JP2017026267A - センサ固定金具 - Google Patents

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英樹 山口
衣笠 朋文
Tomofumi Kinugasa
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誠 日下部
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Abstract

【課題】缶体部の表面温度を検出する温度検知手段を簡単に取り付け可能な簡単な構造のセンサ固定金具であって缶体部に簡単に取り付け可能なセンサ固定金具を提供する。【解決手段】燃焼ガスによって上水を加熱する為のフィンアンドチューブ型の熱交換部とこの熱交換部を囲繞する缶体部(18)とを備えた熱交換器(17)と、前記缶体部(18)の表面温度を検知する為の温度検知手段(30)とを備えた給湯装置(1) において前記温度検知手段(30)を前記熱交換器(17)に固定するためのセンサ固定金具(40)は、前記温度検知手段(30)の温度検知部(30a) を缶体部(18)の表面に押し付ける為の押圧部(42)と、前記温度検知手段(30)の位置決めを行う固定部(43)と、前記センサ固定金具(40)を前記缶体部(18)に取り付けるための取付部(44)とを備え、弾性変形可能な金属製の薄板で構成されている。【選択図】図3

Description

本発明は、センサ固定金具に関し、特に給湯装置の熱交換器の缶体部の表面温度を検知する温度検知手段を缶体部に固定するセンサ固定金具に関する。
従来から、ガス給湯装置、電気給湯装置、石油給湯装置等の熱源に応じた種々の給湯装置が広く一般家庭に普及している。特に、ガス給湯装置は、燃焼用空気を外部から取り込む送風ファン、燃焼用空気と燃料ガスとを混合して燃焼するバーナーユニット、高温の燃焼ガスと伝熱管を流れる水との間で熱交換して水を加熱する熱交換器、熱交換後の排気を外部に排出する為の排気筒等を備えている。
上記の熱交換器としては、一般的に、伝熱管と、この伝熱管に伝熱可能に固定された複数のフィンからなるフィンアンドチューブ型熱交換器が適用され、伝熱管やフィンを銅材料で構成したものが広く採用されている。
ところで、上記の熱交換器に供給する上水として硬度の高い水道水を使用する場合、水道水に含有されているカルシウムやマグネシウム等と、炭酸イオンや硫酸イオン等とが結合することでスケールが形成され、このスケールが熱交換器の伝熱管内に堆積してしまうことでスケール詰まりが発生し、熱交換器における熱交換効率が悪化する。また、給湯装置を長期間使用すると、熱交換器のフィンに煤が付着することで、フィン詰まりが発生し、熱交換器における熱交換効率が悪化する。
上記のスケール詰まりやフィン詰まりが発生した状態で給湯装置の使用を継続すると、熱交換器が損傷する虞があるので、スケール詰まりやフィン詰まり等の異常が発生した場合には、スケールや煤を除去する為のメンテナンスを行う必要がある。このため、従来から、給湯装置の温度を温度検知手段により検知し、その検知温度に基づいてスケール詰まり等の異常を検出する技術が採用されている。
特許文献1に記載のフィンアンドチューブ型の熱交換器において、チューブ同士を接続する湾曲状の連絡管または出湯側接続管の外周に温度センサを取り付けるためのセンサ取付補助部材を取り付け、このセンサ取付補助部材に、温度センサを複数のビスにて取り付ける基部と、この基部から上記通水管を挟持するように延びる1対の挟持片とを設け、これら挟持片に挟持片を通水管にロウ付けする為の接合孔を形成している。
他方、本願出願人は、特願2014−108508号において、フィンアンドチューブ型の熱交換器において、熱交換器缶体の表面温度を検知する温度検知手段を設け、この温度検知手段で検知された温度が設定温度以上になった場合に、伝熱管内にスケールが堆積していると判定する技術を提案している。
