JP6630132B2 - 熱交換器及び給湯器 - Google Patents

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本発明は、給湯器に用いられる熱交換器と、当該熱交換器を用いた給湯器とに関する。
従来、バーナと当該バーナの燃焼熱を通水に伝熱させる熱交換器とを有する給湯器は、広く実用に供されている。熱交換器は、例えば特許文献1に開示されるように、缶体内に複数の板状のフィンを所定間隔で並設し、これらフィン群を貫通する複数の吸熱管(伝熱管)をバーナからの燃焼排気の流れに対して略直角方向に並設したものが知られている。
特にここでは、燃焼排気から効率的に受熱するために、フィンにおける伝熱管よりも排気流の下流域に、横方向に延びる帯状の切り起こしフィンを形成すると共に、その下方に、切り起こしフィンよりも横幅の小さい補助オフセットフィンを設けている。
特開2000−227294号公報
ところで、出湯回路と風呂回路といった2つの給湯回路を並設する給湯器においては、出湯回路側の熱交換器と、風呂回路側の熱交換器とでは想定される通水量が異なるため、通水量の少ない風呂回路側の熱交換器では、フィンの配列方向から見て伝熱管が下段の2列と上段の1列との3本が三角形の頂点に位置するように配置される。
このように伝熱管が3本となる熱交換器では、燃焼室の幅が小さくなってフィンの横幅も狭くなるため、横寸法の長い切り起こしフィンを設けることができない。また、狭い燃焼室での燃焼排気は、ファンからの風圧等もあって左右にそれほど広がらず(蛇行せず)に上下の伝熱管の間を通過するため、特許文献1のように下流域に切り起こしフィンを設けても高い熱効率を期待できない。
そこで、本発明は、伝熱管が下段2列、上段1列で3本配置されるものであっても、高い熱効率を得ることができる熱交換器及び給湯器を提供することを目的としたものである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、所定方向に等間隔をおいて配列される複数の板状のフィンと、フィンをその配列方向に貫通し、当該配列方向から見て三角形の頂点に位置するように配設される、左右2本の下伝熱管及び1本の上伝熱管と、を含んでなる熱交換器であって、
各フィンにおける上伝熱管の左右両側には、所定間隔をおいて上下に並ぶと共に、下段から上段へ行くに従って左右方向の長さが大きくなるようにした少なくとも三段の切り起こしフィンがそれぞれ形成されており、最下段の切り起こしフィンは、少なくとも下端部が上伝熱管の下半分と左右方向で重なる位置に配置されて
最下段の上段に隣接する切り起こしフィンは、最下段の切り起こしフィンに対して、上伝熱管側の端部の張り出し量よりも、上伝熱管と反対側の端部の張り出し量の方が大きくなるように形成される一方、
最上段の切り起こしフィンは、下段に隣接する切り起こしフィンに対して、上伝熱管側の端部の張り出し量が、上伝熱管と反対側の端部の張り出し量よりも大きくなるように形成されることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項の構成において、上伝熱管と下伝熱管との間隔は、当該伝熱管の直径よりも狭く形成されることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1又は2の構成において、フィンにおける上伝熱管の下方には、当該上伝熱管の下部を覆う帯状の受熱部が設けられており、下伝熱管は、少なくとも上端が受熱部と左右方向で重なる位置に配置されていることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1乃至の何れかの構成において、最上段とその下段の切り起こしフィンは、上伝熱管と反対側の端部が左右方向で同じ位置にあることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1乃至の何れかの構成において、複数段の切り起こしフィンは、上伝熱管側の端部が、下段に隣接する切り起こしフィンの同じ側の端部よりも上伝熱管側へそれぞれ張り出して、左右方向で全て異なる位置にあることを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項に記載の発明は、給湯器であって、バーナと、請求項1乃至の何れかに記載の熱交換器とを備えてなることを特徴とする。
