JPH08223416A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH08223416A
JPH08223416A JP7021933A JP2193395A JPH08223416A JP H08223416 A JPH08223416 A JP H08223416A JP 7021933 A JP7021933 A JP 7021933A JP 2193395 A JP2193395 A JP 2193395A JP H08223416 A JPH08223416 A JP H08223416A
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JP
Japan
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JP7021933A
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Inventor
Takeshi Kobayashi
健 小林
Shunsuke Hamasuna
俊輔 浜砂
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シェーディング補正の精度を向上させ、か
つ、システムのスループットを向上させる。 【構成】 まず、白基準板18を読み取ることにより、
シェーディング補正データを採取するとともに、光量変
動(経時変化)の基準となるデータXpを採取する。次
に、画像読み取り時には、画像読み取り毎に、白基準板
18の一部を使用して光量変動値Xnを採取する。次
に、読取光学系1を位置Bの方向へ移動して原稿面を走
査し、原稿4を終端まで読み取る。そして、画像読み取
りデータに対してシェーディング補正を施す。シェーデ
ィング補正後の画像読み取りデータSD(Shading-Dat
a)は、ある画素の読み取りデータがVdataであり、そ
の画素のシェーディング補正データがVrefであったと
すると、SD=255/(Xn÷Xp)×Vdata/Vre
fとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、原稿画像を光学的に
読み取り、デジタル化画像信号を得る画像処理装置であ
って、特に、光源の光量変動を検知して補正する画像処
理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、原稿画像を受光素子を用いて
光学的に読み取り、光信号から電気信号に変換した後、
A/D変換器等を用いてデジタル化画像信号を得る画像
処理装置においては、原稿画像の濃度を正確に読み取る
ために、絶対白レベルを設定しておく必要がある。この
ため、通常、原稿処理装置では、白基準板を備えてお
り、該白基準板を主走査方向に読み取り、この時の光電
変換素子の出力に基づいて、シェーディング補正を行っ
ている。
【0003】ここで、画像を読み取る際の光源である露
光ランプや、光電変換素子の照度変化について説明す
る。図7は、露光ランプとして、外部電極希ガス蛍光灯
を用いたときの主走査方向における光電変換素子の出力
を示す特性図である。図において、ラインL1は、当該
装置の電源を投入した直後で、露光ランプ5の温度がそ
れほど上昇していない時点での光電変換素子の出力を示
しており、ラインL2は、時間が経過し、露光ランプの
温度が上昇した時点での光電変換素子の出力を示してい
る。図示するように、露光ランプの照度、すなわち、光
電変換素子の出力は、長手方向である主走査方向におい
て、中央部ほど大きく、両端ほど小さいという具合にば
らつきがある。また、点灯時間の経過によって光電変換
素子の出力が低下することが分かる。
【0004】次に、図8は、露光ランプの光量変化の小
さい部分と大きい部分とにおける時間経過に伴う光量変
化率を示す特性図である。図において、ラインL3は、
露光ランプの光量変化の小さい部分(両端部)の時間経
過に伴う光量変化を示しており、ラインL4は、露光ラ
ンプの光量変化の大きい部分(中央部)の時間経過に伴
う光量変化を示している。図示するように、露光ランプ
の光量は、従来、シェーディング補正データを採取して
いた電源投入時ta、n枚目の読み取り時tb、m枚目の
読み取り時tcと時間経過に伴って減少することが分か
る。
【0005】次に、図9は、露光ランプの温度変化の小
さい部分と大きい部分とにおける時間経過に伴う温度変
化を示す特性図である。図において、ラインL5は、露
光ランプの温度変化の小さい部分の時間経過に伴う温度
変化を示しており、ラインL6は、露光ランプの温度変
化の大きい部分の時間経過に伴う温度変化を示してい
る。図示するように、露光ランプの温度は、点灯時間あ