特開2015−114004号公報
特許文献1のように、センサ取付補助部材を通水管に取り付ける構造にする場合には、ロウ付け等で取り付ける必要があり、温度センサの取り付けに多大の労力とコストがかかる。しかも、温度センサをセンサ取付補助部材に複数のビス等で固定しなければならないため、温度センサの取り付けも面倒になる。特に、熱交換器の内部に通水管等の温度を検出する温度検知手段を設ける場合は、温度検知手段を取り付ける構造が複雑になる。
本発明の目的は、缶体部の表面温度を検出する温度検知手段を簡単に取り付け可能なセンサ固定金具を提供することである。
請求項1のセンサ固定金具は、燃焼ガスによって上水を加熱する為のフィンアンドチューブ型の熱交換部とこの熱交換部を囲繞する缶体部とを備えた熱交換器と、前記缶体部の表面温度を検知する為の温度検知手段とを備えた給湯装置において前記温度検知手段を前記熱交換器に固定するためのセンサ固定金具であって、前記センサ固定金具は、前記温度検知手段の温度検知部を缶体部の表面に押し付ける為の押圧部と、前記温度検知手段の位置決めを行う固定部と、前記センサ固定金具を前記缶体部に取り付けるための取付部とを備え、弾性変形可能な金属製の薄板で構成されたことを特徴としている。
請求項2のセンサ固定金具は、請求項1の発明において、前記温度検知手段の信号線を保持する信号線保持部をさらに備えていることを特徴としている。
請求項3のセンサ固定金具は、請求項1の発明において、前記缶体部からの排気漏れを検知するための温度ヒューズの一部を保持するための温度ヒューズ保持部をさらに備えていることを特徴としている。
請求項4のセンサ固定金具は、請求項1の発明において、前記熱交換器の凍結を防止するヒータを保持するためのヒータ保持部をさらに備えていることを特徴としている。
請求項1の発明(センサ固定金具)によれば、給湯装置の熱交換器の缶体部の表面温度を検知する温度検知手段を熱交換器に固定するためのセンサ固定金具が、温度検知手段の温度検知部を缶体部の表面に押し付ける為の押圧部と、温度検知手段の位置決めを行う固定部と、前記センサ固定金具を前記缶体部に取り付けるための取付部とを備え、弾性変形可能な金属製の薄板で構成されているため、温度検知手段を缶体部に取り付ける際には、センサ固定金具の取付部を缶体部に取り付け、固定部により温度検知手段の位置決めを行い、押圧部により温度検知部を缶体部の表面に押し付けることで、温度検知手段を缶体部の表面部に簡単に取り付けることができる。
このセンサ固定金具は弾性変形可能な金属製の薄板で構成されているため、取付部の弾性変形を介して取付部を缶体部に簡単に取り付け、押圧部の弾性変形を介して温度検知部を缶体部の表面に押し付ける構造とすることができる。
請求項2の発明によれば、前記センサ固定金具が、前記温度検知手段の信号線を保持する信号線保持部をさらに備えているため、前記信号線を缶体部に接触させずに整然と保持できるうえ、信号線を保持する部材を別途設ける必要がなく、コスト削減を図ることができる。
請求項3の発明によれば、前記センサ固定金具は、前記缶体部からの排気漏れを検知するための温度ヒューズの一部を保持するための温度ヒューズ保持部をさらに備えているため、温度ヒューズの一部を保持する部材を別途設ける必要がなく、コスト削減を図ることができる。
請求項4の発明によれば、前記センサ固定金具は、前記熱交換器の凍結を防止するヒータを保持するためのヒータ保持部をさらに備えているため、前記ヒータを保持する部材を別途設ける必要がなく、コスト削減を図ることができる。
