JPH1048689A - 顕微鏡写真撮影装置 - Google Patents

顕微鏡写真撮影装置

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JPH1048689A
JPH1048689A JP9105111A JP10511197A JPH1048689A JP H1048689 A JPH1048689 A JP H1048689A JP 9105111 A JP9105111 A JP 9105111A JP 10511197 A JP10511197 A JP 10511197A JP H1048689 A JPH1048689 A JP H1048689A
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JP
Japan
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photographing
unit
exposure
correction value
switching
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JP9105111A
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English (en)
Inventor
Chikaya Ikou
知加也 伊香
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮影者の操作を大幅に減少させて、操作ミス
を排除するとともに、光学フィルタを切り換えて異なる
波長の励起光で標本を観察する場合でも、無理なく光学
フィルタの交換を行なうことができ、同時に補正値を意
識せずに写真撮影を行なうことができるようにする。 【解決手段】 写真撮影毎に直前に測光した値に基づい
て露出時間を演算し、補正値設定部で予め設定された露
出補正値を撮影毎に切換えて露出時間を補正した後、操
作・表示部4又は外部接続部3からの1回の撮影指示に
基づいて撮影部112に1回の撮影を行なわせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は同一の標本に対し
て露出値の異なる複数枚の写真撮影を行う顕微鏡写真撮
影装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図12は従来の顕微鏡写真撮影装置の全
体図である。
【0003】顕微鏡装置100は、対物レンズ101、
鏡筒レンズ102及び接眼部104を備えた顕微鏡A
と、測光部である測光センサ111、撮影部であるシャ
ッタ112、フィルム送り部113、フィルム114及
び制御部115を備えた写真撮影装置Bを備える。
【0004】対物レンズ101と鏡筒レンズ102とで
結像され、投影レンズ103で拡大投影された標本10
5の像は、制御部115からの指示に基づくシャッタ1
12の開閉動作により、35mmロールフィルム等から
なるフィルム114面に結像し、フィルム114を露光
させる。制御部115は、その後、モータ(図示せず)
により駆動されるフィルム送り部113を駆動し、フィ
ルム114の巻上げ(コマ送り)や巻取りを行う。
【0005】なお、標本105からの観察光(蛍光)
は、接眼部104にも供給され、この接眼部104で拡
大された標本像を観察する。
【0006】写真撮影装置Bを用いて同一の標本におけ
る同一観察状態について露出値の異なる複数枚の写真撮
影を行う場合、以下の方法がある。1.撮影の度に所定の
操作により露出補正値を変更する。2.また、自動的に複
数枚の連続撮影を行うオートブラケット機能を利用する
場合は、予め連続撮影枚数に対応した数の複数種の補正
値を設定し、これらの補正値を順次自動的に切り換えな
がら所定枚数の撮影を自動的に行う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、蛍光観察を
行うとき、光学フィルタ(光学部材)を切り換えて、異
なる波長の励起光で標本を観察することが一般的に行わ
れる。そして、このような蛍光観察を写真撮影する場合
には、光学フィルタの種類に応じて予め決められた補正
値で露出値を補正することが多い。
【0008】しかし、上記方法によって大量の標本検査
を行う場合、1.の場合、撮影者は撮影毎にフィルタの交
換とともに補正値の設定等煩わしい多くの操作を行わな
ければならないため、操作ミスをおかし易い。また、2.