るいは累積使用時間に応じて上昇し、さらに、この上昇
程度は、露光ランプの位置によって異なることが分か
る。この露光ランプの温度変化が上述した光電変換素子
の出力変化や、露光ランプの光量変化を発生させる。こ
こでは、外部電極希ガス蛍光灯を例にして説明したが、
一般的に、露光ランプの光量は、環境温度や、点灯時間
あるいは累積使用時間によって変化するという出力特性
を有している。
【0006】ところで、シェーディング補正の目的に
は、大きく分けて2つあり、第1の目的は、受光素子上
の照度分布の不均一さと受光素子の感度のばらつきとを
同時に補正し、同一の原稿が主走査方向のどこに置かれ
ても読み取り値が同じになるように補正することであ
り、第2の目的は、光源の経時的な変動を補正すること
である。例えば、特公昭60−124176号の画像処
理装置では、装置の電源投入時や、所定の操作時に、白
基準板を複数回サンプリングすることにより、シェーデ
ィング補正の精度を上げることが提案されている。これ
は、1回のサンプリングでは、ノイズの影響を受け易
く、正しいサンプリングができないためである。しかし
ながら、この従来の画像処理装置では、第2の目的であ
る、光源の経時的な変動を補正することができず、光源
の温度変化等による光量変化に対応できないとう問題が
あった。
【0007】そこで、光源の経時的な変動を補正する画
像処理装置として、画像読み取り開始毎に、白基準板を
サンプリングしてシェーディング補正を実施するものが
知られている。この画像処理装置では、原稿台ガラス3
の積載された原稿を読み取る際には、シェーディング補
正に用いるデータを採取するために、読み取り開始に先
立って、図10に示す位置Aにおいて、白基準板18を
原稿幅相当分読み取り、シェーディング波形を所定の記
憶手段に記憶する。これに引き続き、走査光学系を位置
Bの方向へ移動して原稿面を走査し、原稿台ガラス3上
に積載された原稿4を終端まで読み取る。この画像処理
装置では、画像読み取り開始毎に、シェーディング補正
に用いるデータを採取するため、シェーディング補正に
用いるデータ採取時と画像読み取り時とでの光量変動が
小さく、画質の劣化が発生しないという特徴がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、画像読
み取り開始毎にシェーディング補正を実施する画像処理
装置では、シェーディング補正の精度を上げるために、
白基準板を複数回サンプリングしようにすると、原稿の
読み取り前に時間がかかってしまい、FCOT(First
Copy Output Time)が遅くなり、CPM(Copy Per Min
ute)が小さくなるという問題があった。
【0009】そこで、光源の経時的な変動をシェーディ
ング補正用の白基準板以外で検知する手段として、例え
ば、特開昭64−93768号には、原稿の横に設けら
れた基準パターンからの反射光を、レンズを通して光セ
ンサで検出し、光量が一定となるように光源(蛍光灯)
を制御する技術が記載されている。しかしながら、主走
査方向の両端部は、レンズの特性で光量が低下している
ため、S/Nが悪く、光量補正の精度が低い。したがっ
て、原稿の横に設けられた基準パターンからの反射光で
補正しても十分な補正が行えない。また、前述したよう
に、図7に示すように、中央部での光量変動が大きい光
源、すなわち両端部以外での光量変動が大きい光源(外
部電極希ガス蛍光灯)では、図11に示すように、主走
査方向での補正が正確に行えなくなり、いわゆるカブリ
を生じるという問題があった。
【0010】この発明は上述した事情に鑑みてなされた
もので、シェーディング補正の精度を向上でき、かつ、
システムのスループットを向上できる画像処理装置を提
供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述した問題点を解決す
るために、請求項1記載の発明では、原稿積載台上に載
置された原稿の下を光学系が走査して原稿画像を読み取
り、前記原稿画像を光電変換素子を用いて光信号から電
気信号に変換する画像処理装置において、原稿読取開始
端に、主走査方向に沿って設置された白基準板と、電源
投入時等、前記白基準板の読取データに基づいて、シェ
ーディング補正データを採取するシェーディング補正デ
ータ採取手段と、原稿画像読み取り開始毎に、前記白基
準板の一部の読取データの変動に基づいて、前記シェー
ディング補正データを再補正する補正手段と、前記補正
手段によって再補正されたシェーディング補正データに
よって、前記原稿画像をシェーディング補正するシェー
ディング補正手段とを具備することを特徴とする。
【0012】また、請求項2記載の発明では、前記光源
は、外部電極希ガス蛍光灯であり、前記白基準板の一部
は、前記外部電極希ガス蛍光灯の最も温度変動が大きい
