JPH1045218A - 回転ストッカー装置 - Google Patents
回転ストッカー装置Info
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- JPH1045218A JPH1045218A JP20040696A JP20040696A JPH1045218A JP H1045218 A JPH1045218 A JP H1045218A JP 20040696 A JP20040696 A JP 20040696A JP 20040696 A JP20040696 A JP 20040696A JP H1045218 A JPH1045218 A JP H1045218A
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- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 4
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 3
- WYTGDNHDOZPMIW-RCBQFDQVSA-N alstonine Natural products C1=CC2=C3C=CC=CC3=NC2=C2N1C[C@H]1[C@H](C)OC=C(C(=O)OC)[C@H]1C2 WYTGDNHDOZPMIW-RCBQFDQVSA-N 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 2
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 2
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 1
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 1
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- Warehouses Or Storage Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 バケットやハンガー等の保管容器を安定して
支持することを可能にすると共に、ストック空間の有効
利用を図る。 【解決手段】 物品を収納するハンガー16等の複数の
保管容器を、ループ状のチェーン13に所定のピッチで
取付け、このチェーン13を循環移動させる回転ストッ
カー装置である。チェーン13に、ハンガー16の取付
け位置に第1のガイドローラ21を設けると共に、隣接
するハンガー16の中間に第2のガイドローラ23を設
ける。チェーン13の平行移動部分それぞれに、一対の
ガイドレールを所定の間隔で平行配置し、この一対のガ
イドレールに沿って第1および第2のガイドローラ2
1、23をそれぞれ進行させることによって、平行移動
部分についてはチェーン13をつづら折り状態で移動さ
せる。
支持することを可能にすると共に、ストック空間の有効
利用を図る。 【解決手段】 物品を収納するハンガー16等の複数の
保管容器を、ループ状のチェーン13に所定のピッチで
取付け、このチェーン13を循環移動させる回転ストッ
カー装置である。チェーン13に、ハンガー16の取付
け位置に第1のガイドローラ21を設けると共に、隣接
するハンガー16の中間に第2のガイドローラ23を設
ける。チェーン13の平行移動部分それぞれに、一対の
ガイドレールを所定の間隔で平行配置し、この一対のガ
イドレールに沿って第1および第2のガイドローラ2
1、23をそれぞれ進行させることによって、平行移動
部分についてはチェーン13をつづら折り状態で移動さ
せる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少ないスペースで
多量の物品を収納、保管することを可能にした回転スト
ッカー装置に関する。
多量の物品を収納、保管することを可能にした回転スト
ッカー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】回転ストッカー装置としては、従来から
多種多様の形式のものが提案されている。図11は従来
の一般的な縦型の回転ストッカー装置の概略構成を示す
図である。同図に示す縦型の回転ストッカー装置1は、
上下に一対のスプロケット2、3が設けられており、こ
れらスプロケット2、3にループ状のチェーン4が掛け
渡されている。これらスプロケット2、3およびチェー
ン4は左右一対で配設されており、この左右一対のチェ
ーン4には、物品を収納する複数のバケット5やハンガ
ー等の保管容器が所定のピッチで取付けられている。
多種多様の形式のものが提案されている。図11は従来
の一般的な縦型の回転ストッカー装置の概略構成を示す
図である。同図に示す縦型の回転ストッカー装置1は、
上下に一対のスプロケット2、3が設けられており、こ
れらスプロケット2、3にループ状のチェーン4が掛け
渡されている。これらスプロケット2、3およびチェー
ン4は左右一対で配設されており、この左右一対のチェ
ーン4には、物品を収納する複数のバケット5やハンガ
ー等の保管容器が所定のピッチで取付けられている。
【0003】そして、この縦型の回転ストッカー装置1
は、図示を省略したモータ等の駆動機構によりチェーン
4を循環移動させることによって、チェーン4に取付け
られた複数のバケット5等を保管すると共に、所定の出
入庫位置に移動させるように構成されている。ここで、
バケット5は図示を省略したシャフトや軸受け等を介し
てチェーン4に取付けられているため、たえず水平状態
が維持される。物品の出入庫にあたっては、バケット5
を所定の開口位置まで移動させた後に、バケット5から
内部の物品を取出したり、新たにバケット5に物品を収
納して保管する。あるいは、バケット5に代えてハンガ
ーをチェーン4に取付け、物品を収納したバスケット等
を出入庫する。
は、図示を省略したモータ等の駆動機構によりチェーン
4を循環移動させることによって、チェーン4に取付け
られた複数のバケット5等を保管すると共に、所定の出
入庫位置に移動させるように構成されている。ここで、
バケット5は図示を省略したシャフトや軸受け等を介し
てチェーン4に取付けられているため、たえず水平状態
