JP6249750B2 - 熱交換器 - Google Patents

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Description

本発明は、給湯器や給湯暖房熱源機などの燃焼装置に組み込まれる熱交換器、特に、ハウジングの側面に露出する通水配管に温度センサがセンサ取付補助部材を介して配設される熱交換器に関する。
給湯器や給湯暖房熱源機などの燃焼装置に組み込まれる従来の熱交換器において、ハウジングの周壁外側に露出する通水配管に対して、出湯温度の異常上昇や通水配管に繋がる吸熱管の過熱を検知するための温度センサが略L字板状のセンサ取付補助部材を介して取り付けられる構成のものが知られている(例えば、特許文献1および2参照)。
図12に示すように、上記従来の熱交換器8のセンサ取付補助部材9は、温度センサ76の取付部となる矩形板状の基部90と、基部90の一つの側縁90Cから延設される略平板状の支持板91とで略L字状に形成されたものであり、支持板91の先端91Cに設けられた略U字状の切欠911をハウジング80内の吸熱管83から周壁外側へ延設される通水配管84に外嵌させ、且つ、基部90の他の側縁90Cに沿って立設された補助板92の端面を通水配管84の外周面に当接させた状態で、切欠911と通水配管84との嵌合部周辺をロウ付け接合することにより固定される。
特開平10−197073号公報 特開2006−200829号公報
しかしながら、上記従来の熱交換器のセンサ取付補助部材は、支持板の端面の切欠を通水配管の外周に嵌合させて支持固定させる構成であるため、センサ取付補助部材と通水配管との接触面積が小さく、吸熱管の温度が通水配管から速やかに温度センサへ伝達され難い。また、組み立ての際に、支持板と通水配管との間に不要な隙間やズレが生じ易く、熱交換器ごとにセンサ取付補助部材のロウ付け状態も安定し難い。そのため、温度センサの応答性の低下やばらつきを招く虞があった。
本発明は、上述の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、給湯器や給湯暖房熱源機などの燃焼装置に組み込まれる熱交換器において、温度センサの応答性の向上を図ることにある。
本発明は、略矩形箱状のハウジング内に複数の吸熱管が並設され、ハウジングの周壁外側にて二つの吸熱管の管端相互が連絡管により直列的に連結され、吸熱管と連絡管とで構成された熱交換管路の始端からハウジングの周壁外側へ入水側接続管が延設され、前記熱交換管路の終端からハウジングの周壁外側へ出湯側接続管が延設された熱交換器であって、連絡管または出湯側接続管の少なくとも何れか一方の通水配管の外周に、温度センサを取り付けるためのセンサ取付補助部材が設けられ、センサ取付補助部材は、温度センサの取付面を有する基部と、基部に所定の間隙をもって対向して延設され、通水配管を径方向から挟持する一対の挟持板片とで略コ字状に形成され、挟持板片に、対向する挟持板片側へ突出し、通水配管の外周面に基部側から当接することで、通水配管の外周面と基部との間に所定の空間を画成する位置決め用の突起が設けられたものである。
このものでは、センサ取付補助部材が、基部に設けられた一対の挟持板片によって通水配管を径方向から挟み込んだ状態で通水配管に支持固定されるから、センサ取付補助部材と通水配管とが既述従来のものより広い範囲で接触する。これにより、吸熱管の温度を速やかに温度センサへ伝達することができる。また、上記構成を採用したことで、組み立ての際に、挟持板片と通水配管とのがたつきやズレも生じ難いから、常に安定した状態でセンサ取付補助部材を通水配管にロウ付け固定することもできる。
さらに、このものでは、組み立ての際、挟持板片に設けられた突起が通水配管の外周面に当接することで、挟持板片と通水配管とのがたつきやズレが一層防止されるから、センサ取付補助部材を常に通水配管の一定の位置に配設することが可能である。従って、より安定した状態でセンサ取付補助部材を通水配管にロウ付け固定することができる。しかも、上記突起が通水配管の外周面に基部側から当接することで、通水配管の外周面と基部との間に所定の空間が画成されるから、基部に温度センサをねじ留め固定する際に、固定用のねじが通水配管の外周面に接触するのも防止できる。
また、本発明は、上記熱交換器において、挟持板片における通水配管との挟持接触部に、ロウ材を導入するための接合孔が設けられたものである。
このものでは、接合孔から挟持板片と通水配管との挟持接触部へ直接的にロウ材を導入することが可能であるから、確実にセンサ取付補助部材を通水配管にロウ付け固定することができる。