部分に対応していることを特徴とする。
【0013】
【作用】この発明によれば、電源投入時、またはコピー
ジョブ完了後、あるいは所定時間毎等に、原稿読取開始
端に設けられた白基準板を読み取り、シェーディング補
正データ採取手段によってシェーディング補正データを
採取する。原稿画像を読み取る際には、原稿画像読み取
り開始毎に、白基準板の一部、すなわち、光源において
最も光量変動の大きい部分に対応する位置の読取データ
の変動に基づいて、補正手段によってシェーディング補
正データを再補正する。原稿画像は、シェーディング補
正手段によって、補正手段で補正されたシェーディング
補正データに基づいてシェーディング補正される。これ
により、シェーディング補正の精度を向上させ、かつ、
システムのスループットを向上させることが可能とな
る。
【0014】
【実施例】次に図面を参照してこの発明の一実施例につ
いて説明する。 A.実施例の構成 図1は本発明の実施例による画像処理装置の構成を示す
ブロック図である。図において、画像処理装置は、原稿
4を走査して読み取る原稿読取光学系1と、シート原稿
を原稿読取位置へ搬送する原稿自動給紙装置2と、例え
ば書籍などの原稿を載置する原稿台ガラス3とから主に
構成されている。なお、本発明は、原稿台3に積載され
た原稿4を読み取る場合でのシェーディング補正につい
てのみ考えている。原稿読取光学系1は、原稿を照射す
る露光ランプ5と、反射ミラー6と、結像レンズ7とか
ら構成されている。露光ランプ5と反射ミラー6は、図
示しない駆動源により原稿台ガラス3に平行に位置Aお
よび位置B間を移動可能に構成されており、原稿台ガラ
ス3に載置された原稿4を走査する。また、露光ランプ
5と反射ミラー6は、図示しない駆動源により位置Cへ
も移動可能に構成されている。
【0015】次に、原稿自動給紙装置2は、原稿トレー
11と、原稿挿入口12と、原稿分離部13と、原稿搬
送用のピンチローラ14a,14bと、読取ローラ14
と、原稿排出口15と、排出原稿トレー16とから構成
されている。原稿自動給紙装置2において、先端部が原
稿挿入口12に挿入されて原稿トレー11上に載置され
たシート状原稿4は、原稿分離部13のローラによって
1枚づつ繰り出され、互いに逆方向に回転するピンチロ
ーラ14a,14bに挟持されて搬送原稿読取面17の
上部にギャップを有して設けられた読取ローラ14へ供
給された後、排出原稿トレー16に排出される。次に、
白基準板18は、シェーディング補正を行う際に基準と
なる白色反射面を有し、図2に示すように、原稿台ガラ
ス3の読取開始端(位置A)に主走査方向に沿って設け
られている。
【0016】本実施例では、原稿を読み取るに先立っ
て、電源投入時等に、この白基準板18を読み取り、そ
の結果を画像信号処理手段内に設けた記憶手段にシェー
ディング波形として記憶しておくとともに、白基準板1
8の一部を読み取り、光量変化の基準となるデータXp
を採取する。白基準板18の一部とは、主走査方向に渡
って16画素毎にサンプリングするというように間引く
方法でもよいし、中央部をサンプリングするというよう
な方法でも、あるいは双方でもよく、光源である露光ラ
ンプ5において、最も温度変動する部分であればよい。
原稿台ガラス3に載置された原稿4を読み取る際には、
原稿4を読み取り開始毎に、位置Aにおいて、白基準板
18の一部を読み取り、光量変化の基準となるデータX
nを採取する。これに引き続き、読取光学系1を位置B
の方向へ移動して原稿面を走査し、原稿台ガラス3上に
積載された原稿4を終端まで読み取る。そして、データ
Xp、およびデータXnに基づいて、上記シェーディン
グ補正データを再補正し、該補正したシェーディング補
正データによって原稿4から読み取った画像読み取りデ
ータをシェーディング補正する。
【0017】次に、画像処理系は、光電変換素子8と、
アンプ9と、A/D(アナログ/デジタル)変換器10
と、シェーディング補正回路20と、シェーディング波
形が記憶されるシェーディング波形記憶用メモリ21
と、画像処理部22と、補正信号が記憶される補正用メ
モリ23と、画像をハードコピーの形で形成する画像形
成部24と、画像信号処理系の動作を制御するCPU2
5から構成されている。光電変換素子8は、レンズ7を
介して供給される像を電気信号に変換してアンプ9へ供
給する。アンプ9は、上記電気信号を所定のレベルに増
幅し、A/D変換器10へ供給する。A/D変換器10
は、上記アナログ信号をnビットのデジタル信号に変換
し、シェーディング補正回路20へ供給する。シェーデ
ィング補正回路20は、シェーディング波形をシェーデ
ィング波形記憶用メモリ21に記憶するとともに、原稿
読取時には、上記シェーディング波形を用いて原稿の画
