JP6014641B2 - 熱交換器 - Google Patents

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本発明は、複数の伝熱フィンと、伝熱フィンに対して直交する向きで貫挿される伝熱管とで構成された熱交換器に関する。
ハウジング内に所定の間隙を存して複数並設される板状の伝熱フィンと、ハウジングの側壁相互間に上下複数列で延設され、伝熱フィンに対して直交する向きで貫挿される伝熱管とで構成された従来の熱交換器において、高熱効率化を図るべく、伝熱フィンに複数のバーリング孔が形成され、このバーリング孔周縁のフランジ部によって、熱交換器に供給される燃焼ガス等の気体が各伝熱管の周辺へ均等に行き渡るようにしたものが知られている(例えば、特許文献1および2参照)。
特開平6−109391号公報 特開2004−37005号公報
ところで、この種の熱交換器は、伝熱フィンの伝熱管挿通孔の周縁部に隣接してロウ付け孔が設けられており、組み立ての際には、予めハウジングに伝熱フィンと伝熱管とを仮組みした状態で、上記ロウ付け孔に棒状の固形ロウ材を挿入保持させ、その上で炉内にて加熱処理を行うことで、伝熱管挿通孔の周縁部と伝熱管との接合部をロウ付け固定する。そして、熱交換器が正常に組み上がったか否かを確認する検査工程においては、ハウジングの開口部から伝熱フィン相互の間隙を通じてロウ付け孔周辺のロウ付け状態を目視等により視認する。
しかしながら、上記従来の熱交換器では、伝熱フィンの伝熱管挿通孔の相互間にバーリング孔のフランジ部が突出形成されているため、一部のロウ付け孔周辺のロウ付け状態を視認するのに上記フランジ部が妨げとなって、伝熱フィンと伝熱管とのロウ付け不良を検出し損なう虞があった。
本発明は、上述の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、高熱効率化を図りつつ、伝熱フィンと伝熱管とのロウ付け不良を確実に検出可能な熱交換器を提供することにある。
本発明は、気体の流入口および流出口を有する略矩形箱状のハウジングと、ハウジングの対向する二つの側壁相互間に所定の間隙を存して複数並設される板状の伝熱フィンと、前記側壁相互間に延設され且つ伝熱フィンに対して直交する向きで貫挿され、伝熱フィンにロウ付け固定される伝熱管とを備えた熱交換器であって、伝熱フィンの各伝熱管挿通孔の周縁部に、伝熱管と伝熱フィンとを固定させるロウ材の挿入孔としてロウ付け孔が開設され、伝熱フィンの伝熱管挿通孔の相互間に、伝熱フィン相互の間隙へ導入される気体の流れを分散させるフランジ部が立設され、フランジ部に、ハウジングの前記流入口または流出口の何れか一方の開口部からロウ付け孔周辺のロウ付け状態を視認可能とする切欠が設けられたものである。
このものでは、伝熱フィン相互の間隙へ導入される燃焼ガス等の気体の流れがフランジ部によって分散されて、各伝熱管の周辺へ均等に行き渡るから、各伝熱管の伝熱度合にばらつきが生じ難い。しかも、このものでは、ハウジングの流入口または流出口の何れか一方の開口部からフランジ部に設けられた切欠を通じてロウ付け孔周辺のロウ付け状態を視認できるから、全ての伝熱フィンと伝熱管とのロウ付け状態を確認することも可能である。
また、好ましくは、上記熱交換器において、前記伝熱管が、ハウジングの対向する二つの側壁相互間に上下複数列で延設され、前記フランジ部が、伝熱フィンの上下に並ぶ伝熱管挿通孔の相互間に立設される。
このものでは、伝熱管がハウジング内に上下複数列で延設された熱交換器であっても、伝熱フィン相互の間隙へ導入される燃焼ガス等の気体の流れがフランジ部によって分散されて、各伝熱管の周辺へ均等に行き渡るから、ハウジング内の上下域で伝熱管の伝熱度合にばらつきが生じ難い。しかも、このものでは、ハウジングの流入口または流出口の何れか一方の開口部からフランジ部に設けられた切欠を通じてロウ付け孔周辺のロウ付け状態を視認できるから、全ての伝熱フィンと伝熱管とのロウ付け状態を確認することも可能である。