の場合、1回の撮影指示により連続的に複数枚の写真撮
影が行われるため、撮影者が撮影の度に手動により光学
フィルタを切り換えることができないという問題があ
る。
【0009】この発明はこのような事情に鑑みてなされ
たもので、その課題は同一の標本について光学部材を切
り換えながら複数回の撮影を行う場合、撮影者の操作を
大幅に減少させて、操作ミスを排除することができる顕
微鏡写真撮影装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
請求項1に記載の発明の顕微鏡写真撮影装置は、標本の
明るさを測定する測光部と、前記測光部で測定した測光
値に基づいて露出値を演算する制御部と、前記制御部で
演算された露出値に基づいて写真撮影を行う撮影部とを
備えた顕微鏡写真撮影装置において、複数回の撮影の各
々に対応する露出補正値を設定するための補正値設定部
を備え、前記制御部は、前記補正値設定部で設定された
複数の前記露出補正値を撮影毎に順次切換えて露出値を
補正するとともに、1回の撮影指示に基づいて前記撮影
部に1回の撮影を行わせることを特徴とする。
【0011】補正値設定部で設定された露出補正値を撮
影毎に切換えて露出値を補正するとともに、1回の撮影
指示に基づいて撮影部に1回の撮影を行わせるため、撮
影終了毎に手動操作による光学部材等の切換えを行い、
撮影指示を行えば、予め設定されている露出補正値によ
り補正された露出値で撮影を行うことができる。
【0012】請求項2に記載の発明の顕微鏡撮影装置
は、請求項1に記載の顕微鏡写真撮影装置において、前
記顕微鏡の照明光の波長を切換える切換手段をさらに有
し、補正値設定部は、照明光の波長に応じた露出補正値
を設定し、制御部は、切換手段から波長の切換え完了の
信号を受ける毎に、次の撮影の露出補正値に切換えるこ
とを特徴とする。
【0013】切換手段から光学部材の切換え完了の信号
が出力される毎に露出補正値の切換えを行うため、操作
ミスをおかさずに写真撮影を行うことができる。
【0014】請求項3に記載の発明の顕微鏡撮影装置
は、請求項1に記載の顕微鏡写真撮影装置において、前
記顕微鏡の照明光の波長を切換える切換手段をさらに有
し、補正値設定部は、照明光の波長に応じた露出補正値
を設定し、制御部は、撮影部から撮影の終了を示す信号
を受ける毎に、次の撮影の露出補正値に切換えることを
特徴とする。
【0015】撮影の指示を受ける毎に光学部材が切換わ
るため、操作ミスをおかさずに写真撮影を行うことがで
きる。
【0016】請求項4記載の発明の顕微鏡撮影装置は、
請求項2又は3に記載の顕微鏡写真撮影装置において、
前記制御部は、撮影部から撮影の終了を示す信号を受け
る毎に照明光の波長を切換えることを特徴とする。この
ことにより、照明光の波長を切換える手間をかけずに写
真撮影を行うことができる。
【0017】請求項5記載の発明の顕微鏡撮影装置は、
請求項2又は3に記載の顕微鏡写真撮影装置において、
前記制御部は、切換手段から照明光の波長切換えの終了
を示す信号を受ける毎に撮影部に対して撮影指示の信号
を出力することを特徴とする。このことにより、撮影指
示の手間をかけずに、複数枚の写真撮影を行うことがで
きる。
【0018】請求項6に記載の発明の顕微鏡写真撮影装
置は、標本の明るさを測定する測光部と、測光部で測定
した測光値に基づいて露出値を演算する制御部と、制御
部で演算された露出値に基づいて写真撮影を行う撮影部
とを備えた顕微鏡写真撮影装置において、標本に照射す
る励起光の波長を選択する光学部材と、光学部材を切り
換える切換装置と、光学部材に対応する露出補正値を設
定する補正値設定部とを備え、制御部は、写真撮影指示
に基づいて光学部材の切換えを順次行わせて撮影部に写
真撮影を行わせるとともに、光学部材の切換えに連動し
て補正値設定部で設定された複数の露出補正値を撮影毎
に切換えて露出値を補正することを特徴とする。
【0019】撮影終了毎に手動操作による光学部材等の
切換えを行う必要がないため、1回撮影指示を行えば、
複数の光学部材が自動的に切換えられ、切換え毎に各光
学部材に対応する露出補正値で補正された露出値で撮影
が行われる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。
【0021】図2はこの発明の一実施形態に係る顕微鏡