また、本発明は、上記熱交換器において、前記接合孔は、通水配管の延長方向と略一致する方向に延設されたものである。
通水配管を径方向から挟持する挟持板片は、通水配管の延長方向に沿って接触するが、このものでは、接合孔から挟持接触部へ上記延長方向に沿ってロウ材を導入することが可能であるから、より確実にセンサ取付補助部材を通水配管にロウ付け固定することができる。
以上のように、本発明によれば、吸熱管の熱を速やかに温度センサへ伝達することができるし、また、常に安定した状態で且つ確実にセンサ取付補助部材を通水配管にロウ付け固定することもできるから、センサ取付補助部材に取り付けられる温度センサの応答性が向上する。
図1は、本発明の実施の形態に係る熱交換器が組み込まれた風呂給湯器の概略構成図である。 図2は、本発明の実施の形態に係る熱交換器の概略斜視図である。 図3は、本発明の実施の形態に係る熱交換器のセンサ取付補助部材の斜視図である。 図4は、本発明の実施の形態に係る熱交換器のセンサ取付補助部材の背面図である。 図5は、本発明の実施の形態に係る熱交換器のセンサ取付補助部材の一部を断面で表した右側面図である。 図6は、本発明の実施の形態に係る熱交換器のセンサ取付補助部材の平面図である。 図7は、本発明の実施の形態に係る熱交換器のセンサ取付補助部材の変形例(1)を示す平面図である。 図8は、本発明の実施の形態に係る熱交換器のセンサ取付補助部材の変形例(2)を示す平面図である。 図9は、本発明の実施の形態に係る熱交換器のセンサ取付補助部材の変形例(3)を示す斜視図である。 図10は、本発明の実施の形態に係る熱交換器のセンサ取付補助部材の変形例(4)を示す斜視図である。 図11は、本発明の実施の形態に係る熱交換器のセンサ取付補助部材の変形例(5)を示す斜視図である。 図12は、従来の熱交換器のセンサ取付部材の斜視図である。
次に、本発明の実施の形態に係る熱交換器について、添付図面を参照しながら具体的に説明する。
図1および図2に示すように、本発明の実施の形態に係る熱交換器3は、風呂給湯器1に組み込まれており、ガスバーナ2から放出された燃焼排ガス中の顕熱を回収し、給水配管11から供給される水を熱交換加熱する給湯熱交換部3Aと、上記燃焼排ガス中の顕熱を回収し、風呂戻り配管13から供給される浴槽V2の風呂水を熱交換加熱する風呂熱交換部3Bとを備えている。
熱交換器3の外郭を構成するハウジング30は、上下に開放する略矩形箱状に形成されており、ハウジング30の下端301には、ガスバーナ2を収容する略矩形箱状の燃焼室20が連結される。燃焼室20の下部には、燃焼室20内へガスバーナ2の燃焼用空気を送り込むファンユニット4が接続されている。一方、ハウジング30の上端302には、ガスバーナ2からハウジング30内に送り込まれた燃焼排ガスを風呂給湯器1の外部へ導く排気フード31が連結される。
尚、図2に示すように、ガスバーナ2は、熱交換器3の給湯熱交換部3Aへ燃焼排ガスを供給する給湯側燃焼部2Aと、熱交換器3の風呂熱交換部3Bへ燃焼排ガスを供給する風呂側燃焼部2Bとを有し、風呂給湯器1は、給湯側燃焼部2Aおよび風呂側燃焼部2Bの燃焼を個別に制御可能な制御回路100を備えている。
ハウジング30内には、前壁303および後壁304と略平行に複数積層された薄肉板状の吸熱フィン32と、吸熱フィン32に対して直交する向きで貫設される複数の直管状の吸熱管33とが収容されている。給湯熱交換部3Aおよび風呂熱交換部3Bは、これら吸熱フィン32および吸熱管33によって各別に独立して構成されている。
給湯熱交換部3Aにおける隣り合う二つの吸熱管33の管端相互は、前壁303側および後壁304側において、半円弧状に曲成された連絡管34により直列的に連結されており、これら吸熱管33および連絡管34によって蛇行する一本の給湯熱交換管路33Aが構成されている。尚、前壁303側の連絡管343の一つとその連絡管343に繋がる二つの吸熱管33とは、一体形成されて一本のU字曲管330を構成しており、これら異なる二つのU字曲管330の管端相互が後壁304側の連絡管344により連結されている。
給湯熱交換管路33Aの始端となる吸熱管33の後壁304側の管端には、略コ字状の入水側接続管35が後壁304の外側へ向かって延設されており、この入水側接続管35の開放端に給水配管11が接続される。一方、給湯熱交換管路33Aの終端となる吸熱管33の前壁303側の管端には、略コ字状の出湯側接続管36が前壁303の外側へ向かって延設されており、この出湯側接続管36の開放端に、カランやシャワーやなどの湯水栓V1へ繋がる出湯配管12が接続される。
