JPH1042086A - ファクシミリ通信ネットワークシステム - Google Patents

ファクシミリ通信ネットワークシステム

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JPH1042086A
JPH1042086A JP8214050A JP21405096A JPH1042086A JP H1042086 A JPH1042086 A JP H1042086A JP 8214050 A JP8214050 A JP 8214050A JP 21405096 A JP21405096 A JP 21405096A JP H1042086 A JPH1042086 A JP H1042086A
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JP8214050A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Toriyama
佳昭 鳥山
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホテル等の宿泊客が就寝中にファクシミリ自
動配送サービスによって睡眠を妨害されるのを無くすこ
とができるファクシミリ通信ネットワークシステムを提
供する。 【解決手段】 端末装置側(客室ファクシミリ装置4)
に、部屋の明暗を検出する光検出部4fを備えて、部屋
が暗くなったのを検出すると、当該端末装置はファクシ
ミリ自動配送サービス一時停止の旨をセンター装置に通
知する一方、部屋が明るくなったのを検出すると、一時
停止解除の旨をセンター装置に通知し、センター装置
は、端末装置から自動配送サービス一時停止の通知を受
けると、その旨を当該端末識別情報とともに記憶して、
以降の当該端末装置に対する自動配送サービスを一時停
止する一方、当該端末装置から一時停止解除の通知を受
けると、当該端末装置に対する自動配送サービスを再開
するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多数の者が一時的
に使用するホテル等の施設の利用者にファクシミリ自動
配送サービスを提供するファクシミリ通信ネットワーク
システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ホテル等の構内交換装置(PB
X)の内線にファクシミリ装置を接続する場合、公衆回
線網(外線)に対する発信は問題ないが、各内線毎にダ
イヤルイン番号(契約)を設定しない限り、公衆回線網
からの着信は直接各内線へ接続されない。つまり、PB
X内線のファクシミリ装置に対してファクシミリ文書を
自動的に送付することができないという問題があった。
なお、ホテル等の各客室毎の内線にダイヤルイン契約を
設定することはホテル側にとって非常にコスト高とな
る。
【0003】この問題を解決したファクシミリ通信ネッ
トワークシステムとして、特開昭56−8957号公報
記載の「ファクシミリ通信方式」や特表平5−5061
28号公報記載の「データ伝送装置」等を元に開発され
たホテルファクシミリシステムが既に実施されている。
【0004】このようなホテルファクシミリシステムの
一例を図4及び図5を参照して説明する。
【0005】図4において、多数の使用者により利用さ
れる施設の一つであるホテル1に設置された構内交換装
置2は公衆回線網3に接続されている。ホテル1内の客
室R1から客室Rmまでの各客室には、それぞれ、構内
交換装置2に内線接続された通信アダプタ装置5と、そ
の通信アダプタ装置5に接続されたファクシミリ装置4
及び電話装置10とから構成される内線端末装置T1な
いしTmが配置されている。なお、各通信アダプタ装置
5は、それぞれポケットべルと呼ばれる呼出専用のペー
ジャ5aを内蔵している。また、構内交換装置2には、
各客室の内線端末装置の使用状況を監視し、各客室毎の
課金データ等を管理するためのファクシミリ管理装置
(FCS)6が接続されている。このファクシミリ管理
装置6はパーソナルコンピュータ等から成り、ホテルの
フロント等に設置されている。ところで、一般にページ
ャ5aは、呼び出されるとLEDを発光させたり、ブザ
ーを鳴動させるようになっており、このシステムでは前
記ページャ5aのLEDの発光信号等をフォトトランジ
スタ等で受光して電気信号に変換することにより、通信
アダプタ装置5を起動させるようになっている。
【0006】一方、FAXサーバーとなるセンター装置
7は、公衆回線網3に複数の物理回線で接続されるとと
もに、物理回線数を超える多数のダイヤルイン契約が設
定されており、保有するダイヤルイン番号をファクシミ
リ番号として割り当てたとき、それぞれに対応したファ
クシミリ情報蓄積部である,メールボックスM1ないし
Mnを作成する一方、後述するページャ番号とアダプタ
