JPH1046704A - 木造家屋の壁パネルと木造家屋用パネル組立工法および木造家屋 - Google Patents

木造家屋の壁パネルと木造家屋用パネル組立工法および木造家屋

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JPH1046704A
JPH1046704A JP9116357A JP11635797A JPH1046704A JP H1046704 A JPH1046704 A JP H1046704A JP 9116357 A JP9116357 A JP 9116357A JP 11635797 A JP11635797 A JP 11635797A JP H1046704 A JPH1046704 A JP H1046704A
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wall panel
wall
wooden house
frame
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JP9116357A
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Hitoshi Horikawa
均 堀川
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ISHITOMO HOME KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 施工精度及び強度が高く、施工が容易であ
り、気密性、断熱性も高い木造家屋の外壁パネルを提供
すること。 【解決手段】 木造家屋の柱12や土台11、桁13そ
の他の枠体等の軸部材間に装着される外壁パネル10で
あって、長方形の枠材を形成する縦枠15と横枠16
と、この枠材の全面に固定されるパネル板18、及びこ
のパネル板18の室外側または室内側に設けられた断熱
材20とから成る外壁パネル10を有する。枠材の外周
縁部から、パネル板18の外周縁部が一定幅で突出した
張出部22が形成され、軸部材に形成された長手方向の
嵌合切除部24に、外壁パネル10の張出部22が嵌合
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、木造家屋の構造
用耐力壁面等をパネル板により形成する壁パネルと、そ
の壁パネルを用いたパネル組立工法およびその壁パネル
を用いた木造家屋に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、木造家屋の建築工法は、いわゆる
在来工法である軸組工法が主流であるが、近年、2×4
工法やその他のパネル材を組み立てる枠組み壁工法も広
まってきている。これらの家屋は、近年特にエネルギー
効率と快適性を高めるために、気密性、断熱性を高めた
ものとなっている。このパネル工法用の壁パネルとして
は、実開平7−4613号公報に開示されているよう
に、長方形に組まれた枠材の室内側にパネル板を一体に
取り付け、その室外側に発泡ウレタンを貼設した壁パネ
ルがある。この壁パネルは、柱や土台、桁等の軸部材の
間に嵌め込み釘打ちして固定するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の在来工法は、施工現場での工程が多く、施工日数が
掛かる上、気密性、断熱性が劣るものであり、エネルギ
ー効率が悪いものであった。また上記従来の技術のパネ
ル工法の場合も、気密性を高めるためには、壁パネル同
士や軸部材との接合面にテープを貼ったりして気密構造
を形成しなければならず、軸部材との結合も釘のみであ
り、気密性及び一体性が十分なものではなかった。しか
も、後の配線や空調工事等により、その配線や配管用の
スペースが必要となり、その処理のために、施行現場で
壁パネルの枠材を加工する工数がかかり施工性も良くな
いものであった。
【0004】この発明は、上記従来の技術の問題点に鑑
みてなされたもので、施工精度及び強度が高く、しかも
施工が容易であり、気密性、断熱性が高い木造家屋の壁
