JPH1046901A - ヒンジ金具 - Google Patents
ヒンジ金具Info
- Publication number
- JPH1046901A JPH1046901A JP22073096A JP22073096A JPH1046901A JP H1046901 A JPH1046901 A JP H1046901A JP 22073096 A JP22073096 A JP 22073096A JP 22073096 A JP22073096 A JP 22073096A JP H1046901 A JPH1046901 A JP H1046901A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- screw
- screws
- main body
- metal piece
- base member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 可動部材の回動時に大きなトルクが作用して
も、金具本体を取り付けているねじが緩むのを防止する
ことができるヒンジ金具を提供する。 【解決手段】 基材5および蓋本体6を互いに回動自在
に連結するためのヒンジ金具であって、1対の固定プレ
ート2とこれらの固定プレート2を相互に回動自在に支
持する軸ピン3とを備えた金具本体1と、基材5および
蓋本体6間に金具本体1を取り付けるためのねじ4と、
ねじ4と螺合可能なねじ孔7a、8aが形成された1対
の補強プレート7、8とを有し、補強プレート7、8を
基材5および蓋本体6の内部にそれぞれ組み込み、ねじ
4により固定プレート2を基材5および蓋本体6の端面
にそれぞれ固定すると共に、ねじ4が補強プレート7、
8に螺合することによって、基材5および蓋本体6を連
結している。
も、金具本体を取り付けているねじが緩むのを防止する
ことができるヒンジ金具を提供する。 【解決手段】 基材5および蓋本体6を互いに回動自在
に連結するためのヒンジ金具であって、1対の固定プレ
ート2とこれらの固定プレート2を相互に回動自在に支
持する軸ピン3とを備えた金具本体1と、基材5および
蓋本体6間に金具本体1を取り付けるためのねじ4と、
ねじ4と螺合可能なねじ孔7a、8aが形成された1対
の補強プレート7、8とを有し、補強プレート7、8を
基材5および蓋本体6の内部にそれぞれ組み込み、ねじ
4により固定プレート2を基材5および蓋本体6の端面
にそれぞれ固定すると共に、ねじ4が補強プレート7、
8に螺合することによって、基材5および蓋本体6を連
結している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蓋、扉などの回動
部に取り付けられ、回動部を構成する2つの部材を互い
に回動自在に連結するヒンジ金具に関する。
部に取り付けられ、回動部を構成する2つの部材を互い
に回動自在に連結するヒンジ金具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のヒンジ金具、例えば蝶番
などの金具本体は、1対の固定プレートと、これらの固
定プレートを相互に回動自在に支持する軸ピンとから構
成されている。このような金具本体は、例えば蓋に取り
付ける場合には、一方の固定プレートをねじなどで基材
にねじ止めし、同様に他方の固定プレートを蓋本体にね
じ止めする。これにより、ヒンジ金具を介して蓋本体が
基材に対して開閉自在に連結される。
などの金具本体は、1対の固定プレートと、これらの固
定プレートを相互に回動自在に支持する軸ピンとから構
成されている。このような金具本体は、例えば蓋に取り
付ける場合には、一方の固定プレートをねじなどで基材
にねじ止めし、同様に他方の固定プレートを蓋本体にね
じ止めする。これにより、ヒンジ金具を介して蓋本体が
基材に対して開閉自在に連結される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなヒンジ金具
には、蓋本体などの回動部材を開放位置以上に大きく開
こうとしたような場合に、大きなトルクが作用すること
がある。このトルクにより、金具本体の軸ピンが変形し
てしまうこともあるが、それ以上に、このトルクの発生
