JPH1047623A - 廃棄物処理炉 - Google Patents

廃棄物処理炉

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JPH1047623A
JPH1047623A JP8206008A JP20600896A JPH1047623A JP H1047623 A JPH1047623 A JP H1047623A JP 8206008 A JP8206008 A JP 8206008A JP 20600896 A JP20600896 A JP 20600896A JP H1047623 A JPH1047623 A JP H1047623A
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waste
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treatment furnace
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23GCREMATION FURNACES; CONSUMING WASTE PRODUCTS BY COMBUSTION
    • F23G5/00Incineration of waste; Incinerator constructions; Details, accessories or control therefor
    • F23G5/08Incineration of waste; Incinerator constructions; Details, accessories or control therefor having supplementary heating
    • F23G5/12Incineration of waste; Incinerator constructions; Details, accessories or control therefor having supplementary heating using gaseous or liquid fuel
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23GCREMATION FURNACES; CONSUMING WASTE PRODUCTS BY COMBUSTION
    • F23G5/00Incineration of waste; Incinerator constructions; Details, accessories or control therefor
    • F23G5/08Incineration of waste; Incinerator constructions; Details, accessories or control therefor having supplementary heating
    • F23G5/085High-temperature heating means, e.g. plasma, for partly melting the waste

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  • Gasification And Melting Of Waste (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 廃棄物を1350℃以上の高温状態にできるよう
にする。 【解決手段】 廃棄物が収容される廃棄物処理室20
と、廃棄物処理室20に対して連通した状態で隣接した
バーナ室30と、バーナ室30に設けられたバーナ32
とを有し、バーナ32が、バーナ室30のうちの廃棄物
処理室20とは反対側の壁部36において、廃棄物処理
室20に向かって設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、廃棄物を処理する
ための廃棄物処理炉に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、廃棄物処理炉としては、次のよう
な構造のものが一般的である。すなわち、ほぼ閉じた空
間を形成する炉の一端部にバーナが設けられており、そ
の炉の内側に廃棄物が収容される。そして、バーナが燃
焼することにより、その火炎によって廃棄物が燃焼され
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、本発明者が
研究したところ、廃棄物(特に廃棄物が燃焼して生じた
灰)が約1350℃以上の高温状態とされることによっ
て、溶融することがわかった。溶融すると、その後に冷
却し固化されることによって、灰よりもより有効な利用
を行うことができる。また、そのような高温になると、
ダイオキシンも分解されることがわかった。
【0004】しかしながら、上記ような従来の炉では、
廃棄物の一部にバーナの炎が直接当たるために、炎が直
接当たった箇所はかなりの高温となるが、その他の部分
はそれほど高温とはならず、炉内にはかなりの温度ムラ
があった。このため、廃棄物が約1350℃以上の高温
状態とされることはなく、燃焼して灰となる程度でしか
処理されなかった。
【0005】そこで、本発明は、廃棄物を1350℃以
上の高温状態にすることができる廃棄物処理炉を提供す
ることを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、請求項1に係る発明は、廃棄物が収容される廃棄物
処理室と、その廃棄物処理室に対して連通した状態で隣
接したバーナ室と、そのバーナ室に設けられたバーナと
を有し、前記バーナが、前記バーナ室のうちの前記廃棄
物処理室とは反対側の壁部において、前記廃棄物処理室
に向かって設けられていることを特徴とする。
【0007】この発明では、バーナ室においてバーナが
