JPH104351A - 電荷信号を用いたフィルター装置 - Google Patents
電荷信号を用いたフィルター装置Info
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- JPH104351A JPH104351A JP8174266A JP17426696A JPH104351A JP H104351 A JPH104351 A JP H104351A JP 8174266 A JP8174266 A JP 8174266A JP 17426696 A JP17426696 A JP 17426696A JP H104351 A JPH104351 A JP H104351A
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- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03H—IMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
- H03H15/00—Transversal filters
- H03H15/02—Transversal filters using analogue shift registers
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 アナログ、ディジタル混成回路によってディ
ジタルフィルター回路を構成し、電力消費の大半を占め
る乗算、加算の過程にアナログ処理を導入し、消費電力
の総消費量を削減できる電荷信号を用いたフィルター装
置を得る。 【解決手段】 少なくも1個のAD変換器と、少なくも
1個の基準電荷供給装置と、係数信号を供給する係数信
号供給装置と、該AD変換器と、該係数信号供給装置が
供給するディジタル信号出力を受け、該基準電荷供給装
置が発生する基準電荷パケットを参照信号として乗算型
DA変換を行う、電荷領域で作動する複数のDA変換器
と、N段の電荷転送素子で構成されたアナログシフトレ
ジスター回路とから構成される。
ジタルフィルター回路を構成し、電力消費の大半を占め
る乗算、加算の過程にアナログ処理を導入し、消費電力
の総消費量を削減できる電荷信号を用いたフィルター装
置を得る。 【解決手段】 少なくも1個のAD変換器と、少なくも
1個の基準電荷供給装置と、係数信号を供給する係数信
号供給装置と、該AD変換器と、該係数信号供給装置が
供給するディジタル信号出力を受け、該基準電荷供給装
置が発生する基準電荷パケットを参照信号として乗算型
DA変換を行う、電荷領域で作動する複数のDA変換器
と、N段の電荷転送素子で構成されたアナログシフトレ
ジスター回路とから構成される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信機、信号処理
装置に利用できる電荷信号を用いたフィルター装置に関
するものである。
装置に利用できる電荷信号を用いたフィルター装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置に関連する発明とし
て、特公平8−23874号「シストリックアレイプロ
セサー」、特開平6−237173号「電荷領域で作動
する多象限乗算装置」、特開平6−350451号「電
荷信号のためのAD変換装置」などがある。
て、特公平8−23874号「シストリックアレイプロ
セサー」、特開平6−237173号「電荷領域で作動
する多象限乗算装置」、特開平6−350451号「電
荷信号のためのAD変換装置」などがある。
【0003】図19に示されるディジタルフィルタシス
テムの構成のように、DSPに代表されるディジタル信
号処理技術は、MOS半導体集積回路技術の飛躍的な発
展に伴い、その処理速度と分解能の面で極めて大きな進
歩を遂げてきた。
テムの構成のように、DSPに代表されるディジタル信
号処理技術は、MOS半導体集積回路技術の飛躍的な発
展に伴い、その処理速度と分解能の面で極めて大きな進
歩を遂げてきた。
【0004】しかしながら、処理内容の高速化と大規模
化は電力消費量の増大と素子の発熱など新たな問題を顕
在化させ、小型化、ポータブル化といった技術的なニー
ズの変化傾向とも相俟って新たな技術的手法の開発が強
く必要とされている。
化は電力消費量の増大と素子の発熱など新たな問題を顕
在化させ、小型化、ポータブル化といった技術的なニー
ズの変化傾向とも相俟って新たな技術的手法の開発が強
く必要とされている。
【0005】アナログ処理方式を再評価し、機能上使え
る部分には消費電力の少ないアナログ回路を利用する傾
向も、そのひとつの現れと考えられる。
る部分には消費電力の少ないアナログ回路を利用する傾
向も、そのひとつの現れと考えられる。
【0006】従来、アナログ処理については、「精度が
低く、回路が集積回路になじみにくくて、ともすれば大
きな回路が必要になる」といった評価が一般的であった
が、電荷領域で作動する演算回路の一部には、消費電力
が微少である点に加え用途によってはディジタル回路よ
りも十分に小型の回路で同様の機能を満たすものも提案
されており、これらは上記の傾向に合致した新たな技術
的手法の例と考えられる。
低く、回路が集積回路になじみにくくて、ともすれば大
きな回路が必要になる」といった評価が一般的であった
が、電荷領域で作動する演算回路の一部には、消費電力
が微少である点に加え用途によってはディジタル回路よ