に伴い、ねじに対し、その軸方向の力が作用することに
よって、ねじが緩んでしまうことが多い。これは、従来
のヒンジ金具では、固定プレートの表側からねじを蓋本
体および基材にねじ込んで固定プレートを固定している
ので、ねじより軟質の材料で形成されている蓋本体およ
び基材にねじ込まれているねじに、このような力が作用
すると、ねじにより蓋本体および基材に切られたねじ山
が壊れ、いわゆるバカ孔となってしまうからである。ま
た、ねじに作用する力が小さい場合であっても、その力
が繰り返し作用すると、同様にねじが緩んでしまう。そ
して、このようにねじが緩んでしまうと、蓋本体にがた
つきが生じ、円滑に開閉することができなくなってしま
う。
には、蓋本体などの回動部材を開放位置以上に大きく開
こうとしたような場合に、大きなトルクが作用すること
がある。このトルクにより、金具本体の軸ピンが変形し
てしまうこともあるが、それ以上に、このトルクの発生
に伴い、ねじに対し、その軸方向の力が作用することに
よって、ねじが緩んでしまうことが多い。これは、従来
のヒンジ金具では、固定プレートの表側からねじを蓋本
体および基材にねじ込んで固定プレートを固定している
ので、ねじより軟質の材料で形成されている蓋本体およ
び基材にねじ込まれているねじに、このような力が作用
すると、ねじにより蓋本体および基材に切られたねじ山
が壊れ、いわゆるバカ孔となってしまうからである。ま
た、ねじに作用する力が小さい場合であっても、その力
が繰り返し作用すると、同様にねじが緩んでしまう。そ
して、このようにねじが緩んでしまうと、蓋本体にがた
つきが生じ、円滑に開閉することができなくなってしま
う。
【0004】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたものであり、可動部材の回動時に大きなト
ルクが作用しても、金具本体を取り付けているねじが緩
むのを防止することができるヒンジ金具を提供すること
を目的とする。
めになされたものであり、可動部材の回動時に大きなト
ルクが作用しても、金具本体を取り付けているねじが緩
むのを防止することができるヒンジ金具を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のヒンジ金具は、
2つの部材を互いに回動自在に連結するためのヒンジ金
具であって、1対の固定プレートとこれらの固定プレー
トを相互に回動自在に支持する軸ピンとを備えた金具本
体と、2つの部材間に金具本体を取り付けるためのねじ
と、ねじと螺合可能なねじ孔が形成された1対の補強プ
レートとを有し、1対の補強プレートを2つの部材の内
部にそれぞれ組み込み、ねじにより1対の固定プレート
を2つの部材の端面にそれぞれ固定すると共に、ねじが
補強プレートに螺合することによって、2つの部材を連
結するように構成されていることを特徴とする。
2つの部材を互いに回動自在に連結するためのヒンジ金
具であって、1対の固定プレートとこれらの固定プレー
トを相互に回動自在に支持する軸ピンとを備えた金具本
体と、2つの部材間に金具本体を取り付けるためのねじ
と、ねじと螺合可能なねじ孔が形成された1対の補強プ
レートとを有し、1対の補強プレートを2つの部材の内
部にそれぞれ組み込み、ねじにより1対の固定プレート
を2つの部材の端面にそれぞれ固定すると共に、ねじが
補強プレートに螺合することによって、2つの部材を連
結するように構成されていることを特徴とする。
【0006】この構成によれば、2つの部材間に金具本
体を取り付けた状態では、ねじにより各固定プレートが
各部材の端面に固定されると共に、このねじが各部材に
組み込んだ補強プレートに螺合しているので、金具本体
に大きなトルクが作用した場合でも、このトルクにより
ねじに作用する軸方向の荷重の大部分を補強プレートで
支持でき、その分各部材のねじ山が支持する荷重が非常
に小さくなる。このため、各部材のねじ山が壊れること
がなく、ねじが緩むのを確実に防止することができる。
体を取り付けた状態では、ねじにより各固定プレートが
各部材の端面に固定されると共に、このねじが各部材に
組み込んだ補強プレートに螺合しているので、金具本体
に大きなトルクが作用した場合でも、このトルクにより
