JPH1048058A - 温度検出器の固定構造 - Google Patents
温度検出器の固定構造Info
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- JPH1048058A JPH1048058A JP20252096A JP20252096A JPH1048058A JP H1048058 A JPH1048058 A JP H1048058A JP 20252096 A JP20252096 A JP 20252096A JP 20252096 A JP20252096 A JP 20252096A JP H1048058 A JPH1048058 A JP H1048058A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 寸法誤差の吸収や部品の共通化を図りつつ、
固定金具の位置ずれを簡単な構成で防止できるようにす
る。 【解決手段】 被固定部26の液体に接する壁24に設
けられた開口29に先端部25Bが挿入され、途中の外
周に鍔部25Aが設けられた温度検出器25と、この温
度検出器25の鍔部25Aの上方部分25Cを係合する
切欠溝32が一端部の中間位置に設けられ、かつ、他端
部の中間位置には切欠溝32の開放方向と同じ方向に長
い長孔33が設けられた固定金具31と、長孔33を介
して固定金具31を被固定部26に締着する締着具37
とを備えた温度検出器の固定構造である。そして、被固
定部26は凸部27を有し、この凸部27に突き当たる
ことにより、固定金具31が温度検出器25から離れる
方向へ移動するのを阻止する突き当り部34を固定金具
31に設けている。
固定金具の位置ずれを簡単な構成で防止できるようにす
る。 【解決手段】 被固定部26の液体に接する壁24に設
けられた開口29に先端部25Bが挿入され、途中の外
周に鍔部25Aが設けられた温度検出器25と、この温
度検出器25の鍔部25Aの上方部分25Cを係合する
切欠溝32が一端部の中間位置に設けられ、かつ、他端
部の中間位置には切欠溝32の開放方向と同じ方向に長
い長孔33が設けられた固定金具31と、長孔33を介
して固定金具31を被固定部26に締着する締着具37
とを備えた温度検出器の固定構造である。そして、被固
定部26は凸部27を有し、この凸部27に突き当たる
ことにより、固定金具31が温度検出器25から離れる
方向へ移動するのを阻止する突き当り部34を固定金具
31に設けている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、石油給湯機の給水
管や給湯管を流れる水等の液体の温度を検出する温度検
出器に関し、特に温度検出器の固定構造に関する。
管や給湯管を流れる水等の液体の温度を検出する温度検
出器に関し、特に温度検出器の固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の温度検出器の固定構造として
は、図5に示すものがある。図5において、1は内部に
水や湯等の液体が流れるミキシングバルブ等に設けられ
た被固定部、2は被固定部1に設けられた開口に先端部
が挿入され、途中の外周に鍔部2Aが設けられた温度検
出器、3は平板状の固定金具、4はネジ等の締着具であ
る。前記固定金具3は、一端部の中間位置に温度検出器
2の鍔部2Aの上方部分を係合するための切欠溝5が設
けられており、他端部の中間位置には切欠溝5の開放方
向と同じ方向に長い長孔6が設けられている。そして、
温度検出器2の鍔部2Aの上方部分を固定金具3の切欠
溝5に係合させた状態で、この固定金具3を長孔6を介
して締着具4により被固定部1に締着する構造である。
は、図5に示すものがある。図5において、1は内部に
水や湯等の液体が流れるミキシングバルブ等に設けられ
た被固定部、2は被固定部1に設けられた開口に先端部
が挿入され、途中の外周に鍔部2Aが設けられた温度検
出器、3は平板状の固定金具、4はネジ等の締着具であ
る。前記固定金具3は、一端部の中間位置に温度検出器
2の鍔部2Aの上方部分を係合するための切欠溝5が設
けられており、他端部の中間位置には切欠溝5の開放方
