - Google Patents
液晶プロジェクタのミラー保持機構Info
- Publication number
- JPH1048743A JPH1048743A JP8199352A JP19935296A JPH1048743A JP H1048743 A JPH1048743 A JP H1048743A JP 8199352 A JP8199352 A JP 8199352A JP 19935296 A JP19935296 A JP 19935296A JP H1048743 A JPH1048743 A JP H1048743A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mirror
- liquid crystal
- holding mechanism
- crystal projector
- guide groove
- Prior art date
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- Liquid Crystal (AREA)
- Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
- Mounting And Adjusting Of Optical Elements (AREA)
- Projection Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】ミラーの面精度を劣化させることなく、画像の
色ムラや色ズレを発生させることのない液晶プロジェク
タのミラー保持機構を提供する。 【解決手段】光学部品取付ベース２０４に、ミラー２０
１を保持するミラー保持部材２０２，３０２が固定さ
れ、ミラー押さえ部材２０３，３０３による押さえつけ
力により強固に保持される。このとき、ミラー保持部材
３０２の溝に傾斜をもたせ、保持する点を３カ所になる
ようにしてもよい。
色ムラや色ズレを発生させることのない液晶プロジェク
タのミラー保持機構を提供する。 【解決手段】光学部品取付ベース２０４に、ミラー２０
１を保持するミラー保持部材２０２，３０２が固定さ
れ、ミラー押さえ部材２０３，３０３による押さえつけ
力により強固に保持される。このとき、ミラー保持部材
３０２の溝に傾斜をもたせ、保持する点を３カ所になる
ようにしてもよい。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ミラー保持機構に
関し、特に光源から出射される光をミラーにより複数の
色成分に分割または合成する構成をもつ液晶プロジェク
タのミラー保持機構に関する。
関し、特に光源から出射される光をミラーにより複数の
色成分に分割または合成する構成をもつ液晶プロジェク
タのミラー保持機構に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種のミラー保持機構は、ミラ
ーを固定する方法として、金属や樹脂フレーム等と固定
金具等を用いてミラーの板厚方向に保持力を発生させ固
定していた。図５に示す従来の保持機構の図６に示す断
面構成例のように、ミラー２０１はフレーム４０１へ固
定金具４０２により固定されている。固定金具４０２
は、ねじ４０３でフレーム４０１に固定され、この固定
金具４０２がミラー２０１の少なくとも相対する２辺を
保持している。
ーを固定する方法として、金属や樹脂フレーム等と固定
金具等を用いてミラーの板厚方向に保持力を発生させ固
定していた。図５に示す従来の保持機構の図６に示す断
面構成例のように、ミラー２０１はフレーム４０１へ固
定金具４０２により固定されている。固定金具４０２
は、ねじ４０３でフレーム４０１に固定され、この固定
金具４０２がミラー２０１の少なくとも相対する２辺を
保持している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
構成ではミラー２０１を保持する固定金具４０２の保持
力が、ミラー２０１の板厚方向に加わるためミラー２０
１の表面の面精度をゆがませ劣化させてしまう問題や、
フレームやミラーの厚みのばらつきでミラーの取付位置
精度が悪化する問題が発生していた。
構成ではミラー２０１を保持する固定金具４０２の保持
力が、ミラー２０１の板厚方向に加わるためミラー２０
１の表面の面精度をゆがませ劣化させてしまう問題や、
フレームやミラーの厚みのばらつきでミラーの取付位置
精度が悪化する問題が発生していた。
【０００４】ところで、従来この種のミラー構造を用い
て、光源を３色に色分解しそれぞれの光路に液晶パネル
を配置し、液晶パネルを透過してくる光を合成し投射レ
ンズを介してスクリーンに拡大投射させる液晶プロジェ
クタ等では、色分離ミラーの面精度の劣化により各色の