パネルと木造家屋用パネル組立工法および木造家屋を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、木造家屋の
柱や土台、桁その他の枠体等の軸部材間に装着される壁
パネルであって、長方形の枠材と、この枠材全面に固定
されるパネル板、及びこのパネル板の室外側または室内
側に設けられた断熱材とから成る壁パネルであって、上
記枠材の外周縁部から上記パネル板の外周縁部が一定幅
で突出した張出部が形成され、上記軸部材に形成された
長手方向または短手方向の嵌合切除部に上記張出部が嵌
合する木造家屋の壁パネルである。
【0006】さらに、上記枠材のうち縦枠の室内外方向
の幅が、横枠の室内外方向の幅よりも広く形成され、上
記パネル板側に面一に上記縦枠と横枠が取り付けられて
いる。また、上記パネル板を室内側に面して上記軸部材
に装着した状態で、上記縦枠に外壁板を取り付け、この
外壁板と上記壁パネルの室外側との間に鉛直方向の通気
層が形成される木造家屋の壁パネルである。さらに、上
記壁パネルの縦枠の室外側には、所定の配管または配線
用の切欠き部が形成されているものである。または、上
記枠材のうち縦枠の室内外方向の幅が、横枠の室内外方
向の幅よりも広く形成され、上記パネル板に面一に上記
縦枠と横枠が取り付けられ、上記パネル板を室外側に面
して上記軸部材に装着した状態で、上記縦枠の室内側に
室内側胴縁または壁板が取り付けられるものである。
【0007】また、上記壁パネル同士の接続部は、上記
パネル板の一方が上記枠材の縦枠の端部より内側に位置
し、他方の壁パネルの上記張出部が、上記一方の縦枠の
表面に位置して、上記一方の壁パネルのパネル板の端縁
と接するものである。さらに、上記壁パネルの張出部
は、上記軸部材の嵌合切除部に樹脂やゴム等の気密材を
介して嵌合されるものである。さらに、上記壁パネルと
床材等の接合部にも気密材を介して接合するものであ
る。また、上記壁パネルの横枠は、上記縦枠の両端部の
間に位置して配置されているものである。
【0008】またこの発明は、長方形の枠材とこの枠材
に固定されるパネル板及びこのパネル板の室外側または
室内側に設けられた断熱材とから成る壁パネルを、柱や
土台、桁等の軸部材に取り付ける木造家屋用パネル組立
工法であって、木造家屋の柱や土台その他の枠体等の軸
部材の内周面または外周面に、その長手方向に嵌合切除
部を形成し、この嵌合切除部のうちの鉛直下方の土台や
桁、及び柱の各嵌合切除部に、上記壁パネルの外周縁部
の張出部を気密材等を介して嵌合させ、この後、上記壁
パネルの上端部の張出部に上方の桁の嵌合切除部を嵌合
させて組み立てる木造家屋用パネル組立工法である。
【0009】またこの発明は、家屋の柱や土台、桁その
他の枠体等の軸部材間に装着される壁パネルを有し、長
方形の枠材と、この枠材全面に固定されるパネル板、及
びこのパネル板の室外側または室内側に設けられた断熱
材とから成る壁パネルを備え、上記枠材の外周縁部から
上記パネル板の外周縁部が一定幅で突出した張出部が形
成され、上記軸部材には長手方向に嵌合切除部が形成さ
れ、上記軸部材の間に上記壁パネルが取り付けられ、上
記嵌合切除部に上記張出部が気密材を介して嵌合した木
造家屋である。
【0010】この発明の木造家屋の壁パネルは、軸部材
にパネル板が嵌合し、気密性が高いとともに、取り付け
精度及び強度を高くすることができ、建築現場での施工
も、嵌合切除部にパネル板の張出部を嵌合させるだけで
あるので、容易に施工することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施の形態につい
て図面に基づいて説明する。この実施形態の木造家屋の
壁パネルは、木造家屋の軸組となる複数の土台11、柱
12、桁13等の軸部材に直接取り付けられる壁パネル
10を有し、軸部材である柱12は、コンクリートの布
基礎14上に土台11を介して固定されている。
【0012】この実施形態の壁パネル10は、長方形の
枠材を構成する縦枠15と横枠16、及びこの縦枠15
と横枠16に固定されるパネル板18とからなり、さら
に、このパネル板18の室外側に、スチレンやウレタン
等の断熱材20が一体に設けられている。この枠材の縦