りも十分に小型の回路で同様の機能を満たすものも提案
されており、これらは上記の傾向に合致した新たな技術
的手法の例と考えられる。
【0007】他方、従来のディジタルフィルターは、図
20〜図23に示されている如く、代表的な4種類の構
成がある。図20は出力信号からのフィードバックを利
用しないFIR(有限インパルス応答型)と呼ばれる形
式のフィルターの構成であり、また、図21は出力信号
からのフィードバックを利用したIIR(無限インパル
ス応答型)と呼ばれる形式のフィルターの構成であり、
そして、図22、図23はそれらの組み合わせ構成のフ
ィルターをそれぞれ表している。なお、これらの構成は
全てディジタル領域で演算処理を実行する形式で、アナ
ログ信号の入出力を必要とする場合は、当然、入出力端
子の前後にAD変換器、またはDA変換器を設置する必
要があるが、これらは図示していない。
20〜図23に示されている如く、代表的な4種類の構
成がある。図20は出力信号からのフィードバックを利
用しないFIR(有限インパルス応答型)と呼ばれる形
式のフィルターの構成であり、また、図21は出力信号
からのフィードバックを利用したIIR(無限インパル
ス応答型)と呼ばれる形式のフィルターの構成であり、
そして、図22、図23はそれらの組み合わせ構成のフ
ィルターをそれぞれ表している。なお、これらの構成は
全てディジタル領域で演算処理を実行する形式で、アナ
ログ信号の入出力を必要とする場合は、当然、入出力端
子の前後にAD変換器、またはDA変換器を設置する必
要があるが、これらは図示していない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来は、FIR,II
Rなどの主としてDSPを利用して構成されてきたディ
ジタルフィルター回路をアナログ、ディジタル混成回路
で再構成し、電力消費の大半を占める乗算、加算の過程
にアナログ処理を導入し、消費電力の総消費量を削減で
きる電荷信号を用いたフィルター装置を得ようとするも
のである。
Rなどの主としてDSPを利用して構成されてきたディ
ジタルフィルター回路をアナログ、ディジタル混成回路
で再構成し、電力消費の大半を占める乗算、加算の過程
にアナログ処理を導入し、消費電力の総消費量を削減で
きる電荷信号を用いたフィルター装置を得ようとするも
のである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の如き観点
に鑑みてなされたものであり、基本的な構成として、少
なくも1個のAD変換器と、少なくも1個の基準電荷供
給装置と、係数信号を供給する係数信号供給装置と、該
AD変換器と、該係数信号供給装置が供給するディジタ
ル信号出力を受け、該基準電荷供給装置が発生する基準
電荷パケットを参照信号として乗算型DA変換を行う電
荷領域で作動する複数のDA変換器と、N段の電荷転送
素子で構成されたアナログシフトレジスター回路とから
なる電荷信号を用いたフィルター装置を提供しようとす
るものである。
に鑑みてなされたものであり、基本的な構成として、少
なくも1個のAD変換器と、少なくも1個の基準電荷供
給装置と、係数信号を供給する係数信号供給装置と、該
AD変換器と、該係数信号供給装置が供給するディジタ
ル信号出力を受け、該基準電荷供給装置が発生する基準
電荷パケットを参照信号として乗算型DA変換を行う電
荷領域で作動する複数のDA変換器と、N段の電荷転送
素子で構成されたアナログシフトレジスター回路とから
なる電荷信号を用いたフィルター装置を提供しようとす
るものである。
【0010】
【作用及び実施例】以下、本発明一実施例の構成を図面
を参照しながら説明する。図1〜図4は、従来例を示す
図20〜図23に対応して構成された本願の実施例の構
成を示している。図1〜図4において、R,R’は基準
電荷供給装置を、Cはディジタル形式の係数信号供給装
置を、T,+の列はアナログシフトレジスタを、また、
MDACは電荷領域で作動する乗算型のDA変換器をそ
れぞれ表している。
を参照しながら説明する。図1〜図4は、従来例を示す
図20〜図23に対応して構成された本願の実施例の構
成を示している。図1〜図4において、R,R’は基準
電荷供給装置を、Cはディジタル形式の係数信号供給装
置を、T,+の列はアナログシフトレジスタを、また、
MDACは電荷領域で作動する乗算型のDA変換器をそ
れぞれ表している。
【0011】図1を例として、作動の順序を説明すると
以下のようになる。 (1) 入力電荷信号列X(n)は、まず基準電荷信号
供給装置R’からの基準信号を基準としてAD変換さ
れ、N個のMDACにディジタル入力として供給され
る。 (2) 各MDACでは、それぞれ基準電荷供給装置R
からの基準信号を参照信号としてDA変換が実行され、
入力電荷信号の複製がN個合成される。 (3) 次に、上記の結果合成された複製信号を、それ
ぞれのMDACが参照信号として用いて、別途供給され
るディジタル形式の係数信号供給装置Cから供給される
係数信号a0,a1,a2・・・,aNとの間で乗算型のD
A変換が実行され、各MDACの出力信号が形成され
る。 (4) これらの結果はアナログシフトレジスター回路
上において電荷領域で加算された後、図示の方向にシフ
トが行われる。 (5) 以上の過程をN回繰り返すことによってシフト
レジスタの最終段には、入力電荷信号列X(n)と係数
信号群(a0〜aN)との間のコンボリューション結果
が、出力Y(n)として、次々に出力される。