また、好ましくは、上記熱交換器において、前記切欠が、ハウジングの前記一方の開口部から伝熱管挿通孔の相互間の一部範囲のみを通じてロウ付け孔周辺のロウ付け状態を視認可能とする大きさに形成される。
フランジ部における切欠の形成範囲が広いほど、ロウ付け孔周辺のロウ付け状態を視認しやすいが、その分、フランジ部が小さくなるため、気体の流れを分散させる作用は生じ難くなり、熱効率が低下する。しかしながら、このものでは、切欠が伝熱管挿通孔の相互間の一部範囲のみを通じてロウ付け孔周辺のロウ付け状態を視認可能な大きさに形成されているから、高熱効率を維持することが可能である。
以上のように、本発明によれば、各伝熱管の伝熱度合にばらつきが生じ難く、また、全ての伝熱フィンと伝熱管とのロウ付け状態を確認することも可能であるから、高熱効率化を図りつつ、伝熱フィンと伝熱管とのロウ付け不良を確実に検出可能な熱交換器を提供できる。
図1は、本発明の実施の形態に係る熱交換器を備えた給湯器の概略構成図である。 図2は、本発明の実施の形態に係る熱交換器の右前上方斜視図である。 図3は、本発明の実施の形態に係る熱交換器の伝熱フィンの左後上方斜視図である。 図4は、本発明の実施の形態に係る熱交換器の伝熱フィンの後面図である。 図5は、本発明の他の実施形態に係る熱交換器の伝熱フィンの後面図である。
次に、本発明の実施の形態に係る熱交換器について、添付図面を参照しながら具体的に説明する。
図1に示すように、本発明の実施の形態に係る熱交換器3は、風呂追焚機能を有する給湯器1に組み込まれており、ガスバーナ2から放出された燃焼ガス中の顕熱を回収し、給水配管11から供給される水を熱交換加熱する給湯熱交換部3Aと、上記燃焼ガス中の顕熱を回収し、図示しない浴槽から風呂戻り配管13を通じて循環供給される湯水を熱交換加熱する風呂熱交換部3Bとを備えている。
熱交換器3の外郭を構成するハウジング30は、上下に開口する略矩形箱状に形成されている。ハウジング30の下端開口部301には、ガスバーナ2を収容する略矩形箱状の燃焼室20が連結され、ハウジング30の上端開口部302には、ガスバーナ2からハウジング30内に送り込まれた燃焼ガスを給湯器1の外部へ導く排気フード31が連結される。また、燃焼室20の下部には、燃焼室20内へガスバーナ2の燃焼用空気を送り込むファンユニット4が接続されており、ファンユニット4によって燃焼室20内へ送り込まれた空気は、ガスバーナ2から放出された燃焼ガスと共に、ハウジング30の下端開口部301から給湯熱交換部3Aおよび風呂熱交換部3Bに導入され、さらにハウジング30の上端開口部302を通じて排気フード31内へ導かれ、給湯器1の外部へ排出される。即ち、下端開口部301が燃焼ガスの流入口となり、上端開口部302が燃焼ガスの流出口となる。
図2に示すように、熱交換器3のハウジング30内には、前側壁303および後側壁304と略平行に複数積層された薄肉板状の伝熱フィン32と、伝熱フィン32に対して直交する向きで貫設される複数の直管状の伝熱管33とが収容されている。給湯熱交換部3Aおよび風呂熱交換部3Bは、上記伝熱フィン32および伝熱管33によってそれぞれ独立して構成されている。尚、本明細書では、ハウジング30を前側壁303側から見たときの奥行き方向を前後方向、幅方向を左右方向、高さ方向を上下方向とする。
給湯熱交換部3Aにおける隣り合う二つの伝熱管33の管端相互は、前側壁303および後側壁304の外面側において、半円弧状に曲成された連絡管34により直列的に連結されており、これら伝熱管33および連絡管34によって蛇行する一本の給湯熱交換管路33Aが構成されている。前側壁303側の連絡管34の一つとその連絡管34の両端に繋がる二つの伝熱管33とは、一体形成された一本のU字曲管330で構成されており、これら異なる二つのU字曲管330の管端相互が後側壁304側の連絡管34により連結されている。
