JPH1047206A - 内燃機関用の燃料噴射弁 - Google Patents

内燃機関用の燃料噴射弁

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JPH1047206A
JPH1047206A JP9116807A JP11680797A JPH1047206A JP H1047206 A JPH1047206 A JP H1047206A JP 9116807 A JP9116807 A JP 9116807A JP 11680797 A JP11680797 A JP 11680797A JP H1047206 A JPH1047206 A JP H1047206A
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opening
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Detlev Dr Ing Dr Potz
ポッツ デートレフ
Guenter Lewentz
レーヴェンツ ギュンター
Uwe Gordon
ゴルドン ウーヴェ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 開放行程時における弁部材の損傷を回避する
ことができ、かつ燃焼室における燃焼に影響を与える噴
射経過調整を可能にする燃料噴射弁を提供する。 【解決手段】 内燃機関用の燃料噴射弁であって、弁体
1の孔9内において閉鎖ばね47の力に抗して軸方向外
側に向かってシフト可能な弁部材11が、燃焼室側の端
部に、孔9から突出していて弁閉鎖部材を形成する閉鎖
ヘッド13を有し、該閉鎖ヘッドが、弁体側に弁シール
面15を有し、閉鎖ヘッド13が弁シール面15で、弁
体の、燃焼室側の端面に配置された弁座面17と共働
し、閉鎖ヘッド13に、圧力室19から延びる噴射開口
23が設けられ、該噴射開口の流出開口25が、弁部材
11の閉鎖位置において弁体1によって覆われ、かつ外
方に向けられた開放行程時に開放され、燃料噴射弁に、
開放方向への弁部材11の行程運動を緩衝する緩衝室3
5が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関用の燃料
噴射弁であって、弁体の孔内において閉鎖ばねの力に抗
して軸方向で外方に向かってシフト可能な弁部材が設け
られており、該弁部材が燃焼室側の端部に、孔から突出
していて弁閉鎖部材を形成する閉鎖ヘッドを有してお
り、該閉鎖ヘッドが、弁体に向けられた側に弁シール面
を有しており、閉鎖ヘッドが弁シール面で、弁体の、燃
焼室側の端面に配置された弁座面と共働するようになっ
ており、さらに閉鎖ヘッドに、圧力室を起点として延び
る少なくとも1つの噴射開口が設けられており、該噴射
開口の流出開口が、弁部材の閉鎖位置において弁体によ
って覆われ、かつ外方に向けられた開放行程時に開放さ
れるようになっている形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】ドイツ連邦共和国特許出願公開第434
0883号明細書に基づいて公知のこのような形式の燃
料噴射弁は、軸方向の孔を備えた弁体を有しており、こ
の孔内においてピストン状の弁部材が案内されており、
この弁部材は、噴射横断面を制御するために燃料高圧に
よって閉鎖ばねの力に抗して外方に向かって摺動可能で
ある。弁部材はこの場合燃焼室側の端部に、弁体の孔か
ら突出する閉鎖ヘッドを有しており、この閉鎖ヘッドは
弁閉鎖部材を形成し、閉鎖ヘッドの、弁体に向けられた
側には、弁シール面が配置されており、そしてこの弁シ
ール面によって閉鎖ヘッドは、弁体の、燃焼室側の端面
に配置された弁剤面と共働するようになっている。この
場合さらに少なくとも1つの噴射開口が、閉鎖ヘッドの
高さにおいて弁部材に設けられており、この噴射開口
は、弁部材と孔との間に形成された圧力室から延びてい
る。噴射開口の流出開口は、弁部材の閉鎖位置において
弁体によって覆われ、外方に向かっての弁部材の開放行
程の経過において初めて、孔から進出することによって
開放される。
【0003】閉鎖ヘッドとは反対側の、燃焼室から離れ
ている端部で、弁部材はばね室に突入しており、このば
ね室は、軸方向で弁体と緊定された保持体内に形成され
