JP2908731B2 - 蝶 番 - Google Patents

蝶 番

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JP2908731B2
JP2908731B2 JP7230385A JP23038595A JP2908731B2 JP 2908731 B2 JP2908731 B2 JP 2908731B2 JP 7230385 A JP7230385 A JP 7230385A JP 23038595 A JP23038595 A JP 23038595A JP 2908731 B2 JP2908731 B2 JP 2908731B2
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screw
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金子  豊
弘志 岩下
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TAKAHASHI KANAMONO KK
Isokawa Industry Co Ltd
Original Assignee
TAKAHASHI KANAMONO KK
Isokawa Industry Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家具における扉の
開閉支持部等に装備される蝶番に係り、詳しくは扉の脱
落防止に関する技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来、蝶番としては、例えば、図4,図
5に示すものが知られている。
【0003】この従来の蝶番は、家具の扉の開閉支持部
に装備されるスライド蝶番と称されるもので、リンク部
材であるリンクプレート1を介してカップ型取付部材2
とフレーム型取付部材3とが回動可能に連結されてい
る。カップ型取付部材2は、被取付部である扉Aにネジ
4等で固定されている。フレーム型取付部材3は、被取
付部である家具本体の側板Bにネジ5で固定された固定
部材としての座金6に対して固定ネジ7で螺着取付けさ
れている。
【0004】フレーム型取付部材3に開口されている固
定ネジ7の挿通孔31は、固定ネジ7を座金6に螺合さ
せておいてフレーム型取付部材3を組付けることができ
るように、固定ネジ7の頭部71と略同径で当該頭部7
1が通過可能な広幅部311が設けられ、座金6に対し
てフレーム型取付部材3を前後方向へスライド可能にす
るために、固定ネジ7の軸部72が移動可能な長孔形の
狭幅部312が設けられている。従って、座金6に対し
てフレーム型取付部材3を前後方向へスライドさせ、フ
レーム型取付部材3の螺着取付けされる前後位置を調整
することにより、扉Aの前後位置を調整することができ
る。
【0005】また、フレーム型取付部材3には、先端が
座金6に突当てられる左右調整ネジ8が螺合されてい
る。従って、左右調整ネジ8を回動させて座金6に対し
てフレーム型取付部材3を起伏させることにより、扉A
の左右位置を調整することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この種の蝶番では、固
定ネジ7が緩んだ場合に、固定ネジ7の挿通孔31の広
幅部311,狭幅部312の形状により、フレーム型取
付部材3が前後スライドして座金6から離脱するおそれ
がある。そして、このフレーム型取付部材3の離脱は、
扉Aの脱落を引き起こすことになる。このため、座金6
に設けた滑止溝61にフレーム型取付部材3に設けた鋸
歯32を係合させたり、フレーム型取付部材3に設けた
滑止溝33に固定ネジ7の頭部71を圧接させたりし
て、フレーム型取付部材3の不測のスライドを防止して
いる。
【0007】然しながら、従来の蝶番のスライド防止構
造では、衝撃が掛かった場合等に、フレーム型取付部材
3の座金6からの離脱を完全に阻止することができない
という問題点がある。
【0008】本発明は、このような問題点を考慮してな
されたもので、取付部材の固定部材からの離脱を確実に
防止することのできる蝶番を提供することを課題とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに、本発明に係る蝶番は、次のような手段を採用す
る。
【0010】即ち、請求項1に記載のように、本体側板
に固定される固定部材と、固定部材に立設される固定ネ
ジと、固定ネジを挿通孔に挿通され当該固定ネジで前記
固定部材に前部を螺着取付けされるフレーム型取付部材
と、フレーム型取付部材の後部に螺合される左右調整ネ
ジと、フレーム型取付部材にリンク部材を介して回動可
能に連結されたカップ型取付部材とからなり、前記フレ
ーム型取付部材の前部に設けられる前記挿通孔が固定ネ
ジの軸部が移動可能な狭幅部と固定ネジの頭部と略同径
で当該頭部が通過可能な広幅部とで前後長孔形に形成さ
れて固定部材に対してフレーム型取付部材を前後調整可
能としてなる蝶番において、前記左右調整ネジが突当た
る部分の固定部材には前後方向に延びこの後方向をスラ
イド終端とする細長溝を切欠き開口し、前記左右調整ネ
ジの突当り端には細長溝に挿入される細軸部を突出して
設け、この細軸部が細長溝のスライド終端に当接した位
置が、固定ねじの軸中心が挿通孔の広幅部の中心よりも
ずれている位置になるように設定してなることを特徴と
する。この細軸部は、細長溝のスライド終端に係止し
て、フレーム型取付部材のスライド域の限界を構成す
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る蝶番の実施の
形態を図1〜図3に基いて説明する。
【0012】図1〜図3は、本発明に係る蝶番の実施の
形態を示すものである。
【0013】この実施の形態では、前述の従来例と同様
に家具の扉の開閉支持部に装備されるものを示してあ
り、従来例の座金6と左右調整ネジ8とに改良を加えた
構成としてある。