従って、湯水栓V1が開かれると、給水配管11から給湯熱交換管路33Aへ水が供給される。また、制御回路100は、給水配管11における通水を検知してファンユニット4を作動させると共にガスバーナ2の給湯側燃焼部2Aにて燃焼を開始させる回路構成を有しており、湯水栓V1の開栓により給湯熱交換管路33Aへ供給された水は、給湯側燃焼部2Aから放出された燃焼排ガスによって加熱され、出湯配管12を通じて湯水栓V1へ供給される。尚、給湯側燃焼部2Aから放出された燃焼排ガスは、給湯熱交換部3Aの配設部を通過した後、排気フード31の内部空間を通って風呂給湯器1の外部へ排出される。
風呂熱交換部3Bも給湯熱交換部3Aと同様、隣り合う二つの吸熱管33の管端相互が前壁303および後壁304側において連絡管34により直列的に接続されており、これら吸熱管33および連絡管34によって蛇行する一本の風呂熱交換管路33Bが構成されている。また、風呂熱交換管路33Bの始端となる吸熱管33の後壁304側の管端には、略コ字状の入水側接続管35が後壁304の外側へ向かって延設されており、この入水側接続管35の管端に風呂戻り配管13が接続される。一方、風呂熱交換管路33Bの終端となる吸熱管33の前壁303側の管端には、略コ字状の出湯側接続管36が前壁303の外側へ向かって延設されており、この出湯側接続管36の管端に、浴槽V2へ繋がる風呂往き配管14が接続される。
従って、風呂戻り配管13に設けられた循環ポンプ15が作動されると、風呂戻り配管13から風呂熱交換管路33Bへ浴槽V2の風呂水が供給される。また、制御回路100は、風呂戻り配管13の通水を検知してファンユニット4を作動させると共にガスバーナ2の風呂側燃焼部2Bにて燃焼を開始させる回路構成を有しており、循環ポンプ15の作動により風呂熱交換管路33Bへ供給された風呂水は、風呂側燃焼部2Bから放出された燃焼排ガスによって加熱され、風呂往き配管14を通じて再び浴槽V2へ帰還する。尚、風呂側燃焼部2Bから放出された燃焼排ガスは、風呂熱交換部3Bの配設部を通過した後、排気フード31の内部空間を通って風呂給湯器1の外部へ排出される。
図2に示すように、連絡管34は、前壁303および後壁304の外側に露出した状態で設けられており、そのうち前壁303側の連絡管34にあたるU字曲管330のUベンド部343の特定の一つに、出湯温度の異常上昇や吸熱管33の過熱を検知するための温度センサ16が、熱伝導性の高い金属板で形成されセンサ取付補助部材5を介して取り付けられる。尚、温度センサ16は、給湯熱交換部3Aおよび風呂熱交換部3Bのそれぞれに設けられる。
図3から図6に示すように、センサ取付補助部材5は、略長方形状の基部50の対向する二つの長縁部50Cに、それぞれ略長方形状の挟持板片51が略平行に折曲形成された略コ字状の部材であり、両挟持板片51によってUベンド部343を径方向から挟持した状態で支持固定されている。
両挟持板片51は、Uベンド部343の外周径Dと略同一の間隙Wをもって設けられており、センサ取付補助部材5をUベンド部343に組み付けたとき、挟持板片51の内側面51BとUベンド部343の外周面とが、Uベンド部343の延長方向に沿って略円弧状に摩擦接触する(図6の挟持接触部P)。尚、Uベンド部343の挟持板片51と対向する領域に、Uベンド部343の延長方向に沿って円弧状に平面部を形成し、この平面部に挟持板片51の内側面51Bが面接触するように構成することで、センサ取付補助部材5とUベンド部343との接触面積がより広くなる。
基部50には、二つのねじ孔501が穿設されている。これらねじ孔501は、短縁部50E相互間の中心線を挟んで両短縁部50E側へ所定の距離を存して、且つ長縁部50C相互間の中心線から両長縁部50C側へ偏心した位置に配設されている。温度センサ16は、これら二つのねじ孔501を用いて基部50の前面(Uベンド部343に対向しない側の面)50Aにねじ止め固定される。このように、二つのねじ孔501を長縁部50C相互間の中央から各別に異なる方向へ各別に偏心した位置に設けたことで、温度センサ16を基部50にねじ止め固定する際に、その固定用のねじ(図示しない)がUベンド部343の外周面により接触し難い。よって、組み立て作業性が良い。
基部50の短縁部50Eには、略三角形状に切欠502が形成されている。また、切欠502の端面50Gで且つねじ孔501に近接した位置には、温度センサ16を位置決めするための突片53が設けられている。突片53は、基部50の前面50A側へ向かって略直角に折曲形成されており、この突片53の側面に温度センサ16の外周面が当接する。