像データをシェーディング補正し、画像処理部22へ供
給する。画像処理部22は、シェーディング補正後の画
像データに、フィルタリングや、縮小/拡大等の画像処
理を施し、画像形成部24へ供給する。補正用メモリ2
3は、上記画像処理部22におけるフィルタリングや、
縮小/拡大等の処理に用いるデータが記憶されているラ
インメモリである。画像形成部24は、画像をハードコ
ピーの形で用紙に印字する。また、CPU25は、走査
光学系1や、露光ランプ5およびシェーディング補正回
路20、画像処理部22、画像形成部24等の読取装置
全体の制御を行うようになっている。
【0018】本発明では、上述した露光ランプ5(もし
くは光電変換素子8)の主走査方向における光量のばら
つき、その経時変化を考慮してシェーディング補正を行
う。以下、シェーディング補正の方法、すなわち画像処
理装置の動作について説明する。
【0019】B.実施例の動作 次に、上述した実施例の動作について説明する。ここ
で、図3および図4は本実施例の動作を説明するための
フローチャートであり、図5は本実施例によるシェーデ
ィング補正の効果を説明するための模式図である。
【0020】B−1.電源投入時の処理 まず、当該画像処理装置に電源が投入される毎に、図3
に示すステップS1において、原稿読取光学系1を白基
準板18の直下(位置A)に移動させ、上記白基準板1
8を複数回読み取ることにより、光電変換素子8の照度
分布の不均一さと光電変換素子8の感度のばらつきとを
補正するためのシェーディング補正データを採取し、シ
ェーディング波形記憶用メモリ21に記憶する。次に、
ステップS2において、白基準板18の一部を使用し
て、光量変動(経時変化)の基準となるデータも採取す
る。光量変動の基準は、別途計算してもよいし、上記シ
ェーディング補正データから計算して求めてもよい。ま
た、白基準板18の一部は、前述したように、主走査方
向に渡って16画素毎にサンプリングするというように
間引く方法でもよいし、中央部をサンプリングするとい
うような方法でも、あるいは双方でもよく、最も温度変
動する部分であればよい。この基準となる光量に相当す
るデータを光量変動基準値Xpとする。
【0021】B−2.画像読み取り時の処理 次に、原稿台ガラス3の上に載置した原稿4を読み取る
際の画像読み取り時の処理について説明する。原稿がセ
ットされると、図4に示すフローチャートに従って原稿
4の画像読み取りが行われるとともに、シェーディング
補正が行われる。まず、ステップS10において、原稿
読取光学系1を白基準板18の直下(位置A)に移動さ
せ、白基準板18の一部を使用して、その時の光量に相
当するデータを採取する。これを光量変動値Xnとす
る。次に、ステップS11において、読取光学系1を位
置Bの方向へ移動して原稿面を走査し、原稿台ガラス3
上に積載された原稿4を終端まで読み取り、読み取った
画像読み取りデータに対してシェーディング補正を施
す。シェーディング補正後の画像読み取りデータSD
(Shading-Data)は、ある画素の読み取りデータがVda
taであり、その画素のシェーディング補正データがVre
fであったとすると、8bit機の場合、次のようになる。 SD=255/(Xn÷Xp)×Vdata/Vref シェーディング補正後の画像データは、画像処理部22
において、フィルタリングや、縮小/拡大等の画像処理
が施され、画像形成部24において、用紙に印刷され
る。そして、原稿の読み取りが終了するまで、上記ステ
ップS10およびS11を繰り返し実行し、原稿毎にシ
ェーディング補正を行う。そして、原稿の読み取りが終
了すると、ステップS12における判断結果が「YE
S」となり、当該処理を終了する。
【0022】特に、光源として、外部電極希ガス蛍光灯
を用いた場合は、蛍光灯外壁の温度が上昇するにつれ
て、光量が低下する特性を有しているので、最も温度変
動する部分に対応する白基準板18の部分で、光量変動
の検出する必要がある。本実施例では、電源投入時に、
白基準板18の一部(中央部)を使用して、光量変動
(経時変化)の基準となるデータXpを採取する一方、
画像読み取り開始毎に、同一部の光量に相当するデータ
Xnを採取し、Xn/Xpの比率に基づいてシェーディ
ング補正データVrefを補正している。すなわち、光量
変動の基準となるシェーディング補正データは、蛍光灯
が冷めているとき(温度が低いとき)に採取されるので
(図5(a)参照)、最も温度変動する部分のデータで
補正することで、他の部分(温度変動の小さい部分)は
より一層明るくなり(図5(b)参照)、カブリになら
ない。
【0023】また、フルレートキャリッジに外部電極希
ガス蛍光灯とその電源とが積載されている画像処理装置
においては、電源からの発熱によって光量が低下するの
で、電源の放熱部近傍が最も温度変動する部分に相当す
