JPH03279541A - 積層パネル構造 - Google Patents

積層パネル構造

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JPH03279541A
JPH03279541A JP7770990A JP7770990A JPH03279541A JP H03279541 A JPH03279541 A JP H03279541A JP 7770990 A JP7770990 A JP 7770990A JP 7770990 A JP7770990 A JP 7770990A JP H03279541 A JPH03279541 A JP H03279541A
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駒場 孝行
Susumu Sudo
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造等の各種
構造物の壁材、床材、天井材、屋根材等に使用する積層
パネルに関し、パネル目地等の防水性、気密性に優れ、
特に軸組構造物に好適に使用され、工場における前生産
に適し、かつ高耐久性住宅を容易に実現し得る積層パネ
ル構造に関する。
〔従来の技術〕
近年、例えば住宅用の構造物においては、柱材。
壁材等の各種構造物要素を予め工場生産しておき、建築
現場において組み立てることにより、建築作業を容易に
して工期の短縮、現場作業員(大工)の少人数化等を図
ることを目的として、所謂ツー・ハイ・フォー住宅(プ
レハブ住宅)が広く採用されている。
また、構造物の一部を工場等において前生産し、建築現
場における採寸、加工等の手間を省くことも行われてい
る。
この場合には、一定の規格で前生産された壁材。
床材、天井材、屋根材等の各パネルを適宜選択購入して
建築現場に搬送し、或いは注文により所定寸法で前生産
された壁材等のパネルを建築現場に搬送し、建築現場に
おいて、前記壁材等のパネルを柱材、軸組材、構造枠材
等に取り付ける。
特に、最近では、構造物のパネル化が進み、しかもこれ
ら壁材等のパネルとして、断熱性を高める構造のものが
使用されるようになって来ている。
例えば、第8図に示すように、板材100の裏側にグラ
スウール100を添着したもの(特公昭53−9003
号公報参照)や、第9図に示すような木枠102の表裏
面に紙等を張設しておき、該木枠102内に発泡断熱材
を注入したもの(実開昭62−1928号公報参照)が
知られている。
これらの壁材等のパネルは、搬送、施工の容易性を考慮
した大きさとして、工場において前生産され、例えば、
構造物の壁面を構成する場合には、複数枚の壁材パネル
を横方向に連結して−の壁面を構成することが行われる
C発明が解決しようとする課題〕 ところが、上記のように、壁面等を複数の壁材パネル等
により構成した場合にはパネルの連結部(目地)や、柱
材、床材等の他の構成部材との接合部に隙間が生じ易く
、断熱効果を低下させる。
特に1、冬期においては、該隙間から冷気が入り込むた
め、居住者は生活環境維持のために多大の暖房費の出費
を余儀無くされるという不都合がある。
しかも、室内の湿気は、上記冷気により、上記の隙間内
や隙間近傍、外壁と内壁との間、或いは床下等で結露す
る。
このような結露は、上記隙間から壁材等のパネル内部や
、柱材等に浸透して細菌、微生物等の繁殖を助長し、該
壁材、柱等の構造物構成部材を腐食させる。この結果、
建造物を短命化させる等の不都合がある。
構造物構成部材の上記腐食を防止するために、防湿剤を
壁材、柱、梁等に塗布し、構造物自体に防湿加工を施す
ことも行われるが、その費用は膨大であり一般的でない
また、従来の通常の木造住宅では、寿命が10年〜20
年と言われており、木材資源の有効利用が強く望まれて
いる今日、木造住宅を長寿命化する試みが盛んに行われ
ている。このため、高断熱。
高気密構造を有する高耐久性住宅を実現するための工法
が多数開発されているが、 ■従来の高耐久性住宅では、上記結露の回避の観点から
、壁材等に上記パネルを多用することができず、施工が
複雑になり工程が増え、この結果工期が長期に及ぶ。
■上記パネルを多用する場合においては、上記目地等の
隙間へのパテ等の塗り込みが必要となり、パテ等の材料
費や、塗り込みの工程が必要となる他、上記パネルを隙
間無く取り付ける必要があるため、特別の施工技術が必
