JPH1044739A - 車両用ポンプユニット - Google Patents

車両用ポンプユニット

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JPH1044739A
JPH1044739A JP8217834A JP21783496A JPH1044739A JP H1044739 A JPH1044739 A JP H1044739A JP 8217834 A JP8217834 A JP 8217834A JP 21783496 A JP21783496 A JP 21783496A JP H1044739 A JPH1044739 A JP H1044739A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
oil
vehicle height
pump
elevator
Prior art date
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Pending
Application number
JP8217834A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Kobayashi
小林  隆
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KYB Corp
Original Assignee
Kayaba Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kayaba Industry Co Ltd filed Critical Kayaba Industry Co Ltd
Priority to JP8217834A priority Critical patent/JPH1044739A/ja
Publication of JPH1044739A publication Critical patent/JPH1044739A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 油圧回路の簡素化と車両における占有空間の
狭小化、並びに車体への負荷重量の低減化、及び車両に
おける燃費の低減化を図る。 【解決手段】 車両に搭載されたパワーステアリング用
のオイルポンプ1Aを設けると共に、車両のパーキング
ブレーキ信号にもとづいて切換バルブ31にオイルポン
プ1Aから車高調整システムSへの給油に切り換えさせ
て車高調整を行わせ、この車高調整後の昇降機作動スイ
ッチ34の操作により昇降機17への給油に切り換えさ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両の車高調整
および車両搭載の昇降機を単一のポンプにより制御可能
にする車両用ポンプユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車高調整および車両搭載の昇降機
を駆動する車両用ポンプユニットとして、例えば、図3
に示すものがあるが、これについて説明すると、1は、
モータ2によって駆動されてオイルタンク3内のオイル
を吐出する第一のオイルポンプであり、4は、第一のオ
イルポンプ1によって吐出されるオイルをチェック弁5
を介して受けて伸縮作動するショックアブソーバを兼用
する車高調整用の一対のシリンダ装置である。
【0003】また、6は、各シリンダ装置4に減衰力発
生バルブ7を介して接続されたアキュムレータで、8
は、シリンダ装置4の油圧系誤作動等に対するフェイル
セーフ用の絞りバルブであり、9は、各絞りバルブ8と
オイルタンク3とを結ぶ油路の途中に設けられた2ポー
トタイプのソレノイドバルブである。
【0004】さらに、10は、車高センサで、11は、
車高センサ10の出力信号にもとづいてシリンダ装置4
の油室4a内のオイルをオイルタンク3へ戻すようにソ
レノイドバルブ9を切換制御し、あるいはモータ2の駆
動を制御するマイコンなどからなるコントロールユニッ
トである。
【0005】なお、12は、第一のオイルポンプ1から
の給油圧をリリーフするリリーフバルブで、13は、載
荷時などに開操作されて、シリンダ装置4を車高が低く
なる位置に急速制御するコックであり、このリリーフバ
ルブ12及びコック13は、車高調整システムSを構成
している。
【0006】一方、14は、モータ15によって駆動さ
れて、オイルタンク3内のオイルを吐出する第二のオイ
ルポンプで、16は、この第二のポンプ14から送られ
るオイルを切換供給する3ポートタイプの切換バルブで
ある。
【0007】さらに、17は、この切換バルブ16を介
して送られるオイルをピストン19によってシリンダ2
0内に隔成された二つの油室21,22に対して選択的
に受ける昇降機で、23は、ピストン19に一端が支持
され、他端に荷台24を有するロッドであり、25は、
モータ15および切換バルブ16作動用の手動スイッチ
である。
【0008】かかる構成になる車両用ポンプユニットで
は、載荷重量などに応じて変化する車高が車高センサ1
0により検出され、例えば、車高の低下を検知した出力
にもとづいて、コントロールユニット11がソレノイド
バルブ9を切り換えるとともに、モータ2によりオイル
ポンプ1を駆動させる。
【0009】これにより、オイルポンプ1は、オイルタ
ンク3内のオイルをチェックバルブ5を介してシリンダ
装置4の油室4aへ供給し、ロッド4bを伸長させるこ
とにより、車高を上昇させる。
【0010】車高の最適の昇降レベルは、コントロール
ユニット11によって決定され、このとき、ソレノイド
バルブ9は、チェック状態となり、また、この車高調整
装置はフルタイムで動作する。
