JPH1044059A - ファスナー打ち込み機における打ち込み時のずれ防止機構 - Google Patents

ファスナー打ち込み機における打ち込み時のずれ防止機構

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JPH1044059A
JPH1044059A JP21609496A JP21609496A JPH1044059A JP H1044059 A JPH1044059 A JP H1044059A JP 21609496 A JP21609496 A JP 21609496A JP 21609496 A JP21609496 A JP 21609496A JP H1044059 A JPH1044059 A JP H1044059A
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driving
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driven
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宏司 田中
Takeo Fujiyama
武男 藤山
Yoshio Fukushima
祥夫 福島
Kazuhiko Kuraguchi
和彦 蔵口
Shinobu Iino
忍 飯野
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Max Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ファスナー打ち込み時にドライバ1が常にファ
スナーNの頭部をほぼ正確に捕らえることができるファ
スナー打ち込み機における打ち込み時のずれ防止機構。 【解決手段】ファスナーNを打ち出すドライバ1を備え
た打撃機構Aと、打撃されたファスナーNを打ち込み方
向に案内する射出部2とを備えたファスナー打ち込み機
において、射出部2に設けられたファスナー打ち出し部
5を、ドライバ1の中心軸Qよりも打撃時の反動による
ずれ量αだけずれ側に片寄せて配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】石膏ボードやサイデングを止
めるための仕上げ用のネジ打ち回し機や釘打機などのフ
ァスナー打ち込み機には、ネジや釘などのファスナーを
打ち出すドライバを備えた打撃機構と、打撃されたファ
スナーを打ち込み方向に案内する射出部とが設けられ、
打撃機構の作動時にドライバによって打撃されたファス
ナーは射出部の先端から打ち出されて被打込み材内に打
ち込まれる。理論上は打撃機構によって駆動されたドラ
イバは射出部内のファスナーの頭部中心を打撃するの
で、従来のファスナー打ち込み機では、ドライバの中心
軸と射出部の中心軸とは一致するように設定されてい
る。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実際に
は打ち込み時にファスナーを打撃した瞬間、ドライバは
ファスナーの頭部上で小さくリバウンドし、また反動に
よりファスナー打ち込み機は作業者が握っている手首を
中心に斜め上前方に振られるから、リバウンド後のドラ
イバの位置はファスナーの中心よりも前方にずれてしま
う。このため、例えば初めに打ち込みネジを打撃して被
打込み材に対して一定の深さまで打ち込み、その後ドラ
イバの先端を打ち込みネジの十字形の頭部溝に係合させ
て回転させてねじ込むネジ打ち回し機では、打ち込みネ
ジを打撃して被打込み材に打ち込んだとき、リバウンド
後にドライバの中心軸が打ち込みネジの中心軸よりも前
方にずれしてしまうため、ドライバの先端が頭部溝にう
まくかみ合わず、ドライバを回転させてもドライバが空
回りしてしまい、ねじ込み不良が発生することがあっ
た。
【0003】仕上げ用の塗装釘を打込む釘打機の場合
も、同様にリバウンド後のドライバがずれて塗装釘の塗
装を剥してしまったり、被打込み材の表面にダイレクト
に当たってドライバの跡を付けてしまったりすることも
あった。