給湯熱交換管路33Aの始端となる伝熱管33の管端には、後側壁304の外面側において、略コ字状の入水側接続管35が連結されており、上記入水側接続管35の開放端に給水配管11が接続される。一方、給湯熱交換管路33Aの終端となる伝熱管33の管端には、前側壁303の外面側において、略コ字状の出湯側接続管36が連結されており、上記出湯側接続管36の開放端に、図示しない湯水栓へ繋がる出湯配管12が接続される。
風呂熱交換部3Bも給湯熱交換部3Aと同様、隣り合う二つの伝熱管33の管端相互が前側壁303および後側壁304の外面側において、連絡管34により直列的に接続されており、これら伝熱管33および連絡管34によって蛇行する一本の風呂熱交換管路33Bが構成されている。
また、風呂熱交換管路33Bの始端となる伝熱管33の管端には、後側壁304の外面側において、略コ字状の入水側接続管35が連結されており、上記入水側接続管35の開放端に風呂戻り配管13が接続される。一方、風呂熱交換管路33Bの終端となる伝熱管33の管端には、前側壁303の外面側において、略コ字状の出湯側接続管36が連結されており、出湯側接続管36の開放端に、図示しない浴槽へ繋がる風呂往き配管14が接続される。
図3および図4に示すように、風呂熱交換部3Bの伝熱フィン32には、伝熱管33を挿通させる複数(ここでは、5つ)の伝熱管挿通孔41と、図示しない棒状の固形ロウ材を挿入するための複数(ここでは、5つ)のロウ付け孔42と、ハウジング30の下端開口部301から伝熱フィン32相互の間隙H1へ導入される燃焼ガスの流れを分散させるための複数(ここでは、2つ)のバーリング孔43とが開設されている。
本実施の形態に係る風呂熱交換部3Bの伝熱フィン32には、上端321寄りの位置に二つ、下端322寄りの位置に二つ、中央に一つ、五の目状に伝熱管挿通孔41が設けられており、これら各伝熱管挿通孔41の外周縁の下部中央に隣接してロウ付け孔42が設けられている。また、バーリング孔43は、上下縦並びで設けられた二つの伝熱管挿通孔41(上段管挿通孔41Aおよび下段管挿通孔41B)の相互間の上下略中央位置にそれぞれ設けられている。
伝熱管挿通孔41の内径は、伝熱管33の外径と略同一に設定されている。また、伝熱フィン32の後面側における伝熱管挿通孔41の周縁には、全周に亘って支持フランジ410が立設されており、上記支持フランジ410の内周面と伝熱管33の外周面とが接合する。
ロウ付け孔42は、支持フランジ410の外周に接して設けられている。従って、ロウ付け孔42に挿入される固形ロウ材は、炉内で加熱溶解された際に、支持フランジ410の外周面を伝って伝熱管33と支持フランジ410との接合部に回り込み、その後の冷却工程を経て固化する。これにより、伝熱フィン32と伝熱管33とが固定される。
バーリング孔43は、上段管挿通孔41Aに隣接配置されたロウ付け孔(以下、「上段ロウ付け孔」という)42Aの中心位置より伝熱フィン32の左右間の中央側へオフセットした位置、具体的には、上段管挿通孔41Aの支持フランジ410の外周とそれに隣接する上段ロウ付け孔42Aとの接点Pから、二つの下段管挿通孔41Bの相互間S1の略中央を通ってハウジング30の下端開口部301に至る直線L1上(図4参照)に設けられている。
バーリング孔43周縁のフランジ部430は、伝熱フィン32の後面から後方へ向かって突出形成されている。従って、ハウジング30の下端開口部301から伝熱フィン32相互の間隙H1へ導入され、下段管挿通孔41Bの相互間S1を通過した燃焼ガスの一部は、フランジ部430の外周面に接触して分散され、上段管挿通孔41Aの周辺へ流れる。
フランジ部430の突出長さは、伝熱フィン32相互の間隙H1より所定寸法(例えば、0.5mm)短く設定されており、上記間隙H1へ導入された燃焼ガスの一部は、フランジ部430の突端と、そのフランジ部430側に対向する伝熱フィン32の前面との隙間を通って上段管挿通孔41Aの周辺へ流れる。
