JPH07229356A - ウインドレギュレータ装置 - Google Patents

ウインドレギュレータ装置

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JPH07229356A
JPH07229356A JP2053494A JP2053494A JPH07229356A JP H07229356 A JPH07229356 A JP H07229356A JP 2053494 A JP2053494 A JP 2053494A JP 2053494 A JP2053494 A JP 2053494A JP H07229356 A JPH07229356 A JP H07229356A
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bracket
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window glass
hole
piece
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Takayuki Miyahara
孝行 宮原
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Toyota Auto Body Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Toyota Auto Body Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 部材の締結箇所を簡素化することができると
ともに、部品点数を削減することができ、以て組付け連
繋工数を低減する。 【構成】 リフトアームブラケット27の支持ブラケット
28の左右にブラケットシュー45,46 を取付ける取付基板
38を有する取付部35を設け、このブラケットシュー45,4
6 の本体47には支持ブラケット28の支持部29に挿入可能
でかつ同支持部29の係止孔44に係脱可能に係止する係止
突起55を有する挿入部52を設け、本体47にはウインドガ
ラスW の取付孔Wcを有する凸状部WAを嵌込み固定する底
部にウインドガラスW の凸状部WAのテーパー縁Wbに倣う
テーパー面50を有する嵌込み溝49を形成し、かつ同本体
47には取付基板38に設けた取付孔40と整合する挿入孔51
を設け、ウインドガラスW の取付孔Wcにはブッシュ58を
嵌合してブラケットシュー45,46 とウインドガラスW を
締結部材65により取付基板38に取付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両ドアのウインド
ガラスを昇降動するウインドレギュレータ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の車両ドアのウインドガラ
スW1 を昇降動するウインドレギュレータ装置1として
は図11および図12に示すものがあり、この装置1は
例えば図11に示すようにメインアーム2aとサブアー
ム2bとからなるイコライザアーム2とリフトアーム3
およびリフトアームブラケット5とウインドレギュレー
タ11とイコライザアーム2の一端部をスライド可能に
支持するイコライザアームブラケット12とより構成さ
れている。
【0003】このイコライザアーム2とリフトアーム3
とは軸ピン4を介して略クロス状に枢着され、リフトア
ーム3の一端はドア側に取付けられたウインドレギュレ
ータ11の作動部に上下に揺動可能に取付けられ、ま
た、イコライザアーム2のメインアーム2aの端部はド
ア側に水平状に取付けられたイコライザアームブラケッ
ト12にローラ等を介して水平方向へ移動可能に連繋さ
れている。このように設けられたイコライザアーム2の
サブアーム2bの端部とリフトアーム3の他端部(上端
部)との間にはリフトアームブラケット5がほぼ水平状
に取付けられている。このリフトアームブラケット5は
垂直片5aと上下の縁片5b,5cとにより溝部5dを
有する断面略C型形状に形成され、同ブラケット5の両
端部はその上縁片5bが切欠きされて、この切欠き部分
の垂直片5aの所定の位置には図示のように孔6が貫設
されるとともに、同孔6には垂直片5aに取付けられる
取付片7aと孔6に挿通され中心にねじ孔を貫設した所
定長さの軸部7bとからなる軸部材7が溶着手段により
取付けられている。このように形成されたリフトアーム
ブラケット5の溝部5dの左側の所定の位置にはシュー
