JPH1043129A - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

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JPH1043129A
JPH1043129A JP8204729A JP20472996A JPH1043129A JP H1043129 A JPH1043129 A JP H1043129A JP 8204729 A JP8204729 A JP 8204729A JP 20472996 A JP20472996 A JP 20472996A JP H1043129 A JPH1043129 A JP H1043129A
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endoscope
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tube
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JP8204729A
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Osamu Mizuta
修 瑞田
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、外皮チューブの破損時に、その修理
作業を容易に行うことができ、所有者に返却するまでの
時間を短縮することができ、しかも安定した水密性を得
ることができる内視鏡を提供することを最も主要な特徴
とする。 【解決手段】外皮チューブ64の両端部に先端側円筒体
65及び後端側円筒体66が配置された外皮体57を湾
曲部本体56に対して着脱可能に装着し、湾曲部本体5
6に外皮体57を装着した際に湾曲部本体56と外皮体
57の円筒体65,66との間を水密にシールするOリ
ング72,74を設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は可撓管部と先端構成
部との間に湾曲部が介設された挿入部を備えた軟性の内
視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、内視鏡には患者の体腔内に挿入
される挿入部と、この挿入部の基端部に連結された手元
側の操作部とが設けられている。さらに、挿入部には細
長い可撓管部と、この挿入部の先端部に配設された先端
構成部と、この先端構成部と可撓管部との間に介設され
た湾曲部とが設けられている。ここで、湾曲部は、例え
ば挿入部の軸心方向に並設された複数の湾曲コマをそれ
ぞれ回動可能に連結させた湾曲管と、その外周面を覆う
網管と、その外側に外装されたゴム等の弾性部材よりな
る外皮チューブとから構成されている。
【0003】また、湾曲部の外皮チューブの固定方法の
一つとしては、例えば実公平1−37601号公報で示
されているように、湾曲部に外皮チューブを外装したの
ち、外皮チューブの両端部に外側から糸を巻き付け、さ
らに糸巻き付け部の外周に接着剤を塗布する事により、
外周面を滑らかにするとともに、糸巻き付け部の緩みを
防止する方法がある。
【0004】さらに、外皮チューブの他の固定方法とし
ては、例えば実公昭63−14806号公報に示されて
いるように、リング状のゴムバンドや、形状記憶合金製
の固定バンド、或いは熱収縮チューブ製の固定バンドを
使用して外皮チューブを湾曲管に対して締め付けて固定
する方法がある。
【0005】また、外皮チューブが破損した場合には、
内視鏡を一旦、修理施設に回収し、破損した外皮チュー
ブを取り外した後に、上記の方法で再度、外皮チューブ
を固定する内視鏡の修理作業が行われている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】湾曲部の外皮チューブ
の固定方法として糸を巻き付けた後に、その糸巻き付け
部の外周に接着剤を塗布する方法では、糸を巻き付ける
作業に時間がかかる問題がある。さらに、接着剤が湾曲
部の外表面に露出状態で保持されるため、接着剤の垂れ
や、気泡の混入防止等の厳しい品質管理が必要となる。
そのため、内視鏡の修理に時間が掛かり、内視鏡を所有
者に返却するまでの時間が長くなる問題がある。
【0007】また、リング状のゴムバンドや、形状記憶
合金、或いは熱収縮チューブ製の固定バンドを使用する
方法では、十分な締め付け力を得る事が出来ず、水密の
確保が困難である問題がある。
【0008】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的は、外皮チューブの破損時に、その修理作
業を容易に行うことができるとともに、所有者に返却す
るまでの時間を短縮することができ、しかも安定した水
密性を得ることができる内視鏡を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、可撓管部と先
端構成部との間に湾曲部が介設された挿入部を備え、前
記湾曲部の外周面が外皮チューブで被覆される内視鏡に
おいて、前記外皮チューブの両端部に硬質部材からなる
円筒体が配置された外皮体を設け、この外皮体を前記湾
曲部の本体に対して着脱可能に装着するとともに、前記
湾曲部本体に対して前記外皮体を装着した際に前記湾曲
部本体と前記外皮体の円筒体との間を水密にシールする
シール手段を設けたことを特徴とする内視鏡である。上
記構成では、外皮チューブの破損等で修理が依頼される
以前にあらかじめ交換用の外皮体を製造しておく。この
外皮体は単独で組立可能であるため外皮体の製造作業が
容易である。また、内視鏡の修理時には破損した外皮体
を外し、新しい外皮体を先端構成部側から挿入して湾曲
部本体に固定することにより、外皮チューブの交換が容
易で、しかも短時間に行えるため内視鏡の修理時間が短
縮できる。さらに、外皮体の内部の水密性を確保する水
密用Oリング等のシール手段を湾曲部本体の両端部の硬
質部材と外皮体の円筒体との間に設けることにより、安
定した水密が得られるようにしたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
を図1乃至図5(B)を参照して説明する。図1は本実
施の形態における内視鏡装置1のシステム全体の概略構
成を示すものである。
【0011】図1の内視鏡装置1には電子内視鏡(ビデ
オ内視鏡)2と、光源装置3と、ビデオプロセッサ4
と、モニタ5と、VTRデッキ6と、ビデオディスク7
と、ビデオプリンタ8とが設けられている。ここで、内
視鏡2には患者の体内に挿入される挿入部9と、この挿
入部9の基端部に連結された手元側の操作部10とが設
けられている。
【0012】また、手元側の操作部10にはユニバーサ
ルコード11の一端部が連結されている。このユニバー
サルコード11の他端部にはコネクタ部12が連結され
ている。さらに、このコネクタ部12には信号ケーブル
13の一端部が連結されている。この信号ケーブル13
の他端部には第2のコネクタ部14が連結されている。
ここで、ユニバーサルコード11のコネクタ部12は光
源装置3に、また信号ケーブル13の第2のコネクタ部
14はビデオプロセッサ4にそれぞれ着脱可能に連結さ
れている。
【0013】また、ビデオプロセッサ4にはモニタ5
と、VTRデッキ6と、ビデオディスク7と、ビデオプ
リンタ8とがそれぞれ接続されている。そして、内視鏡
2によって撮像される内視鏡像は図示しないCCD等の
撮像装置によって電気信号に変換された後、内視鏡2内
の信号線を介してビデオプロセッサ4に入力され、この
ビデオプロセッサ4内で信号処理された画像データがモ
ニタ5に表示されるとともに、必要に応じてVTRデッ
キ6、ビデオディスク7、ビデオプリンタ8に出力され
るようになっている。
【0014】また、図2に示すように内視鏡2の挿入部
9には細長い可撓管部18が設けられている。この可撓
管部18の基端部は手元側操作部10に連結されてい
る。さらに、この可撓管部18の先端側には湾曲部19
を介して先端構成部20が連結されている。
【0015】また、手元側操作部10には湾曲部19を
湾曲操作するための湾曲操作ノブ21、送気送水ボタン
22、吸引ボタン23がそれぞれ取付けられているとと
もに、処置具挿通口24が設けられている。そして、手
元側操作部10の湾曲操作ノブ21を操作することによ
って湾曲部19が遠隔的に例えば、上下、左右に湾曲操
作可能になっている。
【0016】また、図3は内視鏡2に内蔵されている送
気送水機構25及び吸引機構26を示すものである。こ
こで、操作部10内には送気送水機構25の送気送水シ
リンダ27及び吸引機構26の吸引シリンダ28がそれ
ぞれ配設されている。
【0017】さらに、送気送水シリンダ27には挿入部
側送気管路29、挿入部側送水管路30、ユニバーサル
コード側送気管路31、ユニバーサルコード側送水管路
32の各一端部がそれぞれ連結されている。ここで、挿
入部側送気管路29と挿入部側送水管路30の各他端部
間は挿入部9内で合流し、送気送水管路33の基端部に
連結されている。
【0018】また、先端構成部20の先端面20aには
図3に示す対物光学系34と、この対物光学系34の方
向に噴出口が向けられたノズル35と、処置具挿通管路
36の先端開口部36aと、図4に示す照明光学系37
とがそれぞれ設けられている。ここで、ノズル35の基
端部には送気送水管路33の先端部が連結されている。
【0019】また、ユニバーサルコード側送気管路31
の他端部はユニバーサルコード11内を通り、コネクタ
部12側に延出されている。そして、このユニバーサル
コード側送気管路31の延出端部はコネクタ部12内で
分岐され、このコネクタ部12に設けられた送気送水口
金38および送気口金39にそれぞれ連結されている。
ここで、送気送水口金38には送気管路40と送水管路
41とが設けられている。そして、送気送水口金38の
送気管路40にはユニバーサルコード側送気管路31の
一方の分岐管路が連結されている。
【0020】また、ユニバーサルコード側送水管路32
の他端部も同様にユニバーサルコード11内を通り、コ
ネクタ部12側に延出されている。そして、このユニバ
ーサルコード側送水管路32の延出端部は送気送水口金
38の送水管路41に連結されている。
【0021】さらに、送気送水口金38には送水タンク
42の連結部材43が着脱可能に取付けられるようにな
っている。この送水タンク42の連結部材43にはタン
ク側送気管路44とタンク側送水管路45とが設けられ
ている。そして、送気送水口金38と送水タンク42の
連結部材43との連結時には送気送水口金38の送気管
路40にタンク側送気管路44が連結され、送水管路4
1にタンク側送水管路45が連結されるようになってい