写真撮影装置の顕微鏡部分の破断面図、図3はフィルタ
カセットの分解斜視図である。従来の顕微鏡写真撮影装
置と同一部分については同一符号を付して示す(以下同
様)。
【0022】顕微鏡Aは、対物レンズ101の上部に複
数のフィルタカセット5が配置されている。
【0023】このフィルタカセット5は、光源からの照
明光のうちの標本観察のための励起光のみを通過させる
励起フィルタ6と、励起光を反射し、標本からの観察光
(蛍光)を通過させるダイクロイックミラー7と、標本
からの蛍光を通過させる蛍光フィルタ8とを備える。こ
のフィルタカセット5は、駆動装置(切換手段)9によ
って水平方向にスライドさせることができる。
【0024】フィルタカセット5は、ケースCと、この
ケースCの隣接する2つの面に形成された開口部C1,
C2に励起フィルタ6と蛍光フィルタ8とからなる。
【0025】図4は図2のIV−IV矢視図である。図4
(a)はフィルタカセット5bが光軸AX1上にある場
合を示し、図4(b)はフィルタカセット5aが光軸A
X1上にある場合を示す。
【0026】励起光の波長を変えるために励起フィルタ
6を変えると、標本から発する蛍光の波長が変るため、
ダイクロイックミラー7、蛍光フィルタ8も変えなけれ
ばならない。
【0027】そこで、顕微鏡は、通常異なる波長の蛍光
による標本の観察ができるように、励起フィルタ6と蛍
光フィルタ8との組合わせが異なる複数のフィルタカセ
ット5を備えている。
【0028】この実施形態においては、励起フィルタ
6、ダイクロイックミラー7及び蛍光フィルタ8が異な
る3つのフィルタカセット5a,5b,5cを備えてい
る。
【0029】これらのフィルタカセット5a,5b,5
cの位置を予め所定の番地に対応させて制御部115に
記憶させておき、この番地に基づいて駆動装置9を駆動
すれば、自動的に所望のフィルタカセット5を選択し、
例えば図4(a)のように光軸AX1上にあるフィルタ
カセット5bを、図4(b)のようにフィルタカセット
5aに切換えることができる。駆動装置9は回転軸にピ
ニオンが設けられたモータで、このピニオンがフィルタ
カセット5a,5b,5cを保持する保持部材に設けら
れたラックに噛み合っている。モータが回転することに
より、フィルタカセット5a,5b,5cが切換えられ
る。
【0030】なお、顕微鏡装置100にフィルタカセッ
ト5の交換のための釦(図示せず)を設け(例えば、右
方向移動釦と左方向移動釦との2つの釦)、操作者がこ
の釦を押すことによってフィルタカセット5を切換えら
れるようになっている。
【0031】図1はこの発明の第1実施形態に係る顕微
鏡写真撮影装置のブロック構成図である。
【0032】写真撮影装置Bは、マイコンからなる制御
部115と、測光部111と、撮影部112と、フィル
ム送り部113と、外部接続部3と、操作・表示部(補
正値設定部)4とを備える。
【0033】制御部115は、測光部111で写真撮影
毎に直前に測光した値とフィルム感度とに基づいて露出
値を演算し、操作・表示部4で設定された露出補正値を
撮影毎に切り換えて露出時間(露出値)を補正した後、
操作・表示部4又は外部接続部3からの1回の撮影指示
に基づいて撮影部112に1回の撮影を行わせる。な
お、露出時間の補正は演算された露出時間に露出補正値
(2n)を掛けることによって行われる。
【0034】測光部111は標本の明るさを測定し、測
定結果を制御部115に出力する。
【0035】操作・表示部4は、撮影指示、露出補正値
設定、フィルム感度設定等を設定するとともに、露出時
間、露出補正値を表示する。
【0036】撮影部112は、制御部115からの信号
に基づきシャッタを開閉してフィルムを露光させる。
【0037】フィルム送り部113は、制御部115か
らの信号に基づきフィルムを巻き上げる。
【0038】外部接続部3は、フィルタカセット5a,
5b,5cを自動的に交換する駆動装置9からの交換終
了の信号、及び、どの番地のフィルタカセットが光路に
入ったかを示す信号を制御部115に伝える。また、制
御部115からのフィルタ交換指示の信号を駆動装置9
へ出力する。
【0039】図5は操作・表示部を示す平面図である。
【0040】操作・表示部4は、露出補正値を設定する
5個のオルタネート型押しボタンスイッチ11〜15
と、ボタンスイッチ11〜15で設定した露出補正値の
