JP2710763B2 - 蝶番用裏板の取付構造 - Google Patents

蝶番用裏板の取付構造

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JP2710763B2
JP2710763B2 JP5560695A JP5560695A JP2710763B2 JP 2710763 B2 JP2710763 B2 JP 2710763B2 JP 5560695 A JP5560695 A JP 5560695A JP 5560695 A JP5560695 A JP 5560695A JP 2710763 B2 JP2710763 B2 JP 2710763B2
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利光 森村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は蝶番を受ける裏板を縦
枠や縦框にその製作誤差や施工誤差に追従可能に取り付
けた蝶番用裏板の取付構造に関するものである。
【0002】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】蝶番を縦
枠や縦框に止めるための裏板は単独で、または蝶番と共
に予め工場で縦枠と縦框のいずれかにねじで仮固定さ
れ、現場で扉や障子を収納する際にねじを本締めするこ
とにより蝶番に接続されるが、縦枠や縦框の製作誤差や
建て入れ時の施工誤差がある場合にはその誤差を吸収す
るために位置調整される。
【0003】位置調整は蝶番の羽根板を貫通して裏板に
螺入する全ねじを緩めた状態で、裏板を、または蝶番と
裏板を縦枠等の見込み片に対し、長孔状,またはねじよ
り大きめに明けられたねじ孔の範囲内でずらすことによ
り行われるが、裏板や見込み片には位置調整時の脱落防
止機構がないため、ねじを緩め過ぎると裏板を縦枠等の
中空部内に落とし込む危険性がある。
【0004】また裏板と蝶番は縦枠や縦框の、開口枠内
での扉や障子の見込み方向の収納位置に対応した、予め
決められた位置に仮固定され、誤差がなければその位置
のままねじが本締めされることになるが、図6に示すよ
うに見込み片の全ねじ孔が長孔,または馬鹿孔であるこ
とから、予め決まった位置の手掛かりがないため仮固定
時にはその決まった位置に手探りで裏板と蝶番の位置を
調整しながらねじを仮止めしなければならない。
【0005】この発明は上記背景を踏まえてなされたも
ので、裏板の落下を防止し、また仮固定時の位置調整を
必要としない蝶番の取付構造を提案するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】裏板は蝶番の羽根板に明
けられたねじ孔と、縦枠,または縦框である縦材の見込
み片に見込み方向に長孔状に明けられたねじ孔を貫通す
る取付用ねじが螺入する取付用雌ねじを持ち、取付用雌
ねじに取付用ねじが螺入することにより蝶番に接続さ
れ、単独で、または蝶番と共に見込み方向に位置調整さ
れるが、本発明では軸部に段差が形成された落下防止ね
じで裏板を見込み片に取り付けることにより落下防止ね
じが裏板に完全に螺入した状態でその頭部と見込み片の
蝶番側の面との間に隙間を形成し、本締め前に蝶番を裏
板に仮止めしている取付用ねじを緩め過ぎた場合にも落
下防止ねじで裏板を支持する状態を確保し、裏板の落下
を防止する。
【0007】落下防止ねじは縦材の見込み片のいずれか
のねじ孔を貫通して裏板の取付用雌ねじに螺入し、軸部
の段差によってねじ部が裏板の取付用雌ねじに完全に螺
入した状態でも頭部の座面が見込み片の蝶番側の面から
浮き、見込み片に対する裏板の移動を許容する。裏板は
蝶番の羽根板を裏板に接続する取付用ねじの有無に関係
なく落下防止ねじの頭部と見込み片間に形成される隙間
によって落下防止ねじと共に見込み片の長孔状のねじ孔
の範囲で見込み方向に自由に移動し、単独で、または蝶
番と共に位置調整される。
【0008】また見込み片と裏板の、それぞれ羽根板の
ねじ孔に対応しない位置に位置決め用ねじ孔と位置決め
用雌ねじを形成し、見込み片の位置決め用ねじ孔を貫通
し、位置決め用雌ねじに螺入する位置決め用ねじで裏板
を縦材に取り付けることにより仮固定時に予め決められ
た位置に裏板を位置させ、仮固定時の位置調整を不要に
する。
【0009】縦材の位置決め用ねじ孔は位置決め用ねじ
の軸部の断面に対応した大きさをし、長孔や馬鹿孔でな
いことにより蝶番と裏板の縦材への仮固定時にはその位
置が一義的に定まり、裏板を仮固定すべき位置で見込み
片と裏板を貫通する位置に位置決め用ねじ孔と位置決め
用雌ねじが明けられることにより仮固定時の調整が不要