る。
【0022】また、送気送水シリンダ27には、図示し
ない送気送水切換え弁を有する送気送水ボタン22が取
付けられている。そして、送気送水ボタン22の操作に
ともない送気送水機構25が切換え操作されるようにな
っている。
【0023】また、吸引シリンダ28には挿入部側吸引
管路46およびユニバーサルコード側吸引管路47の各
一端部がそれぞれ連結されている。ここで、挿入部側吸
引管路46の他端部は操作部10内で処置具挿通管路3
6と合流されている。
【0024】また、処置具挿通管路36は挿入部9内に
配設されている。この処置具挿通管路36の基端部は操
作部10の処置具挿通口24に連結されている。さら
に、この処置具挿通管路36の先端部は先端構成部20
の先端面20aの先端開口部36aに連結されている。
【0025】また、ユニバーサルコード側吸引管路47
の他端部はユニバーサルコード11内を通り、コネクタ
部12側に延出されている。そして、このユニバーサル
コード側吸引管路47の延出端部はコネクタ部12に設
けられた吸引口金48に連結されている。この吸引口金
48には図示しない吸引ポンプが取付けられるようにな
っている。
【0026】また、吸引シリンダ28には、図示しない
吸引切換え弁を有する吸引ボタン23が取付けられてい
る。そして、吸引ボタン23の操作にともない吸引機構
26が切換え操作されるようになっている。
【0027】また、図4は内視鏡2に内蔵されている照
明機構49を示すものである。本実施の形態の照明機構
49にはコネクタ部12内からユニバーサルコード11
内,操作部10内および挿入部9内に亙り延設されたラ
イトガイドファイバー50が設けられている。
【0028】このライトガイドファイバー50の基端部
はコネクタ部12に設けられた照明口金51に固定され
ている。さらに、このライトガイドファイバー50の先
端部は先端構成部20の先端面20aに設けられた照明
光学系37に連結されている。
【0029】また、図5(A)は光源装置3のコネクタ
取付け部52を示すものである。このコネクタ取付け部
52には照明口金51が着脱可能に連結される照明口金
取り付け部53と、送気口金39が着脱可能に連結され
る送気口金取付け部54と、コネクタ保持部55とが設
けられている。
【0030】そして、コネクタ部12と光源装置3との
連結時には照明口金取り付け部53に照明口金51が連
結され、送気口金取付け部54に送気口金39が連結さ
れるようになっている。このとき、光源装置3内の光源
ランプ15から放射された照明光は集光レンズ16を経
て内視鏡2のライトガイドファイバー50の入射端面に
入射されるようになっている。さらに、このライトガイ
ドファイバー50を経て伝送される照明光は挿入部9の
先端構成部20に導かれ、この先端構成部20の先端面
20aの照明光学系37から外部側に照射されるように
なっている。
【0031】また、図5(B)は湾曲部19の周辺の内
部構成を示すものである。本実施の形態の湾曲部19に
は、湾曲部本体56と、この湾曲部本体56に対して着
脱可能に装着される外皮体57とが設けられている。
【0032】さらに、湾曲部本体56には湾曲管58
と、この湾曲管58の外周面を覆う網管59とが設けら
れている。ここで、網管59は金属線をチューブ状に編
み込んだものである。
【0033】また、湾曲管58には複数の湾曲コマ60
が挿入部9の軸心方向に沿って並設されている。ここ
で、隣接する前後の湾曲コマ60間はそれぞれ回動ピン
61を中心に回動可能に連結されている。さらに、最先
端位置の湾曲コマ60aの前端部は硬質部材である先端
構成部20の本体62の後端部に固定されている。ま
た、最後端位置の湾曲コマ60bの後端部は可撓管部1
8の前端部に配設された硬質部材である連結リング63
の前端部に固定されている。
【0034】さらに、外皮体57にはゴム等の弾性部材
をチューブ状に形成した外皮チューブ64と、この外皮
チューブ64の先端側に配置された硬質部材からなる先
端側円筒体65と、外皮チューブ64の後端側に配置さ
れた硬質部材からなる後端側円筒体66とが設けられて
いる。なお、後端側円筒体66の内径寸法は先端構成部
本体62及び湾曲部本体56の外径寸法より大きくなる
ように設定されている。
【0035】また、先端側円筒体65の後端部外周面に
は小径なリング状のチューブ装着溝67が形成されてい
る。同様に、後端側円筒体66の前端部外周面には小径
なリング状のチューブ装着溝68が形成されている。そ
して、外皮チューブ64の両端部は先端側円筒体65お
よび後端側円筒体66の各チューブ装着溝67,68に
外嵌されている。また、外皮チューブ64の両端の外嵌
部の外周面には固定糸69が巻き付けられ、さらにこの
固定糸69の巻き付け部を覆うように接着剤70が塗布
されている。
【0036】また、先端構成部20の本体62の後端部
外周面にはリング状のOリング装着溝71が設けられて
いる。このOリング装着溝71には先端側Oリング(シ
ール手段)72が嵌着されている。なお、Oリング装着
溝71は外皮体57の先端側円筒体65の内周面と対応
する位置に配置されている。
【0037】さらに、連結リング63の前端部外周面に
は同様にリング状のOリング装着溝73が設けられてい
る。このOリング装着溝73には後端側Oリング(シー
ル手段)74が嵌着されている。なお、Oリング装着溝
73は外皮体57の後端側円筒体66の内周面と対応す
る位置に配置されている。
【0038】そして、湾曲部本体56に対して外皮体5
7を装着した際に、先端構成部本体62と外皮体57の
先端側円筒体65との間が先端構成部本体62の先端側
Oリング72によって水密にシールされるとともに、連
結リング63と外皮体57の後端側円筒体66との間が
連結リング63の後端側Oリング74によって水密にシ
ールされている。
【0039】また、先端構成部本体62と外皮体57の
先端側円筒体65との間の接触面、及び連結リング63
と外皮体57の後端側円筒体66との間の接触面の一部
には接着剤75が塗布されている。
【0040】次に、上記構成の作用について説明する。
本実施の形態では内視鏡2の組立て作業時には外皮体5
7は湾曲部本体56とは別個に単独で組立てられる。そ
して、外皮体57の組立て作業時には外皮チューブ64
の両端部は先端側円筒体65および後端側円筒体66の
各チューブ装着溝67,68に外嵌される。
【0041】続いて、この状態で、外皮チューブ64の
両端の外嵌部の外周面に固定糸69が巻き付けることに
より、外皮チューブ64を先端側円筒体65及び後端側
円筒体66に押し付け、外嵌部を水密的に固定する。さ
らに、この固定糸69の巻き付け部の外周面全体に接着
剤70が塗布される。このとき、接着剤70は固定糸6
9が外部に露出されないように固定糸69の外周面全体
を覆うように塗布される。その後、接着剤70を硬化さ
せることにより、固定糸69の巻き付け部の外周面全体
が滑らかになり、さらに固定糸69の緩みも抑えられ
る。
【0042】また、内視鏡2の湾曲部本体56に対して
外皮体57を装着する作業時には予め先端構成部本体6
2のOリング装着溝71に先端側Oリング72が嵌着さ
れ、可撓管部18の連結リング63のOリング装着溝7
3に後端側Oリング74が嵌着される。
【0043】続いて、先端構成部本体62および連結リ
ング63の外周面に接着剤75が塗布される。この状態
で、外皮体57が先端構成部20側から湾曲部本体56
に嵌挿される。このとき、後端側円筒体66が可撓管部
18の連結リング63に突き当たるまで外皮体57が湾
曲部本体56に押し込まれる。そして、内視鏡2の湾曲
部本体56に対して外皮体57が装着された状態では前
後のOリング72,74は硬質な先端側円筒体65及び
後端側円筒体66にそれぞれ圧接されるために、安定し
た水密が得られる。
【0044】さらに、先端構成部本体62と外皮体57
の先端側円筒体65との間の接触面、及び連結リング6
3と外皮体57の後端側円筒体66との間の接触面の一
部に塗布される接着剤75の塗布作業は外部に露出され
ない位置で行われるため、厳しい品質の管理は不要であ
る。
【0045】その後、接着剤75が乾燥すると、外皮体
57が湾曲部本体56の内部との水密が確保された状態
で固定される。なお、修理(交換)用の外皮体57は実
際に内視鏡2の修理が依頼される以前に予め製造され
る。
【0046】そして、外皮チューブ64の破損等によ
り、内視鏡2の修理が依頼され、実際に内視鏡2が送ら
れてきた場合には、外皮体57と湾曲部本体56との間
の接着剤75を剥離させ、外皮体57を湾曲部本体56
から取り外す。
【0047】次に、湾曲部19の外周面と先端構成部2
0の外周面に再度、接着剤75を塗布したのち、予め製
造しておいた新しい外皮体57を先端構成部20側から
湾曲部本体56に嵌挿し、後端側円筒体66が可撓管部
18の連結リング63に突き当たるまで押し込み、接着
剤75を乾燥させることにより、内視鏡2の修理が終了
する。
【0048】そこで、上記構成の本実施の形態の内視鏡
2にあっては次の効果を奏する。すなわち、外皮チュー
ブ64の両端部に硬質部材からなる円筒体65,66が
配置された外皮体57を設け、この外皮体57を湾曲部
本体56に対して着脱可能に装着するとともに、湾曲部
本体56に対して外皮体57を装着した際に湾曲部本体
56と外皮体57の前後の円筒体65,66との間を水
密にシールする前後のOリング72,74を設けたの
で、外皮体57の交換作業が短時間に容易に行える。そ
のため、外皮チューブ64の破損時に、その修理作業を
容易に行うことができるとともに、修理に出された内視
鏡2を所有者に返却するまでの時間を短縮することがで
きる。
【0049】さらに、作業が面倒な固定糸69の巻き付
け作業、及び品質の管理が厳しい接着剤70の塗布作業
を外皮体57の単体で行えるため、湾曲部本体56に対
して外皮チューブ64を組付けた状態で、固定糸69の
巻き付け作業や、接着剤70の塗布作業を行う場合に比
べてその作業が簡略化され、品質管理が容易になる。
【0050】また、外皮体57の内部の水密性を確保す
る水密用Oリング72,74を湾曲部本体56の両端部
に配置されている硬質な先端構成部本体62と連結リン
グ63と外皮体57の前後の硬質部材からなる円筒体6
5,66との間に設けたので、外皮体57の内部の水密
も安定して得ることができる。
【0051】また、図6(A)は本発明の第2の実施の
形態を示すものである。本実施の形態は第1の実施の形
態(図1乃至図5(B)参照)の内視鏡2の湾曲部19
の外皮体57の構成を次の通り変更したものである。な
お、図6(A)中で、第1の実施の形態と同一部分には
同一の符号を付してその説明を省略する。すなわち、本
実施の形態の外皮体57には外皮チューブ64の先端部