【0011】一方、車両に装備された手動スイッチ25
の操作によって、モータ15により第二のオイルポンプ
14が作動し、オイルタンク3内のオイルが、手動スイ
ッチ25の操作によって切り換えられた切換バルブ16
を介して昇降機17のシリンダ20内に供給される。
【0012】すなわち、切換バルブ16の切り換えによ
ってオイルがピストン19によって隔成されたシリンダ
20内の油室21,22のいずれか一方に選択的に供給
されて、ピストン19,ロッド23および荷台24が上
昇または下降する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の車両用ポンプユニットにあっては、車高調整用お
よび昇降機作動用のためにオイルポンプ1,14を含む
別々の油圧回路が必要となるため、これらの設置のため
の空間を車両上に確保しなければならず、また、これら
の両油圧回路の重量が車体に負荷され、車両の燃費悪化
を招くほか、ポンプユニット全体のコストアップが避け
られないという課題があった。
【0014】また、ハイドロニューマチックタイプのシ
リンダ装置4は、車高変化しないときでも動作を続ける
ため、エネルギーロスが大きくなるという課題があっ
た。
【0015】この発明は、上記した従来技術における課
題を解決するものであり、パワーステアリング用のオイ
ルポンプを車高調整および昇降機の作動に兼用すること
で、油圧回路の簡素化と車両における占有空間の狭小
化、並びに車体への負荷重量の低減化、及び車両におけ
る燃費の低減化を図るに最適となる車両用ポンプユニッ
トを提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、請求項1の発明にかかる車両用ポンプユニット
は、車両に搭載されたパワーステアリング用のオイルポ
ンプを設けて、車両のパーキングブレーキ信号にもとづ
いて、切換バルブにオイルポンプから車高調整システム
への給油に切り換えさせて車高調整を行わせ、この車高
調整後の昇降機作動スイッチの操作により昇降機への給
油に切り換えさせるようにしたものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図示した一実施の形態に基
づいて、この発明を説明するが、その構成が前記した図
3に示したものと同一となる部分については、要する場
合を除き、図中に同一の符号を付するのみとして、その
詳しい説明を省略する。
【0018】図1において、1Aは、モータ2Aによっ
て駆動されるパワーステアリング用のオイルポンプで、
これが車高調整システムSの一部を構成している。31
は、3ポート切換バルブからなる切換バルブであり、こ
の切換バルブ31は、オイルポンプ1Aと、パワーステ
アリングシステム32,車高調整システムSの前記ソレ
ノイドバルブ9および昇降機17との間に接続されてい
る。
【0019】切換バルブ31は、コントロールユニット
11Aの出力により切換制御され、車両の走行中にあっ
ては、コントロールユニット11Aの制御下に、切換バ
ルブ31の各ポートが図示のようなポジションにあり、
従って、オイルポンプ1Aがパワーステアリングシステ
ム32にオイルを供給して、ステアリング操作のアシス
トを行っている。
【0020】また、33は、パーキングブレーキスイッ
チであり、車両の走行を停止してパーキングブレーキを
操作したとき、パーキングブレーキ信号をコントロール
ユニット11Aに入力にし、これにもとづきコントロー
ルユニット11Aは切換バルブ31を切り換えて、オイ
ルポンプ1Aからソレノイドバルブ9を介して各シリン
ダ装置4へオイルを供給可能にしている。
【0021】さらに、34は、シリンダ装置4による車
高調整後に操作されて、昇降機作動信号をコントロール
ユニット11Aに入力する昇降機作動スイッチであり、
コントロールユニット11Aがその昇降機作動信号を受
けて、切換バルブ31を切り換えて、オイルポンプ1A
から昇降機17にオイルを供給して、昇降機17による
載荷の上げ下げを可能にする。
【0022】次に、かかる構成になる車両用ポンプユニ
ットの動作を、図2のフローチャートに従って説明する
と、まず、車両の走行を停止し、パーキングブレーキを
操作すると、ハンドブレーキスイッチ33が作動してハ
ンドブレーキ信号がコントロールユニット11Aに入力
される(ステップS1)。
【0023】このため、コントロールユニット11A
は、切換バルブ31を切り換えてパワーステアリングシ
ステム32への給油を停止させるとともに、オイルポン
プ1Aからオイルをソレノイドバルブ9および絞りバル
ブ8を介して各シリンダ装置の油室4aに供給する(ス
テップS2)。
【0024】このため、車高調整システムSが起動され
(ステップS3)、車高が設定レベルまで上昇する。な
お、この車高調整されるレベルは、既述のように、車高
センサ10の検出出力にもとづいて(ステップS4)、
コントロールユニット11Aが決定する(ステップS
5)。
【0025】このようにして、車高が規定値に定まった
後は、昇降機17を作動させるか否かを決定し(ステッ
プS6)、作動させる場合にはオペレータは前記昇降機
作動スイッチ34を手動操作する(ステップS7)。
【0026】このため、昇降機作動信号がコントロール
ユニット11Aに入力され、このコントロールユニット
11Aは、切換バルブ31を切り換えて、オイルポンプ
1Aを昇降機17に繋ぐこととなる。
【0027】このため、昇降機17は、オイルタンク3
からオイルの供給を受けて作動し、載荷の積み降しを行
い(ステップS8)、この作業を終了した後は昇降機作
動スイッチ34を切って(ステップS9)、切換バルブ
31を車高調整用の前記ポジションに切り換えて、車高
を規定値に保持させることとなる。