以下のようになる。 (1) 入力電荷信号列X(n)は、まず基準電荷信号
供給装置R’からの基準信号を基準としてAD変換さ
れ、N個のMDACにディジタル入力として供給され
る。 (2) 各MDACでは、それぞれ基準電荷供給装置R
からの基準信号を参照信号としてDA変換が実行され、
入力電荷信号の複製がN個合成される。 (3) 次に、上記の結果合成された複製信号を、それ
ぞれのMDACが参照信号として用いて、別途供給され
るディジタル形式の係数信号供給装置Cから供給される
係数信号a0,a1,a2・・・,aNとの間で乗算型のD
A変換が実行され、各MDACの出力信号が形成され
る。 (4) これらの結果はアナログシフトレジスター回路
上において電荷領域で加算された後、図示の方向にシフ
トが行われる。 (5) 以上の過程をN回繰り返すことによってシフト
レジスタの最終段には、入力電荷信号列X(n)と係数
信号群(a0〜aN)との間のコンボリューション結果
が、出力Y(n)として、次々に出力される。
【0012】なお、上記の動作手順では、最初に入力電
荷の複製信号を上記(2)項で構成する例を示したが、
乗算に関する交換法則から、上記(2)項と(3)項と
の過程の順序を入れ替えても同様の結果となることは言
うまでもない。
荷の複製信号を上記(2)項で構成する例を示したが、
乗算に関する交換法則から、上記(2)項と(3)項と
の過程の順序を入れ替えても同様の結果となることは言
うまでもない。
【0013】また、AD変換出力と係数信号の乗算をデ
ィジタル領域で事前に実行してからMDACの入力とす
る場合も全く同様の演算が実行できる。
ィジタル領域で事前に実行してからMDACの入力とす
る場合も全く同様の演算が実行できる。
【0014】図2は、図1と比較すれば明白なように、
入力信号に出力信号を加算してAD変換器の入力とする
ようにフィードバック経路を設定した点のみが異なる
が、作動の基本は図1と全く同様である。
入力信号に出力信号を加算してAD変換器の入力とする
ようにフィードバック経路を設定した点のみが異なる
が、作動の基本は図1と全く同様である。
【0015】図3は上記の図1と図2とをシフトレジス
タの最終段を共通に接続構成した例を示し、また、図4
は上記の図1と図2とを、それらの基準電荷信号供給装
置群を背中合わせに接続構成した例を示している。それ
らの作動の基本は図1と全く同様である。
タの最終段を共通に接続構成した例を示し、また、図4
は上記の図1と図2とを、それらの基準電荷信号供給装
置群を背中合わせに接続構成した例を示している。それ
らの作動の基本は図1と全く同様である。
【0016】図5は、図2の構成の基準電荷供給装置を
全て共通とし、さらにAD変換装置の入力信号に電荷信
号減衰装置ATTを追加した構成を示している。
全て共通とし、さらにAD変換装置の入力信号に電荷信
号減衰装置ATTを追加した構成を示している。
【0017】このように、全ての基準電荷供給装置を共
通化することは、システム内部の基準信号を一元化する
ことから、総合的な演算精度の改善に大きな効果をもた
らすが、一方でAD変換器とDA変換器の数の違いに起
因するループゲインの過大によってシステム動作の発散
を惹起する傾向にあるため、ループ内に何らかの信号減
衰手段が必要とされる。
通化することは、システム内部の基準信号を一元化する
ことから、総合的な演算精度の改善に大きな効果をもた
らすが、一方でAD変換器とDA変換器の数の違いに起
因するループゲインの過大によってシステム動作の発散
を惹起する傾向にあるため、ループ内に何らかの信号減
衰手段が必要とされる。
【0018】そのひとつの策として、図5ではAD変換
器の入力段に電荷信号減衰器ATTを配置しているが、
別の部分、例えばAD変換器の出力ディジタル信号ビッ
トのシフト操作などによっても当然同様の効果を達成す
ることが可能である。
器の入力段に電荷信号減衰器ATTを配置しているが、
別の部分、例えばAD変換器の出力ディジタル信号ビッ
トのシフト操作などによっても当然同様の効果を達成す
ることが可能である。
【0019】また、同様のゲイン調整は電荷転送素子で
構成されたAD変換装置を用いる場合にあっては、AD
変換のための基準電荷発生装置R’の出力パケットサイ
ズまたはパケット数に対する、DA変換器のための基準
電荷発生装置Rの出力パケットサイズまたはパケット数
の比率を調整することによっても当然可能である。
構成されたAD変換装置を用いる場合にあっては、AD
変換のための基準電荷発生装置R’の出力パケットサイ
ズまたはパケット数に対する、DA変換器のための基準
電荷発生装置Rの出力パケットサイズまたはパケット数
の比率を調整することによっても当然可能である。
【0020】図6は、図1の構成の各MDACをそれぞ
れ2個設置し、パイプライン処理によって高速化を図る
構成の例を示している。
れ2個設置し、パイプライン処理によって高速化を図る
構成の例を示している。
【0021】この例は、前述の動作手順(2)項と
(3)項を別々のMDACで実行する方式であるが、基
準電荷発生装置Rと前段のMDACをまとめた破線の部
分を、アナログ式の係数信号供給装置C’とみなすこと
もできることは当然である。
(3)項を別々のMDACで実行する方式であるが、基
準電荷発生装置Rと前段のMDACをまとめた破線の部
分を、アナログ式の係数信号供給装置C’とみなすこと
もできることは当然である。
【0022】なお、図6の場合、係数信号aiがマイナ