フランジ部430の、バーリング孔43の略中心を通る上記直線L1上には、根元から突端に亘って所定幅(例えば、3mm)の切欠431,432が形成されている。従って、各伝熱管挿通孔41周縁の支持フランジと410と伝熱管33とのロウ付けが適切になされているか否かを確認する検査工程において、ハウジング30の下端開口部301から下段管挿通孔41Bの相互間S1、さらには切欠431,432を通じて、上段ロウ付け孔42A周辺のロウ材の付着量や付着状態などロウ付け状態を目視或いは検査カメラによる処理によって視認することが可能である。尚、上段ロウ付け孔42A側に面する第1の切欠431は、上記ロウ付け状態の視認性を阻害しない範囲において、下段管挿通孔41Bの相互間S1側に面する第2の切欠432より小幅(例えば、2mm)に設定してもよい。
また、熱効率と上記ロウ付け状態の視認性とを共に考慮して、第2の切欠432の一側端面は、支持フランジ410の外周と上段ロウ付け孔42Aとの接点Pを通り、中央の伝熱管挿通孔41Cの支持フランジ410の外周に接する直線(以下、「一端基準線」という)L2上に配され、第2の切欠432の他側端面は、上記接点Pから中央の伝熱管挿通孔41Cと下段管挿通孔41Bとの間へ向かって延びる直線(以下、「他端基準線」という)L3上に配されている。即ち、切欠431,432は、下段管挿通孔41Bの相互間S1の一部範囲(ここでは、一端基準線L2から他端基準線L3までの範囲)のみを通じて上段ロウ付け孔42A周辺のロウ付け状態を視認可能とする大きさに形成されている。
一端基準線L2と他端基準線L3とがなす角R1は、ハウジング30の下端開口部301から上段ロウ付け孔42Aのロウ付け状態を視認可能な範囲として、所定角度(例えば、9.9度)に設定されているが、上記角R1は、伝熱管挿通孔41や上段ロウ付け孔42A、バーリング孔43の配置、大きさに応じて適宜設定される。尚、上述した伝熱フィン32より切欠431,432の幅が大きくなるよう、第2の切欠432の他側端面を、接点Pを通って下段管挿通孔41Bの支持フランジ410の外周に接する直線上に配し、角R1を広角(例えば、23度)にした伝熱フィンを用いて熱効率の測定試験を実施したところ、フランジ部430に切欠431,432が設けられていない伝熱フィンを有する熱交換器と比べて、約0.50%の熱効率の低下が認められた。これに対し、上記実施の形態の伝熱フィン32を採用した熱交換器3では、約0.25%の低下に抑制することができた。
このように、上記実施の形態によれば、伝熱フィン32相互の間隙H1へ導入される燃焼ガスの流れがバーリング孔43のフランジ部430によって分散され、各伝熱管33の周辺へ均等に行き渡るから、ハウジング30内の上下域で伝熱管33の伝熱度合にばらつきが生じ難く、高い熱効率を発揮できる。しかも、このものでは、上段ロウ付け孔42Aを含む全てのロウ付け孔42周辺における伝熱フィン32と伝熱管33とのロウ付け状態を確認することも可能であるから、伝熱フィン32と伝熱管33とのロウ付け不良を確実に検出できる。
また、このものでは、切欠431,432が下段管挿通孔41Bの相互間S1の一部範囲のみを通じて上段ロウ付け孔42A周辺のロウ付け状態を視認可能とする大きさに形成されているから、高熱効率を維持しつつ、伝熱フィン32と伝熱管33とのロウ付け不良を確実に検出できる。
さらに、給湯熱交換部3Aの伝熱フィン32も風呂熱交換部3Bの伝熱フィン32と同様に構成されたものとすれば、給湯熱交換部3A側においても熱効率が向上するし、伝熱フィン32と伝熱管33とのロウ付け不良を確実に検知することもできる。