が維持される。物品の出入庫にあたっては、バケット5
を所定の開口位置まで移動させた後に、バケット5から
内部の物品を取出したり、新たにバケット5に物品を収
納して保管する。あるいは、バケット5に代えてハンガ
ーをチェーン4に取付け、物品を収納したバスケット等
を出入庫する。
【0004】ところで、上述した従来の縦型の回転スト
ッカー装置1において、チェーン4に対する複数のバケ
ット5の取付けピッチは、バケット5がスプロケット
2、3に沿って移動する際に、隣接するバケット5同士
がぶつからないように設定されている。このようなバケ
ット5の取付けピッチでは、上下一対のスプロケット
2、3間の平行移動部分におけるバケット5間のピッチ
が大きくなるため、収納可能なバケット5の数量が少な
い、すなわちストック空間の利用効率が低いという問題
が生じる。
ッカー装置1において、チェーン4に対する複数のバケ
ット5の取付けピッチは、バケット5がスプロケット
2、3に沿って移動する際に、隣接するバケット5同士
がぶつからないように設定されている。このようなバケ
ット5の取付けピッチでは、上下一対のスプロケット
2、3間の平行移動部分におけるバケット5間のピッチ
が大きくなるため、収納可能なバケット5の数量が少な
い、すなわちストック空間の利用効率が低いという問題
が生じる。
【0005】そこで、図12に示す回転ストッカー装置
6のように、チェーン4に横架部材7を取付け、この横
架部材7にバケット5を吊り下げることによって、バケ
ット5がスプロケット2、3に沿って移動する際の移動
軌跡の直径を増大させ、これによってスプロケット2、
3に沿って移動する際の隣接するバケット5同士の衝突
を避けた上で、チェーン4の平行移動部分におけるバケ
ット5間のピッチを減少させて、収納可能なバケット数
の増大を図ることが行われている。
6のように、チェーン4に横架部材7を取付け、この横
架部材7にバケット5を吊り下げることによって、バケ
ット5がスプロケット2、3に沿って移動する際の移動
軌跡の直径を増大させ、これによってスプロケット2、
3に沿って移動する際の隣接するバケット5同士の衝突
を避けた上で、チェーン4の平行移動部分におけるバケ
ット5間のピッチを減少させて、収納可能なバケット数
の増大を図ることが行われている。
【0006】しかし、図12に示した回転ストッカー装
置6においては、バケット5を横架部材7で片持ち支持
しているため、保管する物品の重量が大きい場合には支
持状態が不安定となったり、信頼性が低下する等の問題
がある。また、図11に示した回転ストッカー装置1よ
りはストック空間の省スペース化を図れるものの、横架
部材7を使用した分だけバケット5の移動軌跡が大きく
なり、チェーン4が占める空間に比べて複数のバケット
5の占有空間が増大するため、回転ストッカー装置6が
大型化、すなわちストック空間の増大を招いてしまう。
置6においては、バケット5を横架部材7で片持ち支持
しているため、保管する物品の重量が大きい場合には支
持状態が不安定となったり、信頼性が低下する等の問題
がある。また、図11に示した回転ストッカー装置1よ
りはストック空間の省スペース化を図れるものの、横架
部材7を使用した分だけバケット5の移動軌跡が大きく
なり、チェーン4が占める空間に比べて複数のバケット
5の占有空間が増大するため、回転ストッカー装置6が
大型化、すなわちストック空間の増大を招いてしまう。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の回転ストッカー装置においては、チェーンに単にバケ
ットやハンガー等の保管容器を所定のピッチで取付けた
場合には収納可能な保管容器の数量が少なく、ストック
空間を有効利用できないという問題がある。
の回転ストッカー装置においては、チェーンに単にバケ
ットやハンガー等の保管容器を所定のピッチで取付けた
場合には収納可能な保管容器の数量が少なく、ストック
空間を有効利用できないという問題がある。
【0008】一方、バケットやハンガー等の保管容器の
単位空間当たりの数を増やすために、チェーンに横架部
材を介して保管容器を吊り下げた場合には、保管する物
品の重量が大きいと支持状態が不安定となったり、信頼
性が低下するという問題がある。また、横架部材を使用
した分だけ保管容器の移動軌跡が大きくなり、回転スト
ッカー装置の大型化、すなわちストック空間の増大を招
いてしまう。
単位空間当たりの数を増やすために、チェーンに横架部
材を介して保管容器を吊り下げた場合には、保管する物
品の重量が大きいと支持状態が不安定となったり、信頼
性が低下するという問題がある。また、横架部材を使用
した分だけ保管容器の移動軌跡が大きくなり、回転スト
ッカー装置の大型化、すなわちストック空間の増大を招
いてしまう。
【0009】本発明は、このような課題に対処するため
になされたもので、バケットやハンガー等の保管容器を
安定して支持することを可能にした上で、ストック空間
の有効利用を図った回転ストッカー装置を提供すること
を目的としている。
になされたもので、バケットやハンガー等の保管容器を
安定して支持することを可能にした上で、ストック空間
の有効利用を図った回転ストッカー装置を提供すること
を目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の回転ストッカー
装置は、請求項1に記載したように、物品を収納する複
数の保管容器と、前記複数の保管容器が所定のピッチで
取付けられたループ状の移動系と、前記移動系が掛け渡
された一対の回転支持駆動部を有し、該移動系を循環移
動させる移動系駆動機構とを具備する回転ストッカー装
置において、前記移動系に、前記保管容器の取付け位置
に第1のガイドローラを設けると共に、隣接する前記保
管容器の中間に第2のガイドローラを設け、前記移動系
の平行移動部分それぞれに所定の間隔で平行配置された
一対のガイドレールに沿って、前記第1および第2のガ
イドローラをそれぞれ進行させることにより、前記平行
移動部分で前記移動系をつづら折り状態で移動させるこ
とを特徴としている。
装置は、請求項1に記載したように、物品を収納する複
数の保管容器と、前記複数の保管容器が所定のピッチで
取付けられたループ状の移動系と、前記移動系が掛け渡
された一対の回転支持駆動部を有し、該移動系を循環移