ている。この場合弁部材は燃焼室から離れているシャフ
ト端部に、ばね受を有しており、このばね受と、弁体に
接触しているケーシング固定のストッパとの間には、閉
鎖ばねが緊縮されている。
【0004】燃料噴射は、噴射弁の圧力室内への燃料高
圧供給の開始と共に行われ、この場合燃料高圧は弁部材
を開放方向に負荷し、閉鎖ばねの戻し力に抗して弁座か
ら外方に向かって持ち上げる。この際に、弁部材の短い
開放行程距離の後で既に、噴射開口は開放制御され、こ
の結果燃料は、燃料供給される内燃機関の燃焼室内に噴
射される。弁部材の開放行程運動は、弁部材シャフトに
おける段部がケーシング固定のストッパに接触すること
によって制限され、このストッパの位置によって、最大
開放行程を調節することができる。
【0005】しかしながらこの公知の燃料噴射弁には次
のような欠点がある。すなわち公知の燃料噴射弁では、
弁部材の開放行程運動は高い燃料圧に基づいて極めて迅
速に行われ、この結果弁部材は機械的に極めて強くスト
ッパに当接し、しかも弁部材においては大きな慣性力が
発生し、この慣性力によって場合によっては弁部材が破
損してしまうことがある。
【0006】さらに、公知の燃料噴射弁では弁部材の開
放行程経過を制御することができないので、噴射ひいて
は燃焼室における燃焼に影響を与えることができる、燃
料噴射弁における噴射経過調整(Einspritzverlaufsfor
mung)は不可能である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ゆえに本発明の課題
は、冒頭に述べた形式の燃料噴射弁を改良して、弁部材
の開放行程時における弁部材の損傷を回避することがで
き、かつ燃焼室における燃焼に影響を与える噴射経過調
整を可能にする燃料噴射弁を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の構成では、燃料噴射弁に、開放方向への弁部
材の行程運動を緩衝する緩衝室が設けられている。
【0009】
【発明の効果】このように構成された本発明による燃料
噴射弁には、公知のものに比べて次のような利点があ
る。すなわち本発明による燃料噴射弁では、弁部材の開
放行程運動は遅らされて行われ、この結果噴射弁におけ
る開放横断面はゆっくりと開放制御される。この場合遅
らされたもしくは緩衝された弁部材の開放行程運動は、
弁部材に対して作用する緩衝室、有利には低圧燃料を満
たされたハイドロリック式の緩衝室によって行われ、こ
の緩衝室によって、ストッパにおける弁部材のハードな
当接が回避される。緩衝室はこの場合、弁部材に沿って
案内される緩衝ピストンによって制限され、この緩衝ピ
ストンは開放行程運動の方向で弁部材と堅く結合されて
おり、この弁部材の開放運動を一緒に実施し、この際に
緩衝力を弁部材に直接的に伝達する。閉鎖行程運動の方
向において弁部材は緩衝ピストンに対して自由に運動可
能であり、この結果弁部材の迅速な閉鎖が保証されてい
る。緩衝ピストンはこのために緩衝室とは反対側の端面
で、弁部材シャフトにおける段部に接触しており、この
段部は有利には、弁部材シャフトに設けられたスナップ
リング又はリング段部によって形成されている。緩衝ピ
ストンとは反対側の軸方向端部において、保持体に設け
られた緩衝室は、構造上簡単な形式で、弁体の、燃焼室
とは反対側の端面によってか、又は該弁体に支持された
スリーブによって制限される。
【0010】弁部材の所望の緩衝運動のために緩衝室は
絞り開口を介して、燃料を満たされた低圧室に有利には
漏れ油回路に放圧可能であり、この場合絞り横断面を介
して、既に弁部材の規定された開放行程経過を調節する
ことができる。弁部材の開放行程運動をハイドロリック
式に停止させることは、絞り開口が弁部材の規定の行程
位置の後で完全に閉鎖可能であるように構成することに
よって、有利に達成することができる。このことは、緩
衝ピストンによって該緩衝ピストンの行程運動中に閉鎖
制御可能な絞り開口によって達成することができ、この
場合、緩衝ピストンの軸方向において相前後して配置さ
れた複数の絞り開口が設けられていてもよく、これらの
絞り開口は緩衝ピストンによって次々と擦過されて閉鎖
制御されるようになっている。択一的にまた、閉鎖制御
可能な絞り開口の横断面を、該横断面が弁部材の開放行
