JP2008029742A - 内視鏡 - Google Patents

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Abstract

【課題】内視鏡の繰り返し使用により変質・劣化したOリングを、簡便に交換できる内視鏡を提供すること。
【解決手段】本発明の内視鏡1は、着脱自在でかつ装着時に液密性を保持できるような連結構造部100を備えた内視鏡1であって、前記連結構造部100に設置され、装着時に圧閉されて液密性を保つ第1のOリング81と、前記第1のOリング81と同型の交換用の第2のOリング91とを備え、前記第2のOリング91は、前記連結構造部100の装着時にその横断面形状が実質的に変形を生じないように設置されていることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、内視鏡に関するものである。
近年、医療の分野で、検査や診断に内視鏡が使用されている。
内視鏡検査では、内視鏡の挿入部を、例えば、胃、十二指腸、小腸あるいは大腸といった体腔の深部まで挿入する必要がある。
このような内視鏡は、体腔内に挿入される挿入部と、この挿入部の基端側に設置され、挿入部の先端部を湾曲操作する操作部と、光源装置に接続される光源差込部(コネクター部)と、該操作部と該光源差込部を連結する接続部可撓管を有している。
このうち、挿入部は、曲がった体腔内に挿入され、これに追従できるよう、可撓性を有する可撓管(内視鏡用可撓管)と、この可撓管の先端側において湾曲操作される湾曲部とを有している。
ところで、このような医療用の内視鏡は、体腔内に挿入して使用された後、洗浄、消毒、滅菌処理等が施される。そのため、内視鏡は、内部が汚染されないよう、液密を保っている。そして、このような液密性を維持するため、内視鏡の各部材の嵌合部にOリングを使用している(例えば、特許文献1)。
ところが、使用、洗浄、消毒、滅菌処理などの繰り返しにより、Oリングが変質・劣化し、内視鏡の液密性を維持できなくなることがある。その結果、Oリングの部分から内視鏡の内部に水や外気が侵入し、内視鏡の機能低下、故障といった原因となる。
このような問題を解決するため、Oリングが変質・劣化すると、従来からOリングの交換が行われている。
しかしながら、Oリングは、その種類(形状、寸法、材質等の組み合わせ)が多数存在するため、保管するための手間が大きい。また、Oリングは、使用する部位によって種類も異なり、当該部位に合ったOリングを探すことも困難をきわめる。さらに、交換するOリングの部位によっては、内視鏡の分解、各内臓物の取り外しが必要となり、内視鏡を製造するのと同程度の手間を必要とすることがある。そのため、Oリング交換作業に多大な時間、労力が必要とされている。
したがって、簡便にOリングを交換できる内視鏡が強く求められている。
特開平10−43129号公報
本発明の目的は、内視鏡の繰り返し使用により変質・劣化したOリングを、簡便に交換できる内視鏡を提供することにある。
このような目的は、下記(1)〜(11)の本発明により達成される。
(1) 着脱自在でかつ装着時に液密性を保持できるような連結構造部を備えた内視鏡であって、
前記連結構造部に設置され、装着時に圧閉されて液密性を保つ第1のOリングと、
前記第1のOリングと同型の交換用の第2のOリングとを備え、
前記第2のOリングは、前記連結構造部の装着時にその横断面形状が実質的に変形を生じないように設置されていることを特徴とする内視鏡。
これにより、内視鏡の繰り返し使用により第1のOリングが変質・劣化した場合でも、内視鏡の操作部が第1のOリングと同型の第2のOリングを備えているため、内視鏡の分解をすることなく、簡便かつ短時間にOリングを交換することができる。また、Oリングを交換する毎に第2のOリングの数が減少するため、Oリングの交換回数が一目でわかる。さらに、複数の第2のOリングを全て交換した状態を内視鏡の寿命としておくことで、内視鏡の寿命を認識することができる。
(2) 前記第2のOリングは、前記第1のOリングによって液密に封止された空間の内部に位置する上記(1)に記載の内視鏡。
これにより、第2のOリングが外気や水分と接触することがないため、第2のOリングが変質・劣化することなく第1のOリングと交換することができる。また、変更後も第2のOリングの寿命が長い。
(3) 前記第2のOリングは、前記第1のOリングの近傍に設置されている上記(1)または(2)に記載の内視鏡。
これにより、第2のOリングを第1のOリングに交換する際、移動距離が短く、より簡単かつ短時間にOリングを交換することができる。
(4) 前記第2のOリングは、前記第1のOリングに対し、軸方向に並べて配置されている上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の内視鏡。
これにより、第2のOリングを第1のOリングに交換する際、軸方向に短い距離だけ移動すればよいため、より一層簡単かつ短時間にOリングを交換することができる。
(5) 前記内視鏡は、操作部と、コネクターと、前記操作部と前記コネクター部とを接続する接続部可撓管とを有し、
前記連結構造部は、前記操作部と前記接続部可撓管との間、または、前記コネクター部と前記接続部可撓管との間の少なくとも一方に形成されている上記(1)ないし(4)のいずれかに記載の内視鏡。
これにより、内視鏡の操作部、コネクター部、接続部可撓管の液密性を保つことができる。
(6) 前記第2のOリングは、前記操作部または前記コネクター部の内部空間に位置する上記(1)ないし(5)のいずれかに記載の内視鏡。
これにより、特別な収容部を設けることがないため、簡単に第2のOリングを備える内視鏡を製造することができる。
(7) 前記第1のOリングは第1の収容部に収容され、前記第2のOリングは第2の収容部に収容され、
前記第2の収容部の容積が前記第1の収容部の容積よりも大きい上記(1)ないし(6)のいずれかに記載の内視鏡。
これにより、それらOリングが常に特定された位置に存在するので、第1のOリングを交換する際に第1のOリングおよび第2のOリングを取り出し易い。そして、第2の収容部の容積が第1の収容部の容積よりも大きいことにより、第2のOリングを収容部に収容し、内視鏡の液密性を保持したときに、第2のOリングが圧接されることがないため、第2のOリングの変形を防止することができる。