動させる移動系駆動機構とを具備する回転ストッカー装
置において、前記移動系に、前記保管容器の取付け位置
に第1のガイドローラを設けると共に、隣接する前記保
管容器の中間に第2のガイドローラを設け、前記移動系
の平行移動部分それぞれに所定の間隔で平行配置された
一対のガイドレールに沿って、前記第1および第2のガ
イドローラをそれぞれ進行させることにより、前記平行
移動部分で前記移動系をつづら折り状態で移動させるこ
とを特徴としている。
【0011】本発明の回転ストッカー装置においては、
上記した第1および第2のガイドローラと一対のガイド
レールとによって、チェーン等の移動系の平行移動部分
で移動系をつづら折り状態で移動させている。従って、
回転支持駆動部に沿って移動する際に問題とならない取
付けピッチとした上で、平行移動部分における保管容器
の実質的な間隔を狭くすることができる。すなわち、ス
トック空間の有効利用を図り、省スペース化を実現する
ことが可能となる。また、保管容器を移動系に対して横
架部材等を介することなく取付けているため、保管容器
の支持状態が不安定となるようなこともない。
上記した第1および第2のガイドローラと一対のガイド
レールとによって、チェーン等の移動系の平行移動部分
で移動系をつづら折り状態で移動させている。従って、
回転支持駆動部に沿って移動する際に問題とならない取
付けピッチとした上で、平行移動部分における保管容器
の実質的な間隔を狭くすることができる。すなわち、ス
トック空間の有効利用を図り、省スペース化を実現する
ことが可能となる。また、保管容器を移動系に対して横
架部材等を介することなく取付けているため、保管容器
の支持状態が不安定となるようなこともない。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施するための形
態について、図面を参照して説明する。
態について、図面を参照して説明する。
【0013】図1は、本発明を縦型の回転ストッカー装
置に適用した一実施形態の概略構成を示す正面図であ
り、図2はそのA−A線に沿った断面図である。これら
の図に示す縦型回転ストッカー装置10は、回転支持駆
動部として上下一対のスプロケット11、12を有して
おり、これらスプロケット11、12に移動系としてル
ープ状のチェーン13が掛け渡されている。これらスプ
ロケット11、12およびチェーン13は左右一対の状
態で配設されており、左右一対のチェーン13間に物品
の保管空間が形成される。なお、下部のスプロケット1
2はガイド板等に置き換えることも可能である。
置に適用した一実施形態の概略構成を示す正面図であ
り、図2はそのA−A線に沿った断面図である。これら
の図に示す縦型回転ストッカー装置10は、回転支持駆
動部として上下一対のスプロケット11、12を有して
おり、これらスプロケット11、12に移動系としてル
ープ状のチェーン13が掛け渡されている。これらスプ
ロケット11、12およびチェーン13は左右一対の状
態で配設されており、左右一対のチェーン13間に物品
の保管空間が形成される。なお、下部のスプロケット1
2はガイド板等に置き換えることも可能である。
【0014】上部のスプロケット11とチェーン駆動機
構としてのモータ14のスプロケット14aとの間に
は、動力伝達チェーン15が掛け渡されており、モータ
14を駆動させることによって、ループ状のチェーン1
3が上下方向に循環移動するように構成されている。な
お、動力伝達チェーン15は、後に詳述する補助駆動機
構30のスプロケット35を介して掛け渡されている。
構としてのモータ14のスプロケット14aとの間に
は、動力伝達チェーン15が掛け渡されており、モータ
14を駆動させることによって、ループ状のチェーン1
3が上下方向に循環移動するように構成されている。な
お、動力伝達チェーン15は、後に詳述する補助駆動機
構30のスプロケット35を介して掛け渡されている。
【0015】左右一対のチェーン13には、物品を収納
する保管容器として複数のハンガー16が所定のピッチ
で取付けられており、これら各ハンガー16に収納保管
する物品、例えば部品等を収容したバスケット17等が
載置される。そして、チェーン13を循環移動させるこ
とによって、希望のハンガー16を所定の入庫位置また
は出庫位置まで移動させ、それらの位置に対応して配置
された入庫機構18または出庫機構19でバスケット1
7の入庫または出庫が行われる。入庫されたバスケット
17は、縦型回転ストッカー装置10内に保管される。
する保管容器として複数のハンガー16が所定のピッチ
で取付けられており、これら各ハンガー16に収納保管
する物品、例えば部品等を収容したバスケット17等が
載置される。そして、チェーン13を循環移動させるこ
とによって、希望のハンガー16を所定の入庫位置また
は出庫位置まで移動させ、それらの位置に対応して配置
された入庫機構18または出庫機構19でバスケット1
7の入庫または出庫が行われる。入庫されたバスケット
17は、縦型回転ストッカー装置10内に保管される。
【0016】なお、ここでは各ハンガー16にバスケッ
ト17等を載置する場合について示したが、保管容器の
形状はハンガー16に限られるものではなく、バケット
のような保管容器等、種々の形状および形態の保管容器
を使用することができる。また、縦型回転ストッカー装
置10は自動倉庫、部品ストッカー、さらには立体駐車
場等、各種ストッカー装置に使用することが可能であ
る。
ト17等を載置する場合について示したが、保管容器の
形状はハンガー16に限られるものではなく、バケット
のような保管容器等、種々の形状および形態の保管容器
を使用することができる。また、縦型回転ストッカー装
置10は自動倉庫、部品ストッカー、さらには立体駐車
場等、各種ストッカー装置に使用することが可能であ
る。
【0017】左右一対のチェーン13には、図3に示す
ように、アタッチメント13aを介して所定のピッチで
複数のシャフト20が取付けられており、各ハンガー1
6はこれら各シャフト20に回転自在に支持されてい
る。従って、チェーン13を循環移動させ、上下のスプ
ロケット11、12に沿って移動する際においても、各
ハンガー16はたえず水平状態が維持される。上記した
複数のハンガー16の取付けピッチは、各ハンガー16
がスプロケット11、12に沿って移動する際に、隣接