程方向において減じるように設計することも可能であ
る。
【0011】完全に自由な噴射経過調整は、絞り横断面
もしくは緩衝室の絞られた放圧が放圧導管における制御
弁を用いて連続的に調節可能である構成によって、可能
になる。この場合放圧導管は高圧導管と接続可能であっ
てもよく、このように構成されていると、緩衝ピストン
の戻りを燃料高圧を用いて行うことができ、これによっ
て、さもないと必要な戻しばねを不要にすることができ
る。緩衝室を直接的に制御して加圧・放圧することがで
きるこのような構成の別の利点としては、弁部材に対し
て作用するさらなる戻し力を挙げることができ、この戻
し力は、閉鎖ポジションにおける弁座での確実な接触を
助成する。緩衝ピストンは弁部材シャフトに沿って直接
的に案内されていてもよいが、しかしながら択一的に、
緩衝ピストンをその外周部でブシュに沿って案内するこ
とも可能であり、この場合にはブシュに絞り開口が設け
られている。
【0012】外方に向かって開放する燃料噴射弁のため
の上に述べた緩衝装置は、特に、いわゆる「可変-レジ
スターノズル(Vario-Registerduesen)」における使用
のために適しており、このノズルでは、多数の噴射孔列
が弁部材の軸方向において相前後して配置されていて、
これらの噴射孔列が弁部材行程中に次々と開放制御され
るようになっている。この場合、個々の噴射孔列の開放
制御の時点は、弁部材行程運動を所望のように遅らせる
ことによって良好に調節することができるので、噴射弁
における噴射経過調整が簡単な形式で可能である。弁部
材のこの所望の開放行程運動を実施するためには、噴射
弁が、種々異なった噴射弁のために共通の燃料高圧アキ
ュムレータ(コモンレール(Common Rail))に接続さ
れていると特に有利である。それというのはこのように
なっていると、噴射過程全体にわたって一定の高圧レベ
ルを利用できるからである。
【0013】
【発明の実施の形態】次に図面につき本発明の実施例を
説明する。
【0014】図1に縦断面図で示された、本発明による
燃料噴射弁の第1実施例は、弁体1を有しており、この
弁体1はその自由な下端部で、燃料供給される内燃機関
の燃焼室内に突入していて、かつ燃焼室とは反対側の上
側の端面3で、緊定ナット5を用いて軸方向で弁保持体
7に対して緊定されている。弁体1は軸方向の貫通孔9
を有しており、この貫通孔9においてはピストン状の弁
部材11が軸方向摺動可能に案内されている。この弁部
材11はその燃焼室側の下端部に、貫通孔9から突出し
ていて弁閉鎖部材を形成している閉鎖ヘッド13を有し
ており、この閉鎖ヘッド13は、弁体1に向けられた側
に弁シール面15を有しており、この弁シール面15で
閉鎖ヘッド13は、弁体1の燃焼室側端面に配置された
弁座面17と共働する。シール横断面を生ぜしめる弁シ
ール面15と弁座面17とは、この場合有利には円錐形
に構成されており、両接触面15,17の円錐角は互い
に幾分異なっているので、そこには規定されたシールエ
ッジが生ぜしめられている。弁部材11と貫通孔9の壁
との間には、リング状の圧力室19が形成されており、
この圧力室19は燃焼室側において、リング肩部21を
形成する弁部材11の直径拡大部によって制限されてお
り、この直径拡大部は閉鎖ヘッド13に移行している。
また、リング肩部21からは複数の噴射開口23が外方
に向かって延びており、これらの噴射開口23はまず初
めに長手方向孔として形成されていて、次いでこれらの
長手方向孔からは、閉鎖ヘッド13の高さにおいて横孔
が分岐している。噴射開口23の、弁部材11の壁にお
ける流出開口25はこの場合次のように配置されてい
る。すなわちこの場合流出開口25は、弁部材11の閉
鎖位置においては弁体1の貫通孔9の壁によって覆われ
ており、弁部材11の外方に向けられた開放行程時に初
めて、貫通孔9から進出することによって開放制御され
る。
【0015】弁部材11はそのシャフト27で、保持体
7に設けられたばね室29内に突入しており、このばね
室29内には、弁部材シャフト27に沿って滑動可能に
案内される行程ストッパスリーブ31が配置されてい
る。行程ストッパスリーブ31はその下端面で、弁体1
の、燃焼室とは反対側の端面3に接触しており、その上
側の端面33で緩衝室35を制限している。この緩衝室
35は他方では、同様に弁部材シャフト27に沿って案