8が位置調整可能にビス9により取付けられ、同シュー
8にはイコライザアーム2のサブアーム2bの上端部が
軸ピン10を介して枢着されて、また、リフトアーム3
の上端部には軸ピン10を介して溝部5d内を転動する
ローラ(図示せず)が取付けられスライド可能に設けら
れ、同リフトアームブラケット5はウインドレギュレー
タ11の作動によりイコライザアームブラケット12お
よびイコライザアーム2とリフトアーム3を介して水平
に保持された状態で昇降可能に設けられ、このリフトア
ームブラケット5にはガラスブラケット13を介してウ
インドガラスW1 が取付けられている。
【0004】このウインドガラスW1 は所定の形状に形
成されるとともに、その下縁Waの所定の位置にはリフ
トアームブラケット5に取付けた軸部材7と対応してガ
ラスブラケット13が取付けられている。このガラスブ
ラケット13は所定の受け幅を有しウインドガラスW1
を嵌込み可能に溝部を有する断面略U字形状のガラス受
け部14と同受け部14の略U字状の底部側には軸部材
7の軸部7bを挿通する取付孔16を有する取付片15
が一体に形成されている。このように形成されたガラス
ブラケット13はそのガラス受け部14の溝部に接着剤
17が塗布されてウインドガラスW1 の下縁Waの所定
の位置に接着固定されている。このようにガラスブラケ
ット13を取付けたウインドガラスW1 は図12に示す
ようにリフトアームブラケット5に取付けた軸部材7の
軸部7bに取付孔16が外嵌されてワッシャ、スプリン
グワッシャを介して固定用ボルト18により軸部7bの
ねじ孔に螺着されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来のウインドレギュレータ装置1においては、その組付
け連繋において、リフトアームブラケット5の左側にシ
ュー8をビス9により組付け、このシュー8に軸ピン1
0を介してイコライザアーム2を枢着連繋し、さらに、
このリフトアームブラケット5の左右に取付けた軸部材
7にウインドガラスW1 を取付けるため下縁Waの所定
位置にガラスブラケット13を接着剤17により接着固
定し、さらに、このガラスブラケット13を固定用ボル
ト18により取付けられているように締結箇所が多く、
このため締結工数が多くなるとともに、部品点数も多く
なって部品管理工数も多くなってコスト高となる問題点
があった。
【0006】本発明は、上記問題点を解消すべくなされ
たもので、部材の締結箇所を簡素化することができると
ともに、部品点数を削減することができ、以て組付け連
繋工数を低減することのできるウインドレギュレータ装
置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記技術課題
を解決するため、ウインドレギュレータに連繋されたク
ロス状のリフトアームとイコライザアームとに水平状に
連繋保持されたリフトアームブラケットにウインドガラ
スを取付けて昇降動するウインドレギュレータ装置にお
いて、前記リフトアームブラケットの支持ブラケットの
左右にブラケットシューを取付ける取付基板を有する取
付部を設け、このブラケットシューの本体には支持ブラ
ケットの支持部に挿入可能でかつ同支持部の係止孔に係
脱可能に係止する係止突起を有する挿入部を設けるとと
もに、前記本体側にはウインドガラスに延出形成した取
付孔を有する凸状部を嵌込み固定する底部に前記ウイン
ドガラスの凸状部のテーパー縁に倣うテーパー面を有す
る嵌込み溝を形成し、かつ同本体には前記取付基板に設
けた取付孔と整合する挿入孔を設け、前記ウインドガラ
スの取付孔にはブッシュを嵌合してブラケットシューと
ウインドガラスを締結部材により前記取付基板に取付け
る構成としたことであり、さらに、前記ウインドガラス
の凸状部を嵌込む嵌込み溝を構成する一方の挾持片をイ
ンテグラルヒンジを介して側方へ傾動変位可能に設ける
とともに、同挾持片の挿入孔内縁の外周には前記ウイン
ドガラスの凸状部の取付孔に嵌合しかつ他方の挾持片に
当接するブッシュを一体に形成したことである。
【0008】
【作用】上記構成としたことにより、ウインドガラスと
ブラケットシューを1箇所で締結部材により取付けるこ
とができ、さらには、締結部材の締結力のウインドガラ
スにおよぶことを阻止し得る。
【0009】
【実施例】次に、本発明の第1実施例を図1ないし図5
にしたがって説明すると、図1はウインドガラスWとウ
インドレギュレータ装置21の斜視図、図2はウインド
ガラスWとリフトアームブラケット27の支持ブラケッ