内周面には大径なリング状の第1の嵌合溝81、後端部
内周面には大径なリング状の第2の嵌合溝82がそれぞ
れ形成されている。
【0052】ここで、外皮チューブ64の第1の嵌合溝
81の内径寸法は先端側円筒体65のチューブ装着溝6
7の外径寸法と略同径に形成されている。同様に、この
外皮チューブ64の第2の嵌合溝82の内径寸法は後端
側円筒体66のチューブ装着溝68の外径寸法と略同径
に形成されている。
【0053】そして、本実施の形態では外皮チューブ6
4の第1の嵌合溝81は先端側円筒体65のチューブ装
着溝67に外嵌されるとともに、第2の嵌合溝82は後
端側円筒体66のチューブ装着溝68に外嵌される。さ
らに、外皮チューブ64の第1の嵌合溝81と先端側円
筒体65のチューブ装着溝67との接触面、および第2
の嵌合溝82と後端側円筒体66のチューブ装着溝68
との接触面にはそれぞれ接着剤83が塗布されている。
【0054】そして、外皮体57の組立て作業時には予
め、先端側円筒体65のチューブ装着溝67及び後端側
円筒体66のチューブ装着溝68の外周面には接着剤8
3が塗布される。
【0055】続いて、外皮チューブ64の第1の嵌合溝
81が先端側円筒体65のチューブ装着溝67に外嵌さ
れるとともに、第2の嵌合溝82が後端側円筒体66の
チューブ装着溝68に外嵌される。その後、接着剤83
を乾燥することによって、外皮チューブ64の第1の嵌
合溝81と先端側円筒体65のチューブ装着溝67との
嵌合部、及び外皮チューブ64の第2の嵌合溝82と後
端側円筒体66のチューブ装着溝68との嵌合部がそれ
ぞれ水密的に固定される。
【0056】そこで、上記構成のものにあっても内視鏡
2の湾曲部本体56に対して着脱可能に装着される外皮
体57を設けたので、第1の実施の形態と同様の効果が
得られることは勿論である。
【0057】さらに、本実施の形態では特に、外皮チュ
ーブ64の第1の嵌合溝81と先端側円筒体65のチュ
ーブ装着溝67との嵌合部、及び外皮チューブ64の第
2の嵌合溝82と後端側円筒体66のチューブ装着溝6
8との嵌合部を接着剤83で水密に接着固定したので、
第1の実施の形態の固定糸69の巻き付け作業や、固定
糸69の巻き付け部を覆う接着剤70の塗布作業及びそ
の乾燥作業が不要になる。そのため、第1の実施の形態
に比べて湾曲部19の外皮体57の製造が容易となる。
【0058】また、外皮チューブ64と先端側円筒体6
5との嵌合部、及び外皮チューブ64と後端側円筒体6
6との嵌合部の接着剤83は外皮体57の外部に露出し
ないため、品質の管理も容易となる効果もある。
【0059】また、図6(B)は本発明の第3の実施の
形態を示すものである。本実施の形態は第2の実施の形
態(図6(A)参照)の外皮体57の構成を次の通り変
更したものである。すなわち、本実施の形態では外皮チ
ューブ64の第1の嵌合溝81と先端側円筒体65のチ
ューブ装着溝67との接触面、および第2の嵌合溝82
と後端側円筒体66のチューブ装着溝68との接触面を
それぞれ熱溶着または超音波溶着により固定した溶着部
91を設けたものである。なお、その他の部分の構成は
第1の実施の形態と同様である。
【0060】そして、本実施の形態の外皮体57の組立
て作業時には外皮チューブ64の第1の嵌合溝81は先
端側円筒体65のチューブ装着溝67に外嵌されるとと
もに、第2の嵌合溝82は後端側円筒体66のチューブ
装着溝68に外嵌される。
【0061】続いて、外皮チューブ64の第1の嵌合溝
81と先端側円筒体65のチューブ装着溝67との嵌合
部、および第2の嵌合溝82と後端側円筒体66のチュ
ーブ装着溝68との嵌合部にはこの嵌合部の外周面側か
ら熱または超音波振動を与えることにより、外皮チュー
ブ64の第1の嵌合溝81と先端側円筒体65のチュー
ブ装着溝67との嵌合部、及び外皮チューブ64の第2
の嵌合溝82と後端側円筒体66のチューブ装着溝68
との嵌合部が溶着されて溶着部91が形成され、それぞ
れ水密的に固定される。
【0062】そこで、上記構成のものにあっても内視鏡
2の湾曲部本体56に対して着脱可能に装着される外皮
体57を設けたので、第1の実施の形態と同様の効果が
得られることは勿論である。
【0063】さらに、本実施の形態では特に、外皮チュ
ーブ64の第1の嵌合溝81と先端側円筒体65のチュ
ーブ装着溝67との嵌合部、及び外皮チューブ64の第
2の嵌合溝82と後端側円筒体66のチューブ装着溝6
8との嵌合部に溶着部91を形成し、それぞれ水密的に
溶着固定したので、第1の実施の形態の固定糸69の巻
き付け作業や、固定糸69の巻き付け部を覆う接着剤7
0の塗布作業及びその乾燥作業が不要になる。そのた
め、第1の実施の形態に比べて湾曲部19の外皮体57
の製造が容易で、しかも外皮体57の製造を短時間に行
える効果もある。
【0064】また、図7は本発明の第4の実施の形態を
示すものである。本実施の形態は第2の実施の形態(図
6(A)参照参照)の外皮体57の構成を次の通り変更
したものである。すなわち、本実施の形態では外皮体5
7の先端側円筒体65および後端側円筒体66を予め製
造し、先端側硬質部材57及び手元側硬質部材58をイ
ンサートした状態で外皮チューブ64を一体成形により
製造した外皮体57を設けたものである。
【0065】ここで、先端側円筒体65および後端側円
筒体66は外皮チューブ64の成形型内に成形用の溶融
樹脂材料を注入した際に、溶融樹脂材料の一部が接触す
るように配置されている。なお、その他の部分の構成は
第1の実施の形態と同様である。
【0066】そして、本実施の形態の外皮体57の製造
作業時には外皮チューブ64の成形前に、予め製造して
おいた先端側円筒体65および後端側円筒体66を外皮
チューブ64の成形型内に配置する。その状態で、外皮
チューブ64の成形型内に成形用の溶融樹脂材料を注入
する。このとき、注入された溶融樹脂材料の一部が先端
側円筒体65の第1の嵌合溝81および後端側円筒体6
6の第2の嵌合溝82内に流入して接触し、先端側円筒
体65および後端側円筒体66と外皮チューブ64とが
水密的に接合された状態で外皮体57が一体的にインサ
ート成形される。
【0067】そこで、上記構成のものにあっても内視鏡
2の湾曲部本体56に対して着脱可能に装着される外皮
体57を設けたので、第1の実施の形態と同様の効果が
得られることは勿論である。
【0068】さらに、本実施の形態では特に、外皮チュ
ーブ64の成形時に先端側円筒体65および後端側円筒
体66と外皮チューブ64とが水密的に接合された状態
で外皮体57が一体的にインサート成形されるようにし
たので、第3の実施の形態と同様の効果に加え、部品点
数が一層削減できる効果がある。
【0069】なお、外皮チューブ64を予め成形してお
き、外皮チューブ64に対して樹脂よりなる先端側円筒
体65および後端側円筒体66を同様にインサート成形
することにより、一体化した外皮体57を製造する構成
にしてもよい。
【0070】また、図8は本発明の第5の実施の形態を
示すものである。本実施の形態は第1の実施の形態(図
1乃至図5(B)参照)の内視鏡2の湾曲部19の外皮
体57の構成を次の通り変更したものである。すなわ
ち、本実施の形態では外皮体57の先端側円筒体65の
内周面にリング状のシール部材装着溝101が形成さ
れ、このシール部材装着溝101には軟質のゴム等より
なるシール部材(シール手段)102が嵌着されてい
る。
【0071】さらに、後端側円筒体66の内周面にも同
様にリング状の図示しないシール部材装着溝が形成さ
れ、このシール部材装着溝に図示しないシール部材(シ
ール手段)が嵌着されている。
【0072】また、本実施の形態では先端構成部20の
本体62および可撓管部18の連結リング63には第1
の実施の形態のOリング装着溝71,73、およびOリ
ング72,74は設けられていない。なお、その他の部
分の構成は第1の実施の形態と同様である。
【0073】そこで、上記構成のものにあっても内視鏡
2の湾曲部本体56に対して着脱可能に装着される外皮
体57を設けたので、第1の実施の形態と同様の効果が
得られる。
【0074】さらに、本実施の形態では特に、外皮体5
7の先端側円筒体65および後端側円筒体66の内周面
にリング状のシール部材装着溝101を形成し、このシ
ール部材装着溝101にシール部材(シール手段)10
2を嵌着したので、先端構成部20の本体62および可
撓管部18の連結リング63には第1の実施の形態のO
リング装着溝71,73、およびOリング72,74を
設ける必要がない。そのため、第1の実施の形態に比べ
て先端構成部20の本体62および可撓管部18の連結
リング63の外径寸法を小さくすることができるので、
内視鏡2の湾曲部19の外径を細くすることができる。
なお、シール部材102は、シール部材装着溝101に
対してインサート成形してもよく、この場合、さらに、
部品点数を削減することができる。
【0075】また、図9(A),(B)は本発明の第6
の実施の形態を示すものである。本実施の形態は第1の
実施の形態(図1乃至図5(B)参照)の内視鏡2の外
皮体57と湾曲部本体56との固定部の構成を次の通り
変更したものである。すなわち、本実施の形態では図9
(A)に示すように可撓管部18の先端の連結リング6
3の外周面に雄ねじ部111が形成されている。さら
に、図9(B)に示すように外皮体57の後端側円筒体
66の内周面には連結リング63の雄ねじ部111と螺
合する雄ねじ部112が設けられている。
【0076】そして、本実施の形態では連結リング63
の雄ねじ部111に外皮体57の後端側円筒体66の雄
ねじ部112を螺合させることにより、外皮体57が湾
曲部本体56に対して着脱可能に固定される構成になっ
ている。なお、その他の部分の構成は第1の実施の形態
と同様である。
【0077】そこで、上記構成のものにあっても内視鏡
2の湾曲部本体56に対して着脱可能に装着される外皮
体57を設けたので、第1の実施の形態と同様の効果が
得られる。
【0078】さらに、本実施の形態では特に、連結リン
グ63の雄ねじ部111と外皮体57の後端側円筒体6
6の雄ねじ部112との螺合部を介して外皮体57が湾
曲部本体56に対して着脱可能に固定されるようにした
ので、外皮体57を湾曲部本体56に固定する際に接着
剤を使用する必要がない。そのため、外皮体57の交換
作業を一層簡単に行うことができ、その作業時間がさら
に短縮される。また、病院内の作業者、またはメーカー
の修理作業者が内視鏡2を実際に使用する施設内で外皮
体57の交換を行うことも可能となる。
【0079】また、図10(A),(B)は本発明の第
7の実施の形態を示すものである。本実施の形態は第1
の実施の形態(図1乃至図5(B)参照)の内視鏡2の
外皮体57と湾曲部本体56との固定部の構成を次の通
り変更したものである。すなわち、本実施の形態では図