本発明の実施例1に係る給湯装置の概略構成図である。 顕熱回収用熱交換器と潜熱回収用熱交換器の正面図である。 顕熱回収用熱交換器の前面の要部の斜視図である。 センサ固定金具を取付ける係合部を含むフランジの要部斜視図である。 センサ固定金具の斜視図である。 センサ固定金具の正面図である。 実施例2に係る顕熱回収用熱交換器と潜熱回収用熱交換器の正面図である。 顕熱回収用熱交換器の要部の斜視図である。 センサ固定金具の斜視図である。 センサ固定金具の正面図である。 実施例3に係る顕熱回収用熱交換器と潜熱回収用熱交換器の正面図である。 顕熱回収用熱交換器の前面の要部の斜視図である。 センサ固定金具の斜視図である。 センサ固定金具の正面図である。 センサ固定金具の側面図である。
以下、本発明を実施するための形態について実施例に基づいて説明する。
最初に、給湯装置1の全体構成について説明する。
給湯装置1は、給湯機器や暖房機器等の熱源機として適用されるものであり、図1に示すように、燃料ガスを燃焼させて発生する熱を水又は湯水の加熱に利用して給湯するガス給湯器を構成している。
この給湯装置1は、燃焼用空気を供給するための送風ファン2、燃料ガスを燃焼させるバーナー部3、このバーナー部3による燃焼ガスと水との間で熱交換する熱交換器部4、この熱交換器部4による熱交換後の燃焼ガスを排出する排気口5、入水管6aと出湯管6b等の各種配管類、各種センサ等からの信号を受信し各種機器を駆動制御する制御ユニット7等を備えている。
次に、バーナー部3について説明する。
バーナー部3は、燃料供給管(図示略)から供給される燃料ガスと送風ファン2から供給される燃焼用空気を混合して燃焼するバーナーユニット11と、このバーナーユニット11を収容したバーナー缶体12と、このバーナー缶体12内におけるバーナーユニット11の上方の燃焼空間13等を備えている。バーナー缶体12は、上方が開口された直方体形状に形成されている。バーナー缶体12の下端部には、送風ファン2が設けられている。
図1,図2,図4に示すように、バーナーユニット11は、前後方向に延びるように平行に配置された複数の燃焼管(図示略)を備え、例えば3段の燃焼段11a〜11cからなる多段式に構成されている。各燃焼段11a〜11cは、例えば5本、2本、3本の燃焼管を夫々備え、対応する燃料供給管に夫々接続されている。各燃焼段11a〜11cは、制御ユニット7によって夫々燃焼制御可能であり、各種の運転に応じて燃焼作動される燃焼段11a〜11cの段数及びその出力が調整される。
給湯運転時には、例えば、中央の燃焼段11bの2本の燃焼管のみを燃焼作動させる1段燃焼段階、中央と右側の燃焼段11b,11cの5本の燃焼管を燃焼作動させる2段燃焼段階、左側と中央の燃焼段11a,11bの7本の燃焼管を燃焼作動させる3段燃焼段階、全ての燃焼段11a〜11cの10本の燃焼管を燃焼作動させる4段燃焼段階の4段階に燃焼段階を切り換えて燃焼作動可能である。尚、中央の燃焼段11bは、給湯運転時には常時燃焼される燃焼部に相当する。
図2に示すように、バーナーユニット11の燃焼段11bに対応する部分の上方の燃焼空間13には、イグナイター15とフレームロッド16とが夫々配置されている。イグナイター15とフレームロッド16は、バーナー缶体12の前面壁に夫々取り付けられ、フレームロッド16はイグナイター15の右側に設けられている。
イグナイター15は、バーナーユニット11に設けられた点火ターゲットとの間で点火スパークを生じさせることで、バーナーユニット11から供給される燃料空気混合気に点火するものであり、燃焼空間13に突き出すように且つ斜め下方に向かって延びるように取り付けられている。
フレームロッド16は、バーナーユニット11の燃焼作動中に火炎の間に電圧を印加し、火炎のイオン化による導電性や整流作用を利用して、フレームロッド16から火炎へ流れる電流を検知することで、火炎の有無を検出するためのものであり、燃焼空間13に突き出すように略水平に延びるように取り付けられている。
次に、熱交換器部4について説明する。
図1、図2に示すように、熱交換器部4は、主として燃焼ガスの顕熱を回収する顕熱回収用熱交換器17と、この顕熱回収用熱交換器17で熱交換された後の燃焼ガス(排気)から主として潜熱を回収する潜熱回収用熱交換器19と、顕熱回収用熱交換器17を収容する下側熱交換器缶体18と、潜熱回収用熱交換器19を収容する上側熱交換器缶体20等を備えている。