ト28とブラケットシュー45の分解斜視図、図3はブ
ラケットシュー45の背面側を示す斜視図、図4はリフ
トアームブラケット27とウインドガラスWとの取付部
の一部分解した斜視図、図5はウインドガラス取付部の
断面図を示すもので、このウインドガラスWは所定の形
状に形成されるとともに、その下縁Wa側の左右の所定
位置には所定の角度のテーパー縁Wbを有して略梯形形
状に延出される凸状部WA が形成され、同凸状部WA に
は所定の径の取付孔Wcが形成されている。
【0010】このウインドレギュレータ装置21はメイ
ンアーム22aとサブアーム22bとからなるイコライ
ザアーム22とリフトアーム23およびリフトアームブ
ラケット27とウインドレギュレータ25とイコライザ
アーム22の一端部をスライド可能に支持するイコライ
ザアームブラケット26とより構成されている。
【0011】このイコライザアーム22とリフトアーム
23とは従来と同様に軸ピン24を介して略クロス状に
枢着され、リフトアーム23の一端はドア側に取付けら
れたウインドレギュレータ25の作動部に上下に揺動可
能に取付けられ、また、イコライザアーム22のメイン
アーム22aの端部はドア側に水平状に取付けられたイ
コライザアームブラケット26にローラ等を介して水平
方向へ移動可能に連繋されている。このように設けられ
たイコライザアーム22のサブアーム22bの端部とリ
フトアーム23の上端部との間にはリフトアームブラケ
ット27がほぼ水平状に取付けられている。
【0012】このリフトアームブラケット27は支持ブ
ラケット28とこの支持ブラケット28の両端に取付け
られるブラケットシュー45,46とより構成されてい
る。この支持ブラケット28は鋼板材等をプレス成形し
てなるもので、支持ブラケット28は所定の長さの支持
部29とその左右に一体に形成されるブラケットシュー
45,46の取付部35が形成されている。この支持部
29は所定の幅の垂直片30とこの垂直片上下縁には対
応して断面略かぎ形状の上縁片31と下縁片32とによ
り溝部33を有する断面略C型形状に形成され、また、
垂直片30のほぼ中央部の長手方向には外側へ所定の幅
で膨出されて内側面には凹溝34が形成されている。こ
のように形成された支持部29の左右の端部には図2に
示す取付部35が対称に形成されている。
【0013】この取付部35は図示のように下縁片32
が所定の長さで延出されて、受け片36と係合片37が
形成されるとともに、この受け片36は支持部29の延
出部で左右方向に開拡状に下縁片32の水平片32aよ
り若干幅広に形成され、また、係合片37もこの受け片
36の縁に沿って下縁片32の立上り片32bより若干
張り出されている。また、この受け片36の反対側の縁
には支持部29の高さより高い取付基板38が形成さ
れ、この取付基板38は支持部29側の垂直片30が受
け片36の縁に沿って延出部で開拡されて垂直片30よ
りも張出されるとともに、その上縁は図示略山形状に取
付凸片39が一体に形成されている。また、この取付凸
片39の所定の位置には所定の径の取付孔40が貫設さ
れるとともに、この取付凸片39の外側面には取付孔4
0に整合するねじ孔42を有するウエルドナット41が
取付けられている。また、この取付孔40の下方位置に
は凹部43が凹設されるとともに、支持部29の垂直片
30に形成した凹溝34はこの凹部43に近接した位置
まで段差状に凹溝34aが形成され、この凹溝34,3
4aの段差部34bに近接した凹溝34側の所定の位置
には略方形状の係止孔44が貫設されている。このよう
に形成された支持ブラケット28の左右の取付部35に
はブラケットシュー45,46が着脱可能に取付けられ
ている。
【0014】このブラケットシュー45,46は合成樹
脂材により形成されるもので、図示左側のイコライザア
ーム22のサブアーム22bを取付けるブラケットシュ
ー45に付いて説明すると、このブラケットシュー45
は取付部35の係合片37と取付基板38との間に嵌込
み可能で、かつ支持部29の端面側に当接可能なブロッ
ク体状の本体47が形成されるとともに、この本体47
の上面側には取付部35の取付基板38の取付凸片39
とほぼ対応する円弧状の挾持用凸部48が一体に形成さ
れている。また、この挾持用凸部48と本体47の長手
方向の幅の中央部にはウインドガラスWの下縁Waに形
成した凸状部WA を嵌込み可能とする所定幅hの嵌込み
溝49が形成されて挾持用凸部48および本体47の一
部は挾持片48a,48bに分離形成され、この嵌込み
溝49の底部側にはウインドガラスWの凸状部WA の左