10(A)に示すように外皮体57の先端側円筒体65
の内周面には先端構成部本体62の外周面の外径寸法よ
りも小径な係止用の凸部121が突設されている。
【0080】さらに、図10(B)に示すように本実施
の形態の先端構成部本体62の外周面には先端側円筒体
65の係止用の凸部121に係脱可能に係合する係合凹
部122が設けられている。
【0081】また、外皮体57の後端側円筒体66の内
周面にも先端側円筒体65の凸部121と同様の凸部1
21が突設され、連結リング63の外周面にも先端構成
部本体62の係合凹部122と同様の係合凹部122が
設けられている。
【0082】そして、本実施の形態では外皮体57を先
端構成部本体62側から湾曲部本体56に外挿し、外皮
体57の先端側円筒体65および後端側円筒体66の各
凸部121を先端構成部本体62および連結リング63
の各係合凹部122に係脱可能に係合させることによ
り、外皮体57が湾曲部本体56に対して着脱可能に固
定される構成になっている。なお、その他の部分の構成
は第1の実施の形態と同様である。
【0083】そこで、上記構成のものにあっても内視鏡
2の湾曲部本体56に対して着脱可能に装着される外皮
体57を設けたので、第1の実施の形態と同様の効果が
得られる。
【0084】さらに、本実施の形態では外皮体57の先
端側円筒体65および後端側円筒体66の各凸部121
を先端構成部本体62および連結リング63の各係合凹
部122に係脱可能に係合させることにより、外皮体5
7が湾曲部本体56に対して着脱可能に固定されるよう
にしたので、第6の実施の形態(図9(A),(B)参
照)と同様の効果がある。
【0085】また、図11は本発明の第8の実施の形態
を示すものである。本実施の形態は第1の実施の形態
(図1乃至図5(B)参照)の内視鏡2の外皮体57の
構成を次の通り変更したものである。すなわち、本実施
の形態では外皮体57の先端側円筒体65の先端面にノ
ズル部131を一体的に設けたものである。
【0086】ここで、先端構成部本体62の先端面には
切欠部132が形成されている。この切欠部132の端
面には送気送水管路33(図3参照)に連通する送気送
水孔133の先端開口部133aが配置されている。
【0087】また、先端側円筒体65には先端構成部本
体62の切欠部132に嵌合する嵌合部134が形成さ
れている。この嵌合部134には先端構成部本体62の
送気送水孔133に連通する連通管路135が形成され
ている。そして、この連通管路135の先端部にノズル
部131が形成されている。このノズル部131の噴出
口131aは先端構成部本体62の先端面の対物光学系
34(図3参照)の方向に向けられて配置されている。
なお、その他の部分の構成は第1の実施の形態と同様で
ある。
【0088】そこで、上記構成のものにあっても内視鏡
2の湾曲部本体56に対して着脱可能に装着される外皮
体57を設けたので、第1の実施の形態と同様の効果が
得られる。
【0089】さらに、本実施の形態では外皮体57の先
端側円筒体65の先端面にノズル部131を一体的に設
けたので、外皮体57の交換時にノズル部131も同時
に交換することができる。そのため、ノズル部131の
詰まり等により、内視鏡2の修理が依頼される件数を減
らすことができる。
【0090】なお、外皮体57の先端側円筒体65には
ノズル部131のみならず対物光学系34の一部、或い
は照明光学系37(図4参照)の一部が設けられていて
も良い。この場合には衝撃による対物光学系34、或い
は照明光学系37の破損により、内視鏡2の修理が依頼
される件数も減らすことができる。
【0091】また、図12は本発明の第9の実施の形態
を示すものである。本実施の形態は第1の実施の形態
(図1乃至図5(B)参照)の内視鏡2のユニバーサル
コード11とコネクタ部12との間の接続部の構成を次
の通り変更したものである。すなわち、本実施の形態で
はユニバーサルコード11のコネクタ部12側の端部に
は円筒状の接続口金141が固定されている。
【0092】この接続口金141の外周面には内部に貫
通しない2つのねじ穴部142が設けられている。ここ
で、2つのねじ穴部142は接続口金141の周方向に
180°回転させた位置に配置されている。なお、接続
口金141のねじ穴部142の数は2個に限ったもので
はなく、3つ以上の複数個設けても良い。
【0093】さらに、接続口金141のねじ穴部142
の両側(前後)にはリング状のOリング装着溝143が
設けられている。これらのOリング装着溝143には水
密用のOリング144が嵌着されている。
【0094】また、コネクタ部12の本体145にはユ
ニバーサルコード11の挿入孔146が形成されてい
る。このコネクタ部本体145における挿入孔146の
周壁部には接続口金141のねじ穴部142と対応する
位置に固定用孔147が設けられている。
【0095】そして、各固定用孔147には外側から固
定ねじ148が挿入されるようになっている。この固定
ねじ148の先端部は各固定用孔147を通して接続口
金141のねじ穴部142に螺合されている。なお、固
定ねじ148は2個に限ったものではなく、3つ以上の
複数個設けても良い。また、ユニバーサルコード11と
コネクタ部12との間の接続部の外周部位にはオレドメ
部材149が被覆されている。
【0096】次に、上記構成の作用について説明する。
ユニバーサルコード11とコネクタ部12との間の接続
部ではコネクタ部12のコネクタ部本体145における
挿入孔146内にユニバーサルコード11の接続口金1
41を挿入し、接続口金141にコネクタ部12を外嵌
させた状態で、固定ねじ148の先端部を各固定用孔1
47を通して接続口金141のねじ穴部142に螺合す
ることにより、ユニバーサルコード11とコネクタ部1
2との間は回転不能な状態で固定される。
【0097】この状態ではOリング144により、コネ
クタ部12の内部の水密は確保される。さらに、ユニバ
ーサルコード11とコネクタ部12との間の接続部の外
周部位にオレドメ部材149を被覆することにより、固
定ねじ148は外部に露出しない状態で保持される。
【0098】また、ユニバーサルコード11のコネクタ
部12を光源装置3(図1参照)に接続する際の光源装
置3に対するコネクタ部12の固定位置は送気口金39
および照明口金51の各接続部により常に同じ位置で固
定される。
【0099】ここで、内視鏡2の使用中に、例えば光源
装置3の配置位置と内視鏡2との間の位置関係が変化し
てユニバーサルコード11が捻れる場合には、ユニバー
サルコード11とコネクタ部12との間の接続部の位置
関係を次のように変更する。まず、ユニバーサルコード
11とコネクタ部12との間の接続部の外周部位からオ
レドメ部材149を取外す。続いて、固定ねじ148を
緩めてユニバーサルコード11に対してコネクタ部12
を周方向に回転させる。この場合、接続口金141の2
つのねじ穴部142は接続口金141の周方向に180
°回転させた位置に配置されているので、コネクタ部1
2を周方向に少なくとも180°回転させた時点で、コ
ネクタ部本体145の固定用孔147と対応する位置に
接続口金141のねじ穴部142が配置される。
【0100】その状態で、再度、固定ねじ148を螺合
することにより、ユニバーサルコード11の捻れが除去
された状態で、ユニバーサルコード11とコネクタ部1
2との間の接続部が固定される。次に、再度、オレドメ
部材149をユニバーサルコード11とコネクタ部12
との間の接続部の外周部位に取付けることで固定ねじ1
48は外部に露出しない。
【0101】そこで、上記構成のものにあっては次の効
果を奏する。すなわち、ユニバーサルコード11とコネ
クタ部12との間の接続部の位置関係を周方向に変更可
能にし、好適な接続位置に調整できるようにしたので、
光源装置3が術者の左右どの位置に配置される場合で
も、同じ部品によってユニバーサルコード11の捻れが
防止できる。そのため、術者の操作を妨げることがな
く、さらに内視鏡2の部品の共通化が可能である。
【0102】また、内視鏡2の使用時にはユニバーサル
コード11とコネクタ部12との間の接続部の位置関係
は好適な調整位置で固定されているため、内蔵物の損傷
が無い。
【0103】なお、接続口金141のねじ穴部142、
またはコネクタ部本体145の固定用孔147の少なく
とも一方が3つ以上の複数個設けられている場合には1
80°以外の回転位置でもユニバーサルコード11とコ
ネクタ部12との間の接続部の固定が可能となる。その
ため、この場合には、光源装置3が術者の斜め後ろ等に
配置される場合でもユニバーサルコード11の捻れが防
止できる。
【0104】また、図13は本発明の第10の実施の形
態を示すものである。本実施の形態は第9の実施の形態
(図12参照)のユニバーサルコード11とコネクタ部
12との間の接続部の周方向の位置調整機構の構成を次
の通り変更したものである。すなわち、本実施の形態で
は接続口金141に内部に連通しない穴部151が設け
られている。この穴部151内には係止ピン152と、
この係止ピン152を穴部151の外側に押出す方向に
付勢するコイルバネ等のばね部材153とが配設されて
いる。さらに、係止ピン152の先端部には球面状の凸
部154が設けられている。
【0105】また、コネクタ部12の本体145におけ
る挿入孔146の周壁部には接続口金141の穴部15
1と対応する位置に係止孔155が設けられている。こ
の係止孔155は係止ピン152の凸部154と対応す
る大きさに形成されている。さらに、係止孔155の数
は少なくとも2個設けられている。この場合、2個の係
止孔155は接続口金141の周方向に180°回転さ
せた位置に配置されている。なお、接続口金141の係
止孔155の数は2個に限ったものではなく、3つ以上
の複数個設けても良い。
【0106】そして、本実施の形態ではばね部材153
の付勢力に抗して係止ピン152を穴部151内に押し
込んだ状態で、コネクタ部12の本体145をユニバー
サルコード11の接続口金141に外嵌し、係止ピン1
52の凸部154と係止孔155との位置を合わせるこ
とにより、係止ピン152はばね部材153の付勢力に
より係止孔155に係合し、ユニバーサルコード11と
コネクタ部12との間の接続部の周方向の位置が固定さ
れる。
【0107】また、光源装置3の配置位置との関係によ
りユニバーサルコード11が捻れる場合には、ユニバー
サルコード11に対してコネクタ部12を回転させる。
このとき、係止ピン152はコネクタ部本体145の内
周面によってばね部材153の付勢力に抗して穴部15
1内に押し込まれ、係止ピン152の凸部154と係止
孔155との間の係止が外れる。
【0108】この状態で、さらにコネクタ部12を回転
させると、係止ピン152の凸部154は少なくとも接