枠15の各両端部は、図1、図2に示すように、各横枠
16の両端面を各々挟持して枠材を形成しているもので
ある。これにより、横枠16の両端部間に縦枠15を挟
持する枠材の構造と比較して、水平方向の荷重に対する
強度を高くすることができるものである。
【0013】この枠材の縦枠15と横枠16の外周縁部
からは、パネル板18の外周縁部が突出した張出部22
が形成されている。そして、軸部材である土台11、柱
12、桁13の互いに対面する内側面には、長手方向に
パネル板18の上記張出部22が嵌合する溝状またはL
字状に切り欠かれた嵌合切除部24が形成されている。
【0014】この実施形態の壁パネル10は、枠材のう
ち縦枠15の室内外方向の幅が、横枠16の室内外方向
の幅よりも広く形成されている。これにより、パネル板
18が室内側に面した状態で、軸部材である土台11、
柱12にこの壁パネルを装着し、サイディング等の外壁
板26を取り付けた状態で、外壁板26と壁パネル10
の室外側との間に鉛直方向の通気層28が形成される。
さらに、図1、図2等に示すように、壁パネル10の縦
枠15の室外側には、空調機の配管や電気設備の配線用
の切欠き部30が形成されている。また、縦枠15の下
端部には、土台11等の軸部材に取り付けられた状態で
その軸部材の表面と面一になる切欠き部17が形成さ
れ、この壁パネル10を軸部材に取り付けた状態で、図
1、図7、図8に示すように、隣接するパネル材10の
縦枠15と横枠16および土台11や桁13等を互いに
釘やボルト等の金具で連結する金属板製の連結板19が
取り付けられる。さらに、室外側との間に、気密性確保
と雨漏り防止のために、防風シートを貼り付けても良い
ものである。
【0015】また、壁パネル10は、壁パネル10同士
の接続部を気密状態にするために、図1、図3、図4に
示すように、パネル板18の一方が枠材の縦枠15の端
部より内側に位置し、他方の壁パネル10のパネル板1
8の張出部22が、一方の縦枠15の表面に位置するよ
うに設けられている。さらに、複数の壁パネル10を接
続した一方の端に位置する壁パネル10は、図2、図
5、図6に示すように、一対の縦枠15の両外側に、パ
ネル板18の張出部22が形成され、他方の柱12の嵌
合切除部24に嵌合可能となっているものである。
【0016】この実施形態の木造家屋の壁パネル10の
施工方法は、先ず真壁の場合、例えば壁パネル10と柱
12及び桁13を一体に組み立てて、この一体の構造物
をクレーン等で吊り下げて、所定の土台11の嵌合切除
部24に上方から嵌合させる。また、柱12と壁パネル
10とを土台に組み付けてから、上方の桁13を取り付
けても良い。何れの場合も、図3、図5、図7に示すよ
うに、軸部材の嵌合切除部24に、壁パネル10の張出
部22が嵌合して組み立てられるものである。
【0017】また、図4、図6、図8に示すように、大
壁用の壁パネル10の場合、柱12の室内側端面のL字
状の嵌合切除部24に沿って、パネル板18の張出部2
2を取り付け、土台11の室内側のL字状の嵌合切除部
24に張出部22を嵌合させる。そして、各嵌合切除部
24には、樹脂やゴムその他自己発泡性の樹脂材料等の
気密材32が設けられ、嵌合切除部24とパネル板18
の張出部22とを確実な気密状態に接合するものであ
る。
【0018】なお、この気密材32は、パネル材10の
パネル板18の外周面に全周に渡って、予め工場出荷時
等に貼り付けられたものや、取り付けられる土台11、
柱12桁13等の部材の嵌合切除部24に予め取り付け
られていても良く、さらに、嵌合切除部24に施工時に
取り付けるものでも良い。
【0019】この後、壁パネル10の上端部の張出部1
8に桁13の嵌合切除部24を嵌合させる。このとき、
図9に示すように、真壁用の壁パネル10の場合、桁1
3の下面中央部の嵌合切除部24に沿ってパネル板18
の張出部22を嵌合させる。また、大壁用の壁パネル1
0の場合、図10に示すように、桁13の室内側端面の
L字状の嵌合切除部24に沿って、パネル板18の張出
部22を取り付ける。そしてこの時も、各嵌合切除部2
4には、樹脂やゴム等の気密材32が設けられ、嵌合切
除部24とパネル板18の張出部22とを確実な気密状