するハンガー16同士がぶつからないように、すなわち
スプロケット11、12の曲率形状に応じて設定されて
いる。
ように、アタッチメント13aを介して所定のピッチで
複数のシャフト20が取付けられており、各ハンガー1
6はこれら各シャフト20に回転自在に支持されてい
る。従って、チェーン13を循環移動させ、上下のスプ
ロケット11、12に沿って移動する際においても、各
ハンガー16はたえず水平状態が維持される。上記した
複数のハンガー16の取付けピッチは、各ハンガー16
がスプロケット11、12に沿って移動する際に、隣接
するハンガー16同士がぶつからないように、すなわち
スプロケット11、12の曲率形状に応じて設定されて
いる。
【0018】上述したチェーン13に対する各ハンガー
16の取付け位置、すなわち荷重点には、上記した各シ
ャフト20のそれぞれ先端に第1のガイドローラ21が
それぞれ回転自在に取付けられている。なお、図3では
シャフト20の一方の先端あたり 2つの第1のガイドロ
ーラ21を取付けた状態を示したが、第1のガイドロー
ラ21の数はハンガー16に加わる荷重やハンガー16
の形状等に応じて適宜設定すればよく、図2に示したよ
うに、シャフト20の一方の先端あたり 1つの第1のガ
イドローラ21を取付けた状態であっても特に問題はな
い。
16の取付け位置、すなわち荷重点には、上記した各シ
ャフト20のそれぞれ先端に第1のガイドローラ21が
それぞれ回転自在に取付けられている。なお、図3では
シャフト20の一方の先端あたり 2つの第1のガイドロ
ーラ21を取付けた状態を示したが、第1のガイドロー
ラ21の数はハンガー16に加わる荷重やハンガー16
の形状等に応じて適宜設定すればよく、図2に示したよ
うに、シャフト20の一方の先端あたり 1つの第1のガ
イドローラ21を取付けた状態であっても特に問題はな
い。
【0019】また、隣接するハンガー16の取付け位置
の中間、すなわち荷重点の中間位置には、図4に示すよ
うに、それぞれチェーン13に対してアタッチメント1
3aを介してシャフト22が取付けられており、これら
各シャフト22の少なくとも外側先端に第2のガイドロ
ーラ23がそれぞれ回転自在に取付けられている。この
第2のガイドローラ23の数も、第1のガイドローラ2
1と同様に適宜設定することができ、図2に示すように
各シャフト22あたり 1つの第2のガイドローラ23を
取付けても、また図4に示すように各シャフト22あた
り 2つの第2のガイドローラ23を取付けてもよい。こ
の第2のガイドローラ23は、チェーン13のつづら折
り状態での移動を可能にするものである。
の中間、すなわち荷重点の中間位置には、図4に示すよ
うに、それぞれチェーン13に対してアタッチメント1
3aを介してシャフト22が取付けられており、これら
各シャフト22の少なくとも外側先端に第2のガイドロ
ーラ23がそれぞれ回転自在に取付けられている。この
第2のガイドローラ23の数も、第1のガイドローラ2
1と同様に適宜設定することができ、図2に示すように
各シャフト22あたり 1つの第2のガイドローラ23を
取付けても、また図4に示すように各シャフト22あた
り 2つの第2のガイドローラ23を取付けてもよい。こ
の第2のガイドローラ23は、チェーン13のつづら折
り状態での移動を可能にするものである。
【0020】ここで、第1および第2のガイドローラ2
1、23は、図5に示すように、チェーン13のそれぞ
れ両側面に分けて、すなわちチェーン13の基本的な移
動方向(上下方向:図中矢印Yおよび−Y方向)に対し
て左右(内外)に分けて突出するように配置している。
そして、第1のガイドローラ21はチェーン13の外側
に突出するように配置されており、第2のガイドローラ
23はチェーン13の内側に突出するように配置されて
いる。
1、23は、図5に示すように、チェーン13のそれぞ
れ両側面に分けて、すなわちチェーン13の基本的な移
動方向(上下方向:図中矢印Yおよび−Y方向)に対し
て左右(内外)に分けて突出するように配置している。
そして、第1のガイドローラ21はチェーン13の外側
に突出するように配置されており、第2のガイドローラ
23はチェーン13の内側に突出するように配置されて
いる。
【0021】一方、上下一対のスプロケット11、12
間には、チェーン上昇部およびチェーン下降部に相当す
るチェーン13の平行移動部分それぞれに、チェーン1
3の基本的な移動方向Yに沿ってガイド板24が配置さ
れている。これらガイド板24は、図6に示すように、
移動方向Yに対して直交する方向に所定の幅wを有して
いる。これらガイド板24は、それぞれの両側面がガイ
ドレール25、26を構成しており、これらガイドレー
ル25、26はガイド板24の幅wによる所定の間隔で
平行配置されている。
間には、チェーン上昇部およびチェーン下降部に相当す
るチェーン13の平行移動部分それぞれに、チェーン1
3の基本的な移動方向Yに沿ってガイド板24が配置さ
れている。これらガイド板24は、図6に示すように、
移動方向Yに対して直交する方向に所定の幅wを有して
いる。これらガイド板24は、それぞれの両側面がガイ
ドレール25、26を構成しており、これらガイドレー
ル25、26はガイド板24の幅wによる所定の間隔で
平行配置されている。
【0022】これらガイドレール25、26のうち、外
側のガイドレール25は第1のガイドローラ21のガイ
ドとなり、一方内側のガイドレール26は第2のガイド
ローラ23のガイドとなるものである。すなわち、図6
に示したように、第1のガイドローラ21は外側のガイ
ドレール25に沿って進行(上下方向に移動)し、一方
第2のガイドローラ23は内側のガイドレール26に沿
って進行する。このように、第1および第2のガイドロ
ーラ21、23を、平行配置された一対のガイドレール
25、26に沿ってそれぞれ進行させることによって、
図6に示したようにチェーン13はつづら折り状態とな
り、チェーン13の平行移動部分ではこのつづら折り状
態で上下方向に移動する。
側のガイドレール25は第1のガイドローラ21のガイ
ドとなり、一方内側のガイドレール26は第2のガイド
ローラ23のガイドとなるものである。すなわち、図6
に示したように、第1のガイドローラ21は外側のガイ
ドレール25に沿って進行(上下方向に移動)し、一方
第2のガイドローラ23は内側のガイドレール26に沿