要となる。
等の問題がある。
このような状況は、最終的に建築コストの上昇となって
跳ね返ってくるため、高耐久住宅の一般への普及を妨げ
て来た。
特に最近では、建築業界における職人不足が深刻な問題
となっており、上記■、■の実態と逆行する形となり、
上記普及をますます妨げている。
本発明は、上記各種の不都合及び問題点を解決するため
に提案されたものであって、壁材等の目地や、積層パネ
ル以外の柱材、床材等の他の構成部材との接合部に生ず
る結露を防止し、かつ簡略化した工法により短工期で容
易に施工が可能であると共に、安価な高耐久住宅を広く
一般へ普及し得る積層パネル構造を提供することを目的
とする。
〔課題を解決するための手段〕 本発明は、上記目的を達成するために、一対の板材間に
断熱材を介在させてなり、且つ少なくとも一方の板材の
両端が断熱材より突出してなる積層パネルを構造物構成
部材に接合してなる積層パネル構造であって、少なくと
も前記断熱材端面と前記構造物構成部材間に防湿性を有
し且つ圧縮可能な弾性を有する気密防湿パツキン材を介
在させ、前記板材間に前記構造物構成部材の少なくとも
一部を嵌合するか、又は前記板材端面を当接させてなる
ことを特徴とするものである。
本発明における積層パネルに使用する一対の板材として
は、鉄板、剛性樹脂板、木片と合成樹脂とを混合積層し
たものや、薄板を積層したもの(ベニヤ板)等各種建築
用の板材が単独又は組み合わせて使用でき、中でも4〜
18■の合板が好ましく使用され、積層パネルとしての
曲げ剛性が8×103kgC11以上の構造強度を持つ
ものが好ましい。
また、板材の寸法は、通常、幅が500〜1500■■
(好ましくは910〜1220閣の定尺)程度、長さが
1820〜3000+m程度とされる。
このような一対の板材間に介在させる断熱材としては、
ウレタンフオーム、スチレンフオーム。
ポリエチレンフオーム、フェノールフオーム、塩化ビニ
ルフオーム、ゴム発泡体等の各種発泡体や、グラスウー
ル、ロックウール等の各種繊維質材などの有機・無機断
熱材が用いられ、少なくともせん断剛性20kg/cm
+以上であることが好ましい。
中でも、硬質ポリウレタンフォーム、ポリスチレンフオ
ーム等の合成樹脂発泡体が好適に用いられ、その厚味は
20〜50閤−が適当である。
更に、気密防湿パツキン材としては、防湿性を有し且つ
圧縮可能な弾性を有するゴム発泡体、塩化ビニルフオー
ム、アスファルト含浸軟tウレタンフオーム、ポリエチ
レンフオーム等の各種有m発泡体が好ましく使用され、
透湿抵抗値が50m”hmHg/g以上のものが好まし
い。
この気密防湿パツキン材の厚さは、本発明積層パネルの
大きさや、本発明積層パネルの取り付は箇所等によって
異なり、−概には決められないが、通常は3〜301I
I11程度の厚さとすることが好ましい。
また、本発明の積層パネルでは、一対の板材のうち少な
くとも一方の板材の両端が上記断熱材より突出している
が、突出長さは、10〜100a+a+程度であること
が好ましい。
両板材の双方が断熱材から突出している場合において、
各板材の突出長さは各々異なっていても良い。
更に、板材の突出は、断熱材から突出していれば良いの
で、断熱材に設けられる気密防湿パツキンの厚さと板材
の突出長さとが同一である場合もある。
なお、本発明において、構造物構成部材とは、柱材、軸
組材、構造枠材等の各種構造物の構成要素を言う。
〔作用〕
本発明積層パネルは、一対の板材と各板材間に断熱材を
介在させた積層体に、気密防湿パツキン材を設けたもの
で、この積層体は工場において前生産される。
気密防湿パツキン材は、通常は、上記の一対の板材と断
熱材からなる積層体を製造する際に、工場において貼着
等することにより設けられるが、建築現場において本発
明積層パネルを取り付ける際に、前記して接触面に貼着
したり、仮付けする等により設けることもできる。
本発明積層パネルは、壁材、床材、天井材、屋根材等に
使用されるが、積層パネル−枚により一の壁面、床面等
を構成する大きさに製造しても良いが、通常は、搬送、
施工の便宜から積層パネル複数枚で、−の壁面、床面等
を構成する大きさに製造される。
すなわち、通常、積層パネルの幅は、500〜1500
s+s+程度、好ましくは910〜122oの定尺寸法
であり、長さは1820〜3000m−程度である。
このような壁材等の−又は複数の積層パネルは、現場作