割合が変化し色むらを発生させ、色合成ミラーの面精度
の劣化により画像に色ずれを発生させてしまい、投射さ
れる画像を劣化させる不都合があった。
て、光源を３色に色分解しそれぞれの光路に液晶パネル
を配置し、液晶パネルを透過してくる光を合成し投射レ
ンズを介してスクリーンに拡大投射させる液晶プロジェ
クタ等では、色分離ミラーの面精度の劣化により各色の
割合が変化し色むらを発生させ、色合成ミラーの面精度
の劣化により画像に色ずれを発生させてしまい、投射さ
れる画像を劣化させる不都合があった。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、光源よ
り出射される光をミラーにより、複数の色成分に分割す
る照明装置において、ミラーの合い接する２辺を保持す
るガイド溝の有するレール部材と、ミラーのレール部材
に保持された２辺と相対する２辺より、ミラーの板厚と
直交する２つの方向に押圧力を発生させる押圧ばね部材
により固定するようにしたものである。
り出射される光をミラーにより、複数の色成分に分割す
る照明装置において、ミラーの合い接する２辺を保持す
るガイド溝の有するレール部材と、ミラーのレール部材
に保持された２辺と相対する２辺より、ミラーの板厚と
直交する２つの方向に押圧力を発生させる押圧ばね部材
により固定するようにしたものである。
【０００６】このようにしたことで、第一の発明によれ
ば、ミラーの保持力を板厚と直交するミラーの高い強度
方向に加えることができ、ミラーの面精度を劣化させず
に確実に保持することができる。
ば、ミラーの保持力を板厚と直交するミラーの高い強度
方向に加えることができ、ミラーの面精度を劣化させず
に確実に保持することができる。
【０００７】また、第二の発明によれば、ミラーの厚み
がばらついても取付位置の精度を確保し、面精度を劣化
させずに保持することができる。
がばらついても取付位置の精度を確保し、面精度を劣化
させずに保持することができる。
【０００８】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
添付図面を参照して説明する。本例においては、スクリ
ーンに拡大投射させる液晶プロジェクタに適用したもの
で、ここでは、その分光ミラーおよび合成ミラーの固定
部の構造について説明する。図１は液晶プロジェクタの
模式的平面図であり、光源１０２の白色光を、分光ミラ
ー（１）１０４で赤および緑と青の組み合わせの２色の
色に分解し分光ミラー（１）１０４を通過した赤の光
は、分光ミラー（２）１０５で反射し、集光レンズ
（１）１０７を通過し、液晶表示器（１）１１０を通過
し、合成ミラー（１）１１３を通過し、合成ミラー
（３）１１５で反射した後、投射レンズ１０３により、
液晶表示器の映像をスクリーンに拡大投射する。分光ミ
ラー（１）１０４を反射した緑と青の光は、同じく分光
ミラー（３）１０６により更に緑と青の２色に分光さ
れ、赤と同様にそれぞれの液晶表示器を通過し、合成ミ
ラーを経由して白色光としての映像を拡大投射する。
添付図面を参照して説明する。本例においては、スクリ
ーンに拡大投射させる液晶プロジェクタに適用したもの
で、ここでは、その分光ミラーおよび合成ミラーの固定
部の構造について説明する。図１は液晶プロジェクタの
模式的平面図であり、光源１０２の白色光を、分光ミラ
ー（１）１０４で赤および緑と青の組み合わせの２色の
色に分解し分光ミラー（１）１０４を通過した赤の光
は、分光ミラー（２）１０５で反射し、集光レンズ
（１）１０７を通過し、液晶表示器（１）１１０を通過
し、合成ミラー（１）１１３を通過し、合成ミラー
（３）１１５で反射した後、投射レンズ１０３により、
液晶表示器の映像をスクリーンに拡大投射する。分光ミ
ラー（１）１０４を反射した緑と青の光は、同じく分光
ミラー（３）１０６により更に緑と青の２色に分光さ
れ、赤と同様にそれぞれの液晶表示器を通過し、合成ミ
ラーを経由して白色光としての映像を拡大投射する。
【０００９】図２は本発明における一実施形態であるミ
ラー保持機構の斜視図、図３は本発明における他の実施
形態であるミラー保持機構の斜視図、図４は図３に示す
ミラー保持機構の断面図である。
ラー保持機構の斜視図、図３は本発明における他の実施
形態であるミラー保持機構の斜視図、図４は図３に示す
ミラー保持機構の断面図である。
【００１０】図２の本発明の実施の形態では、光学部品
取付ベース２０４に、ミラー２０１の板厚と同じ幅を持
つレール部材からなるミラー保持部材（１）２０２が、
ねじ２０６により固定されており、前記ミラー保持部材
（１）の溝に、ミラー２０１が挿入され、光学部品取付
カバー２０５に、ねじ２０７により固定された、ミラー
押さえ部材（１）２０３による押さえつけ力により強固
に保持されている。このとき、光学部品取付ベース２０