向と同じ方向に長い長孔6が設けられている。そして、
温度検出器2の鍔部2Aの上方部分を固定金具3の切欠
溝5に係合させた状態で、この固定金具3を長孔6を介
して締着具4により被固定部1に締着する構造である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来構成の温度検出器の固定構造では、固定金具3に長孔
6を設けたことにより、温度検出器2の挿入用開口に対
して、被固定部1に設けられた締着具4の取付孔の位置
が、寸法誤差でずれた場合でも、固定金具3による温度
検出器2の固定が容易に行えるばかりでなく、温度検出
器の挿入用開口と取付孔との距離が若干異なる別の所の
温度検出器であっても、固定金具を共通使用することが
可能となる利点がある反面、締着具4の締付力が不足し
たり、締着具4に僅かな緩みが生じた場合には、輸送中
の衝撃等により、固定金具3が温度検出器2から離れる
方向に移動し、温度検出器が適正位置からずれたり、外
れたりして、正確な温度検出が行えなくなる心配があっ
た。
来構成の温度検出器の固定構造では、固定金具3に長孔
6を設けたことにより、温度検出器2の挿入用開口に対
して、被固定部1に設けられた締着具4の取付孔の位置
が、寸法誤差でずれた場合でも、固定金具3による温度
検出器2の固定が容易に行えるばかりでなく、温度検出
器の挿入用開口と取付孔との距離が若干異なる別の所の
温度検出器であっても、固定金具を共通使用することが
可能となる利点がある反面、締着具4の締付力が不足し
たり、締着具4に僅かな緩みが生じた場合には、輸送中
の衝撃等により、固定金具3が温度検出器2から離れる
方向に移動し、温度検出器が適正位置からずれたり、外
れたりして、正確な温度検出が行えなくなる心配があっ
た。
【0004】本発明は上述の実情に鑑みてなされたもの
であり、寸法誤差の吸収や部品の共通化を図りつつ、固
定金具の位置ずれを簡単な構成で防止できるようにする
ことを目的としている。
であり、寸法誤差の吸収や部品の共通化を図りつつ、固
定金具の位置ずれを簡単な構成で防止できるようにする
ことを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
では、被固定部の液体に接する壁に設けられた開口に先
端部が挿入され、途中の外周に鍔部が設けられた温度検
出器と、この温度検出器の鍔部の上方部分を係合する切
欠溝が一端部の中間位置に設けられ、かつ、他端部の中
間位置には切欠溝の開放方向と同じ方向に長い長孔が設
けられた固定金具と、長孔を介して固定金具を被固定部
に締着する締着具とを備えた温度検出器の固定構造にお
いて、前記被固定部は凸部を有し、この凸部に突き当た
ることにより、前記固定金具が温度検出器から離れる方
向へ移動するのを阻止する突き当り部を固定金具に設け
た構成である。
では、被固定部の液体に接する壁に設けられた開口に先
端部が挿入され、途中の外周に鍔部が設けられた温度検
出器と、この温度検出器の鍔部の上方部分を係合する切
欠溝が一端部の中間位置に設けられ、かつ、他端部の中
間位置には切欠溝の開放方向と同じ方向に長い長孔が設
けられた固定金具と、長孔を介して固定金具を被固定部
に締着する締着具とを備えた温度検出器の固定構造にお
いて、前記被固定部は凸部を有し、この凸部に突き当た
ることにより、前記固定金具が温度検出器から離れる方
向へ移動するのを阻止する突き当り部を固定金具に設け
た構成である。
【0006】請求項2に記載の本発明では、被固定部の
液体に接する壁に設けられた開口に先端部が挿入され、
途中の外周に鍔部が設けられた温度検出器と、この温度
検出器の鍔部の上方部分を係合する切欠溝が一端部の中
間位置に設けられ、かつ、他端部の中間位置には切欠溝
の開放方向と同じ方向に長い長孔が設けられた固定金具
と、長孔を介して固定金具を被固定部に締着する締着具
とを備えた温度検出器の固定構造において、前記被固定
部は凸部を有し、この凸部に突き当たることにより、前
記固定金具が温度検出器から離れる方向へ移動するのを
阻止する突き当り部を固定金具に設け、さらに、この固
定金具の外縁部には補強用突壁を一体に設けた構成であ
る。