請求項1及びに記載の発明によれば、最下段の切り起こしフィンを、少なくとも下端部が上伝熱管の下半分と左右方向で重なる位置に配置したことで、伝熱管が下段2列、上段1列で3本配置される熱交換器においても、高い熱効率を得ることができる。
特に、切り起こしフィンを、下段から上段へ行くに従って左右方向の長さが大きくなるように三段形成して、最下段の上段に隣接する切り起こしフィンを、最下段の切り起こしフィンに対して、上伝熱管側の端部の張り出し量よりも、反対側の張り出し量の方が大きくなるように形成する一方、最上段の切り起こしフィンを、下段に隣接する切り起こしフィンに対して、上伝熱管側の端部の張り出し量が、反対側の張り出し量よりも大きくなるように形成しているので、上伝熱管と下伝熱管との間を通過する燃焼排気の流れに沿って切り起こしフィンを配置でき、熱効率の一層の向上が期待できる。
請求項2及び3に記載の発明によれば、請求項の効果に加えて、上伝熱管と下伝熱管との間隔が狭くなり、この狭い隙間を通った燃焼排気を左右方向へ広がるように流して切り起こしフィンへ確実に接触させることができる。
請求項に記載の発明によれば、請求項1乃至の何れかの効果に加えて、最上段とその下段の切り起こしフィンの上伝熱管と反対側の端部を左右方向で同じ位置としているので、下伝熱管の外側を流れる燃焼排気を当該端部へ確実に接触させることができる。
請求項に記載の発明によれば、請求項1乃至の何れかの効果に加えて、複数段の切り起こしフィンの上伝熱管側の端部を、下段に隣接する切り起こしフィンの端部よりも上伝熱管側へそれぞれ張り出させることで、左右方向で全て異なる位置となるようにしているので、上伝熱管の外側を回り込むように流れる燃焼排気と効果的に接触させることができる。
給湯器の燃焼装置部分を示す断面図である。 熱交換器の斜視図である(フィンは一部省略)。 風呂側熱交換器部分の拡大図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、給湯器における燃焼装置部分を示す断面図で、給湯器1は、図示しない筐体内に、下方から、バーナユニット3、熱交換器4、排気缶5の順に設置した燃焼装置2を収容している。燃焼装置2は、バーナユニット3の下ケーシング6の上部に、熱交換器4の中ケーシング7を組み付け、中ケーシング7の上部に、排気缶5の上ケーシング8を組み付けることで、内部が連通する単一の缶体2aを形成している。
まず、バーナユニット3では、第1バーナとしての第1バーナ群9と、第2バーナとしての第2バーナ群10とが左右方向に並設される。各バーナ群9,10は、上端面に炎孔を形成した扁平なバーナ11,11・・を複数左右方向に並べてなり、各バーナ11の下部に設けた混合管12の後端に、ガス供給管に接続される図示しないノズルを臨ませて、ガスと共に燃焼用一次空気が供給されるようになっている。ここでは第1バーナ群9が給湯用、第2バーナ群10が風呂の追い焚き用となっており、能力の大きい第1バーナ群9のバーナ11の数を第2バーナ群10よりも多くしている。