うち、露出時間の補正に使われている値に対応して点灯
されるランプ21〜25と、補正された露出時間を秒単
位で表示するLED数字表示器30と、フィルム感度を
選択設定するダイヤル型スイッチ40と、撮影を指示す
る撮影スイッチ50とを備える。
【0041】なお、ボタンスイッチ11〜15及びラン
プ21〜25の上部に記載された数字(−1)、(−1
/2)、(0)、(1/2)、(1)は露出補正値(2
n)におけるnに対応する値である。また、0以外のボ
タンスイッチ11〜15が押されているときを、露出時
間の補正を行う補正モードとする。このボタンスイッチ
を押すことによって1枚目から3枚目までの露出補正値
が設定される。
【0042】操作・表示部4は上述の構成に限らず、例
えば、各種ファンクションキーやテンキー等を有し、1
枚目から3枚目までの写真撮影時の露出補正値を設定
し、制御部に記憶させるような構成になっていても良
い。
【0043】図6は制御部の処理手順を説明するフロー
チャートであり、S1〜S11は処理の各ステップを示
す。
【0044】以下、フィルタカセット5a,5b,5c
を切換えて3枚の写真撮影をする場合の写真撮影装置B
の動作を説明する。3つのフィルタカセット5a,5
b,5cは、それぞれ露出補正値(2n) として実験
等によって予め求めた既知の値(1/2),(1),
(2)を有する。なお、フィルタカセット5a,5b,
5cは5a,5b,5cの順に切換えるものとし、初期
状態においてはフィルタカセット5aが設定されている
ものとする。
【0045】まず、操作者は、操作・表示部4の対応す
るボタンスイッチ11,13,15を押して1枚目、2
枚目、3枚目の露出補正値(1/2),(1),(2)
を設定するとともにダイヤル型スイッチ40を使用する
フィルムのフィルム感度に合わせる。このとき、図5に
示すように、ボタンスイッチ11、13、15が押され
ている。
【0046】制御部115は、測光部111からの信号
に基づいて、標本の測光値を求める(ステップ1)。
【0047】次に、ステップ1で測定した測光値とフィ
ルム感度とに基づいて露出時間を演算する(ステップ
2)。
【0048】この演算後、補正モードであるか否かを判
定する(ステップ3)。
【0049】補正モードでないときは、判定結果がNO
になってステップ4へ進み、露出演算値をLED数字表
示器30に表示する。
【0050】この表示後、撮影が指示されたか否か、す
なわち、撮影スイッチ50が押されたか否かを判定する
(ステップ5)。撮影スイッチ50が押されていないと
きは、ステップ5の判定結果がNOであるため、ステッ
プ1へ戻り、撮影の指示があるまでステップ1〜ステッ
プ4を繰返し、最新の露出時間を演算するとともに、最
新の露出演算値をLED数字表示器30に表示する。
【0051】撮影スイッチ50が押されると、ステップ
5の判定結果がYESとなってステップ6へ進む。
【0052】ステップ6では最新の露出時間で通常の写
真撮影を行い、撮影後フィルムを1コマ分送った後、ス
テップ1へ戻る。
【0053】一方、ステップ3で補正モードであるとき
は、判定結果がYESになってステップ7へ進み、予め
設定した1枚目の露出補正値(1/2)に基づいて露出
時間を補正する。このとき、ランプ21が点灯する。
【0054】補正後の露出時間を、LED数字表示器3
0に表示する(ステップ8)。
【0055】この表示後、撮影が指示されたか否か、す
なわち、撮影のための撮影スイッチ50が押されたか否
かを判定する(ステップ9)。撮影が指示されていない
ときは、ステップ9の判定結果がNOであるため、ステ
ップ1へ戻り、撮影の指示があるまでステップ1〜ステ
ップ8を繰返し、最新の露出時間を演算するとともに、
最新の露出演算値をLED数字表示器30に表示する。
【0056】撮影スイッチ50が押されると、ステップ
9の判定結果がYESとなってステップ10へ進む。
【0057】ステップ10では露出補正値(1/2)で
補正された最新の露出時間で1つ目のフィルタカセット
5aでの写真撮影を行い、撮影後フィルムを1コマ分送
る。
【0058】次の露出補正値(1)に切換えた後(ステ
ップ11)、ステップ1へ戻る。このとき、ランプ21
が消え、ランプ23が点灯する。
【0059】ステップ1へ戻った後、撮影が指示されな
いときは、撮影の指示があるまでステップ1〜ステップ