内されているばね受37によって制限される。この場合
ばね受37は次のように構成されている。すなわちこの
場合ばね受37を弁部材シャフト27に沿って滑動可能
に案内するために働く中央の案内孔は、行程ストッパス
リーブ31に向かって直径を拡大されていて、ばね受3
7が行程ストッパスリーブ31の外周部に沿って滑動可
能に案内されるようになっている。緩衝室35とは反対
側の端面39で、ばね受37はスナップリング41に接
触しており、このスナップリング41は、弁部材11
の、燃焼室とは反対側のシャフト端部におけるリング溝
に挿入されていて、ばね受37のためのストッパを形成
している。この場合ばね受37は、該ばね受37と行程
ストッパスリーブ31との間における緩衝室35内にお
いて緊縮された戻しばね43によって、弁部材ストッパ
(スナップリング41)に向かって押圧される。緩衝室
35の構造スペースを減じるために、この場合凹設部
が、行程ストッパスリーブ31の上側の端面33に設け
られていて、この凹設部内に戻しばね43が突入してい
る。緩衝室35の圧力を減圧するために、さらにばね受
37には絞り開口もしくは絞り孔45が設けられてお
り、この絞り孔45はばね室29内に開口している。噴
射弁の閉鎖時に弁座17における弁部材11の密な接触
を保証するため、及び弁部材11の戻し運動のために、
ばね室29においてばね受37と弁体1の、燃焼室とは
反対側の端面3との間には、閉鎖ばね47が緊縮されて
いる。
【0016】噴射弁の圧力室19内への燃料供給は、高
圧源から延びている圧力導管49を介して行われ、この
圧力導管49は保持体7を貫通してばね室29に開口し
ている。この場合ばね室29は、行程ストッパスリーブ
31及び弁部材11における切欠き51を介して圧力室
19とハイドロリック式に接続されている。
【0017】図1に示された本発明による燃料噴射弁の
第1実施例は、以下に記載の形式で作動する。
【0018】噴射弁の閉鎖位置において閉鎖ばね47
は、弁部材11の弁シール面15を弁座17に接触させ
ており、緩衝室35は戻しばね43によってその最大の
広がりにシフトされている。噴射の開始と共に、高圧下
にある燃料は圧力導管49を介してばね室29内に達
し、そこからさらに圧力室19に達し、この圧力室19
において燃料は弁部材11のリング肩部21を開放方向
に向かって負荷する。圧力室19における規定された噴
射圧が得られると、弁部材11に作用する燃料圧は、閉
鎖ばね47の戻し力を上回り、弁部材11は外方に向か
って弁座17から持ち上がる。この場合、開放方向にお
ける弁部材11の短い空行程の後で既に、噴射開口23
の流出開口25は開放され、この結果燃料は噴射のため
に絞られることなく燃焼室内に達する。弁部材11の最
大の開放行程運動は、緩衝室35を制限するばね受37
の下端面が行程ストッパスリーブ31の端面33に接触
することによって、制限される。また弁部材11には、
軸方向において相前後して位置する多数の噴射孔列が設
けられていてもよく、この場合これらの噴射孔列は弁部
材11の開放行程の経過において相前後して開放制御可
能である。
【0019】弁部材11の開放行程運動の緩衝は、緩衝
室35における燃料の絞られた流出によって行われ、こ
の場合緩衝の程度は、絞り孔45の直径によって調節す
ることができる。
【0020】噴射の終了は、燃料高圧供給の終了によっ
て導入され、この結果圧力室19における圧力は、再び
噴射圧の下に低下し、閉鎖ばね47は弁部材11を新た
に弁座17に接触させる。
【0021】弁部材シャフト27にばね受37が片側に
おいてしか作用しないように接触していることによっ
て、弁部材11の閉鎖行程運動が迅速に行われることが
保証され、かつ弁部材11の閉鎖行程運動が、緩衝室3
5において発生するかもしれない負圧によって遅れるこ
とは、確実に回避される。2つの噴射の間の時間は、戻
しばね43によって助成されて新たにばね室29からの
燃料によって、緩衝室35を満たすのに十分である。
【0022】このような配置形式における特別な利点と
しては、漏れ油経路を完全に省くことができるというこ
とが挙げられる。
【0023】図2に示された本発明による燃料噴射弁の
第2実施例が第1実施例と異なっている点は、緩衝室3
5の構造と緩衝室35の減圧の構成にあり、噴射弁の残