下側熱交換器缶体18(以下、缶体部18という)は、平面視矩形枠状に構成され、缶体部18の下端部のフランジ21とバーナー缶体12の上端部のフランジ22とは、カシメやビス締結により接合されている。
上側熱交換器缶体20は直方体形状に形成され、その底部に潜熱回収により発生したドレン(凝縮水)を回収するトレイ6dと上側熱交換器缶体20の内部側に向かって開口した排気導入口24を有し、給湯装置1の前面側に相当する上側熱交換器缶体20の前面下部に熱交換後の排気を給湯装置1の外部へ排出する排気口5が設けられている。
上側熱交換器缶体20の下端部と缶体部18の上端部はカシメやビス締結により接合されている。図2に示すように、缶体部18の下部の周囲には、缶体部18からの排気の漏れを検知するための温度ヒューズ23が異常高温を検知可能に設けられている。
次に、顕熱回収用熱交換器17について説明する。
図2に示すように、顕熱回収用熱交換器17は、伝熱管25と、この伝熱管25に伝熱可能に固定された複数のフィン26等からなるフィンアンドチューブ型熱交換器を構成している。複数のフィン26は、缶体部18の内周面に夫々ロウ付けされている。伝熱管25及びフィン26は、銅製のものであるが、特にこの材質に限定する必要はなく、ステンレス製のものであってもよい。
バーナーユニット11に燃料供給管から燃料ガスが供給されると共に送風ファン2から燃焼用空気が供給され、燃焼空間13において燃料ガスと空気とが混合された燃料空気混合気が燃焼される。このとき発生する燃焼ガスは、燃焼空間13上方の缶体部18の内部に導入され顕熱回収用熱交換器17において上水を加熱すると共に降温し、缶体部18から排気されて排気導入口24から上側熱交換器缶体20の内部に導入される。
顕熱回収用熱交換器17に入水された上水は、下段の伝熱管25を流れた後、上段の伝熱管25を流れ、上述のように顕熱回収用熱交換器17を通過する間に燃焼ガスの顕熱により上水は加熱され、出湯管6bから給湯装置1の外部へ出湯される。
缶体部18の下端部分には、缶体部18の前面板の下端部分の前面に重なる帯状のフランジ21が一体形成されており、このフランジ21の上端よりやや高い位置において、缶体部18を囲繞するように温度ヒューズ23が装着されている。温度ヒューズ23は缶体部18の表面から所定の隙間を空けて付設され、複数の温度ヒューズ固定金具27によりフランジ21に取り付けられている。
次に、缶体部18の表面の温度を検知するための温度検知センサ30(これが温度検知手段に相当する)と、この温度検知センサ30を缶体部18の表面に取り付けるためのセンサ固定金具40について説明する。
図2〜図6に示すように、前記温度検知センサ30が、給湯運転時には常時燃焼する燃焼部11bの直上、つまりフレームロッド16の直上に対応する位置の前方の缶体部18の前面にセンサ固定金具40を用いて取り付けられている。温度検知温度センサ30はサーミスタからなり、この温度検知センサ30は、温度検知部30aと、温度検知部30aの右端部から右方へ延びた丸端子からなる位置決め部30bと、温度検知部30aの左端から左方へ延びる信号線30cとを備えている。
センサ固定金具40は、温度検知センサ30を顕熱回収用熱交換器17の缶体部18に固定するためのものであり、このセンサ固定金具40は、中段部の保持板部41と、温度検知センサ30の温度検知部30aを缶体部18の表面に押し付ける為の押圧部42と、温度検知センサ30の位置決めを行う固定部43と、センサ固定金具40を缶体部18に取り付けるための取付部44と、温度検知センサ30の信号線30cを保持する信号線保持部45を備え、弾性変形可能な金属製の薄板で構成されている。
