JPH11108456A - 燃焼器の熱交換装置 - Google Patents
燃焼器の熱交換装置Info
- Publication number
- JPH11108456A JPH11108456A JP28442997A JP28442997A JPH11108456A JP H11108456 A JPH11108456 A JP H11108456A JP 28442997 A JP28442997 A JP 28442997A JP 28442997 A JP28442997 A JP 28442997A JP H11108456 A JPH11108456 A JP H11108456A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fin
- heat exchange
- parts
- heat exchanger
- exchange fins
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Details Of Fluid Heaters (AREA)
- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 燃焼器の熱交換装置であって、燃焼加熱した
際、熱負荷による熱交換装置による耐久性の低下を防止
することを目的とする。 【解決手段】 本発明は、燃焼缶体内に複数枚の整列し
た熱交換フィンを配置すると共にその整列した熱交換フ
ィンに上下複数段で且つ複数列の水管を貫通させて設
け、燃焼缶体内を上昇してくる燃焼ガスを前記水管の貫
通する熱交換フィン群を通過させた後、排気口へ導くよ
うにした燃焼器の熱交換装置であって、前記各熱交換フ
ィンは、下段水管の間に引込部を形成し、更にその下段
水管の隣接中間位置にフィン切込部を設けてあり、ま
た、前記熱交換フィンは、両側の缶体接合部下方に缶体
と略平行に接合引込部を設けると共に、更に接合引込部
上方に缶体の内側に接合切欠部を設けたことから構成さ
れる。
際、熱負荷による熱交換装置による耐久性の低下を防止
することを目的とする。 【解決手段】 本発明は、燃焼缶体内に複数枚の整列し
た熱交換フィンを配置すると共にその整列した熱交換フ
ィンに上下複数段で且つ複数列の水管を貫通させて設
け、燃焼缶体内を上昇してくる燃焼ガスを前記水管の貫
通する熱交換フィン群を通過させた後、排気口へ導くよ
うにした燃焼器の熱交換装置であって、前記各熱交換フ
ィンは、下段水管の間に引込部を形成し、更にその下段
水管の隣接中間位置にフィン切込部を設けてあり、ま
た、前記熱交換フィンは、両側の缶体接合部下方に缶体
と略平行に接合引込部を設けると共に、更に接合引込部
上方に缶体の内側に接合切欠部を設けたことから構成さ
れる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば給湯器の一部
として用いられる燃焼器の熱交換装置に関し、燃焼缶体
内に熱交換フィン付水管を通し、発生した燃焼ガスを前
記熱交換フィン付水管を通過させた後、排気すること
で、燃焼ガスの熱を熱交換フィン付水管に熱交換するよ
うにした燃焼器の熱交換装置に関する。
として用いられる燃焼器の熱交換装置に関し、燃焼缶体
内に熱交換フィン付水管を通し、発生した燃焼ガスを前
記熱交換フィン付水管を通過させた後、排気すること
で、燃焼ガスの熱を熱交換フィン付水管に熱交換するよ
うにした燃焼器の熱交換装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】図６に従来の燃焼器の熱交換装置の例を
示す。燃焼缶体１内の上部に、水管２を貫通させた熱交
換フィン１０が複数枚整列した状態で配置されており、
熱交換フィン１０群の上方に防音板３を介して排気口４
が設けられている。１１は、例えばバーリングによって
熱交換フィン１０に設けられた分熱用突片である。前記
防音板３は熱交換フィン１０の上方空間の一部を閉塞
し、燃焼缶体１内で発生した音が簡単に外部へ漏れない
ようにしている。
示す。燃焼缶体１内の上部に、水管２を貫通させた熱交
換フィン１０が複数枚整列した状態で配置されており、
熱交換フィン１０群の上方に防音板３を介して排気口４
が設けられている。１１は、例えばバーリングによって
熱交換フィン１０に設けられた分熱用突片である。前記
防音板３は熱交換フィン１０の上方空間の一部を閉塞
し、燃焼缶体１内で発生した音が簡単に外部へ漏れない
ようにしている。