【0028】なお、ステップS5で車高が規定値に達し
ない場合は、ステップS3以下の処理を再実行すること
となり、また、ステップS6で昇降作動をしない場合で
も、人手による載荷の積み降しがある場合があるため、
パーキングブレーキ解除がない場合には(ステップS、
10)、車高の検出ステップに戻る動作が可能となって
おり、パーキングブレーキの解除があった場合には、車
高調整システムSの動作を停止(ステップS11)、発
車を可能にしている(ステップS12)。
【0029】このように、かかるパワーステアリングシ
ステム32へのオイル供給停止と、車高調整システムお
よび昇降機の動作が、車両の停止およびパーキングブレ
ーキ操作を条件として実施可能となるものである。
【0030】そして、かかる動作は、各一のオイルポン
プ1A,モータ2Aを中心として実施され、油圧回路全
体の構成の簡素化および占有空間の狭小化並びにローコ
スト化を簡単に実現できることとなる。また、車高調整
システムおよび昇降機の作動は停車時のみ行われるの
で、省エネルギー効果が得られる。
【0031】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、車両に搭載されたパワーステアリング用のオイルポ
ンプを設けて、車両のパーキングブレーキ信号にもとづ
いて、切換バルブにオイルポンプから車高調整システム
への給油に切り換えさせて車高調整を行わせ、この車高
調整後の昇降機作動スイッチの操作により昇降機への給
油に切り換えさせるように構成したので、パワーステア
リング用のオイルポンプを車高調整および昇降機の作動
に兼用することで、油圧回路の簡素化と車両における占
有空間の狭小化、並びに車体への負荷重量の低減、車の
燃費低減を図ることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態による車両用ポンプユ
ニットを示す回路図である。
【図2】図1に示す車両用ポンプユニットの動作の流れ
を示すフローチャートである。
【図3】従来の車両用ポンプユニットを示す回路図であ
る。
【符号の説明】
1A オイルポンプ 17 昇降機 31 切換バルブ 34 昇降機作動スイッチ S 車高調整システム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に搭載されたパワーステアリング用
    のオイルポンプと、車両のパーキングブレーキ信号にも
    とづいてオイルポンプから車高調整システムへの給油に
    切り換えて車高調整を行わせこの車高調整後の昇降機作
    動スイッチの操作により昇降機への給油に切り換える切
    換バルブとを備えた車両用ポンプユニット。
JP8217834A 1996-07-31 1996-07-31 車両用ポンプユニット Pending JPH1044739A (ja)

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JP8217834A JPH1044739A (ja) 1996-07-31 1996-07-31 車両用ポンプユニット

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JP8217834A JPH1044739A (ja) 1996-07-31 1996-07-31 車両用ポンプユニット

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JPH1044739A true JPH1044739A (ja) 1998-02-17

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ID=16710486

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JP8217834A Pending JPH1044739A (ja) 1996-07-31 1996-07-31 車両用ポンプユニット

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JP (1) JPH1044739A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1826036A1 (en) * 2006-02-28 2007-08-29 Actuant Corporation On-board auxiliary hydraulic system
JP2007307959A (ja) * 2006-05-16 2007-11-29 Nippon Yusoki Co Ltd 産業車両の油圧システム
JP2011240838A (ja) * 2010-05-19 2011-12-01 Nippon Yusoki Co Ltd フォークリフト
JP2012240831A (ja) * 2011-05-24 2012-12-10 Nippon Yusoki Co Ltd リーチ型フォークリフト

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JP2011240838A (ja) * 2010-05-19 2011-12-01 Nippon Yusoki Co Ltd フォークリフト
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Effective date: 20050315

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050524

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20051108