JP7018187B2 - 給湯器 - Google Patents

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本発明は、筐体の内部に、バーナ及び熱交換器を備えた燃焼室を収容すると共に、燃焼室の異常過熱を検知して運転を停止させる過熱防止装置を備えた給湯器に関する。
給湯器は、バーナに加熱される熱交換器に、給水管と出湯管とを接続し、出湯管が繋がる外部の給湯栓の開栓により、外部の水道管を介して給水管から供給される水をバーナの燃焼排気で熱交換して出湯させる給湯回路を備えている。
このような給湯器では、下部にバーナを、上部に熱交換器をそれぞれ配設した燃焼室を筐体の内部に収容しているが、燃焼室を形成するケーシングに異常過熱によるひび割れ等が生じた際、これを検知してバーナの燃焼を停止させるために過熱防止装置が設けられている。この過熱防止装置は、特許文献1に開示のように、設定温度で溶融する樹脂シートの表面に導電パターンを形成して燃焼室のケーシングの外周を巻回するように配設して導電パターンをコントローラに接続したものが知られている。すなわち、異常過熱によって燃焼室にひび割れや穴あき等が生じてそこから燃焼排気が噴出すると、樹脂シートの溶融と共に導電パターンが破断して抵抗値が急増又は無限大となることで、その抵抗値の変化を検知したコントローラが燃料ガスの供給を停止してバーナを消火させるものである。
特開平10-122563号公報
近年の給湯器には、省スペース化が求められることで筐体がコンパクト化する傾向にある。よって、筐体内では、燃焼室との間の狭いスペースで給水管や出湯管等の配管を取り回す必要があり、屈曲部分も多くなっている。このため、配管は複数に分割されて、クリップ等の連結部材を用いて外側から連結する構造が採用されている。
しかし、この場合、配管の連結部分に連結部材が露出するため、連結部材の外側に巻かれた樹脂シートが接触すると、導電パターンに傷がついて抵抗値が変化し、給湯器が誤動作(燃焼停止)してしまうおそれがあった。
そこで、本発明は、配管の連結部材等の接触のおそれがある部位の外側で樹脂シートを巻回しても、導電パターンの損傷による誤動作のおそれをなくすことができる給湯器を提供することを目的としたものである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、筐体内に、バーナ及び熱交換器を有する燃焼室と、バーナの燃焼を制御するコントローラとを収容する一方、燃焼室に、所定の導電パターンを印刷して所定の検知領域を形成した樹脂シートを巻回して、コントローラが導電パターンの損傷による抵抗値の変化を検知すると、バーナの燃焼を停止させる過熱防止装置を備えた給湯器であって、
樹脂シートは、燃焼室への巻回状態で燃焼室の外側の所定の部位に対向する検知領域では、導電パターンの上下方向の幅を検知領域の上下方向の幅よりも短くすることで、所定の部位に対向する部分に導電パターンが印刷されない非検知領域を形成していると共に、燃焼室への巻回状態で非検知領域の外側に重なり、導電パターンが印刷されている検知領域を非検知領域にオーバーラップさせる余長部を備えていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、樹脂シートの検知領域に、導電パターンの上下方向の幅を検知領域の上下方向の幅よりも短くして所定の部位に対向する部分に非検知領域を形成すると共に、巻回状態で非検知領域に重なって検知領域をオーバーラップさせる余長部を設けたことで、接触のおそれがある部位の外側で樹脂シートを巻回しても、非検知領域が接触するため、導電パターンの損傷による誤動作のおそれをなくすことができる。また、非検知領域は外側の検知領域でカバーされているので、過熱防止装置の検知性能は担保できる。