次に、熱交換器4では、第1バーナ群9の上方に位置する第1熱交換器としての給湯側熱交換器13と、第2バーナ群10の上方に位置する第2熱交換器としての風呂側熱交換器14とが左右方向に並設される。まず、給湯側熱交換器は13、前後方向(図1の紙面直交方向)に所定間隔をおいて複数枚積層した板状のフィン15,15・・と、各フィン15を貫通して中ケーシング7の内部で左右方向へ平行に配設される複数の伝熱管16,16・・とからなる。この伝熱管16,16は、図2に示すように、中ケーシング7の外部で接続管17,17によって端部同士が接続されることで、蛇行状に繋がっている。各フィン15には、左右に隣接する伝熱管16,16の間で伝熱管16よりも上方(燃焼排気の下流側)に位置する横長帯状の切り起こしフィン18と、その切り起こしフィン18の下方で切り起こしフィン18よりも左右長さが短い切り起こしフィン19とがそれぞれ形成されている。給湯側熱交換器13の伝熱管16の流入口20には、図示しない給水管が接続され、伝熱管16の流出口21には、出湯管22が接続される。出湯管22には、浴槽へ接続される落とし込み管23が分岐接続されている。
そして、風呂側熱交換器14も、前後方向に所定間隔をおいて複数枚積層した板状のフィン24,24・・と、各フィン24を貫通して中ケーシング7の内部に配設される3本の伝熱管25,25・・とからなる。伝熱管25は、給湯側熱交換器13の伝熱管16よりも径が小さくなっている。この伝熱管25は、フィン24の配列方向となる前方から見て下段が2列、上段が1列で三角形の頂点に位置するように(以下、伝熱管25を区別する際には、上側の1本を上伝熱管25A、下側の2本を下伝熱管25B,25Bという。)配置されて、図2に示すように、中ケーシング7の外部で接続管26によって端部同士が接続されることで、蛇行状に繋がっている。風呂側熱交換器14の伝熱管25の流入口27には、浴槽からの戻り管28が接続され、伝熱管25の流出口29には、浴槽への往き管30が接続されている。図3に示すように、上伝熱管25Aと下伝熱管25Bとの間隔Sは、伝熱管25の直径Rよりも狭く設定されて、フィン24における上伝熱管25Aの下側には、上伝熱管25Aの下部を覆う帯状の受熱部31が形成されて、下伝熱管25Bの上端は、受熱部31と左右方向で重なる高さとなっている。
また、各フィン24において、上伝熱管25Aの左右には、下方へ行くに従って左右長さが短くなる3つの切り起こしフィン32〜34が所定間隔をおいて上下方向に並設されている。このうち最上段の切り起こしフィン32は、内側(上伝熱管25A側、以下、切り起こしフィン32〜34については、上伝熱管25A側を内側、反対側を外側という。)端部32aが上伝熱管25Aの左右端の略真上に位置し、外側端部32bが、下伝熱管25Bの中央の略真上に位置する長さで、上伝熱管25Aよりも下流側(上側)で横長帯状に形成されている。
中段の切り起こしフィン33は、切り起こしフィン32よりも下方で且つ上伝熱管25Aの上半分側(中心を通る左右方向の直線Lよりも上側)で上伝熱管25Aの外側に配置されて、内側端部33aが切り起こしフィン32の内側端部32aよりも外側に位置し、外側端部33bが切り起こしフィン32の外側端部32bの真下に位置する長さで横長帯状に形成されている。
最下段の切り起こしフィン34は、切り起こしフィン33よりも下方で且つ上伝熱管25Aの下半分側で上伝熱管25Aの外側へ左右方向で重なるように配置されて、内側端部34aが切り起こしフィン33の内側端部33aよりも外側に位置し、外側端部34bも切り起こしフィン33の外側端部33bよりも内側に位置する長さで横長帯状に形成されている。
そして、燃焼装置2の缶体2a内は、下ケーシング6内において第1バーナ群9と第2バーナ群10との間に位置する下仕切部材36と、中ケーシング7内において給湯側熱交換器13と風呂側熱交換器14との間に位置する上仕切部材37とからなる仕切部材35によって、第1バーナ群9と給湯側熱交換器13とが配置される第1燃焼室38と、第2バーナ群10と風呂側熱交換器14とが配置される第2燃焼室39とに仕切られている。
