JPH1043700A - ドライアイスブラスト装置 - Google Patents

ドライアイスブラスト装置

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JPH1043700A
JPH1043700A JP20436096A JP20436096A JPH1043700A JP H1043700 A JPH1043700 A JP H1043700A JP 20436096 A JP20436096 A JP 20436096A JP 20436096 A JP20436096 A JP 20436096A JP H1043700 A JPH1043700 A JP H1043700A
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JP
Japan
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blast
dry ice
contaminants
compressed air
passage
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Pending
Application number
JP20436096A
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English (en)
Inventor
Takeshi Sakashita
武 坂下
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブラストガンと除染対象物の間にフードを設
けることにより汚染物質の飛散を防止する。 【解決手段】 ドライアイス粒子と圧縮空気の混合体を
筒先2aより吐出するブラストガン1と、筒先2aと除
染対象物7との間を覆うフード5と、このフード5内に
吐出された混合体を吸引する吸引路4と、この吸引路4
に接続したフィルタ9を介して排気する排気ブロワ10
とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塗膜や放射性物質
等を剥離するためドライアイスの粒子を用いるドライア
イスブラスト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】原子力施設等で放射線により汚染された
機器や、床や壁などを除染するのにドライアイスブラス
ト法が用いられている。塗装の下地処理として鋼板のス
ケールを除去するのにショットブラストやサンドブラス
トが用いられるが、これは細かい粒子を加圧空気で対象
物にノズルから吹き付けるものである。細かい粒子、つ
まりブラスト粉は除染対象物の材質により異なる。放射
線で汚染された機器などにこのショットブラストまたは
サンドブラストを施工して汚染物質を除去しようとする
と、汚染された機器の汚染は除去されるが、除去された
汚染物質が他の機器等に付着しその処理が難しくなる。
このためドライアイスのペレットを圧縮空気で除染対象
物に吹きつけ、汚染物質を剥離した後は気化して炭酸ガ
スとなるドライアイスブラスト法が用いられる。
【0003】図2は従来原子力施設などで行われている
ドライアイスブラストによる除染法を説明する図であ
る。透明なビニルシートやポリエチレンシートで空間を
覆ったハウス11を設け内部を気密とし、内部に除染対
象物7を置き作業者がドライアイスの粒子を圧縮空気で
吐出するブラストガン1により除染作業を行う。前記ハ
ウス11内部は負圧に保ちかつ汚染物質がハウス11よ
り外部に飛散するのを防止するために、フィルタ9を介
して排気ブロワ10で吸引し、汚染物質をフィルタ9で
収集する。ハウス11は除染対象物7が大きな場合はそ
の周囲にハウス11を設置し、小さな場合は除染対象物
7を適当な場所に設けたハウス11の中に移動する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようにハウス11
を設ける除染方法は、除染対象物7が大きかったり、ま
た移動できない物についてその全体を覆うようなハウス
11を設けるスペースが無い場合や、除染対象物7が高
所にある場合にはドライアイスブラストを行うことが困
難になる。また除染作業終了後、ハウス11の内部は除
去された汚染物質が付着しているため、ハウス11を構
成するビニルシートやポリエチレンシートなどが汚染物
となりこの処理が問題となっていた。
【0005】本発明は、上述の問題点に鑑みてなされた
もので、ブラストガンと除染対象物の間にフードを設け
ることにより汚染物質の飛散を防止するドライアイスブ
ラスト装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、ドライアイス粒子と圧縮空気の
混合体を筒先より吐出するブラストガンと、前記筒先と
除染対象物との間を覆うフードと、このフード内に吐出
された混合体を吸引する吸引路と、この吸引路に接続し
たフィルタを介して排気する排気ブロワとを備える。
【0007】ブラストガンより吐出されたドライアイス
粒子は除染対象物に激突し汚染物質を剥離させ、気化し