液体に接する壁に設けられた開口に先端部が挿入され、
途中の外周に鍔部が設けられた温度検出器と、この温度
検出器の鍔部の上方部分を係合する切欠溝が一端部の中
間位置に設けられ、かつ、他端部の中間位置には切欠溝
の開放方向と同じ方向に長い長孔が設けられた固定金具
と、長孔を介して固定金具を被固定部に締着する締着具
とを備えた温度検出器の固定構造において、前記被固定
部は凸部を有し、この凸部に突き当たることにより、前
記固定金具が温度検出器から離れる方向へ移動するのを
阻止する突き当り部を固定金具に設け、さらに、この固
定金具の外縁部には補強用突壁を一体に設けた構成であ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態例を図
1ないし図4の図面に基づいて説明する。図4は、本発
明の温度検出器の固定構造に係わる石油給湯機の構成図
であり、この石油給湯機10は、比例燃焼式のガンタイ
プバーナ11、このバーナ11で加熱される熱交換器
N、熱交換器Nに連設された消音マフラー12、給気用
送風機13、給水管14、給湯管15、給水管14から
の水と熱交換器Nからの高温水とをミキシングして給湯
管15に流すミキシングバルブ装置16、及び流量検出
装置17等を外装ケース18内に収容している。また、
前記熱交換器Nには入水管19と出湯管20を設けてい
る。
1ないし図4の図面に基づいて説明する。図4は、本発
明の温度検出器の固定構造に係わる石油給湯機の構成図
であり、この石油給湯機10は、比例燃焼式のガンタイ
プバーナ11、このバーナ11で加熱される熱交換器
N、熱交換器Nに連設された消音マフラー12、給気用
送風機13、給水管14、給湯管15、給水管14から
の水と熱交換器Nからの高温水とをミキシングして給湯
管15に流すミキシングバルブ装置16、及び流量検出
装置17等を外装ケース18内に収容している。また、
前記熱交換器Nには入水管19と出湯管20を設けてい
る。
【0008】前記ミキシングバルブ装置16は、図1に
示すように、給水管14が接続される給水側入口部21
A、流量検出装置17を介して入水管19が接続される
給水側出口部21B、給湯管15が接続される給湯側出
口部21C、出湯管20が接続される給湯側入口部(図
示せず)及びバイパス通路部(図示せず)を合成樹脂に
て一体成形してなる主体21を有している。そして、バ
イパス通路部(図示せず)に対応する位置、即ち、給水
側入口部21Aと給水側出口部21Bとの中間位置とな
る主体21の一部に、内部通路に連なる大開口22が設
けられ、この大開口22には第1のOリング23を介し
て合成樹脂製の蓋部材24が液密的に嵌合されている。
そして、前記蓋部材24には、給水温度を検出する温度
検出器25が取り付けられている。26は板厚が約2m
mの鋼板で作られた平板状の押さえ板であり、この押さ
え板26は、互いに所定間隔を存して配された4本のビ
ス27、27によって、主体21に一体成形されたボス
部28、28に締着されている。
示すように、給水管14が接続される給水側入口部21
A、流量検出装置17を介して入水管19が接続される
給水側出口部21B、給湯管15が接続される給湯側出
口部21C、出湯管20が接続される給湯側入口部(図
示せず)及びバイパス通路部(図示せず)を合成樹脂に
て一体成形してなる主体21を有している。そして、バ
イパス通路部(図示せず)に対応する位置、即ち、給水
側入口部21Aと給水側出口部21Bとの中間位置とな
る主体21の一部に、内部通路に連なる大開口22が設
けられ、この大開口22には第1のOリング23を介し
て合成樹脂製の蓋部材24が液密的に嵌合されている。
そして、前記蓋部材24には、給水温度を検出する温度
検出器25が取り付けられている。26は板厚が約2m
mの鋼板で作られた平板状の押さえ板であり、この押さ
え板26は、互いに所定間隔を存して配された4本のビ
ス27、27によって、主体21に一体成形されたボス
部28、28に締着されている。
【0009】次に、温度検出器25の固定構造について
詳細に説明する。前記蓋部材24は下面が前記主体21
内を流れる水に接しており、その略中央部には、上部が
