JPH1043495A - 衣類乾燥機 - Google Patents

衣類乾燥機

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JPH1043495A
JPH1043495A JP8219420A JP21942096A JPH1043495A JP H1043495 A JPH1043495 A JP H1043495A JP 8219420 A JP8219420 A JP 8219420A JP 21942096 A JP21942096 A JP 21942096A JP H1043495 A JPH1043495 A JP H1043495A
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久典 ▲広▼瀬
Hisanori Hirose
Koichi Kuroda
晃一 黒田
Takashi Fukuda
隆 福田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータ短絡等によるモータ異常回転を確実に
検知する。 【解決手段】 モータがOFFするように制御されてい
る期間において、5秒間、プーリに取り付けた回転セン
サにより検出したパルス信号を計数する(S24)。そ
して、その計数値が所定の値より大きい場合には(S2
5)モータが異常に回転していると判断し、表示により
警告を発する等のエラー処理を実行する(S26)。こ
のモータ短絡検知処理は、運転開始前及び運転終了後の
モータの駆動制御が行なわれていない期間に繰り返し実
行される。このため、モータ短絡等の故障が確実に検知
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衣類乾燥機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】家庭用の衣類乾燥機は、湿った衣類を収
容したドラム内に乾燥した熱風を供給し、衣類から蒸発
した水分を含む湿った熱風を冷却することにより除湿
し、乾燥させた空気をヒータにて再加熱してドラムへ循
環する構成となっている。ドラムは水平軸を中心にゆっ
くりと回転され、これによりドラム内の衣類は攪拌され
てむらのない乾燥が実行される。一般に、このような衣
類乾燥機では、循環風を発生させるためのファンとドラ
ムとをそれぞれ回転させるために唯一のモータが設けら
れ、そのモータの回転軸からプーリ、Vベルト等の伝達
機構を介してファン及びドラムをそれぞれ所定の回転速
度にて回転駆動する構成となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記衣類乾燥機におい
て、モータ自体又はモータ駆動回路に短絡等の故障が発
生するとモータの停止制御が不能になり、例えば、ドラ
ムが回転し続けていることに使用者が気付かずにドアを
開いた場合に衣類がドラム内から飛び出す、というよう
な問題があった。
【0004】本発明は上記問題を解決するために成され
たもので、その目的とするところは、モータ短絡等の故
障検知を簡単な構成にて確実に行なうことができる衣類
乾燥機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段、及び、発明の実施の形
態】上記課題を解決するために成された本発明は、回転
ドラムを有する衣類乾燥機において、 a)ドラムを回転駆動するモータと、 b)該モータを駆動制御する駆動制御手段と、 c)前記モータの回転数を検出する回転数検出手段と、 d)前記駆動制御手段により前記モータが回転すべく制御
されていない期間中、第1の所定時間内に前記回転数検
出手段にて検出したモータの回転数を計数する計数手段
と、 e)該計数手段の計数値が所定の値を越えているか否かを
判定する異常検知手段と、 f)計数値が所定の値を越えている場合に異常報知を行な
う報知手段と、を備えることを特徴としている。
【0006】本発明の衣類乾燥機において、駆動制御手
段によりモータが回転すべく制御されていない期間と
は、例えば、電源が投入された後に運転スタートキーが
操作されるまでの期間、或いは、乾燥運転が終了した後
に電源が遮断されるまでの期間である。計数手段は、上
