JP2519821Y2 - 電子機器の開閉表示部軸機構 - Google Patents

電子機器の開閉表示部軸機構

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JP2519821Y2
JP2519821Y2 JP1990028037U JP2803790U JP2519821Y2 JP 2519821 Y2 JP2519821 Y2 JP 2519821Y2 JP 1990028037 U JP1990028037 U JP 1990028037U JP 2803790 U JP2803790 U JP 2803790U JP 2519821 Y2 JP2519821 Y2 JP 2519821Y2
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芳樹 木下
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、電子機器本体に表示部を開閉自在に連結
する電子機器の開閉表示部軸機構に関するものである。
〔従来の技術〕
第5図は、従来の開閉表示部軸機構を示すものであ
る。同図(a)に示す開閉表示部軸機構によると、開閉
表示部1と電子機器本体2は、補強部材3で位置決めさ
れた摩擦軸部材4と軸部材5によって回転できるように
連結されている。補強部材3は上部に差込み口を有する
L字形板金で形成されており、開閉表示部1の一端側に
固定されている。この差込み口に摩擦軸部材4の軸部が
差し込まれて固定される。一方、軸部材5は開閉表示部
1の他端側に直接固定されている。
同図(b)に示す開閉表示部軸機構によると、開閉表
示部6及び電子機器本体7は、補強部8aを備えた摩擦軸
部材8により一端部が連結され、開閉表示部6に形成さ
れた穴部6aに電子機器本体7の他端側で突設された軸部
7aを挿入することにより他端部が連結されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、従来の開閉表示部軸機構によると、摩擦軸部
材と軸部材あるいは軸部を別個に固定していたので、こ
れらの軸合わせ精度が悪いという欠点があった。
第5図(a)に示す開閉表示部軸機構によると、ま
ず、補強部材3と摩擦軸部材4との取り付け精度が問題
になる。一般的に補強部材3の差込み口と摩擦軸部材4
の軸部との間には取り付けを簡単化する為にクリアラン
スが設けられている。しかし、クリアランスが過大であ
れば開閉表示部がガタガタになり、過小であれば組み立
てが困難になる。その為、補強部材3と摩擦軸部材4は
高精度で取り付けられなければならない。また、高精度
で取り付けても、開閉表示部1の自重が軸受け部に集中
するので摩耗が激しく、クリアランスが過大になりがち
である。軸部材5についても同様な問題がある。
また、第5図(b)に示す開閉表示部軸機構による
と、摩擦軸部材8を開閉表示部6に直接固定しているこ
とから、開閉表示部6の自重が軸部に集中する。その
為、軸部に撓みが発生し、摩擦軸部材8と軸部の取り付
け精度が狂うという問題があった。特に、軸部は樹脂で
形成されているので撓み量が大きく、取り付け精度に与
える影響が著しい。
そこで本考案は、軸合わせ精度の高い開閉表示部軸機
構を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を達成するため、本考案は、電子機器本体に
開閉表示部を開閉自在に連結する電子機器の開閉表示部
軸機構において、電子機器本体と開閉表示部との間に介
在させると共に電子機器本体に対して開閉表示部を回転
させる独立部材としてのフレーム部材を有し、 フレーム部材は、フレーム部材の一端から突出して、
電子機器本体の一端部で回動自在に連結されると共に電
子機器本体に対して開閉表示部の開閉角度を保持する第
1軸部材と、フレーム部材の他端から突出して、電子機
器本体の他端部で回動自在に連結される第2軸部材とを
備えたことを特徴とする。
[作用] この考案は、独立部材としてのフレーム部材に、第1
軸部材と第2軸部材とを突設させている。そこで、独立
部材を構成するフレーム部材を開閉表示部に固定させた
場合、第1軸部材と第2軸部材とを電子機器本体に単に
装着するだけで、電子機器本体に対する開閉表示部の回
転を可能にさせることができる。ことのき、第1軸部材
により、開閉表示部の開閉角度を任意の位置で止めるこ
とができる。また、独立部材を構成するフレーム部材の
第1及び第2軸部材を電子機器本体に回動自在に装着さ
せた場合、フレーム部材を開閉表示部に単に固着させる
だけで、電子機器本体に対する開閉表示部の回転を可能
にさせることができる。このように、フレーム部材を一
構成部品として独立させることで、第1軸部材と第2軸
部材との芯出し精度を簡単に向上させることができ、極
めて高い軸合わせ精度が達成される。しかも、フレーム
部材を単に、開閉表示部又は電子機器本体に固着するだ
けで、容易且つ強固に開閉表示部と電子機器本体とを開
閉自在に連結させることができる。
〔実施例〕
以下、この考案の一実施例に係る電子機器の開閉表示
部軸機構を添付図面に基づき説明する。なお、説明にお
いて同一要素には同一符号を用い、重複する説明は省略
する。
第1図は一実施例に係る開閉表示部軸機構の取付け状
態を示す構造断面図、第2図は開閉表示部軸構造の分解
斜視図、第3図は電子機器の外観を示す斜視図である。
実施例に係る開閉表示部軸機構は、第3図で示すよう
に、電子機器本体9に対して開閉表示部10を支える腕部
11を電子機器本体9の片側にしか設けない場合にも適用
することができる。この場合、フロッピディスクドライ
ブを操作者の見える位置(前方)に配置することができ
るので操作性が向上する。
次に、第1図に基づき、第2図を参照しながら腕部11
の内部に取り付けられる一実施例に係る開閉表示部軸機