8のルーチンが繰返されるので、操作者は、このルーチ
ンの時間を利用して2つ目のフィルタカセット5bへの
交換を行う。
【0060】フィルタカセット5bへの切換え後、撮影
スイッチ50が押されると露出補正値(1)でフィルタ
カセット5bにおける写真撮影を行い、撮影後フィルム
を1コマ分送り(ステップ10)、次の露出補正値
(2)に切換えた後(ステップ11)、ステップ1へ戻
る。このとき、ランプ23が消え、ランプ25が点灯す
る。
【0061】同様にして、露出補正値(2)でフィルタ
カセット5cにおける写真撮影を行うと、同一の標本に
ついて3種類のフィルタカセット5a,5b,5cに対
応した露出時間で3枚の写真撮影が行われたことにな
り、補正値は、再び(1/2)に切換わり、ランプ21
が点灯する。すなわち、撮影者はフィルタカセット5
a,5b,5cを切換えて撮影釦を押すだけで蛍光観察
の複数枚の写真撮影を行うことができる。この後、操作
者は、フィルタカセットを5aに切換えて標本の観察位
置を変え、上記の操作を繰り返すことにより、再び励起
波長の異なる3枚の写真を撮ることができる。
【0062】図7は制御部の処理手順の第1の変形例を
説明するフローチャートである。
【0063】上記実施形態では、補正値の切換えは写真
撮影終了直後に行っているが、この変形例のように、フ
ィルタ切換えの直後に補正値を切換えるようにしても良
い。このとき、制御部115は、駆動装置9からの番地
情報と、1枚目〜3枚目の露出補正値とを対応づけ、光
路に配置されたフィルタブロックに対応する露出補正値
に切換えて露出値を演算する。
【0064】図8は制御部の処理手順の第2の変形例を
説明するフローチャートである。
【0065】上記実施形態の第2の変形例として、外部
接続部3にフィルタカセット5a,5b,5cの切換毎
に切換え終了を示す信号を発生する駆動装置9を接続
し、駆動装置9からのフィルタカセット5a,5b,5
cの切換え終了信号に基づいて、撮影指示のステップを
行うようにすれば、フィルタカセット5a,5b,5c
の切換えを行うだけで自動的に最適な露出の写真を撮影
することができる。
【0066】図9は制御部の処理手順の第3の変形例を
説明するフローチャートである。
【0067】上記実施形態の第3の変形例として、外部
接続部3にフィルタカセット5a,5b,5cを自動的
に切換える駆動装置9を接続し、撮影終了毎に制御部1
15が切換信号を外部接続部3から出力すれば、撮影が
終了すると次の撮影に使用するフィルタカセットに自動
的に切換えることができる。この場合の切換信号の出力
は補正値切り換えのステップの直前または直後に行えば
よい。
【0068】この変形例によれば、撮影者の操作を大幅
に減少させることができ、フィルタカセットと露出補正
値との組合わせを間違えるミスを排除できるため、効率
的な標本観察の写真撮影を行うことができる。
【0069】図10は制御部の処理手順の第4の変形例
を説明するフローチャートである。
【0070】上記実施形態の第4の変形例として、外部
接続部3にフィルタカセット5a,5b,5cを自動的
に切換える駆動装置9を接続し、制御部115が撮影終
了毎に切換信号を駆動装置9に出力し、かつフィルタカ
セット5a,5b,5cの切換え終了信号に基づいて自
動的に撮影指示を行うようにしておけば、フィルタカセ
ット5の切換えに対応して光軸上に配置されるフィルタ
カセット5a,5b,5cに応じて露出補正が切換わる
ため、顕微鏡使用者が1回撮影の指示と、を行うだけで
3枚の写真を自動的に撮影することができる。
【0071】この変形例によれば、フィルタカセット5
a,5b,5cを切換える手間がかからないため、撮影
時間が大幅に短縮される。
【0072】図11は制御部の処理手順の第5の変形例
を説明するフローチャートである。
【0073】上記実施形態の第5の変形例として、制御
部115にフィルタカセット5の種類と、このフィルタ
カセット5の種類に応じた露出補正値を予め対応させて
記憶させ、フィルタカセット5a,5b,5cの切換え
終了信号に基づいて自動的に撮影指示を行うようにして
おけば、どの種類のフィルタカセット5が光路に配置さ
れていたとしても、制御部115はフィルタカセット5
aを光路中に配置させ、それに応じた露出補正を行う。
そして、光軸上に配置されるフィルタカセット5を番地
順に切換え、露出補正値もフィルタカセットの種類に応