コード等の対応テーブル7aを記憶している。
【0007】ページャ発信局8は、センター装置7から
通知されるページャ番号を含む呼出信号を生成して無線
により送出するものである。
【0008】各客室の通信アダプタ装置5には、センタ
ー装置7がそれらを識別するための識別情報であるアダ
プタのIDコード,客室番号及びホテル番号等が予め設
定されており、各客室の通信アダプタ装置5に内蔵され
たページャ5aには、センター装置7がページャ発信局
8を介してそれらを選択的に呼び出すためのページャ番
号が予め割り当てられている。
【0009】一方、センター装置7は、図5に示される
ように、各客室の内線端末装置に対応したアダプタコー
ド及びページャ番号の対応テーブル7aを予め記憶して
いる。
【0010】ホテル1の一時的な使用者である宿泊客に
は、ホテル1側により特定の客室が割り当てられること
により、特定の内線端末装置が割り当てられる。その特
定の内線端末装置が割り当てられた宿泊客は、内線端末
装置の利用を開始するに先立って、その内線端末装置を
外部の通信相手先が特定するためのファクシミリ番号を
得るために、ファクシミリ装置4を操作することによっ
て通信アダプタ装置5を通じてセンター装置7を呼出
し、ファクシミリ番号割り当て要求をする。呼出後、通
信アダプタ装置5は、自身のアダプタコードを含む識別
情報をPB信号(DTMF信号)による所定のプロトコ
ルに乗せて送出することによりセンター装置7に通知す
る。
【0011】センター装置7は、送出されたアダプタコ
ードと、対応テーブル7aとを比較し、その送出された
アダプタコードと同一の対応テーブル7a内のアダプタ
コードに未割り当てのファクシミリ番号を割り当て、こ
れに対応してメールボックスM1ないしMnを作成す
る。メールボックスM1ないしMnは、前述したよう
に、それぞれ特定のファクシミリ番号に対応しているた
め、送出されたアダプタコードは、特定のファクシミリ
番号に対応付けられたことになる。また、メールボック
ス及びそれに対応するファクシミリ番号は、アダプタコ
ードとページャ番号とが対応しているため、その対応す
るページャ番号にも対応付けられたことにもなる。
【0012】以上の宿泊客による内線端末装置の利用を
開始するに先立つファクシミリ番号割り当て要求操作
を、以後サインオン操作と呼ぶことにする。なお、サイ
ンオン操作に先立って、当該システムを保守するサービ
スマンにより、通信アダプタ装置5をシステムに組み込
むインストール操作を行っておく必要があり、その時
に、アダプタ自身を識別する特定コード(アダプタコー
ド)とホテルの客室及びページャの電話番号とを対応付
け、そのデータをテーブルに登録してセンター装置7が
管理する。また、サインオン操作の後には、サインオン
操作とは逆に、宿泊客のチェックアウト時にアダプタコ
ードとファクシミリ番号との対応付けを解除する操作が
宿泊客またはホテル側により可能である。
【0013】上述したサインオン操作は、各宿泊客ごと
にそれぞれ個別に行われる。センター装置7は、サイン
オン操作後に当該内線端末装置に対して、その内線端末
装置を特定するアダプタコードに対応付けられたファク
シミリ番号が記載された使用説明書を送信する。宿泊客
は、内線端末装置が受信したその使用説明書に記載され
たファクシミリ番号を、予定される通信相手先に対し
て、そのファクシミリ装置4、または電話装置10を用
いて連絡する。
【0014】以上のサインオン操作による,ホテル1の
各客室の宿泊客に割り当てられた内線端末装置とセンタ
ー装置7のメールボックス及びそれに対応するファクシ
ミリ番号の対応付けの一例について、図5を参照して説
明する。
【0015】同図において、テーブルTgは、昨日及び
今日の各客室への宿泊客の割り当てを示している。対応
テーブル7aは、前述したように、アダプタコードとペ
ージャ番号の対応を示している。テーブルTmは、セン
ター装置7が備えるメールボックスとそれに対応するフ
ァクシミリ番号を示している。
【0016】テーブルTgの各客室と、対応テーブル7
aのアダプタコード及びページャ番号とは、前述したよ
うに1対1に対応している。テーブルTgにおいて、昨
日は、客室1に客Dが、客室3に客Eが宿泊し、それ以
外の客室には宿泊客がなく、一方、今日は、客室2に客
Aが、客室3に客Bが、客室mに客Cが宿泊し、それ以
外の客室には宿泊客がなかったとする。それらの宿泊客
は、各客室に割り当てられたことにより、間接的に対応
テーブル7aと対応付けられることになる。
【0017】各宿泊客は、各自、前記サインオン操作を
行ない、センター装置7は、当該アダプタコードに、他
の内線端末装置に未だ対応付けられていないファクシミ
リ番号を割り当て、それに対応するメールボックスを作
成する。
【0018】このアダプタコードのメールボックスへの
割り当ては、「昨日」においては、リンクLdに示され