ねじに作用する軸方向の荷重の大部分を補強プレートで
支持でき、その分各部材のねじ山が支持する荷重が非常
に小さくなる。このため、各部材のねじ山が壊れること
がなく、ねじが緩むのを確実に防止することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て、添付の図面を参照して具体的に説明する。図1に示
すように、ヒンジ金具の金具本体1は、1対の固定プレ
ート2、2を有し、これらの固定プレート2、2が幅方
向の端部で、軸ピン3を介し相互に回動自在に連結され
ている。また、各固定プレート2には、ねじ4の軸部が
貫通する複数の貫通孔2aが形成されている。さらに、
ヒンジ金具は、連結すべき2つの部材(例えば、蓋の基
材と蓋本体)5、6の内部に組み込まれる補強プレート
7、8を有し、補強プレート7、8には、固定プレート
2の貫通孔2aに対応する位置に、ねじ4と螺合可能な
複数のねじ孔7a、8aがそれぞれ形成されている。な
お、補強プレート7、8は、例えば真鍮などにより形成
されている。
て、添付の図面を参照して具体的に説明する。図1に示
すように、ヒンジ金具の金具本体1は、1対の固定プレ
ート2、2を有し、これらの固定プレート2、2が幅方
向の端部で、軸ピン3を介し相互に回動自在に連結され
ている。また、各固定プレート2には、ねじ4の軸部が
貫通する複数の貫通孔2aが形成されている。さらに、
ヒンジ金具は、連結すべき2つの部材(例えば、蓋の基
材と蓋本体)5、6の内部に組み込まれる補強プレート
7、8を有し、補強プレート7、8には、固定プレート
2の貫通孔2aに対応する位置に、ねじ4と螺合可能な
複数のねじ孔7a、8aがそれぞれ形成されている。な
お、補強プレート7、8は、例えば真鍮などにより形成
されている。
【0008】一方、上記ヒンジ金具により相互に回動自
在に連結される基材5および蓋本体6には、金具本体1
の固定プレート2を取り付ける端面からねじ4の軸部の
長さより短い位置に、それぞれ溝5a、6aが形成され
ている。溝5a、6aは、基材5および蓋本体6の表面
から切り欠かれ、その幅および深さは、補強プレート
7、8がそれぞれぴったり嵌まる大きさに形成されてい
る。
在に連結される基材5および蓋本体6には、金具本体1
の固定プレート2を取り付ける端面からねじ4の軸部の
長さより短い位置に、それぞれ溝5a、6aが形成され
ている。溝5a、6aは、基材5および蓋本体6の表面
から切り欠かれ、その幅および深さは、補強プレート
7、8がそれぞれぴったり嵌まる大きさに形成されてい
る。
【0009】次に、上記ヒンジ金具により、上記基材5
および蓋本体6を連結する場合について説明する。ま
ず、金具本体1を取り付ける基材5および蓋本体6を、
その端面を面一にして重ね合わせ、また溝5a、6aに
それぞれ補強プレート7、8を嵌入しておく。次いで、
固定プレート2、2の裏面をそれぞれ基材5および蓋本
体6の端面に接触させ、各固定プレート2の表側から貫
通孔2aにねじ4を挿通し、締め付ける。これにより、
ねじ4の軸部が次第に基材5および蓋本体6の内部へと
ねじ込まれ、ねじ4の先端部が溝5a、6aの内面に達
した後もさらにねじ4をねじ込むことにより、図2に示
すように、ねじ4がその先端部で補強プレート7、8の
ねじ孔7a、8aと螺合する。
および蓋本体6を連結する場合について説明する。ま
ず、金具本体1を取り付ける基材5および蓋本体6を、
その端面を面一にして重ね合わせ、また溝5a、6aに
それぞれ補強プレート7、8を嵌入しておく。次いで、
固定プレート2、2の裏面をそれぞれ基材5および蓋本
体6の端面に接触させ、各固定プレート2の表側から貫
通孔2aにねじ4を挿通し、締め付ける。これにより、
ねじ4の軸部が次第に基材5および蓋本体6の内部へと
ねじ込まれ、ねじ4の先端部が溝5a、6aの内面に達
した後もさらにねじ4をねじ込むことにより、図2に示
すように、ねじ4がその先端部で補強プレート7、8の
ねじ孔7a、8aと螺合する。
【0010】このように、本実施形態によれば、基材5
および蓋本体6の内部にそれぞれ補強プレート7、8を
組み込み、ねじ4の先端部が補強プレート7、8と螺合
するようにして、金具本体1を基材5および蓋本体6間