給湯器の斜視図である。 フロントカバーを取り外した筐体の正面図である。 図2において樹脂シートを取り外した筐体の正面図である。 樹脂シートの展開図である。 燃焼室に樹脂シートを巻回する状態を示す斜視図である(筐体は省略)。 図2のA-A線拡大断面図である。 図6の前側部分の拡大図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、給湯器の一例を示す斜視図である。この給湯器1は、上面及び下面、左右の側面及び背面が囲まれて前面が開口する縦長箱状の筐体2と、その筐体2の前面を閉塞するフロントカバー3とを有し、フロントカバー3の上部に、排気フード9の前方に設けられた横長筒状の排気口10を突出させている。フロントカバー3の下部及び側部には吸気口4,4・・が設けられて、筐体2の背面の上下には、壁面等への取付用のブラケット5,5が取り付けられている。
図2は、フロントカバー3を取り外した筐体2の正面図で、筐体2内には、燃焼室6が設けられている。この燃焼室6は、筐体2内の上側に配置されて、複数本のバーナからなるバーナユニットを収容する四角筒状の下ケーシング7と、熱交換器を収容する四角筒状の上ケーシング8とを組み付けてなり、上ケーシング8の上側に、前方に排気口10を突出させた排気フード9が組み付けられている。上ケーシング8の左右には、筐体2の下面に設けた接続口11,11・・を介して外部配管と接続される配管12,12・・(給水管、出湯管、風呂戻り管及び風呂往き管)が接続されている。燃焼室6の下部で筐体2の開口際には、電装基板を正面視四角形状の箱体に収容してなるコントローラ13が横向きに設置されている。
ここで、上ケーシング8の前側に引き回される配管12(ここでは出湯管)は、図3に示すように、上ケーシング8から前方へ引き回される上側部分14と、上ケーシング8の前方を横切って下向きに引き回される下側部分15とに分割されて、上ケーシング8の前方で連結部材としてのクリップ16によって連結されている。
この給湯器1においては、出湯管に接続された外部配管の給湯栓が開栓されて給水管から器具内に通水されると、コントローラ13がバーナユニットを燃焼させて、熱交換器において水とバーナの燃焼排気とを熱交換させる。加熱された湯は出湯管及び外部配管を通って給湯栓から出湯される。
また、コントローラ13に外部で接続された給湯リモコン又は風呂リモコンの自動スイッチを押すと、コントローラ13は、出湯管と風呂戻り管とを接続する落とし込み管を介して出湯管からの湯を浴槽に供給する。
そして、燃焼室6には、樹脂シート20が巻回されている。この樹脂シート20は、下ケーシング7と上ケーシング8とに跨がって燃焼室6の周囲に巻回される帯状体で、図4に示すように、幅方向に往復して蛇行しながら長手方向に延びる連続状の導電パターン21が、長手方向の全長に亘って印刷されて、導電パターン21の全体で検知領域22を形成している。樹脂シート20の一方の端部(図4の右側)の下縁には、導電パターン21の両端にハーネスを電気的接続するための端子部23が設けられて、当該端部の長手方向の外端には、一対のL字状のスリットによって上下に係止片24,24が形成されている。
樹脂シート20の長手方向の全長は、燃焼室6の外側を一周する長さよりも長くなって、係止片24,24側の端部を含んで燃焼室6を周回する一周分の周回部25と、一周分を越える余長部26とを備えている。周回部25と余長部26との境目には、係止片24,24が係止可能なスリット27,27が上下に形成されている。
また、周回部25の係止片24,24側の端部において、端子部23の上側には、導電パターン21の幅方向の蛇行長さが短くなることで、導電パターン21が印刷されない非検知領域28が形成されている。
この樹脂シート20は、図5に示すように、非検知領域28がある端部を上ケーシング8の右前側で、配管12のクリップ16の前方に非検知領域28が位置するように配置して、そのまま周回部25を燃焼室6に巻回する。そして、図6,7に示すように、周回した余長部26を上ケーシング8の前側で周回部25に重ねて、周回部25の係止片24,24をスリット27,27に係止させれば、燃焼室6の周回状態で固定される。図6,7において、17は熱交換器で、複数のフィン18を蛇行状に貫通する伝熱管19を備えて両端に配管12が接続されている。
29は、下ケーシング7の前面にネジ止めされ、コントローラ13から端子部23へのハーネス30,30の接続をガイドすると共に、樹脂シート20を受ける受け板で、後側では周回部25の下縁に係止し、前側では、前面に形成した段部31に余長部26を載置させることで、樹脂シート20を所定高さで保持するようになっている。