【0004】本発明は上記欠点を解消し、打撃時の反動
によるずれを補正してドライバがファスナーの頭部をほ
ぼ正確に捕らえることができるファスナー打ち込み機に
おける打ち込み時のずれ防止機構を提供することをその
課題とする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記課題を解決するた
め、本発明に係るファスナー打ち込み機における打ち込
み時のずれ防止機構は、ファスナーを打ち出すドライバ
を備えた打撃機構と、打撃されたファスナーを打ち込み
方向に案内する射出部とを備えたファスナー打ち込み機
において、上記射出部に設けられたファスナー打ち出し
部を、ドライバの中心軸よりも打ち込み時の反動による
ずれ量だけずれ側に片寄せて配置したことを特徴とす
る。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は圧縮空気によって作動する
ネジ打ち回し機を示すもので、このネジ打ち回し機は、
打ち込みネジN(ファスナー)を打ち出すドライバ1
(打ち回し用ビット)を打ち出す打撃機構Aと、打ち出
し後のドライバ1を回転させる回転駆動機構Bと、打撃
された打ち込みネジNを打ち込み方向に案内する射出部
2とを備え、トリガレバー3の引き操作により打撃機構
Aを作動させ、ドライバ1を下方に駆動してマガジン4
から射出部2に供給された打ち込みネジNを打撃し、射
出部2の先端に設けられた打ち出し部5から打ち出して
被打込み材に一定の深さまで打ち込んだ後、ドライバ1
を打ち込みネジNの頭部溝に係合させてネジ回転機構B
により回転させて打ち込みネジNをさらに被打込み材に
ねじ込むものである。
【0007】打撃機構Aは打撃シリンダ6に摺動可能に
配置された打撃ピストン7に打ち回し用ドライバ1を一
体結合し、トリガレバー3の起動操作に基づいてトリガ
バルブ8とメインバルブ9が作動してエアチャンバ10
に充填された圧縮空気を打撃シリンダ6内に供給して打
撃ピストン7とともにドライバ1を駆動して射出部2内
の打ち込みネジNを打撃するようにしたものである。
【0008】ネジ回転機構Bは、エアモータ11を駆動
源とし、エアモータ11の出力軸12に傘歯車13と中
間歯車14と駆動歯車15とを噛合連係させ、駆動歯車
15の中央に設けられた非円形の貫通孔に上記ドライバ
1を嵌合させ、エアモータ11の回転によってドライバ
1を回転駆動するものである。
【0009】次に、上記ネジ打ち回し機にはコンタクト
アーム17が設けられている。コンタクトアーム17は
上記射出部2に沿って打ち込みネジの打ち込み方向に摺
動可能に設けられ、その下端17aは射出部2の先端よ
りも下方に突出するように付勢され、上端17bはトリ
ガレバー3の一部に係合可能に配置されている。このコ
ンタクトアーム17も公知の釘打機等に設けられている
ものと同じもので、下端17aを被打込み材に当てて押
し付けることによりバネに抗して射出部2の押し付け方
向と反対側に押し込まれ、これにより上記トリガレバー
3の引き操作を有効にして打撃機構Aが作動するように
する安全装置である。
【0010】なお、前記打撃機構A、ネジ回転機構B、
コンタクトアーム17等の構成及び作動態様は特願平8
−128974号に示されたものと同じである。
【0011】上記コンタクトアーム17の先端には、図
2に詳しく示すように、打ち込み時に打ち込みネジNを
保持して垂直にガイドする1対のガイド爪18が開閉自
在に取り付けられ、閉じ方向にバネ付勢されている。こ
れらのガイド爪18によって打ち込みネジNの打ち出し
部5が構成されている。この打ち出し部5の中心Pはド
ライバ1の中心軸Qよりもずれ側(前方の)片寄り位置
にずらされている。このずれ量αはドライバ1の中心軸
Qよりも打ち込み時の反動によるずれ量と一致するよう
に設定する。つまり、前述のようにドライバ1で打ち込
みネジNに打撃を加えたときドライバ1は打ち込みネジ
Nの頭部上で小さくリバウンドすると同時に、打ち込み
時の反動によりネジ打ち回し機は作業者が握っている手
首を中心に斜め上前方に振られ、ドライバ1の位置がず
れてしまう。この反動によるずれ量の分だけドライバ1