続口金141の周方向に180°回転させた位置(反対
側の位置)に設けられた他方の係止孔155に係合し、
固定される。
【0109】なお、接続口金141の係止孔155、ま
たは係止ピン152の少なくとも一方を3つ以上の複数
個設ける場合には、180°以外の複数の回転位置でも
固定可能となる。また、その他の作用は第9の実施の形
態と同様であるため説明を省略する。
【0110】そこで、上記構成のものにあっては第9の
実施の形態と同様の効果に加え、ユニバーサルコード1
1とコネクタ部12との間の接続部の位置関係を周方向
に変更する作業時に、第9の実施の形態のようにオレド
メ部材149を取外す必要がないので、ユニバーサルコ
ード11とコネクタ部12との間の接続部の位置関係を
周方向に変更する作業を簡単に行うことができ、所有者
が任意に位置の調整が行える効果がある。
【0111】なお、上記第10の実施の形態では接続口
金141側に穴部151、係止ピン152、ばね部材1
53をそれぞれ設け、コネクタ部12の本体145側に
係止孔155を設ける構成を示したが、コネクタ部12
の本体145側に穴部151、係止ピン152、ばね部
材153をそれぞれ設け、接続口金141側に係止孔1
55を設ける構成にしても良い。
【0112】また、図14は本発明の第11の実施の形
態を示すものである。本実施の形態は第9の実施の形態
(図12参照)のユニバーサルコード11とコネクタ部
12との間の接続部の周方向の位置調整機構のさらに別
の変形例を示すものである。すなわち、本実施の形態で
はユニバーサルコード11とコネクタ部12との間の接
続部の回転角度を示す回転角度表示部161を設けたも
のである。
【0113】この場合、コネクタ部12のコネクタ部本
体145の外周面の先端側にはユニバーサルコード11
の接続口金141側に固定された固定リング162が並
設されている。さらに、回転角度表示部161には固定
リング162に表示された角度目盛り部163と、コネ
クタ部本体145の外周面に表示された指標164とが
設けられされている。
【0114】そして、本実施の形態では固定リング16
2の角度目盛り部163に対するコネクタ部本体145
の指標164の位置を確認することにより、ユニバーサ
ルコード11に対するコネクタ部12の周方向の回転角
度を確認できるようになっている。その他の作用は第9
の実施の形態(図12参照)及び第10の実施の形態
(図13参照)と同様であるため説明を省略する。
【0115】そこで、上記構成のものにあってはユニバ
ーサルコード11に対するコネクタ部12の周方向の回
転角度を正しく確認できるので、ユニバーサルコード1
1に対するコネクタ部12の過剰な回転操作による内蔵
物の破損が防止出来る。
【0116】なお、第9の実施の形態(図12参照)、
第10の実施の形態(図13参照)および第11の実施
の形態(図14参照)の構造はユニバーサルコード11
と、操作部10(図1参照)との接続部に適用しても良
い。
【0117】また、図15および図16は本発明の第1
2の実施の形態を示すものである。本実施の形態は第1
の実施の形態(図1乃至図5(B)参照)の内視鏡2の
挿入部9と操作部10との間を回転可能に連結する回転
操作機構170を設けたものである。
【0118】すなわち、本実施の形態では挿入部9の可
撓管部18における操作部10側の端部には操作部10
の一部を形成する筒状の接続部材171の一端部が固定
されている。この接続部材171には処置具挿通口24
が一体的に設けられている。さらに、処置具挿通口24
は接続部材171の内部で分岐してそれぞれ挿入部側吸
引管路46及び処置具挿通管路36に接続されている。
【0119】また、接続部材171の操作部10側の端
部には操作部外装部材172の一端部が嵌挿されてい
る。この操作部外装部材172の嵌挿部にはピン固定穴
173が内部と連通しないように設けられている。さら
に、ピン固定穴173の両側(ピン固定穴173の前
後)にはリング状のOリング装着溝174が設けられて
いる。各Oリング装着穴174にはOリング175が嵌
着されている。
【0120】また、接続部材171における操作部外装
部材172との重合部には図16に示すようにこの接続
部材171の周方向に沿って長孔176が形成されてい
る。この長孔176は操作部外装部材172のピン固定
穴173と対応する位置に配置されている。さらに、こ
の長孔176内には操作部外装部材172のピン固定穴
173に固定されたガイドピン177が配設されてい
る。そして、このガイドピン177が長孔176内で接
続部材171の周方向に沿って移動する移動範囲内で、
接続部材171と操作部外装部材172との連結部が回
転可能になっている。
【0121】なお、操作部外装部材172の内部空間の
大きさは、長孔176を移動するガイドピン177の移
動範囲内で接続部材171と操作部外装部材172との
連結部が回転した際に生じる内蔵物の弛みを吸収できる
程度に設定されている。
【0122】次に、上記構成の作用について説明する。
本実施の形態の内視鏡2の挿入部9と操作部10との接
続部ではOリング175によって外部と操作部外装部材
172の内部との間の水密が確保される。
【0123】また、挿入部9に対して操作部10を周方
向に捻り操作した場合には操作部外装部材172のガイ
ドピン177が接続部材171の長孔176内で接続部
材171の周方向に沿って移動する。このとき、ガイド
ピン177が長孔176内で移動する移動範囲内で、接
続部材171と操作部外装部材172との連結部が回転
され、挿入部9が操作部10に対して回転される。
【0124】この際、処置具挿通口24は可撓管部18
側の接続部材171に固定されているため、操作部10
に対する挿入部9の回転操作が行われた場合でも、挿入
部9内での処置具挿通管路36の位置は変わらない。
【0125】さらに、操作部外装部材172の内部空間
の大きさは内蔵物の弛みが吸収できる程度に設定されて
いるため、挿入部9と操作部10との間がどのような回
転角度に回転操作された場合であっても、図3に示す挿
入部側吸引管路46や、挿入部側送気管路29,挿入部
側送水管路30,ライトガイドファイバー50(図4参
照)等の内蔵物には負荷が加わらない。
【0126】そこで、上記構成のものにあっては内視鏡
2の挿入部9と操作部10との間を回転可能に連結する
回転操作機構170を設けたので、挿入部9に対する操
作部10の捻り操作が容易となり、さらに挿入部9およ
び操作部10の内蔵物の損傷を防止できる。
【0127】また、図17は本発明の第13の実施の形
態を示すものである。本実施の形態は第1の実施の形態
(図1乃至図5(B)参照)の内視鏡2の構成を次の通
り変更したものである。
【0128】すなわち、本実施の形態では挿入部9の可
撓管部18の途中に処置具挿通口24を介設し、挿入部
9と操作部10との接続部に両者間を回転可能に連結す
る第12の実施の形態(図15および図16参照)の回
転操作機構170と略同様の構成の回転操作機構170
を設けたものである。
【0129】そこで、上記構成のものにあっては挿入部
9と操作部10との接続部を回転操作機構170によっ
て回転可能にしたので、第12の実施の形態と同様の効
果がある。
【0130】また、図18は本発明の第14の実施の形
態を示すものである。本実施の形態は第12の実施の形
態(図15および図16参照)の内視鏡2を把持する内
視鏡把持アーム181を設けたものである。
【0131】本実施の形態の内視鏡把持アーム181に
は2つのアーム構成要素182,183が設けられてい
る。ここで、一方のアーム構成要素183の基端部は内
視鏡室の壁面184に第1の関節部185を介して回動
及び固定が可能に支持されている。また、このアーム構
成要素183の先端部は他方のアーム構成要素182の
基端部に第2の関節部186を介して回動及び固定が可
能に支持されている。さらに、このアーム構成要素18
2の先端部には内視鏡把持部187が固定されている。
【0132】また、内視鏡把持部187には第12の実
施の形態の内視鏡2の操作部外装部材172側が把持さ
れている。なお、その他の部分の構成は第1の実施の形
態(図1乃至図5(B)参照)と同様である。
【0133】そして、本実施の形態では図18に示す一
例のように内視鏡2を把持アーム181によって把持し
た状態で検査する。この場合、内視鏡把持部187には
操作部外装部材172側が把持されているので、この操
作部外装部材172に対して接続部材171側を適宜の
回転角度に回転操作させることができる。そのため、操
作部10の位置が固定された場合でも内視鏡2の挿入部
9の捻り操作は行える。
【0134】そこで、上記構成のものにあっては第12
の実施の形態(図15および図16参照)の効果に加
え、術者が内視鏡2の挿入部9を把持する必要がないた
め、さらに検査が容易になる効果もある。
【0135】なお、把持アーム181は内視鏡室の壁面
184に固定されるものに限ったものではなく、例えば
天井、検査用ベット等のように内視鏡検査室内に設置さ
れているものなら何でも良い。
【0136】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々
変形実施できることは勿論である。次に、本出願の他の
特徴的な技術事項を下記の通り付記する。 記 (付記項1) 先端構成部と、湾曲部と、可撓管部とを
連結してなる挿入部を有し、湾曲部は湾曲部本体とその
湾曲部本体の外周を被覆する外皮チューブにより構成さ
れる内視鏡において、外皮チューブ両端に円筒状の硬質
部材を配した外皮体と、湾曲部の両端部周辺で、かつ前
記硬質部材の内周面と接する位置に配置した水密用のシ
ール部材と外皮体の固定手段より構成したことを特徴と
する内視鏡。
【0137】(付記項1の従来技術) 従来の内視鏡に
おいては、体腔内に挿入される挿入部は先端構成部、湾
曲部及び可撓管部より構成されている。この湾曲部は、
例えば複数の湾曲コマを回動可能に連結された湾曲管
と、その外周を覆う網管と、その外側に外装されたゴム
等の弾性部材よりなる外皮チューブより構成されてい
る。その外皮チューブの固定方法の一つとしては、実公
平1−37601号公報で示されているように、外皮チ
ューブを湾曲部に外装し、外皮チューブの外側から糸を
巻き付け、さらに糸の外周に接着剤を塗布する事により
外周面を滑らかにし、さらに糸の緩みを防止する方法が
ある。外皮チューブの他の固定方法としては、特開昭5
9−197233号公報や、実公昭63−14806号
公報に示されているように、形状記憶合金、リング状の
ゴムバンド、熱収縮チューブを使用して外皮チューブを
湾曲管に対して締め付けて固定する方法がある。また外
皮チューブが破損した場合の修理は、内視鏡を一度修理
施設に回収し、破損した外皮チューブを取り外した後に
