JP3302916B2 - 蝶 番 - Google Patents

蝶 番

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JP3302916B2
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敏雄 馬場
弘二 小宮
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アトムリビンテック株式会社
磯川産業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、扉を扉支持枠に回
動可能に取付け支持する蝶番の扉の前後方向(厚さ方
向)の支持位置調整に係る技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来、蝶番としては、例えば、扉または
扉支持枠からなる被取付部に羽根板を取付ける取付用部
材が被取付部に固定される固定座と羽根板,固定座の間
に介装される取付ベースとからなり、取付ベースを固定
座に対して扉の前後方向スライド可能にしてなるものが
知られている。
【0003】この従来の蝶番は、固定座に取付ベースを
締付け固定する取付ネジが螺合され、取付ベースにスラ
イド方向へ長孔形に穿孔され取付ネジの軸部が挿通され
るスライド溝が穿孔されていて、取付ネジを緩めると取
付ベースを前後方向にスライドさせることができるよう
になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来の蝶番で
は、取付ネジを緩めた後に、扉を掴んで押し引きする等
して取付ベースをスライドさせることになる。従って、
扉に対する押し引き力の掛かりが不均等であると、固定
座,取付ベースに無用の応力を掛けて変形,損傷させて
しまうという問題点がある。また、扉に対する押し引き
の力量の微妙な調整が困難であるため、扉の前後方向の
支持位置を精密に調整することができないという問題点
がある。
【0005】本発明は、このような問題点を考慮してな
されたもので、固定座,取付ベースを変形,損傷するこ
となく扉の前後方向の支持位置を精密に調整することの
できる蝶番を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、本発明に係る蝶番は、次のような手段を採用する。
【0007】即ち、請求項1では、扉または扉支持枠か
らなる被取付部に羽根板を取付ける取付用部材が被取付
部に固定される固定座と羽根板,固定座の間に介装され
る取付ベースとからなり、取付ベースを固定座に対して
扉の前後方向へスライド可能にしてなる蝶番において、
取付ベースをギア噛合構造によりスライド駆動する前後
調整ネジと、前後調整ネジとは別個に設けられ取付ベー
スのスライド方向を規制するスライドガイド機構とを備
え、上記スライドガイド機構は、取付ベースを固定座に
締付け固定する取付ネジと、取付ベースにスライド方向
へ長孔形に穿孔され取付ネジの軸部が挿通されるスライ
ド溝と、取付ベースのスライド方向へ延び取付ベースと
固定座に形成される係合部とからなり、上記取付ネジが
螺合される補助ベースが固定座を介し取付ベースに相対
して固定座に固定され、上記補助ベースは固定座の係合
部周りを補強する突片を備えていることを特徴とする。
【0008】この手段では、前後調整ネジを回動させる
ことで取付ベースがスライド駆動される。取付ベースの
スライド量は、ギア噛合構造により精密性,確実性が確
保される。取付ベースのスライドに対しては、スライド
ガイド機構がスライド方向を規制して固定座,取付ベー
スに無用の応力が掛かるのを阻止する。また、取付ベー
スを固定座に締付け固定する取付ネジを利用してスライ
ドガイド機構が構成され、補助ベースによって取付ベー
スが固定座に挟付け固定され、突片が固定座の係合部周
りを補強する。
【0009】また、請求項2では、請求項1の蝶番にお
いて、固定座が合成樹脂材で形成され、取付ベースが金
属材で形成されていることを特徴とする。
【0010】この手段では、合成樹脂材,金属材の当接
により固定座,取付ベースの間のスライド摩擦が減衰さ
れる。
【0011】また、請求項3では、請求項1または2に
記載の蝶番において、スライドガイド機構の係合部は、
取付ベースのスライド方向へ延び固定座と取付ベースの
凹凸による凹凸構造で構成されることを特徴とする。
【0012】この手段では、係合部が凹凸構造で形成さ
れ、スライドガイド機構のスライド方向の規制が確実化