る。したがって、このような構造の画像処理装置におい
ては、図6に示すように、電源を主走査方向の中央部に
配置し、光量変動の検出も主走査方向の中央部で実施す
ると、レンズのcos4乗則の影響を受けず、S/Nも
よいので、精度よく光量補正ができる。
【0024】
【発明の効果】以上、説明したように、この発明によれ
ば、原稿画像読み取り開始毎に、補正手段が白基準板の
一部の光量変動に基づいてシェーディング補正データを
補正するので、シェーディング補正の精度を向上でき、
かつ、システムのスループットを向上できるという利点
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例による画像処理装置の構成を
示すブロック図である。
【図2】 本実施例による画像処理装置の原稿載置台の
構成を示す上面図である。
【図3】 本実施例の動作を説明するためのフローチャ
ートである。
【図4】 本実施例の動作を説明するためのフローチャ
ートである。
【図5】 本実施例によるシェーディング補正による効
果を説明するための模式図である。
【図6】 他の画像処理装置の略構成を示す斜視図であ
る。
【図7】 露光ランプの主走査方向における光電変換素
子の出力を示す特性図である。
【図8】 露光ランプの光量変化の小さい部分と大きい
部分とにおける時間経過に伴う光量変化を示す特性図で
ある。
【図9】 露光ランプの温度変化の小さい部分と大きい
部分とにおける時間経過に伴う温度変化を示す特性図で
ある。
【図10】 従来技術による画像処理装置の原稿載置台
の構成を示す上面図である。
【図11】 従来のシェーディング補正による効果を説
明するための模式図である。
【符号の説明】
1 原稿読取光学系(光学系) 2 原稿自動給紙装置(原稿搬送手段) 3 原稿台ガラス 4 原稿 5 露光ランプ(外部電極希ガス蛍光灯) 6 反射ミラー 7 結像レンズ 8 光電変換素子 9 アンプ 10 A/D変換器 11 原稿トレー 12 原稿挿入口 13 原稿分離部 14 読取ローラ 14a,14b 原稿搬送用のピンチローラ 15 原稿排出口 16 排出原稿トレー 17 搬送原稿読取面 18 白基準板 20 シェーディング補正回路(シェーディング補正デ
ータ採取手段、補正手段) 21シェーディング波形記憶用メモリ 22 画像処理部 23 補正用メモリ 24 画像形成部 25 CPU

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿積載台上に載置された原稿の下を光
    学系が走査して原稿画像を読み取り、前記原稿画像を光
    電変換素子を用いて光信号から電気信号に変換する画像
    処理装置において、 原稿読取開始端に、主走査方向に沿って設置された白基
    準板と、 電源投入時等、前記白基準板の読取データに基づいてシ
    ェーディング補正データを採取するシェーディング補正
    データ採取手段と、 原稿画像読み取り開始毎に、前記白基準板の一部の読み
    取りデータの変動に基づいて、前記シェーディング補正
    データを再補正する補正手段と、 前記補正手段によって再補正されたシェーディング補正
    データによって、前記原稿画像をシェーディング補正す
    るシェーディング補正手段とを具備することを特徴とす
    る画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記光源は、外部電極希ガス蛍光灯であ
    り、前記白基準板の一部は、前記外部電極希ガス蛍光灯
    の最も温度変動が大きい部分に対応していることを特徴
    とする請求項1記載の画像処理装置。
JP7021933A 1995-02-09 1995-02-09 画像処理装置 Pending JPH08223416A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11153453B2 (en) 2019-11-29 2021-10-19 Ricoh Company, Ltd. Image reading device and image forming apparatus incorporating same

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US11153453B2 (en) 2019-11-29 2021-10-19 Ricoh Company, Ltd. Image reading device and image forming apparatus incorporating same

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