【０００３】また、熱交換フィン１０は缶体ケース壁面
５と接合部６でろう付けにより接合されている。この熱
交換フィン１０は熱伝導や燃焼ガスの流れを考慮して、
下部には水管２どうしの隣接中間位置にフィン切込部７
が形成されており、熱交換フィン１０と缶体ケース壁面
５との接合部下部には接合切込部８が形成されている。
５と接合部６でろう付けにより接合されている。この熱
交換フィン１０は熱伝導や燃焼ガスの流れを考慮して、
下部には水管２どうしの隣接中間位置にフィン切込部７
が形成されており、熱交換フィン１０と缶体ケース壁面
５との接合部下部には接合切込部８が形成されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従来このような燃焼器
の熱交換装置が存在するものの従来のものでは次のよう
な問題が生じていた。
の熱交換装置が存在するものの従来のものでは次のよう
な問題が生じていた。
【０００５】すなわち、従来のものでは燃焼加熱した場
合に熱交換フィン１０の剛性が比較的高いため熱交換フ
ィン１０の熱膨張が熱交換装置の耐久性の低下をもたら
していた。特に、温度が高い箇所や温度変化が大きい箇
所では応力が生じ変形等各所に悪影響を与えていた。具
体的には、従来の熱交換フィン１０のものでは図７に示
すように、下段の水管２の隣接中間位置のフィン切込部
７の上側箇所１２と、熱交換フィン１０と缶体ケース壁
面５との接合部６の下方に設けられた接合引込部８の上
側箇所１３が熱により変形し、例えば図７に示すように
なり熱交換フィンの変形による応力によって熱交換装置
全体にひずみが生じ熱交換器の耐久性の低下をもたらし
ていた。
合に熱交換フィン１０の剛性が比較的高いため熱交換フ
ィン１０の熱膨張が熱交換装置の耐久性の低下をもたら
していた。特に、温度が高い箇所や温度変化が大きい箇
所では応力が生じ変形等各所に悪影響を与えていた。具
体的には、従来の熱交換フィン１０のものでは図７に示
すように、下段の水管２の隣接中間位置のフィン切込部
７の上側箇所１２と、熱交換フィン１０と缶体ケース壁
面５との接合部６の下方に設けられた接合引込部８の上
側箇所１３が熱により変形し、例えば図７に示すように
なり熱交換フィンの変形による応力によって熱交換装置
全体にひずみが生じ熱交換器の耐久性の低下をもたらし
ていた。
【０００６】そこで、本発明は燃焼加熱によって生じる
熱交換フィンの応力を切欠け部によって逃がしてやり、
熱交換フィンの変形応力による熱交換装置の耐久性の低
下を防止し、熱交換装置の耐久性の向上を図ることを目
的とする。
熱交換フィンの応力を切欠け部によって逃がしてやり、
熱交換フィンの変形応力による熱交換装置の耐久性の低
下を防止し、熱交換装置の耐久性の向上を図ることを目
的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項１記載の発明は、燃焼缶体内に複数枚の整列
した熱交換フィンを配置すると共にその整列した熱交換
フィンに上下複数段で且つ複数列の水管を貫通させて設
け、燃焼缶体内を上昇してくる燃焼ガスを前記水管の貫
通する熱交換フィン群を通過させた後、排気口へ導くよ
うにした燃焼器の熱交換装置であって、前記熱交換フィ
ンは、下段水管の間にフィン引込部を形成し、更にその
下段水管の隣接中間位置にフィン切込部を設けてあり、
また、前記熱交換フィンは、両側の缶体接合部下方に缶
体と略平行に接合引込部を設けると共に、更に接合引込
部の上方に接合切欠部を設けたことを特徴とする。
に、請求項１記載の発明は、燃焼缶体内に複数枚の整列
した熱交換フィンを配置すると共にその整列した熱交換
フィンに上下複数段で且つ複数列の水管を貫通させて設
け、燃焼缶体内を上昇してくる燃焼ガスを前記水管の貫
通する熱交換フィン群を通過させた後、排気口へ導くよ
うにした燃焼器の熱交換装置であって、前記熱交換フィ
ンは、下段水管の間にフィン引込部を形成し、更にその
下段水管の隣接中間位置にフィン切込部を設けてあり、
また、前記熱交換フィンは、両側の缶体接合部下方に缶
体と略平行に接合引込部を設けると共に、更に接合引込
部の上方に接合切欠部を設けたことを特徴とする。
【０００８】請求項１記載の発明によれば、燃焼加熱の
際に熱交換フィンに生ずる部分応力をフィン切込部、接
合切欠部により逃がしてやり、フィン自体の変形を促し
熱交換フィンの剛性による熱交換装置全体に及ぼす悪影
響を防止し、全体として熱交換装置の耐久性を向上す
る。
際に熱交換フィンに生ずる部分応力をフィン切込部、接
合切欠部により逃がしてやり、フィン自体の変形を促し