業員により構造物の一部として柱、軸組。
構造枠等に、積層パネルの端部に設けられた気密防湿パ
ツキン材が、他の積層パネル或いは柱、軸組、梁、窓枠
材、ドア枠材等の他の構造物構成部材に押圧して取り付
けられる。
このとき、積層パネルは、柱、軸組、構造枠等に堅固に
固定され、また、積層パネル自体の構造強度により、構
造物自体の堅牢度も確保される。
また、複数の積層パネルにより一の壁面を構成する場合
には、積層パネル同士は軸組を介在して取り付けても良
いし、軸組を介在させずに壁面を構成し、軸組に各積層
パネルを固定して強度を確保することも行われる。
気密防湿パツキン材は、前述したように、弾性を有して
いるので、積層パネルと他の積層パネル或いは積層パネ
ル以外の他の構造物構成部材との接触面に隙間が生じる
のを防ぎ、また水の侵入や湿気の通過を防止する作用を
なす。
このように、本発明積層パネルは、該積層パネルを使用
した構造物の、該積層パネル同士の接合面や該積層パネ
ルと他の構造物構成部材との境界部等に、パテ塗り等の
特殊な工程を経ることなく、積層パネルの内側と外側と
の高い水密・気密・防湿付与作用をなす。
この作用により、例えば、冬期、特に寒冷地等において
は、上記接合面や境界部における結露の発生を阻止し、
構造物構成部材の腐食を防止する。
以上のような作用は、本発明積層パネルにおける気密防
湿パツキン材の厚さが余り薄過ぎても発現せず、逆に厚
過ぎると本発明積層パネルの取り付は作業が困難となる
ため、前記したように、通常は3〜30v++程度とす
るのである。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を、積層パネルを壁材に使用す
る場合を例に取り説明する。
第1図は、積層パネルの一態様を示し、第2図は壁構造
を示している。
第1図において、平行に配置された一対の構造合板等か
らなる板材2a、2bにより構成された表裏面間に、硬
質ポリウレタンフォームからなる断熱材3が介在されて
いる。
この断熱材3は、幅が板材2a、2bよりやや短く、板
材2a、2bは断熱材3の側端面より突出して構成され
ており、積層パネル1の両側端は構造物構成部材との嵌
合部となっている。
更に、断熱材3の両側(同図においては、片側のみを示
す)端面には、気密防湿パツキン材(以下、「パツキン
材Jと言う)4が貼着されている。
第1図に示す積層パネル1の使用態様例を、真壁構造と
する場合を例に、第2図により説明する。
まず、積層パネルlと柱11.構造部材12とを連結固
定する。
これらを連結固定する場合、各種の態様が考えられ、例
えば、柱11を構築し、軸組作業を行った後、積層パネ
ル1を柱11の外面に釘打ち等により固定し、更に他の
積層パネル1を構造部材12を介して連結固定しても良
い。
また、先ず構造部材12を積層パネルlの端部に嵌め込
んだ後、積層パネル1を柱11に固定しても良いし、先
ず積層パネル1を柱11に固定し、次いで構造部材12
を嵌装し、更に他の積層パネル1を連結し、釘打ち等に
より固定しても良い。
このようにして積層パネル1が構造部材12に嵌合した
場合には、パツキン材4の弾力により、該パツキン材4
と構造部材12とは適度な押圧で密着し合う。これと共
に、各積層パネル1の板材2a同士及び2b同士は突き
合わされる。
次に、積層パネル1の外面側に胴縁13を介在させて外
装材16を施工する。これにより積層パネルlと外装材
16との間に通気層17が形成される。
なお、第2図においては、胴縁13は、各積層パネル1
の2b同士の目地15上に位置するように設けられてい
るが、この位置に限定されず、積層パネル1の外面側の
適宜の位置に設けることができる。
この場合、上記胴縁13が設けられる位置に対応させて
、積層パネルlの内部に角柱状の木製部材を内装させて
も良い。この木製部材は、積層パネル1の強度アップの
ために設けられるものであるが、必ずしも必要とされる
ものではない。
また、積層パネルlの側端部は、パツキン材4が構造部
材12に適度な押圧で密着し緊密に突き合わされる形状
であれば、第1図に示す構造の積層パネル1に限らず、
例えば第3図に示すような他の構造の積層パネル1も使
用できる。
第3図の積層パネルlは、断熱材3の素材としてグラス
ウールを使用しており、板材2a、2bは、側端部材5
により内部に空間ができるように、平行に支持され、該
空間内には上記の断熱材3であるグラスウールが充填さ