って進行する。このように、第1および第2のガイドロ
ーラ21、23を、平行配置された一対のガイドレール
25、26に沿ってそれぞれ進行させることによって、
図6に示したようにチェーン13はつづら折り状態とな
り、チェーン13の平行移動部分ではこのつづら折り状
態で上下方向に移動する。
【0023】上記したチェーン13のつづら折り状態で
の移動について詳述する。まず、ガイド板24の両端部
には、図7および図8に示すように、それぞれ両側面の
ガイドレール25、26の先端部を一致させた分岐部2
4aが設けられている。すなわち、ガイド板24は内側
のガイドレール26の両端部を湾曲させることによっ
て、基準となる直線状の外側のガイドレール25(外側
側面)と先端部を一致させた、第1および第2のガイド
ローラ21、23を一対のガイドレール25、26に沿
ってそれぞれ進行させる分岐部24aを有している。
の移動について詳述する。まず、ガイド板24の両端部
には、図7および図8に示すように、それぞれ両側面の
ガイドレール25、26の先端部を一致させた分岐部2
4aが設けられている。すなわち、ガイド板24は内側
のガイドレール26の両端部を湾曲させることによっ
て、基準となる直線状の外側のガイドレール25(外側
側面)と先端部を一致させた、第1および第2のガイド
ローラ21、23を一対のガイドレール25、26に沿
ってそれぞれ進行させる分岐部24aを有している。
【0024】このような分岐部24aを有するガイド板
24に向けて、チェーン13に取付けられた第1および
第2のガイドローラ21、23が進行してくると、前述
したように、これら第1および第2のガイドローラ2
1、23はチェーン13の基本的な移動方向Yに対して
左右(内外)に分けて配置されているため、図8(a)
に示すように、第2のガイドローラ23(例えばガイド
ローラ23-2)は内側のガイドレール26に沿って進行
することになる。
24に向けて、チェーン13に取付けられた第1および
第2のガイドローラ21、23が進行してくると、前述
したように、これら第1および第2のガイドローラ2
1、23はチェーン13の基本的な移動方向Yに対して
左右(内外)に分けて配置されているため、図8(a)
に示すように、第2のガイドローラ23(例えばガイド
ローラ23-2)は内側のガイドレール26に沿って進行
することになる。
【0025】一方、図8(b)に示すように、第1のガ
イドローラ21(例えばガイドローラ21-3)は外側の
ガイドレール25に沿って進行することになる。その
間、第2のガイドローラ23(例えばガイドローラ23
-2)は内側のガイドレール26に沿ってさらに進行し、
やがてガイドレール25、26が平行配置された部分ま
で到達することによって、チェーン13は所定のつづら
折り状態となる。そして、ガイドレール25、26が平
行配置された部分では、チェーン13は所定のつづら折
り状態で上下方向に移動することになる。
イドローラ21(例えばガイドローラ21-3)は外側の
ガイドレール25に沿って進行することになる。その
間、第2のガイドローラ23(例えばガイドローラ23
-2)は内側のガイドレール26に沿ってさらに進行し、
やがてガイドレール25、26が平行配置された部分ま
で到達することによって、チェーン13は所定のつづら
折り状態となる。そして、ガイドレール25、26が平
行配置された部分では、チェーン13は所定のつづら折
り状態で上下方向に移動することになる。
【0026】このように、複数のハンガー16の取付け
ピッチをスプロケット11、12に沿って移動する際に
ぶつからないように設定した上で、上下一対のスプロケ
ット11、12間においてはチェーン13を所定のつづ
ら折り状態とすることによって、チェーン13の平行移
動部分での隣接するハンガー16間の実際の間隔を大幅
に狭くすることができる。例えば、ハンガー16の取付
けピッチpに対して、チェーン13を60°で折り曲げれ
ば隣接するハンガー16間の実際の間隔はおよそ 1/2p
とすることができ、図11に示したようにチェーンに単
純にハンガーを取付けた場合に比べて、チェーン13の
平行移動部分に 2倍のハンガー16を保管することが可
能となる。
ピッチをスプロケット11、12に沿って移動する際に
ぶつからないように設定した上で、上下一対のスプロケ
ット11、12間においてはチェーン13を所定のつづ
ら折り状態とすることによって、チェーン13の平行移
動部分での隣接するハンガー16間の実際の間隔を大幅
に狭くすることができる。例えば、ハンガー16の取付
けピッチpに対して、チェーン13を60°で折り曲げれ
ば隣接するハンガー16間の実際の間隔はおよそ 1/2p
とすることができ、図11に示したようにチェーンに単
純にハンガーを取付けた場合に比べて、チェーン13の
平行移動部分に 2倍のハンガー16を保管することが可
能となる。
【0027】また、上述したハンガー16の保管数の増
加は、チェーン13に対して横架部材等を介することな
くハンガー16を取付け、上記したチェーン13のつづ
ら折り状態での移動により達成していると共に、チェー
ン13を内側に折り曲げて占有スペースを増大させるこ
となく実現しているため、重量の大きい物品を収納保管
する場合においても、ハンガー16の支持状態が不安定
となるようなことはなく、さらに図12に示したように
ハンガーの移動経路の増大、すなわち装置占有空間の増
大を招くことがない。従って、回転ストッカー装置10
の大型化を招くことなく、ハンガー16の保管数の増加
を図ることができ、ストック空間を有効に利用して省ス
ペース化することが可能となる。
加は、チェーン13に対して横架部材等を介することな
くハンガー16を取付け、上記したチェーン13のつづ
ら折り状態での移動により達成していると共に、チェー
ン13を内側に折り曲げて占有スペースを増大させるこ
となく実現しているため、重量の大きい物品を収納保管
する場合においても、ハンガー16の支持状態が不安定
となるようなことはなく、さらに図12に示したように
ハンガーの移動経路の増大、すなわち装置占有空間の増
大を招くことがない。従って、回転ストッカー装置10
の大型化を招くことなく、ハンガー16の保管数の増加
を図ることができ、ストック空間を有効に利用して省ス
ペース化することが可能となる。
【0028】次に、チェーン13の直列状態からつづら