センサ固定金具40において、中段部の保持板部41は、左右方向に細長い矩形状に形成され、押圧部42は保持板部41の長さ方向の中央部やや右寄り部位の上端から上方へ延び、固定部43は保持板部41の右端部の上端から上方へ延び、信号線保持部45は保持板部41の左端部の上端から上方へ延びている。
押圧部42は、下端部の狭幅部42aと、中段部の押圧部本体42bと、上端の爪部42cを備えている。狭幅部42aは上方程前方へ移行するように傾斜状に形成され、押圧部本体42bは温度検知部30aが上下方向ヘ移動しないように規制する上下1対の傾斜部42dを備えており、爪部42cは上方程前方へ移行するように傾斜している。
固定部43は、保持板部41の上端から上方へ延びる固定板部43aと、この固定板部43aの上端近傍部の左端部から前方へ折り曲げられた固定爪43dとを備えている。固定板部43aは、上方程後方へ移行するように傾斜した傾斜板部43bと、この傾斜板部43bの上端から上方へ鉛直方向へ延びる鉛直板部43cとを備え、固定爪43dは鉛直板部43cの左端部に一体形成されている。
信号線保持部45は、上方程後方へ移行するように傾斜した傾斜板部45aと、この傾斜板部45aの上端に一体形成された逆U形で下方に開口した保持部本体45bとを有する。取付部44は、中央の係合片44aと、この係合片44aの両側の1対の第1取付片44bと、これら第1取付片44bの両側の1対の第2取付片44cとを備えている。
係合片44aと1対の第1取付片44bと1対の第2取付片44cは、左右方向に間隔を空けて保持板部41の下端から下方へ延びるように一体形成されている。
係合片44aは、上下に細長い矩形片を側面視ほぼS字形状に曲げ加工したもので、前方へ凸の突出部44dと、後方へ凸の折曲部44eとを有する。第1,第2取付片44b,44cは上下に細長い矩形状に形成されている。
図4に示すように、前記フランジ21にセンサ固定金具40を取り付ける係合部21aが形成されている。係合部21aは、フランジ21の所定幅部分を前方へ膨出させて、センサ固定金具40の1対の第1取付部44bを挿入可能に形成したものであり、係合部21aの前面壁には係合片の折曲部44eを係合させる係合穴21bが形成されている。
次に、上記のセンサ固定金具40の作用、効果について説明する。
温度検知センサ30とセンサ固定金具40を缶体部18の前面に取り付ける場合、図3に示すように、缶体部18の前面と温度ヒューズ23の間の隙間からセンサ固定金具40をフランジ21の方へ移動させ、1対の第1取付片44bを上方から係合部21aに挿入し、1対の第2取付片44cをフランジ21の前面に当接させ、係合片44aの折曲部44eを係合部21aの係合穴21bに係合させると、センサ固定金具40が缶体部18の前面に固定される。
その後、温度検知センサ30を取り付ける際には、温度検知センサ30を水平姿勢にしてセンサ固定金具40の上方近傍へ接近させ、押圧部42の爪部42cを前方へ引っ張りつつ、押圧部本体42bの後側に温度検知センサ30の温度検知部30aを導入し、信号線30cを信号線保持部45の保持部本体45bに下方から導入し、温度検知センサ30の位置決め部30bを固定部43の固定爪43dに外嵌させて温度検知センサ30を位置決めする。
その後、爪部42cを後方へ復帰させると、押圧部42の弾性力で温度検知センサ30の温度検知部30aが缶体部18の表面(前面)と押圧部42に接触して挟持された状態となる。それ故、温度検知センサ30により缶体部18の表面温度を確実に精度よく検知できる。特に、温度検知センサ30を給湯運転時には常時燃焼する燃焼部11bの直上に対応する位置の前方の缶体部18の前面に取り付けるため、伝熱管25の内面にスケールが堆積しやすい部位の缶体部18の温度を精度よく検知してスケールの堆積を早期に検知することができる。
温度検知センサ30の位置決め部30bを固定爪43dに外嵌させて温度検知センサ30を位置決めするため、温度検知センサ30が位置決めされた状態のまま保持される。また、温度検知センサ30の信号線30cは、信号線保持部45の保持部本体45bに弾性的に保持され、缶体部18の表面に接触しない状態に整然と保持される。