りの部材は、図1に示された実施例と実質的に同じであ
り、かつ等しい符号で示されている。
【0024】図2に示された第2実施例では、圧力導管
49が直接、圧力室19に開口しており、保持体7にお
けるばね室29が戻し導管53を介して放圧容積部(漏
れ油系)と接続されている。緩衝室35は図2では、弁
体1の、燃焼室とは反対側の端面3と、緩衝ピストンを
形成するスリーブ57の下側の端面55との間に形成さ
れており、このスリーブ57は弁部材シャフト27に沿
って軸方向摺動可能に案内されている。半径方向外側に
向かって緩衝室は35は、ブシュ(Laufbuchse)59に
よって制限されており、このブシュ59はその下側のリ
ング端面で、弁体1の端面3に密に接触していて、かつ
ブシュ59の内壁に沿ってスリーブ57が滑動するよう
になっている。ブシュ59はこの場合閉鎖ばね47を介
して弁体1における接触状態を保たれ、閉鎖ばね47は
他方では、弁部材シャフト27の、燃焼室とは反対側の
端部におけるリング段部61に支持されている。この場
合閉鎖ばね47のプレロード(Vorspannkraft)を調節
するために、閉鎖ばね47とブシュ59との間には調節
円板63が設けられていてもよい。
【0025】緩衝室35を制限するスリーブ57は、緩
衝室35とは反対側の端面で新たに、有利にはスナップ
リング41によって形成された、弁部材11のストッパ
に接触しており、この第2実施例ではスリーブ57と弁
体1との間において戻しばね43が緊縮されている。
【0026】緩衝室35を放圧する絞り開口45は、ブ
シュ59の壁に設けられており、そしてばね室29を制
限するケーシング壁とブシュ59との間におけるリング
間隙に開口している。
【0027】絞り開口45はブシュ59に次のように配
置されている。すなわち絞り開口45はスリーブ57の
行程運動の経過中に該スリーブ57によって覆われて閉
鎖制御され、この結果弁部材11における緩衝作用がさ
らに強められるようになっている。そしてこの強められ
る緩衝作用の時期及び経過は、絞り開口45の位置及び
構成によって調節することができる。緩衝室35の漏れ
は部材57,59,27においては極めて小さく、つま
り絞り開口45の閉鎖制御後に、緩衝室35内に閉じ込
められたボリュームによっていわばスタティックな行程
ストッパが形成されるほど、小さなものである。さら
に、絞り開口45の閉鎖制御後に規定の間隔をおいて、
緊急運転において弁部材11の行程運動を制限する機械
式の行程ストッパが設けられている。
【0028】図3に示された単純な絞り開口45の他
に、図4に示されているように、弁部材11の軸方向に
おいて相前後して配置された複数の絞り開口45を設け
ることも可能であり、このようになっていると、これら
の絞り開口45によって2段階式又はそれ以上の段階の
開放行程経過を形成することができる。最後の開放行程
領域における弁部材緩衝は、図5に示されているよう
に、緩衝孔45の横断面を弁部材開放運動の方向で減じ
ることによって達成することも可能であり、この場合に
は時間的な絞り横断面を所望のように設計することによ
って、ほぼ弁部材の各開放行程経過を形成することがで
きる。
【0029】図2に示された本発明による燃料噴射弁の
第2実施例は、図1に記載の噴射弁と同じ形式で作業を
行い、この場合弁部材開放運動の緩衝は、絞り開口45
の所望の閉鎖制御によって形成することができる。
【0030】図6に示された第3実施例が、図2に示さ
れた第2実施例と異なっている点は、緩衝室35を制限
する緩衝ピストンの構成だけであり、つまり図6に示さ
れた実施例では、スリーブ57は単にその外周面だけで
ブシュ59の内壁に沿って案内されており、この結果製
作誤差が問題になる、弁部材11に対するスリーブ57
のぴったりとした接触を省くことができる。緩衝室35
のシールはこの場合、スナップリング41とスリーブ5
7との間において緊定されたロックスリーブ65を介し
て行われ、このロックスリーブ65はいまや弁部材11
に密に接触しており、この場合(適宜な)戻しばね43
はスリーブ57をロックスリーブ65において密な接触
状態に保つ。
【0031】図7に示された本発明による燃料噴射弁の
第4実施例では、スリーブ57が緩衝室35とは反対側
の端部にリングつば67を有しており、このリングつば