される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る蝶番の実施の
形態を図面に基づいて説明する。
【0014】この実施の形態は、図4に示すように、1
対の縦長の長方形の羽根板1,2が端部に設けられてい
る軸筒部3,4を同軸にして軸5で回動可能に組付けら
れてなる。
【0015】一方の羽根板1は、扉支持枠からなる被取
付部Aに4本の取付ネジ10で締付け固定されている。
【0016】他方の羽根板2は、扉からなる被取付部B
に取付用部材(取付ベース6,固定座7,補助ベース
8)を介して3本の取付ネジ20で締付け固定されてい
る。即ち、固定座7は4本の取付ネジ30で被取付部B
に締付け固定され(図1,図2参照)、取付ベース6,
補助ベース8は2本の取付ネジ40で固定座7に挟付け
固定され(図1,図3参照)、羽根板2は3本の取付ネ
ジ20で取付ベース6に締付け固定されている(図4参
照)。
【0017】この他方の羽根板2の取付ベース6側の面
には、取付ベース6に螺合された2本の左右調整ネジ5
0の頭部が当接されている。左右調整ネジ50の頭部が
当接する部分には、取付ベース6側へ向けて拡開した2
個の丸皿孔21が穿孔されている。従って、丸皿孔21
からドライバ等で左右調整ネジ50を回動させることに
より、羽根板2を起伏させて扉からなる被取付部Bの左
右方向の支持位置を調整することができる。なお、左右
調整ネジ50を回動する際には、先行または後行して3
本の取付ネジ20を緩めたり締付けたりすることにな
る。
【0018】また、両羽根板1,2の軸筒部3,4を連
結する軸5は、他方の羽根板2の軸筒部4を下支えして
一方の羽根板1の軸筒部3にスライド可能に嵌合して、
下端で上下調整ネジ60に連結している。従って、ドラ
イバ等で上下調整ネジ60を回動させることにより、軸
5を昇降させ一方の羽根板1に対して他方の羽根板2を
昇降させて扉からなる被取付部Bの上下方向の支持位置
を調整することができる。
【0019】また、固定座7に固定されたラック9に噛
合したギア60aを有する前後調整ネジ60が取付ベー
ス6,他方の羽根板2に穿孔された丸窓孔61,22に
挿通されている。従って、他方の羽根板61の丸窓孔2
2からドライバ等で前後調整ネジ60を回動させること
により、取付ベース6をスライドさせて扉からなる被取
付部Bの前後方向の支持位置を調整することができる。
なお、前後調整ネジ60を回動する際には、先行または
後行して2本の取付ネジ40を緩めたり締付けたりする
ことになる。2本の取付ネジ40の頭部は、他方の羽根
板2に穿孔された長皿孔23に臨んでいる。
【0020】なお、ラック9は、図6に詳細に示される
ように、固定座7に設けられた取付溝71に位置決突起
72によって確実に嵌合固定されている。また、固定座
7の取付溝71には、前後調整ネジ60のギア60aを
固定した軸60bのスライドを許容して支持する支持溝
73が刻設されている。また、前後調整ネジ60には、
取付ベース6に当接して抜止する円形フランジ60cが
設けられている。
【0021】扉からなる被取付部Bの前後方向の支持位
置を調整する取付ベース6のスライドは、スライドガイ
ド機構Gによって方向が規制されている。
【0022】スライドガイド機構Gは、取付ベース6,
補助ベース8を固定座7に挟付け固定する2本の取付ネ
ジ40と、取付ベース6にスライド方向である水平方向
へ長孔形に穿孔され取付ネジ40の軸部が挿通されるス
ライド溝62と、取付ベース6のスライド溝62を囲ん
でスライド方向である水平方向へ延びた凸構造の係合部
63と、固定座7にスライド方向へ延びた凹構造の係合
部74と、補助ベース8の突片81とで構成されてい
る。
【0023】このスライドガイド機構Gは、スライドす
る取付ベース6の姿勢の傾斜を阻止して、取付ベース
6,固定座7等へ無用の応力が掛かるのを防止する。
【0024】なお、補助ベース8は、図1,図5に示す
ように、コ字形に形成された先端部である突片81が固
定座7の係合部74に隣接して設けられた差込溝75に
差込み固定されるようになっている。従って、取付ベー
ス6のスライド摩擦の減衰を指向して、取付ベース6を
金属材で形成し固定座7を合成樹脂材で形成した場合
に、金属材で形成した補助ベース8で固定座7の係合部
74周りを補強することができる。また、取付ネジ40
よる取付ベース6との挟付け固定を確実にするために、
突片81の間に取付ネジ40が螺合する筒形のネジ筒8
2が設けられている。
【0025】この実施の形態によると、従来のように扉