スの信号を含む場合、C’の出力電荷パケットはマイナ
スの信号を出力するために差動形式をとることとなり、
このアナログ係数信号を受けて作動する(3)項の演算
を実行するMDACは4象限MDACである必要がある
が、4象限MDACは2象限MDACより構造的に複雑
で処理速度も低速であるため、可能であれば、2象限M
DACを利用することが望ましい。
スの信号を含む場合、C’の出力電荷パケットはマイナ
スの信号を出力するために差動形式をとることとなり、
このアナログ係数信号を受けて作動する(3)項の演算
を実行するMDACは4象限MDACである必要がある
が、4象限MDACは2象限MDACより構造的に複雑
で処理速度も低速であるため、可能であれば、2象限M
DACを利用することが望ましい。
【0023】図7は、この問題を解決するため、係数デ
ィジタル信号の符号部分siを別に出力し、C’を構成
するMDACでは係数信号の絶対値のみを処理する形式
としたもので、この場合、C’の出力は差動形式である
必要がなくなるため、4象限MDACを使用する必要が
なくなる。
ィジタル信号の符号部分siを別に出力し、C’を構成
するMDACでは係数信号の絶対値のみを処理する形式
としたもので、この場合、C’の出力は差動形式である
必要がなくなるため、4象限MDACを使用する必要が
なくなる。
【0024】別に出力されたそれぞれの符号ビットsi
は直接AD変換器ADCからの入力信号のロジック領域
での符号反転に利用するために用いられ、結果的に4象
限乗算と同じ演算が実行される。
は直接AD変換器ADCからの入力信号のロジック領域
での符号反転に利用するために用いられ、結果的に4象
限乗算と同じ演算が実行される。
【0025】図8は、図3の構成を電荷結合素子CCD
を利用して具体的に実現した実施例を示し、図中で用い
た、ADCとMDACの詳細については、図9及び図1
0に示す通りである。
を利用して具体的に実現した実施例を示し、図中で用い
た、ADCとMDACの詳細については、図9及び図1
0に示す通りである。
【0026】また、図11はこの装置の動作に関する時
間経過を示している。
間経過を示している。
【0027】図12は、図8の構成を高速化するため
に、図7で述べた構成を採用した別の実施例を示してい
る。図12において、ハッチングされたMDACは図8
のMDACを示し、さらにこの実施例の場合、別のMD
ACがそれぞれ1個づつ追加されており、基準電荷発生
装置Rより供給される基準電荷信号は、まずこの別のM
DACにおいて係数信号ai,biとの乗算が実行され
る。
に、図7で述べた構成を採用した別の実施例を示してい
る。図12において、ハッチングされたMDACは図8
のMDACを示し、さらにこの実施例の場合、別のMD
ACがそれぞれ1個づつ追加されており、基準電荷発生
装置Rより供給される基準電荷信号は、まずこの別のM
DACにおいて係数信号ai,biとの乗算が実行され
る。
【0028】この出力信号は隣接するハッチングされた
MDACに供給され、ここでADCから供給される入力
ディジタル信号との乗算が実行される。
MDACに供給され、ここでADCから供給される入力
ディジタル信号との乗算が実行される。
【0029】これらの動作はパイプライン動作とするこ
とが可能であるため、作動の基本サイクルは図11に示
す場合の半分で済み、処理速度は約2倍となる。
とが可能であるため、作動の基本サイクルは図11に示
す場合の半分で済み、処理速度は約2倍となる。
【0030】図13は、図8の構成をそのまま並列構成
として高速処理を可能としたデシメーション型のフィル
ターの例を示している。
として高速処理を可能としたデシメーション型のフィル
ターの例を示している。
【0031】図13において、複数のAD変換器はアナ
ログシフトレジスター回路を介して供給される入力信号
INを別途基準電荷信号供給装置Rより供給される基準
電荷信号を参照信号として、ディジタル信号ビットを決
定してMDAC群に供給し、MDAC群はこの信号に従
って同様に別途供給される基準電荷信号を参照信号とし
た信号の複製を作成する。
ログシフトレジスター回路を介して供給される入力信号
INを別途基準電荷信号供給装置Rより供給される基準
電荷信号を参照信号として、ディジタル信号ビットを決
定してMDAC群に供給し、MDAC群はこの信号に従
って同様に別途供給される基準電荷信号を参照信号とし
た信号の複製を作成する。
【0032】次の段階で、これらの複製信号は同じMD
ACにおいて参照信号として利用され、それぞれに外部
から供給される係数データビット(図示はしない)との
乗算が実行され、その出力信号電荷が隣接配置されたC
CD−SR上において電荷領域での累積加算が実行さ
れ、出力信号OUTが順次形成される。
ACにおいて参照信号として利用され、それぞれに外部
から供給される係数データビット(図示はしない)との
乗算が実行され、その出力信号電荷が隣接配置されたC
CD−SR上において電荷領域での累積加算が実行さ
れ、出力信号OUTが順次形成される。
【0033】この図13の構成によれば、単一のAD変
換装置では処理速度が十分でない場合でも複数のAD変
換装置の連携動作による総合的なスループットの改善に
よって処理が可能となる。
換装置では処理速度が十分でない場合でも複数のAD変
換装置の連携動作による総合的なスループットの改善に
よって処理が可能となる。
【0034】図13では、図8と同様に、DACの入力
電荷信号のサイズ調整を行うために電荷アテネータを形
