JPH104487A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JPH104487A
JPH104487A JP8155372A JP15537296A JPH104487A JP H104487 A JPH104487 A JP H104487A JP 8155372 A JP8155372 A JP 8155372A JP 15537296 A JP15537296 A JP 15537296A JP H104487 A JPH104487 A JP H104487A
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JP8155372A
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Hirotada Hayama
裕祥 羽山
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 適切なシェーディング補正を実行しつつ、迅
速に原稿の画像データの読み取りを行う画像読取装置を
提供することである。 【解決手段】 本発明の画像読取手段は、原稿を照明す
る照明手段と、原稿面と照明手段の相対的な位置を一定
方向に変化させて原稿の全面を走査する走査手段と、原
稿面からの反射光より原稿の画像データを読み取る読取
手段と、照明手段と原稿との間に白色板を出没する白色
板ユニットと、シェーディングデータを記憶する記憶手
段と、白色板ユニットに照明手段と原稿との間に白色板
を出没させ、この時に読取手段により読み取られる白色
板の画像データに基づいて、記憶手段に記憶するシェー
ディングデータの修正を行う修正手段と、補正手段によ
り補正されたシェーディングデータを用いて、読取手段
により読み取った原稿の画像データのシェーディング補
正を行う補正手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ装置
や複写機等に適用され、原稿の画像データを読み取る画
像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的な画像読取装置では、蛍光灯等の
光源を備えるスキャナを用いて原稿を照明しつつ走査
し、原稿からの反射光をCCDラインセンサ等の光電変
換素子を使用して電気信号に変換することにより原稿を
読み取り画像データを得る。この場合における原稿の走
査方法としては、原稿を原稿台に固定して、スキャナ自
体を移動させる方法と、スキャナは移動させずに、当該
スキャナ上で原稿自体を一定方向に搬送する方法とが知
られている。原稿を照明する光源に発光むらがあると、
全面が均一な白色の原稿を読み取っても、その画像デー
タにばらつきが生じる。そこで、従来の画像読取装置で
は、原稿を読み取る前に、均一な白色板(いわゆるシェ
ーディング板)の画像を読み取り、読み取った画像デー
タに基づいて、次に読み取る原稿の画像データのシェー
ディング補正を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般的にスキャナの光
源として用いられる蛍光灯は、点灯直後しばらくの間
は、その発光量が安定しない。図1は、ある蛍光灯の点
灯後の経過時刻(秒)と発光量との関係を示すグラフで
ある。蛍光灯の発光量は、点灯直後は、基準値より増加
する。そして、点灯後、約20秒を経過した後は基準値
に戻り始め、約60秒で基準値に戻り、その後安定す
る。このように、点灯直後の蛍光灯は、発光量が不安定
であるので、正確なシェーディング補正を実行するに
は、蛍光灯の発光量が安定するまでの間(例えば、図1
の蛍光灯の場合、約60秒間)は、頻繁にシェーディン
グデータの修正を行う必要がある。従来の画像読取装置
において、シェーディングデータの修正を行うには、白
色板の設けられている位置へスキャナを移動させること
が必要となる。このスキャナの移動と静止には一定の時
間を要するため、光源の点灯直後は、原稿の読み取り処
理の速度が低下する。
【0004】本発明の目的は、適切なシェーディング補
正を実行しつつ、迅速に原稿の画像データの読み取りを
行う画像読取装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の画像読取装置
は、原稿を照明する照明手段と、原稿面と照明手段の相
対的な位置を一定方向に変化させて原稿の全面を走査す
る走査手段と、原稿面からの反射光より原稿の画像デー
タを読み取る読取手段と、照明手段と原稿との間に白色
板を出没する白色板ユニットと、シェーディングデータ
を記憶する記憶手段と、白色板ユニットに照明手段と原
稿との間に白色板を出没させ、この時に読取手段により
読み取られる白色板の画像データに基づいて、記憶手段
に記憶するシェーディングデータの修正を行う修正手段