【0014】この実施の形態の座金6は、左右調整ネジ
8の先端が突当たる部分にフレーム型取付部材3の前後
スライド方向に延びた細長溝10が開口されている。こ
の細長溝10は、座金6に切欠き形成された貫通孔形で
あるため、既存の製品に対して簡単な加工工作で形成す
ることができる。
【0015】この実施の形態の左右調整ネジ8は、座金
6への突当り端である先端81に軸部82よりも細い細
軸部20を突出して設けてある。この細軸部20は、新
規に左右調整ネジ8と一体に形成することもできるし、
既存の左右調整ネジ8に溶接等で固定することもでき
る。なお、この細軸部20は、細長溝10に挿通可能な
径になっている。
【0016】このように構成された実施の形態では、左
右調整ネジ8の細軸部20以外の先端81の座金6への
突当りが確保されているため、従来と同様に、左右調整
ネジ8による扉Aの左右位置の調整が可能である。
【0017】また、座金6にフレーム型取付部材3が取
付けられた状態では、細軸部20が細長溝10に挿通さ
れている。従って、フレーム型取付部材3が不測にスラ
イドした場合には、細軸部20が細長溝10の内部をス
ライドするが、細軸部20が細長溝10のスライド終端
101に当接することによりフレーム型取付部材3のス
ライドを阻止することになる。なお、細長溝10のスラ
イド始端102,スライド終端101の長さaは、固定
ネジ7の挿通孔31のスライド調整域に対応させるのが
好ましい。ただし、細軸部20が細長溝10のスライド
終端101に当接した位置が、固定ネジ7の軸中心が挿
通孔31の広幅部311の中心よりもずれている位置に
なるように設定すると、挿通孔31の広幅部311が固
定ネジ7の頭部71から抜出すのを防止することがで
き、扉Aの脱落を完全に防止することができる。
【0018】この実施の形態によれば、細長溝を簡単な
切欠き工作で形成するため、安価,容易に製造すること
ができる効果がある。
【0019】以上、図示した実施の形態のほかに、座金
6に固定部材として中間部材を積層し、この中間部材に
細長溝10を設けても同等な機能を発揮できるものであ
る。また、細長溝10をフレーム型取付部材3に設ける
とともに固定部材に設けた左右調整ネジ8の突当り端8
1を細長溝10に挿入する構造に置換することも可能で
ある。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明に係る蝶番は、細軸
部が細長溝のスライド終端に当接した位置が、固定ねじ
の軸中心が挿通孔の広幅部の中心よりもずれている位置
になるように設定してなるので、経時に固定ネジが緩ん
でフレーム型取付部材が不測にスライドすることになっ
ても細軸部でフレーム型取付部材のスライド域の限界を
構成し、挿通孔の広幅部が固定ネジの頭部から抜出すの
を阻止してフレーム型取付部材が固定部材から離脱する
ことを確実に防止し、ひいては扉の脱落を完全に防止す
ることができる効果がある。また、一部材である座金の
ような固定部材への細長溝と左右調整ねじの先端との改
造のみで構成されているので、既存品について簡単に改
造実施することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る蝶番の一実施の形態を示す家具の
扉の開閉支持部への装備状態の断面図である。
【図2】図1の要部の斜視図である。
【図3】図2の要部の動作を示す拡大断面図である。
【図4】従来例を示す家具の扉の開閉支持部への装備状
態の断面図である。
【図5】図4の要部の斜視図である。
【符号の説明】
1 リンクプレート(リンク部材) 2 カップ型取付部材 3 フレーム型取付部材 31 挿通孔 6 座金(固定部材) 7 固定ネジ 8 左右調整ネジ 81 先端(突当り端) 10 細長溝 101 スライド終端 102 スライド始端 20 細軸部 A 扉 B 家具本体の側板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−51583(JP,A) 実開 昭62−21270(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E05D 7/04 E05D 3/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体側板に固定される固定部材と、固定
    部材に立設される固定ネジと、固定ネジを挿通孔に挿通
    され当該固定ネジで前記固定部材に前部を螺着取付けさ
    れるフレーム型取付部材と、フレーム型取付部材の後部
    に螺合される左右調整ネジと、フレーム型取付部材にリ
    ンク部材を介して回動可能に連結されたカップ型取付部
    材とからなり、前記フレーム型取付部材の前部に設けら
    れる前記挿通孔が固定ネジの軸部が移動可能な狭幅部と
    固定ネジの頭部と略同径で当該頭部が通過可能な広幅部
    とで前後長孔形に形成されて固定部材に対してフレーム
    型取付部材を前後調整可能としてなる蝶番において、前
    記左右調整ネジが突当たる部分の固定部材には前後方向
    に延びこの後方向をスライド終端とする細長溝を切欠き
    開口し、前記左右調整ネジの突当り端には細長溝に挿入
    される細軸部を突出して設け、この細軸部が細長溝のス
    ライド終端に当接した位置が、固定ねじの軸中心が挿通
    孔の広幅部の中心よりもずれている位置になるように設
    定してなることを特徴とする蝶番。
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DE202006015190U1 (de) * 2006-10-04 2006-11-23 Arturo Salice S.P.A., Novedrate Hebevorrichtung für eine zweiflügelige Faltklappe

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