JPH1045012A - ブラシレスモータを用いた油圧式動力舵取装置の故障検出方法 - Google Patents

ブラシレスモータを用いた油圧式動力舵取装置の故障検出方法

Info

Publication number
JPH1045012A
JPH1045012A JP20454496A JP20454496A JPH1045012A JP H1045012 A JPH1045012 A JP H1045012A JP 20454496 A JP20454496 A JP 20454496A JP 20454496 A JP20454496 A JP 20454496A JP H1045012 A JPH1045012 A JP H1045012A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
brushless motor
abnormality
detected
rotation speed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20454496A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinobu Kamono
忍 加茂野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Jidosha Kiki Co Ltd
Original Assignee
Jidosha Kiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Jidosha Kiki Co Ltd filed Critical Jidosha Kiki Co Ltd
Priority to JP20454496A priority Critical patent/JPH1045012A/ja
Publication of JPH1045012A publication Critical patent/JPH1045012A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブラシレスモータの異常を早期に検出してパ
ワートランジスタ等の破損を未然に防止し装置の信頼性
を向上させる。 【解決手段】 モータの回転数を検出し、検出した回転
数の規定値以下の状態が所定時間継続する場合は異常と
判定し、異常表示及びモータの停止を行う。従って、ブ
ラシレスモータ使用のための特別な回転数検出センサを
設けることなくモータの異常を早期に的確に検出でき
る。また、モータを駆動するパワートランジスタ等の破
損を未然に防止することができる。また、モータの回転
数及び駆動電流を検出し、検出した回転数が規定値以下
でかつ駆動電流が所定値以上の場合は異常表示及びモー
タの停止を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブラシレスモータ
を用いた油圧式動力舵取装置に関し、特にこの油圧式動
力舵取装置の故障検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の油圧式動力舵取装置では、油圧
ポンプを電動モータにより駆動し、車速等の車両走行条
件に応じた油圧によって所要のアシスト力を得ている電
動ポンプ式のものがある。このような動力舵取装置に用
いられる電動モータとしては、ブラシ付モータが多く用
いられていたが、整流子に摺接するブラシに摩耗が生じ
ブラシの定期的な点検・保守が必要になることから、近
年はブラシを無くしたブラシレスモータを用いるように
なっている。
【0003】ブラシレスモータを用いた油圧式動力舵取
装置では、車速或いは舵角,舵角速度と目標とするモー
タの回転数との関係を予めメモリに記憶しておく。そし
て、ロータ回転位置検出センサを介してロータ(即ち、
モータ)の回転を検出し、検出した実際の回転数とメモ
リの目標回転数との偏差を求め、偏差が常に所定値以下
(理想的には「0」)になるようにモータの回転数を制
御し、必要なアシスト力を得るようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような動力舵取装
置ではモータの必要な回転数が得られない場合にそのま
ま放置しておくと、モータの回転数をさらに上昇させる
ような制御が行われるため、モータを駆動するパワート
ランジスタが発熱してトランジスタの破損を招く恐れが
あるという問題があった。従って本発明は、モータの異
常を早期に検出してパワートランジスタ等の破損を未然