燃焼することによって、バーナ室の内部の空気が高温と
なる。そして、その高温の空気が廃棄物処理室に流入す
る際に、その高温の空気がかなり均一な高温状態(13
50℃以上)となり、その高温の空気によって廃棄物が
溶融する。すなわち、バーナの炎が直接的に廃棄物に当
たるよりも廃棄物が均一に高温となり、このような作用
が得られるのである。そして、このように廃棄物が高温
となって溶融することによって、その後に冷却固化され
ることによって固形状となるため、灰のような状態より
もその後の処理が便利となる。また、上記のように廃棄
物が高温とされることによって、ダイオキシンも分解さ
れるために、環境保全上も有意義である。
【0008】また、請求項2に係る発明は、請求項1に
係る発明であって、前記バーナの火炎の最大径φと前記
バーナ室の内側の高さH及び幅Wとの関係がφ≦H,W
<2.5φであり、前記バーナの火炎の長さLと前記バ
ーナ室の奥行Dとの間の関係がD/4<L<2Dである
ことを特徴とする。
【0009】本発明者の研究により、このような寸法関
係であると、かなり均一に高温となった空気が排気物処
理室へ流入し、請求項1に係る発明の作用効果がより確
実に得られることがわかった。
【0010】また、請求項3に係る発明は、請求項1に
係る発明であって、前記バーナ室に内側面に凹凸が設け
られていることを特徴とする。
【0011】この発明では、バーナ室の内側面に凹凸が
設けられているために、バーナ室内の空気の流れに乱れ
が生じ、バーナ室内がより均一な高温状態となる。そし
て、その均一な高温状態の空気が廃棄物処理室に流入す
ることによって、請求項1に係る発明の作用効果がより
確実に得られる。
【0012】また、請求項4に係る発明は、請求項1に
係る発明であって、前記廃棄物処理炉の床部の下流端部
の下側に、当該廃棄物処理炉で処理されたものが落下し
て冷却される冷却室が設けられ、前記廃棄物処理炉の床
部の下流端部のさらに下流側に、当該廃棄物処理炉内の
排煙を外部へ流出させる排煙筒が設けられていることを
特徴とする。
【0013】廃棄物処理室において溶融状態となった廃
棄物が、床部の下流端部から冷却室に落下されて冷却さ
れ、固形状とされる。このため、その後の処理が便利で
ある。ところで、このように、床部の下流端部から溶融
状態の廃棄物が落下する際に、その部分が低温である
と、その溶融状態の廃棄物が固化してつららのようにた
れ下がってしまうおそれがある。しかし、この発明で
は、廃棄物処理炉内の排煙(その一部)が、排煙筒を経
て外部へ流出するために、その高温の排煙が流れる際に
その排煙によって床部の下流端部が高温状態に維持され
る。このため、上記のように溶融状態の廃棄物がつらら
のようになることが防止され、円滑に冷却室内に落下し
て、円滑に固化される。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。この廃棄物処理炉は、上流側から
下流側にかけて、廃棄物投入室10,第1廃棄物処理室
20,第2廃棄物処理室40,落下室60,冷却室70
を有している。それらはすべて連通状態である。廃棄物
投入室10から第1廃棄物処理室20を経て第2廃棄物
処理室40へ至る床部12は、上流側から下流側へ向か
うにつれて徐々に下る下り坂状に形成されている。第1
廃棄物処理室20には第1バーナ室30が付随し、第2
廃棄物処理室40には第2バーナ室50が付随してい
る。
【0015】廃棄物投入室10には、廃棄物投入口14
が設けられている。廃棄物投入口14には廃棄物投入用
扉15が設けられている。そして、廃棄物投入口14か
ら投入された廃棄物Wを第1廃棄物処理室20へ押しや
る廃棄物移送機16も設けられている。
【0016】第1廃棄物処理室20は、床部12に対し
て、有蓋の四角筒状に形成されている。第1廃棄物処理
室20の天井部21には排煙筒22が設けられている。
また、第1廃棄物処理室20には、第1中間天井部2
4,第2中間天井部25が設けられている。両中間天井
部24,25は、下方(廃棄物W)から見て凹状に湾曲
した曲面状をするとともに、排気孔部26を有してい
る。
【0017】第1バーナ室30は、連通部31において
第1廃棄物処理室20に対して連通している。第1バー
ナ室30のうちの第1廃棄物処理室20とは反対側の壁
部36には、第1バーナ32が設けられておる。第1バ
ーナ32は、第1廃棄物処理室20に向かって設けられ
ている。第1バーナ室30の内側面は、多数の凹凸を有
する凹凸面34とされている。図面中は天井部と床部の
みが示されているが、図示しない側部も凹凸面とされて
いる。
【0018】そして、第1バーナ32の火炎Fの最大径
φと第1バーナ室30の内側の高さH及び幅Wとの関係
は、次式の範囲とされている。 φ≦H,W<2.5φ また、第1バーナ32の火炎Fの長さLと、第1バーナ
室30の奥行Dとの間の関係は、次式の範囲とされてい
る。 D/4<L<2D
【0019】第2廃棄物処理室40も、床部12に対し
て、有蓋の四角筒状に形成されている。第1廃棄物処理
室20の壁部を利用して、有蓋の四角筒状に形成されて
いる。第2廃棄物処理室40の内部には、天井部41の
すぐ下の部分に、曲面天井部44が設けられている。曲
面天井部44は、下方(廃棄物W)から見て凹状に湾曲
した曲面状をしている。
【0020】第2バーナ室50は、第1バーナ室30と
同様の構造をしている。第2バーナ室50には第2バー
ナ52が設けられてる。そして、第1廃棄物処理室20
と第1バーナ室30との関係と同様に、第2廃棄物処理
室40に対して設けられている。
【0021】冷却室70は、床部12の下流端部の下側
に設けられている。冷却室70は、器状に形成されてお
り、冷却水Cが収容される。
【0022】落下室60は、冷却室70の上部に形成さ
れる空間であり、第2廃棄物処理室40に連通してい
る。落下室60の下流側の壁部(床部12の下流端部の
下流側)には、排煙筒62が設けられている。