右のテーパー縁Wbに倣うテーパー面50が形成され
て、同凸状部WA の挿入を容易に、かつ安定保持可能に
設けられている。なお、この嵌込み溝49の幅hは図5
に示すようにウインドガラスWの取付孔Wcに後述する
ブッシュ58を取付けた状態で嵌込み可能な幅hに形成
されている。
【0015】また、この分離された挾持片48a,48
bにはウインドガラスWの取付孔Wcと同心状に取付用
ボルト65の軸部65bを挿入可能とする所定の径の挿
入孔51が対応して貫設されている。また、この本体4
7の一方の当接端面47aには支持部29の溝部33に
内嵌状に挿入可能とする所定の長さの挿入部52が形成
され、この挿入部52の先端側の所定の位置にはイコラ
イザアーム22のサブアーム22bの取付孔53が貫設
され、この取付孔53の一方の開口縁の外周には支持部
29の上下縁片31,32の垂下片31aと立上り片3
2bとの間に挿入されるガイドボス54が形成されてい
る。また、このガイドボス54を設けた反対側の面の基
部側には図3に示すように支持部29の垂直片30に貫
設した係止孔44と弾性係合可能に係止突起55が形成
されている。また、本体47のガイドボス54と対応す
る側の面には取付部35の係合片37および受け片36
のコーナー部分を包着可能とする略かぎ形状の包着部5
6が一体に形成されて、本体47との間に取付部35の
係合片37と受け片36とのコーナー部を挿入可能とす
る挿入溝57が形成されている。また、他方のブラケッ
トシュー46はブラケットシュー45の挿入部52に形
成したイコライザアーム22のサブアーム22bの取付
孔53およびガイドボス54が削除されて短尺に形成さ
れ、この短尺の挿入部52には係止突起55が形成され
ており、その他はブラケットシュー45と対称に形成さ
れている。
【0016】このように形成された支持ブラケット28
とブラケットシュー45,46にウインドガラスWを取
付けるに先立ちウインドガラスWの取付孔Wcにはブッ
シュ58が取付けられている。このブッシュ58は合成
樹脂材からなるもので、このブッシュ58は取付孔Wc
に挿入する筒状軸部59と同筒状軸部59の一端側には
取付孔Wcの縁部に係止される係止頭部60が形成さ
れ、また、筒状軸部59はその中心に沿って複数のスリ
ット溝61が形成されて複数の片に分割され、同片の端
部には取付孔Wcの他方の縁部に係止する係止爪62が
形成されている。このように形成されたブッシュ58は
取付孔Wcに挿入係止される。
【0017】そして、ブラケットシュー45,46を支
持ブラケット28の左右の取付部35に対しその挿入部
52の先端を支持部29の端部に沿わせるとともに、挿
入溝57を取付部35の係合片37および受け片36の
コーナー部に沿わせて挿入していくと、この挿入過程で
挿入部52に形成した係止突起55は取付基板38の凹
溝34aより垂直片30のより凹溝34に移動する際、
段差部34bにより弾性変位され、本体47の当接端面
47aが支持部29の端部に当接した状態で同係止突起
55は同凹溝34に形成して係止孔44に至り弾性復元
されて同係止孔44に係合されてブラケットシュー4
5,46はワンタッチで支持ブラケット28に仮止め固
定されてリフトアームブラケット27が形成される。な
お、この仮止め状態で挿入孔51は取付基板38の取付
孔40と同心状に整合されている。このように設けられ
たリフトアームブラケット27のブラケットシュー45
の挿入部51の取付孔53を介してイコライザアーム2
2のサブアーム22bの上端部が軸ピン63により枢着
されるとともに、リフトアーム23の上端部は軸ピン6
3を介して支持ブラケット28の溝部33を転動するロ
ーラが取付けられてリフトアームブラケット27は水平
状に保持される。
【0018】このように水平状に保持されたリフトアー
ムブラケット27の上方よりウインドガラスWの下縁W
aに延出した凸状部WA がブラケットシュー45,46
の嵌込み溝49に挿入される。この挿入に際し、同嵌込
み溝49の底部には凸状部WA の左右に形成したテーパ
ー縁Wbに倣うテーパー面50を形成したものであるか
ら容易に挿入することができて嵌込み固定することがで
きるとともに、ブッシュ58の筒状軸部59の軸心と挿
入孔51の中心とを同心に整合することができる。この
ようにウインドガラスWを嵌込み固定した左右のブラケ
ットシュー45,46の挿入孔51に取付用ボルト65
により締付け固定されている。なお、この取付用ボルト
65は頭部65aと軸部65bとねじ部65cとからな
り、この軸部65bは挿入孔51およびブッシュ58の