と、修正手段により修正されたシェーディングデータを
用いて、読取手段により読み取った原稿の画像データの
シェーディング補正を行う補正手段とを備える。本発明
の画像読取装置では、読取手段により読み取った原稿の
画像データのシェーディング補正を補正手段により行
う。修正手段は、読取手段により原稿の画像データを読
み取る前に、白色板ユニットに照明手段と原稿との間に
均一な白色板を出没させ、この時に読取手段により読み
取られる白色板の画像データに基づいて、記憶手段に記
憶するシェーディングデータの修正を行う。上記の走査
手段は、原稿を照明手段の上で一定方向に搬送すること
で、原稿の全面を走査することが好ましい。または、更
に、原稿を固定する固定手段を備え、走査手段は、固定
手段により固定された原稿に対して、照明手段を白色板
ユニットと共に一定方向に移動させて、原稿の全面を走
査することが好ましい。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を用いて本発明
の画像読取装置の実施形態について説明する。図2は、
画像読取装置1の構成を示す。スキャナ7は、蛍光灯8
及びミラー9で構成される。スキャナ7の備える蛍光灯
8は、画像データの読み取り処理実行時に点灯され、原
稿台ガラス2又は18を介して原稿を照明する。蛍光灯
8による照明により生じる原稿からの反射光は、ミラー
9、10、11によりレンズ12に導かれ、リニアCC
Dセンサ13において結像する。CCDラインセンサ1
3により読み取られるR,G,Bの3色の多値電気信号
は、読取信号処理部14により、8ビットの階調データ
に変換された後に、外部出力ポート19を介して外部機
器へ出力される。原稿の画像データの読み取り開始時、
スキャナ7は、ホーム位置である位置P1にある。セン
サ5aは、原稿がトレイ5上に載置されたことを検出す
る。センサ5aによりトレイ5に原稿が載置されたこと
が検出された場合、モータ17は、スキャナ7を原稿台
ガラス18の真下の位置P2に移動させる。原稿搬送装
置4において、搬送ローラ4a及び4bは、トレイ5に
載置された原稿をプレシャープレート4cへと導き、原
稿台ガラス18の上面を摺動させた後に、トレイ6に排
出する。これにより、トレイ5上に載置された原稿の全
面が走査される。また、トレイ5上に原稿が載置されて
いない場合には、原稿が原稿台ガラス2に載置されてい
ると判断して、モータ17は、スキャナ7を位置P3ま
で移動させた後に、矢印の方向(副走査方向)に速度V
で移動させる。これにより、原稿台ガラス2上に載置さ
れた原稿が全面にわたって走査される。この場合、スキ
ャナ7の移動に伴い、ミラー10及び11は、矢印の方
向(副走査方向に)速度V/2で移動する。原稿台ガラ
ス2の位置P3には、均一な白色のシェーディング板1
5が固定されている。シェーディング板15の主走査方
向の長さは、スキャナ7の主走査方向の画像データの読
み取り幅と同じか、又は、それよりも少し長めに設定さ
れる。画像読取装置1は、シェーディング板15の他、
位置P1近傍に白色板ユニット16を備える。白色板ユ
ニット16は、位置P2にあるスキャナ7と原稿台ガラ
ス18との間に所定のタイミングで白色板20を出没す
る。画像読取装置1は、1枚目の原稿の画像データを読
み取る前にシェーディング板15の画像データを読み取
り、これをシェーディングデータとして記憶する。スキ
ャナ7の備える蛍光灯8の発光量は、図1のグラフに示
すように、点灯直後は、基準値より増加する。そして、
点灯後、約20秒を経過した後は基準値に戻り始め、約
60秒で基準値に戻り、その後安定する。後に詳しく説
明するが、画像読取装置1においては、シェーディング
データを読み取った後は、蛍光灯8の発光量が安定する
までの間、2枚目以降の原稿の画像データの読み取り前
に、白色板ユニット16を制御してスキャナ7と原稿台
ガラス18との間に白色板20を出没させ、この時に読
み取られる白色板20の画像データに基づいてシェーデ
ィングデータを修正する。白色板ユニット16が白色板
20を出没するのに要する時間は、スキャナ7を位置P
2からシェーディング板15のある位置P3へ移動させ
た後、再び元の位置P2へ戻すのに要する時間に比べて
非常に短い。このため、蛍光灯8の発光量が安定するま
での間であっても、シェーディングデータの修正に時間
をとられることなく迅速に原稿の画像データの読み取り
を実行することができる。
【0007】図3は、白色板ユニット16の構成を示す
図である。(a)は、白色板ユニット16を上から見た
図である。白色板20の主走査方向の長さ(図中、縦方
向)は、スキャナ7の主走査方向の画像データの読み取
り幅と同じか、又は、それよりも少し長めに設定され
る。白色板20は、それぞれ同じ長さの支持材21a及
び21bによって、白色板ユニット16本体の点22a
及び22bを中心として回動可能に支持されている。白
色板20の端には、白色板20をユニット内部に収納す