以上説明したセンサ固定金具40によれば、1対の第1取付片44bをフランジ21の係合部21aに挿入し、折曲部44eを係合穴21bに係合させるという簡単な操作で、ビスやボルトを用いることなく、センサ固定金具40と温度検知センサ30を缶体部18の表面に簡単に短時間で取り付けることができる。しかも、センサ固定金具40は弾性変形可能な薄い金属板からなる1部品で構成されているため、安価に製作可能である。
しかも、缶体部18の表面温度を検知する温度検知センサ30を採用するため、温度検知センサ30を取り付ける構造が一層簡単になる。
尚、上記のセンサ固定金具40と温度検知センサ30の取り付けの際に、最初に温度検知センサ30をセンサ固定金具40に取り付けてからセンサ固定金具40を缶体部18に上記と同様に取り付けることも可能である。
次に、実施例2に係るセンサ固定金具40Aについて説明する。
図7〜図10に示すように、このセンサ固定金具40Aは、保持板部41と、温度検知センサ30の温度検知部30aを缶体部18の表面に押し付ける為の押圧部42と、温度検知センサ30の位置決めを行う固定部43と、センサ固定金具40Aを缶体部18に取り付けるための取付部44Aと、温度ヒューズ23の一部を保持するための温度ヒューズ保持部46を備え、弾性変形可能な金属製の薄板で構成されている。
押圧部42が、保持板部41の左右方向の中央部のやや左寄り部位の上端から上方へ延びるように形成され、固定部43が保持板部41の左端部上端から上方へ延びるように形成され、信号線保持部45が保持板部41の右端部上端から上方へ延びるように形成され、取付部44Aは保持板部41の下端から下方へ延びるように形成されている。
押圧部42と固定部43と信号線保持部45は、実施例1のセンサ固定金具40の押圧部42と固定部43と信号線保持部45と夫々同様のものであるので、同じ構成に同じ符号を付して説明を省略する。取付部44Aは、中央の係合片44aと、この係合片44aの両側の1対の第1取付片44bとを有し、実施例1のセンサ固定金具40の係合片44a及び1対の第1取付片44bと同様のものであるので、同じ構成に同じ符号を付して説明を省略する。
次に、温度ヒューズ保持部46について説明する。
固定部43と保持板部41の左端から左方へ延びる矩形枠状の枠状部47が形成され、この枠状部47の下辺部47aから上方へ延びるように温度ヒューズ保持部46が一体形成されている。温度ヒューズ保持部46は、枠状部47の下辺部47aから前方へ延びてから上方へ延びるL形部46aと、このL形部46aの上端に上方程前方へ移行するように傾斜状に形成された爪部46bとを備えており、L形部46aによって温度ヒューズ23の一部を保持可能に形成してある。
枠状部47の左辺部は、保持板部41と同一面にある鉛直板部47bと、この鉛直板部47bの上端から上方程後方へ移行するように傾斜した傾斜板部47cと、この傾斜板部47cの上端から上方へ延びる鉛直板部47dとを有する。枠状部47の上辺部は、左辺部の鉛直板部47dと固定部43の鉛直板部43cとを接続する接続板部47eと、この接続板部47eの上端から水平に前方へ延びる水平板部47fとを有する。
図8、図9に示すように、センサ固定金具40Aの取付部44Aの1対の第1取付片44bをフランジ21の係合部21aに上から挿入し、係合片44aの折曲部44eを係合部21aの係合穴21bに係合させることでセンサ固定金具40Aがフランジ21に固定的に取り付けられる。温度検知センサ30の温度検知部30aが押圧部42と缶体部18の表面の間に挟持状態に装着されて押圧部42により缶体部18の表面に押圧され、温度検知センサ30の位置決め部30bが固定部43の固定爪43dに外嵌されて温度検知センサ30が位置決めされ、信号線30cが信号線保持部45に保持される。そして、温度ヒューズ23の一部が温度ヒューズ保持部46のL形部46aに上方から係合されて保持される。