になる。
【0010】位置決め用ねじは現場での位置調整の必要
がない場合には裏板に螺入したままであり、位置調整の
必要がある場合に裏板から外される。後者の場合、位置
決め用ねじが外されても裏板は落下防止ねじによって縦
材の見込み片に支持された状態を維持するため上記の通
り、落下防止ねじが螺入したまま単独で、または蝶番と
共に位置調整される。
【0011】
【実施例】請求項1記載の発明は図1,図3に示すよう
に蝶番1の羽根板11に明けられたねじ孔12と、縦材3の
見込み片31に見込み方向に長孔状に明けられたねじ孔32
を貫通する取付用ねじ4が螺入する取付用雌ねじ21が形
成され、縦材3の見込み片31の背面側に配置される裏板
2を単独で、または取付用ねじ4が螺入した状態で蝶番
1と共に縦材3の見込み片31に対し、現場で見込み方向
に位置調整可能に取り付け、位置調整時に裏板2の落下
を防止する裏板2の取付構造である。
【0012】請求項2記載の発明は裏板2の見込み片31
への仮固定時の位置調整を不要にしながら、請求項1記
載発明と同じく裏板2を見込み片31に対して現場で位置
調整可能に取り付け、位置調整時に裏板2の落下を防止
する裏板2の取付構造である。図1〜図3は請求項2記
載発明の実施例を示す。
【0013】裏板2の取付用雌ねじ21は羽根板11のねじ
孔12と見込み片31のねじ孔32に対応した位置に、その数
分だけ形成されれば足りるが、実施例では扉や障子の左
右勝手違いのためと、縦枠と縦框への兼用のために取付
用雌ねじ21の数をねじ孔12,32の数より多くしている。
【0014】裏板2は図1,図2に示すように縦材3の
見込み片31のいずれかのねじ孔32を貫通し、取付用雌ね
じ21に螺入する落下防止ねじ5によって見込み片31に仮
固定され、見込み片31に支持される。蝶番1が裏板2と
対になって予め縦材3に仮固定される場合は取付用ねじ
4が裏板2に螺入することにより両者が見込み片31に支
持される。取付用ねじ4は蝶番1と裏板2の仮固定時に
はがたつき防止のためと、現場まで位置調整の必要の有
無が不明であるため緩みのない程度に締め付けられる。
【0015】落下防止ねじ5は軸部に段差が形成された
段付きねじであり、円筒部51の長さは縦材3の見込み片
31の板厚より大きく、図4に示すようにねじ部52が裏板
2へ完全に螺入した状態でその頭部53の座面と見込み片
31の表面との間に隙間が形成される。裏板2を単独で位
置調整する場合は落下防止ねじ5の頭部52と見込み片31
間の隙間によって見込み片31のねじ孔32の長さの範囲で
見込み方向に自由に移動し、位置調整される。ねじ孔32
が高さ方向に幅を持てばその範囲で高さ方向にも位置調
整される。
【0016】蝶番1と裏板2が対になった状態での位置
調整は落下防止ねじ5を緩めることなく、全取付用ねじ
4を緩めることにより行われるが、仮に取付用ねじ4が
緩み過ぎて取付用雌ねじ21から外れた場合にも落下防止
ねじ5によって裏板2の支持状態は保たれるため裏板2
を落下させることはない。落下防止ねじ5の頭部の形,
またはその穴の形は誤って操作されることがないよう、
取付用ねじ4の頭部やその穴の形と相違させられる。
【0017】落下防止ねじ5の頭部52は裏板2に螺入し
た状態で見込み片31より羽根板11側へ突出するが、羽根
板11との衝突は羽根板11に明けられた衝突回避孔13によ
って回避される。
【0018】裏板2の、または蝶番1と裏板2の位置調
整後、取付用ねじ4を本締めしてそれぞれの縦材3への
固定が完了する。図5は裏板2のみを縦材3に固定した
様子を示す。
【0019】請求項2記載発明は見込み片31と裏板2
の、羽根板11のねじ孔12に対応しない位置にそれぞれ位
置決め用ねじ孔33と位置決め用雌ねじ22を形成し、見込
み片31の位置決め用ねじ孔33を貫通し、位置決め用雌ね
じ22に螺入する位置決め用ねじ6と、落下防止ねじ5に
よって裏板2を縦材3に取り付け、仮固定時の位置調整
を不要にすると共に、現場での位置調整時の裏板5の落
下を防止した取付構造である。
【0020】位置決め用ねじ孔33と位置決め用雌ねじ22
の位置はねじ孔12を外した位置であれば場所を問わない
が、羽根板11と重なる位置に形成した場合には羽根板11
に位置決め用ねじ6との干渉を避ける孔を明ける必要が
あることから、実施例では裏板2の長さを羽根板11の長
さより大きくし、羽根板11が重ならない位置に形成して
いる。見込み片31の位置決め用ねじ孔33は位置決め用ね
じ6の軸部に対応した大きさであり、裏板2,または蝶
番1と裏板2は縦材3への仮固定時にそれぞれが予め決
まった位置に取り付けられる。
【0021】この発明では現場での位置調整の必要があ