熱交換フィンの剛性による熱交換装置全体に及ぼす悪影
響を防止し、全体として熱交換装置の耐久性を向上す
る。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態について
図面を参照して説明する。図１は、本発明の燃焼器の熱
交換装置の外観図である。図２及び図３は、熱交換フィ
ンの詳細説明図であり、図４及び図５はその変更例とし
ての実施形態を示す説明図である。
図面を参照して説明する。図１は、本発明の燃焼器の熱
交換装置の外観図である。図２及び図３は、熱交換フィ
ンの詳細説明図であり、図４及び図５はその変更例とし
ての実施形態を示す説明図である。
【００１０】図１に示すように、本発明の熱交換装置
は、１は燃焼缶体で、銅板等からなる。２は水管、３は
防音板、４は排気口、１０は熱交換フィンである。紙面
に垂直方向に複数枚が整列せられた熱交換フィン１０群
に対して、水管２が上下２段に且つ熱交換フィンの左右
方向に３列で貫通しており、近接する４つの水管貫通部
から等距離の位置に分熱用突片１１がバーリングによっ
て円形状に切り起こされている。また熱交換フィン１０
はその左右側端部の中央付近で燃焼缶体１の壁面と当接
状態にある。前記水管の配置段数は上下方向に２段以上
複数段であってもよい。また水管の左右方向の列数も２
列以上複数列であってもよい。
は、１は燃焼缶体で、銅板等からなる。２は水管、３は
防音板、４は排気口、１０は熱交換フィンである。紙面
に垂直方向に複数枚が整列せられた熱交換フィン１０群
に対して、水管２が上下２段に且つ熱交換フィンの左右
方向に３列で貫通しており、近接する４つの水管貫通部
から等距離の位置に分熱用突片１１がバーリングによっ
て円形状に切り起こされている。また熱交換フィン１０
はその左右側端部の中央付近で燃焼缶体１の壁面と当接
状態にある。前記水管の配置段数は上下方向に２段以上
複数段であってもよい。また水管の左右方向の列数も２
列以上複数列であってもよい。
【００１１】次に、図１の熱交換装置の熱交換フィンを
詳細に示したのが図２、図３であり、図２、図３を用い
て本発明の特徴を説明すると、その特徴箇所は、熱交換
フィン１０の下段水管の間のフィン引込部７の上部に設
けられたフィン切込部２０であり、また熱交換フィン１
０と缶体２の壁面接合部６の下方の接合引込部８の上方
に設けられた接合切欠部２１である。これらの箇所は、
燃焼加熱した際に応力が加わる部分であり、ここにフィ
ン切込部２０、接合切欠部２１を設けることにより、応
力を逃がしてやり、熱交換フィンの剛性が高いために熱
交換装置全体にひずみが生じるのを防止することができ
る。
詳細に示したのが図２、図３であり、図２、図３を用い
て本発明の特徴を説明すると、その特徴箇所は、熱交換
フィン１０の下段水管の間のフィン引込部７の上部に設
けられたフィン切込部２０であり、また熱交換フィン１
０と缶体２の壁面接合部６の下方の接合引込部８の上方
に設けられた接合切欠部２１である。これらの箇所は、
燃焼加熱した際に応力が加わる部分であり、ここにフィ
ン切込部２０、接合切欠部２１を設けることにより、応
力を逃がしてやり、熱交換フィンの剛性が高いために熱
交換装置全体にひずみが生じるのを防止することができ
る。
【００１２】次に、変更例として切欠部の他の形状を示
したのが図４、図５であり、図４は扇形状に切欠部を形
成したものであり、図５は斜めに切欠部を形成したもの
であり、これらの形状はその箇所に加わる応力のかかり
方に応じて適宜変更することができるのは勿論のことで
ある。
したのが図４、図５であり、図４は扇形状に切欠部を形
成したものであり、図５は斜めに切欠部を形成したもの
であり、これらの形状はその箇所に加わる応力のかかり
方に応じて適宜変更することができるのは勿論のことで
ある。
【００１３】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の燃焼器の
熱交換装置では、燃焼加熱の際に熱交換フィンに生ずる
部分応力をフィン切込部、接合切欠部により逃がしてや
り、フィン自体の変形を促し熱交換フィンの剛性による
熱交換装置全体に及ぼす悪影響を防止し、全体として熱
交換装置の耐久性の向上を図ることを目的とする。
熱交換装置では、燃焼加熱の際に熱交換フィンに生ずる
部分応力をフィン切込部、接合切欠部により逃がしてや
り、フィン自体の変形を促し熱交換フィンの剛性による
熱交換装置全体に及ぼす悪影響を防止し、全体として熱
交換装置の耐久性の向上を図ることを目的とする。