れる。そして、パツキン材4は、側端部材5の外側(断
熱材3の充填側と反対側)の面に設けられている。
同図の積層パネル1の側端部形状(すなわち、側端部材
5のパツキン材4が設けられている側の形状)は、第1
図に示したものと同様であり、その使用態様例は第2図
と同様となるので説明は省略する。
第2図においては、構造部材12は四角柱状のものとし
て説明したが、第4図(イ)に示すように、構造部材1
2をその両側に突出部Aを有する形状とし、この突出部
Aを積層パネル1の板材2a、2b間で挟む態様として
も良い。
また、第4図(ロ)に示すように、四角柱状の構造部材
12の側部に上記突出部Aに代わる別部材A′を釘打ち
等により固定して設けても良い。
この場合、構造部材12と別部材A′との間に、パツキ
ン材4と同様なパツキン材を介在させても良い。
この様にした場合には、構造部材12が外装材16を取
り付けるための胴縁を兼ねることができ、より工法の簡
略化を図ることができ、また突出した板材2a、2bと
構造部材12との間にもパツキン材4を介在させれば、
板材2a、2bを透過する湿気をも防止することができ
る。
第2図、第3図、第4図(イ)においては、構造部材1
2(第4図(イ)においては、突出部A)を、第4図(
ロ)においては、構造部材12に固定された別部材A′
を積層パネルlの板材2a。
2bにより挟さむ態様としているが、積層パネル1を第
5図(イ)に示すように、一方の板材2aのみの両端が
断熱材3より突出しているものも使用される。
この場合、第2図と同様、胴縁13を介して外装材16
を取り付けることもできるし、第5図(ロ)に示すよう
に構造部材12に胴縁を兼ねさせることもできる。
更に、第6図に示すように、積層パネルlの側端(換言
するなら、板材2a、2bの側端面)をを構造物構成部
材としての柱11に直接当接させることもできる。
この場合、第4図(イ)、(ロ)、第5図(ロ)におけ
る構造部材12と同様、柱11に胴縁を兼ねさせること
もできるし、第6図に示すように、胴縁13を介して外
装材16を取り付けることもできる。
この場合、第4図(ロ)と同様、柱11の側端には四角
柱状の別部材Bが設けられる。
以上、積層パネル1の側端にパンキン材4を貼着する場
合について説明した。
すなわち、パツキン材4は、第1図の場合は一対の板材
2a、2b間の両側において露出している断熱材3の側
面のみに、第3図の場合は側端部材5の外側面のみに設
けられている。
しかるに、本発明においては積層パネル1の側端のみな
らず、上、下端の断熱材3の露出部分にパツキン材4を
貼着して設けることもできる。
例えば、グラスウールは経時的に吸湿し断熱性能が低下
するので、グラスウールを断熱材として使用する第3図
の積層パネルlにおいては、該積層パネル1の四周全面
(両側面及び上下面)に同図の側端部材5と同様の上下
端部材を設け、この上下端部材にパツキン材4を設ける
ことがより好ましいものとなる。
第7図(イ)は、積層パネル1の板材2a、2bの一側
端と上端に断熱材3を設けた場合を示している。
また、同図(ロ)は、積層パネルlの板材2a2bの上
端のみが、断熱材3から突出して嵌合部が形成され、該
嵌合部に梁材■8が嵌め込まれた様子を示している。
更に、同図(ハ)は、積層パネルlの一部が矩形状に切
り取られている場合を示している。この場合には、断熱
材3は積層パネル1の形状に合わせて板材2a、2b間
に介在され、積層パネル1の端部は、断熱材より突出し
ている。
そして、断熱材3のL状の面には、同しくL字状にパツ
キン材4が貼着して設けられる。
例えば、このL字形の部分に窓枠等の建造物構成部材が
嵌合される。
また、本発明の積層パネル構造は、上記のような壁材と
して使用される他、床材、天井材、屋根材等に使用する
こともできる。
例えば、床材として使用するときには、床梁に第1図、
第3図、第5図(イ)或いは第7図(イ)〜(ハ)に示
すような構造の積層パネルlが使用される。
この場合にも、積層パネル1を壁材に使用した場合と同
様、積層パネル1による床構造が形成される。
なお、天井材として使用する積層パネル1は、壁材、床
材として使用する積層パネル1の板材より厚みの薄い板
材が使用され、軽量化が図られる。
以上に述べた積層パネル1においては、パツキン材4に
より、高断熱、高気密構造物を実現できる。また、図示
は省略するが、板材2a、2bの内側(すなわち、断熱