また、給湯側熱交換器13の各フィン15の左右両端は、上下が斜めにカットされて、前側に折曲される立ち上げ片40が形成されている。よって、上仕切部材37と中ケーシング7とには立ち上げ片40における上下方向の中間部40aのみが当接するようになっている。同様に、風呂側熱交換器14の各フィン24の左右両端も、上下が斜めにカットされて、前側に折曲される立ち上げ片41が形成されて、上仕切部材37と中ケーシング7とには立ち上げ片41における上下方向の中間部41aのみが当接するようになっている。
ここでは上下方向の厚みが薄い給湯側熱交換器13の方が風呂側熱交換器14よりも上方に配置されているため、給湯側熱交換器13のフィン15における立ち上げ片40の中間部40aが上仕切部材37と当接する位置と、風呂側熱交換器14のフィン24における立ち上げ片41の中間部41aが上仕切部材37と当接する位置とは、上下方向にずれている。また、給湯側熱交換器13のフィン15の上端15a及び下端15bは、風呂側熱交換器14のフィン24の上端24a及び下端24bよりもそれぞれ上方に位置している。これにより、第1燃焼室38での第1バーナ群9と給湯側熱交換器13との上下方向の間隔H1が、第2燃焼室39での第2バーナ群10と風呂側熱交換器14との上下方向の間隔H2よりも大きくなっている。
そして、下ケーシング6の下部には、給気室42が形成されて、その下端に図示しない給気ファンが接続されている。第1バーナ群9及び第2バーナ群10と給気室42との間を仕切る区画板43には、複数の透孔45,45・・を穿設した分布板44が取り付けられて、給気ファンから送られる空気を、透孔45を介して第1、第2燃焼室38,39に供給可能としている。
以上の如く構成された給湯器1においては、出湯管20に設けられた給湯栓を開栓して燃焼装置2内に通水させると、給水管からの水が、給湯側熱交換器13の伝熱管16を通過する。同時に図示しないコントローラが第1バーナ群9に点火すると共に、給気ファンを回転させて給気室42から分布板44を介して第1バーナ群9に燃焼用空気を供給する。第1バーナ群9の燃焼ガスは、第1燃焼室38内で給湯側熱交換器13を通過することで伝熱管16と熱交換され、出湯管22から所定温度の湯が出湯される。
一方、コントローラに設けられた追い炊きスイッチをON操作すると、コントローラが浴槽との間の循環路に設けられたポンプを駆動させて第2バーナ群10に点火すると共に、給気ファンを回転させて給気室42から分布板44を介して第2バーナ群10に燃焼用空気を供給する。浴槽からの湯は、風呂側熱交換器14の伝熱管25を通過し、第2バーナ群10の燃焼ガスは、第2燃焼室39内で風呂側熱交換器14を通過することで伝熱管25と熱交換される。よって、浴槽内の湯が循環しながら追い焚きされる。
ここで、第2燃焼室39での燃焼排気は、図3に示すように、下伝熱管25B,25Bの間とその外側とを通過し、左右外側では点線矢印aで示すように、そのまま立ち上げ片41に沿って内側へ誘導され、切り起こしフィン33の外側端部33b、切り起こしフィン32の外側端部32bにそれぞれ接触した後、上方の排気缶5へ流れる。
一方、下伝熱管25B,25Bの間を通過した燃焼排気は、上伝熱管25Aの下方から左右へ分かれて広がり、一部の燃焼排気は一点鎖線矢印bで示すように、上伝熱管25Aの左右を回り込むように流れて、切り起こしフィン34の内側端部34a、切り起こしフィン33の内側端部33a、切り起こしフィン32の内側端部32aの順に接触した後、上方の排気缶5へ至る。また、他の一部の燃焼排気は、二点鎖線矢印cで示すように、一点鎖線矢印bよりさらに外側へ膨らんで切り起こしフィン34の外側端部34bに接触して点線矢印aの流れと合流し、切り起こしフィン33の外側端部33b、切り起こしフィン32の外側端部32bの順に接触して上方の排気缶5へ至る。これにより、各フィン24において、燃焼排気の流れに沿って各切り起こしフィン32〜34の端部と接触させることができ、効果的に受熱できる。