４と光学部品取付カバー２０５は相対的位置がずれない
程度に、支柱や構造体により固定されている。
取付ベース２０４に、ミラー２０１の板厚と同じ幅を持
つレール部材からなるミラー保持部材（１）２０２が、
ねじ２０６により固定されており、前記ミラー保持部材
（１）の溝に、ミラー２０１が挿入され、光学部品取付
カバー２０５に、ねじ２０７により固定された、ミラー
押さえ部材（１）２０３による押さえつけ力により強固
に保持されている。このとき、光学部品取付ベース２０
４と光学部品取付カバー２０５は相対的位置がずれない
程度に、支柱や構造体により固定されている。
【００１１】図３に示す本発明の他の実施の形態では、
ミラー２０１を保持する部分のミラー保持部材（２）３
０２の溝部分の形状に、図４に示すように奥が狭くなる
ように傾斜を付け、かつ、保持する部分をミラー保持部
３０２ａ，３０２ｂ，３０２ｃの３カ所としたものであ
る。ミラー押さえ部材（２）３０３はこの３カ所の保持
部の３点よりミラー２０１の押さえつけ力を発生させ
る。本実施の形態においては、ミラー保持部材３０２
（レール部材）のガイド溝の断面形状は、その最小幅が
ミラー２０１の厚さより小さくなるようになっている。
また、保持部以外の部分で溝は形成されていない。
ミラー２０１を保持する部分のミラー保持部材（２）３
０２の溝部分の形状に、図４に示すように奥が狭くなる
ように傾斜を付け、かつ、保持する部分をミラー保持部
３０２ａ，３０２ｂ，３０２ｃの３カ所としたものであ
る。ミラー押さえ部材（２）３０３はこの３カ所の保持
部の３点よりミラー２０１の押さえつけ力を発生させ
る。本実施の形態においては、ミラー保持部材３０２
（レール部材）のガイド溝の断面形状は、その最小幅が
ミラー２０１の厚さより小さくなるようになっている。
また、保持部以外の部分で溝は形成されていない。
【００１２】本発明において、ミラー２０１を押さえつ
けるミラー押さえ部材２０３および３０３より発生する
押さえつけ力は、板厚と直交する高い強度方向に押さえ
つけ力を発生させるため、ミラー２０１の表面の面精度
を劣化させる力を出すことなく、ミラーを確実に保持す
ることができる。また、ミラー保持部材の溝部形状に傾
斜や勾配を付けることによりミラー２０１の板厚のばら
つきを溝形状により吸収することができるため、取付位
置精度を高精度に保つことができる。
けるミラー押さえ部材２０３および３０３より発生する
押さえつけ力は、板厚と直交する高い強度方向に押さえ
つけ力を発生させるため、ミラー２０１の表面の面精度
を劣化させる力を出すことなく、ミラーを確実に保持す
ることができる。また、ミラー保持部材の溝部形状に傾
斜や勾配を付けることによりミラー２０１の板厚のばら
つきを溝形状により吸収することができるため、取付位
置精度を高精度に保つことができる。
【００１３】
【発明の効果】第一の効果は、照明装置において、色む
らの無いきれいな均一照明を実現でき、照明装置を使用
する液晶プロジェクタ等においては、色むらの無い均一
な画像を投射することができる。その理由は、ミラー２
０１の面精度を劣化させずに保持することができるた
め、反射や透過する光の進行方向が乱れず、初期の方向
を保ったままスクリーンまで到達するので、光の分布む
らにより発生する色むらを防止できるからである。
らの無いきれいな均一照明を実現でき、照明装置を使用
する液晶プロジェクタ等においては、色むらの無い均一
な画像を投射することができる。その理由は、ミラー２
０１の面精度を劣化させずに保持することができるた
め、反射や透過する光の進行方向が乱れず、初期の方向
を保ったままスクリーンまで到達するので、光の分布む
らにより発生する色むらを防止できるからである。
【００１４】第二の効果は、同じく液晶プロジェクタ等
において、色ずれの無い均一な画像を投射することがで
きる。その理由は、分光ミラーや合成ミラーの板厚のば
らつきを、ミラー保持部材の傾斜溝により吸収すること
が可能となり、取付位置の悪化により発生する色ずれを
防止できるからである。
において、色ずれの無い均一な画像を投射することがで
きる。その理由は、分光ミラーや合成ミラーの板厚のば
らつきを、ミラー保持部材の傾斜溝により吸収すること
が可能となり、取付位置の悪化により発生する色ずれを
防止できるからである。
【図１】ミラーにより複数の色成分に分解する構成をも
つ液晶プロジェクタの模式的平面図。
つ液晶プロジェクタの模式的平面図。
【図２】本発明の一実施形態であるミラー保持機構の斜
視図。
視図。
【図３】本発明の他の実施形態であるミラー保持機構の
斜視図。
斜視図。
【図４】図３のＡ−Ａ断面図。
【図５】従来例のミラー保持機構の正面図。
【図６】従来例のミラー保持機構のＢ−Ｂ断面図。