る方向(図中、右側)に付勢するばね23が接続されて
いる。このばね23の働きにより、白色板20は、ユニ
ット内部の所定の位置に収納される。白色板20のばね
23の接続される端の反対側に位置する端にはソレノイ
ド24が接続されている。ソレノイド24は、白色板ユ
ニット16本体からのびる支持台26の先端に回転自在
に支持されている。ソレノイド24のオンに伴い、白色
板20は、ソレノイド24側に引き寄せられ、矢印で示
す方向に水平に移動し、原稿台ガラス18の真下の位置
に移動する。この白色板20の水平移動に伴い、ソレノ
イド24はその向きを変える。ソレノイド24のオフに
伴い、白色板20は、ばね23の力によって元の位置に
引き戻される。また、(b)は、原稿台ガラス18とス
キャナ7との関係において、白色板ユニット16の設け
られる水平位置を示す図である。白色板ユニット16
は、後に説明する制御部100による駆動制御によっ
て、所定のタイミングで白色板20を位置P2にあるス
キャナ7と原稿台ガラス18との間に出没させる。
【0008】図4は、画像読取装置の制御系を示す図で
ある。CPUを備える制御部100には、原稿搬送装置
4、センサ5a、読取信号処理部14、白色板ユニット
16、モータ17の他、操作パネル50、ROM10
1、RAM102、タイマー103が接続される。操作
パネル50には、原稿の画像データの読み取りを開始す
るスタートキーが備えられている。ROM101は、制
御部100の実行する制御プログラムが記憶されてい
る。RAM102は、制御処理実行時のワーキングエリ
アとして使用される。制御部100は、センサ5aの出
力に基づいて、原稿搬送装置4のトレイ5上の原稿の有
無を検知し、モータ17及び白色板ユニット16等の駆
動制御を行う。なお、制御部100は、スキャナ7に備
える蛍光灯8を点灯すると共に、タイマー103による
計時を開始させる。タイマー103による計時が60秒
を越えた場合には、蛍光灯8の発光量が安定したと判断
する。
【0009】図5及び図6は、操作パネル50上に備え
るスタートキーの押下に伴って、制御部100の実行す
る制御処理のフローチャートを示す。まず、スキャナ7
の備える蛍光灯8を点灯すると共に、点灯してからの時
間を計るため、タイマー103による計時を開始させる
(ステップS1)。スキャナ7を位置P3(図2を参
照)に移動させ、シェーディング板15の画像を読み取
り、これをシェーディングデータとしてRAM102に
記憶する(ステップS2)。センサ5aにより、トレイ
5上に原稿が載置されていることが検出される場合には
(ステップS3でYES)、原稿搬送装置4を利用して
シート原稿を次々に搬送して原稿の画像データを読み取
る、いわゆる流し撮りを行う。スキャナ7を位置P3か
らP2(図2を参照)に移動させた後に固定する(ステ
ップS4)。原稿搬送装置4によりトレイ5上に載置さ
れた1枚目のシート原稿を搬送して原稿台ガラス18の
上面を摺動させて画像データの読み取りを行う(ステッ
プS5)。ステップS2において読み取ったシェーディ
ングデータに基づいて、画像データのシェーディング補
正を行う(ステップS6)。トレイ5上に次の原稿が載
置されている場合には(ステップS7でYES)、蛍光
灯8の点灯後、一定の時間(例えば60秒間)が経過す
るまでの間に認められる発光量の変化に対処するため、
2枚目以降の原稿の画像データを読み取る直前に、シェ
ーディングデータのずれを修正する。具体的には、白色
板ユニット16の備えるソレノイド24をオンにして白
色板20をスキャナ7と原稿台ガラス18との間に挿入
し(ステップS8)、挿入した白色板20の画像データ
を読み取る(ステップS9)。白色板20の画像データ
の読み取りの終了後、ソレノイド24をオフにして白色
板20を抜き取る。読み取った白色板20の画像データ
より蛍光灯8の発光量の変化を調べ、当該変化により生
じるシェーディングデータのずれを修正する(ステップ
S10)。なお、画像データの読み取り時における、シ
ェーディング板15及び白色板20の蛍光灯8からの距
離の違いにより生じる反射光量の差は、白色板の画像デ
ータに適当な係数を乗算して補正する。このように、制
御部100は、モータ17によりスキャナ7自体をシェ
ーディング板15のある位置P3に移動するのではな
く、スキャナ7は移動させずに白色板20をスキャナ7
と原稿台ガラス18との間に出没させて、その時に読み
取られる白色板20の画像データに基づいてシェーディ
ングデータの修正を行う。このため、ステップS8〜S
10の処理は非常に短い時間で終了させることができ
る。シェーディングデータの修正後、トレイ5上に載置
する次の原稿の画像データの読み取りを行う(ステップ
S11)。修正後のシェーディングデータを用いて読み
取った原稿の画像データのシェーディング補正を行う
(ステップS12)。上記ステップS1において始動さ