態に接合する。この場合も、気密材32は、パネル板1
8や嵌合切除部24に予め貼り付けられていても良く、
または施工時に後付けしても良い。
【0020】また、図9、図10に示すように、2階部
分も、上記と同様に、壁パネル10の張出部22を、下
方の桁13及び柱12の各嵌合切除部24に嵌合させ、
この後、上方の桁13の嵌合切除部24に壁パネル10
の張出部22を嵌合させて取り付けるものである。
【0021】さらに、図11に示すように、桁13に、
補強材36を取り付けた場合も、補強材36による桁の
嵌合切除部24に壁パネル10の張出部22を嵌合させ
るものである。なお、この実施形態の場合、補強材36
と桁13との気密性を確保するために、桁13と補強材
36の対面する各面に、互いに対面する長手方向の溝部
38を形成し、この溝部38に嵌合する添え材40を気
密材32を介して緊密に嵌合させている。
【0022】そして、その他、床パネル42の取り付け
に際しても、図7に示すように、真壁構造の場合、土台
11と床パネル42の間に気密材32を介し、大壁構造
の場合、図8に示すように、壁パネル10のパネル板1
8の表面と床パネル42との間に、気密材32を介して
取り付けるものである。また一階部分の床パネル42に
は、断熱材20が設けられている。
【0023】さらに、真壁構造の場合、図7に示すよう
に、床パネル42の表面側のパネル板44の周縁部を延
出させ、土台11の表面に重なるようにし、畳寄せ46
の内周部に切欠き47を形成して、そのパネル板44の
周縁部が嵌合するように形成されている。これにより、
室内の気密性を大きく向上させることができる。また、
大壁構造の場合、図8に示すように、床パネル42の裏
面側のパネル板48の周縁部を外方に延出させ、パネル
板48の周縁部が嵌合切除部24に嵌合するように形成
されている。これによっても、室内の気密性を大きく向
上させることができる。
【0024】この実施形態の木造家屋の壁パネル10
は、土台11、柱12、桁13の各軸部材にパネル板1
8の張出部22が嵌合し、気密性をきわめて高いものに
することができ、しかも取り付け強度も高くすることが
できる。また、建築現場での施工も、軸部材の嵌合切除
部24にパネル板10の張出部22を嵌合させるだけで
あるので、容易に施工することができる。さらに、壁パ
ネル10の室外側には、縦枠15による鉛直方向の通気
層28が形成され、通気層用の下地材を取り付ける工数
を省くことができ、現場での施工性が向上するものであ
る。さらに、配線や配管も、切欠き部30を利用して取
り付けることができ、施工現場での加工が不要となり、
また、現場での加工による気密性の低下もないものであ
る。
【0025】またこの実施形態の壁パネルは、縦枠15
が横枠16の端面を挟持しているので、水平方向の力に
対して強度が高い。さらに、縦枠16の下端部には切欠
き部17が形成され、隣のパネル板10と土台11や梁
の連結を連結金具等により確実になされ、強度がきわめ
て高いものである。
【0026】次にこの発明の木造家屋の壁パネルの他の
実施形態について図12、図13を基にして説明する。
ここで、上述の実施形態と同様の部材は同一符号を付し
て説明を省略する。この実施形態の壁パネル10は、真
壁用の壁パネルであって、室外側に、パネル板18が設
けられ、室内側に断熱材20が貼り付けられているもの
である。さらに室内側には、塗壁用のラスボード50が
貼り付けられている。
【0027】この実施形態の壁パネル10の施工は、図
12に示すように、軸部材12の室外側の角部に軸方向
に形成された嵌合切除部24に、気密材32を介して壁
パネル10のパネル板18の張出部22を嵌合させ、釘
またはネジで固定する。パネル板18の外側には、外胴
縁27を介して外壁板26を取り付ける。外胴縁27と
柱12およびパネル板17の間には、図示しない防風シ
ートを設ける。また、室内側には、ラスボード50の内
側に塗壁52を形成する。なお、この場合も、気密材3
2は、パネル板18や嵌合切除部24に予め貼り付けら
れていても良く、または施工時に後付けしても良い。
【0028】この実施形態の壁パネルによれば、施工に
際して、室外側から柱12等の軸部材に壁パネル10を