以上説明したセンサ固定金具40Aの作用、効果について説明する。
以上のように、センサ固定金具40Aに、押圧部42、固定部43、取付部44A、信号線保持部45、温度ヒューズ保持部46を一体形成し、このセンサ固定金具40Aを缶体部18のフランジ21に簡単に取り付けて固定可能にし、このセンサ固定金具40Aに温度検知センサ30を簡単に取り付けて位置決めして固定可能にし、温度ヒューズ23の一部を温度ヒューズ保持部46に保持可能にしたので、実施例1のセンサ固定金具40と同様の効果が得られるうえ、温度ヒューズ保持部46をセンサ固定金具40Aと別部材として構成する場合と比較して、合計の製作コストを節減することができる。
次に、実施例3に係るセンサ固定金具40Bについて説明する
図11〜図15に示すように、センサ固定金具40Bは、センサ取付金具50と、このセンサ取付金具50が接合されたヒータ保持部51と、このヒータ保持部51に接合された取付部52であってセンサ取付金具50及びヒータ保持部51を缶体部18の前面に固定するための取付部52とを備えている。
ヒータ保持部51は、缶体部18の前面の中段部に熱交換器の凍結を防止するための左右方向に水平に延びるヒータ53を固定するものである。ヒータ保持部51は、薄い金属板で構成され、前面板51aと下面板51bと上面板51cとを一体成形したものである。ヒータ保持部51の左部中段には切り起こし片51dが後方へ突出している。この切り起こし片51dの上側と下側に夫々ヒータ53が収容されて缶体部18の表面に接触状に保持され、それらの前面が前面板51aで覆われる。
センサ取付金具50は、ヒータ保持部51の前面板51aに重ねて固定された保持板部54と、この保持板部54の下端から後方へ水平に延びる中段板部55と、この中段板部55の下端から下方へ延びる狭幅の鉛直板部56と、この鉛直板部56の下端から下方へ延びるように夫々形成された押圧部42と固定部43と信号線保持部45を備え、弾性変形可能な薄い金属板で構成されている。
押圧部42と固定部43と信号線保持部45は、実施例1のセンサ固定金具40の押圧部42と固定部43と信号線保持部45と同様のもの(但し、上下逆である)であるので、同じ構成に同じ符号を付して説明を省略する。温度検知センサ30の温度検知部30aが押圧部42と缶体部18の表面の間に挟持状態とされ、温度検知センサ30はその位置決め部30bを固定部43の爪部43dに外嵌させることで位置決めされ、温度検知センサ30の信号線30cは信号線保持部45に保持される。
センサ固定金具40Bを缶体部18の前面に取り付けた状態において、温度検知センサ30の温度検知部30aが、給湯運転時には常時燃焼する燃焼部11bの直上に対応する位置の前方の缶体部18の前面に押圧されるため、温度検知センサ30で検知する温度に基づいて、伝熱管25へのスケールの堆積を精度よく検知可能である。
取付部52は、左右幅が狭く上下方向に所定の長さを有する弾性変形可能な薄い金属板で構成され、ヒータ保持部51の長さ方向中央部の前面に固着されている。
取付部52は、ヒータ保持部51の前面に接合された接合部52aと、この接合部52aの下端から前方へ少し延びてから約90°屈曲して下方へ延びる弾性脚部52bと、この弾性脚部52bの下端部に前方へ折曲状に形成された係合爪部52cと、接合部52aの上端から上方へ延びるクランク形状のクランク部52eと、クランク部52eの上端に形成された係合爪52fとを備えている。
前記クランク部52eには弾性変形性を高めるために、矩形状の切欠き穴52gが形成されている。クランク部52eの脚部52hは接合部51aに対して前方へ約20〜30°屈曲させた形状に形成されている。