(8) 前記第1の収容部および前記第2の収容部は、それぞれ前記操作部の周方向に形成されたリング状の溝であり、
前記第2の収容部の溝の深さが、前記第1の収容部の溝の深さよりも深い上記(7)に記載の内視鏡。
これにより、第1の収容部および第2の収容部がリング状の溝で形成されているため、第1のOリングおよび第2のOリングの軸方向の動きを抑えることができる。そして、第2の収容部の溝の深さが、第1の収容部の溝の深さよりも深いことにより、第2のOリングを収容部に収容し、内視鏡の液密性を保持したときに、第2のOリングが確実に圧接されることがないため、安心して第2のOリングに交換することができる。
(9) 前記第2のOリングは、前記第2の収容部に1〜3個収容されている上記(1)ないし(8)のいずれかに記載の内視鏡。
これにより、特に、第2のOリングを2つ以上第2の収容部に収容した場合に、第1のOリングを複数回交換する場合であっても、第2のOリングに複数回交換することができる。
(10) 前記第2のOリングは、前記第2の収容部に、外力が作用しない状態で収容されている上記(1)ないし(9)のいずれかに記載の内視鏡。
これにより、第2のOリングに外力が作用しないため、保管中に第2のOリングが変質・劣化しない。
(11) 前記第2のOリングは、その断面形状がX字状である上記(1)ないし(10)のいずれかに記載の内視鏡。
これにより、小さい圧接力で広い範囲に第1のOリングが変形するため、小さい圧接力で液密性を保持することができる。
本発明によれば、連結構造部が第1のOリングおよび第2のOリングを有しているため、第1のOリングが変質・劣化しても内視鏡を分解することなく、簡便かつ短時間に第2のOリングに交換することができる。したがって、変質・劣化したOリングの交換作業に多大な時間および労力を費やすことがなく、作業者の負担を軽減することができる。
以下、本発明の内視鏡を添付図面に示す好適実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の内視鏡の第1実施形態を示す平面図、図2は、図1に示す内視鏡が備えるコネクター部と接続部可撓管との間の連結構造部の部分縦断面図である。
なお、以下では、説明の都合上、図1中の上側を「上」、下側を「下」といい、図2中の上側を「上」、下側を「下」という。
まず、本発明の内視鏡について説明する。
図1に示す内視鏡(電子スコープ)1は、光源装置(図示しない)に着脱自在に装着されるコネクター部(差込部)2と、内視鏡1全体を操作する操作部3と、操作部3とコネクター部2とを連結する接続部可撓管6と、該操作部3の先端側に設けられた挿入部可撓管7と、該挿入部可撓管7の先端側に設けられた湾曲部4とを備えている。以下、各部の構成について説明する。
コネクター部2は、図1の上側で接続部可撓管6と連結し、図1の下側で光源装置に装着されている。
コネクター部2は、コネクター部本体21と、スコープコネクタ22と、ライトガイドコネクタ(以下、単に、「ライトコネクタ」という)23と、カバー(保護手段)10とを有している。
スコープコネクタ22は、コネクター部本体21の下側から突出している。このスコープコネクタ22は、図示しない光源装置との電気的に接続される部位である。
スコープコネクタ22には、挿入部可撓管7内、操作部3内および接続部可撓管6内に順次連続して設けられた(配設された)ケーブル(図示せず)が接続されている。このケーブルは、撮像素子と画像信号用コネクタとを接続する図示しない画像信号ケーブルを介して、内視鏡1のCCDイメージセンサ(撮像素子)、撮像素子用ドライバ、EEPROM等の所定の回路に電気的に接続されている。
ライトコネクタ23は、スコープコネクタ22と同様に、差込部本体21の下側から突出している。このライトコネクタ23は、光源装置からの照明光(光)を内視鏡1の湾曲部4まで導光するライトガイド231のコネクタとなる部位、すなわち、光学的に接続される部位である。
ライトコネクタ23は、その内部に、内視鏡1のライトガイド(LCB:ライトケーブルバンドル)231の一端部が挿入されている。ライトガイド231は、例えば、複数本の光ファイバーを束ねて形成されており、コネクター部2内、接続部可撓管6内、操作部3内、挿入部可撓管7内および湾曲部4内に順次連続して配設されている。
なお、ライトコネクタ23の構成材料としては、特に限定されず、例えば、ステンレス鋼、アルミニウム合金、真鍮等の各種金属材料を用いることができる。これにより、ライトコネクタ23における放熱性を向上させることができる。
また、ライトコネクタ23は、その表面(外周部232)に、例えば、酸化物、DLC(Diamond Like Carbon)、Ni、Cr等で構成された薄膜が形成されていてもよい。
操作部3は、術者(医療従事者)が把持して、内視鏡1全体を操作する部分である。操作部3の下側には挿入部可撓管7が連結され、操作部3の基端側(図1中左側)にはコネクター部2と連結する接続部可撓管6が連結(接続)されている。そして、操作部3は、ハウジング(筐体)31と、操作ノブ32、33とを有している。操作ノブ32、33を操作すると、挿入部可撓管7および湾曲部4内に配設された湾曲操作ワイヤー(図示せず)が牽引され、湾曲部4の湾曲方向および湾曲の度合いを自由に操作することができる。
接続部可撓管6は、操作部3とコネクター部2とを連結する可撓性(弾力性)を有する長尺物である。その一端側は操作部3と連結し、他端側はコネクター部2と連結している。そして、操作部3と接続部可撓管6との連結、コネクター部2と接続部可撓管6との連結は、対称的な構造をなしている。
挿入部可撓管7と湾曲部4とは、生体の管腔(管状器官)の内部に挿入する挿入部を構成するものである。
挿入部可撓管7は、操作部3と湾曲部4とを連結する可撓性(弾力性)を有する長尺物であり、その一端側は操作部3と連結し、他端側は湾曲部4と連結している。
湾曲部4は、挿入部可撓管7の先端(図1中下側)に接続されている。湾曲部4は、互いに回動自在に連結された複数の節輪(図示せず)と、該節輪の外周に被覆された網状管(図示せず)と、該網状管の外周に被覆された外皮(図示せず)とで構成されている。このような湾曲部4は、その湾曲の方向・度合いを操作部3から遠隔操作することができるようになっている。