大径で下部が小径の挿入用開口29が設けられている。
前記温度検出器25は、長手方向の途中の外周に鍔部2
5Aが設けられ、この鍔部25A及び先端部25Bが第
2のOリング30を介して前記蓋部材24の挿入用開口
29に液密的に挿入され、そして、サーミスタ等の温度
検出素子(図示せず)を内蔵した先端部25Bが前記主
体21内を流れる水に接している。
詳細に説明する。前記蓋部材24は下面が前記主体21
内を流れる水に接しており、その略中央部には、上部が
大径で下部が小径の挿入用開口29が設けられている。
前記温度検出器25は、長手方向の途中の外周に鍔部2
5Aが設けられ、この鍔部25A及び先端部25Bが第
2のOリング30を介して前記蓋部材24の挿入用開口
29に液密的に挿入され、そして、サーミスタ等の温度
検出素子(図示せず)を内蔵した先端部25Bが前記主
体21内を流れる水に接している。
【0010】31は板厚が約1mmのステンレス鋼板で
作られた固定金具であり、この固定金具31は、図1な
いし図3に示すように、前記温度検出器25の鍔部25
Aの上方部分25Cを係合する右側開放の切欠溝32が
右端部の中間位置に設けられ、かつ、左端部の中間位置
には前記切欠溝32の開放方向と同じ方向に長く設定さ
れた長孔33が設けられている。また、固定金具31
は、この長孔33の長手方向と直交する方向の寸法(奥
行き寸法)を、切欠溝32側で大きく、かつ、長孔33
側で小さく設定している。こうして、固定金具31の外
縁部には、前記押さえ板26を固定した4本のビス2
7、27の内の2本のビス27の頭部(凸部)に突き当
ることにより、固定金具31が温度検出器25から離れ
る方向へ移動するのを阻止する突き当り部34、34が
設けられている。35、35は前記固定金具31の対向
する前後の外縁部に折曲形成した上向きの補強用突壁で
ある。
作られた固定金具であり、この固定金具31は、図1な
いし図3に示すように、前記温度検出器25の鍔部25
Aの上方部分25Cを係合する右側開放の切欠溝32が
右端部の中間位置に設けられ、かつ、左端部の中間位置
には前記切欠溝32の開放方向と同じ方向に長く設定さ
れた長孔33が設けられている。また、固定金具31
は、この長孔33の長手方向と直交する方向の寸法(奥
行き寸法)を、切欠溝32側で大きく、かつ、長孔33
側で小さく設定している。こうして、固定金具31の外
縁部には、前記押さえ板26を固定した4本のビス2
7、27の内の2本のビス27の頭部(凸部)に突き当
ることにより、固定金具31が温度検出器25から離れ
る方向へ移動するのを阻止する突き当り部34、34が
設けられている。35、35は前記固定金具31の対向
する前後の外縁部に折曲形成した上向きの補強用突壁で
ある。
【0011】図2中の36は、前記押さえ板26の左端
部中央に設けた取付孔であり、この取付孔36には、前
記長孔33を介して固定金具31を押さえ板26に締着
する締着具としてのネジ37が締め込まれる。
部中央に設けた取付孔であり、この取付孔36には、前
記長孔33を介して固定金具31を押さえ板26に締着
する締着具としてのネジ37が締め込まれる。
【0012】上述の構成において、まず、蓋部材24に
設けられた挿入用開口29に、第2のOリング30を介
して温度検出器25の先端部25Bを挿入する。この
時、温度検出器25は、長手方向の途中の外周に設けら
れた鍔部25Aまでが前記挿入用開口29に挿入され
る。次に、固定金具31の切欠溝32を温度検出器25
の上方部分25Cに係合して、この固定金具31を押さ
え板26の上面に重ね、さらに、この固定金具31の突
き当り部34、34を押さえ板26を固定するための2
本のビス27の頭部に突き当てる。その状態で、ネジ3
7の先端部を長孔33を通して押さえ板26の取付孔3
6に締め込むことにより、固定金具31は押さえ板26
に固定され、温度検出器25は固定金具31により抜け
止め保持される。
設けられた挿入用開口29に、第2のOリング30を介
して温度検出器25の先端部25Bを挿入する。この
時、温度検出器25は、長手方向の途中の外周に設けら
れた鍔部25Aまでが前記挿入用開口29に挿入され
る。次に、固定金具31の切欠溝32を温度検出器25