れば、取付用ねじ4を緩めると共に、位置決め用ねじ6
を外して裏板2の、または蝶番1と裏板2の位置調整が
行われる。位置調整の必要がなければ、見込み片31に蝶
番1の羽根板11を重ねて取付用ねじ4を本締めするのみ
で、また見込み片31に蝶番1も仮固定されている場合に
は取付用ねじ4をそのまま本締めするのみで固定が完了
する。
【0022】
【発明の効果】請求項1記載発明では軸部に段差が形成
された落下防止ねじで裏板を見込み片に取り付けること
により落下防止ねじが裏板に完全に螺入した状態でその
頭部と見込み片の蝶番側の面との間に隙間を形成するた
め、裏板を単独で、または蝶番と共に位置調整自在に見
込み片に支持させる状態を確保でき、本締め前に蝶番を
裏板に仮止めしている取付用ねじを緩め過ぎた場合にも
裏板の落下を防止することができる。
【0023】請求項2記載発明では見込み片と裏板の、
それぞれ羽根板のねじ孔に対応しない位置に、位置決め
用ねじの軸部の断面に対応した大きさの位置決め用ねじ
孔と位置決め用雌ねじを形成し、見込み片の位置決め用
ねじ孔を貫通し、位置決め用雌ねじに螺入する位置決め
用ねじで裏板を縦材に取り付けているため、仮固定時に
裏板の位置が一義的に定まり、仮固定時の位置調整が不
要になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】蝶番と縦材及び裏板の関係を示した分解斜視図
である。
【図2】縦材に裏板が仮固定された状態を示した斜視図
である。
【図3】縦材に蝶番と裏板が固定された状態を示した斜
視図である。
【図4】落下防止ねじの裏板への螺入状態を示した縦断
面図である。
【図5】図3の平面図である。
【図6】従来の蝶番と縦材及び裏板の関係を示した分解
斜視図である。
【符号の説明】
1……蝶番、11……羽根板、12……ねじ孔、13……衝突
回避孔、2……裏板、21……取付用雌ねじ、22……位置
決め用雌ねじ、3……縦材、31……見込み片、32……ね
じ孔、33……位置決め用ねじ孔、4……取付用ねじ、5
……落下防止ねじ、51……円筒部、52……ねじ部、53…
…頭部、6……位置決め用ねじ。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蝶番の羽根板に明けられたねじ孔と、縦
    材の見込み片に見込み方向に長孔状に明けられたねじ孔
    を貫通する取付用ねじが螺入する取付用雌ねじが形成さ
    れ、縦材の見込み片の背面側に配置される裏板を単独
    で、または取付用ねじが螺入した状態で蝶番と共に縦材
    の見込み片に対して見込み方向に位置調整可能に取り付
    けた裏板の取付構造であり、裏板は縦材の見込み片のい
    ずれかのねじ孔を貫通して取付用雌ねじに螺入する、軸
    部に段差が形成された落下防止ねじで見込み片に取り付
    けられ、落下防止ねじの裏板への螺入状態でその頭部と
    見込み片の表面との間に隙間が形成されていることを特
    徴とする蝶番用裏板の取付構造。
  2. 【請求項2】 蝶番の羽根板に明けられたねじ孔と、縦
    材の見込み片に見込み方向に長孔状に明けられたねじ孔
    を貫通する取付用ねじが螺入する取付用雌ねじが形成さ
    れ、縦材の見込み片の背面側に配置される裏板を単独
    で、または取付用ねじが螺入した状態で蝶番と共に縦材
    の見込み片に対して見込み方向に位置調整可能に取り付
    けた裏板の取付構造であり、縦材の見込み片と裏板の、
    羽根板のねじ孔に対応しない位置にはそれぞれ位置決め
    用ねじ孔と位置決め用雌ねじが形成されており、裏板は
    縦材の見込み片の位置決め用ねじ孔を貫通し、位置決め
    用雌ねじに螺入する位置決め用ねじと、縦材の見込み片
    のいずれかのねじ孔を貫通して取付用雌ねじに螺入す
    る、軸部に段差が形成された落下防止ねじで見込み片に
    取り付けられ、縦材の位置決め用ねじ孔は位置決め用ね
    じの軸部の断面に対応した大きさをし、落下防止ねじの
    裏板への螺入状態でその頭部と見込み片の表面との間に
    隙間が形成されていることを特徴とする蝶番の取付構
    造。
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KR101469598B1 (ko) * 2013-06-28 2014-12-12 (주)삼선씨에스에이 방화문용 문의 경첩 보강편 및 그 경첩 보강편이 조립된 방화문용 문

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