ながら圧縮空気と剥離した汚染物質とともに吸引路に吸
引され、フィルタに移動する。フィルタで残りのドライ
アイス粒子も気化し、炭酸ガスと空気は排気ブロワから
排出され、剥離した汚染物質はフィルタに残留する。な
おフィルタは汚染物質が所定量蓄積された後交換され
る。これにより剥離した汚染物質の飛散を防止し除去す
ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は実施の形態の構成を
示す。ブラストガン1はドライアイスの粒子を圧縮空気
とともに除染対象物7に吐出し汚染物質を剥離させるも
ので、ブラスト吐出管2を中心に配置し、その筒先2a
から粒子を吐出する。ブラスト吐出管2の筒先2aと反
対側にはブラストホース3が接続され、このブラストホ
ース3はコンプレッサ21に接続された圧縮空気流路1
9に接続されている。圧縮空気流路19には図示しない
クラッシャーで粉砕された小径のドライアイス粒子を貯
えるブラストタンク15が開閉弁16を介して接続され
ている。更に圧縮空気流路19とブラストタンク15の
側面とを開閉弁18を有する空気流路22で接続する。
コンプレッサ21の出口およびブラストホース3と接続
する位置の圧縮空気流路19には開閉弁20、17が接
続されている。かかる装置によりブラストガン1にドラ
イアイス粒子が供給される。ブラスト吐出管2を軸心に
配置して吸引路4がブラスト吐出管2の筒先2a側に設
けられている。吸引路4の吸引口4aは筒先2a側に設
けられ、排出口4bはブラストホース3側に設けられて
おり、筒先2aは吸引口4aよりも突出している。
【0009】吸引路4の吸引口4a側には、吸引路4先
端と除染対象物7との間を覆うフード5が設けられてお
り、除染対象物7と接触する端部周囲にはゴムや金属で
構成された弾性体6が設けられ、フード5と除染対象物
7との間隙を少なくし剥離した汚染物質の漏洩を防止す
る。弾性体6としてはベローズなどが用いられる。吸引
路4の排出口4bには排気ホース8が接続され、フィル
タ9を介して排気ブロワ10と接続されている。フィル
タ9は除染対象物7から剥離した汚染物質を収集する。
ドライアイス粒子は主として除染対象物7に衝突後気化
して炭酸ガスになるが、最終的にはフィルタ9に滞留中
に気化する。
【0010】次に、動作について説明する。作業者はブ
ラストガン1を持ってこれを除染対象物7の表面にほぼ
直角に押し当て圧縮空気とドライアイス粒子との混合体
を吐出する。混合体は除染対象物7にほぼ直角に当たる
ので汚染物質の剥離が効果的に行われる。また衝突した
ドライアイス粒子と剥離した汚染物質は圧縮空気ととも
に周囲に広がり、筒先2a周囲に設けられた吸引路4の
吸引口4aに向かって吸引され、フード5内の滞留を少
なくする。フィルタ9には剥離した汚染物質が集積さ
れ、空気と気化した炭酸ガスは排気ブロワ10から排出
される。フィルタ9は汚染物質が所定量集積されると交
換される。
【0011】フード5の形状は除染対象物7の形状に合
わせたものを幾つか設けておき交換可能とするとよい。
例えば除染対象物7の曲率半径が小さな場合は、フード
5の下部直径を小さくして、筒先2aと汚染対象物7の
間隔を適切な値とする。
【0012】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
は、ブラストガンの筒先と除染対象物との間をフードで
覆い吸入口を筒先周囲近傍に設けた吸入路によりフィル
タを介して排気ブロワで排気するようにしたので、ドラ
イアイス粒子により除染対象物から剥離した汚染物質は
フードによって外部に飛散するのを防止され、フィルタ
により収集される。これにより、従来のようにハウスを
設ける必要やそれを使用後汚染物として処理する必要も
ない。またブラストガンの筒先と除染対象とをほぼ垂直
にし所定の距離を保って除染作業ができるので除染効率
が大きくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す構成図である。
【図2】従来のドライアイスブラストによる除染作業を
示す図である。
【符号の説明】
1 ブラストガン 2 ブラスト吐出管 2a 筒先 3 ブラストホース 4 吸引路 4a 吸引口 4b 排出口 5 フード 6 弾性体 7 除染対象物 8 排気ホース 9 フィルタ 10 排気ブロワ 11 ハウス 15 ブラストタンク 16、17、18、20 開閉弁 19 圧縮空気流路 21 コンプレッサ 22 空気流路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドライアイス粒子と圧縮空気の混合体を
    筒先より吐出するブラストガンと、前記筒先と除染対象
    物との間を覆うフードと、このフード内に吐出された混
    合体を吸引する吸引路と、この吸引路に接続したフィル
    タを介して排気する排気ブロワとを備えたドライアイス
    ブラスト装置。
JP20436096A 1996-08-02 1996-08-02 ドライアイスブラスト装置 Pending JPH1043700A (ja)

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