折り状態への移行(あるいはその逆)、およびその際の
速度同期について、図9および図10を参照して述べ
る。なお、図9では簡略化のために、第1のガイドロー
ラ21は(数字)で、第2のガイドローラ23は(アル
ファベット)で示している。
折り状態への移行(あるいはその逆)、およびその際の
速度同期について、図9および図10を参照して述べ
る。なお、図9では簡略化のために、第1のガイドロー
ラ21は(数字)で、第2のガイドローラ23は(アル
ファベット)で示している。
【0029】まず、第1のガイドローラ(1) および第2
のガイドローラ(a) が速度v1 で進行している状態(直
列状態)を考える。進行速度v1 は上下のスプロケット
11、12に沿って移動する際の速度、すなわちスプロ
ケット11、12の周速度に相当する。第2のガイドロ
ーラ(a) がガイド板24の分岐部24aを通過して内側
のガイドレール26先端の湾曲部に沿って進行すると、
チェーン13が徐々に折れ曲り、第2のガイドローラ
(a) には横方向(図9中では上下方向)への移動が加わ
るため、第1のガイドローラ(1) は進行速度v1 を維持
したまま、第2のガイドローラ(a) は進行方向への速度
が低下する。
のガイドローラ(a) が速度v1 で進行している状態(直
列状態)を考える。進行速度v1 は上下のスプロケット
11、12に沿って移動する際の速度、すなわちスプロ
ケット11、12の周速度に相当する。第2のガイドロ
ーラ(a) がガイド板24の分岐部24aを通過して内側
のガイドレール26先端の湾曲部に沿って進行すると、
チェーン13が徐々に折れ曲り、第2のガイドローラ
(a) には横方向(図9中では上下方向)への移動が加わ
るため、第1のガイドローラ(1) は進行速度v1 を維持
したまま、第2のガイドローラ(a) は進行方向への速度
が低下する。
【0030】この状態がさらに進行し、チェーン13が
所定のつづら折り状態となって、第2のガイドローラ
(a) の進行速度がv2 (v2 <v1 )に達したところ
で、第1のガイドローラ(1) の進行速度はv2 と同一速
度となる。言い換えると、第2のガイドローラ(a) の進
行方向への速度が低下することによって、第1のガイド
ローラ(1) が所定のつづら折り状態となるまでに追いつ
き、スプロケット11、12の周速度に相当する進行速
度v1 とつづら折り状態での進行速度v2 との速度同期
を図ることができる。具体的な速度は、以下に詳述する
ようなつづら折り状態の条件を選択することによって、
例えばv2 = 1/2v1 とする。
所定のつづら折り状態となって、第2のガイドローラ
(a) の進行速度がv2 (v2 <v1 )に達したところ
で、第1のガイドローラ(1) の進行速度はv2 と同一速
度となる。言い換えると、第2のガイドローラ(a) の進
行方向への速度が低下することによって、第1のガイド
ローラ(1) が所定のつづら折り状態となるまでに追いつ
き、スプロケット11、12の周速度に相当する進行速
度v1 とつづら折り状態での進行速度v2 との速度同期
を図ることができる。具体的な速度は、以下に詳述する
ようなつづら折り状態の条件を選択することによって、
例えばv2 = 1/2v1 とする。
【0031】上述した速度同期の条件についてさらに説
明する。図10(a)および(b)に示すように、A点
での押込み速度(すなわちスプロケット11、12の周
速)v1 、B点での移動速度をv2 (v1 >v2 )とし
たとき、折点Cの描く軌跡を求める。A点の速度を
v1 、B点の速度をv2 とすれば、C点のx方向の速度
は(v1 +v2 )/2となる。t時間の後の折点C
t (x,y)からの垂線の足をMt とすれば、三角形C
t At Mt の底辺At Mt の長さは、
明する。図10(a)および(b)に示すように、A点
での押込み速度(すなわちスプロケット11、12の周
速)v1 、B点での移動速度をv2 (v1 >v2 )とし
たとき、折点Cの描く軌跡を求める。A点の速度を
v1 、B点の速度をv2 とすれば、C点のx方向の速度
は(v1 +v2 )/2となる。t時間の後の折点C
t (x,y)からの垂線の足をMt とすれば、三角形C
t At Mt の底辺At Mt の長さは、
【数1】 となる。t時間後の折点Ct の座標(x,y)は、
【数2】 となる。
【0032】ここで、t= 2x/(v1 +v2 )をtに
代入すれば、
代入すれば、
【数3】 となる。v1 = 2v2 とすれば、
【数4】 となり、
【数5】 となる。
【0033】すなわち、スプロケット11、12の周速
度に相当する進行速度v1 に対してつづら折り状態での
進行速度v2 を 1/2v1 (v1 = 2v2 )とすると共
に、一対のガイドレール25、26の間隔wが上記 (1)
式を満足する条件、すなわちつづら折り状態における曲
げ角度が60°となるようにすることによって、進行速度
v1 と進行速度v2 とを速度同期させることができる。
度に相当する進行速度v1 に対してつづら折り状態での
進行速度v2 を 1/2v1 (v1 = 2v2 )とすると共
に、一対のガイドレール25、26の間隔wが上記 (1)
式を満足する条件、すなわちつづら折り状態における曲
げ角度が60°となるようにすることによって、進行速度
v1 と進行速度v2 とを速度同期させることができる。
【0034】この実施形態の縦型回転ストッカー装置1
0においては、ハンガー16はチェーン13に対して横
架部材等を介することなく取付けているため、前述した
ように重量の大きい物品を収納保管する場合において
も、ハンガー16の支持状態が不安定となるようなこと
は基本的にはない。ただし、チェーン13の平行移動部
分については、つづら折り状態で上下方向に移動してチ
ェーン13の駆動力が横方向に分散されるため、つづら
折り状態での上下方向への移動を補助することが好まし
く、この実施形態の縦型回転ストッカー装置10は、チ
ェーン13のつづら折り状態での移動を補助する補助駆
動機構30を有している。
0においては、ハンガー16はチェーン13に対して横
架部材等を介することなく取付けているため、前述した
ように重量の大きい物品を収納保管する場合において
も、ハンガー16の支持状態が不安定となるようなこと
は基本的にはない。ただし、チェーン13の平行移動部