記期間において、第1の所定時間の間、回転数検出手段
から得られるモータ回転に同期したパルス信号を計数す
ることによりモータの回転(停止)状況を把握する。通
常この期間にモータは回転していない筈であるから、異
常検知手段はその計数値を所定の値と比較し、所定の値
を越えている場合にモータ短絡等の異常によりモータが
回転しているものと判断する。この判断結果を受けて、
報知手段は視覚的又は聴覚的に使用者に対し警告を発す
る。この結果、使用者はその異常に気付き、電源を遮断
する等の適切な処置をとることができる。
【0007】異常検知手段は、上記の如く乾燥運転の前
又は/及び後ろのいずれの期間においても異常検知を行
なうことが可能である。しかしながら、例えば、使用者
により電源が投入された後にすぐに運転スタートキーが
操作されることも多く、乾燥運転開始前には確実に異常
検知を行なう機会が得られるとは限らない。このため、
少なくとも乾燥運転後には必ず異常検知を行なうように
すれば、確実にモータ回転の異常検知を実行することが
できる。
【0008】このような場合、計数手段は、駆動制御手
段がモータを回転駆動させた後に回転を停止させるべく
制御した時点から第2の所定時間が経過するのを待って
モータの回転数の計数を開始する構成とすることが好ま
しい。
【0009】すなわち、乾燥運転終了直後にはモータが
ほぼ定常回転速度で回転している状態にあるから、モー
タの回転速度が適当に減速した後に回転数を計数し始め
ないと正確な異常検知が行なえない。そこで、モータへ
供給する駆動電流を遮断する等、モータ回転を停止させ
るべく制御した時点から第2の所定時間が経過するまで
は回転数の計数を開始せず、第2の所定時間が経過した
後に第1の所定時間内のモータの回転数を計数するよう
にする。つまり、第2の所定時間はモータの回転速度が
定常回転速度近傍から充分に下がるために必要なマージ
ンの時間であるから、計数値を判断するための所定の値
との関係において予め適当に定める。
【0010】この異常検知手段における所定の値は、上
記条件のみならず様々な状況を考慮して適当な値に予め
定められる。例えば、モータの駆動制御が正常であって
本来ドラムが停止している筈の場合であっても、使用者
がドラムを故意に回転させるように力を加える可能性も
考えられる。ドラムが外力により回転されると、Vベル
トを介してモータの回転軸が回ってしまう。しかしなが
ら、使用者の力によりドラムが回転される場合にはモー
タの回転速度は駆動制御手段により駆動される場合ほど
には高くならないから、異常検知手段における所定の値
は、使用者自らが故意にドラムを回転させたとしても到
達し得ない適当な値に設定しておくことにより、短絡等
の異常によりモータが回転している場合とドラムが故意
に回されたことによりモータが回転している場合とを識
別することができる。
【0011】なお、上記衣類乾燥機において、報知手段
が異常報知を行なったとしても使用者が衣類乾燥機の周
囲に居るとは限らない。そこで、異常検知手段により異
常が検知されたとき、即座に又は一定時間後に電源を自
動的に遮断する電源遮断手段を備える構成とすることが
好ましい。これにより、使用者によって電源遮断の操作
がなされなくとも、異常時には即座に又は一定時間後に
電源が遮断されるので、長時間ドラムが回転し続けるこ
とを防止することができる。
【0012】
【発明の効果】本発明に係る衣類乾燥機によれば、乾燥
運転前や乾燥運転後に繰り返しモータの短絡等によるモ
ータ回転の異常が検知される。このため、異常検知が確
実に行なわれ、乾燥運転終了後にドラムが回転し続けて
いることに使用者が気付かずにドアを開放してしまうと
いったことを防止することができる。
【0013】また、特にモータを回転駆動させた状態か
ら回転を停止するように制御し、そのた時点から第2の
所定時間が経過した後に異常検知を行なうようにするこ
とにより、1回の乾燥運転のサイクル中に必ずモータ回
転の異常検知が実行される。このため、異常が発生した
後、迅速にその異常を検知することができる。また、異
常でないにも拘らず異常報知がなされることを防止で
き、異常検知の信頼性も高まる。
【0014】更に、異常検知後に電源遮断の操作がなさ
れなくとも電源が自動的に遮断される構成とすれば、長