67に閉鎖ばね47が作用し、これによってスリーブ5
7はその緩衝室35とは反対側の端面69で、弁部材シ
ャフト27におけるリング段部61に押し付けられる。
この実施例では閉鎖ばね47は付加的に次のような課
題、すなわち、緩衝ピストンとして作用するスリーブ5
7を再びその出発位置にシフトさせて、緩衝室35を新
たに漏れ油つまり燃料によって満たすという課題を担っ
ており、これによって緩衝室35における付加的な戻し
ばねを省くことができる。
【0032】図8に示された本発明による燃料噴射弁の
第5実施例の構成は、緩衝室35の放圧の形式を除け
ば、図2に示された第2実施例の構成に相当している。
【0033】この第5実施例では放圧及び圧力充てんの
ために、放圧孔71が設けられており、この放圧孔71
は緩衝室35を片側において制限する弁体1の端面3か
ら延びていて、放圧通路73に開口している。保持体7
を貫通する放圧通路73は、燃料高圧アキュムレータ7
7に通じる圧力導管75と、放圧室81に通じる戻し導
管79とに接続されている。この場合戻し導管79は2
ポート2位置方向切換え電磁弁である切換え弁83によ
って閉鎖可能である。さらに各1つの絞り85が、放圧
通路73と切換え弁83との間の戻し導管79と、放圧
通路73と燃料高圧アキュムレータ77との間における
圧力導管75に配置されている。
【0034】第5実施例では弁部材11の緩衝装置は次
のように作動する。
【0035】切換え弁83が閉鎖されている場合には、
圧力導管75における絞り85を介して、緩衝室35内
において緩衝ピストンとして作用するスリーブ57の下
において規定された液圧が形成され、この液圧によって
弁部材11は、閉鎖ばね47に加えて弁座17にしっか
りと押し付けられる。(図2に示されているような)高
圧噴射の開始と共に切換え弁83は開放し、この結果緩
衝室35におけるボリュームは、放圧孔71、放圧通路
73及び戻し導管79を通って、該戻し導管79に配置
された絞り85を介して放圧される。戻し導管79にお
ける絞り85の横断面と切換え弁83の制御とを介し
て、緩衝室35における放圧ひいては弁部材11の開放
行程経過の緩衝の程度を、自由に調節することができる
(Rate Shaping)。弁部材11の最大の開放行程は、燃
焼室とは反対側の弁体端面3におけるスリーブ57の接
触によって制限されており、この場合択一的に、挿入さ
れた機械的なリングによって行程を制限することも可能
である。高圧噴射の終了のために切換え弁83は再び戻
し導管79を閉鎖し、この結果高圧アキュムレータ77
から圧力導管75における絞り85を介して新たに、緩
衝室35において燃料高圧が形成され、この燃料高圧は
閉鎖ばね47と、閉鎖方向において弁部材11に作用す
る、内燃機関の燃焼室における圧力と一緒に、弁部材1
1を極めて迅速に弁座17に向かって戻す。
【0036】図8に示した緩衝装置の作用にとって重要
なことは、弁部材11の閉鎖ヘッド13におけるリング
面21の横断面が、圧力室19を他方において制限する
弁部材シャフトの横断面よりも大きく、かつスリーブ5
7の、緩衝室35を制限する下側のリング端面55より
も小さいということである。
【図面の簡単な説明】
【図1】緩衝ピストンが閉鎖ばねのばね受によって形成
される、本発明による燃料噴射弁の第1実施例を示す断
面図である。
【図2】緩衝ピストンが、絞り開口を有するブシュ内に
配置されている、本発明による燃料噴射弁の第2実施例
を示す断面図である。
【図3】ブシュにおける絞り開口の1実施例を示す図で
ある。
【図4】ブシュにおける絞り開口の別の実施例を示す図
である。
【図5】ブシュにおける絞り開口のさらに別の実施例を
示す図である。
【図6】緩衝ピストンが2つの部分から形成されてい
て、ブシュの壁に沿って案内されるようになっている、
本発明による燃料噴射弁の第3実施例を示す断面図であ
る。
【図7】緩衝ピストンが、閉鎖ばねのためのばね受を形
成する弁部材のリング段部に直接支持されている、本発
明による燃料噴射弁の第4実施例を示す断面図である。
【図8】緩衝室の放圧導管が高圧導管及び戻し導管に接
続されている、本発明による燃料噴射弁の第5実施例を
示す断面図である。
【符号の説明】
1 弁体、 3 端面、 5 緊定ナット、 7 弁保
持体、 9 貫通孔、11 弁部材、 13 閉鎖ヘッ