からなる被取付部Bを掴んで押し引き等することが不要
で、前後調整ネジ60を回動させることで取付ベース6
をスライド駆動し扉からなる被取付部Bの前後方向の支
持位置を調整することができる。従って、調整作業が簡
単で精密,確実な調整量を得ることができる。特に、取
付ベース6がギア噛合構造(ラック9,前後調整ネジ6
0のギア60a)で確実にスライド駆動されるため、カ
ム構造等を採用した場合のスリップ等の不具合の発生が
避けられる。
【0026】また、取付ベース6をスライド方向を規制
するスライドガイド機構Gが、取付ネジ40,取付ベー
ス6のスライド溝62と取付ベース6の係合部63,固
定座7の係合部74との2組の係止,係合構造からなる
ため、精密,確実にスライド方向を規制する。従って、
取付ベース6,固定座7等に無用の応力が掛かることが
なく、扉からなる被取付部Bの前後方向の支持位置の調
整で取付ベース6,固定座7等に変形,損傷が生じるこ
とがない。
【0027】なお、補助ベース8が取付ベース6ととも
に固定座7を挟付ける格好となるため、前後,左右,上
下の支持位置の調整で取付ベース6に荷重が片掛かりす
るようなことがあっても、取付ベース6,固定座7等に
変形,損傷が生じることがない。
【0028】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る蝶番は、前
後調整ネジを回動させることで、ギア噛合構造により取
付ベースを精密,確実にスライド駆動することができ、
取付ベースのスライドがスライドガイド機構で方向規制
され固定座,取付ベースに無用の応力が掛かるのを阻止
するため、固定座,取付ベースを変形,損傷することな
く扉の前後方向の支持位置を精密に調整することができ
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る蝶番の実施の形態を示す要部の分
解状態の斜視図である。
【図2】図1の一部の組立状態の正面図である。
【図3】図2にさらに他部材を組立てた図である。
【図4】全体の組立状態の正面図である。
【図5】図4の要部の拡大断面図である。
【図6】図4の他の要部の拡大断面図である。
【符号の説明】
1,2 羽根板 6 取付ベース 7 固定座 8 補助ベース 40 取付ネジ 60 前後調整ネジ G スライドガイド機構
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−42234(JP,A) 特開 平8−82148(JP,A) 特開 平8−28130(JP,A) 特開 平8−254060(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05D 7/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扉または扉支持枠からなる被取付部に羽
    根板を取付ける取付用部材が被取付部に固定される固定
    座と羽根板,固定座の間に介装される取付ベースとから
    なり、取付ベースを固定座に対して扉の前後方向へスラ
    イド可能にしてなる蝶番において、取付ベースをギア噛
    合構造によりスライド駆動する前後調整ネジと、前後調
    整ネジとは別個に設けられ取付ベースのスライド方向を
    規制するスライドガイド機構とを備え、上記スライドガ
    イド機構は、取付ベースを固定座に締付け固定する取付
    ネジと、取付ベースにスライド方向へ長孔形に穿孔され
    取付ネジの軸部が挿通されるスライド溝と、取付ベース
    のスライド方向へ延び取付ベースと固定座に形成される
    係合部とからなり、上記取付ネジが螺合される補助ベー
    スが固定座を介し取付ベースに相対して固定座に固定さ
    れ、上記補助ベースは固定座の係合部周りを補強する突
    片を備えていることを特徴とする蝶番。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の蝶番において、固定座
    が合成樹脂材で形成され、取付ベースが金属材で形成さ
    れていることを特徴とする蝶番。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の蝶番におい
    て、スライドガイド機構の係合部は、取付ベースのスラ
    イド方向へ延び固定座と取付ベースの凹凸による凹凸構
    造で構成されることを特徴とする蝶番。
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