時間ドラムが回転し続けることを防止することができ
る。
【0015】
【実施例】以下、本発明による衣類乾燥機の一実施例を
図1〜図6に基づいて説明する。まず、この衣類乾燥機
の全体構成を図1の側面縦断面図を参照して説明する。
衣類乾燥機1の機枠2の前面中央には衣類投入口3が設
けられ、その開口はドア4により開閉される。機枠2の
背面には後面板5が止着され、後面板5の略中央には外
部空気の吸気口6が形成されている。一方、機枠2の下
面には空気の排気口7が形成されている。機枠2内にお
いて、衣類投入口3を取り囲むように環状の板金製のド
ラム支持板8が取り付けられ、また後部には後面板5と
所定間隔を保って横方向に支持板9が架設されている。
この支持板9には一部を切り欠いたファンケーシング1
0が固定されており、これにより機枠2内はファン室1
1と乾燥室12とに区画されている。
【0016】乾燥室12内には水平軸型のドラム13
が、前面開口を衣類投入口3に対向させた状態でドラム
支持板8にフェルト等を介して支持され、後面側は主軸
14により回転自在に軸支されている。ドラム13の背
面にはリントフィルタ16に被覆された空気出口15が
形成される一方、前面のドラム支持板8の下部には空気
取入口17が形成されている。支持板9には乾燥室12
とファン室11とを連通する連通口18が形成され、空
気出口15からの空気流が確実に連通口18に至るよう
にシール部材19がドラム13と支持板9との間に取り
付けられている。
【0017】ファン室11内においては、主軸14に円
板状の合成樹脂製の両面ファン20が固着され、乾燥室
12側に位置する循環ファン20aと後面板5側に位置
する冷却ファン20bとがそれぞれ放射状に表裏一体に
形成されている。ファンケーシング10内には両面ファ
ン20を囲むように隔壁21が設けられ、この隔壁21
の略中央の円形開口に両面ファン20を収容することに
より、この両面ファン20と隔壁21とが相まってファ
ン室11内を乾燥風路22と冷却風路23とに区画して
いる。両面ファン20の周縁には乾燥風路22へ向けて
開口する同心状の回転溝が一体形成され、一方、隔壁2
1の内周縁には冷却風路23へ向けて開口する同心状の
固定溝が形成されており、両面ファン20の回転溝と隔
壁21の固定溝とは相互に非接触状態で遊嵌されてい
る。すなわち、両面ファン20の回転溝と隔壁21の固
定溝とはラビリンス結合を成している。このため、乾燥
風路22と冷却風路23との間は空気の交換ができない
ようになっている。
【0018】乾燥風路22の下部とドラム支持板8に形
成されている空気取入口17とは乾燥ダクト24により
連結されており、その内部の空気取入口17付近には加
熱ヒータ25が配置されている。この加熱ヒータ25
は、例えばハニカム形状の正特性サーミスタで構成され
ている。乾燥ダクト24の最下部には、乾燥ダクト24
内に凝縮した除湿水を機外に排出するための排水口26
が設けられている。
【0019】機枠2内の底部にはモータ27が配置され
ている。モータ27は、ドラム13の外周面に巻掛けら
れたVベルト32にプーリ31を介して回転力を与える
一方、プーリ28、ファンベルト29を介して冷却ファ
ン20bの中央に形成されたプーリ30に回転力を与え
ている。また、Vベルト32のスリップを防止するため
に、ドラム回転時にアイドラプーリ33がVベルト32
に適当な張力を加える。プーリ28にはモータ27の回
転数を検出するための回転センサ34が取り付けられて
いる。
【0020】而して、乾燥運転時には、モータ27の回
転駆動力により、ドラム13が低速で、両面ファン20
は高速でそれぞれ回転され、同時に加熱ヒータ25に通
電されて乾燥風が加熱される。これにより、循環ファン
20aの回転で生起した風が、乾燥風路22、乾燥ダク
ト24、ドラム13を通って循環し、熱風がドラム13
内を通過する際に衣類から水分を奪う。一方、冷却ファ
ン20bの回転により、外気が吸気口6から冷却風路2
3内に導入され排気口7から排出される。このとき両面
ファン20自体が冷気により冷却される。ドラム13を
通過した後の水分を含む熱気は両面ファン20に接触し
て冷却され、凝縮した水が乾燥風路22の内壁を流下し
て排水口26から排出される。