筒状軸部59に挿入可能に設けられ、また、ねじ部65
cは取付部35の取付基板38に取付けたウエルドナッ
ト41と螺合可能に設けられ、この取付用ボルト65に
よる締結力はブッシュ58により受止められてウインド
ガラスWの割れは防止される。
【0019】このように本例リフトアームブラケット2
7においては、支持ブラケット28の支持部29の左右
にブラケットシュー45,46の取付けはその挿入部5
2を支持部29の溝部34に挿入することで、同挿入部
52に設けた係止突起55が支持部29に形成した係止
孔44に係止されてワンタッチで仮止め固定することが
できるとともに、この仮止め状態でその本体47に設け
た挿入孔51は取付部35の取付基板38の取付孔40
と同心状に整合されており、さらに、この左右のブラケ
ットシュー45,46の嵌め込み溝49にウインドガラ
スWの取付孔Wcを有する凸状部WA を嵌め込むと相互
の挿入孔51と取付孔Wcが整合されて支持ブラケット
28の左右に取付部35の取付基板38に対し1箇所で
同時に取付けることができるので、従来のウインドガラ
スW1 を取付けるためのガラスブラケット13の接着工
程および同ブラケット13を排除することができ、ま
た、ウインドガラスWの凸状部WA はテーパー縁Wbを
有し、取付孔Wcを設ける形状とし、これを受けるブラ
ケットシュー45,46の嵌込み溝49側にはテーパー
縁Wbに倣うテーパー面50を有する底部を形成したの
で、同ウインドガラスWの取付けは円滑に挿入すること
ができて安定保持することができるので、締結箇所を簡
素化することができ作業工数を低減することができると
ともに、部品点数を削減することができコストの低減を
図ることができる。
【0020】次に、図6は上記第1実施例の取付用ボル
ト65に代えて例えばドライブピン式ブラインドリベッ
ト66によりウインドガラスWおよびブラケットシュー
45,46を取付部35の取付基板38に取付ける構成
としてもので、同ドライブピン式リベット66は所定の
径で頭部66bを有する筒状リベット66aと同筒状リ
ベット66aに嵌合挿入される軸ピン66cとからな
り、同軸ピン66cを打ち込むことで筒状リベット66
aの先端側が開拡されて取付基板38にウインドガラス
Wおよびブラケットシュー45,46を取付けるもの
で、この場合ウインドガラスWへのブッシュ58および
取付基板38へのウエルドナット41を排除することが
でき、ウエルドナット41の溶着工数および部品点数を
削減できる。なお、この場合、ウインドガラスWの取付
孔Wc、取付基板38の取付孔40およびブラケットシ
ュー45,46の挿入孔51の径はほぼ整合する同径に
形成され、その他の構成は第1実施例と同様である。
【0021】また、図7ないし図10は本発明の第2実
施例を示すもので、この実施例においては上記第1実施
例における支持ブラケット28に取付けられるブラケッ
トシュー45,46が異なるもので、このサブアーム2
2bを取付けるブラケットシュー71は、従来と同様に
支持ブラケット28の取付部35の係合片36と取付基
板38との間に嵌込み可能で、かつ支持部29の端面側
に当接可能なブロック体状の本体72が形成されるとと
もに、この本体72の上面側には取付部35の取付基板
38の取付凸片39とほぼ対応する円弧状の挾持用凸部
73が一体に形成されている。また、この本体72の一
方の当接端面72aには第1実施例と同様に支持部29
の溝部33に内嵌状に挿入可能とする所定の長さの挿入
部74が形成され、この挿入部74の先端側の所定の位
置にはイコライザアーム22のサブアーム22bの取付
孔75が貫設され、この取付孔75の一方の開口縁の外
周には支持部29の上下縁片31,32の垂下片31a
と立上り片32bとの間に挿入されるガイドボス76が
形成されている。また、このガイドボス76を設けた反
対側の面の基部側には支持部29の垂直片30に貫設し
た係止孔44と係合可能に係止突起77が形成されてい
る。
【0022】また、挾持用凸部73と本体72の長手方
向の幅の中央部にはウインドガラスWの下縁Waに形成
した凸状部WA を嵌込み可能とする所定幅h1 で底部側
にウインドガラスWの凸状部WA の左右のテーパー縁W
bに倣うテーパー面79を有する嵌込み溝78が形成さ
れて挾持用凸部73および本体72の一部は挾持片8
0,81に分離形成されている。なお、この嵌込み溝4
9の幅h1 はウインドガラスWの厚さtとほぼ同寸法に
形成されている。また、この分離された挾持片80,8
1の一方の挾持片81はインテグラルヒンジ84を介し