の上方部分25Cに係合して、この固定金具31を押さ
え板26の上面に重ね、さらに、この固定金具31の突
き当り部34、34を押さえ板26を固定するための2
本のビス27の頭部に突き当てる。その状態で、ネジ3
7の先端部を長孔33を通して押さえ板26の取付孔3
6に締め込むことにより、固定金具31は押さえ板26
に固定され、温度検出器25は固定金具31により抜け
止め保持される。
【0013】上述した一実施形態例の温度検出器の固定
構造によれば、固定金具31は、温度検出器25の鍔部
25Aの上方部分25Cを係合する右側開放の切欠溝3
2が右端部の中間位置に設けられ、かつ、左端部の中間
位置には前記切欠溝32の開放方向と同じ方向に長く設
定された長孔33が設けられているので、温度検出器2
5の挿入用開口29に対して、固定金具31を締着する
ネジ37の取付孔36の位置が、寸法誤差でずれた場合
でも、固定金具31による温度検出器25の固定が容易
に行えるばかりでなく、温度検出器の挿入用開口と取付
孔との距離が若干異なる別の所の温度検出器であって
も、固定金具31を共通使用することが可能となる。
構造によれば、固定金具31は、温度検出器25の鍔部
25Aの上方部分25Cを係合する右側開放の切欠溝3
2が右端部の中間位置に設けられ、かつ、左端部の中間
位置には前記切欠溝32の開放方向と同じ方向に長く設
定された長孔33が設けられているので、温度検出器2
5の挿入用開口29に対して、固定金具31を締着する
ネジ37の取付孔36の位置が、寸法誤差でずれた場合
でも、固定金具31による温度検出器25の固定が容易
に行えるばかりでなく、温度検出器の挿入用開口と取付
孔との距離が若干異なる別の所の温度検出器であって
も、固定金具31を共通使用することが可能となる。
【0014】また、被固定部としての押さえ板26が、
ビス27、27によりミキシングバルブ装置16の主体
21のボス部28、28に固定されることによって、押
さえ板26にはビス27の頭部(凸部)が突出してお
り、このビス27の頭部(凸部)に固定金具31の外縁
部に設けられた突き当り部34、34が突き当たるた
め、固定金具31が温度検出器25から離れる方向へ移
動するのを、ビス27、27と突き当り部34、34に
よって阻止できる。従って、固定金具31は、ネジ37
の締付力が不足したり、ネジ37に僅かな緩みが生じた
場合でも、輸送中の衝撃等で切欠溝32と温度検出器2
5との係合が外れることがなく、温度検出器25が適正
位置からずれたり、蓋部材24の挿入用開口29から抜
け落ちたりすることがない。
ビス27、27によりミキシングバルブ装置16の主体
21のボス部28、28に固定されることによって、押
さえ板26にはビス27の頭部(凸部)が突出してお
り、このビス27の頭部(凸部)に固定金具31の外縁
部に設けられた突き当り部34、34が突き当たるた
め、固定金具31が温度検出器25から離れる方向へ移
動するのを、ビス27、27と突き当り部34、34に
よって阻止できる。従って、固定金具31は、ネジ37
の締付力が不足したり、ネジ37に僅かな緩みが生じた
場合でも、輸送中の衝撃等で切欠溝32と温度検出器2
5との係合が外れることがなく、温度検出器25が適正
位置からずれたり、蓋部材24の挿入用開口29から抜
け落ちたりすることがない。
【0015】また、前記固定金具31の対向する前後の
外縁部には、上向きの補強用突壁35、35が折曲形成
により一体に設けられているので、固定金具31は、補
強用突壁35、35によって補強されて曲げ強度が高め
られるため、曲がり等の変形が防止され、一層、確実に
温度検出器25の抜け止め保持が行えるものである。
外縁部には、上向きの補強用突壁35、35が折曲形成
により一体に設けられているので、固定金具31は、補
強用突壁35、35によって補強されて曲げ強度が高め
られるため、曲がり等の変形が防止され、一層、確実に
温度検出器25の抜け止め保持が行えるものである。
【0016】
【発明の効果】請求項1の温度検出器の固定構造におい
ては、被固定部の液体に接する壁に設けられた開口に先
端部が挿入され、途中の外周に鍔部が設けられた温度検
出器と、この温度検出器の鍔部の上方部分を係合する切