湾曲部4の先端部(図1中下側)には、図示しない照明系レンズ、撮像レンズ(対物レンズ)およびCCDイメージセンサ(撮像素子)が設置されている。また、湾曲部4の先端部(図1中下側)には、前記ライトガイド231の他方の端部が位置している。
以上のような各部の構成において、それぞれ着脱自在でかつ装着時に内視鏡1の液密性を保持できるような部分を連結構造部100という。具体的には、コネクター部2と光源装置との間、コネクター部2と接続部可撓管6との間、接続部可撓管6と操作部3との間、操作部3と挿入部可撓管7との間などが挙げられる。これにより、各部で本発明の内容を享受することができる。
本実施形態においては、連結構造部100は、操作部3と接続部可撓管6との間、または、コネクター部2と接続部可撓管6との間の少なくとも一方に形成されている。
以下、連結構造部100として、代表的にコネクター部2と接続部可撓管6との間の連結構造部100の部分断面図(図2)を用いて、本発明を詳細に説明する。
なお、操作部3と接続部可撓管6との間の連結構造部100は、コネクター部2と接続部可撓管6との間の連結構造部100と対称的な構造をなしているため、コネクター部2と接続部可撓管6との間の連結構造部100と同様であるとしてその説明は省略する。
図2のコネクター部2は、コネクター部2内の光ファイバー束30を保護するコネクター部受け筒24と、コネクター部受け筒24を保護するコネクター部ハウジング25とを備える。
コネクター部受け筒24は、その基端部(図2中下側)がコネクター部ハウジング25内に収容されている。そして、コネクター部受け筒24に対して、コネクター部ハウジング25が螺合部55により、回転可能に螺合されている。かかる螺合部55において、コネクター部受け筒24とコネクター部ハウジング25とが着脱自在に装着(連結)されている。また、コネクター部受け筒24は、導電性の材料で構成されている。
コネクター部受け筒24の先端部(図2中上側)は、その外周に金属部材622が被包され、さらにその外周にゴム部材621が被包されている。すなわち、コネクター部受け筒24を被包して、金属部材622とゴム部材621とからなる折れ止め部62がコネクター部ハウジング25に嵌合している。そして、コネクター部受け筒24の先端部が、軸方向に接続部可撓管6に挿入、離脱できる。
コネクター部ハウジング25は、その内部に収容されているコネクター部受け筒24を保護する。コネクター部ハウジング25は、コネクター部受け筒24の基端側を収容し、螺合部55でコネクター部受け筒24と連結されている。また、コネクター部ハウジング25の上側で折れ止め部62と嵌合している。
図2の接続部可撓管6は、接続部可撓管本体61等からなる。接続部可撓管本体61は、その端部(図2中下側)に導電性の連結管口金50が取り付けられている。さらに、その連結管口金50に導電性の回転筒52がネジ51により連結固定されている。そして、ピン54でネジ51を止め、その回転範囲を制限している。そして、該回転筒52が、コネクター部2に固設されているコネクター部受け筒24の内側に回転自在に嵌合し、連結している。該嵌合部分は、抜け止め用ナット53でその抜けを防止している。
折れ止め部62は、接続部可撓管6の基端付近(図2下側)が急激に曲がって座屈破損しないように設けられるものである。折れ止め部62は、その基端部が接続部可撓管基端口金の外周面に形成された円周溝にその部分が嵌め込まれて位置決めされている(図示しない)。そして、図2に示すように、折れ止め部62の外径が、下側へ向かって斬増している。
また、折れ止め部62は、金属部材622とゴム部材621とを備える。かかる金属部材622は、アルミニウムなどの各種金属で形成されている。また、ゴム部材621は、弾力性のあるポリウレタンゴムなどの各種ゴムで形成されている。
図2に示すように、連結構造部100には、第1のOリング81と、第1のOリング82と、第1のOリング83と、第2のOリング91と、第2のOリング92と、第2のOリング93とが設けられている。そして、これらを収容する第1の収容部241と、第1の収容部242と、第1の収容部243と、第2の収容部251と、第2の収容部252と、第2の収容部253とが設けられている。
以下、かかる収容部について説明するが、まず始めに、第1の収容部241、242、243について詳細に説明する。
第1の収容部241は、回転筒52の上側に形成されている。また、第1の収容部241は、その回転筒52の周方向に、リング状の溝として形成されている。そして、この第1の収容部241に第1のOリング81が収容されている。このように、第1の収容部241が形成されることにより、第1のOリング81が特定された位置に収容されるので、金属部材622に対して密接位置が一定となる。また、第1のOリング81が、位置の特定された第1の収容部241(回転筒52)に収容されているので、第1のOリング81の存在や位置を特定し易く、取り出し易い。
第1の収容部241の横断面形状の大きさは、第1のOリング81を収容し、かつ、内視鏡1の液密性を保持するよう、第1のOリング81の横断面の径よりも小さく形成されている。これにより、コネクター部2と接続部可撓管6とを連結したときに、折れ止め部62により第1のOリング81が圧接されて、内視鏡1の液密性が保たれる。したがって、内視鏡1を使用、洗浄、滅菌処理などしても内視鏡1内に水分や外気が混入することがないため、術者は安心して内視鏡1を使用することができる。
このような第1の収容部241に収容される第1のOリング81は、装着時に圧閉されて内視鏡1の液密性を保つ機能を有する。これにより、外気連通部201からコネクター部受け筒24と折れ止め部62との間の空間、回転筒52と折れ止め部62との間の空間に外気や水分が侵入することを防止することができる。したがって、回転筒52の上側から折れ止め部62の先端側(図2中下側)までの間の空間を液密に保持することができる。
なお、第1のOリング81は、図2では、その断面形状が円形状のものである。また、第1のOリング81の大きさは、第1の収容部241に収容されるような大きさに設定される。そして、その内径は、外力が作用しない状態(自然状態)とほぼ同径でも、それよりも小さくてもよい。
第1の収容部242は、コネクター部受け筒24の外気連通部202近傍で、コネクター部受け筒24と折れ止め部62の下側とが接する位置付近に形成されている。また、第1の収容部242は、そのコネクター部受け筒24の周方向に、リング状の溝として形成されている。そして、この第1の収容部242に第1のOリング82が収容されている。このように、第1の収容部242が形成されることにより、第1のOリング82が特定された位置に収容されるので、金属部材622に対して密接位置が一定となる。また、第1のOリング82が、位置の特定された第1の収容部242(コネクター部受け筒24)に収容されているので、第1のOリング82の存在や位置を特定し易く、取り出し易い。
第1の収容部242の横断面形状の大きさは、第1のOリング82を収容し、かつ、内視鏡1の液密性を保持するよう、第1のOリング82の横断面の径よりも小さく形成されている。これにより、コネクター部2と接続部可撓管6を連結したときに、折れ止め部62により第1のOリング82が圧接されて、内視鏡1の液密性が保たれる。したがって、内視鏡1を使用、洗浄、滅菌処理などしても内視鏡1内に水分や外気が混入することがないため、術者は安心して内視鏡1を使用することができる。
このような第1の収容部242に収容される第1のOリング82は、装着時に圧閉されて内視鏡1の液密性を保つ機能を有する。これにより、外気連通部202からコネクター部受け筒24と折れ止め部62との間の空間、回転筒52と折れ止め部62との間の空間に外気や水分が侵入することを防止することができる。したがって、回転筒52の上側から折れ止め部62の下側までの間の空間を液密に保持することができる。
なお、第1のOリング82は、図2では、その断面形状がX字状のものである。これにより、小さい圧接力で広い範囲に第1のOリング82が変形するため、小さい圧接力で内視鏡1の液密性を保持することができる。また、小さい圧接力で第1のOリング82が変形するため、第1のOリング82の交換頻度が高まり、本発明の有用性が高い。
また、第1のOリング82の大きさは、第1の収容部242に収容されるような大きさに設定される。そして、その内径は、外力が作用しない状態(自然状態)とほぼ同径でも、それよりも小さくてもよい。
第1の収容部243は、コネクター部受け筒24の外気連通部202近傍で、コネクター部受け筒24とコネクター部ハウジング25とが接する位置に形成されている。また、第1の収容部243は、コネクター部受け筒24の周方向に、リング状の溝として形成されている。そして、この第1の収容部243に第1のOリング83が収容されている。このように、第1の収容部243が形成されることにより、第1のOリング83が特定された位置に収容されるので、コネクター部ハウジング25に対して密接位置が一定となる。また、第1のOリング83が、位置の特定された第1の収容部243(コネクター部受け筒24)に収容されているので、第1のOリング83の存在や位置を特定し易く、取り出し易い。
第1の収容部243の横断面形状の大きさは、第1のOリング83を収容し、かつ、内視鏡1の液密性を保持するよう、第1のOリング83の横断面の径よりも小さく形成されている。これにより、コネクター部2と接続部可撓管6を連結したときに、コネクター部ハウジング25により第1のOリング83が圧接されて、内視鏡1の液密性が保たれる。したがって、内視鏡1を使用、洗浄、滅菌処理などしても内視鏡1内に水分や外気が混入することがないため、術者は安心して内視鏡1を使用することができる。
このような第1の収容部243に収容される第1のOリング83は、装着時に圧閉されて内視鏡1の液密性を保つ機能を有する。これにより、コネクター部受け筒24の外気連通部202からコネクター部2の内部空間に外気や水分が侵入することを防止することができる。したがって、コネクター部受け筒24の外気連通部202近傍からコネクター部2の内部空間までを液密に保持することができる。
なお、第1のOリング83は、図2では、その断面形状が円形状のものである。また、第1のOリング83の大きさは、第1の収容部243に収容されるような大きさに設定される。そして、その内径は、外力が作用しない状態(自然状態)とほぼ同径でも、それよりも小さくてもよい。
次に、第2の収容部251、252、253について詳細に説明する。
第2の収容部251は、回転筒52の上側で、第1の収容部241に対して軸方向下側に並んだ位置に形成されている。また、第2の収容部251は、その回転筒52の周方向に、リング状の溝として形成されている。そして、この第2の収容部251に第2のOリング91が収容されている。このように、第2の収容部251が形成されることにより、第2のOリング91が、位置の特定された第2の収容部251(回転筒52)に収容されているので、第2のOリング91の存在や位置を特定し易く、取り出し易い。
第2の収容部251の横断面形状の大きさは、第2のOリング91を収容し、かつ、外力が作用しないよう、第2のOリング91の横断面の径よりも大きく形成されている。これにより、コネクター部2と接続部可撓管6を連結したときに、折れ止め部62により第2のOリング91が圧接されず、外力が作用しない状態が保たれる。したがって、第2のOリング91に交換した場合でも、第2のOリング91が有効に機能する。
かかる第2の収容部251は、その容積が、第1の収容部241の容積よりも大きく形成されている。これにより、第2のOリング91を収容部に収容し、内視鏡1の液密性を保持したときに、第2のOリング91が圧接されることがないため、第2のOリング91の変形を防止することができる。
また、第2の収容部251は、そのリング状の溝の深さが、第1の収容部241のリング状の溝の深さよりも深く形成されている。これにより、第2のOリング91を収容部に収容し、内視鏡1の液密性を保持したときに、第2のOリング91が確実に圧接されることがないため、第2のOリング91の変形をより確実に防止することができる。
なお、本実施形態では、第2の収容部251に収容される第2のOリング91の数は、1個である。これにより、第1のOリング81交換の際に、内視鏡1を分解することがないため、容易かつ短時間に第2のOリング91に交換することができる。したがって、Oリング交換者の作業効率が向上する。
このような第2の収容部251に収容される第2のOリング91は、第1のOリング81と交換するためのものであって、第1のOリング81と同じ型、同じ大きさである。そのため、第1のOリング81と同様の機能を有する。これにより、第2のOリング91に交換しても、有効に回転筒52の上側から折れ止め部62の先端側(図2中下側)までの間の空間を液密に保持することができる。
第2のOリング91は、連結構造部100の装着時にその横断面形状が実質的に変形を生じないように第2の収容部251に収容されている。これにより、第2のOリング91がその機能を維持しているため、第1のOリング81を第2のOリング91に交換しても有効に使用することができる。なお、実質的に変形を生じないとは、連結構造部への装着時または装着中の引っ張りによる多少の変形(横断面の僅かな増大、減少)は含むものである(以下、同じ。)。
また、第2のOリング91は、前記第1のOリング81に対して、液密に封止された空間の内部で、第1のOリング81の近傍に設置される。図2では、第1のOリング81に対して、軸方向下側に並んで配置される。液密に封止された空間の内部に位置することにより、第2のOリング91が外気や水分と遮断した状態で存在するため、変質・劣化が生じず、第2のOリング91を有効に使用することができる。
また、第1のOリング81の近傍に設置されることにより、第1のOリング81と交換するための移動距離が短く、容易かつ短時間に第2のOリング91に交換することができる。
また、軸方向に並んで配置されることにより、第2のOリング91を軸方向に短い距離だけ移動すればよいため、極めて容易に第1のOリング81を交換することができる。したがって、第1のOリング81の交換作業者の負担を軽減することができる。
第2の収容部252は、コネクター部受け筒24の外気連通部202の近傍で、前記第1の収容部242に対して軸方向上側に並んだ状態で形成されている。また、第2の収容部252は、そのコネクター部受け筒24の周方向に、リング状の溝として形成されている。そして、この第2の収容部252に第2のOリング92が収容されている。このように、第2の収容部252が形成されることにより、第2のOリング92が、位置の特定された第2の収容部252(コネクター部受け筒24)に収容されているので、第2のOリング92の存在や位置を特定し易く、取り出し易い。
第2の収容部252の横断面形状の大きさは、第2のOリング92を収容し、かつ、外力が作用しないよう、第2のOリング92の横断面の径よりも大きく形成されている。これにより、コネクター部2と接続部可撓管6を連結したときに、折れ止め部62により第2のOリング92が圧接されず、外力が作用しない状態が保たれる。したがって、第2のOリング92に交換した場合でも、第2のOリング92が有効に機能する。
かかる第2の収容部252は、その容積が、第1の収容部242の容積よりも大きく形成されている。これにより、第2のOリング92を収容部に収容し、内視鏡1の液密性を保持したときに、第2のOリング92が圧接されることがないため、第2のOリング92の変形を防止することができる。
また、第2の収容部252は、そのリング状の溝の深さが、第1の収容部242のリング状の溝の深さよりも深く形成されている。これにより、第2のOリング92を収容部に収容し、内視鏡1の液密性を保持したときに、第2のOリング92が確実に圧接されることがないため、第2のOリング92の変形をより確実に防止することができる。
なお、本実施形態では、第2の収容部252に収容される第2のOリング92の数は、1個である。これにより、第1のOリング82交換の際に、内視鏡1を分解することがないため、容易かつ短時間に第2のOリング92に交換することができる。したがって、Oリング交換者の作業効率が向上する。
このような第2の収容部252に収容される第2のOリング92は、第1のOリング82と交換するためのものであって、第1のOリング82と同じ型、同じ大きさである。そのため、第1のOリング82と同様の機能を有する。これにより、第2のOリング92に交換しても、有効に回転筒52の上側から折れ止め部62の下側までの間の空間を液密に保持することができる。
第2のOリング92は、連結構造部100の装着時にその横断面形状が実質的に変形を生じないように第2の収容部252に収容されている。これにより、第2のOリング92がその機能を維持しているため、第1のOリング82を第2のOリング92に交換しても有効に使用することができる。
また、第2のOリング92は、前記第1のOリング82に対して、液密に封止された空間の内部で、第1のOリング82の近傍に設置される。図2では、第1のOリング82に対して、軸方向上側に並んで配置される。液密に封止された空間の内部に位置することにより、第2のOリング92が外気や水分と遮断した状態で存在するため、変質・劣化が生じず、第2のOリング92を有効に使用することができる。
また、第1のOリング82の近傍に設置されることにより、第1のOリング82と交換するための移動距離が短く、容易かつ短時間に第2のOリング92に交換することができる。
また、軸方向に並んで配置されることにより、第2のOリング92を軸方向に短い距離だけ移動すればよいため、極めて容易に第1のOリング82を交換することができる。したがって、第1のOリング82の交換作業者の負担を軽減することができる。
第2の収容部253は、コネクター部受け筒24の外気連通部202の近傍で、前記第1の収容部243に対して軸方向下側に並んだ状態で形成されている。すなわち、第2の収容部253は、コクネクター部2の内部空間に形成されている。また、第2の収容部253は、そのコネクター部受け筒24の周方向に、リング状の溝として形成されている。そして、この第2の収容部253に第2のOリング93が収容されている。このように、第2の収容部253が形成されることにより、第2のOリング93が、位置の特定された第2の収容部253(コネクター部受け筒24)に収容されているので、第2のOリング93の存在や位置を特定し易く、取り出し易い。また、第2の収容部253がコネクター部2の内部空間を利用しているため、コネクター部受け筒24に特に第2の収容部253を形成することがない。さらに、第2の収容部253がコネクター部2の内部空間を利用しているため、第2のOリング収容部253の位置が限定されない。このように、第1のOリング83の交換作業者、内視鏡1の製造者の負担を軽減し、操作性を向上させることができる。
第2の収容部253の横断面形状の大きさは、第2のOリング93を収容し、かつ、外力が作用しないよう、第2のOリング93の横断面の径よりも大きく形成されている。これにより、第2のOリング93が圧接されず、外力が作用しない状態が保たれる。したがって、第2のOリング93に交換した場合でも、第2のOリング93が有効に機能する。
かかる第2の収容部253は、その容積が、第1の収容部243の容積よりも大きく形成されている。これにより、第2のOリング93を収容部に収容し、内視鏡1の液密性を保持したときに、第2のOリング93が圧接されることがないため、第2のOリング93の変形を防止することができる。
また、第2の収容部253は、そのリング状の溝の深さが、第1の収容部243のリング状の溝の深さよりも深く形成されている。これにより、第2のOリング93を収容部に収容し、内視鏡1の液密性を保持したときに、第2のOリング93が確実に圧接されることがないため、第2のOリング93の変形をより確実に防止することができる。
なお、本実施形態では、第2の収容部252に収容される第2のOリング93の数は、1個である。これにより、第1のOリング83交換の際に、内視鏡1を分解することがないため、容易かつ短時間に第2のOリング93に交換することができる。したがって、Oリング交換者の作業効率が向上する。
このような第2の収容部253に収容される第2のOリング93は、第1のOリング83と交換するためのものであって、第1のOリング83と同じ型、同じ大きさである。そのため、第1のOリング83と同様の機能を有する。これにより、第2のOリング93に交換しても、有効にコネクター部受け筒24の外気連通部202からコネクター部2の内部空間を液密に保持することができる。
第2のOリング93は、連結構造部100の装着時にその横断面形状が実質的に変形を生じないように第2の収容部253に収容されている。これにより、第2のOリング93がその機能を維持しているため、第1のOリング83を第2のOリング93に交換しても有効に使用することができる。
また、第2のOリング93は、前記第1のOリング83に対して、液密に封止された空間の内部で、第1のOリング83の近傍に設置される。図2では、第1のOリング83に対して、軸方向下側に並んで配置される。液密に封止された空間の内部に位置することにより、第2のOリング93が外気や水分と遮断した状態で存在するため、変質・劣化が生じず、第2のOリング93を有効に使用することができる。
また、第1のOリング83の近傍に設置されることにより、第1のOリング83と交換するための移動距離が短く、容易かつ短時間に第2のOリング93に交換することができる。
また、軸方向に並んで配置されることにより、第2のOリング93を軸方向に短い距離だけ移動すればよいため、極めて容易に第1のOリング83を交換することができる。したがって、第1のOリング83の交換作業者の負担を軽減することができる。
次に、第1のOリング81から第2のOリング91、第1のOリング82から第2のOリング92、第1のOリング83から第2のOリング93への交換操作について説明する。
内視鏡1の使用、洗浄、消毒、滅菌処理などの繰り返しにより、第1のOリング81、82、83が変質・劣化し、内視鏡1の液密性が保持できなくなることがある。そこで、連結構造部100に設置された第2のOリング91、92、93への交換を行う必要がある。
(第1のOリング81から第2のOリング91への交換操作)
まず、折れ止め部62の基端部を、接続部可撓管基端口金の外周面に形成された円周溝(図示しない)から取り外す。
次に、変質・劣化している第1のOリング81を切断し、第1の収容部241から取り出す。そして、第2の収容部251に収容されている第2のOリング91を第1の収容部241に移動させる。なお、かかる移動の手段は、手動など各種移動手段で行われる。
第2のOリング91の移動後、再度折れ止め部62を前記円周溝に取り付ける。
このような操作により、内視鏡1の液密性が保持される。これにより、簡便で短時間に第2のOリング91への交換作業をすることができ、交換作業効率が向上する。また、第2のOリング91が予め第2の収容部251に収容されているため、第1のOリング81から第2のOリング91へ容易に交換することができる。よって、Oリング交換者の作業負担の軽減、操作性の向上を図ることができる。
(第1のOリング82から第2のOリング92への交換操作)
まず、折れ止め部62の基端部を、接続部可撓管基端口金の外周面に形成された円周溝(図示しない)から取り外す。
次に、変質・劣化している第1のOリング82を切断し、第1の収容部242から取り出す。そして、第2の収容部252に収容されている第2のOリング92を第1の収容部242に移動させる。なお、かかる移動の手段は、手動など各種移動手段で行われる。
第2のOリング92の移動後、再度折れ止め部62を前記円周溝に取り付ける。
このような操作により、内視鏡1の液密性が保持される。これにより、簡便で短時間に第2のOリング92への交換作業をすることができ、交換作業効率が向上する。また、第2のOリング92が予め第2の収容部252に収容されているため、第1のOリング82から第2のOリング92へ容易に交換することができる。よって、Oリング交換者の作業負担の軽減、操作性の向上を図ることができる。
(第1のOリング83から第2のOリング93への交換操作)
まず、折れ止め部62の基端部を、接続部可撓管基端口金の外周面に形成された円周溝(図示しない)から取り外す。そして、螺合部55を緩め、コネクター部受け筒24とコネクター部ハウジング25とを離脱させる。
次に、変質・劣化している第1のOリング83を切断し、第1の収容部243から取り出す。そして、第2の収容部253に収容されている第2のOリング93を第1の収容部243に移動させる。なお、かかる移動の手段は、手動など各種移動手段で行われる。
第2のOリング93の移動後、再び、コネクター部受け筒24とコネクター部ハウジング25とを螺合部55により螺合する。
このような操作により、内視鏡1の液密性が保持される。これにより、簡便で短時間に第2のOリング93への交換作業をすることができ、交換作業効率が向上する。また、第2のOリング93が予め第2の収容部253に収容されているため、第1のOリング83から第2のOリング93へ容易に交換することができる。よって、Oリング交換者の作業負担の軽減、操作性の向上を図ることができる。
以上、本実施形態では、コネクター部2と接続部可撓管6との間の連結構造部100について説明したが、操作部3と接続部可撓管6との間の連結構造部100についても上記説明したコネクター部2と接続部可撓管6との間の連結構造部100と同様の作用、効果を有する。また、上記説明した第2のOリング91、92、93への交換操作と同様の操作により交換することができる。
なお、第1のOリング81、82、83、それぞれいずれも形状、寸法が異なるものであるが、形状、寸法が同一のものであってもよい。そして、それに対応して、第2のOリング91、92、93も、その形状、寸法が異なっていても、同一であってもよい。
<第2実施形態>
図3は、本発明の内視鏡の第2実施形態を示す、操作部と接続部可撓管との間の連結構造部の部分縦断面図である。なお、以下では、図3中の上側を「上」、下側を「下」という。
以下、この図を参照して本発明の内視鏡の第2実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、第2の収容部253がコネクター部受け筒24の内部空間に設けられている点で第1実施形態と相違する。
図3に示すように、内視鏡1のコネクター部受け筒24内部空間に、光ファイバー束30を第2のOリング93内に通した状態で第2の収容部253が設けられている。すなわち、第2の収容部253は、コネクター部受け筒24内の空間全体を意味する。したがって、そこに収容される第2のOリング93は光ファイバー束30の軸方向に自由に動くことができる。
これにより、コネクター部受け筒24に新たに第2の収容部253を形成する必要がないため、簡単かつ短時間に第2のOリング93を備える内視鏡1を製造することができる。また、本実施形態の第2の収容部253は、第1実施形態の第2の収容部253よりも内側に位置するため、収容される第2のOリング93にかかるストレスをより確実に防ぐことができる。そのため、第1のOリング83を第2のOリング93に交換した場合であっても、確実に内視鏡1の液密性を保持することができる。したがって、第2のOリング93交換作業者の負担を軽減でき、安心して第2のOリング93に交換することができる。
また、第2のOリング収容部253は、コネクター部受け筒24内の空間全体を意味するから、複数の第2のOリング93を収容することもできる。これにより、複数個の第2のOリング93が収容されるため、第1のOリング83が複数回変質・劣化した場合でも、内視鏡1を分解することなく、第2のOリング93に容易かつ短時間に交換することができる。したがって、かかる交換作業における操作性が向上する。
第1のOリング83から第2のOリング93への交換操作は、次のようにして行う。まず、折れ止め部62の基端部を、接続部可撓管基端口金の外周面に形成された円周溝(図示しない)から取り外す。その後、螺合部55を緩め、コネクター部受け筒24とコネクター部ハウジング25とを離脱させる。そして、抜け止め用ナット53を緩め、コネクター部受け筒24から回転筒52が連結された接続部可撓管本体61を取り外す。
次に、変質・劣化している第1のOリング83を切断した後、コネクター部受け筒24の内部空間に設置されている第2のOリング93を取り出す。第2のOリング93を引き伸ばし、第2のOリング93内にコネクター部受け筒24を通し、第1の収容部243に移動させる。なお、かかる移動の手段は、手動など各種移動手段で行われる。
第2のOリング93の移動後、再び、コネクター部受け筒24と回転筒52が連結された接続部可撓管本体61を抜け止め用ナット53で嵌合する。そして、コネクター部受け筒24とコネクター部ハウジング25とを螺合部55により螺合する。最後に折れ止め部62を接続部可撓管基端口金の外周面に形成された円周溝に取り付ける。
このような操作により、内視鏡1の液密性が保持される。これにより、簡便で短時間に第2のOリング93への交換作業をすることができ、交換作業効率が向上する。また、第2のOリング93が予め第2の収容部253に収容されているため、第1のOリング83から第2のOリング93へ容易に交換することができる。よって、Oリング交換者の作業負担の軽減、操作性の向上を図ることができる。
また、このような第2のOリング93は、第1のOリング81、82と交換してもよい。これにより、第2の収容部252、253にそれぞれ第2のOリング91、92を収容しておかなくてもよいため、それぞれの収容部にそれぞれのOリングを収容する手間が省ける。
なお、光ファイバー束30は、光ファイバーの他、画像信号ケーブル、ライトケーブルバンドル(LCB)などの各種ケーブルを含むものであり、内視鏡1のCCDイメージセンサ(撮像素子)、撮像素子用ドライバ、EEPROM等の所定の回路に電気的に接続されている。
<第3実施形態>
図4は、本発明の内視鏡の第3実施形態を示す、操作部と接続部可撓管との間の連結構造部の部分縦断面図である。なお、以下では、図4中の上側を「上」、下側を「下」という。
以下、この図を参照して本発明の内視鏡の第3実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、第1の収容部243が、コネクター部ハウジング25の先端部(図4中上側)内周面に開口して形成されている点で前記第1、第2実施形態と相違する。
これにより、第1のOリング83が、コネクター部受け筒24の外周面に圧閉されて内視鏡1の液密性を保持することができる。
なお、第1のOリング83の内径は、外力が作用しない状態(自然状態)とほぼ同径でも、それよりも大きくてもよい。
また、第2の収容部253は、第1の収容部243に対して、液密に封止された空間の内部に軸方向下側に並んで、コネクター部受け筒24側に前記同様に形成されている。これにより、第1の収容部243と第2の収容部253とが、それぞれコネクター部受け筒24とコネクター部ハウジング25とに分かれて設けられているため、コネクター部ハウジング25を外したときに、第1のOリング83と第2のOリング93とを同時に外すことができる。
なお、本実施形態は、第1の収容部243を代表して説明したが、第1の収容部241、242がそれぞれ折れ止め部62側に設けられていてもよい。さらに、第2の収容部251、252をも、それぞれ折れ止め部62側に設けてもよい。
また、第2の収容部251、252のみを、それぞれ折れ止め部62側に設けてもよい。
以上、本発明の内視鏡を、図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に、他の任意の構成物が付加されていてもよい。
また、第2の収容部251、252、253は、それぞれ、複数個形成してもよく、それらに対応する第2のOリング91、92、93が収容されていてもよい。これにより、複数回の第2のOリング91、92、93への交換作業に対応することができる。
また、第1の収容部241、242、第2の収容部251、252は、それぞれ折れ止め部62にまたがって形成されていてもよい。また、第1の収容部243は、コネクター部ハウジング25にまたがって形成されていてもよい。
第1のOリング81、82、83の数は、それぞれ内視鏡1が液密に保たれれば、特に限定されない。
第2のOリング91、92、93の数は、それぞれ1個以上であれば特に限定されない。一般に、Oリングの交換は、内視鏡1の寿命に対して2〜3回行われる。したがって、第2の収容部251、252、253には、それぞれ2〜3個の第2のOリング91、92、93が収容されていてもよい。これにより、第1のOリング81、82、83を交換する毎に第2のOリング91、92、93の数が減少するため、第1のOリング81、82、83の交換回数を一目で認識することができる。したがって、第2のOリング91、92、93への交換作業の操作性を向上させることができる。
また、特定の回数、交換を行った場合を内視鏡1の寿命と定めておけば、内視鏡1の寿命を知ることができる。したがって、術者は安心して当該内視鏡1を使用することができ、Oリング交換者の作業効率も向上する。
また、第1のOリング81、82、83と第2のOリング91、92、93とは、それぞれそれらの色が異なっていてもよい。これにより、使用済みの第1のOリング81、82、83と未使用の第2のOリング91、92、93とをそれぞれ視覚的に区別をすることができる。また、第1のOリング81、82、83が第2のOリング91、92、93に交換されることで、第1のOリング81、82、83と第2のOリング91、92、93の色が異なるため、Oリングの交換作業が行われたことを認識することができる。
なお、第1のOリング81、82、83、第2のOリング91、92、93は、それぞれ、その断面形状が円形状やX字状のものに限られず、四角形や三角形のような多角形状、半円形状など、いかなる形状でも構わない。
本発明の内視鏡の第1実施形態を示す平面図である。 図1に示す内視鏡が備えるコネクター部と接続部可撓管との間の連結構造部の第1実施形態を示す部分縦断面図である。 図1に示す内視鏡が備えるコネクター部と接続部可撓管との間の連結構造部の第2実施形態を示す部分縦断面図である。 図1に示す内視鏡が備えるコネクター部と接続部可撓管との間の連結構造部の第3実施形態を示す部分縦断面図である。
符号の説明
1 内視鏡
2 コネクター部
21 コネクター部本体
22 スコープコネクタ
23 ライトコネクタ
231 ライトガイド
232 外周部
24 コネクター部受け筒
241、242、243 第1の収容部
251、252、253 第2の収容部
25 コネクター部ハウジング
3 操作部
31 操作部ハウジング
32、33 操作ノブ
4 湾曲部
51 ネジ
52 回転筒
53 ナット
54 ピン
55 螺合部
6 接続部可撓管
61 接続部可撓管本体
62 折れ止め部
621 ゴム部材
622 金属部材
7 挿入部可撓管
81、82、83 第1のOリング
91、92、93 第2のOリング
10 カバー
201、202 外気連通部
30 光ファイバー束
50 連結管口金
100 連結構造部

Claims (11)

  1. 着脱自在でかつ装着時に液密性を保持できるような連結構造部を備えた内視鏡であって、
    前記連結構造部に設置され、装着時に圧閉されて液密性を保つ第1のOリングと、
    前記第1のOリングと同型の交換用の第2のOリングとを備え、
    前記第2のOリングは、前記連結構造部の装着時にその横断面形状が実質的に変形を生じないように設置されていることを特徴とする内視鏡。
  2. 前記第2のOリングは、前記第1のOリングによって液密に封止された空間の内部に位置する請求項1に記載の内視鏡。
  3. 前記第2のOリングは、前記第1のOリングの近傍に設置されている請求項1または2に記載の内視鏡。
  4. 前記第2のOリングは、前記第1のOリングに対し、軸方向に並べて配置されている請求項1ないし3のいずれかに記載の内視鏡。
  5. 前記内視鏡は、操作部と、コネクターと、前記操作部と前記コネクター部とを接続する接続部可撓管とを有し、
    前記連結構造部は、前記操作部と前記接続部可撓管との間、または、前記コネクター部と前記接続部可撓管との間の少なくとも一方に形成されている請求項1ないし4のいずれかに記載の内視鏡。
  6. 前記第2のOリングは、前記操作部または前記コネクター部の内部空間に位置する請求項1ないし5のいずれかに記載の内視鏡。
  7. 前記第1のOリングは第1の収容部に収容され、前記第2のOリングは第2の収容部に収容され、
    前記第2の収容部の容積が前記第1の収容部の容積よりも大きい請求項1ないし6のいずれかに記載の内視鏡。
  8. 前記第1の収容部および前記第2の収容部は、それぞれ前記操作部の周方向に形成されたリング状の溝であり、
    前記第2の収容部の溝の深さが、前記第1の収容部の溝の深さよりも深い請求項7に記載の内視鏡。
  9. 前記第2のOリングは、前記第2の収容部に1〜3個収容されている請求項1ないし8のいずれかに記載の内視鏡。
  10. 前記第2のOリングは、前記第2の収容部に、外力が作用しない状態で収容されている請求項1ないし9のいずれかに記載の内視鏡。
  11. 前記第2のOリングは、その断面形状がX字状である請求項1ないし10のいずれかに記載の内視鏡。
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