に取り付けているため、蓋本体6を開放位置以上に開け
ようとした場合などにおいて、ねじ4に軸方向の大きな
荷重が作用したときでも、その軸方向の荷重は、補強プ
レート7、8で支持することができ、ねじ4により基材
5および蓋本体6に形成されたねじ山が支持する荷重が
非常に小さくなる。このため、基材5および蓋本体6の
ねじ山が壊れることがなく、ねじ4が緩んでしまうのを
確実に防止することができ、蓋本体6を円滑に開閉する
ことができる。
および蓋本体6の内部にそれぞれ補強プレート7、8を
組み込み、ねじ4の先端部が補強プレート7、8と螺合
するようにして、金具本体1を基材5および蓋本体6間
に取り付けているため、蓋本体6を開放位置以上に開け
ようとした場合などにおいて、ねじ4に軸方向の大きな
荷重が作用したときでも、その軸方向の荷重は、補強プ
レート7、8で支持することができ、ねじ4により基材
5および蓋本体6に形成されたねじ山が支持する荷重が
非常に小さくなる。このため、基材5および蓋本体6の
ねじ山が壊れることがなく、ねじ4が緩んでしまうのを
確実に防止することができ、蓋本体6を円滑に開閉する
ことができる。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
連結すべき2つの部材の内部に組み込んだ補強プレート
に、金具本体を取り付けているねじが螺合しているの
で、前記部材の回動時に大きなトルクが作用しても、ね
じが緩むのを確実に防止することができる。
連結すべき2つの部材の内部に組み込んだ補強プレート
に、金具本体を取り付けているねじが螺合しているの
で、前記部材の回動時に大きなトルクが作用しても、ね
じが緩むのを確実に防止することができる。
【図1】本発明の一実施形態に係るヒンジ金具を示す斜
視図である。
視図である。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図である。
1 金具本体 2 固定プレート 3 軸ピン 4 ねじ 5 基材 6 蓋本体 7、8 補強プレート 7a、8a ねじ孔
Claims (1)
- 【請求項1】 2つの部材を互いに回動自在に連結する
ためのヒンジ金具であって、1対の固定プレートとこれ
らの固定プレートを相互に回動自在に支持する軸ピンと
を備えた金具本体と、前記2つの部材間に前記金具本体
を取り付けるためのねじと、前記ねじと螺合可能なねじ
孔が形成された1対の補強プレートとを有し、 前記1対の補強プレートを前記2つの部材の内部にそれ
ぞれ組み込み、前記ねじにより前記1対の固定プレート
を前記2つの部材の端面にそれぞれ固定すると共に、前
記ねじが前記補強プレートに螺合することによって、前
記2つの部材を連結するように構成されていることを特
徴とするヒンジ金具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22073096A JPH1046901A (ja) | 1996-08-02 | 1996-08-02 | ヒンジ金具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22073096A JPH1046901A (ja) | 1996-08-02 | 1996-08-02 | ヒンジ金具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1046901A true JPH1046901A (ja) | 1998-02-17 |
Family
ID=16755635
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22073096A Pending JPH1046901A (ja) | 1996-08-02 | 1996-08-02 | ヒンジ金具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1046901A (ja) |
-
1996
- 1996-08-02 JP JP22073096A patent/JPH1046901A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010605 |