【0021】ドラム13の空気出口15の近傍には、ド
ラム13から排気される空気の温度を検出するための出
口温度センサ35が配置されている。出口温度センサ3
5は、例えばサーミスタのような感熱素子で構成されて
いる。また、機枠2の前面下方には、種々の入力キーや
表示器を備えた操作パネル36が設けられている。この
操作パネル36の後方の機枠2内部には合成樹脂製の基
板ケース37がビスにて取り付られており、基板ケース
37には周囲温度の急激な変化の影響を受けにくい熱容
量の大きな部材で構成された制御基板38が内装されて
いる。制御基板38上には、後述するマイクロコンピュ
ータ(以下「マイコン」という)や制御基板38自体の
温度を検出するための雰囲気温度センサ39、その他の
各種の電気部品が実装されている。
【0022】図2は、上記操作パネル36の外観を示す
正面図である。この操作パネル36には、電源を投入す
るための電源キー40、乾燥運転のスタートや一時停止
を指示するためのスタートキー41、「標準乾燥コー
ス」「念入り乾燥コース」等の乾燥コースを選択するた
めのコース切換キー42、及び、加熱の強さを選択する
ためのヒータ切換キー43といった入力キー類と、選択
されたコース、加熱の強さ、及び、乾燥運転の進行状況
を知らせるためのLED群44、並びに、入力キーの操
作確認や異常報知を行なうための電子ブザー45が設け
られている。
【0023】次に、この衣類乾燥機の電気系構成を図3
を参照して説明する。制御の中心には、CPU51、R
OM52、RAM53、タイマ54、A/D変換器55
等から成るマイコン50が備えられており、ROM52
に予め記憶されてる運転プログラムに従って後述の各部
を制御することにより乾燥運転を実行する。マイコン5
0には、操作パネル36の入力キー類を含む入力キー回
路60、ドア4の開閉を検知するドアスイッチ61、操
作パネル36のLED群44を駆動するLED点灯回路
62、出口温度センサ35、雰囲気温度センサ39、回
転センサ34を含む回転数検出回路63、電子ブザー4
5を駆動するブザー回路64、商用電源に接続された電
源回路65、商用電源のゼロクロス点を検出する商用電
源ゼロクロス信号検出回路66、モータ27、二つの加
熱ヒータ25a、25b及び乾燥運転が終了した後に自
動的に電力供給を遮断するためのオートパワーオフ回路
(APO)67を駆動するための負荷駆動回路68、マ
スタークロック信号を生成するクロック発振回路69、
並びに、リセット回路70が接続されている。
【0024】以下、本発明の特徴であるモータ短絡検知
処理を中心に、マイコン50の処理動作を図4〜図6の
フローチャートに沿って説明する。図4は、電源投入か
ら電源遮断までの全体のフローチャートである。まず、
電源キー40がONされると(ステップS1)、マイコ
ン50はリセット回路70からのリセット信号を受けて
初期設定処理を実行し(ステップS2)、これにより各
種フラグや変数等がリセットされる。そして、スタート
キー41が押されるまで後述するモータ短絡検知処理を
繰り返し実行する(ステップS3)。
【0025】使用者により衣類がドラム13内へ収容さ
れスタートキー41が押されると(ステップS4)、マ
イコン50はモータ目標回転速度を例えば1150rp
mに設定してモータ27を始動させると共に加熱ヒータ
25に通電を開始し、乾燥運転をスタートさせる(ステ
ップS5)。また、乾燥運転のスタートと同時に運転時
間カウント用のタイマAの計時を開始する(ステップS
6)。これにより、モータ27の回転速度は目標回転速
度にまで急速に上昇し、ドラム13及び両面ファン20
はそれぞれの減速比により定まった所定の回転速度にて
回転する。
【0026】次いで、乾燥運転のための各種処理を実行
する(ステップS7)。すなわち、乾燥運転が始まる
と、マイコン50は出口温度センサ35及び雰囲気温度
センサ39からそれぞれアナログ電圧値の温度データを
受けて、これをA/D変換器55にてデジタル電圧値に
変換し、この温度データに基づいて二つの加熱ヒータ2
5a、25bを適宜ON/OFFするように負荷駆動回
路68へ制御信号を出力する。
【0027】その後、乾燥運転が終了したか否かの判定
を行ない(ステップS8)、終了していない場合にはス