分については、つづら折り状態で上下方向に移動してチ
ェーン13の駆動力が横方向に分散されるため、つづら
折り状態での上下方向への移動を補助することが好まし
く、この実施形態の縦型回転ストッカー装置10は、チ
ェーン13のつづら折り状態での移動を補助する補助駆
動機構30を有している。
【0035】補助駆動機構30は、図1、図2および図
7に示すように、チェーン13の上昇部に沿って設置さ
れており、ハンガー16を支持するシャフト20を下側
から押上げるように支持する爪31を有している。この
爪は補助駆動用チェーン32にハンガー16の取付けピ
ッチに応じて取付けられており、補助駆動用チェーン3
2は上下一対のスプロケット33、34に掛け渡されて
いる。
7に示すように、チェーン13の上昇部に沿って設置さ
れており、ハンガー16を支持するシャフト20を下側
から押上げるように支持する爪31を有している。この
爪は補助駆動用チェーン32にハンガー16の取付けピ
ッチに応じて取付けられており、補助駆動用チェーン3
2は上下一対のスプロケット33、34に掛け渡されて
いる。
【0036】上部のスプロケット33は、動力伝達チェ
ーン15が掛け渡された動力用スプロケット35と噛み
合されており、モータ14の駆動力により補助駆動用チ
ェーン32はチェーン13とは反対方向に回転移動す
る。この補助駆動用チェーン32の移動によって、爪3
1がハンガー16を支持するシャフト20を下側から押
上げ、チェーン13によるハンガー16の移動を補助し
ている。
ーン15が掛け渡された動力用スプロケット35と噛み
合されており、モータ14の駆動力により補助駆動用チ
ェーン32はチェーン13とは反対方向に回転移動す
る。この補助駆動用チェーン32の移動によって、爪3
1がハンガー16を支持するシャフト20を下側から押
上げ、チェーン13によるハンガー16の移動を補助し
ている。
【0037】この補助駆動機構30は、つづら折り状態
の上方にしたがって、チェーン13の張力、ガイドロー
ラ21、23の反力が集積、増加するのを防ぐものであ
り、ハンガー16 1個ずつの荷重を補助駆動用チェーン
32に設けられた爪31で個別に保持し、チェーン13
とガイドローラ21、23の荷重を軽減させるものであ
る。このような補助駆動機構30を利用することによっ
て、チェーン13のつづら折り状態での移動を安定して
行うことが可能となる。
の上方にしたがって、チェーン13の張力、ガイドロー
ラ21、23の反力が集積、増加するのを防ぐものであ
り、ハンガー16 1個ずつの荷重を補助駆動用チェーン
32に設けられた爪31で個別に保持し、チェーン13
とガイドローラ21、23の荷重を軽減させるものであ
る。このような補助駆動機構30を利用することによっ
て、チェーン13のつづら折り状態での移動を安定して
行うことが可能となる。
【0038】この実施形態では、補助駆動機構30をチ
ェーン13の外側に配置した場合について説明したが、
補助駆動機構30はチェーン13の内側に配置してもよ
い。また、チェーン13の下降部側についても補助機構
を設けてもよい。
ェーン13の外側に配置した場合について説明したが、
補助駆動機構30はチェーン13の内側に配置してもよ
い。また、チェーン13の下降部側についても補助機構
を設けてもよい。
【0039】また、図7は分岐ガイド機構を示してお
り、この分岐ガイド機構は第2のガイドローラ23をガ
イド板24の分岐部24aからガイドレール26に確実
に案内する機構である。この分岐ガイド機構を構成する
スプロケット27には、ローラ軸の引掛け溝27aが設
けられており(図7では円周 2か所)、ガイドレール2
6の導入部(傾斜部)に第2のガイドローラ23を確実
に導くものであり、スプロケット27の周速は補助駆動
用チェーン32の速度より若干速くして、傾斜に沿って
チェーン13を押上げるように速度比が設定されてい
る。
り、この分岐ガイド機構は第2のガイドローラ23をガ
イド板24の分岐部24aからガイドレール26に確実
に案内する機構である。この分岐ガイド機構を構成する
スプロケット27には、ローラ軸の引掛け溝27aが設
けられており(図7では円周 2か所)、ガイドレール2
6の導入部(傾斜部)に第2のガイドローラ23を確実
に導くものであり、スプロケット27の周速は補助駆動
用チェーン32の速度より若干速くして、傾斜に沿って
チェーン13を押上げるように速度比が設定されてい
る。
【0040】なお、この実施形態では本発明を縦型回転
ストッカー装置に適用した場合について説明したが、本
発明は横置式の回転ストッカー装置に適用することも可
能である。
ストッカー装置に適用した場合について説明したが、本
発明は横置式の回転ストッカー装置に適用することも可
能である。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の回転スト
ッカー装置によれば、保管容器を安定して支持すること
を可能にすると共に、ストック空間を増大することなく
保管容器の収容数を増やすことができる。従って、各種
物品の保管信頼性を高めた上で、ストック空間の有効利
用を図ることが可能となる。
ッカー装置によれば、保管容器を安定して支持すること
を可能にすると共に、ストック空間を増大することなく
保管容器の収容数を増やすことができる。従って、各種
物品の保管信頼性を高めた上で、ストック空間の有効利
用を図ることが可能となる。
【図1】 本発明を縦型回転ストッカー装置に適用した
一実施形態の概略構成を示す正面図である。
一実施形態の概略構成を示す正面図である。
【図2】 図1のA−A線に沿った断面図である。
【図3】 第1のガイドローラの取付け部を示す図であ
る。
る。
【図4】 第2のガイドローラの取付け部を示す図であ
る。
る。
【図5】 第1および第2のガイドローラのチェーンへ
の取付け状態を示す図である。
の取付け状態を示す図である。
【図6】 チェーンのつづら折り状態を拡大して示す図
である。
である。
【図7】 補助駆動機構の要部および分岐ガイド機構を
示す図である。
示す図である。
【図8】 第1および第2のガイドローラが一対のガイ
ドレールに沿って進行する状態を説明するための図であ
る。
ドレールに沿って進行する状態を説明するための図であ
る。
【図9】 チェーンが直列状態からつづら折り状態に移
