JP2002077614A - 黒基準データ算出方法および画像読み取り装置 - Google Patents

黒基準データ算出方法および画像読み取り装置

Info

Publication number
JP2002077614A
JP2002077614A JP2000255333A JP2000255333A JP2002077614A JP 2002077614 A JP2002077614 A JP 2002077614A JP 2000255333 A JP2000255333 A JP 2000255333A JP 2000255333 A JP2000255333 A JP 2000255333A JP 2002077614 A JP2002077614 A JP 2002077614A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pixel
value
black reference
output
average value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000255333A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Okamura
幸雄 岡村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2000255333A priority Critical patent/JP2002077614A/ja
Priority to US09/934,485 priority patent/US6897989B2/en
Priority to DE60136679T priority patent/DE60136679D1/de
Priority to EP01119714A priority patent/EP1185078B1/en
Priority to AT01119714T priority patent/ATE415782T1/de
Publication of JP2002077614A publication Critical patent/JP2002077614A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/407Control or modification of tonal gradation or of extreme levels, e.g. background level

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Image Input (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 記憶容量が小さく、ランダムノイズの影響を
低減する黒基準算出方法を提供する。 【解決手段】 光源を消灯し(S101)、ラインセン
サへの光の入射が遮断され、ラインセンサの各画素から
出力された電気信号の出力値が検出される(S10
2)。検出は128回実行されるので(S103)、ラ
インセンサの画素ごとの出力値のばらつきをランダムノ
イズ以下にできる。検出部で検出された出力値は平均値
差算出部で積算される(S104)。積算された出力値
は検出回数で除され(S105)、出力値の平均値が算
出される(S106)。平均値差算出部では設定値と平
均値との差を平均値差として算出し(S107)、画素
ごとに黒基準メモリに格納される(S108)。平均値
差を黒基準メモリに格納することにより、黒基準データ
そのものを記憶する場合と比較して記憶容量が低減され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像読み取り装置
に用いられる撮像手段の黒基準データ算出方法ならびに
画像読み取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、原稿台上に載置された原稿へ
光源から光を照射し、原稿で反射または原稿を透過した
光を撮像手段により画像データとして読み取る画像読み
取り装置が公知である。上記のような画像読み取り装置
に用いられる撮像手段は、電荷結合素子からなる画素を
複数有している。撮像手段を構成する複数の画素から
は、受光した光の量に応じた電気信号が出力される。
【0003】撮像手段を構成する画素は複数であるた
め、画素ごとに出力値にある程度のばらつきが生じる。
また、画像読み取り装置の光源として用いられる例えば
水銀ランプやキセノンランプなどは、両端部と中央部と
ではその光量にばらつきがあり、両端部は中央部と比較
して暗くなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そのため、従来は画素
から出力された電気信号にシェーディング補正を施すこ
とにより、画素ごとの出力値のばらつき、あるいは光源
の光量のばらつきを補正している。シェーディング補正
を実施する場合、原稿の読み取り動作を実行する前に白
基準および黒基準を読み取り、画素から出力される電気
信号に基づいて補正値を算出している。白基準の場合、