成するダイナミック型のスプリッタSPLが設置されて
いるが、このスプリッタに電荷分割比率はシステムの動
作精度に多大の影響を与える重要な要因であるため、図
13の例では、*印で示す位置に分割比率の調整を行う
調整電極が設置されている。
電荷信号のサイズ調整を行うために電荷アテネータを形
成するダイナミック型のスプリッタSPLが設置されて
いるが、このスプリッタに電荷分割比率はシステムの動
作精度に多大の影響を与える重要な要因であるため、図
13の例では、*印で示す位置に分割比率の調整を行う
調整電極が設置されている。
【0035】この電極は隣接する他の電荷転送電極と同
じく電荷の転送動作を行うが、動作の電圧もしくはタイ
ミングは独立に制御可能な構成となっており、電荷転送
の過程で電極下のポテンシャル井戸の深さやプロフィー
ルが外部から微調整できるものである。
じく電荷の転送動作を行うが、動作の電圧もしくはタイ
ミングは独立に制御可能な構成となっており、電荷転送
の過程で電極下のポテンシャル井戸の深さやプロフィー
ルが外部から微調整できるものである。
【0036】この構成は、回路製造の過程で発生するス
プリッタSPLの誤差を無視し得ないような場合に大変
有効に利用され得るのである。
プリッタSPLの誤差を無視し得ないような場合に大変
有効に利用され得るのである。
【0037】図14に示す実施例は、別の並列構成の例
である。この例では、MDACが二次元的に配置されて
おり、さらに高度の並列化を実現することを意図してい
る。
である。この例では、MDACが二次元的に配置されて
おり、さらに高度の並列化を実現することを意図してい
る。
【0038】その装置の作動手順は図15に詳細に示さ
れているが、この例では前記の例と異なり、入力電荷信
号の複製作業は行わず、係数信号をアナログ電荷信号に
変換する作業から開始する。
れているが、この例では前記の例と異なり、入力電荷信
号の複製作業は行わず、係数信号をアナログ電荷信号に
変換する作業から開始する。
【0039】順を追って説明すると、 (1) 基準電荷供給装置Rからそれぞれ供給されるN
+2個の基準電荷パケットはCCDレジスターによって
N個のDA変換器と1個のAD変換器に転送される。 (2) 各DA変換器は、これらの基準電荷を参照信号
として外部より供給される係数データを、図16に示す
状態のように、アナログ電荷信号に変換する。この間、
AD変換器は、すでに処理を完了している前回の演算の
出力電荷信号のディジタル信号化を実行している。 (3) 次に、AD変換器は、図17に示す状態のよう
に、入力シフトレジスタから供給される入力電荷パケッ
トを取り込み、これをディジタル信号に変換し、並行し
て動作を開始した一部のDA変換器にディジタル入力信
号を供給する。また、AD変換出力は別に設置されたデ
ィレーメモリーにも並行して入力され記憶される。DA
変換器では、上記(2)項の処理で作成されたアナログ
電荷形式の係数データとディジタル入力信号との間で乗
算処理が実行される。ここで、ディジタル入力信号は、
対象とするMDACによって以下の2種類のものがあ
る。 1.AD変換器の出力を直接ディジタル入力信号とする
もの。 2.ディレーメモリーを介して過去のAD変換結果をデ
ィジタル入力信号とするもの。 この間、前回の演算の出力データである出力レジスタの
内容は外部に出力されている。 (4) 上記(3)項の過程でMDACにより計算され
たアナログ出力電荷は、図16に示すように、サミング
ノードSにおいて合算され、各AD変換器においてディ
ジタイズされ出力レジスタ上に記憶される。なお、この
例の場合、サミングノードSでは合算と同時に、出力ア
テネーション処理が行われるが、これは出力電荷パケッ
トのサイズが過大となり、演算精度に悪影響を及ぼすこ
とを防止する目的である。このアテネーション処理の経
過は、図18に示す通りである。なお、図中のハッチン
グはポテンシャル井戸の形成部位の配置を示しており、
図中の最後(12)に示す転送の過程は、この例の場
合、CSD(電荷スイープ素子)と同様の操作によって
出力電荷信号の転送が実行されている。
+2個の基準電荷パケットはCCDレジスターによって
N個のDA変換器と1個のAD変換器に転送される。 (2) 各DA変換器は、これらの基準電荷を参照信号
として外部より供給される係数データを、図16に示す
状態のように、アナログ電荷信号に変換する。この間、
AD変換器は、すでに処理を完了している前回の演算の
出力電荷信号のディジタル信号化を実行している。 (3) 次に、AD変換器は、図17に示す状態のよう
に、入力シフトレジスタから供給される入力電荷パケッ
トを取り込み、これをディジタル信号に変換し、並行し
て動作を開始した一部のDA変換器にディジタル入力信
号を供給する。また、AD変換出力は別に設置されたデ
ィレーメモリーにも並行して入力され記憶される。DA
変換器では、上記(2)項の処理で作成されたアナログ
電荷形式の係数データとディジタル入力信号との間で乗
算処理が実行される。ここで、ディジタル入力信号は、
対象とするMDACによって以下の2種類のものがあ
る。 1.AD変換器の出力を直接ディジタル入力信号とする
もの。 2.ディレーメモリーを介して過去のAD変換結果をデ
ィジタル入力信号とするもの。 この間、前回の演算の出力データである出力レジスタの
内容は外部に出力されている。 (4) 上記(3)項の過程でMDACにより計算され
たアナログ出力電荷は、図16に示すように、サミング
ノードSにおいて合算され、各AD変換器においてディ