テップS7へと戻り乾燥運転のための処理を繰り返す。
乾燥運転は、例えば、タイマAの計時が所定の運転時間
に到達したとき、或いは、出口温度センサ35及び雰囲
気温度センサ39にてそれぞれ検出された温度の差が予
め設定された所定温度差に到達したときに終了される。
【0028】乾燥運転終了後は、高温になった衣類を取
り出し易い温度にまで冷却するためにクールダウン運転
を実行する(ステップS9)。クールダウン運転では、
モータ27の駆動制御を続行したまま加熱ヒータ25
a、25bへの通電を遮断し、例えば、出口温度センサ
35の検出温度が所定温度に達したとき、或いは、所定
のクールダウン時間が経過したときにクールダウン運転
を終了する。
【0029】クールダウン運転終了後、モータ27をO
FFし(ステップS10)、運転時間カウント用のタイ
マAの計時をリセットした後、再スタートさせる(ステ
ップS11)。そして、上記ステップS3と同様にモー
タ短絡検知処理を行なう(ステップS12)。その後、
タイマAの計時が所定のオートパワーオフ時間に到達し
たか否かを判定し(ステップS13)、到達していない
場合には更に電源キー40がOFFされたか否かを判定
し(ステップS14)、タイマAの計時が所定のオート
パワーオフ時間に到達しているか、或いは、電源キー4
0が使用者によりOFFされた場合に全ての処理を終了
する。いずれでもない場合にはステップはS12へと戻
り、モータ短絡検知処理を繰り返し実行する。
【0030】なお、図4のフローチャートでは、電源キ
ー40がONされてからスタートキー41がONされる
までの間、及び、ステップS9のクールダウン運転の終
了後、にモータ短絡検知処理を実行するようにしていた
が、これ以外にもモータ27が停止するように制御され
ている期間においてモータ短絡検知処理を行なうことが
できる。例えば、クールダウン運転の後に、衣類の皺防
止のため、いわゆるソフトリンクル運転を行なうことが
ある。一般に、ソフトリンクル運転では、相対的に短時
間(例えば5秒程度)のドラム回転と長時間(例えば5
5秒程度)のドラム停止とを交互に実行する。このソフ
トリンクル運転のドラム停止期間中にもモータ27は停
止するように制御されているから、後に詳述するモータ
短絡検知処理を実行することができる。
【0031】次に、上記ステップS3及びS12のモー
タ短絡検知処理について図5のフローチャートを参照し
て説明する。処理開始後、まずモータ短絡検知用のタイ
マBの計時をスタートし(ステップS20)、タイマB
の計時が5秒に到達すると(ステップS21)、このタ
イマBをリセットして計時を再びスタートさせる(ステ
ップS22)。また、それと同時にモータ回転数カウン
タをリセットし計数を開始する(ステップS23)。こ
のモータ回転数カウンタは、モータ27が1回転する毎
に1個発生するパルス信号を回転数検出回路63から受
けて、これを計数するカウンタである。
【0032】モータ短絡検知用のタイマBの計時が5秒
に到達したとき(ステップS24)、モータ回転数カウ
ンタの計数値を予め定めたモータ回転数判定閾値(この
場合は70)と比較する(ステップS25)。そして、
モータ回転数カウンタの値の方が大きい場合にはステッ
プS26へ進み、後述するエラー処理を実行する。
【0033】上述のように、モータ短絡検知処理が行な
われるのはモータ27がOFFするように制御されてい
る期間であるので、通常、モータ27は停止の状態にあ
る。また、クールダウン運転時間が終了した直後(或い
はソフトリンクル運転でモータ27の制御が回転から停
止に移行された直後)のモータ短絡検知処理に際し、処
理の開始時点ではモータ27は定常回転速度付近で回転
しているが、ステップS21にて5秒経過する間に回転
速度は下がり、ステップS24の処理の際にはその回転
速度は充分に低くなっている。
【0034】従って、ステップS25でモータ回転数の
計数値が大きい場合には、通常想定し得る状態とは異な
る、つまりモータ27が異常に回転している状態である
と判断することができる。ステップS25におけるモー
タ回転数判定閾値は、上述のように5秒の待機の期間に
モータ27の回転速度が減速する度合や、ドラム13が
使用者により故意に回されることに伴ってモータ27が