挟持板片51の両側端縁51E相互間の中央位置には、挟持接触部Pおよびその周辺にロウ材を導入するための接合孔511が穿設されている。接合孔511は、挟持板片51の側端縁51Eへ向かって延設される矩形状の長孔であり、その延長方向は、Uベンド部343の延長方向と略一致している。
挟持板片51の側端縁51Eにおける先端51C寄りの位置には、略L字状に切欠512が設けられている。また、切欠512の端面51Gには、Uベンド部343の外周面に当接する位置決め用の突起として爪片52が設けられている。
爪片52は、切欠512の端面51Gから挟持板片51の側端縁51E側へ向かって延設され、且つ、挟持板片51の内側面51Bよりも対向する挟持板片51側へ突出するよう斜めに折曲形成されており、センサ取付補助部材5をUベンド部343に組み付けたときに、爪片52の先端52CがUベンド部343の外周面に当接する。その結果、接合孔511が挟持接触部Pの略中央に配置され、また、基部50の後面(Uベンド部343に対向する側の面)50BとUベンド部343の外周面との間には、上記ねじを配設可能な空間Sが画成される。
このものでは、組み立ての際、接合孔511の幅より大径の棒状の固形ロウ材を予め接合孔511に圧入保持させておき、その上で挟持板片51によってUベンド部343を外周側から挟み込むようにして、センサ取付補助部材5をUベンド部343に仮止め固定する。そして、この状態で熱交換器3を炉内に収容し、加熱処理が行われるが、このとき、両挟持板片51の内側面51BとUベンド部343の外周面とが摩擦接触により嵌合されているから、センサ取付補助部材5がUベンド部343から容易に脱落したりずれたりしない。従って、加熱処理によって溶融したロウ材は、挟持接触部Pおよびその周辺へ均一に回り込み、挟持板片51とUベンド部343とを強固に接合する。尚、上記固形ロウ材は、センサ取付補助部材5を連絡管34に仮止め固定した後、接合孔511に圧入保持させてもよい。また、センサ取付補助部材5を連絡管34に仮止め固定した後、固形ロウ材に代えて、液状ロウ材を接合孔511に注入し、炉内で加熱処理を行うことにより挟持板片51とUベンド部343とを接合させてもよい。
このように、上記熱交換器3は、センサ取付補助部材5が、基部50に設けられた一対の挟持板片51によってUベンド部343を径方向から挟み込んだ状態でUベンド部343に支持固定されるから、センサ取付補助部材5とUベンド部343とが既述従来のものより広い範囲で接触する。これにより、吸熱管33の温度を速やかに温度センサ16へ伝達することができる。また、上記構成を採用したことで、組み立ての際に、挟持板片51とUベンド部343とのがたつきやズレも生じ難いから、常に安定した状態でセンサ取付補助部材5をUベンド部343にロウ付け固定することもできる。よって、温度センサ16の応答性が向上する。
特に、上記熱交換器3では、挟持板片51の内側面51BとUベンド部343の外周面とが、Uベンド部343の延長方向に沿って略円弧状に挟持接触するように構成されているから、挟持板片51とUベンド部343とのがたつきやズレが一層生じ難く、より安定した状態でセンサ取付補助部材5をUベンド部343にロウ付け固定することができる。よって、温度センサ16の応答性が一層向上する。
また、上記熱交換器3では、組み立ての際、挟持板片51に設けられた爪片52がUベンド部343の外周面に当接することで、挟持板片51とUベンド部343とのがたつきやズレが一層防止されるから、センサ取付補助部材5をUベンド部343に対して正面から組み付けた場合だけでなく、側方から組み付けた場合でも、常にUベンド部343の一定の位置に配設することが可能である。従って、より安定した状態でセンサ取付補助部材5をUベンド部343にロウ付け固定することができる。よって、温度センサ16の応答性が一層向上する。しかも、上記爪片52がUベンド部343の外周面に基部50側から当接することで、基部50の後面50BとUベンド部343の外周面との間に所定の空間Sが画成されるから、温度センサ16を基部50に前面50A側からねじ留め固定する際に、固定用のねじがUベンド部343の外周面に接触せず、基部50に対して温度センサ16を常に適切に取り付けることができる。よって、温度センサ16の応答性が一層向上する。