再度上記の方法で外皮チューブを固定することにより行
っている。
【0138】(付記項1の解決しようとする課題) 糸
を巻き付けた後に接着剤を塗布する方法では、糸を巻き
付けるのに時間がかかり、さらに接着剤が外表面に露出
しているため、接着剤の垂れや気泡の混入防止等の厳し
い品質管理が必要である。そのため、修理に時間が掛か
り、内視鏡を所有者に返却するまでに時間が掛かるとい
う問題点があった。形状記憶合金、リング状のゴムバン
ド、熱収縮チューブを使用する方法では、十分な締め付
け力を得る事が出来ず、水密の確保が困難であるという
問題点があった。本発明は外皮チューブが破損した場合
に、内視鏡を修理して所有者に返却するまでの時間が短
縮することができ、しかも安定した水密を得る事が出来
る内視鏡を提供することを目的とする。
【0139】(付記項1の課題解決手段) 先端構成部
と、湾曲部と、可撓管部とを連結してなる挿入部を有
し、湾曲部は湾曲部本体とその湾曲部本体の外周を被覆
する外皮チューブにより構成される内視鏡において、外
皮チューブ両端に円筒状の硬質部材を配した外皮体と、
湾曲部の両端部周辺で、かつ前記硬質部材の内周面と接
する位置に配置した水密用のシール部材より構成してい
る。
【0140】(付記項1の作用) 外皮体を外皮チュー
ブの破損等で修理が依頼される以前にあらかじめ製造し
ておく。この製造に際しては単部材で組立が可能である
ため作業が容易である。修理が依頼されて内視鏡が送ら
れきた場合には、破損した外皮体を外し、新しい外皮体
を先端構成部側から挿入して固定する。このとき内部の
水密は水密用Oリングにより確保されている。
【0141】(付記項1の効果) 水密部材は硬質な湾
曲部端面と硬質部材間に配されているために、安定した
水密が得られる。また外皮チューブの交換が容易でしか
も短時間に行えるため内視鏡の修理が依頼されてから所
有者に返却するまでの時間が短縮できる。その結果、交
換修理にかかる時間が短縮でき、さらに安定した水密を
得られることである。
【0142】(付記項2) 外皮チューブの端部を硬質
部材に外嵌し、その接触部に接着剤を塗布したことを特
徴とする付記項1記載の内視鏡。
【0143】(付記項2の課題解決手段) 外皮チュー
ブの端部を硬質部材に外嵌し、その接触部に接着剤を塗
布している。
【0144】(付記項2の作用) 硬質部材の外周に接
着剤を塗布し、外皮チューブをその部位に外嵌し、乾燥
することにより外皮チューブと硬質部材が水密的に固定
される。
【0145】(付記項2の効果) 付記項1の効果に加
え、硬質部材と外皮チューブが水密的に固定される。
【0146】(付記項3) 外皮チューブの端部を硬質
部材に外嵌し、その外嵌部外周に糸を巻き付け、その外
周に接着剤を塗布したことを特徴とする付記項1記載の
外皮体。
【0147】(付記項3の課題解決手段) 外皮チュー
ブの端部を硬質部材に外嵌し、その外嵌部外周に糸を巻
き付け、その外周に接着剤を塗布している。
【0148】(付記項3の作用) 外皮チューブの端部
を硬質部材に外嵌し、その外嵌部の外周に糸を巻き付け
ることで硬質部材と外皮チューブを水密的に固定する。
次に糸巻き部の外周に接着剤を塗布し、乾燥することに
よって外表面を平滑にし、さらに糸の緩みが防止され
る。
【0149】(付記項3の効果) 付記項2の効果に加
え、外皮チューブと硬質部材の固定が強固になる。
【0150】(付記項4) 硬質部材と外皮チューブを
一体的に成形したことを特徴とする付記項1記載の外皮
体。
【0151】(付記項4の課題解決手段) 硬質部材と
外皮チューブを一体的に形成している。
【0152】(付記項4の作用) 硬質部材に外皮チュ
ーブを組み付ける作業が不要となる。
【0153】(付記項4の効果) 付記項2の効果に加
え、部品点数及び組立費用が削減される。
【0154】(付記項5) 硬質部材と外皮チューブを
溶着により固定したことを特徴とする付記項1記載の外
皮体。
【0155】(付記項5の課題解決手段) 硬質部材と
外皮チューブを溶着により固定している。
【0156】(付記項5の作用) 外皮チューブの端部
を硬質部材に外嵌し、外嵌部の外周を加熱または超音波
を照射して外皮チューブと硬質部材を溶着する。
【0157】(付記項5の効果) 付記項2の効果に加
え、接着剤の乾燥作業が不要のため、外皮体の製造時間
が短縮される。
【0158】(付記項6) 硬質部材と相対する湾曲部
の端部周辺に凹溝を設け、その凹溝に水密用Oリングを
配したことを特徴とする付記項1記載の水密部材。
【0159】(付記項6の課題解決手段) 硬質部材と
相対する湾曲部の端部周辺に凹溝を設け、その凹溝に水
密用Oリングを配している。
【0160】(付記項6の作用) 水密用Oリングは、
共に硬質な硬質部材と湾曲部両端部周辺間に接触した状
態で配される。
【0161】(付記項6の効果) 付記項1の効果に加
え、硬質部材と湾曲部両端部周辺間の水密が安定して確
保される。
【0162】(付記項7) 硬質部材と一体的に成形し
た弾性部材よりなることを特徴とする付記項1記載の水
密部材。
【0163】(付記項7の課題解決手段) 水密部材は
硬質部材と一体的に成形した弾性部材により構成されて
いる。
【0164】(付記項7の作用) 凹溝を設ける必要が
無く、さらにシール部材を配する必要がない点のみ付記
項6と異なる。
【0165】(付記項7の効果) 付記項6の効果に加
え、部品点数が削減でき、さらに凹溝を設ける必要がな
いため細径化が可能である。
【0166】(付記項8) 少なくとも手元側硬質部材
の内径を先端構成部の外径及び湾曲部本体の外径より大
きくしたことを特徴とする付記項1記載の外皮体。
【0167】(付記項8の課題解決手段) 少なくとも
手元側硬質部材の内径を先端構成部の外径及び湾曲部本
体の外径より大きくしている。
【0168】(付記項8の作用) 外皮体を先端構成部
側から挿入する際に先端構成部との干渉がない。
【0169】(付記項8の効果) 付記項1の効果に加
え、外皮体の取り付け作業が容易になる。
【0170】(付記項9) 外皮体の固定手段を外部に
露出しない位置に設けたことを特徴とする付記項1記載
の内視鏡。
【0171】(付記項9の課題解決手段) 外皮体の固
定手段を外部に露出しない位置に設けている。
【0172】(付記項9の作用) 外皮体を組み付けた
際に、固定手段が外部に露出しない。
【0173】(付記項9の効果) 付記項1の効果に加
え、固定部分に厳しい品質管理が不要となるため、外皮
体の組み付け作業容易になる。
【0174】(付記項10) 硬質部材の内面を接着剤
により固定したことを特徴とする付記項9記載の内視
鏡。
【0175】(付記項10の課題解決手段) 硬質部材
の内面を接着面により固定している。
【0176】(付記項10の作用) 湾曲部両端部周辺
の硬質部材と相対する面に接着剤を塗布した後に、外皮
体を組み付ける。その後、接着剤を乾燥することによっ
て外皮体が固定される。
【0177】(付記項10の効果) 付記項9と同様の
効果がある。
【0178】(付記項11) 硬質部材の内径側と湾曲
部の両端周辺の外周面に互いに係合する凹凸部を設けた
ことを特徴とする付記項9記載の内視鏡。
【0179】(付記項11の課題解決手段) 硬質部材
の内径側と湾曲部の両端周辺の外周面に互いに係合する
凹凸部を設けている。
【0180】(付記項11の作用) 外皮体を所定の位
置に配すると凹凸部が互いに係合して、外皮体が係止さ
れる。
【0181】(付記項11の効果) 付記項10の効果
に加え、接着剤の乾燥作業が不要となるため交換時間が
さらに短縮される。そのため病院内のエンジニアまたは
メーカーのエンジニアが施設内で交換を行えるようにな
る。
【0182】(付記項12) 手元側硬質部材の内径側
に雌ネジ部を設けるとともに、これに相対する湾曲部の
端周辺の外周面に、前記雌ネジ部に螺合可能な雄ネジ部
を設けたことを特徴とする付記項9記載の内視鏡。
【0183】(付記項12の課題解決手段) 手元側硬
質部材に内径側に雌ネジ部を設けるとともに、これに相
当する湾曲部の端周辺の外周面に、前記雌ネジ部に螺合
可能な雄ネジ部を設けている。
【0184】(付記項12の作用) 外皮体を回転させ
て雄ネジ部と雌ネジ部を螺合することにより外皮体が固
定される。
【0185】(付記項12の効果) 付記項11と同様
の効果がある。
【0186】(付記項13) 先端側硬質部材に、先端
構成部に設けられた対物レンズ面に水及び空気を送るた
めのノズルを一体的に設けたことを特徴とする付記項1
記載の内視鏡。
【0187】(付記項13の課題解決手段) 先端側硬
質部材に、先端構成部に設けられた対物レンズ面に水及
び空気を送るためのノズルを一体的に設けている。
【0188】(付記項13の作用) 外皮体を交換する
際に、ノズルも併せて交換される。
【0189】(付記項13の効果) 付記項1の効果に
加え、ノズル交換が必要な修理件数を減らすことができ
る。
【0190】(付記項14) 先端側硬質部材に、対物
レンズ系の最外部に位置するレンズまたはカバーガラス
を一体的に設けたことを特徴とする付記項1記載の内視
鏡。
【0191】(付記項14の課題解決手段) 先端側硬
質部材に、対物レンズ系の最外部に位置するレンズまた
はカバーガラスを一体的に設けている。
【0192】(付記項14の作用) 外皮体を交換する
際に、対物レンズ系の最外部に位置するレンズまたはカ
バーガラスも併せて交換される。
【0193】(付記項14の効果) 付記項1の効果に
加え、対物レンズ系の最外部に位置するレンズまたはカ
バーガラスの交換が必要な修理件数を減らすことができ
る。
【0194】(付記項15) 先端側硬質部材に、照明
レンズ系の最外部に位置するレンズまたはカバーガラス
を一体的に設けたことを特徴とする付記項1記載の内視
鏡。
【0195】(付記項15の課題解決手段) 先端側硬
質部材に、照明レンズ系の最外部に位置するレンズまた
はカバーガラスを一体的に設けている。
【0196】(付記項15の作用) 外皮体を交換する
際に、照明レンズ系の最外部に位置するレンズまたはカ
バーガラスも併せて交換される。
【0197】(付記項15の効果) 付記項1の効果に
加え、照明レンズ系の最外部に位置するレンズまたはカ
バーガラスの交換が必要な修理件数を減らすことができ
る。
【0198】(付記項16) 少なくとも先端側硬質部
材の処置具挿通管路の先端側開口部に干渉する部位に切
り欠きを設けたことを特徴とする付記項1記載の内視
鏡。
【0199】(付記項16の課題解決手段) 少なくと
も先端側硬質部材の処置具挿通管路の先端側開口部に干
渉する部位に切り欠きを設けている。
【0200】(付記項16の作用) 処置部を使用する
際に、処置具が先端側硬質部材と干渉する事がない。
【0201】(付記項16の効果) 付記項1の効果に