に防止し、装置の信頼性を向上させることを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るため本発明は、ブラシレスモータを用いた油圧式動力
舵取装置において、ブラシレスモータの回転数を検出
し、検出された回転数の規定値以下の状態が所定時間継
続する場合は異常と判定し、異常表示及びブラシレスモ
ータの停止を行うようにした方法である。従って、ブラ
シレスモータ使用のための特別な回転数検出センサを設
けることなくブラシレスモータの異常を早期に的確に検
出できる。また、ブラシレスモータを駆動するパワート
ランジスタ等の破損を未然に防止することができる。ま
た、ブラシレスモータの回転数及び駆動電流を検出し、
検出された回転数が規定値以下でかつ駆動電流が所定値
以上の場合は、異常表示及びブラシレスモータの停止を
行うようにした方法である。従って、ブラシレスモータ
の異常が早期に検出され、パワートランジスタ等の破損
を未然に防止できる。
【0006】
【発明の実施の形態】次に本発明について図面を参照し
て説明する。図5は本発明を適用した油圧式動力舵取装
置の構成を示す図であり、図中において、1はこの装置
の本体部である。装置本体部1は、自動車の左、右操舵
輪2,2にナックルアームを介して連結されるタイロッ
ド3が設けられている。この装置本体部1は、詳細な図
示は省略するが、周知のように舵取りハンドル4での舵
取り操作がステアリングシャフト5により伝達されるこ
とにより油圧流路を切換える流路切換弁と、舵取り操作
をタイロッド3側に伝達する伝達部と、左、右室のいず
れかに油圧を導入することで舵取り操作に応じたアシス
ト力を発生させるパワーシリンダを備えている。また、
6はメインバッテリ、7は補助バッテリ、8はスイッチ
である。
【0007】また、10は電動モータにより駆動されて
装置本体部1に圧油を送るオイルポンプ部であり、ベー
ン型のオイルポンプ11とこれを駆動する電動モータで
あるDCブラシレスモータ12と、ポンプ11の周囲を
覆うケーシングによるオイルタンク13によって構成さ
れる。ここで、ブラシレスモータ12を駆動制御するた
めに、スイッチ8を介して補助バッテリ7に接続された
シグナルコントローラ14と、このシグナルコントロー
ラ14によってブラシレスモータ12に駆動電流を供給
するパワーコントローラ15が設けられている。このパ
ワーコントローラ15はメインバッテリ6から電源が供
給されている。
【0008】また、16は車速を検出する車速センサ、
17は舵取り操作に伴なう舵角、舵角速度を検出する操
舵角センサ、18はブラシレスモータ12のロータ回転
位置を検出する回転位置検出センサであり、それぞれの
センサからの検出信号がシグナルコントローラ14に送
られるように構成されている。そして、シグナルコント
ローラ14が車速センサ16、操舵角センサ17、回転
位置検出センサ18からの各検出信号を入力し、各検出
信号に基づいてパワーコントローラ15を制御すること
によりブラシレスモータ12を回転駆動することができ
る。これにより、ポンプ11が所要の状態で作動され、
装置本体部1の流路切換弁を介してパワーシリンダに所
要圧力の圧油が給送されることにより、自動車の低速走
行域での操舵時にはアシスト力を大きくして操舵力を軽
く、中高速走行域での操舵時はこれとは逆にアシスト力
を小さくして操舵力を重くするように、舵取りハンドル
4の操舵時におけるアシスト力を制御する。
【0009】次に図6は、このようなDCブラシレスモ
ータ12を用いた動力舵取装置の制御ブロック図であ
る。このDCブラシレスモータ12は同図に示すように
3相モータであり、3個の電機子コイルL1〜L3によ
り構成され、各コイルへの通電はパワーコントローラ1
5内の6個のパワートランジスタQ1〜Q6により各電
機子コイルの通電及び通電方向が制御される。
【0010】また、パワーコントローラ15内には、上
段のパワートランジスタQ1〜Q3に対して各個にオン
信号を与えるための上段信号処理回路15A、下段のト
ランジスタQ4〜Q6に対して各個にオン信号を与える
ための下段信号処理回路15Bが設けられている。ま
た、シグナルコントローラ14内には、制御部14A、
図示しないメモリに記憶されたモータ回線数目標マップ
14B、及びモータ回転数検出回路14Cが設けられて
いる。
【0011】そして、制御部14Aは回転位置検出セン
サ18により検知されモータ回転数検出回路14Cを介
するモータ12の実際の回転数を入力すると、このとき
の車速センサ16により検知される車速と、操舵角セン
サ17により検知される舵角及び舵角速度とからモータ
回転数目標マップ14Bを検索してその目標値を求め
る。そして、求めた目標値と実際の回転数との間の偏差