て側方へ傾動変位可能に設けられている。この挾持片8
1の左右の基部と本体72側は図8および図9に示すよ
うに、本体72側には凹部82が形成され、また、挾持
片81の基部の左右には凸部83が形成されて嵌込み可
能に設けられ、この凹部82と凸部83には係脱可能に
係止面が形成されている。このように形成された挾持片
81はインテグラルヒンジ84を介して本体72に傾動
変位可能に設けられている。また、この挾持片80,8
1にはウインドガラスWの取付孔Wcと同心状に取付用
ボルト65の軸部65bを挿入可能とする所定の径の挿
入孔85が対応して貫設され,この挾持片81の挿入孔
85の内側縁の外周にはウインドガラスWの取付孔Wc
に嵌合し、かつ挾持片80の対向面に当接するガラス受
けブッシュ86が形成されている。また、本体72の挾
持片81を設けた面には第1実施例と同様に取付部35
の係合片37および受け片36のコーナー部分を包着可
能とする略かぎ形状の包着部87が一体に形成されて、
本体72との間に取付部35の係合片37と受け片36
とのコーナー部を挿入可能とする挿入溝88が形成され
ている。また、他方の取付部35に取付けられるブラケ
ットシューは第1実施例と同様にブラケットシュー71
の挿入部74に形成したイコライザアーム22のサブア
ーム22bの取付孔75およびガイドボス76が削除さ
れて短尺に形成され、この短尺の挿入部74には係止突
起77が形成されており、その他はブラケットシュー7
1と対称に形成されている。
【0023】このように設けられたブラケットシュー7
1と他方のブラケットシューは第1実施例と同様に挿入
部74を支持ブラケット28の左右の取付部35側より
支持部29に挿入するとともに、挿入溝57に取付部3
5の係合片37および受け片36のコーナー部を挿入し
ていくと、この挿入過程で挿入部74に形成した係止突
起77は支持部29の凹溝34に形成した係止孔44に
弾性係合されて左右のブラケットシュー71はワンタッ
チで支持ブラケット28に仮止め固定されてリフトアー
ムブラケット27が形成される。なお、この仮止め状態
で第1実施例と同様に挿入孔85は取付基板38の取付
孔40と同心状に整合されている。このように設けられ
たリフトアームブラケット27は左のブラケットシュー
71の挿入部74の取付孔75を介してイコライザアー
ム22のサブアーム22bの上端部が軸ピン63により
枢着されるとともに、リフトアーム23の上端部は軸ピ
ン63を介して支持ブラケット28の溝部33を転動す
るローラが取付けられてリフトアームブラケット27は
水平状に保持される。
【0024】このように水平状に保持されたリフトアー
ムブラケット27において左右に取付けられたブラケッ
トシュー71の挾持片81はインテグラルヒンジ84を
介して側方へ傾動変位され、この状態で上方より嵌込み
溝78へウインドガラスWの凸状部WA が嵌込まれ、同
凸状部WA のテーパー縁Wb はテーパー面79に当接載
置される。この状態で挾持片81を回動してその基部の
左右の凸部83を本体72の凹部82に嵌込み係止する
と、同挾持片81の内側面に形成したガラス受けブッシ
ュ86は凸状部WA の取付孔Wcに嵌合されるととも
に、同端面は挾持片80に当接され、この状態で両挾持
片80,81の挿入孔85は取付基板38の取付孔40
と同心状に整合され、同挿入孔85に取付用ボルト65
が挿入されて取付基板38に締付け固定される。
【0025】このように設けられて第2実施例において
は挾持片81をインテグラルヒンジ84を介して側方へ
変位しておくことでウインドガラスWの嵌込みを省力的
に行うことができ、また、この挾持片81にガラス受け
ブッシュ86を一体に形成してウインドガラスWの取付
孔Wcに嵌合可能に設け、かつ他方の挾持片80に当接
する構成としたので、第1実施例におけるブッシュ58
を省略することができ、また、取付用ボルト65による
締結力はこのガラス受けブッシュ86により受止められ
てウインドガラスWの割れを防止することができるとと
もに、嵌込み溝78に安定保持され、第1実施例とほぼ
同等の作用効果を奏するものである。
【0026】
【発明の効果】本発明は上記のように構成したものであ
るから、支持ブラケットの左右へブラケットシューをワ
ンタッチで仮止め固定することができ、この仮止め状態
で同ブラケットシューに設けた挿入孔は支持ブラケット
の左右の取付基板の取付孔と同心状に整合されており、
さらに、この左右のブラケットシューの嵌込み溝にウイ
ンドガラスの取付孔を有する凸状部を嵌込むと相互の挿