このように、上記形態の熱交換器4(給湯器1)によれば、各フィン24における上伝熱管25Aの左右両側に、所定間隔をおいて上下に並ぶ複数段の切り起こしフィン32〜34をそれぞれ形成し、最下段の切り起こしフィン34を、下端部が上伝熱管25Aの下半分と左右方向で重なる位置に配置したことで、伝熱管25が下段2列、上段1列で3本配置される風呂側熱交換器14においても、高い熱効率を得ることができる。
特にここでは、切り起こしフィン32〜34を、下段から上段へ行くに従って左右方向の長さが大きくなるように三段形成して、最下段の上段に隣接する切り起こしフィン33を、最下段の切り起こしフィン34に対して、内側端部33aの張り出し量よりも、外側端部33bの張り出し量の方が大きくなるように形成する一方、最上段の切り起こしフィン32を、下段に隣接する切り起こしフィン33に対して、内側端部32aの張り出し量が、外側端部32bの張り出し量よりも大きくなるように形成しているので、上伝熱管25Aと下伝熱管25Bとの間を通過する燃焼排気の流れに沿って切り起こしフィン32〜34を配置でき、熱効率の一層の向上が期待できる。
また、上伝熱管25Aと下伝熱管25Bとの間隔を、伝熱管25の直径よりも狭く形成し、さらに、フィン24における上伝熱管25Aの下方に、上伝熱管25Aの下部を覆う帯状の受熱部31を設けて、下伝熱管25Bを、上端が受熱部31と左右方向で重なる位置に配置しているので、上伝熱管25Aと下伝熱管25Bとの間隔が狭くなる。よって、この狭い隙間を通った燃焼排気を左右方向へ広がるように流して、切り起こしフィン32〜34へ確実に接触させることができる。
そして、最上段とその下段の切り起こしフィン32,33の外側端部32a、33bを左右方向で同じ位置としているので、下伝熱管25Bのそれぞれ外側を流れる燃焼排気を両外側端部32b、33bへ確実に接触させることができる。
加えて、複数段の切り起こしフィン32〜34の内側端部32a,33a,34aを、下段に隣接する切り起こしフィンの内側端部よりも上伝熱管25A側へそれぞれ張り出させることで、左右方向で全て異なる位置となるようにしているので、上伝熱管25Aの外側を回り込むように流れる燃焼排気と効果的に接触させることができる。
なお、上記形態では、最下段の切り起こしフィン34を全体が上伝熱管25Aの下半分と左右方向で重なるように配置しているが、少なくとも下端部が上伝熱管25Aの下半分と左右方向で重なるのであれば、上記形態よりも上方に配置してもよい。
また、下伝熱管25Bと受熱部31との位置関係も、少なくとも下伝熱管25Bの上端が受熱部31と左右方向へ重なるものであれば、上記形態よりも上方に配置してもよい。
さらに、切り起こしフィンの数は三段に限らず、二段としたり、四段以上としたりすることもできる。
そして、上記形態の燃焼装置2(給湯器1)によれば、給湯側熱交換器13及び風呂側熱交換器14を、フィン15,24における仕切部材35側の端部の一部(立ち上げ部40の中間部40a、立ち上げ部41の中間部41a)が仕切部材35に当接する状態で各燃焼室38,39内にそれぞれ収容し、給湯側熱交換器13におけるフィン15の端部の中間部40aが仕切部材35に当接する位置と、風呂側熱交換器14におけるフィン24の端部の中間部41aが仕切部材35に当接する位置とを、上下方向にずらしたことで、2つの熱交換器13,14と仕切部材35との仮組を容易にして組み付けをスムーズに行うことができる。
特にここでは、給湯側熱交換器13のフィン15を、風呂側熱交換器14のフィン24よりも上下方向の幅を小さく形成して、フィン15の上端を、フィン24の上端よりも上側に位置させているので、第1燃焼室38を第2燃焼室39よりも上下方向に広く形成して燃焼能力の高い第1バーナ群9の燃焼空間を大きく確保することができる。よって、安定的な燃焼に繋がる。