ド、 15 弁シール面、 17 弁座面、19 圧力
室、 21 リング肩部、 23 噴射開口、 25
流出開口、27 シャフト、 29 ばね室、 31
行程ストッパスリーブ、 33端面、 35 緩衝室、
37 ばね受、 39 端面、 41 スナップリン
グ、 43 戻しばね、 45 絞り開口(絞り孔)、
47 閉鎖ばね、 49 圧力導管、 55 端面、
57 スリーブ、 59 ブシュ、 61 リング段
部、 63 調節円板、 67 リングつば、 71
放圧孔、 73放圧通路、 75 圧力導管、 77
燃料高圧アキュムレータ、 79 戻し導管、 81
放圧室、 83 切換え弁、 85 絞り
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ギュンター レーヴェンツ ドイツ連邦共和国 レーゲンスブルク レ ルヒェンヴェーク 5 (72)発明者 ウーヴェ ゴルドン ドイツ連邦共和国 マルクグレーニンゲン ダイムラーシュトラーセ 18

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関用の燃料噴射弁であって、弁体
    (1)の孔(9)内において閉鎖ばね(47)の力に抗
    して軸方向で外方に向かってシフト可能な弁部材(1
    1)が設けられており、該弁部材(11)が燃焼室側の
    端部に、孔(9)から突出していて弁閉鎖部材を形成す
    る閉鎖ヘッド(13)を有しており、該閉鎖ヘッド(1
    3)が、弁体(1)に向けられた側に弁シール面(1
    5)を有しており、閉鎖ヘッド(13)が弁シール面
    (15)で、弁体(1)の、燃焼室側の端面に配置され
    た弁座面(17)と共働するようになっており、さらに
    閉鎖ヘッド(13)に、圧力室(19)を起点として延
    びる少なくとも1つの噴射開口(23)が設けられてお
    り、該噴射開口(23)の流出開口(25)が、弁部材
    (11)の閉鎖位置において弁体(1)によって覆わ
    れ、かつ外方に向けられた開放行程時に開放されるよう
    になっている形式のものにおいて、燃料噴射弁に、開放
    方向への弁部材(11)の行程運動を緩衝する緩衝室
    (35)が設けられていることを特徴とする、内燃機関
    用の燃料噴射弁。
  2. 【請求項2】 弁部材(11)のシャフト(27)に、
    緩衝ピストンが軸方向摺動可能に配置されており、該緩
    衝ピストンがその一方の端面で緩衝室(35)を制限
    し、かつ緩衝室(35)とは反対側の端面で弁部材(1
    1)の段部に接触している、請求項1記載の燃料噴射
    弁。
  3. 【請求項3】 緩衝室(35)が少なくとも1つの絞り
    開口(45)、有利には1つの絞り孔を介して低圧室に
    放圧可能である、請求項2記載の燃料噴射弁。
  4. 【請求項4】 絞り開口(45)が閉鎖制御可能であ
    る、請求項3記載の燃料噴射弁。
  5. 【請求項5】 弁部材シャフト(27)が、軸方向で弁
    体(1)に対して緊定された保持体(7)内に設けられ
    ているばね室(29)に、突入しており、ばね室(2
    9)内に突入している弁部材シャフト(27)に、行程
    ストッパスリーブ(31)が配置されており、該行程ス
    トッパスリーブ(31)がその一方の端面で、弁体
    (1)の、燃焼室とは反対側の端面(3)に接触してい
    て、かつ弁体(1)とは反対側の端面(33)で緩衝室
    (35)を制限している、請求項3記載の燃料噴射弁。
  6. 【請求項6】 緩衝室(35)が行程ストッパスリーブ
    (31)とは反対側の端部において、緩衝ピストンを形
    成するばね受(37)によって制限され、該ばね受(3
    7)が軸方向の貫通孔を用いて、弁部材シャフト(2
    7)に沿って摺動可能に案内されており、かつ緩衝室
    (35)とは反対側の端面(39)で、弁部材(11)
    の、スナップリング(41)によって形成された段部に
    接触している、請求項5記載の燃料噴射弁。
  7. 【請求項7】 弁体(1)の、燃焼室とは反対側の端面
    (3)と、ばね受(37)との間に、弁部材(11)の
    閉鎖部材(47)が緊縮されていて、かつ行程ストッパ