取り付けることができ、施工性が極めて良く、しかも、
気密性、断熱性も良いものである。
【0029】次にこの発明の木造家屋の壁パネルのさら
に他の実施形態について図14、図15を基にして説明
する。ここで、上述の実施形態と同様の部材は同一符号
を付して説明を省略する。この実施形態の壁パネル10
は、大壁用の壁パネルであって、室外側に、パネル板1
8が設けられ、室内側に断熱材20が貼り付けられてい
るものである。また、壁パネル10の中央部の縦枠材5
4は、その室内外方向の幅が、他の縦枠15よりも厚
く、その室内側の側面が、室内側の胴縁56が取り付け
られる間柱となっている。さらにその室内側には、プラ
スターボードや室内側の壁材58が取り付けられる。
【0030】この実施形態の壁パネル10の施工も、図
14に示すように、軸部材12の室外側の角部に形成さ
れた嵌合切除部24に、気密材32を介して壁パネル1
0のパネル板18の張出部22を嵌合させ、釘またはネ
ジで固定する。パネル板18の外側には、外胴縁27を
介して外壁板26を取り付ける。外胴縁27と柱12お
よびパネル板17の間には、図示しない防風シートを設
ける。また、この場合も、気密材32は、パネル板18
や嵌合切除部24に予め貼り付けられていても良く、ま
たは施工時に後付けしても良い。
【0031】さらに、この壁パネル10は、縦枠54が
厚く形成されているので、壁材58を設けた状態で、室
内側の壁と断熱材20との間に静止空気層60が形成さ
れる。これは、壁パネル10の内側に閉じ込められた状
態の静止空気層60であるため、この静止空気層60に
よる断熱効果も得られ、きわめて高い断熱性能を得るこ
とができる。
【0032】尚、この発明の木造家屋の壁パネルと木造
家屋用パネル組立工法は、壁パネルの枠材やパネル板の
材質及び形状を適宜選定可能なものであり、断熱材も適
宜選択すれば良いものである。さらに、上述のように、
この気密材は、嵌合切除部に施工時に取り付ける他、パ
ネル材のパネル板の外周面に全周に渡って環状に、予め
工場出荷時等に貼り付けたり、取り付けられる土台、柱
桁等の軸部材の嵌合切除部に予め取り付けても良い。
【0033】
【発明の効果】この発明の木造家屋の壁パネルと木造家
屋用パネル組立工法および木造家屋は、壁パネルを軸部
材に取り付けた状態で、施工精度及び強度が高く、気密
性断熱性がきわめて高いものにすることができ、しかも
施工も容易なものである。さらに、配線等の切欠き部が
予め形成され、施工現場での加工を少なくし、信頼性の
高いものにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態の木造家屋の壁パネルの
取り合い状態を示す斜視図である。
【図2】この発明の一実施形態の木造家屋の他の壁パネ
ルの斜視図である。
【図3】この発明の一実施形態の真壁構造の壁パネルの
横断面図である。
【図4】この発明の一実施形態の大壁構造の壁パネルの
横断面図である。
【図5】この発明の一実施形態の真壁構造の壁パネルに
よる施工状態の横断面図である。
【図6】この発明の一実施形態の大壁構造の壁パネルに
よる施工状態の横断面図である。
【図7】この発明の一実施形態の真壁構造の壁パネルに
よる施工状態の土台部分の縦断面図である。
【図8】この発明の一実施形態の大壁構造の壁パネルに
よる施工状態の土台部分の横断面図である。
【図9】この発明の一実施形態の真壁構造の壁パネルに
よる施工状態の桁部分の縦断面図である。
【図10】この発明の一実施形態の大壁構造の壁パネル
による施工状態の桁部分の横断面図である。
【図11】この発明の一実施形態の大壁構造の壁パネル
による施工状態の桁部分に補強材を取り付けた状態の横
断面図である。
【図12】この発明の他の実施形態の真壁構造の壁パネ
ルの横断面図である。
【図13】この発明の他の実施形態の真壁構造の壁パネ
ルの斜視図である。
【図14】この発明のさらに他の実施形態の大壁構造の
壁パネルの横断面図である。
【図15】この発明のさらに他の実施形態の大壁構造の
壁パネルの斜視図である。
【符号の説明】