せたタイマー103による計時が60秒を越えていない
場合には(ステップS13でNO)、ステップS7に戻
る。なお、上記の60秒とは、点灯後、蛍光灯8の発光
量が安定するまでに要する時間(図1のグラフを参照)
であり、使用する蛍光灯の種類によって適当な値に設定
する。ステップS13において、タイマー103による
計時が60秒を越えている場合であって(ステップS1
3でYES)、次の原稿がある場合には(ステップS1
4でYES)、次の原稿の画像データを読み取り(ステ
ップS15)、RAM102に記憶しているシェーディ
ングデータを用いてシェーディング補正を行う(ステッ
プS16)。ステップS7、又は、ステップS14にお
いて、トレイ5上に原稿が載置されておらず、次に読み
取る原稿がない場合には(ステップS7でNO、又は、
ステップS14でNO)、直ちに処理を終了する。な
お、ステップS4においてスキャナ7を位置P2に移動
させた後であって、ステップS5において1枚目の原稿
の画像データの読み取りを行う前において、白色板ユニ
ット16の備えるソレノイド24をオンにして、白色板
20の画像データを読み取り、既に読み取ったシェーデ
ィングデータと共に、当該白色板20の画像データをR
AM102に記憶するようにしてもよい。この場合、ス
テップS10において、ステップS9において読み取ら
れる白色板20の画像データと、RAM102に記憶す
る白色板20の読み取りデータとを比較し、これらの差
に基づいて、シェーディングデータの修正を行う。
【0010】図5に示すステップS3において、トレイ
5上に原稿が載置されていない場合には、図6に示すフ
ローへ進み、原稿台ガラス2に載置する原稿の画像デー
タの読み取りを行う(ステップS20)。原稿台ガラス
2上に次の原稿がセットされた場合であって(ステップ
S21でYES)、タイマー103による計時が60秒
を越えていない場合には(ステップS22でNO)、ス
キャナを位置P3に移動して(ステップS23)、シェ
ーディング板15の画像データを読み取る(ステップS
24)。読み取った画像データに基づいて、シェーディ
ングデータの修正を行う(ステップS25)。このステ
ップS24において、シェーディング板15の全てを読
み取る場合には、ステップS25において、読み取った
データを修正したシェーディングデータとする。また、
ステップS24において、シェーディング板15の一
部、例えば、蛍光灯8の発光量の経時変化の目立つ箇所
のみを読み取る場合には、ステップS25において、該
当部分における読み取りデータとシェーディングデータ
との差に基づいて、シェーディングデータの該当部分、
又は、全体を修正する。シェーディングデータの修正の
後、原稿の画像データの読み取りを行う(ステップS2
6)。修正したシェーディングデータを用いて、読み取
った画像データのシェーディング補正を行った後(ステ
ップS27)、ステップS21に戻る。一方、ステップ
S21において、次の原稿がセットされた時に、タイマ
ー103による計時が60秒を越えている場合には(ス
テップS22でYES)、既に蛍光灯8の発光量が安定
していると判断して、直ちに原稿の画像データの読み取
りとシェーディング補正を行い(ステップS26、ステ
ップS27)、ステップS21に戻る。次の原稿がない
場合には(ステップS21でNO)、処理を終了する。
図7は、白色板ユニット16と一体化して形成したスキ
ャナ7を示す図である。スキャナ以外は図2に示す画像
読取装置と同じ構成である。このように、スキャナ7と
白色板ユニット16とを一体化して形成すれば、ステッ
プS23でスキャナ7をシェーディング板15の位置P
3に移動しなくとも、シェーディングデータの修正を行
うことができる。例えば、原稿の走査が終了した後、次
の原稿の読み取り開始位置に戻ってくるまでの間に、白
色板ユニット16を制御して白色板20をスキャナと原
稿台ガラス2との間に出没する。この時に読み取られる
白色板20の画像データに基づいてシェーディングデー
タの修正を行う。このような構成を採れば、シェーディ
ングデータの修正を行うことによる原稿の読み取り時間
の遅延を無くすことができる。また、本例においては、
蛍光灯8の点灯後、所定の時間(60秒)が経過した場
合に、その発光量が安定したと判断するが、蛍光灯8の
発光量の変動を実際に検出し、その変動が所定の範囲内
に収まった場合に、その発光量が安定したと判断するこ
ととしてもよい。
【0011】図8の(a)及び(b)は、白色板ユニッ
ト16の他の実施例の上面図及び側面図である。本図に
示す白色板ユニット16では、白色板20に比べて約1
/3の長さの白色板30をその先端に備える扇状の回転
板31を、モータ32により原稿台ガラス18の面に平
行に回転する構成を採る。シェーディングデータを修正
するための画像データの読み取りの実行時には(図5、
ステップS9)、モータ32により回転板31を回転さ