欠溝が一端部の中間位置に設けられ、かつ、他端部の中
間位置には切欠溝の開放方向と同じ方向に長い長孔が設
けられた固定金具と、長孔を介して固定金具を被固定部
に締着する締着具とを備えた温度検出器の固定構造にお
いて、前記被固定部は凸部を有し、この凸部に突き当た
ることにより、前記固定金具が温度検出器から離れる方
向へ移動するのを阻止する突き当り部を固定金具に設け
た構成であるから、寸法誤差の吸収や部品の共通化が図
れるばかりでなく、固定金具が温度検出器から離れる方
向へ移動するのを、被固定部の凸部と固定金具の突き当
り部によって阻止できるため、固定金具の位置ずれを簡
単な構成で防止でき、温度検出器が適正位置からずれた
り、蓋部材の開口から抜け落ちたりする心配がなく、温
度検出器により、常に、正確な温度検出が行える。
ては、被固定部の液体に接する壁に設けられた開口に先
端部が挿入され、途中の外周に鍔部が設けられた温度検
出器と、この温度検出器の鍔部の上方部分を係合する切
欠溝が一端部の中間位置に設けられ、かつ、他端部の中
間位置には切欠溝の開放方向と同じ方向に長い長孔が設
けられた固定金具と、長孔を介して固定金具を被固定部
に締着する締着具とを備えた温度検出器の固定構造にお
いて、前記被固定部は凸部を有し、この凸部に突き当た
ることにより、前記固定金具が温度検出器から離れる方
向へ移動するのを阻止する突き当り部を固定金具に設け
た構成であるから、寸法誤差の吸収や部品の共通化が図
れるばかりでなく、固定金具が温度検出器から離れる方
向へ移動するのを、被固定部の凸部と固定金具の突き当
り部によって阻止できるため、固定金具の位置ずれを簡
単な構成で防止でき、温度検出器が適正位置からずれた
り、蓋部材の開口から抜け落ちたりする心配がなく、温
度検出器により、常に、正確な温度検出が行える。
【0017】請求項2の温度検出器の固定構造において
は、被固定部の液体に接する壁に設けられた開口に先端
部が挿入され、途中の外周に鍔部が設けられた温度検出
器と、この温度検出器の鍔部の上方部分を係合する切欠
溝が一端部の中間位置に設けられ、かつ、他端部の中間
位置には切欠溝の開放方向と同じ方向に長い長孔が設け
られた固定金具と、長孔を介して固定金具を被固定部に
締着する締着具とを備えた温度検出器の固定構造におい
て、前記被固定部は凸部を有し、この凸部に突き当たる
ことにより、前記固定金具が温度検出器から離れる方向
へ移動するのを阻止する突き当り部を固定金具に設け、
さらに、この固定金具の外縁部には補強用突壁を一体に
設けた構成であるから、請求項1に記載の効果に加え
て、補強用突壁により固定金具の曲げ強度を高めること
ができ、そのため、固定金具は曲がり等の変形が防止さ
れ、一層、確実に温度検出器を抜け止め保持できる。
は、被固定部の液体に接する壁に設けられた開口に先端
部が挿入され、途中の外周に鍔部が設けられた温度検出
器と、この温度検出器の鍔部の上方部分を係合する切欠
溝が一端部の中間位置に設けられ、かつ、他端部の中間
位置には切欠溝の開放方向と同じ方向に長い長孔が設け
られた固定金具と、長孔を介して固定金具を被固定部に
締着する締着具とを備えた温度検出器の固定構造におい
て、前記被固定部は凸部を有し、この凸部に突き当たる
ことにより、前記固定金具が温度検出器から離れる方向
へ移動するのを阻止する突き当り部を固定金具に設け、
さらに、この固定金具の外縁部には補強用突壁を一体に
設けた構成であるから、請求項1に記載の効果に加え
て、補強用突壁により固定金具の曲げ強度を高めること
ができ、そのため、固定金具は曲がり等の変形が防止さ
れ、一層、確実に温度検出器を抜け止め保持できる。
【図1】本発明による温度検出器の固定構造の一実施形
態例を示す要部正面図である。
態例を示す要部正面図である。
【図2】同じく要部縦断面図である。
【図3】同じく固定金具単体の平面図である。
【図4】本発明による温度検出器の固定構造に係わる石
油給湯機の構成図である。
油給湯機の構成図である。
【図5】従来例を説明する説明図である。