さらに、上記熱交換器3では、常に挟持板片51とUベンド部343との挟持接触部Pの略中央に接合孔511が配置されており、挟持接触部Pへ直接的にロウ材を導入することが可能であるから、確実にセンサ取付補助部材5をUベンド部343にロウ付け固定することができる。よって、温度センサ16の応答性がより一層向上する。
また、上記熱交換器3では、Uベンド部343の延長方向と略一致する方向へ延設された接合孔511から挟持接触部PへUベンド部343の延長方向に沿って固形ロウ材を導入することが可能であるから、ロウ材が挟持接触部Pの全体へ均一に行き渡り、より確実にセンサ取付補助部材5をUベンド部343にロウ付け固定することができる。よって、温度センサ16の応答性がより一層向上する。
尚、上記熱交換器3が組み込まれた風呂給湯器1において、ガスバーナ2の燃焼中に止水し、残火による異常加熱を検知する残火試験を行ったところ、既述従来の構成のセンサ取付補助部材を連絡管34に外嵌させたものより短時間で吸熱管33の温度上昇を検知できることが確認された。
上記実施の形態において、センサ取付補助部材5は、後壁304側の連絡管344に設けてもよいし、吸熱管33の温度を温度センサ16へ正確且つ迅速に伝達でき、且つ、組み立ての際にがたつきやズレも生じなければ、出湯側接続管36における吸熱管33側の曲げ部に設けてもよい。
また、両挟持板片51は、Uベンド部343の外周径Dより小さい間隔で略平行に設けられ、或いは、先端相互の間隔が根元側の間隔より小さくなるよう略八字状に設けられ、センサ取付補助部材5をUベンド部343に組み付けたときに、それら両挟持板片51が弾性変形し、内側面51BがUベンド部343の外周面に対してより押圧された状態で接触するように構成してもよい。
接合孔511は、図7に示すように、Uベンド部343の曲げ形状に合わせて円弧状に穿設されたものであってもよいし、図8に示すように、円形状に穿設されたものであってもよい。また、図9に示すように、挟持板片51の内側面51Bに凹設された溝状の非貫通孔であってもよい。
上記実施の形態では、センサ取付補助部材5をUベンド部343の所定位置に配置させる位置決め用の突起として、切欠512の側端面51Gに爪片52が設けられたものを説明したが、図10に示すように、挟持板片51の少なくとも二箇所(例えば、短縁部51E)に内側面51B側へ向かって切り起こし部54が設けられ、上記切り起こし部54がUベンド部343の外周面に当接するように構成されたものであってもよいし、図11に示すように、挟持板片51の内側面51Bの少なくとも二箇所(例えば、短縁部51Eの近傍位置)に突起55が凸設され、上記突起55がUベンド部343の外周面に当接するように構成されたものであってもよい。
本発明は、風呂熱交換部3Bを有しない給湯器用の熱交換器にも適用できる。また、本発明は、潜熱回収型の給湯器や給湯暖房熱源機などに組み込まれる熱交換器にも適用できる。
3 熱交換器
30 ハウジング
303 前壁(周壁)
304 後壁(周壁)
33 吸熱管
34 連絡管(通水配管)
36 出湯側接続管(通水配管)
5 センサ取付補助部材
50 基部
51 挟持板片
511 接合孔
52 爪片(突起)
16 温度センサ

Claims (3)

  1. 略矩形箱状のハウジング内に複数の吸熱管が並設され、ハウジングの周壁外側にて二つの吸熱管の管端相互が連絡管により直列的に連結され、吸熱管と連絡管とで構成された熱交換管路の始端からハウジングの周壁外側へ入水側接続管が延設され、前記熱交換管路の終端からハウジングの周壁外側へ出湯側接続管が延設された熱交換器であって、
    連絡管または出湯側接続管の少なくとも何れか一方の通水配管の外周に、温度センサを取り付けるためのセンサ取付補助部材が設けられ、
    センサ取付補助部材は、温度センサの取付面を有する基部と、基部に所定の間隙をもって対向して延設され、通水配管を径方向から挟持する一対の挟持板片とで略コ字状に形成され
    挟持板片に、対向する挟持板片側へ突出し、通水配管の外周面に基部側から当接することで、通水配管の外周面と基部との間に所定の空間を画成する位置決め用の突起が設けられた、熱交換器。
  2. 請求項1に記載の熱交換器において、
    挟持板片における通水配管との挟持接触部に、ロウ材を導入するための接合孔が設けられた、熱交換器。
  3. 請求項に記載の熱交換器において、
    前記接合孔は、通水配管の延長方向と略一致する方向に延設された、熱交換器。
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