るようにコード1がメールボックスM2に対応付けら
れ、また、リンクLeに示されるようにコード3がメー
ルボックスM1に対応付けられる。
【0019】一方、「今日」においては、昨日対応付け
られたリンクLd及びリンクLeは、それぞれチェック
アウト時の操作により解除される一方、リンクLaに示
されるようにコード2がメールボックスM1に対応付け
られ、リンクLbに示されるようにコード3がメールボ
ックスM2に対応付けられ、また、リンクLcに示され
るように、コードmがメールボックスM3に対応付けら
れている。
【0020】さて、このように、「今日」において、ア
ダプタコードを介して、メールボックス(ファクシミリ
番号)が割り当てられた宿泊客A、B、Cのうち、例え
ば、宿泊客Aに対してファクシミリ情報を送信しようと
する外部の通信相手先(図4に示されるファクシミリ装
置9)は、宿泊客Aから連絡されたファクシミリ番号、
すなわち、「FAX番号1」に発呼して、ファクシミリ
情報を送信する。
【0021】センター装置7は、ファクシミリ装置9か
ら送信されたファクシミリ情報を受信して「FAX番号
1」対応したメールボックスM1に一時蓄積する。そし
て、その「メールボックスM1」が割り当てられた「ア
ダプタコード2」に対応する「ページャ番号2」をペー
ジャ発信局8に通知し、ページャ発信局8は、その通知
されたページャ番号を含む呼出信号を生成して無線送出
する。
【0022】その送出された「ページャ番号2」に対応
する内線端末装置、すなわち、内線端末装置T2を構成
する通信アダプタ装置5に内蔵されたページャ5aが応
答し、そのLEDの発光をフォトトランジスタが受光し
て電気信号に変換することにより通信アダプタ装置5を
起動させる。起動した通信アダプタ装置5は、構内交換
装置2を介してセンター装置7に発呼するとともにPB
(プッシュボタン)信号に乗せて自身のアダプタコード
を含む識別情報を通知し、また、自装置に接続されたフ
ァクシミリ装置4を呼び出してセンター装置7に回線接
続する。センター装置7は、その通知されたアダプタコ
ードに対応するメールボックス,すなわちメールボック
スM1に蓄積されたファクシミリ情報をその発呼してき
た内線端末装置T2に送信し、内線端末装置T2は、そ
のファクシミリ情報を受信して記録出力する。これによ
り、ファクシミリ装置9が送信したファクシミリ情報が
宿泊客Aの手元に届く。
【0023】なお、ホテルの内線端末装置から外部のフ
ァクシミリ装置への送信は、ホテル内のファクシミリ装
置4から送信先のファクシミリ番号を直接ダイヤルする
ことにより、当該ファクシミリ番号の先頭に通信アダプ
タ装置5で自動的に「0」が付加されて外線発信され、
通常のファクシミリ送信と同様に行うことができる。
【0024】また、通信アダプタ装置5には、センター
装置7のフリーダイヤル番号が設定されており、通信ア
ダプタ装置5からセンター装置7への発呼はフリーダイ
ヤル番号を用いて行われる。従って、外部からのファク
シミリ情報の受信に関する回線使用料は、ホテル及びそ
の宿泊客の負担とはならず、センター装置7の管理者が
支払うようになっており、センター装置7の管理者は、
ファクシミリ情報の送受信に関わるサービス料をホテル
ないし宿泊客から徴収することになる。
【0025】このように、上述したファクシミリ通信ネ
ットワークシステムによれば、ホテル側では客室の数だ
け公衆回線網3との間にダイヤルイン回線を設けること
なしに、それよりずっと少ない回線数で、外部のファク
シミリ装置から各客室の内線端末装置に対して、見かけ
上直接的にファクシミリ情報を送信することができる。
このため、ホテル側は、回線契約料を大幅に低減できる
とともに、ホテル外部から着信した宿泊客宛てのファク
シミリ受信文書を当該宿泊客に手渡す等の手間を省くこ
とができ、また、誤って別の宿泊客に渡してしまうよう
なことを避けることができ、利便性の高いファクシミリ
通信サービスを宿泊客に提供することができる。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来のファクシミリ通信ネットワークシステムにおいて
は、時間の異なる(例えば、ファクシミリ送信側が昼間
で受信側が夜間というように時差のある)場所からのフ
ァクシミリ文書の受信時などにおいて、ファクシミリ受
信側が深夜でホテルの客室で利用者の睡眠中にファクシ
ミリ文書を受信すると、ファクシミリ受信の音、ペーパ
ーカットの音等で目が覚めたりする(特に深夜のファク
シミリ装置のペーパーカットの音は心臓によくない)と
いう不具合があった。
【0027】そこで、本発明はこのような問題点を解決
するためになされたものであり、ホテル等の宿泊客が就
寝中にファクシミリ自動配送サービスによって睡眠を妨
害されるのを無くすことができるファクシミリ通信ネッ
トワークシステムを提供することを目的とするものであ