構を説明する。開閉表示部10には、第1位置決め部A及
び第2位置決め部Bがガイド面a及びガイド壁bで形成
されたフレーム部材12(第2図参照)が固定されてい
る。このガイド面aには、摩擦軸部材(第1軸部材)13
及び軸部材(第2軸部材)15が面接触するようになって
いる。また、ガイド壁bはガイド面aの両側に立設さ
れ、上記摩擦軸部材13及び軸部材15が挾持されている。
摩擦軸部材13及び軸部材15は、電子機器本体の前部に形
成された開口部Cの内部で保持されている(第1図参
照)。このフレーム部材12は、例えばアルミダイカスト
で一体的に形成することができる。
フレーム部材12の第1位置決め部A(第2図参照)に
は摩擦軸部材13の左端が位置決めされており、ねじ等で
フレーム部材12の右端部に取り付けられている。一方、
摩擦軸部材13の右端は電子機器本体9に固定された保持
板14にEリング等を介して取り付けられている。また、
摩擦軸部材13の中央部には、一端が摩擦軸部材13に係止
され他端が保持板14に係止された圧縮コイルスプリング
13aの内面が軸部13bに接触して巻回されている。その
為、開閉表示部10が回動すると、圧縮コイルスプリング
13aの内面と軸部13bとの間に摩擦力が生じ、この摩擦力
の作用により、電子機器本体9に対する開閉表示部10の
角度が保持される。
フレーム部材12の第2位置決め部B(第2図参照)に
は軸部材15が位置決めされており、ねじ等でフレーム部
材12の左端部に取り付けられている。この軸部材15は中
空構造になっており、電子機器本体9と開閉表示部10と
を接続するケーブル16が通されている。
このように、フレーム部材12により、摩擦軸部材13と
軸部材15が一体的に位置決めされているので、軸精度が
向上すると共に取り付け強度が高くなり、長期的な使用
にも十分に耐え得る構造になっている。
第4図は、腕部11の内部に取り付けられる他の実施例
に係る開閉表示部軸機構を示すものである。上記実施例
との差異は、第2位置決め部を構成するガイド壁bが軸
部材15を当該軸方向に摺動できるように配置されている
点である。従って、軸部材15は、フレーム部材12の有す
るガイド壁bに沿って左右にスライドすることが可能で
ある。
具体的に、開閉表示部10を電子機器本体9に取り付け
る場合、電子機器本体9の開口部cに設けられた軸挿入
用穴17に開閉表示部10を合わせ、軸部材15をガイド壁b
に沿ってスライドさせる。軸挿入用穴17に軸部材15を挿
入させた後に、ねじ等により軸部材15をフレーム部材12
に固定することにより、電子機器本体9と開閉表示部10
を容易かつ正確に連結することができる。
なお、本考案は上記実施例に限定されるものではな
い。例えば、フレーム部材の形状、材質、サイズ、電子
機器本体に対する位置等は任意的なもものであり、使用
条件により適切なものが選定される。
また、上記実施例では開閉表示部にフレーム部材を固
定しているが、フレーム部材を電子機器本体に固定して
軸部材を開閉表示部で支持するようにしてもよい。
さらに、軸機構の配置は電子機器本体の中央でもよ
く、フレーム部材の材料としてはエンジニアリングプラ
スチックやセラミックス等を使用することができる。
〔考案の効果〕
この考案は、以上説明したように構成されているの
で、開閉表示部軸機構の軸合わせ精度を高くすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る開閉表示部軸機構の取
付け状態を示す構造断面図、第2図は開閉表示部軸構造
の分解斜視図、第3図は電子機器の外観を示す斜視図、
第4図は本考案の他の実施例に係る開閉表示部軸機構の
取付け状態を示す構造断面図、第5図は従来技術に係る
開閉表示部軸機構の取付け状態を示す構造断面図であ
る。 1、6、10…開閉表示部、2、7、9…電子機器本体、
3…補強部材、4、8…摩擦軸部材、5…軸部材、11…
腕部、12…フレーム部材、13…摩擦軸部材(第1軸部
材)、14…保持板、15…軸部材(第2軸部材)、16…ケ
ーブル、17…軸挿入用穴、a…ガイド面、b…ガイド
壁、c…開口部。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子機器本体に開閉表示部を開閉自在に連
    結する電子機器の開閉表示部軸機構において、 前記電子機器本体と前記開閉表示部との間に介在させる
    と共に前記電子機器本体に対して前記開閉表示部を回転
    させる独立部材としてのフレーム部材を有し、 前記フレーム部材は、 前記フレーム部材の一端から突出して、前記電子機器本
    体の一端部で回動自在に連結されると共に前記電子機器
    本体に対して前記開閉表示部の開閉角度を保持する第1
    軸部材と、 前記フレーム部材の他端から突出して、前記電子機器本
    体の他端部で回動自在に連結される第2軸部材とを備え
    たことを特徴とする電子機器の開閉表示部軸機構。
  2. 【請求項2】前記フレーム部材は、前記第2軸部材と面
    接触するガイド面と、このガイド面の両側に立設されて
    前記第2軸部材を軸方向に摺動自在に配置させるガイド
    壁とを有することを特徴とする請求項1記載の電子機器
    の開閉表示部軸機構。
JP1990028037U 1989-04-10 1990-03-19 電子機器の開閉表示部軸機構 Expired - Lifetime JP2519821Y2 (ja)

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JP4480489 1989-04-17
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JP1-41882 1989-04-17
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