10 壁パネル 11 土台(軸部材) 12 柱(軸部材) 13 桁(軸部材) 15 縦枠 16 横枠 18 パネル板 20 断熱材 22 張出部 24 嵌合切除部 28 通気層 30 切欠き部 32 気密材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04B 2/56 621 E04B 2/56 621A 621K 622 622B 622K 632 632D 632K 633 633A 633G 641 641G 641Z 644 644H 645 645B 1/76 1/76 T 1/80 1/80 V 2/00 E04C 2/46 E

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木造家屋の軸部材間に装着される壁パネ
    ルであって、長方形の枠材と、この枠材全面に固定され
    るパネル板とから成る壁パネルにおいて、上記枠材の外
    周縁部から上記パネル板の外周縁部が突出した張出部が
    形成され、上記軸部材に形成された嵌合切除部に上記張
    出部を嵌合させることを特徴とする木造家屋の壁パネ
    ル。
  2. 【請求項2】 上記枠材のうち縦枠の室内外方向の幅
    が、上記枠材の横枠の室内外方向の幅よりも広く形成さ
    れ、上記パネル板に面一に上記縦枠と横枠が取り付けら
    れ、上記パネル板を室内側に面して上記軸部材に取り付
    けた状態で、上記縦枠に外壁板を取り付け、この外壁板
    と上記壁パネルの室外側との間に鉛直方向の通気層が形
    成されることを特徴とする請求項1記載の木造家屋の壁
    パネル。
  3. 【請求項3】 上記壁パネルのパネル板は上記枠材の室
    内側に設けられ、上記パネル板の室外側の上記枠材の内
    側に断熱材が設けられ、上記壁パネルの縦枠の室外側
    に、所定の配管または配線用の切欠き部が形成されてい
    ることを特徴とする請求項1又は2記載の木造家屋の壁
    パネル。
  4. 【請求項4】 上記壁パネルのパネル板は上記枠材の室
    外側に設けられ、上記パネル板の室内側の上記枠材の内
    側に断熱材が設けられていることを特徴とする請求項1
    記載の木造家屋の壁パネル。
  5. 【請求項5】 上記壁パネル同士の接続部は、上記パネ
    ル板の一方が上記枠材の縦枠の端部より内側に位置し、
    他方の壁パネルの上記張出部が、上記一方の縦枠の表面
    に位置していることを特徴とする請求項1,2又は3記
    載の木造家屋の壁パネル。
  6. 【請求項6】 上記壁パネルの張出部は、上記軸部材の
    嵌合切除部に気密材を介して嵌合されることを特徴とす
    る請求項1,2,3又は4記載の木造家屋の壁パネル。
  7. 【請求項7】 木造家屋の軸部材間に装着される壁パネ
    ルであって、長方形の枠材とこの枠材に固定されるパネ
    ル板とから成る壁パネルを有し、上記枠材の外周縁部か
    ら上記パネル板の外周縁部が突出した張出部が形成さ
    れ、上記軸部材に上記壁パネルを取り付ける木造家屋用
    パネル組立工法において、木造家屋の軸部材の側面に、
    その長手方向に嵌合切除部を形成し、この嵌合切除部
    に、上記壁パネルの外周縁部の張出部を嵌合させて組み
    立てることを特徴とする木造家屋用パネル組立工法。
  8. 【請求項8】 上記パネル板の張出部は、上記軸部材の
    室内側角部、または室外側角部に形成された上記嵌合切
    除部に嵌合させることを特徴とする木造家屋用パネル組
    立工法。
  9. 【請求項9】 家屋の軸部材間に装着される壁パネルを
    有し、長方形の枠材と、この枠材全面に固定されるパネ
    ル板、及びこのパネル板の室外側または室内側に設けら
    れた断熱材とから成る壁パネルを備え、上記枠材の外周
    縁部から上記パネル板の外周縁部が一定幅で突出した張
    出部が形成され、上記軸部材の側面には長手方向に嵌合
    切除部が形成され、上記軸部材の間に上記壁パネルが取
    り付けられ、上記嵌合切除部に上記張出部が気密材を介
    して嵌合した木造家屋。
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