【図１】燃焼器の熱交換装置の説明図である。
【図２】熱交換フィンの詳細説明図である。
【図３】熱交換フィンの詳細説明図である。
【図４】熱交換フィンの変更例の説明図である。
【図５】熱交換フィンの変更例の説明図である。
【図６】従来技術の説明図である。
【図７】従来技術の説明図である。
１ 燃焼缶体 ２ 水管 ７ フィン引込部 ８ 接合引込部 １０ 熱交換フィン ２０ フィン切込部 ２１ 接合切欠部
Claims (1)
- 【請求項１】 燃焼缶体内に複数枚の整列した熱交換フ
ィンを配置すると共にその整列した熱交換フィンに上下
複数段で且つ複数列の水管を貫通させて設け、燃焼缶体
内を上昇してくる燃焼ガスを前記水管の貫通する熱交換
フィン群を通過させた後、排気口へ導くようにした燃焼
器の熱交換装置であって、 前記熱交換フィンは、下段水管の間にフィン引込部を形
成し、更にその下段水管の隣接中間位置にフィン切込部
を設けてあり、 また、前記熱交換フィンは、両側の缶体接合部下方に缶
体と略平行に接合引込部を設けると共に、更に接合引込
部の上方に接合切欠部を設けたこと、 を特徴とする燃焼器の熱交換装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28442997A JPH11108456A (ja) | 1997-09-30 | 1997-09-30 | 燃焼器の熱交換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28442997A JPH11108456A (ja) | 1997-09-30 | 1997-09-30 | 燃焼器の熱交換装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11108456A true JPH11108456A (ja) | 1999-04-23 |
Family
ID=17678445
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28442997A Pending JPH11108456A (ja) | 1997-09-30 | 1997-09-30 | 燃焼器の熱交換装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11108456A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2014054412A1 (ja) * | 2012-10-01 | 2014-04-10 | 株式会社 豊田自動織機 | 熱交換器 |
| JP2016075405A (ja) * | 2014-10-03 | 2016-05-12 | リンナイ株式会社 | 熱交換器 |
| JP2021063609A (ja) * | 2019-10-11 | 2021-04-22 | リンナイ株式会社 | 熱交換器 |
-
1997
- 1997-09-30 JP JP28442997A patent/JPH11108456A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2014054412A1 (ja) * | 2012-10-01 | 2014-04-10 | 株式会社 豊田自動織機 | 熱交換器 |
| JP2016075405A (ja) * | 2014-10-03 | 2016-05-12 | リンナイ株式会社 | 熱交換器 |
| JP2021063609A (ja) * | 2019-10-11 | 2021-04-22 | リンナイ株式会社 | 熱交換器 |
| US11408686B2 (en) | 2019-10-11 | 2022-08-09 | Rinnai Corporation | Heat exchanger |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050210 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20050516 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
| A521 | Written amendment |
Effective date: 20050705 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050826 |