入孔と取付孔と同心状に整合されて支持ブラケットの左
右の取付基板の取付孔に対し1箇所で同時に取付けるこ
とができるので、従来のウインドガラスを取付けるため
のガラスブラケットの接着工程および同ブラケットを排
除することができ、また、ウインドガラスの凸状部はテ
ーパー縁を有し、取付孔を設ける形状とし、これを受け
るブラケットシューの嵌込み溝側にはテーパー縁に倣う
テーパー面を有する底部を形成したので、同ウインドガ
ラスの取付けは円滑に挿入することができて安定保持す
ることができ、以上のことから部材の締結箇所を簡素化
することができて作業工数を低減することができるとと
もに、部品点数を削減することができコストの低減を図
ることができる。また、ウインドガラスの取付孔にブッ
シュを取付け、あるいはブラケットシューの嵌込み溝を
構成する一方の挾持片をインテグラルヒンジを介して傾
動変位可能に設け、同挾持片にウインドガラスの取付孔
に嵌合するガラス受けブッシュに設けることで、取付用
ボルトによる締結力を受止めてウインドガラスの破損を
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すウインドガラスとウ
インドレギュレータ装置の斜視図である。
【図2】同じくウインドガラスと支持ブラケットとブラ
ケットシューの分解斜視図である。
【図3】同じくブラケットシューの挿入部の背面側斜視
図である。
【図4】同じくウインドガラスとリフトアームブラケッ
トの取付部の一部分解した斜視図である。
【図5】同じくウインドガラス取付部の断面図である。
【図6】第1実施例における他の締結部材により取付の
分解斜視図である。
【図7】本発明の第2実施例を示すウインドガラスとリ
フトアームブラケットの取付部の一部分解した斜視図で
ある。
【図8】同じくブラケットシューの斜視図である。
【図9】同じくインテグラルヒンジを介して設けた挾持
片の動作説明図である。
【図10】同じくウインドガラス取付部の断面図であ
る。
【図11】従来のウインドガラスとウインドレギュレー
タ装置の斜視図である。
【図12】同じくウインドガラス取付部の断面図であ
る。
【符号の説明】
21 ウインドレギュレータ装置 22 イコライザアーム 23 リフトアーム 25 ウインドレギュレータ 27 リフトアームブラケット 28 支持ブラケット 29 支持部 35 取付部 38 取付基板 40 取付孔 44 係止孔 45,46,71 ブラケットシュー 47,72 本体 48a,48b,80,81 挾持片 49,78 嵌込み溝 50,79 テーパー面 51,85 挿入孔 52,74 挿入部 55,77 係止突起 58 ブッシュ 84 インテグラルヒンジ 86 ガラス受けブッシュ W ウインドガラス WA 凸状部 Wb テーパー縁 Wc 取付孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウインドレギュレータに連繋されたクロ
    ス状のリフトアームとイコライザアームとに水平状に連
    繋保持されたリフトアームブラケットにウインドガラス
    を取付けて昇降動するウインドレギュレータ装置におい
    て、前記リフトアームブラケットの支持ブラケットの左
    右にブラケットシューを取付ける取付基板を有する取付
    部を設け、このブラケットシューの本体には支持ブラケ
    ットの支持部に挿入可能でかつ同支持部の係止孔に係脱
    可能に係止する係止突起を有する挿入部を設けるととも
    に、前記本体側にはウインドガラスに延出形成した取付
    孔を有する凸状部を嵌込み固定する底部に前記ウインド
    ガラスの凸状部のテーパー縁に倣うテーパー面を有する
    嵌込み溝を形成し、かつ同本体には前記取付基板に設け
    た取付孔と整合する挿入孔を設け、前記ウインドガラス
    の取付孔にはブッシュを嵌合してブラケットシューとウ
    インドガラスを締結部材により前記取付基板に取付ける
    構成としたウインドレギュレータ装置。
  2. 【請求項2】前記ウインドガラスの凸状部を嵌込む嵌込
    み溝を構成する一方の挾持片をインテグラルヒンジを介
    して側方へ傾動変位可能に設けるとともに、同挾持片の
    挿入孔内縁の外周には前記ウインドガラスの凸状部の取
    付孔に嵌合しかつ他方の挾持片に当接するブッシュを一
    体に形成する構成とした請求項1のウインドレギュレー
    タ装置。
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