また、上記実施の形態では、各伝熱管挿通孔41の外周縁の下部中央にロウ付け孔42が設けられたものを説明したが、図5に示すように、各伝熱管挿通孔41の外周縁の上部中央に隣接してロウ付け孔42が設けられ、バーリング孔43周縁のフランジ部430の、下段管挿通孔41Bの支持フランジ410の外周とそれに隣接する下段ロウ付け孔42Bとの接点Pから、二つの上段管挿通孔41Aの相互間S2を通ってハウジング30の上端開口部302に至る直線L4上に、切欠431,432が設けられたものとしてもよい。このものでは、ハウジング30の上端開口部302から上段管挿通孔41Aの相互間S2、さらには切欠431,432を通じて下段ロウ付け孔42B周辺のロウ付け状態を視認することが可能である。従って、上記実施の形態と同様の作用効果が発揮される。
さらに、図5に示すように、伝熱フィン32の上端321に沿って、伝熱フィン32の後面側へ突出する分流フランジ440が設けられ、分流フランジ440の上段ロウ付け孔42A上に、所定幅の切欠441が設けられたものとしてもよい。このものでは、上段管挿通孔41Aの周辺を通過した燃焼ガスの一部が分流フランジ440に接触して分散され、伝熱フィン32の上端321全体へ均等に行き渡るから、熱効率が一層向上する。また、上段ロウ付け孔42A周辺のロウ付け状態は、ハウジング30の上端開口部302から切欠441を通じて視認することが可能であると共に、下段ロウ付け孔42B周辺のロウ付け状態は、分流フランジ440の非形成部から上段管挿通孔41B相互の間隙S2、さらにはバーリング孔43周縁のフランジ部430の切欠431,432を通じて視認することが可能であるから、伝熱フィン32と伝熱管33とのロウ付け不良を確実に検知することもできる。
尚、上記実施の形態では、伝熱管33がハウジング30の側壁相互間に上下複数列で延設された熱交換器3について説明したが、図5に示した熱交換器3のように伝熱フィン32の上端321に沿って分流フランジ440が設けられたものにおいては、ハウジング30の側壁相互間に複数の伝熱管33が同一高さに一列で配置されたものであってもよい。
本発明は、風呂追焚機能を有する給湯器に組み込まれる熱交換器に限定されるものではなく、給湯暖房用熱源機や給湯機能のみ有する給湯器、温水を利用した暖房機等に組み込まれる熱交換器にも適用できる。
3 熱交換器
30 ハウジング
301 下端開口部(流入口)
302 上端開口部(流出口)
303,304 側壁
32 伝熱フィン
33 伝熱管
41 伝熱管挿通孔
42 ロウ付け孔
43 バーリング孔
430 フランジ部
431,432 切欠

Claims (3)

  1. 気体の流入口および流出口を有する略矩形箱状のハウジングと、ハウジングの対向する二つの側壁相互間に所定の間隙を存して複数並設される板状の伝熱フィンと、前記側壁相互間に延設され且つ伝熱フィンに対して直交する向きで貫挿され、伝熱フィンにロウ付け固定される伝熱管とを備えた熱交換器であって、
    伝熱フィンの各伝熱管挿通孔の周縁部に、伝熱管と伝熱フィンとを固定させるロウ材の挿入孔としてロウ付け孔が開設され、
    伝熱フィンの伝熱管挿通孔の相互間に、伝熱フィン相互の間隙へ導入される気体の流れを分散させるフランジ部が立設され、
    フランジ部に、ハウジングの前記流入口または流出口の何れか一方の開口部からロウ付け孔周辺のロウ付け状態を視認可能とする切欠が設けられた、熱交換器。
  2. 請求項1に記載の熱交換器において、
    前記伝熱管が、ハウジングの対向する二つの側壁相互間に上下複数列で延設され、
    前記フランジ部が、伝熱フィンの上下に並ぶ伝熱管挿通孔の相互間に立設された、熱交換器。
  3. 請求項2に記載の熱交換器において、
    前記切欠が、ハウジングの前記一方の開口部から伝熱管挿通孔の相互間の一部範囲のみを通じてロウ付け孔周辺のロウ付け状態を視認可能とする大きさに形成された、熱交換器。
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