ジタイズされ出力レジスタ上に記憶される。なお、この
例の場合、サミングノードSでは合算と同時に、出力ア
テネーション処理が行われるが、これは出力電荷パケッ
トのサイズが過大となり、演算精度に悪影響を及ぼすこ
とを防止する目的である。このアテネーション処理の経
過は、図18に示す通りである。なお、図中のハッチン
グはポテンシャル井戸の形成部位の配置を示しており、
図中の最後(12)に示す転送の過程は、この例の場
合、CSD(電荷スイープ素子)と同様の操作によって
出力電荷信号の転送が実行されている。
【0040】以上の過程の(2)項、(4)項は並行し
て実行できるので、当然、(4)項の実行中に次のデー
タのために(2)項を開始することができるので、パイ
プライン形式の処理が可能である。
て実行できるので、当然、(4)項の実行中に次のデー
タのために(2)項を開始することができるので、パイ
プライン形式の処理が可能である。
【0041】上記の説明では(3)項の過程におけるA
D変換の参照信号としてMDACに基準電荷を供給する
別々の基準電荷発生装置Rが供給した電荷パケットを使
用することを前提に説明したが、当然、入力シフトレジ
スタを経由して全てのDA変換器に共通の基準電荷発生
装置R’から基準電荷を供給することも可能である。
D変換の参照信号としてMDACに基準電荷を供給する
別々の基準電荷発生装置Rが供給した電荷パケットを使
用することを前提に説明したが、当然、入力シフトレジ
スタを経由して全てのDA変換器に共通の基準電荷発生
装置R’から基準電荷を供給することも可能である。
【0042】この場合、構造的にはやや複雑化するが、
複数の基準電荷発生装置Rの発生電荷量に無視し得ない
誤差が存在する場合には、このような構成が処理精度管
理の面から極めて高い効果を発生する。
複数の基準電荷発生装置Rの発生電荷量に無視し得ない
誤差が存在する場合には、このような構成が処理精度管
理の面から極めて高い効果を発生する。
【0043】
【発明の効果】以上の説明により明らかなように、本発
明によれば、電荷結合素子CCDに代表される電荷転送
素子を信号として使用するものであるから、信号として
電流を用いる部分がないため、電力消費量が極端に少な
いことで知られている。
明によれば、電荷結合素子CCDに代表される電荷転送
素子を信号として使用するものであるから、信号として
電流を用いる部分がないため、電力消費量が極端に少な
いことで知られている。
【0044】本願は構成の大半をこれらの電荷転送素子
を利用しているため、微少な消費電力で作動する高機能
のフィルター装置を安価且つ小型に実現できるものであ
る。
を利用しているため、微少な消費電力で作動する高機能
のフィルター装置を安価且つ小型に実現できるものであ
る。
【図1】本発明の一実施例を示す基本構成図である。
【図2】本発明の他の実施例を示す基本構成図である。
【図3】本発明の更に他の実施例を示す基本構成図であ
る。
る。
【図4】本発明の更に別の実施例を示す基本構成図であ
る。
る。
【図5】本発明の図2の構成の基準電荷供給装置を全て
共通とし、さらにAD変換装置の入力信号に電荷信号減
衰装置を追加した例の構成図である。
共通とし、さらにAD変換装置の入力信号に電荷信号減
衰装置を追加した例の構成図である。
【図6】本発明の図1の構成の各MDACをそれぞれ2
個設置し、パイプライン処理によって高速化を図る例の
構成図である。
個設置し、パイプライン処理によって高速化を図る例の
構成図である。
【図7】本発明の構成要素に2象限MDACを利用した
例の構成図である。
例の構成図である。
【図8】本発明の図3の構成において電荷結合素子を利
用した例の構成図である。
用した例の構成図である。
【図9】本発明の構成要素のADCの詳細を示した構成
図である。
図である。
【図10】本発明の構成要素のMDACの詳細を示した
構成図である。
構成図である。
【図11】図8の動作に関する時間経過を示す説明図で
ある。
ある。
【図12】図8の構成を高速化するために、図7の構成
を採用した別の実施例を示す構成図である。
を採用した別の実施例を示す構成図である。
【図13】図8の構成をそのまま並列構成として高速処
理を可能としたデシメーション型のフィルターの例を示
す構成図である。
理を可能としたデシメーション型のフィルターの例を示
す構成図である。
【図14】図8の構成をそのまま並列構成として高速処
理を可能としたデシメーション型のフィルターの他の例
を示す構成図である。
理を可能としたデシメーション型のフィルターの他の例
を示す構成図である。
【図15】図14の作動手順の詳細を示す説明図であ
る。
る。
【図16】図14のDA変換器が基準電荷を参照信号と
して外部より供給される係数データをアナログ電荷信号
に変換する状態を示す構成図である。
して外部より供給される係数データをアナログ電荷信号
に変換する状態を示す構成図である。
【図17】図14のAD変換器が入力シフトレジスタか
ら供給される入力電荷パケットを取り込み、これをディ
ジタル信号に変換し、並行して動作を開始した一部のD
A変換器にディジタル入力信号を供給する状態を示す構
成図である。
ら供給される入力電荷パケットを取り込み、これをディ
ジタル信号に変換し、並行して動作を開始した一部のD
A変換器にディジタル入力信号を供給する状態を示す構
成図である。
【図18】図14のアテネーション処理の経過を示す説
明図である。
明図である。