例えば原稿の位置を規定する原稿ガイドの裏面に配設さ
れた高反射率の白基準部材を読み取ることにより、画素
ごとの白基準補正データを作成している。一方、黒基準
の場合、光源を消灯した状態で撮像手段の各画素から出
力される電気信号の出力値を検出することで画素ごとの
出力値のばらつき検出し、黒基準データを作成してい
る。
【0005】作成された黒基準データはRAMなどの記
憶部に格納され、原稿の読み取り時に画素から出力され
る電気信号の補正に用いられる。撮像手段の画素ごとに
黒基準データを作成し記憶する技術については、特開平
4−25285号公報および特開平5−268474号
公報に開示されている。
【0006】しかしながら、特開平4−25285号公
報および特開平5−268474号公報に開示されてい
る技術によると、黒基準データを画素ごとに記憶部に格
納するため、画素数に応じた記憶部の容量が必要とな
る。その結果、黒基準データを記憶するために大きな記
憶容量を必要とする。
【0007】また、特開平5―268474号公報に開
示されている技術によると、ランダムノイズの影響を低
減した黒基準データを作成するために、画素から出力さ
れた電気信号を数回程度検出し黒基準データを設定する
方法が開示されている。しかし、電気信号を数回程度検
出し検出された値を平均化した場合、ランダムノイズの
影響を低減した正確な黒基準データを得ることができな
い。その結果、かえって画像に含まれるノイズが増大す
るという問題がある。
【0008】そこで、本発明の目的は、記憶容量の小さ
な黒基準データを算出する黒基準算出方法を提供するこ
とにある。本発明の他の目的は、ランダムノイズの影響
を低減する黒基準算出方法を提供することにある。本発
明の他の目的は、ランダムノイズの影響を低減し、読み
取られる画像の画質が向上する画像読み取り装置を提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
黒基準算出方法または請求項3記載の画像読み取り装置
によると、黒基準を算出する場合、撮像手段を構成する
画素ごとに所定の回数出力値を検出する。検出された出
力値は積算され、積算された出力値は検出回数で除され
ることにより平均値が算出される。算出された平均値は
あらかじめ設定された設定値との差を黒基準データとし
て画素ごとに記録される。画素ごとに黒基準データを算
出し、設定値との差を記録することにより、画素ごとの
黒基準データそのものを記憶する場合と比較して、記憶
容量を小さくすることができる。
【0010】本発明の請求項2記載の黒基準算出方法ま
たは本発明の請求項5記載の画像読み取り装置による
と、出力値が100回以上検出される。撮像手段の画素
から出力される電気信号に含まれるランダムノイズは、
画素から出力される電気信号の出力値のばらつきの約1
/10である。ランダムノイズは平均することにより、
検出回数の平方根に反比例するので、検出回数を100
回以上として出力値を平均することにより、ランダムノ
イズを画素ごとの出力値のばらつき以下にすることがで
きる。したがって、ランダムノイズの影響を低減でき、
読み取られる画像の画質を向上することができる。
【0011】本発明の請求項4記載の画像読み取り装置
によると、記憶部は第1記憶部と第2記憶部とを有して
いる。第1記憶部と第2記憶部とを分けることにより、
設定値を記憶する第1記憶部は容量を小さくすることが
できる。また、第2記憶部には平均値差が記憶されるの
で、黒基準データそのものを記憶する場合と比較して、
記憶容量を低減することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を示す
一実施例を図面に基づいて説明する。本発明の一実施例
による画像読み取り装置を図2に示す。図2に示すよう
に、画像読み取り装置1は、箱形の本体10を有し、本
体10の上方に原稿2を載置する原稿台11が配設され
ている。本体10の内部には、駆動手段21により原稿
台11に対して平行な副走査方向へ往復移動可能なキャ
リッジ20が設けられている。
【0013】キャリッジ20には、光源22、ミラー2
3、集光レンズ24および撮像手段としてのラインセン
サ25が搭載されている。ミラー23は、ラインセンサ
25に集光される原稿2からの光を反射し、光路長を長
くするために設けられている。集光レンズ24は、原稿
2からの光をラインセンサ25に入射させる。ラインセ
ンサ25には、CCDなどの複数の画素をキャリッジ2
0の移動方向と垂直に直線的に配列した電荷蓄積型光セ
ンサが使用される。光源22は、キャリッジ20の移動
方向に対し垂直な主走査方向に配置され、蛍光ランプな
どが用いられる。光源22から照射された光は、例えば
紙などの原稿2の表面で反射し、ラインセンサ25へ入
射される。
【0014】原稿台11の周囲には、読み取られる原稿
2の載置位置を位置決めし、原稿読取り時に原稿2の移
動を規制する原稿ガイド12が設けられている。原稿台
11のキャリッジ移動方向の端部には、高反射率均一反
射面を有する白基準13が配置されている。
【0015】本体10の内部には処理部30が搭載され
ている。処理部30は、図3に示すようにCPU(Cent