24 蓋部材(壁) 25 温度検出器 25A 温度検出器の鍔部 25B 温度検出器の先端部 25C 温度検出器の上方部分 26 押さえ板(被固定部) 27 ビス(凸部) 29 挿入用開口(開口) 31 固定金具 32 切欠溝 33 長孔 34 突き当り部 35 補強用突壁 37 ネジ(締着具)
Claims (2)
- 【請求項1】 被固定部の液体に接する壁に設けられた
開口に先端部が挿入され、途中の外周に鍔部が設けられ
た温度検出器と、この温度検出器の鍔部の上方部分を係
合する切欠溝が一端部の中間位置に設けられ、かつ、他
端部の中間位置には切欠溝の開放方向と同じ方向に長い
長孔が設けられた固定金具と、長孔を介して固定金具を
被固定部に締着する締着具とを備えた温度検出器の固定
構造において、前記被固定部は凸部を有し、この凸部に
突き当たることにより、前記固定金具が温度検出器から
離れる方向へ移動するのを阻止する突き当り部を固定金
具に設けたことを特徴とする温度検出器の固定構造。 - 【請求項2】 被固定部の液体に接する壁に設けられた
開口に先端部が挿入され、途中の外周に鍔部が設けられ
た温度検出器と、この温度検出器の鍔部の上方部分を係
合する切欠溝が一端部の中間位置に設けられ、かつ、他
端部の中間位置には切欠溝の開放方向と同じ方向に長い
長孔が設けられた固定金具と、長孔を介して固定金具を
被固定部に締着する締着具とを備えた温度検出器の固定
構造において、前記被固定部は凸部を有し、この凸部に
突き当たることにより、前記固定金具が温度検出器から
離れる方向へ移動するのを阻止する突き当り部を固定金
具に設け、さらに、この固定金具の外縁部には補強用突
壁を一体に設けたことを特徴とする温度検出器の固定構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20252096A JP3326335B2 (ja) | 1996-07-31 | 1996-07-31 | 温度検出器の固定構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20252096A JP3326335B2 (ja) | 1996-07-31 | 1996-07-31 | 温度検出器の固定構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1048058A true JPH1048058A (ja) | 1998-02-20 |
JP3326335B2 JP3326335B2 (ja) | 2002-09-24 |
Family
ID=16458861
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20252096A Expired - Fee Related JP3326335B2 (ja) | 1996-07-31 | 1996-07-31 | 温度検出器の固定構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3326335B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001046625A1 (en) * | 1999-12-21 | 2001-06-28 | Srp 687 Pty Ltd | An adjustable mount for a gas control valve of a water heater |
-
1996
- 1996-07-31 JP JP20252096A patent/JP3326335B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001046625A1 (en) * | 1999-12-21 | 2001-06-28 | Srp 687 Pty Ltd | An adjustable mount for a gas control valve of a water heater |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3326335B2 (ja) | 2002-09-24 |
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