【図19】従来のディジタルフィルタシステムの構成を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図20】従来のFIR(有限インパルス応答型)形式
のフィルターの例を示す構成図である。
のフィルターの例を示す構成図である。
【図21】従来のIIR(無限インパルス応答型)形式
のフィルターの例を示す構成図であ。
のフィルターの例を示す構成図であ。
【図22】従来のFIR(有限インパルス応答型)形式
のフィルターとIIR(無限インパルス応答型)形式の
フィルターとの組み合わせ構成したフィルターの一例を
示す構成図である。
のフィルターとIIR(無限インパルス応答型)形式の
フィルターとの組み合わせ構成したフィルターの一例を
示す構成図である。
【図23】従来のFIR(有限インパルス応答型)形式
のフィルターとIIR(無限インパルス応答型)形式の
フィルターとの組み合わせ構成したフィルターの他の例
を示す構成図である。
のフィルターとIIR(無限インパルス応答型)形式の
フィルターとの組み合わせ構成したフィルターの他の例
を示す構成図である。
Claims (15)
- 【請求項1】 少なくも1個のAD変換器と、 少なくも1個の基準電荷供給装置と、 係数信号を供給する係数信号供給装置と、 該AD変換器と、該係数信号供給装置が供給するディジ
タル信号出力を受け、該基準電荷供給装置が発生する基
準電荷パケットを参照信号として乗算型DA変換を行
う、電荷領域で作動する複数のDA変換器と、 N段の電荷転送素子で構成されたアナログシフトレジス
ター回路とからなることを特徴とする電荷信号を用いた
フィルター装置。 - 【請求項2】 入力信号をまずAD変換し、複数のDA
変換器に入力データとして供給し、別途供給される複数
の係数信号に乗算した結果のアナログ電荷信号を上記ア
ナログシフトレジスター回路上で電荷領域で累積加算す
ると同時に、所定の方向にシフト動作を実行する構成を
有する請求項1記載の電荷信号を用いたフィルター装
置。 - 【請求項3】 回路出力信号をAD変換し、複数のDA
変換器に入力データとして供給し、別途供給される複数
の係数信号に乗算した結果のアナログ電荷信号を上記ア
ナログシフトレジスター回路上で電荷領域で累積加算す
ると同時に、所定の方向にシフト動作を実行する構成を
有し、上記アナログシフトレジスター回路の出力信号
を、別途外部から供給される入力電荷信号にフィードバ
ック加算して回路出力信号を形成する構成を有する請求
項1記載の電荷信号を用いたフィルター装置。 - 【請求項4】 上記回路を順次直列的に結合して構成さ
れた請求項2又は3記載の電荷信号を用いたフィルター
装置。 - 【請求項5】 共通のハードウェアを利用して、構成要
素となる2系統のアナログシフトレジスター回路を構成
した請求項4記載の電荷信号を用いたフィルター装置。 - 【請求項6】 上記AD変換器が電荷転送デバイスで構
成された請求項1から5のいずれかに記載の電荷信号を
用いたフィルター装置。 - 【請求項7】 上記電荷転送デバイスとして一部もしく
は全てにCCDを用いた請求項1から6のいずれかに記
載の電荷信号を用いたフィルター装置。 - 【請求項8】 上記複数のDA変換器の入力が、AD変
換器のディジタル出力信号と別途供給されるデイジタル
形式の係数信号からディジタル的に計算された信号であ
る請求項1から7のいずれかに記載の電荷信号を用いた
フィルター装置。 - 【請求項9】 上記係数信号が、アナログ形式の電荷信
号パケットとして供給される請求項6又は7記載の電荷
信号を用いたフィルター装置。 - 【請求項10】上記複数のDA変換器が以下の順序で演
算を実行する構成である請求項6又は7記載の電荷信号
を用いたフィルター装置。 (1)AD変換器からのディジタル入力信号を該基準電
荷発生装置から供給される基準電荷パケットを参照信号
に用いてアナログ出力である電荷パケットに変換する。 (2)この出力信号を再度同一のDA変換器の参照信号
として、または別のDA変換器の参照信号として用い、
別途供給されるディジタル形式の係数信号をアナログ出
力信号パケットに変換する。 - 【請求項11】上記複数のDA変換器が以下の順序で演
算を実行する構成である請求項6又は7記載の電荷信号
を用いたフィルター装置。 (1)係数信号供給装置から供給されるディジタル形式
の入力信号を該基準電荷発生装置から供給される基準電
荷パケットを参照信号に用いてアナログ出力である電荷
パケットに変換する。 (2)この出力信号を再度同一のDA変換器の参照信号
として、または別のDA変換器の参照信号として用い、
別途供給される該AD変換器の出力信号をアナログ出力
信号パケットに変換する。 - 【請求項12】上記ディジタル出力信号を発生する少な
くも1個のAD変換器と、そのディジタル出力を利用す
るDA変換器が共通の基準電荷発生装置から供給される
基準電荷パケットを参照信号に用いる構成である請求項
6又は7記載の電荷信号を用いたフィルター装置。 - 【請求項13】上記AD変換器の入力電荷信号が電荷ス
プリッタなどを用いた電荷信号減衰装置を介して供給さ
れる構成である請求項3又は4記載の電荷信号を用いた
フィルター装置。 - 【請求項14】上記複数のAD変換器を備え、時系列的
に供給される入力データサンプルを順次これら複数のA
D変換器に供給しデシメーション処理を行う請求項2か
ら4のいずれかに記載の電荷信号を用いたフィルター装
置。 - 【請求項15】上記AD変換器の代わりにディジタルメ