じて切換えることができるため、顕微鏡使用者が1回撮
影の指示を行うだけで3枚の写真を自動的に撮影する。
【0074】この変形例によれば、露出補正値の設定は
最初の1回だけでよいので、撮影者の負担をより軽減す
ることができる。
【0075】以下に、上述した図6〜図11に示す制御
を行う顕微鏡写真撮影装置において、3枚の写真撮影を
行なう際、手動で行なう操作と自動で行われる操作とを
表1を用いて示す。
【0076】
【表1】 なお、上記実施形態においては、外部接続部3に光学フ
ィルタを自動的に交換する駆動装置9を接続したが、外
部接続部3には、例えば照明光源を切換える装置を接続
してもよい。
【0077】
【発明の効果】以上に説明したように請求項1記載の発
明の顕微鏡写真撮影装置によれば、撮影終了毎に手動操
作による光学部材等の切換えを行い、撮影指示を行え
ば、予め設定されている露出補正値により撮影が行われ
るので、光学部材を切換えて異なる波長の励起光で大量
の標本を観察する場合、無理なく光学部材の交換やフォ
ーカスの調整確認等を行うことができ、同時に補正値を
意識せずに写真撮影を行うことができる。
【0078】請求項2に記載の発明の顕微鏡撮影装置に
よれば、制御部が切換手段から波長の切換え完了の信号
を受ける毎に、次の撮影の露出補正値に切換えるので、
切換手段から光学部材の切換え完了の信号が出力される
毎に露出補正値の切換えを行うため、操作ミスをおかさ
ずに写真撮影を行うことができる。
【0079】請求項3に記載の発明の顕微鏡撮影装置に
よれば、制御部が撮影部から撮影の終了を示す信号を受
ける毎に、次の撮影の露出補正値に切換えるので、 撮影
の指示を受ける毎に光学部材が切換わるため、操作ミス
をおかさずに写真撮影を行うことができる。
【0080】請求項4記載の発明の顕微鏡撮影装置によ
れば、制御部が撮影部から撮影の終了を示す信号を受け
る毎に照明光の波長を切換えるので、照明光の波長を切
換える手間をかけずに写真撮影を行うことができる。
【0081】請求項5記載の発明の顕微鏡撮影装置によ
れば、制御部が切換手段から照明光の波長切換えの終了
を示す信号を受ける毎に撮影部に対して撮影指示の信号
を出力するので、撮影指示の手間をかけずに、複数枚の
写真撮影を行うことができる。
【0082】請求項6記載の発明の顕微鏡写真撮影装置
によれば、光学部材を切換えて異なる波長の励起光で標
本を観察する場合でも、1回撮影の指示を行うだけで、
予め設定されている露出補正値により複数枚の写真撮影
を行うことができるので、同一の標本について光学部材
を切り換えながら複数回の撮影を行う場合、光学部材の
切換えと露出補正とが全て自動化されたため、撮影者の
操作を大幅に減少させて、操作ミスを排除することがで
き、撮影時間の短縮を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の一実施形態に係る顕微鏡写真
撮影装置のブロック構成図である。
【図2】図2はこの発明の第1実施形態に係る顕微鏡写
真撮影装置の顕微鏡部分の要部の部分断面図である。
【図3】図3はフィルタカセットの分解斜視図である。
【図4】図4は図2のIV−IV矢視図である。
【図5】図5は操作・表示部の1例を示す平面図であ
る。
【図6】図6は制御部により行われる処理手順を説明す
るフローチャートである。
【図7】図7は第1変形例の制御部の処理手順を説明す
るフローチャートである。
【図8】図8は第2変形例の制御部の処理手順を説明す
るフローチャートである。
【図9】図9は第3変形例の制御部の処理手順を説明す
るフローチャートである。
【図10】図10は第4変形例の制御部の処理手順を説
明するフローチャートである。
【図11】図11は第5変形例の制御部の処理手順を説
明するフローチャートである。
【図12】図12は従来の顕微鏡写真撮影装置を備えた
顕微鏡装置の全体図である。
【符号の説明】
2 切換装置 3 外部接続部 4 操作・表示部 5,5a,5b,5c フィルタカセット 6 励起フィルタ 7 ダイクロイックミラー 8 蛍光フィルタ 9 駆動装置 11〜15 ボタンスイッチ 21〜25 ランプ 30 LED数字表示器 40 ダイヤル型スイッチ 50 撮影スイッチ 100 顕微鏡装置 101 対物レンズ 102 鏡筒レンズ 103 投影レンズ 104 接眼レンズ 111 測光センサ(測光部) 112 シャッタ(撮影部) 113 フィルム送り部 114 フィルム 115 操作・表示部 116 制御部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 標本の明るさを測定する測光部と、前記