材3との間)に防湿シートを介在させることもでき、該
防湿シートを介在させた場合には、万一湿気が板材を透
過しても積層パネル内部に侵入することを防止すること
ができる。
〔発明の効果〕
本発明は、積層パネルを連結固定するだけで、壁、床等
を構成するものであるから、下地工程が不用となり工期
短縮が図れるのみならず、積層パネルの端部に気密防湿
パツキン材を設けたので、積層パネル間の目地や柱材、
床材等の他の構成部材との接合部に隙間が生しることは
無く、気密性が高められて構造物の断熱効果を更に向上
させることができ、低暖房コストの構造物を実現できる
また、例えば、冬期、特に寒冷地等において、目地等の
隙間内や該隙間近傍、外壁と内壁との間、或いは床下環
に生じる結露を防止できるので、壁材等のパネル内部や
、柱材等の構造物構成部材の腐食を防止でき、建造物を
長寿命化させることができる。
しかも、防湿剤を壁材、柱、梁等に塗布して、構造物自
体に防湿加工を施す必要もないので、構造物の建造費用
の低減が可能となる。
更に、高耐久性住宅に、施工が容易な本発明の積層パネ
ルを〜積極的に使用することができる結果、隙間風や結
露が生じない、低コストかつ簡略化した工法の高断熱、
高気密構造を実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の積層パネルの一実施例を示す説明図、
第2図は第1図に示す本発明積層パネルの使用態様例を
示す断面図、第3図は本発明積層パネルの他の実施例を
示す説明図、第4図(イ)(ロ)は第1図の積層パネル
の他の使用態様例を示す断面図、第5図(イ)は一方の
板材のみが突出している本発明の積層パネルの実施例を
示す断面図、同図(ロ)は同図(イ)に示す積層パネル
の使用態様例を示す断面図、第6図は柱に本発明の積層
パネルを使用した場合を示す断面図、第7図(イ)はパ
ツキン材を断熱材の側端及び上端に設けた場合の説明図
、同図(ロ)は同じく断熱材の上端に設けた場合の説明
図、同図(ハ)は積層パネル1の一部が矩形状に切り取
られている場合の実施例を示す説明図、第8図及び第9
図は従来技術の説明図である。 l二本発明積層パネル 2a、2b:板材3:断熱材 
    4:パツキン材 11.12:構造物構成部材(柱、構造部材)第 図 第 図 第 4 図 (イ) (ロ) a (イ) (ロ) (イ) (ハ) (ロ) 第 図 第 図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一対の板材間に断熱材を介在させてなり、且つ少
    なくとも一方の板材の両端が断熱材より突出してなる積
    層パネルを構造物構成部材に接合してなる積層パネル構
    造であって、 少なくとも前記断熱材端面と前記構造物構成部材間に防
    湿性を有し且つ圧縮可能な弾性を有する気密防湿パッキ
    ン材を介在させ、 前記板材間に前記構造物構成部材の少なくとも一部を嵌
    合するか、又は前記板材端面を当接させてなる積層パネ
    ル構造。
  2. (2)積層パネルの曲げ剛性が8×10^3kgcm以
    上であり、且つせん断剛性が20kg/cm以上である
    請求項(1)記載の積層パネル構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0643105U (ja) * 1992-11-10 1994-06-07 鐘淵化学工業株式会社 構造用多機能パネル
JPH0644814U (ja) * 1992-11-17 1994-06-14 鐘淵化学工業株式会社 構造用多機能パネル
JPH0644819U (ja) * 1992-11-18 1994-06-14 鐘淵化学工業株式会社 構造用多機能パネル

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0643105U (ja) * 1992-11-10 1994-06-07 鐘淵化学工業株式会社 構造用多機能パネル
JPH0644814U (ja) * 1992-11-17 1994-06-14 鐘淵化学工業株式会社 構造用多機能パネル
JPH0644819U (ja) * 1992-11-18 1994-06-14 鐘淵化学工業株式会社 構造用多機能パネル

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