加え、処置具の挿通性を妨げることがない。
【0202】(付記項17) 付記項13乃至付記項1
6に記載した構成の全ての組み合わせまたは選択的に設
けたことを特徴とする付記項1記載の内視鏡。
【0203】(付記項17の課題解決手段) 付記項1
3乃至請求項16に記載した構成を全て組み合わせまた
は選択的に設けている。
【0204】(付記項17の作用) 外皮体を交換する
際に、ノズル、対物レンズ系の最外部に位置するレンズ
またはカバーガラス、照明レンズ系の最外部に位置する
レンズまたはカバーガラスの全て、または2部分が併せ
て交換される。
【0205】(付記項17の効果) 付記項16の効果
に加え、付記項13乃至請求項15に記載した修理件数
をさらに減らすことが出来る。
【0206】(付記項18) 先端構成部と、湾曲部
と、可撓管部とを連結してなる挿入部と、湾曲部を湾曲
操作する湾曲操作機構を有する操作部と、操作部に連結
されたユニバーサルコードと、ユニバーサルコードの端
部に設けられたコネクタと、挿入部、操作部、ユニバー
サルコード、コネクタ内に内挿されたライトガイドファ
ーバーと、コネクタを接続する事によってライトガイド
ファイバーを介して先端構成部に光を供給する光源装置
より構成される内視鏡システムにおいて、コネクタ及び
操作部のユニバーサルコードに対する固定の少なくとも
一方に、周方向にずれた複数の位置に対して選択的に行
える手段を設けたことを特徴とする内視鏡。
【0207】(付記項18の従来技術) 従来の内視鏡
は操作部に対してコネクタが回転不能であるため、例え
ば術者の右側に光源装置を配置することを前提として操
作部に対するコネクタの位置を決めると、術者の左側に
光源装置を配置した際に内視鏡を光源装置に装着すると
ユニバーサルコードが180°捻れることになり操作の
妨げとなっていた。これを防止するために操作部に対し
てコネクタを回転可能とする方法が考えられている。
【0208】(付記項18の解決しようとする課題)
操作部に対してコネクタを回転可能とすると、繰り返し
の回転により内蔵物が劣化するという問題点があった。
本発明は光源装置の術者の右側または左側のどちらに配
置した場合でもユニバーサルコードの捻れを防止でき、
さらに内蔵物の耐性を確保することができる内視鏡を提
供することを目的とする。
【0209】(付記項18の課題解決手段) 先端構成
部と、湾曲部と、可撓管部とを連結してなる挿入部と、
湾曲部を湾曲操作する湾曲操作機構を有する操作部と、
操作部に連結されたユニバーサルコードと、ユニバーサ
ルコードの端部に設けられたコネクタと、挿入部、操作
部、ユニバーサルコード、コネクタ内に内挿されたライ
トガイドファイバーと、コネクタを接続する事によって
ライトガイドファイバーを介して先端構成部に光を供給
する光源装置より構成される内視鏡システムにおいて、
コネクタ及び操作部のユニバーサルコードに対する固定
の少なくとも一方を周方向にずれた複数の位置に対して
選択的に行える手段を設けている。
【0210】(付記項18の作用) 光源装置の配置に
よってコネクタ及び操作部のユニバーサルコードに対す
る固定位置を変えることにより、操作部とコネクタの位
置を変える。
【0211】(付記項18の効果) 光源装置が術者の
左右どちら側にあっても、部品点数を増やさずにユニバ
ーサルコードの捻れを防止できる。さらに捻れを除去し
た状態で固定できるため、内蔵物の耐性を確保出来る。
【0212】(付記項19) ユニバーサルコードとコ
ネクタの接続部に固定位置調整手段を設けたことを特徴
とする付記項18記載の内視鏡。
【0213】(付記項19の課題解決手段) ユニバー
サルコードとコネクタの接続部に固定位置調整手段を設
けている。
【0214】(付記項19の作用) 光源装置の配置に
よってユニバーサルコードに対するコネクタの固定位置
を変える。
【0215】(付記項19の効果) 付記項18と同様
の効果がある。
【0216】(付記項20) ユニバーサルコードと操
作部の接続部に固定位置調整手段を設けたことを特徴と
する付記項18記載の内視鏡。
【0217】(付記項20の課題解決手段) ユニバー
サルコードと操作部の接続部に固定位置調整手段を設け
ている。
【0218】(付記項20の作用) 光源装置の配置に
よってユニバーサルコードに対する操作部の固定位置を
変える。
【0219】(付記項20の効果) 付記項18と同様
の効果がある。
【0220】(付記項21) ユニバーサルコードのコ
ネクタ側端または操作部側端の外周に、ユニバーサルコ
ードの長手方向に垂直な断面に於ける中心点に向かい雌
ネジを複数設けるとともに、コネクタまたは操作部の、
前記雌ネジと相対する位置の少なくとも一箇所に、前記
雌ネジに螺合するネジのネジ部が挿通可能な固定孔を設
けたことを特徴とする付記項19,20記載の内視鏡。
【0221】(付記項21の課題解決手段) ユニバー
サルコードのコネクタ側端または操作部側端の外周に、
ユニバーサルコードの長手方向に垂直な断面に於ける中
心点に向かい雌ネジを複数設けるとともに、コネクタま
たは操作部の、前記雌ネジと相対する位置の少なくとも
一箇所に、前記雌ネジに螺合するネジのネジ部が挿通可
能な固定孔を設けている。
【0222】(付記項21の作用) ユニバーサルコー
ドとコネクタまたは操作部との固定は、ネジのネジ部を
固定孔から挿通し、雌ネジに螺合することによって行わ
れる。光源装置の配置によってユニバーサルコードに捻
れが生じる場合にはネジを一度外し、コネクタまたは操
作部を回転させ、再度ネジを螺合する。このとき雌ネジ
は複数の位置に設けられているため異なる位置で螺合可
能である。
【0223】(付記項21の効果) 付記項18と同様
の効果である。
【0224】(付記項22) ユニバーサルコードのコ
ネクタ側端または操作部側端の外周に、ユニバーサルコ
ードの長手方向に垂直な断面に於ける中心点に向かい雌
ネジを少なくとも一箇所に設けるとともに、コネクタま
たは操作部の、前記雌ネジと相対する位置に、前記雌ネ
ジに螺合するネジのネジ部が挿通可能な固定孔を複数設
けたことを特徴とする付記項19,20記載の内視鏡。
【0225】(付記項22の課題解決手段) ユニバー
サルコードのコネクタ側端または操作部側端の外周に、
ユニバーサルコードの長手方向に垂直な断面に於ける中
心点に向かい雌ネジを少なくとも一箇所に設けるととも
に、コネクタまたは操作部の、前記雌ネジと相対する位
置に、前記雌ネジのネジ部が挿通可能な固定孔を複数設
けている。
【0226】(付記項22の作用) ユニバーサルコー
ドとコネクタまたは操作部との固定は、ネジのネジ部を
固定孔から挿通し、雌ネジに螺合することによって行わ
れる。光源装置の配置によってユニバーサルコードに捻
れが生じる場合にはネジを一度外し、コネクタまたは操
作部を回転させ、再度ネジを螺合する。このとき固定孔
は複数の位置に設けられているため異なる位置で挿通可
能である。
【0227】(付記項22の効果) 付記項18と同様
の効果がある。
【0228】(付記項23) 付記項21または付記項
22で複数設けた雌ネジまたは固定孔は少なくとも2つ
であり、この2つの位置関係は180°回転させた位置
であることを特徴とする付記項21または付記項22記
載の内視鏡。
【0229】(付記項23の課題解決手段) 付記項2
1または付記項22で複数設けた雌ネジまたは固定孔は
少なくとも2つであり、この2つの位置関係は180°
回転させた位置である。
【0230】(付記項23の作用) ユニバーサルコー
ドとコネクタまたは操作部は、少なくとも180°回転
した2ヶ所で固定できる。
【0231】(付記項23の効果) 付記項18と同様
の効果がある。
【0232】(付記項24) ユニバーサルコードのコ
ネクタ側端または操作部側端の外周に、その外周面から
突出する方向にバネ等により付勢され、球面状の凸部を
有する係止部材を少なくとも一箇所に設けるとともに、
コネクタまたは操作部の前記凸部と相対する位置に、凸
部と係合可能な係止孔を複数設けたことを特徴とする付
記項19,20記載の内視鏡。
【0233】(付記項24の課題解決手段) ユニバー
サルコードのコネクタ側端または操作部側端の外周に、
その外周面から突出する方向にバネ等により付勢され、
球面状の凸部を有する係止部材を少なくとも一箇所に設
けるとともに、コネクタまたは操作部の前記凸部と相対
する位置に、凸部と係合可能な係止孔を複数設けてい
る。
【0234】(付記項24の作用) ユニバーサルコー
ドのコネクタ側端または操作部側端の外周にバネ及び係
止部材を配し、係止部材を押し込んだ状態でコネクタま
たは操作部を外嵌して係止部材の位置を合わせる。係止
部材はバネにより係止孔方向に押し出され、凸部と係止
孔は係合して回転不能の状態となる。光源装置の配置に
よってユニバーサルコードに捻れが生じる場合にはユニ
バーサルコードに対してコネクタまたは操作部を回転さ
せる。そうすると凸部はコネクタまたは操作部の内周面
により押し込まれ、係止が外れる。そのままコネクタま
たは操作部を回転させると、係止孔は複数の位置に設け
られているため異なる位置で係止部材が係止孔に係合し
た状態となる。
【0235】(付記項24の効果) 付記項18乃至付
記項23の効果に加え、操作部またはコネクタ部とユニ
バーサルコードの接続部を分解する必要がないため作業
が容易になる。そのため病院内のエンジニアまたはメー
カーのエンジニアが施設内で交換を行えるようになる。
【0236】(付記項25) コネクタまたは操作部の
内周に、その内周面から突出する方向にバネ等により付
勢され、球面状の凸部を有する係止部材を少なくとも一
箇所に設けるとともに、ユニバーサルコードのコネクタ
側端または操作部側端の外周の前記凸部と相対する位置
に、凸部と係合可能な係止孔を複数設けたことを特徴と
する付記項19,20記載の内視鏡。
【0237】(付記項25の課題解決手段) コネクタ
または操作部の内周に、その内周面突出する方向にバネ
等により付勢され、球面状の凸部を有する係止部材を少
なくとも一箇所に設けるとともに、ユニバーサルコード
のコネクタ側端または操作部側端の外周の前記凸部と相
対する位置に、凸部と係合可能な係止孔を複数設けてい
る。
【0238】(付記項25の作用) 係止部材と係止孔
の配置が異なる点以外は付記項24の作用と同様のため
説明を省略する。
【0239】(付記項25の効果) 付記項24と同様
の効果がある。
【0240】(付記項26) ユニバーサルコードのコ
ネクタ側端または操作部側端の外周に、その外周面から
突出する方向にバネ等により付勢され、球面状の凸部を
有する係止部材を複数設けるとともに、コネクタまたは
操作部の前記凸部と相対する位置に、凸部と係合可能な
係止孔を少なくとも一箇所に設けたことを特徴とする付