    測光部で測定した測光値に基づいて露出値を演算する制
    御部と、前記制御部で演算された露出値に基づいて写真
    撮影を行う撮影部とを備えた顕微鏡写真撮影装置におい
    て、 複数回の撮影の各々に対応する露出補正値を設定するた
    めの補正値設定部を備え、前記制御部は、前記補正値設
    定部で設定された複数の前記露出補正値を撮影毎に順次
    切換えて露出値を補正するとともに、1回の撮影指示に
    基づいて前記撮影部に1回の撮影を行わせることを特徴
    とする顕微鏡写真撮影装置。
  2. 【請求項2】 前記顕微鏡撮影装置は、顕微鏡の照明光
    の波長を切換える切換手段をさらに有し、 前記補正値設定部は、前記照明光の波長に応じた露出補
    正値を設定し、前記制御部は、前記切換手段から前記波
    長の切換え完了の信号を受ける毎に、次の撮影の露出補
    正値に切換えることを特徴とする請求項1に記載の顕微
    鏡写真撮影装置。
  3. 【請求項3】 前記顕微鏡撮影装置は、顕微鏡の照明光
    の波長を切換える切換手段をさらに有し、 前記補正値設定部は、前記照明光の波長に応じた露出補
    正値を設定し、前記制御部は、前記撮影部から撮影の終
    了を示す信号を受ける毎に、次の撮影の露出補正値に切
    換えることを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡写真撮
    影装置。
  4. 【請求項4】 前記制御部は、前記撮影部から撮影の終
    了を示す信号を受ける毎に前記照明光の波長を切換える
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の顕微鏡写真撮
    影装置。
  5. 【請求項5】 前記制御部は、前記切換手段から前記照
    明光の波長切換えの終了を示す信号を受ける毎に前記撮
    影部に対して撮影指示の信号を出力することを特徴とす
    る請求項2又は3に記載の顕微鏡写真撮影装置。
  6. 【請求項6】 標本の明るさを測定する測光部と、前記
    測光部で測定した測光値に基づいて露出値を演算する制
    御部と、前記制御部で演算された露出値に基づいて写真
    撮影を行う撮影部とを備えた顕微鏡写真撮影装置におい
    て、 標本に照射する励起光の波長を選択する光学部材と、前
    記光学部材を切り換える切換装置と、前記光学部材に対
    応する露出補正値を設定する補正値設定部とを備え、前
    記制御部は、写真撮影指示に基づいて前記光学部材の切
    換えを順次行わせて前記撮影部に写真撮影を行わせると
    ともに、前記光学部材の切換えに連動して前記補正値設
    定部で設定された複数の前記露出補正値を撮影毎に切換
    えて露出値を補正することを特徴とする顕微鏡写真撮影
    装置。
JP9105111A 1996-04-05 1997-04-07 顕微鏡写真撮影装置 Pending JPH1048689A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008020582A (ja) * 2006-07-12 2008-01-31 Nikon Corp 光源アダプタ及び光源アダプタを備える顕微鏡
CN107678153A (zh) * 2017-10-16 2018-02-09 南京亘瑞医疗科技有限公司 光纤束图像处理方法和装置

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US11525996B2 (en) 2017-10-16 2022-12-13 Suzhou Microview Medical Technologies Co., Ltd. Fiber bundle image processing method and apparatus

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