が少なくなるようにパワーコントローラ15を制御し、
モータ12の回転駆動を行う。なお、制御部14Aはモ
ータ12の回転駆動を行う場合、パワーコントローラ1
5内の上段信号処理回路15Aに対しPWM制御を行っ
て各トランジスタQ1〜Q3の出力パルス幅のデューテ
ィを変化させ、モータ12の回転数の制御を行う。
【0012】ここで、モータ12の回転制御を行う際に
は、パワーコントローラ15内の各トランジスタから各
電機子コイルL1〜L3に対し次のような通電及び通電
方向の制御が行われる。即ち、電機子コイルL1,L2
に電流をL1→L2の方向に流す場合はトランジスタQ
1,Q5のみをオンし、L2→L1の方向に電流を流す
場合はトランジスタQ2,Q4のみをオンする。また、
コイルL1,L3に電流をL1→L3の方向に流す場合
はトランジスタQ1,Q6のみをオンし、電流をL3→
L1の方向に流す場合はトランジスタQ3,Q4のみを
オンする。さらに、コイルL2,L3に電流をL2→L
3の方向に流す場合はトランジスタQ2,Q6のみをオ
ンし、L3→L2の方向に流す場合はトランジスタQ
3,Q5のみをオンする。
【0013】このように、6個のトランジスタのうち上
段のパワートランジスタQ1〜Q3と下段のパワートラ
ンジスタQ4〜Q6をそれぞれ1個づつ選択して順次オ
ンして、各コイルの通電を行いかつその通電方向を変化
させることによりモータ12の図示しないロータが所定
の回転速度で回転駆動される。図1はこうしたブラシレ
スモータ12の回転数異常を検出する第1の例を示すも
ので、図1(a)にその機能ブロック図、図1(b)に
その検出回路の例を示す。
【0014】ブラシレスモータ12の回転数異常を検出
する場合は、シグナルコントローラ14ではモータ検出
回路14Cで検出されたモータの回転数を、図1(a)
に示すように制御部14A内に設けられた異常判別回路
14A1によって異常判別を行う。そして異常が判別さ
れた場合は図6に示す表示器22に異常表示を行う。ま
た、パワーコントローラ15を制御して各トランジスタ
Q1〜Q6をオフすることでモータ12の停止を行うよ
うにする。
【0015】図1(b)は異常判別回路14A1の具体
的な回路例であり、異常判別回路14A1は、電圧比較
器CM1〜CM3、トランジスタQ11,抵抗R1〜R
7及びコンデンサC1からなる。異常判別回路14A1
では、モータ12の検出回転数に相当する電圧値を入力
するとこの電圧値と各抵抗R1〜R3の分圧比(基準
値)とを電圧比較器CM1,CM2でそれぞれ比較す
る。ここで、入力した電圧値が比較器CM1の基準値
(図6のモータ回転数目標マップ14Bの設定値に相
当)より大きい場合及び比較器CM2の基準値より小さ
い場合は、モータ12を正常と判断するが、入力電圧値
が比較器CM1の基準値より小さく、かつ比較器CM2
の基準値より大きい低速回転の場合は異常と判定する。
【0016】そしてこのような異常の場合は、トランジ
スタQ11がオンしてコンデンサC1への充電が開始さ
れ、コンデンサC1の電位が上昇する。ここで、この異
常状態からモータ回転数が正常状態になると、トランジ
スタQ11がオフするため、コンデンサC1の蓄積電荷
は抵抗R5を通って放電しコンデンサC1の電位(即
ち、比較器CM3の+入力端子の電位)が低下する。し
かし、異常状態が所定時間継続するとコンデンサC1の
電位が上昇して電圧比較器CM3の基準値(抵抗R6と
R7で分割される分圧比)を上回ることになり、その結
果、常時は「L」レベルを出力している比較器CM3の
出力は「H」レベルとなり、LED等の表示器22に異
常表示が行われる。また、この場合パワーコントローラ
15の各トランジスタQ1〜Q6がオフされモータ12
が停止する。
【0017】このような異常判別回路14A1による異
常判別の代わりに、制御部14Aがソフトウェアを実行
することによっても同様に異常を判別できる。即ち、図
3のフローチャートのステップS1で、まず制御部14
Aは、モータ回転数Nを検出する。続いてこの回転数N
がαより大きくかつβより小さいか否かの判定をステッ
プS2で行う。ここで値βはモータ12の規定回転数で
あり、図6のモータ回転数目標マップ14Bの設定値に
相当する。また、値αとしては値βより小さくかつ
「0」より大きな値が設定される。従ってステップS2
ではモータ12が規定値以下で低速回転しているか否か
を判断するものである。
【0018】ここで、モータ12の低速回転が検出され
ると次にステップS3では、内部のタイマにタイマ値t
1がセット済みか否かを判断し、セット済みでなければ
ステップS4でタイマにタイマ値t1をセットし起動す
る。こうしてタイマ値t1がセットされたタイマの刻時
動作が開始する。この場合、制御部14Aは処理をステ
ップS1に戻し、モータ12の回転数を再度検出し、モ
ータ12が依然として規定値以下で低速回転していれ
ば、ステップS5でタイマが所定時間γを経過したか否
かを判断し、所定時間γ以内であればステップS1に戻
ってモータ回転数を再度検出する。
【0019】ここで、モータ12の低速回転状態が所定
時間γ継続しステップS5の判定が「Y」となると、制
御部14Aはモータ12を異常と判定し、ステップS7
で表示器22に異常表示を行う。或いは、ステップS8
で全てのパワートランジスタQ1〜Q6をオフするよう
にパワーコントローラ15を制御し、モータ12を停止
させる。一方、検出したモータ12の回転数が規定値β
以上の場合、或いはモータ12の回転数の低回転状態が
所定時間γ以上継続しなかった場合は、ステップS9で
正常と判断し、この場合は異常表示出力等を行わない。
【0020】このように、ブラシレスモータ12のトラ
ブルにより必要回転数が得られず、トラブルによる低回
転状態が所定時間継続すると、モータ12の駆動を停止
すると共に異常表示を行うようにしたものである。この
結果、ブラシレスモータ使用のための特別な回転数検出
センサを設けることなく、モータの異常を早期に的確に
検出することができ、またこうした異常の際にはモータ
12を回転駆動するパワートランジスタQ1〜Q6をオ
フすることから、パワートランジスタの発熱による破損
を未然に防止できる。
【0021】次に図2は、ブラシレスモータ12の回転
数異常を検出する第2の例を示すもので、図2(a)に
その機能ブロック図、図2(b)にその検出回路の例を
それぞれ示す。この例では、ブラシレスモータ12の回
転数異常を検出する場合、図2(a)に示すように制御
部14A内に設けられた異常判別回路14A2により異
常判別を行う。そして異常判別回路14A2は、モータ
回転数及び図6に示すモータ電流センサ21を介するモ
ータ検出電流の異常が判別された場合は、表示器22に
異常表示を行う。また、パワーコントローラ15を制御
して各トランジスタQ1〜Q6をオフすることでモータ
12の停止を行うようにする。
【0022】図2(b)は異常判別回路14A2の具体
的な回路例であり、異常判別回路14A2は、電圧比較
器CM11〜CM14、抵抗R11〜R16からなる。
異常判別回路14A2では、モータ12の検出回転数に
相当する電圧値を入力するとこの電圧値と各抵抗R1
1,R12,R13の分圧比とを電圧比較器CM11,
CM12で比較する。
【0023】ここで入力した電圧値が比較器CM11の
分圧比(規定値;即ち、図6のモータ回転数目標マップ
14Bの設定値に相当)より大きい場合及び比較器CM
12の分圧比より小さい場合は、モータ12を正常と判
断するが、入力した電圧値が比較器CM11の規定値よ
り小さくかつ比較器CM12の規定値より大きい場合は
異常と判定し、後段の比較器CM14の−入力端子へ
「L」レベルの異常信号を伝達する。その結果、常時は
「L」レベルを出力している比較器CM14の出力は
「H」レベルとなり、LED等の表示器22に異常表示
が行われる。或いは、パワーコントローラ15の各トラ
ンジスタQ1〜Q6がオフされモータ12が停止する。
【0024】一方、モータ電流センサ21から大きなモ
ータ電流(駆動電流)が検出された場合は、この電流値
に該当する電圧値をその+入力端子に入力する比較器C
M13では、常時は「L」レベルとなっている出力が
「H」レベルに転じ、その結果、LED等の表示器22
に異常表示が行われる。またこのときにはパワーコント
ローラ15の各トランジスタQ1〜Q6がオフされモー
タ12が停止する。
【0025】図4はこのような異常判別回路14A2に
よる異常判別動作と同様な動作を、制御部14Aがソフ
トウェアを実行することにより行う例を示すフローチャ
ートである。即ち、図4のフローチャートのステップS
11でモータ回転数Nが検出されると、この回転数Nが
αより大きくかつβより小さいか否かの判定をステップ
S12で行う。ここで、モータ12の回転数Nがα<N
<βの範囲内にある上述の低速回転が検出されると、次
にステップS13では、モータ電流センサ21を介して
モータ12に流れる電流Iを検出する。
【0026】そしてこのモータ電流Iが所定値γより大
きいか否かをステップS14で判断し、所定値以上であ
ればステップS15でモータ12に異常電流が流れてい
ると認識しパワートランジスタQ1〜Q6の発熱及び発
熱に基づく破損の恐れががあるとしてステップS16で
パワートランジスタQ1〜Q6をオフしてモータ12を
停止させる。或いは、ステップS17で表示器22に異
常表示出力を行う。なお、モータ12の低速回転が検出
されずにステップS12で「N」となる場合、またはモ
ータ12が低速回転していてもモータ12の電流が所定
値γ以下であり従ってステップS14で「N」となる場
合は、ステップS18でモータ12を正常と認識する。
【0027】このように、ブラシレスモータ12のトラ
ブルにより必要回転数が得られない場合はモータ12に
流れる電流を検出し、モータ電流が所定値以上の場合は
異常と判定して、モータ12の駆動を停止すると共に異
常表示を行うようにしたものである。この結果、ブラシ
レスモータの異常を早期に的確に検出することができ、
また異常の際にはパワートランジスタQ1〜Q6をオフ
することから、パワートランジスタの発熱による破損を
未然に防止できる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ブ
ラシレスモータの回転数を検出し、検出された回転数の
規定値以下の状態が所定時間継続する場合は異常と判定
し、異常表示及びブラシレスモータの停止を行うように
したので、ブラシレスモータ使用のための特別な回転数
検出センサを設けることなくブラシレスモータの異常を
早期に的確に検出でき、異常が検出された場合にはブラ
シレスモータを停止することからブラシレスモータを駆
動するパワートランジスタ等の破損を未然に防止でき
る。また、ブラシレスモータの回転数及び駆動電流を検
出し、検出された回転数が規定値以下でかつ駆動電流が
所定値以上の場合は、異常表示及びブラシレスモータの
停止を行うようにしたので、同様にブラシレスモータの
異常が早期に検出され、パワートランジスタ等の破損を
未然に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態を示す機能ブロッ
ク図及び要部回路の回路図である。
【図2】 本発明の第2の実施の形態を示す機能ブロッ
ク図及び要部回路の回路図である。
【図3】 上記第1の実施の形態の動作を示すフローチ
ャートである。
【図4】 上記第2の実施の形態の動作を示すフローチ
ャートである。
【図5】 本発明が適用される装置の制御系統を示すブ
ロック図である。
【図6】 本発明が適用される装置の全体構成を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
12…ブラシレスモータ、14…シグナルコントロー
ラ、14A…制御部、14A1,14A2…異常判別回
路、14B…モータ回転数目標マップ、14C…モータ
回転数検出回路、15…パワーコントローラ、15A…
上段信号処理回路、15B…下段信号処理回路、16…
車速センサ、17…操舵角センサ、18…モータ回転位
置検出センサ、21…モータ電流センサ、22…表示
器、L1〜L3…電機子コイル、Q1〜Q6…パワート
ランジスタ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブラシレスモータを用いた油圧式動力舵
    取装置において、 前記ブラシレスモータの回転数を検出し、検出された前
    記回転数の規定値以下の状態が所定時間継続する場合は
    異常と判定し、異常表示及び前記ブラシレスモータの停
    止を行うようにしたことを特徴とするブラシレスモータ
    を用いた油圧式動力舵取装置の故障検出方法。
  2. 【請求項2】 ブラシレスモータを用いた油圧式動力舵
    取装置において、 前記ブラシレスモータの回転数及び駆動電流を検出し、
    検出された前記回転数が規定値以下でかつ前記駆動電流
    が所定値以上の場合は、異常表示及び前記ブラシレスモ
    ータの停止を行うようにしたことを特徴とするブラシレ
    スモータを用いた油圧式動力舵取装置の故障検出方法。
JP20454496A 1996-08-02 1996-08-02 ブラシレスモータを用いた油圧式動力舵取装置の故障検出方法 Pending JPH1045012A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20454496A JPH1045012A (ja) 1996-08-02 1996-08-02 ブラシレスモータを用いた油圧式動力舵取装置の故障検出方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20454496A JPH1045012A (ja) 1996-08-02 1996-08-02 ブラシレスモータを用いた油圧式動力舵取装置の故障検出方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1045012A true JPH1045012A (ja) 1998-02-17

Family

ID=16492281

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20454496A Pending JPH1045012A (ja) 1996-08-02 1996-08-02 ブラシレスモータを用いた油圧式動力舵取装置の故障検出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1045012A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006043540A1 (ja) * 2004-10-19 2006-04-27 Jtekt Corporation 車両用操舵装置
JP2010149718A (ja) * 2008-12-25 2010-07-08 Jtekt Corp パワーステアリング装置
KR20180052212A (ko) * 2016-11-10 2018-05-18 주식회사 현대케피코 전장부품의 파손 감지방법

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006043540A1 (ja) * 2004-10-19 2006-04-27 Jtekt Corporation 車両用操舵装置
JP2006117015A (ja) * 2004-10-19 2006-05-11 Jtekt Corp 車両用操舵装置
EP1834861A1 (en) * 2004-10-19 2007-09-19 JTEKT Corporation Steering device for vehicles
EP1834861A4 (en) * 2004-10-19 2008-01-02 Jtekt Corp STEERING DEVICE FOR VEHICLES
JP4622448B2 (ja) * 2004-10-19 2011-02-02 株式会社ジェイテクト 車両用操舵装置
JP2010149718A (ja) * 2008-12-25 2010-07-08 Jtekt Corp パワーステアリング装置
KR20180052212A (ko) * 2016-11-10 2018-05-18 주식회사 현대케피코 전장부품의 파손 감지방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4333751B2 (ja) ブラシレスモータの駆動装置
JP3425806B2 (ja) モータ制御装置
JP3830737B2 (ja) 電動パワーステアリング制御装置
KR100190548B1 (ko) 전동펌프식 동력조향장치
JPH07241096A (ja) 電動モータの制御装置
JP2006311633A (ja) 電動モータの制御装置及びその故障診断方法
JPH07274570A (ja) スイッチドレラクタンスモ−タの制御装置
US20020024317A1 (en) Electrically-driven power steering system having failure detection function
JP3399226B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
JPH1045012A (ja) ブラシレスモータを用いた油圧式動力舵取装置の故障検出方法
JPH04261396A (ja) ステッピングモータの異常監視装置
JP3320960B2 (ja) モータの制御装置
JP4899668B2 (ja) 電動パワーステアリング制御装置
JPH1070894A (ja) ブラシレスモータのセンサ位置判別方法
JPH0520976U (ja) 電動パワーステアリング装置
JP2005088861A (ja) パワーステアリング装置
JPH10337072A (ja) 電気モ−タの通電制御装置
JP4178766B2 (ja) モータの制御方法およびモータ駆動装置
JP2756709B2 (ja) 全電気式動力舵取装置の操舵状態判定方法
JPH06261464A (ja) 車両用発電機制御装置
JP3296266B2 (ja) 故障診断方法
JP3663887B2 (ja) 電動パワ−ステアリング装置の制御装置
JP2005132126A (ja) 電動パワーステアリング装置
JPH11342859A (ja) 電動式パワーステアリングの制御装置
JPH1080179A (ja) ブラシレスモータ駆動用トランジスタの誤動作防止装置