１０１ 液晶プロジェクタ １０２ 光源 １０３ 投射レンズ １０４ 分光ミラー１ １０５ 分光ミラー２ １０６ 分光ミラー３ １０７ 集光レンズ１ １０８ 集光レンズ２ １０９ 集光レンズ３ １１０ 液晶表示器１ １１１ 液晶表示器２ １１２ 液晶表示器３ １１３ 合成ミラー１ １１４ 合成ミラー２ １１５ 合成ミラー３ ２０１ ミラー ２０２ ミラー保持部材１ ２０３ ミラー押さえ部材１ ２０４ 光学部品取付ベース ２０５ 光学部品取付カバー ２０６ ミラー保持部材取付ねじ ２０７ ミラー押さえ部材取付ねじ ３０２ ミラー保持部材２ ３０２ａ ミラー保持部 ３０２ｂ ミラー保持部 ３０２ｃ ミラー保持部 ３０３ ミラー押さえ部材２ ４０１ ミラー保持部材３ ４０２ ミラー押さえ部材３ ４０３ ミラー押さえ部材取付ねじ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｇ０２Ｆ 1/1335 ５２０ Ｈ０４Ｎ 5/74 Ａ Ｈ０４Ｎ 5/74 Ｇ０２Ｂ 7/18 Ｚ
Claims (4)
- 【請求項１】 光源より出射される光をミラーにより複
数の色成分に分割する構成を含む液晶プロジェクタのミ
ラー保持機構であって、前記ミラーの合い接する２辺を
保持するガイド溝を有するレール部材と、前記ミラーの
前記レール部材に保持された２辺と相対する２辺におい
て、前記ミラーの板厚と直交する２つの方向に押圧力を
発生させる押圧ばね部材とを備えたことを特徴とする液
晶プロジェクタのミラー保持機構。 - 【請求項２】 前記レール部材のガイド溝形状が、傾斜
または勾配を有し、かつ前記溝の最小幅は前記ミラーの
厚さより小さい断面形状としたことを特徴とする請求項
１記載の液晶プロジェクタのミラー保持機構。 - 【請求項３】 前記レール部材の合い接する２辺におい
て、前記２辺の１辺のガイド溝が、前記ミラーの１辺よ
り短い１カ所のガイド溝で構成され、前記レール部材の
残り１辺のガイド溝が、前記ミラーの残り１辺より短い
２カ所のガイド溝で構成されたことを特徴とする請求項
１記載の液晶プロジェクタのミラー保持機構。 - 【請求項４】 前記押圧ばね部材が３カ所のガイド溝の
ミラー接触点に対し、押圧力を発生させることを特徴と
する請求項３記載の液晶プロジェクタのミラー保持機
構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8199352A JP2882374B2 (ja) | 1996-07-29 | 1996-07-29 | 液晶プロジェクタのミラー保持機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8199352A JP2882374B2 (ja) | 1996-07-29 | 1996-07-29 | 液晶プロジェクタのミラー保持機構 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1048743A true JPH1048743A (ja) | 1998-02-20 |
| JP2882374B2 JP2882374B2 (ja) | 1999-04-12 |
Family
ID=16406339
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8199352A Expired - Lifetime JP2882374B2 (ja) | 1996-07-29 | 1996-07-29 | 液晶プロジェクタのミラー保持機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2882374B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108318989A (zh) * | 2018-04-08 | 2018-07-24 | 浙江水晶光电科技股份有限公司 | 光机壳体及光机 |
-
1996
- 1996-07-29 JP JP8199352A patent/JP2882374B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108318989A (zh) * | 2018-04-08 | 2018-07-24 | 浙江水晶光电科技股份有限公司 | 光机壳体及光机 |
| CN108318989B (zh) * | 2018-04-08 | 2024-04-09 | 浙江水晶光电科技股份有限公司 | 光机壳体及光机 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2882374B2 (ja) | 1999-04-12 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990105 |