記項19,20記載の内視鏡。
【0241】(付記項26の課題解決手段) ユニバー
サルコードのコネクタ側端または操作部側端の外周に、
その外周面から突出する方向にバネ等により付勢され、
球面状の凸部を有する係止部材を複数設けるとともに、
コネクタまたは操作部の前記凸部と相対する位置に、凸
部と係合可能な係止孔を少なくとも一箇所に設けてい
る。
【0242】(付記項26の作用) ユニバーサルコー
ドのコネクタ側端または操作部側端の外周にバネ及び係
止部材を配し、係止部材を押し込んだ状態でコネクタま
たは操作部を外嵌して係止孔と係止部材の位置を合わせ
る。係止部材はバネにより係止孔方向に押し出され、凸
部と係止孔は係合して回転不能の状態となる。光源装置
の配置によってユニバーサルコードに捻れが生じる場合
にはユニバーサルコードに対してコネクタまたは操作部
を回転させる。そうすると凸部はコネクタまたは操作部
の内周面により押し込まれ、係止が外れる。そのままコ
ネクタまたは操作部を回転させると、係止部材は複数の
位置に設けられているため異なる位置でも係止部材が係
止孔に係合した状態となる。
【0243】(付記項26の効果) 付記項24と同様
の効果がある。
【0244】(付記項27) コネクタまたは操作部の
内周に、その内周面突出する方向にバネ等により付勢さ
れ、球面状の凸部を有する係止部材を複数設けるととも
に、ユニバーサルコードのコネクタ側端または操作部側
端の外周の前記凸部と相対する位置に、凸部と係合可能
な係止孔を少なくとも一箇所に設けたことを特徴とする
付記項19,20記載の内視鏡。
【0245】(付記項27の課題解決手段) コネクタ
または操作部の内周に、その内周面突出する方向にバネ
等により付勢され、球面状の凸部を有する係止部材を複
数設けるとともに、ユニバーサルコードのコネクタ側端
または操作部側端の外周の前記凸部と相対する位置に、
凸部と係合可能な係止孔を少なくとも一箇所に設けたこ
とを特徴とする付記項19,20記載の内視鏡。
【0246】(付記項27の作用) 係止部材と係止孔
の配置が異なる点以外は付記項26の作用と同様のため
説明を省略する。
【0247】(付記項27の効果) 付記項24と同様
の効果がある。
【0248】(付記項28) 付記項24乃至付記項2
7で複数設けた係止部材または係止孔は少なくとも2つ
であり、この2つの位置関係は180°回転させた位置
であることを特徴とする付記項24乃至27記載の内視
鏡。
【0249】(付記項28の課題解決手段) 付記項2
4乃至付記項27で複数設けた係止部材または係止孔は
少なくとも2つであり、この2つの位置関係は180°
回転させた位置である。
【0250】(付記項28の作用) ユニバーサルコー
ドとコネクタまたは操作部は、少なくとも180°回転
した2ヶ所で固定できる。
【0251】(付記項28の効果) 付記項24と同様
の効果がある。
【0252】(付記項29) 体腔内に挿入される挿入
部と、その挿入部が連結され、処置具挿通口を有する操
作部と、挿入部に内挿されて少なくとも挿入部の先端と
処置具挿通口において開口する処置具挿通管路を有する
内視鏡において、処置具挿通口より手元側に、挿入部を
操作部に対して回転可能に保持する手段を設けたことを
特徴とする内視鏡。
【0253】(付記項29の従来技術) 内視鏡の挿入
手技には、挿入部に捻りを加える必要がある手法があ
る。従来の内視鏡は操作部に対して挿入部が回転不能と
なっているため操作部自体に捻りを加える必要があり操
作性が悪かった。これを改善するために操作部と挿入部
の連結部において、挿入部と操作部を回転可能とする方
法が考えられている。
【0254】(付記項29の解決しようとする課題)
操作部に対して挿入部が回転すると、処置具挿通管路が
捻れて処置具の挿通性が悪くなるという問題点があっ
た。本発明は処置具の挿通性を良好に保ちつつ、捻り操
作が容易な内視鏡を提供することを目的とする。
【0255】(付記項29の課題解決手段) 体腔内に
挿入される挿入部と、その挿入部が連結され、処置具挿
通口を有する操作部と、挿入部に内挿されて少なくとも
挿入部の先端と処置具挿通口において開口する処置具挿
通管路を有する内視鏡において、処置具挿通口より手元
側に、挿入部を操作部に対して回転可能に保存する手段
を設けている。
【0256】(付記項29の作用) 挿入部に捻りを加
える必要がある操作を行う場合には、操作部は一定の位
置に固定した状態で挿入部を捻ることによって、上記保
持部で挿入部は操作部に対して回転する。回転位置は処
置具挿通口より手元側にあるため処置具挿通口と処置具
挿通管路の先端側開口の位置は変わらない。
【0257】(付記項29の効果) 操作部に対する挿
入部の捻り操作が容易で、しかも処置具挿通管路が捻れ
ないため処置具の挿通性を妨げることがない。
【0258】(付記項30) 操作部に処置具挿通口を
設けるとともに、操作部の前記処置具挿通口より手元側
に回転可能に保持する手段を設けたことを特徴とする付
記項29記載の内視鏡。
【0259】(付記項30の課題解決手段) 操作部に
処置具挿通口を設けるとともに、操作部の前記処置具挿
通口より手元側に回転可能に保持する手段を設けてい
る。
【0260】(付記項30の作用) 付記項29と同様
の作用であるため説明を省略する。
【0261】(付記項30の効果) 付記項29と同様
の効果がある。
【0262】(付記項31) 挿入部に処置具挿通口を
設けるとともに、挿入部を操作部に対して回転可能に保
持する手段を設けたことを特徴とする付記項29記載の
内視鏡。
【0263】(付記項31の課題解決手段) 挿入部に
処置具挿通口を設けるとともに、挿入部を操作部に対し
て回転可能に保持する手段を設けている。
【0264】(付記項31の作用) 付記項29と同様
の作用であるため説明を省略する。
【0265】(付記項31の効果) 付記項29と同様
の効果がある。
【0266】(付記項32) 操作部に対する挿入部の
回転は360°を越えない範囲であることを特徴とする
付記項29記載の内視鏡。
【0267】(付記項32の課題解決手段) 操作部に
対する挿入部の回転は360°を越えない範囲である。
【0268】(付記項32の作用) 挿入部は操作部に
対して360°の範囲内で回転する。
【0269】(付記項32の効果) 付記項29乃至付
記項31の効果に加え、内蔵物の過度の捻れが防止され
る。
【0270】(付記項33) 挿入部と操作部の回転可
能な位置より操作部側に、内蔵物の弛みを吸収する空間
部を設けたこをと特徴とする付記項29記載の内視鏡。
【0271】(付記項33の課題解決手段) 挿入部と
操作部の回転可能な位置より操作部側に、内蔵物の弛み
を吸収する空間部を設けている。
【0272】(付記項33の作用) 操作部に対して挿
入部が回転することによって生じる内蔵物の弛みは空間
部によって吸収される。
【0273】(付記項33の効果) 付記項29乃至付
記項31の効果に加え、回転操作による内蔵物の損傷が
無くなる。
【0274】
【発明の効果】本発明によれば外皮チューブの両端部に
硬質部材からなる円筒体が配置された外皮体を設け、こ
の外皮体を湾曲部の本体に対して着脱可能に装着すると
ともに、湾曲部本体に対して外皮体を装着した際に湾曲
部本体と外皮体の円筒体との間を水密にシールするシー
ル手段を設けたので、外皮チューブの破損時に、その修
理作業を容易に行うことができるとともに、所有者に返
却するまでの時間を短縮することができ、しかも安定し
た水密性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態の内視鏡のシステ
ム全体の概略構成図。
【図2】 第1の実施の形態の内視鏡の平面図。
【図3】 第1の実施の形態の内視鏡に内蔵されている
送気送水機構及び吸引機構を示す概略構成図。
【図4】 第1の実施の形態の内視鏡に内蔵されている
照明機構を示す概略構成図。
【図5】 (A)は第1の実施の形態の内視鏡の光源装
置のコネクタ取付け部を示す要部の正面図、(B)は内
視鏡の湾曲部の周辺の内部構成を示す縦断面図。
【図6】 (A)は本発明の第2の実施の形態の内視鏡
の要部構成を示す縦断面図、(B)は本発明の第3の実
施の形態の内視鏡の要部構成を示す縦断面図。
【図7】 本発明の第4の実施の形態の内視鏡の要部構
成を示す縦断面図。
【図8】 本発明の第5の実施の形態の内視鏡の要部構
成を示す縦断面図。
【図9】 本発明の第6の実施の形態を示すもので、
(A)は内視鏡の湾曲部の周辺の外皮体が取外された状
態を示す縦断面図、(B)は外皮体の縦断面図。
【図10】 本発明の第7の実施の形態を示すもので、
(A)は内視鏡の湾曲部の周辺の外皮体が取外された状
態を示す縦断面図、(B)は外皮体の縦断面図。
【図11】 本発明の第8の実施の形態の内視鏡の湾曲
部の周辺の外皮体が取外された状態を示す縦断面図。
【図12】 本発明の第9の実施の形態の内視鏡のユニ
バーサルコードとコネクタ部との接続部を示す縦断面
図。
【図13】 本発明の第10の実施の形態の内視鏡のユ
ニバーサルコードとコネクタ部との接続部を示す縦断面
図。
【図14】 本発明の第11の実施の形態の内視鏡のユ
ニバーサルコードとコネクタ部との接続部を示す側面
図。
【図15】 本発明の第12の実施の形態の内視鏡の挿
入部と操作部との接続部を示す要部の縦断面図。
【図16】 第12の実施の形態の内視鏡の挿入部と操
作部との接続部の側面図。
【図17】 本発明の第13の実施の形態の内視鏡の挿
入部と操作部との接続部を示す側面図。
【図18】 本発明の第14の実施の形態の内視鏡の支
持アームを示す側面図。
【符号の説明】
9 挿入部 18 可撓管部 19 湾曲部 20 先端構成部 56 湾曲部本体 57 外皮体 64 外皮チューブ 65 先端側円筒体 66 後端側円筒体 72 先端側Oリング(シール手段) 74 後端側Oリング(シール手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓管部と先端構成部との間に湾曲部が
    介設された挿入部を備え、前記湾曲部の外周面が外皮チ
    ューブで被覆される内視鏡において、前記外皮チューブ
    の両端部に硬質部材からなる円筒体が配置された外皮体
    を設け、この外皮体を前記湾曲部の本体に対して着脱可
    能に装着するとともに、前記湾曲部本体に対して前記外
    皮体を装着した際に前記湾曲部本体と前記外皮体の円筒
    体との間を水密にシールするシール手段を設けたことを
    特徴とする内視鏡。
JP8204729A 1996-08-02 1996-08-02 内視鏡 Withdrawn JPH1043129A (ja)

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