こうして樹脂シート20の巻回状態では、クリップ16の前側に周回部25の非検知領域28が位置し、その前側に、余長部26の検知領域22が重なることで、燃焼室6は、全周に亘って検知領域22で覆われて、導電パターン21の抵抗値がコントローラ13によって監視される過熱防止装置が形成される。
以上の如く構成された給湯器1においては、樹脂シート20の巻回状態では、配管12のクリップ16の位置には、導電パターン21が形成されない非検知領域22が対向しているため、クリップ16は非検知領域22に接触し、ここを傷つけることがあっても導電パターン21に影響は生じない。
そして、燃焼室6の下ケーシング7或いは上ケーシング8にひび割れや穴あき等が生じて燃焼排気が噴出すると、樹脂シート20が溶融して導電パターン21が破断し、抵抗値が急増又は無限大となる。これを検知したコントローラ13は、バーナユニットへのガス流路を開閉するガス電磁弁を閉弁させて燃料ガスの供給を遮断し、バーナユニットの燃焼を停止させる。
このように、上記形態の給湯器1によれば、樹脂シート20は、燃焼室6への巻回状態で燃焼室6の外側の所定の部位(ここではクリップ16)に対向する領域を、導電パターン21が印刷されない非検知領域28としていると共に、燃焼室6への巻回状態で非検知領域28の外側に重なり、導電パターン21が印刷されている検知領域22を非検知領域28にオーバーラップさせる余長部26を備えているので、接触のおそれがあるクリップ16の外側で樹脂シート20を巻回しても、非検知領域28が接触するため、導電パターン21の損傷による誤動作のおそれをなくすことができる。また、非検知領域28を設けても、外側の検知領域22でカバーされているので、過熱防止装置の検知性能は担保できる。
なお、上記形態では、非検知領域を1つのクリップに対向させているが、クリップが複数あれば非検知領域を複数設けてもよい。また、非検知領域を対向させる部位としては配管の連結部材(クリップ)に限らず、伝熱管に取り付けられたバイメタルスイッチ等の他の部位であってもよい。よって、非検知領域の位置や大きさ、範囲は、対向させる部位に応じて適宜変更可能である。
また、検知領域も上記形態に限らず、導電パターンの蛇行間隔や方向等は適宜変更可能であるし、一本の導電パターンで形成しなくてもよい。樹脂シートも、上下幅が大きくなっても差し支えないし、燃焼室への固定構造も上記形態に限定されない。
その他、給湯器自体の構成も上記形態に限らず、筐体の左右幅が大きいものや、風呂回路に代えて暖房回路を有するものや、これらの回路が併設されず給湯回路のみ有するものであったりしても、本発明は適用可能である。
1・・給湯器、2・・筐体、3・・フロントカバー、6・・燃焼室、7・・下ケーシング、8・・上ケーシング、12・・配管、13・・コントローラ、16・・クリップ、17・・熱交換器、20・・樹脂シート、21・・導電パターン、22・・検知領域、25・・周回部、26・・余長部、28・・非検知領域。

Claims (1)

  1. 筐体内に、バーナ及び熱交換器を有する燃焼室と、前記バーナの燃焼を制御するコントローラとを収容する一方、
    前記燃焼室に、所定の導電パターンを印刷して所定の検知領域を形成した樹脂シートを巻回して、前記コントローラが前記導電パターンの損傷による抵抗値の変化を検知すると、前記バーナの燃焼を停止させる過熱防止装置を備えた給湯器であって、
    前記樹脂シートは、前記燃焼室への巻回状態で前記燃焼室の外側の所定の部位に対向する前記検知領域では、前記導電パターンの上下方向の幅を前記検知領域の上下方向の幅よりも短くすることで、前記所定の部位に対向する部分に前記導電パターンが印刷されない非検知領域を形成していると共に、前記燃焼室への巻回状態で前記非検知領域の外側に重なり、前記導電パターンが印刷されている検知領域を前記非検知領域にオーバーラップさせる余長部を備えていることを特徴とする給湯器。
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