なお、上記形態では、給湯側熱交換器13のフィン15側の端部の中間部40aを、風呂側熱交換器14のフィン24側の端部の中間部41aよりも上方で仕切部材35に当接させているが、当接位置は上下逆にしてもよい。また、当接部位は中間部に限らず、フィンの端部における下部や上部であっても差し支えない。立ち上げ片も端部全体でなく一部であってもよい。
その他、燃焼装置におけるバーナ群のバーナの数や仕切部材の形態、缶体の構造等も適宜設計変更可能で、第2熱交換器が風呂の追い焚き用に限らず、床暖房の暖房回路等に組み込まれるものや、潜熱回収用の二次熱交換器が設けられるものであっても本発明は適用可能である。
1・・給湯器、2・・燃焼装置、3・・バーナユニット、4・・熱交換器、5・・排気缶、6・・下ケーシング、7・・中ケーシング、8・・上ケーシング、9・・第1バーナ群、10・・第2バーナ群、11・・バーナ、13・・給湯側熱交換器、14・・風呂側熱交換器、15・・フィン、16・・伝熱管、17・・接続管、22・・出湯管、24・・フィン、25・・伝熱管(25A:上伝熱管、25B:下伝熱管),26・・接続管、28・・戻り管、30・・往き管、31・・受熱部、32〜34・・切り起こしフィン、32a,33a,34a・・内側端部、32b,33b,34b・・外側端部、35・・仕切部材、38・・第1燃焼室、39・・第2燃焼室、40,41・・立ち上げ片、40a,41a・・中間部、42・・給気室。

Claims (6)

  1. 所定方向に等間隔をおいて配列される複数の板状のフィンと、
    前記フィンをその配列方向に貫通し、前記配列方向から見て三角形の頂点に位置するように配設される、左右2本の下伝熱管及び1本の上伝熱管と、を含んでなる熱交換器であって、
    各前記フィンにおける前記上伝熱管の左右両側には、所定間隔をおいて上下に並ぶと共に、下段から上段へ行くに従って左右方向の長さが大きくなるようにした少なくとも三段の切り起こしフィンがそれぞれ形成されており、最下段の前記切り起こしフィンは、少なくとも下端部が前記上伝熱管の下半分と左右方向で重なる位置に配置されて
    最下段の上段に隣接する前記切り起こしフィンは、最下段の前記切り起こしフィンに対して、前記上伝熱管側の端部の張り出し量よりも、前記上伝熱管と反対側の端部の張り出し量の方が大きくなるように形成される一方、
    最上段の前記切り起こしフィンは、下段に隣接する前記切り起こしフィンに対して、前記上伝熱管側の端部の張り出し量が、前記上伝熱管と反対側の端部の張り出し量よりも大きくなるように形成されることを特徴とする熱交換器。
  2. 前記上伝熱管と前記下伝熱管との間隔は、当該伝熱管の直径よりも狭く形成されることを特徴とする請求項に記載の熱交換器。
  3. 前記フィンにおける前記上伝熱管の下方には、当該上伝熱管の下部を覆う帯状の受熱部が設けられており、前記下伝熱管は、少なくとも上端が前記受熱部と左右方向で重なる位置に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の熱交換器。
  4. 最上段とその下段の前記切り起こしフィンは、前記上伝熱管と反対側の端部が左右方向で同じ位置にあることを特徴とする請求項1乃至の何れかに記載の熱交換器。
  5. 前記複数段の切り起こしフィンは、前記上伝熱管側の端部が、下段に隣接する前記切り起こしフィンの同じ側の端部よりも前記上伝熱管側へそれぞれ張り出して、左右方向で全て異なる位置にあることを特徴とする請求項1乃至の何れかに記載の熱交換器。
  6. バーナと、請求項1乃至の何れかに記載の熱交換器とを備えてなる給湯器。
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