の中心軸Qと打ち出し部5の中心Pとをずらしておく。
上記ずれ量αは、ネジ打ち回し機の特性によって1〜3
mmあるいはそれ以上の場合もあるから、上記特性に従っ
て決めればよい。
【0012】前記構成において、上記ネジ打ち回し機に
よって打ち込みネジNをねじ込むときは、コンタクトア
ーム17の下端のヘッド部を被打込み材に押し付けた後
にトリガレバー3を引くと、ネジ打ち回し機の打撃機構
Aが作動し、ドライバ1が射出部2内の打ち込みネジN
を打撃するので、図3に示されるように打ち込みネジN
はガイド爪18を開いて打ち出し部5から打ち出され、
その一部が被打込み材19中に打ち込まれる。打ち込み
位置はドライバ1の中心軸Qよりも前方にずれる。ドラ
イバ1は打撃の瞬間リバウンドし、さらに打ち込み時の
反動によりネジ打ち回し機は前方に位置がずれた後に降
下する。しかし、被打込み材19に打ち込まれた打ち込
みネジNの頭部は既に同じ量だけずれているので、図4
に示すように、ドライバ1と打ち込みネジNとのずれは
補正され、リバウンド後のドライバ1は打ち込みネジN
の頭部溝の中心をほぼ正確に捕らえて係合する。続いて
打撃機構Aが作動したときの信号によりエアモータ11
が作動し、駆動歯車15が回転してドライバ1を回転さ
せるので、打ち込みネジNが被打込み材19中にねじ込
まれる。したがって、ねじ込み不良が生じることがな
い。
【0013】なお、上記打ち込み機構はネジ打ち回し機
にのみ適用されるものではなく、釘打機のようなファス
ナー打ち込み機にも適用することができる。
【0014】また、図5はファスナーの打ち出し部5が
射出部2の先端部に直接に設けられた釘打機の例で、マ
ガジン4に連続するファスナーN1のガイド溝20が射
出部2で前方に傾斜し、打ち出し部5の中心Pが、ドラ
イバ1の中心軸Qよりも打ち込み時の反動によるずれ量
だけ前方に片寄るように配置されている。この構成によ
っても、打撃時にファスナーN1はドライバ1の中心軸
Qよりも所定のずれ量だけずれた位置に打ち込まれる。
ドライバ1は打撃の瞬間リバウンドし、打ち込み時の反
動によりファスナーN1打ち込み機は前方に位置がずれ
てファスナーN1とのずれが補正された後、ファスナー
N1の頭部のほぼ中心に当たるので、ファスナーN1を
確実に被打込み材中に打込むことができるとともに、リ
バウンド後にドライバ1の先端が被打込み材の表面に直
接に当たるような不都合を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ネジ打ち回し機の概要図
【図2】上記ネジ打ち回し機の射出部の先端の拡大図
【図3】上記ネジ打ち回し機による打ち込み態様説明図
【図4】上記ネジ打ち回し機によるねじ込み態様説明図
【図5】他の打ち込み機構の例の要部の断面図
【符号の説明】
N1(N) ファスナー(打ち込みネジ) A 打撃機構 P 打ち込み部の中心 Q ドライバの中心軸 α ずれ量 1 ドライバ 2 射出部 5 打ち出し部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 蔵口 和彦 東京都中央区日本橋箱崎町6番6号 マッ クス株式会社内 (72)発明者 飯野 忍 東京都中央区日本橋箱崎町6番6号 マッ クス株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファスナーを打ち出すドライバを備えた
    打撃機構と、打撃されたファスナーを打ち込み方向に案
    内する射出部とを備えたファスナー打ち込み機におい
    て、 上記射出部に設けられたファスナー打ち出し部を、ドラ
    イバの中心軸よりも打ち込み時の反動によるずれ量だけ
    ずれ側に片寄せて配置したことを特徴とするファスナー
    打ち込み機における打ち込み時のずれ防止機構。
JP21609496A 1996-07-29 1996-07-29 ファスナー打ち込み機における打ち込み時のずれ防止機構 Expired - Fee Related JP3520432B2 (ja)

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