取付部52を缶体部18の前面に取り付ける際には、図15に鎖線で図示のように、最初に、クランク部52eの先端の係合爪52fを缶体部18の上端フランジ57の係合穴57aに係合させてからヒータ保持部51に保持したヒータ53を缶体部18の表面に当接又は近接させ且つセンサ取付金具50に取り付けた温度検知センサ30の温度検知部30aを缶体部18の表面に当接させて押圧した状態にしてから、取付部52の弾性脚部52bの下端部の係合爪部52cが缶体部18の前面に接近するように弾性脚部52bを弾性変形させて、係合爪部52cをバーナー缶体12の上端のフランジ58の後面部に形成した係合部(図示略)に係合させる。
次に、センサ固定金具40Bの作用、効果について説明する。
このセンサ固定金具40Bは、取付部52を介して缶体部18の前面に簡単に取り付けることができる。しかも、このセンサ固定金具40Bにより温度検知センサ30とヒータ53を缶体部18の前面に簡単に取り付けることができる。
温度検知センサ30の温度検知部30aは、押圧部42で保持されて缶体部18の表面に押圧されるため、缶体部18の表面温度を精度よく検知することができる。また、固定部43を介して温度検知センサ30を位置決めできるだけでなく、信号線保持部45に信号線30cを保持させることもできるため、信号線の保持が簡単になる。
取付部52を缶体部18に取り付ける際に、クランク部52eを弾性変形させると共に、弾性脚部52bを弾性変形させることで、簡単に取り付けることができる。
さらに、温度検知センサ30をヒータ53に近い位置に配置してあるため、ヒータ53の作動を検知することもできる。
次に、前記実施例を部分的に変更する例について説明する。
1)センサ固定金具40において、押圧部42と信号線保持部45の間において、保持板部41に温度ヒューズ保持部を形成してもよい。
2)センサ固定金具40Aの代わりに、センサ固定金具40の左端側に温度ヒューズ保持部を一体形成したセンサ固定金具を採用してもよい。
3)センサ固定金具40Bにおいて、センサ取付金具50と取付部52とを一体形成してヒータ保持部51に固着してもよい。
4)その他、当業者であれば、前記実施例に種々の変更を付加した形態で実施可能であり、本発明はそのような変更形態も包含するものである。
1 給湯装置
17 顕熱回収用熱交換器
18 缶体部
23 温度ヒューズ
30 温度検知センサ(温度検知手段)
30a 温度検知部
30c 信号線
40,40A,40B センサ固定金具
42 押圧部
43 固定部
44 取付部
45 信号線保持部
46 温度ヒューズ保持部
51 ヒータ保持部
52 取付部
53 ヒータ

Claims (4)

  1. 燃焼ガスによって上水を加熱する為のフィンアンドチューブ型の熱交換部とこの熱交換部を囲繞する缶体部とを備えた熱交換器と、前記缶体部の表面温度を検知する為の温度検知手段とを備えた給湯装置において前記温度検知手段を前記熱交換器に固定するためのセンサ固定金具であって、
    前記センサ固定金具は、前記温度検知手段の温度検知部を缶体部の表面に押し付ける為の押圧部と、前記温度検知手段の位置決めを行う固定部と、前記センサ固定金具を前記缶体部に取り付けるための取付部とを備え、弾性変形可能な金属製の薄板で構成されたことを特徴とするセンサ固定金具。
  2. 前記温度検知手段の信号線を保持する信号線保持部をさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載のセンサ固定金具。
  3. 前記缶体部からの排気漏れを検知するための温度ヒューズの一部を保持するための温度ヒューズ保持部をさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載のセンサ固定金具。
  4. 前記熱交換器の凍結を防止するヒータを保持するためのヒータ保持部をさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載のセンサ固定金具。
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