【0023】次に、上記の廃棄物処理炉の作用効果につ
いて説明する。廃棄物投入用扉15が開かれ、廃棄物投
入口14から投入された廃棄物W(廃棄物が燃焼されて
生成された灰も含む)が、廃棄物移送機16によって第
1廃棄物処理室20に収容される。一方、第1バーナ室
30では、第1バーナ32が燃焼状態とされる。これに
よって、第1バーナ室30内が高温(約1500℃)と
なり、その高温の空気が連通部31を経て第1廃棄物処
理室20へ流入する。第1バーナ室30内で第1バーナ
32が燃焼し、その高温の空気が第1廃棄物処理室20
へ流入するまでの間に、その高温の空気はかなり均一な
高温状態となる。また、第1バーナ室30の内側面に設
けられた多数の凹凸34によって、第1バーナ32の燃
焼によって生じる気流に乱れが生じ、高温の空気がより
一層均一なものとなる。
【0024】上記のようにしてかなり均一となった高温
の空気が第1廃棄物処理室20へ流入し、その高温の空
気によって、廃棄物Wが溶融される。すなわち、直接的
に第1バーナFの炎が廃棄物Wに当たる場合よりも廃棄
物Wは均一な高温状態とされて、それによって廃棄物W
が溶融される。そして、下り坂状の床部12に沿って第
2廃棄物処理室40へ流入する。
【0025】第2廃棄物処理室40,第2バーナ室50
でも同様の作用がある。すなわち、第2バーナ室50に
おいて第2バーナ52によって高温となった空気が、第
2廃棄物処理室40へ流入する。そして、第1廃棄物処
理室20でかなり溶融状態となったものが、さらに溶融
される。
【0026】その後、溶融状態の廃棄物Wは、落下室6
0において、床部12の下流端部から、冷却室70内に
落下する。こうして、溶融状態の廃棄物Wは、冷却室7
0内の冷却水Cによって固化し、固化物(固形状)が生
成される。これによって、廃棄物Wが適切に処理され
る。
【0027】以上のように、この廃棄物処理炉では、廃
棄物Wが溶融される固化されるために、灰の状態よりも
廃棄物Wの処理が容易となる。また、廃棄物Wが約15
00℃の高温状態とされるため、ダイオキシンも分解さ
れる。
【0028】また、落下室60に排煙筒66が設けられ
ているために、第1廃棄物処理室20や第2廃棄物処理
室40で廃棄物Wが溶融する際に生じた高温の排煙の一
部が排煙筒66から流出する。排煙筒66があることに
よってこのような排煙の流れが生じ、床部12の下流端
部もその排煙によって高温に維持され、溶融状態の廃棄
物Wは、円滑に冷却室70内へ落下する。すなわち、床
部12の下流端部が高温に維持されていないと、高温状
態で流れてきた溶融状態の廃棄物Wが、冷却室70へ落
下する際に冷却されてつらら状につり下がってしまい、
溶融状態の廃棄物Wが円滑に落下しなくなってしまう。
しかし、この場合はそのようなことが防止されるのであ
る。
【0029】なお、本実施形態では、第1廃棄物処理室
20,第2廃棄物処理室40の2つの廃棄物処理室に対
して第1バーナ室30,第2バーナ室50と各々バーナ
室が設けられているが、第2バーナ室50のみ設けられ
てもよい。その際は、第2バーナ室50で高温となった
空気が第2廃棄物処理室40を経て、第1廃棄物処理室
20へも流れ、第1廃棄物処理室20が高温となるから
である。また、廃棄物処理炉及びバーナ室が1つずつ設
けられているのみでもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の廃棄物処理炉の外観を示
す斜視図である。
【図2】図3におけるII−II線断面図である。
【図3】図2における III1− III1線断面図と III2
− III2線断面図とを兼ねた図である。
【符号の説明】
12 床部 20 第1廃棄物処理室 30 第1バーナ室 32 第1バーナ 36 壁部 40 第2廃棄物処理室 50 第2バーナ室 52 第2バーナ 62 排煙筒

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 廃棄物が収容される廃棄物処理室と、 その廃棄物処理室に対して連通した状態で隣接したバー
    ナ室と、 そのバーナ室に設けられたバーナとを有し、 前記バーナが、前記バーナ室のうちの前記廃棄物処理室
    とは反対側の壁部において、前記廃棄物処理室に向かっ
    て設けられていることを特徴とする廃棄物処理炉。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の廃棄物処理炉であっ
    て、 前記バーナの火炎の最大径φと前記バーナ室の内側の高
    さH及び幅Wとの関係がφ≦H,W<2.5φであり、 前記バーナの火炎の長さLと前記バーナ室の奥行Dとの
    間の関係がD/4<L<2Dであることを特徴とする廃
    棄物処理炉。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の廃棄物処理炉であっ
    て、 前記バーナ室に内側面に凹凸が設けられていることを特
    徴とする廃棄物処理炉。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の廃棄物処理炉であっ
    て、 前記廃棄物処理炉の床部の下流端部の下側に、当該廃棄
    物処理炉で処理されたものが落下して冷却される冷却室
    が設けられ、 前記廃棄物処理炉の床部の下流端部のさらに下流側に、
    当該廃棄物処理炉内の排煙を外部へ流出させる排煙筒が
    設けられていることを特徴とする廃棄物処理炉。
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EP97111569A EP0823594B1 (en) 1996-08-05 1997-07-08 Waste treatment furnace
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