行する状態を説明するための図である。
行する状態を説明するための図である。
【図10】 チェーンの直列状態での移動とつづら折り
状態での移動の速度同期を説明するための図である。
状態での移動の速度同期を説明するための図である。
【図11】 従来の縦型回転ストッカー装置の一構成例
を概略的に示す図である。
を概略的に示す図である。
【図12】 従来の縦型回転ストッカー装置の他の構成
例を概略的に示す図である。
例を概略的に示す図である。
10……縦型回転ストッカー装置 11、12……スプロケット 13……チェーン 14……モータ 16……ハンガー 21……第1のガイドローラ 23……第2のガイドローラ 24……ガイド板 24a……分岐部 25、26……ガイドレール 30……補助駆動機構
Claims (5)
- 【請求項1】 物品を収納する複数の保管容器と、前記
複数の保管容器が所定のピッチで取付けられたループ状
の移動系と、前記移動系が掛け渡された回転支持駆動部
を有し、該移動系を循環移動させる移動系駆動機構とを
具備する回転ストッカー装置において、 前記移動系に、前記保管容器の取付け位置に第1のガイ
ドローラを設けると共に、隣接する前記保管容器の中間
に第2のガイドローラを設け、前記移動系の平行移動部
分それぞれに所定の間隔で平行配置された一対のガイド
レールに沿って、前記第1および第2のガイドローラを
それぞれ進行させることにより、前記平行移動部分で前
記移動系をつづら折り状態で移動させることを特徴とす
る回転ストッカー装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の回転ストッカー装置にお
いて、 前記第1および第2のガイドローラを前記移動系の両側
面に分けて突出するように取付け、前記第1および第2
のガイドローラが前記一対のガイドレールに沿ってそれ
ぞれ進行するように、前記一対のガイドレールの先端部
に分岐部を設けたことを特徴とする回転ストッカー装
置。 - 【請求項3】 請求項1記載の回転ストッカー装置にお
いて、 前記複数の保管容器は、前記回転支持駆動部の曲率形状
に応じた所定のピッチで、前記移動系に取付けられてい
ることを特徴とする回転ストッカー装置。 - 【請求項4】 請求項1記載の回転ストッカー装置にお
いて、 前記回転支持駆動部の周速に対し前記つづら折り状態で
の移動速度が略 1/2となるように、前記一対のガイドレ
ールの間隔が設定されていることを特徴とする回転スト
ッカー装置。 - 【請求項5】 請求項1記載の回転ストッカー装置にお
いて、 さらに、前記移動系の前記つづら折り状態での移動を補
助する補助駆動機構を有することを特徴とする回転スト
ッカー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20040696A JPH1045218A (ja) | 1996-07-30 | 1996-07-30 | 回転ストッカー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20040696A JPH1045218A (ja) | 1996-07-30 | 1996-07-30 | 回転ストッカー装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1045218A true JPH1045218A (ja) | 1998-02-17 |
Family
ID=16423796
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20040696A Withdrawn JPH1045218A (ja) | 1996-07-30 | 1996-07-30 | 回転ストッカー装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1045218A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104444016A (zh) * | 2014-10-15 | 2015-03-25 | 李丹 | 悬挂回转式高架立体仓库系统 |
CN105151615A (zh) * | 2015-07-27 | 2015-12-16 | 李先登 | 链绳及其二连杆滑转约束装置 |
CN105819141A (zh) * | 2016-05-23 | 2016-08-03 | 中国矿业大学 | 一种立体循环式货架 |
JP6216020B1 (ja) * | 2016-10-28 | 2017-10-18 | 株式会社スカイ・テクノ | 物品移動装置 |
KR20210096834A (ko) * | 2020-01-29 | 2021-08-06 | 주식회사 인스턴 | 체인 지지롤러가 배열된 로터리형 자동창고 |
-
1996
- 1996-07-30 JP JP20040696A patent/JPH1045218A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104444016A (zh) * | 2014-10-15 | 2015-03-25 | 李丹 | 悬挂回转式高架立体仓库系统 |
CN105151615A (zh) * | 2015-07-27 | 2015-12-16 | 李先登 | 链绳及其二连杆滑转约束装置 |
CN105151615B (zh) * | 2015-07-27 | 2018-07-27 | 李先登 | 链绳及其二连杆滑转约束装置 |
CN105819141A (zh) * | 2016-05-23 | 2016-08-03 | 中国矿业大学 | 一种立体循环式货架 |
CN105819141B (zh) * | 2016-05-23 | 2018-04-10 | 中国矿业大学 | 一种立体循环式货架 |
JP6216020B1 (ja) * | 2016-10-28 | 2017-10-18 | 株式会社スカイ・テクノ | 物品移動装置 |
KR20210096834A (ko) * | 2020-01-29 | 2021-08-06 | 주식회사 인스턴 | 체인 지지롤러가 배열된 로터리형 자동창고 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20031007 |