回転する場合の回転速度等が考慮され、予め適当な値に
定められる。
【0035】次に、上記ステップS26のエラー処理に
ついて図6のフローチャートを参照して説明する。エラ
ー処理においては、モータON信号をゼロにすることに
よりモータ27の駆動制御を停止する(ステップS3
0)と共に、加熱ヒータ25a、25bに供給している
電流を遮断し加熱を停止する(ステップS31)。上述
のようなモータ短絡検知においてはモータ27は必ずO
FFするように制御されているため、実際上ステップS
30の処理は意味を持たないが、別の種々の異常検知
(説明は省く)に対する共通のエラー処理ルーチンとし
てステップS30の処理を実行している。
【0036】更に、LED点灯回路62を駆動し、異常
発生時の表示動作として、「残り10分」、「乾燥1」
乃至「乾燥2」、「ヒータ切換弱」、「標準乾燥コー
ス」の各LEDをいずれも点滅させる(ステップS3
2)。そして、オートパワーオフ回路(APO)67を
作動させるまでのオートパワーオフ時間を短い値に設定
する(ステップS33)。例えば、正常に乾燥運転を終
了した場合にはオートパワーオフ時間を5分とし、異常
が発生した場合にはオートパワーオフ時間を1分程度に
設定する。図4のステップS14では、このオートパワ
ーオフ時間が経過したときに電源が遮断される。従っ
て、エラー発生処理がなされたときには、使用者が衣類
乾燥機の周囲におらず電源キー40がOFFされない場
合でも、オートパワーオフ処理により速やかに電源が遮
断される。
【0037】また、図6の処理ではLEDの点滅により
使用者に異常を報知するようにしているが、更に、ブザ
ー回路64を駆動し電子ブザー45の警告音により使用
者の注意を喚起するようにしても良い。
【0038】なお、上記実施例は一例であって、本発明
の趣旨に沿った範囲で適宜変形や修正を行なえることは
明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例である衣類乾燥機の側面縦
断面図。
【図2】 この衣類乾燥機の操作パネルの外観を示す正
面図。
【図3】 この衣類乾燥機の電気系構成図。
【図4】 この衣類乾燥機の処理全体を示すフローチャ
ート。
【図5】 この衣類乾燥機のモータ短絡検知処理の制御
動作を示すフローチャート。
【図6】 この衣類乾燥機のエラー処理の制御動作を示
すフローチャート。
【符号の説明】
13…ドラム 27…モータ 34…回転センサ 50…マイコン 62…LED点灯回路 63…回転数検出回路 64…ブザー回路 68…負荷駆動回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転ドラムを有する衣類乾燥機におい
    て、 a)ドラムを回転駆動するモータと、 b)該モータを駆動制御する駆動制御手段と、 c)前記モータの回転数を検出する回転数検出手段と、 d)前記駆動制御手段により前記モータが回転すべく制御
    されていない期間中、第1の所定時間内に前記回転数検
    出手段にて検出したモータの回転数を計数する計数手段
    と、 e)該計数手段の計数値が所定の値を越えているか否かを
    判定する異常検知手段と、 f)計数値が所定の値を越えている場合に異常報知を行な
    う報知手段と、 を備えることを特徴とする衣類乾燥機。
  2. 【請求項2】 前記計数手段は、前記駆動制御手段が前
    記モータを回転駆動させた後に回転を停止させるべく制
    御した時点から第2の所定時間が経過するのを待って該
    モータの回転数の計数を開始することを特徴とする請求
    項1に記載の衣類乾燥機。
  3. 【請求項3】 前記異常検知手段における所定の値は、
    使用者自らが故意にドラムを回転させたとしても到達し
    得ない値に設定しておくことを特徴とする請求項1に記
    載の衣類乾燥機。
  4. 【請求項4】 前記異常検知手段により異常が検知され
    たとき、即座に又は一定時間後に電源を自動的に遮断す
    る電源遮断手段を更に備えることを特徴とする請求項1
    に記載の衣類乾燥機。
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