せ、回転板31の先端に設ける白色板30を原稿台ガラ
ス18とスキャナ7の間に出没する。また、図9の
(a)及び(b)は、白色板ユニット16の更に他の実
施例の上面図及び側面図である。本図に示す白色板ユニ
ット16は、図8に示した白色板ユニット16に更に、
モータ32の位置から見て原稿台ガラス18の反対の位
置に白色板30の下面(スキャナ7に対向する面)を掃
除する清掃部材33を設ける。本構成のユニットを用い
れば、この清掃部材33により白色板30の表面に付着
した汚れを取り除くことができ、常に正確なシェーディ
ングデータの修正を行うことができる。
【0012】
【発明の効果】本発明の画像読取装置では、シェーディ
ングデータの経時変化を修正するためのデータを読み取
る際に、白色板ユニットに照明手段と原稿との間に均一
な白色板を出没させる。そして、修正手段は、読取手段
により読み取られる白色板の画像データに基づいて、シ
ェーディングデータの修正を行う。これにより、照明手
段自体を白色板の位置にまで移動させる場合に比べて、
短時間でシェーディングデータの修正を行うことができ
るため、照明手段による原稿の照射光量が安定していな
い場合であっても、適切なシェーディング補正を実行し
つつ、迅速に原稿の画像データの読み取りを行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ある蛍光灯の点灯後の発光量の経時変化を示
すグラフである。
【図2】 画像読取装置の構成を示す図である。
【図3】 (a)は、白色板ユニットの構成を示し、
(b)は、白色板ユニットの設けられる位置を示す図で
ある。
【図4】 画像読取装置の制御系を示す図である。
【図5】 制御部の実行する処理フローチャートであ
る。
【図6】 制御部の実行する処理フローチャートであ
る。
【図7】 白色板ユニット16と一体化して形成される
スキャナ7を備える画像読取装置の構成を示す図であ
る。
【図8】 (a)及び(b)は、白色板ユニットの他の
構成を示す上面図及び側面図である。
【図9】 (a)及び(b)は、清掃部材を備える白色
板ユニットの構成を示す上面図及び側面図である。
【符号の説明】
2、18…原稿台ガラス 4…原稿搬送装置 5a…センサ 7…スキャナ 8…蛍光灯 13…ラインCCDセンサ 14…読取信号処理部 16…白色板ユニット 17…モータ 20、30…白色板 21a、21b…支持部材 23…ばね 24…ソレノイド 31…回転板 32…モータ 33…清掃部材 50…操作パネル 100…制御部 101…ROM 102…RAM 103…タイマー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を照明する照明手段と、 原稿面と照明手段の相対的な位置を一定方向に変化させ
    て原稿の全面を走査する走査手段と、 原稿面からの反射光より原稿の画像データを読み取る読
    取手段と、 照明手段と原稿との間に白色板を出没する白色板ユニッ
    トと、 シェーディングデータを記憶する記憶手段と、 白色板ユニットに照明手段と原稿との間に白色板を出没
    させ、この時に読取手段により読み取られる白色板の画
    像データに基づいて、記憶手段に記憶するシェーディン
    グデータの修正を行う修正手段と、 補正手段により補正されたシェーディングデータを用い
    て、読取手段により読み取った原稿の画像データのシェ
    ーディング補正を行う補正手段とを備えることを特徴と
    する画像読取装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された画像読取装置にお
    いて、 走査手段は、原稿を照明手段の上で一定方向に搬送する
    ことで、原稿の全面を走査することを特徴とする画像読
    取装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載された画像読取装置にお
    いて、 原稿を固定する固定手段を備え、 走査手段は、固定手段により固定された原稿に対して、
    照明手段を白色板ユニットと共に一定方向に移動させ
    て、原稿の全面を走査することを特徴とする画像読取装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100397774B1 (ko) * 1999-12-28 2003-09-13 가부시키가이샤 리코 화상 판독유닛 및 화상 형성 장치
KR101185558B1 (ko) 2007-12-06 2012-09-24 삼성전자주식회사 화상형성장치 및 그 제어방법
JP2013114080A (ja) * 2011-11-29 2013-06-10 Canon Inc 画像形成装置

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