モリー出力、ディジタル演算装置出力などディジタル信
号源の出力を直接に上記複数のDA変換器に入力として
供給する請求項2記載の電荷信号を用いたフィルター装
置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08174266A JP3084668B2 (ja) | 1996-06-13 | 1996-06-13 | 電荷信号を用いたフィルター装置 |
EP97304058A EP0813299A3 (en) | 1996-06-13 | 1997-06-11 | Charge domain signal filter |
US08/873,179 US5936461A (en) | 1996-06-13 | 1997-06-11 | Charge domain signal filter |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08174266A JP3084668B2 (ja) | 1996-06-13 | 1996-06-13 | 電荷信号を用いたフィルター装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH104351A true JPH104351A (ja) | 1998-01-06 |
JP3084668B2 JP3084668B2 (ja) | 2000-09-04 |
Family
ID=15975649
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08174266A Expired - Fee Related JP3084668B2 (ja) | 1996-06-13 | 1996-06-13 | 電荷信号を用いたフィルター装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5936461A (ja) |
EP (1) | EP0813299A3 (ja) |
JP (1) | JP3084668B2 (ja) |
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KR100688512B1 (ko) * | 2004-12-30 | 2007-03-02 | 삼성전자주식회사 | 2개의 기준 전압들을 사용하는 파이프라인 구조의아날로그-디지털 변환 장치 |
JP2008017220A (ja) * | 2006-07-06 | 2008-01-24 | Sony Corp | チャージドメインフィルタ回路 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US5539404A (en) * | 1993-02-08 | 1996-07-23 | Yasuo Nagazumi | Digital to analog converter using recursive signal dividing charge coupled devices |
US5535150A (en) * | 1993-04-20 | 1996-07-09 | Massachusetts Institute Of Technology | Single chip adaptive filter utilizing updatable weighting techniques |
US5537115A (en) * | 1993-06-02 | 1996-07-16 | Yasuo Nagazumi | Analog-to-digital converter |
US5392042A (en) * | 1993-08-05 | 1995-02-21 | Martin Marietta Corporation | Sigma-delta analog-to-digital converter with filtration having controlled pole-zero locations, and apparatus therefor |
JPH0823874B2 (ja) * | 1993-11-18 | 1996-03-06 | 株式会社ジーデイーエス | シストリックアレイプロセサー |
-
1996
- 1996-06-13 JP JP08174266A patent/JP3084668B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1997
- 1997-06-11 EP EP97304058A patent/EP0813299A3/en not_active Withdrawn
- 1997-06-11 US US08/873,179 patent/US5936461A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0813299A3 (en) | 1999-12-01 |
JP3084668B2 (ja) | 2000-09-04 |
EP0813299A2 (en) | 1997-12-17 |
US5936461A (en) | 1999-08-10 |
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Date | Code | Title | Description |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |