JPH1042653A - 超鋼チップ刃付草刈刃 - Google Patents

超鋼チップ刃付草刈刃

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Publication number
JPH1042653A
JPH1042653A JP23460596A JP23460596A JPH1042653A JP H1042653 A JPH1042653 A JP H1042653A JP 23460596 A JP23460596 A JP 23460596A JP 23460596 A JP23460596 A JP 23460596A JP H1042653 A JPH1042653 A JP H1042653A
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JP
Japan
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blade
superhigh
speed steel
steel tip
mowing
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Pending
Application number
JP23460596A
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English (en)
Inventor
Yutaka Kanamaru
豊 金丸
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Individual
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Abstract

(57)【要約】 【課題】超鋼チップ刃の歯部への取付け強度を低下させ
ることなく、被切断物に対する切削抵抗を小さくするこ
とができ、刈払機のエンジンへの負担を軽減でき、燃費
を向上させると共に、操作性を向上させ、作業者の疲労
を軽減することができる超鋼チップ刃付草刈刃を提供す
る。 【解決手段】円板状基体1の外周に多数の歯部2,2’
を形成し、この歯部2,2’の先端部に超鋼チップ刃4
をロウ付けしてなる超鋼チップ刃付草刈刃において、超
鋼チップ刃4の刃先4aの傾斜が全て同一方向になるよ
うに歯部2,2’に取付けると共に、歯部2,2’と超
鋼チップ刃4とを傾斜面2aをもって接合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、雑草などを刈取る
際に使用する刈払機用の草刈刃に関するものであり、特
にその歯部に超鋼チップをロウ付けしてなる草刈刃に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の草刈刃は、図6に示すよ
うに、草刈刃本体5より肉厚な超鋼チップ刃6を草刈刃
の歯部7に埋め込んでロウ付けされている。そして、図
7に示すように、材木を切断する鋸歯に見られるような
組み刃状(チップ刃6の刃先の傾斜が互いに交差した状
態)に取付けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ものは、超鋼チップ刃が草刈刃本体の厚さよりも肉厚な
上、上記したような組み刃状に取付けられているため、
被切断物に対する切削抵抗が非常に大きくなる。このた
め比較的硬い草木などを切断する場合は良いが、芝生等
の柔軟な草の切断には不向きであった。また、切削抵抗
の大きさを補うためには草刈刃を高速回転させざるを得
ず、その結果、刈払機のエンジンへの負担が大きくな
り、燃費も悪い。さらに、高速回転による強い遠心力の
ため刈払機の誘導作業に強い筋力を要するので、作業者
の疲労が大きくなるという問題があった。そこで、超鋼
チップ刃の肉厚を草刈刃本体の肉厚と同一にすれば、切
削抵抗を軽減できるのであるが、単に薄くしたのでは、
超鋼チップ刃と歯部との接合面積も減少し接着強度が低
下するという問題が生じる。本発明は、上記問題点に鑑
み、超鋼チップ刃の歯部への取付け強度を低下させるこ
となく、被切断物に対する切削抵抗を小さくすることが
でき、刈払機のエンジンへの負担を軽減でき、燃費を向
上させると共に、操作性を向上させ、作業者の疲労を軽
減することのできる超鋼チップ刃付草刈刃を提供するこ
とを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため本発明では、円
板状基体の外周に多数の歯部を形成し、この歯部の先端
部に超鋼チップ刃をロウ付けしてなる超鋼チップ刃付草
刈刃において、前記超鋼チップ刃の刃先の傾斜が全て同
一方向になるように前記歯部に取付けたことを第1の特
徴とし、歯部と超鋼チップ刃とを傾斜面をもって接合し
たことを第2の特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
る一実施例と従来技術と比較しながら本発明の実施形態
を説明する。図1は本発明に係る超鋼チップ刃付草刈刃
の平面図、図2は図1のA−A線拡大断面図、図3は歯
部から超鋼チップ刃を分離した状態を示す拡大斜視図、
図4は本発明に係る超鋼チップ刃付草刈刃の一部拡大平
面図、図5は図4の草刈刃をその外周から見た拡大図、
図6は従来の超鋼チップ刃付草刈刃の一部拡大平面図、
図7は図6の草刈刃をその外周から見た拡大図である。
【0006】図1に示すように、草刈刃本体1は円板状
に形成されている。この草刈刃本体1の円周端部には複
数の鋸歯状の歯部2,2’が等間隔に設けられている。
この歯部2と隣接している歯部2’との谷部には、円弧
状に形成された切刃部3が設けられている。この切刃部
3は全ての歯部2,2’間に設けられており、後述する
超鋼チップ刃4の刃部4aと一体的に連続して形成され
ている。
【0007】図1乃至図5に示すように、歯部2,2’
の先端部には超鋼チップ刃4が嵌め込まれ、且つロウ付
けして取付けられている。この超鋼チップ刃4は、グラ
インダーによる検削加工により歯部2,2’の外周及び
前記谷部の切刃部3に連続して且つ切刃部3の傾斜角に
倣って刃部4aが形成されると共に、図2及び図5に示
すように、草刈刃本体1の肉厚と同一厚さ(すなわち、
歯部2の表裏面2b及び2cと超鋼チップ刃4の表裏面
4b及び4cとは面一)にされている。ここで、超鋼チ
ップ刃4の歯部2との接合面2aは傾斜面としてある。
これにより、接合面積を広くすることができ、超鋼チッ
プ刃4の肉厚を草刈刃本体1の肉厚と同一にしても、超
鋼チップ刃4と歯部2との十分な接着強度を得ることが
できる。さらに、超鋼チップ刃4自身の容積も大きくな
るので、強度も増大する。
【0008】さらに、図5に示すように、超鋼チップ刃
4の刃部4aの傾斜が全て同一方向になるように歯部
2,2’に取付けてあるので、切削抵抗を小さくするこ
とができ、柔軟な草等の切断に好適なばかりでなく、刈
り取った後の草等の切断面を真っ直ぐ奇麗に仕上げるこ
とができる。また、超鋼チップ刃4の刃部4aのすくい
角は0度〜5度にするのが好適であり、本実施例では、
5度(超鋼チップ刃4の刃部4aの直線部分が草刈刃本
体1の半径線上を基準に5度内向するように)されてい
る。これも切削抵抗を小さくする一因となる。
【0009】本草刈刃は携行式の刈払機に取付けられた
エンジンを駆動源に回転することにより草を刈り取る。
無論、従来の刈払機の回転速度においても従来の草刈刃
に比べて良い切れ味を示すが、切削抵抗が小さいので、
従来よりも低速度で充分な切れ味を得ることができる。
加えて、強い遠心力も生じないので、作業者は刈払機の
誘導作業を容易に行うことができる。また、岩石等の障
害物に接触したときの衝撃も小さくて済み破損し難いと
いう利点が生じる。尚、本実施例においては、歯部2と
隣接している歯部2’との谷部に円弧状に形成された切
刃部3を設けているが、これは、超鋼チップ刃4あるい
は歯部2,2が破損した場合において、新たな切断刃と
して作用し、切れ味の低下を抑制するものであり、本願
発明の要旨とするところは、「超鋼チップ刃の刃先の傾
斜が全て同一方向になるように歯部に取付けた点」と、
「歯部と超鋼チップ刃との接合面を傾斜させて接合した
点」にあり、前記切刃部3の有無に限定されるものでは
ない。
【0010】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したので、以
下の優れた効果がある。 (1).超鋼チップ刃の歯部への取付け強度を低下させ
ることなく、被切断物に対する切削抵抗を小さくするこ
とができる。 (2).刈払機のエンジンへの負担を軽減でき、燃費を
向上させると共に、操作性を向上させ、作業者の疲労を
軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る超鋼チップ刃付草刈刃の平面図で
ある。
【図2】図1のA−A線拡大断面図である。
【図3】歯部から超鋼チップ刃を分離した状態を示す拡
大斜視図である。
【図4】本発明に係る超鋼チップ刃付草刈刃の一部拡大
平面図である。
【図5】図4の草刈刃をその外周から見た拡大図であ
る。
【図6】従来の超鋼チップ刃付草刈刃の一部拡大平面図
である。
【図7】図6の草刈刃をその外周から見た拡大図であ
る。
【符号の説明】
1 草刈刃本体 2 歯部 2’ 歯部 2a 超鋼チップ刃との接合面 3 円弧状の切刃部 4 超鋼チップ刃 4a 超鋼チップ刃の刃部 5 従来の草刈刃 6 従来の草刈刃の超鋼チップ刃