ral Processing Unit)31、A/D変換器32、RA
M(Random Access Memory)33、ROM(Read Only
Memory)34、画像処理部40ならびに記憶部50から
構成されている。CPU31は、キャリッジ20の駆動
の制御、光源22の点滅の制御、ならびに画像処理部4
0で作成される画像データの処理など画像読み取り装置
1の全体の制御を行う。A/D変換器32は、ラインセ
ンサ25から出力され増幅器36で増幅されたアナログ
の電気信号をデジタルの電気信号へ変換する。RAM3
3は、A/D変換器32から出力されたデジタルの電気
信号ならびに画像処理部40で作成された画像データな
どを一時的に保管する。ROM34にはCPU31によ
り画像読み取り装置1の各部を制御するためのコンピュ
ータプログラムが格納されている。
【0016】画像処理部40は、補正部41と黒基準デ
ータ作成部42とを有している。補正部41は、シェー
ディング補正部411、ガンマ補正部412、ならびに
その他の補正部413から構成されている。補正部41
のシェーディング補正部411は、A/D変換器32か
ら出力されたデジタル信号を、読み取り開始前に白基準
13を読み取ることで得られた白基準データならびに黒
基準データ作成部42で作成された黒基準データを用い
て、ラインセンサ25の素子ごとの感度のばらつき、ま
たは光源22の主走査方向の光量のばらつきを補正す
る。ガンマ補正部412では、所定のガンマ関数により
ガンマ補正が行われ、シェーディング補正されたデジタ
ルの光量信号をデジタルの画像データに変換する。その
他の補正部413では、色補正、エッジ強調および領域
拡大/縮小などの諸変換を実施する。
【0017】画像処理部40で作成されたデジタルの画
像データは、本体10に設けられているインターフェイ
ス14から外部に接続されている例えばパソコン3など
の画像処理装置へ出力される。黒基準データ作成部42
は、検出部421および平均値差算出部422を有して
いる。検出部421は、ラインセンサ25の画素ごとの
デジタル出力値を検出する。平均値差算出部422で
は、検出部421で検出されたデジタル出力値をライン
センサ25の画素ごとに平均する。そして、画素ごとの
平均出力値とあらかじめ設定されている設定値との差を
平均値差として算出する。
【0018】記憶部50はRAMから構成され、白基準
メモリ51、第2記憶部としての黒基準メモリ52なら
びに第1記憶部としての黒基準ベースメモリ53から構
成されている。白基準メモリ51、黒基準メモリ52お
よび黒基準ベースメモリ53は、同一または異なるRA
M素子に設けられている。
【0019】次に、図1に基づいて本実施例による画像
読み取り装置1の黒基準算出方法について説明する。黒
基準データを算出する場合、光源22は消灯される(S
101)。光源22を消灯することにより、ラインセン
サ25への光の入射は遮断される。ラインセンサ25へ
の光の入射を遮断した状態でCPU31は検出部421
に対し、ラインセンサ25の各画素からのデジタル出力
値を画素ごとに検出するよう命令する。検出部421で
は、CPU31からの命令にしたがい、ラインセンサ2
5の各画素からのデジタル出力値を検出する(S10
2)。
【0020】検出部421は、出力値の検出をあらかじ
め決定されている所定の回数実行する。本実施例では、
検出を128回実行する(S103)。本実施例におい
てラインセンサ25の各画素から出力される電気信号の
出力値を検出する回数を128回としたのは、次の理由
による。
【0021】ラインセンサ25に入射する光を遮断した
状態では、ラインセンサ25の各画素から出力される電
気信号の出力値は1mV程度のばらつきがある。一方、
ラインセンサ25の各画素において発生するランダムノ
イズは10mV程度である。そのため、ラインセンサ2
5の各画素から発生するランダムノイズを少なくとも1
/10にしなければ、入射する光を遮断した状態におけ
るラインセンサ25の各画素からの出力値、すなわち暗
時出力を正確に求めることができない。
【0022】平均化処理を実施する場合、出力値の検出
回数をnとすると、1/(n1/2)だけランダムノイズ
を減らすことができる。そこで、ランダムノイズを1/
10にするためには、検出回数nを100以上に設定す
る必要がある。また、処理部30におけるデータの内部
処理を考慮すると、検出回数は2m(mは整数)となる
ことが望ましい。そこで、本実施例では検出回数を27
=128回に設定している。
【0023】検出部421において検出されたラインセ
ンサ25の各画素からのデジタル出力値は、平均値差算
出部422へ送られる。平均値差算出部422では、ラ
インセンサ25の画素ごとにデジタル出力値を積算する
(S104)。すなわち、検出部421ではラインセン
サ25の各画素ごとの出力値が検出されるたびに出力値
が積算される。したがって、ラインセンサ25の各画素
ごとの出力値は128回検出され、積算される。積算さ
れた出力値は、画素ごとに検出回数n=128で除され
る(S105)。これにより、ラインセンサ25の各画
素ごとに出力値の平均値が算出される(S106)。
【0024】ラインセンサ25の各画素ごとに平均値が
算出されると、平均値差算出部422ではあらかじめ設
定されている設定値とその平均値との差が平均値差とし
て算出される(S107)。設定値とは、あらかじめ設
定されている黒基準データのオフセット値である。この
設定値は、記憶部50の黒基準ベースメモリ53に記憶
されている。
【0025】設定値は、あらかじめ画像読み取り装置1
の外部からの入力により設定することが可能である。ま
た、ラインセンサ25の各画素ごとに算出された出力値
の平均値をさらに平均することで、オフセット値を設定
してもよい。
【0026】平均値差算出部422では、各画素ごとの
平均値と設定値との差を算出する。算出された平均値と
設定値との差は、平均値差として画素ごとに黒基準メモ
リ52に格納される(S108)。例えば、図4に示す
ようにラインセンサ25の画素P1〜P10から出力さ
れ、平均値差算出部422で算出された出力値の平均値
が、P1=12、P2=13、P3=9、P4=16、
P5=6、P6=19、P7=5、P8=20、P9=
13、P10=10とし、黒基準ベースメモリ53に記
憶されている設定値が10であるとすると、黒基準メモ
リ52に設けられているラインセンサ25の各画素に対
応する記憶領域M1からM10には、M1=+2、M2
=+3、M3=−1、M4=+6、M5=−4、M6=
+9、M7=−5、M8=+10、M9=+3、M10
=0と記憶される。これにより、各画素の出力値をその
まま黒基準メモリ52に記憶する場合と比較して、その
記憶容量が低減される。
【0027】上記のように黒基準データを設定値との差
で記憶しているのは、下記の理由による。白基準を設定
する場合、光源22の主走査方向の端部と中央部とでは
光量が大きく異なっているため、ラインセンサ25の各
画素から出力される出力値にも大きな差がある。例え
ば、ラインセンサ25の出力階調を8bit、256階
調とすると、光源22の主走査方向の端部は暗いため、
ラインセンサ25の端部の画素からの出力値は100程
度となる。一方、光源22の主走査方向の中央部は明る
いため、ラインセンサ25の中央部の画素からの出力値
は200以上になる。上記の結果、白基準を設定する場
合、各画素ごとにオフセット値を設定しても画素ごとの
出力値の差が大きく、白基準メモリ51の記憶容量の低
減につながらない。
【0028】これに対し、黒基準を設定する場合、ライ
ンセンサ25の各画素から出力される電気信号の出力値
はほぼ等しく、その差は小さい。そのため、オフセット
値を設定することにより、黒基準メモリ52の記憶容量
を効率よく低減することができる。
【0029】次に、上述した画像読み取り装置1の作動
について説明する。画像読み取り装置1の電源がオンさ
れると、光源22およびラインセンサ25などをはじめ
画像読み取り装置1の各部に電力が供給される。CPU
31は、画像処理部40に対し白基準データおよび黒基
準データの読み取りを指示する。白基準データおよび黒
基準データの読み取りの指示があると、画像処理部40
は黒基準データの読み取りを開始する。このときCPU
31からの指示により光源22は消灯されている。画像
処理部40では上述した黒基準の算出方法により黒基準
データを算出し、黒基準メモリ52に格納する。
【0030】黒基準データの算出が完了すると、CPU
31は光源を点灯させ、白基準データの算出を開始す
る。白基準データは白基準13を読み取ることにより実
施する。算出された白基準データは白基準メモリ51に
格納される。黒基準データおよび白基準データの算出が
完了すると、CPU31はパソコン3で起動されている
例えばTWAINなどのドライバプログラムに原稿の読
み取り準備が完了したことを通知する。読み取り準備が
完了したことをユーザが認識すると、ユーザは読み取り
を所望する原稿2を原稿台11上に載置し、パソコン3
から画像読み取り装置1に対し原稿2の読み取り開始を
指示する。
【0031】ユーザから原稿2の読み取り開始の指示が
あると、CPU31は駆動手段21を制御することによ
りキャリッジ20を副走査方向へ一定速度で移動させ
る。ラインセンサ25には原稿2で反射した光が入射さ
れ、入射された光は電荷に変換されて蓄積される。蓄積
された電荷は所定時間ごとに発生される駆動信号により
ラインセンサ25の図示しないシフトレジスタへ転送さ
れ、1ライン分の電気信号がラインセンサ25から出力
される。画像処理部40で補正がされたデジタルの画像
データはインターフェイス14を経由してパソコン3へ
出力される。キャリッジ20を一定速度で副走査方向へ
移動させつつ、上記の処理を繰り返すことにより原稿2
の読み取りが行われる。
【0032】以上、本発明の一実施例による画像読み取
り装置1によると、ラインセンサ25の画素ごとに黒基
準データが算出される。算出された黒基準データはオフ
セットされた設定値との差が算出され、算出された設定
値との差が黒基準メモリ52に記憶される。そのため、
黒基準データを記憶するために必要な記憶容量を低減で
き、黒基準メモリ52の記憶容量を小さくすることがで
きる。
【0033】また、本発明の一実施例による画像読み取
り装置1によると、ラインセンサ25の各画素から出力
される電気信号の出力値は100回以上検出される。そ
のため、ランダムノイズの影響を画素間の出力のばらつ
き以下にすることができる。したがって、画像データに
含まれるノイズが低減され、読み取られる画像の画質を
向上することができる。
【0034】以上、説明した本発明の一実施例では、フ
ラットベッド型の画像読み取り装置を用いて紙などの反
射原稿を読み取る場合について説明した。しかし、本発
明はフラットベッド型の画像読み取り装置に限らず、シ
ートフィード型の画像読み取り装置にも適用でき、また
反射原稿に限らずフィルムなどの透過原稿を読み取る画
像読み取り装置にも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による画像読み取り装置の黒
基準算出方法の流れを示すフロー図である。
【図2】本発明の一実施例による画像読み取り装置を示
す模式図である。
【図3】本発明の一実施例による画像読み取り装置の処
理部を示すブロック図である。
【図4】本発明の一実施例による画像読み取り装置の黒
基準算出方法において、算出された黒基準データを黒基
準メモリに記憶する方法を模式的に示した図である。
【符号の説明】
1 画像読み取り装置 22 光源 25 ラインセンサ(撮像手段) 40 画像処理部 41 補正部 42 黒基準データ作成部 50 記憶部 51 白基準メモリ 52 黒基準メモリ(第2記憶部) 53 黒基準ベースメモリ(第1記憶部) 411 シェーディング補正部 421 検出部 422 平均値差算出部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像手段を構成する複数の画素の黒基準
    データを画素ごとに算出する黒基準データ算出方法であ
    って、 前記撮像手段に入射する光を遮断する光遮断行程と、 前記撮像手段に入射する光が遮断された状態で、前記画
    素から出力される電気信号の出力値を画素ごとに所定の
    回数検出する検出行程と、 前記検出行程で検出された出力値を画素ごとに積算する
    出力値積算行程と、 前記出力値積算行程で積算された積算出力値を、前記検
    出行程における検出回数で除し、前記出力値の平均値を
    画素ごとに算出する平均値算出行程と、 あらかじめ設定された設定値と前記平均値算出行程で算
    出された平均値との差を黒基準データとして画素ごとに
    記憶する記憶行程と、 を含むことを特徴とする黒基準データ算出方法。
  2. 【請求項2】 前記出力値検出行程では、前記出力値が
    100回以上検出されることを特徴とする請求項1記載
    の黒基準データ算出方法。
  3. 【請求項3】 原稿に光を照射する光源と、 前記原稿からの光を受光し、受光した光の量に応じた電
    気信号を出力する画素を複数有する撮像手段と、 前記光源を消灯した状態で、前記撮像手段から出力され
    る電気信号の出力値を所定の回数検出する検出手段と、 前記検出手段で検出された出力値の平均値を画素ごとに
    求め、画素ごとの該平均値とあらかじめ設定された設定
    値との差を平均値差として算出する平均値差算出手段
    と、 前記設定値ならびに画素ごとの前記平均値差を記憶する
    記憶部と、 を備えることを特徴とする画像読み取り装置。
  4. 【請求項4】 前記記憶部は、前記設定値を記憶する第
    1記憶部と、前記平均値差を画素ごとに記憶する第2記
    憶部とを有することを特徴とする請求項3記載の画像読
    み取り装置。
  5. 【請求項5】 前記検出手段では、前記画素から出力さ
    れる電気信号の出力値が100回以上検出されることを
    特徴とする請求項3または4記載の画像読み取り装置。
JP2000255333A 2000-08-25 2000-08-25 黒基準データ算出方法および画像読み取り装置 Pending JP2002077614A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000255333A JP2002077614A (ja) 2000-08-25 2000-08-25 黒基準データ算出方法および画像読み取り装置
US09/934,485 US6897989B2 (en) 2000-08-25 2001-08-23 Black reference data calculation method and image reader
DE60136679T DE60136679D1 (de) 2000-08-25 2001-08-24 Verfahren zur Erzeugung schwarzer Referenzdaten und Bildlesevorrichtung
EP01119714A EP1185078B1 (en) 2000-08-25 2001-08-24 Black reference data calculation method and image reader
AT01119714T ATE415782T1 (de) 2000-08-25 2001-08-24 Verfahren zur erzeugung schwarzer referenzdaten und bildlesevorrichtung

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000255333A JP2002077614A (ja) 2000-08-25 2000-08-25 黒基準データ算出方法および画像読み取り装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002077614A true JP2002077614A (ja) 2002-03-15

Family

ID=18744141

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000255333A Pending JP2002077614A (ja) 2000-08-25 2000-08-25 黒基準データ算出方法および画像読み取り装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US6897989B2 (ja)
EP (1) EP1185078B1 (ja)
JP (1) JP2002077614A (ja)
AT (1) ATE415782T1 (ja)
DE (1) DE60136679D1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7495806B2 (en) * 2003-03-24 2009-02-24 Hewlett-Packard Development Company, L.P. System and method for compensating for noise in a captured image
US7961361B2 (en) * 2007-10-01 2011-06-14 Kabushiki Kaisha Toshiba Image reading apparatus, image reading method and image reading program
US9641699B2 (en) * 2013-01-29 2017-05-02 Hewlett-Packard Development Company, L. P. Calibration of scanning devices

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5070414A (en) 1988-09-20 1991-12-03 Kabushiki Kaisha Toshiba Method and apparatus for reading image information formed on material
US4903144A (en) 1988-10-27 1990-02-20 Eastman Kodak Company Automatic D.C. offset control for image scanners
US4912558A (en) 1988-12-27 1990-03-27 Eastman Kodak Company Optical image to video transfer system having enhanced resolution and contrast for dark areas of the image
JP2811913B2 (ja) 1990-05-19 1998-10-15 ソニー株式会社 光電変換素子のシェーディング補正回路
US5424537A (en) 1990-08-13 1995-06-13 Howtek, Inc. Calibrated color scanner
US5393967A (en) * 1993-07-21 1995-02-28 Sensis Corporation Method and apparatus for non-contact reading of a relief pattern
US5644409A (en) 1994-01-13 1997-07-01 Mita Industrial Co., Ltd. Shading correcting method and shading correcting apparatus for use in image forming apparatuses
JP3803411B2 (ja) * 1995-12-25 2006-08-02 オリンパス株式会社 情報再生システム及び情報記録媒体
JPH11331592A (ja) 1998-05-12 1999-11-30 Canon Inc 画像読み取り装置及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
JP3583048B2 (ja) * 2000-03-10 2004-10-27 富士通株式会社 画像処理方法、その装置及びその記憶媒体
US6822679B1 (en) * 2000-10-31 2004-11-23 Texas Instruments Incorporated Offset correction to the output of a charge coupled device

Also Published As

Publication number Publication date
EP1185078A3 (en) 2004-07-28
ATE415782T1 (de) 2008-12-15
DE60136679D1 (de) 2009-01-08
EP1185078A2 (en) 2002-03-06
US20020054399A1 (en) 2002-05-09
US6897989B2 (en) 2005-05-24
EP1185078B1 (en) 2008-11-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002077545A (ja) 過剰露光時の黒基準データ設定方法および画像読み取り装置
EP0868072B1 (en) Shading correction for an image scanner
JP2002077614A (ja) 黒基準データ算出方法および画像読み取り装置
JP3262609B2 (ja) 画像読取装置
JP3618806B2 (ja) 撮像装置
JP2001358914A (ja) 画像読取装置
JPH10336444A (ja) 画像読み取り方法及びその装置
JPH10327321A (ja) 画像読み取り装置及び画像読み取り方法
JP3701094B2 (ja) 画像読取装置
JP4371717B2 (ja) 画像読取装置
JP3787197B2 (ja) シェーディング補正方法およびその装置
JPH10327322A (ja) 画像読み取り装置
JP2004173161A (ja) 画像読取装置
JP2000078600A (ja) ネガ・ポジ判別装置
JP2618923B2 (ja) 原稿読取装置
JPH06253102A (ja) 画像読取装置
JP3587109B2 (ja) 画像入力装置
JPH08223416A (ja) 画像処理装置
JP3015046B2 (ja) 画像読取装置及び画像読取方法
JP3569450B2 (ja) ネガ・ポジ判別装置
JP2000349974A (ja) 画像読み取り装置及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
JP2006320034A (ja) 過剰露光時の黒基準データ設定方法および画像読み取り装置
JP2002232645A (ja) 画像読み取り装置
JPH0537770A (ja) 画像処理装置
JPH10116334A (ja) X線フィルム画像読取方法及び装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041018

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061218

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20061222

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20061226

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070215

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070320