    スリーブ(31)とばね受(37)との間に、緩衝室
    (35)の戻しばね(43)が緊縮されている、請求項
    6記載の燃料噴射弁。
  8. 【請求項8】 弁部材(11)の最大の開放行程が、行
    程ストッパスリーブ(31)におけるばね受(37)の
    接触によって制限されている、請求項7記載の燃料噴射
    弁。
  9. 【請求項9】 緩衝室(35)の、燃料を満たされたば
    ね室(29)に開口する絞り孔(45)が、ばね受(3
    7)に設けられている、請求項6記載の燃料噴射弁。
  10. 【請求項10】 弁部材シャフト(27)が、軸方向で
    弁体(1)に対して緊定された保持体(7)内に設けら
    れているばね室(29)に、突入しており、ばね室(2
    9)内に突入している弁部材シャフト(27)に、緩衝
    ピストンを形成するスリーブ(57)が摺動可能に配置
    されており、該スリーブ(57)が燃焼室側の下側の端
    面(55)で緩衝室(35)を制限し、かつ燃焼室とは
    反対側の下側の端面で、段部、有利には弁部材(11)
    のシャフト(27)におけるスナップリング(41)に
    接触している、請求項4記載の燃料噴射弁。
  11. 【請求項11】 緩衝室(35)がスリーブ(57)と
    は反対側の端部において、弁体(1)の、燃焼室とは反
    対側の端面(3)によって制限され、絞り孔(45)が
    弁体(1)の該端面(3)から延びていて、放圧通路
    (73)に開口している、請求項10記載の燃料噴射
    弁。
  12. 【請求項12】 放圧通路(73)が、燃料高圧アキュ
    ムレータ(77)に通じる圧力導管(75)と、放圧室
    (81)に通じる戻し導管(79)とに接続されてお
    り、戻し導管(79)が2ポート2位置方向切換え弁
    (83)によってによって開放制御可能であり、かつ放
    圧通路(73)と高圧アキュムレータ(77)との間及
    び放圧通路(73)と2ポート2位置方向切換え弁(8
    3)との間に、各1つの絞り(85)が圧力導管(7
    5)及び戻し導管(79)に配置されている、請求項1
    1記載の燃料噴射弁。
  13. 【請求項13】 緩衝ピストンを形成するスリーブ(5
    7)がその外周面で、位置固定のブシュ(59)内にお
    いて軸方向摺動可能に案内されており、該ブシュ(5
    9)がその一方の端面で、弁体(1)の、燃焼室とは反
    対側の端面(3)に接触していて、緩衝室(35)の半
    径方向の制限部を形成しており、放圧室に開口する少な
    くとも1つの絞り開口(45)が、ブシュ(59)にお
    いて緩衝室(35)の領域に配置されている、請求項1
    0記載の燃料噴射弁。
  14. 【請求項14】 絞り開口(45)が弁部材(11)の
    開放行程運動の経過においてスリーブ(57)によって
    閉鎖制御可能である、請求項13記載の燃料噴射弁。
  15. 【請求項15】 弁部材(11)の軸方向において互い
    に上下に位置している複数の絞り開口(45)が設けら
    れている、請求項14記載の燃料噴射弁。
  16. 【請求項16】 絞り開口(45)の横断面が、スリー
    ブ(57)とは反対の方向において減じられている、請
    求項14記載の燃料噴射弁。
  17. 【請求項17】 緩衝室(35)がスリーブ(57)と
    は反対側の端部において、弁体(1)の、燃焼室とは反
    対側の端面(3)によって制限され、スリーブ(57)
    と弁体(1)との間に戻しばね(43)が緊縮されてい
    る、請求項13記載の燃料噴射弁。
  18. 【請求項18】 スリーブ(57)が緩衝室(35)と
    は反対側の端面(69)で、弁部材(11)のリング段
    部(61)に接触しており、スリーブの、燃焼室とは反
    対側の上端部に配置されたリングつば(67)と、ブシ
    ュ(59)の、弁体(1)とは反対側の端面との間に、
    噴射弁の閉鎖ばね(47)が緊縮されている、請求項1
    3記載の燃料噴射弁。
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