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円板状基体の外周に多数の歯部を形成し、
    この歯部の先端部に超鋼チップ刃をロウ付けしてなる超
    鋼チップ刃付草刈刃において、前記超鋼チップ刃の刃先
    の傾斜が全て同一方向になるように前記歯部に取付けた
    ことを特徴とする超鋼チップ刃付草刈刃。
  2. 【請求項2】歯部と超鋼チップ刃とを傾斜面をもって接
    合したことを特徴とする請求項1記載の超鋼チップ刃付
    草刈刃。
JP23460596A 1996-07-31 1996-07-31 超鋼チップ刃付草刈刃 Pending JPH1042653A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23460596A JPH1042653A (ja) 1996-07-31 1996-07-31 超鋼チップ刃付草刈刃

Applications Claiming Priority (1)

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JP23460596A JPH1042653A (ja) 1996-07-31 1996-07-31 超鋼チップ刃付草刈刃

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1042653A true JPH1042653A (ja) 1998-02-17

Family

ID=16973661

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23460596A Pending JPH1042653A (ja) 1996-07-31 1996-07-31 超鋼チップ刃付草刈刃

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JP (1) JPH1042653A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006288268A (ja) * 2005-04-11 2006-10-26 Tenryu Saw Mfg Co Ltd 刈払い機用回転カッター
JP2014171470A (ja) * 2013-03-05 2014-09-22 Trigger:Kk 刈払い用回転刃

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