る。
【0028】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願の請求項1に記載の発明は、受信したファクシ
ミリ情報を宛先毎に一時蓄積してから宛先に配送するセ
ンター装置と、センター装置から配送されてくるファク
シミリ情報を受信し出力するファクシミリ機能を有する
複数の端末装置とを通信ネットワークに接続して、ファ
クシミリ自動配送サービスを提供するファクシミリ通信
ネットワークシステムにおいて、前記端末装置側に、フ
ァクシミリ自動配送サービスを一時停止させる操作入力
手段を備えて、当該操作入力手段からファクシミリ自動
配送サービス一時停止の入力があると、当該端末装置
は、その旨を前記センター装置に通知し、前記センター
装置は、端末装置からファクシミリ自動配送サービス一
時停止の通知を受けると、その旨を当該端末識別情報と
ともに記憶して、以降の当該端末装置に対するファクシ
ミリ自動配送サービスを一時停止する一方、予め端末装
置毎に設定されたファクシミリ自動配送サービス一時停
止解除時間になると、当該端末装置に対するファクシミ
リ自動配送サービスを再開するようにしたものである。
【0029】また、請求項2に記載の発明は、受信した
ファクシミリ情報を宛先毎に一時蓄積してから宛先に配
送するセンター装置と、センター装置から配送されてく
るファクシミリ情報を受信し出力するファクシミリ機能
を有する複数の端末装置とを通信ネットワークに接続し
て、ファクシミリ自動配送サービスを提供するファクシ
ミリ通信ネットワークシステムにおいて、前記端末装置
側に、当該端末装置が設置された部屋の明暗を検出する
検出手段を備えて、当該検出手段により部屋が暗くなっ
たのを検出すると、当該端末装置はファクシミリ自動配
送サービス一時停止の旨を前記センター装置に通知し、
前記センター装置は、端末装置からファクシミリ自動配
送サービス一時停止の通知を受けると、その旨を当該端
末識別情報とともに記憶して、以降の当該端末装置に対
するファクシミリ自動配送サービスを一時停止する一
方、予め端末装置毎に設定されたファクシミリ自動配送
サービス一時停止解除時間になると、当該端末装置に対
するファクシミリ自動配送サービスを再開するようにし
たものである。
【0030】そして、請求項3に記載の発明は、前記請
求項1又は請求項2記載のファクシミリ通信ネットワー
クシステムにおいて、前記センター装置は、端末装置か
らファクシミリ自動配送サービス一時停止の通知を受け
ると、その旨を当該端末識別情報とともに記憶して、以
降の当該端末装置に対するファクシミリ自動配送サービ
スを一時停止する一方、予め端末装置毎に設定されたフ
ァクシミリ自動配送サービス一時停止解除時間になる
と、当該端末装置に対するファクシミリ自動配送サービ
スを再開するとともに、ファクシミリ自動配送サービス
一時停止期間に受信し蓄積したファクシミリ情報がある
ときは、当該ファクシミリ情報に対してもファクシミリ
自動配送サービスを実行するようにしたものである。
【0031】一方、請求項4に記載の発明は、受信した
ファクシミリ情報を宛先毎に一時蓄積してから宛先に配
送するセンター装置と、センター装置から配送されてく
るファクシミリ情報を受信し出力するファクシミリ機能
を有する複数の端末装置とを通信ネットワークに接続し
て、ファクシミリ自動配送サービスを提供するファクシ
ミリ通信ネットワークシステムにおいて、前記端末装置
側に、当該端末装置が設置された部屋の明暗を検出する
検出手段を備えて、当該検出手段により部屋が暗くなっ
たのを検出すると、当該端末装置はファクシミリ自動配
送サービス一時停止の旨を前記センター装置に通知する
一方、部屋が明るくなったのを検出すると、ファクシミ
リ自動配送サービス一時停止解除の旨を前記センター装
置に通知し、前記センター装置は、端末装置からファク
シミリ自動配送サービス一時停止の通知を受けると、そ
の旨を当該端末識別情報とともに記憶して、以降の当該
端末装置に対するファクシミリ自動配送サービスを一時
停止する一方、当該端末装置からファクシミリ自動配送
サービス一時停止解除の通知を受けると、当該端末装置
に対するファクシミリ自動配送サービスを再開するよう
にしたものである。
【0032】そして、請求項5に記載の発明は、前記請
求項4記載のファクシミリ通信ネットワークシステムに
おいて、前記センター装置は、端末装置からファクシミ
リ自動配送サービス一時停止の通知を受けると、その旨
を当該端末識別情報とともに記憶して、以降の当該端末
装置に対するファクシミリ自動配送サービスを一時停止
する一方、当該端末装置からファクシミリ自動配送サー
ビス一時停止解除の通知を受けると、当該端末装置に対
するファクシミリ自動配送サービスを再開するととも
に、ファクシミリ自動配送サービス一時停止期間に受信
し蓄積したファクシミリ情報があるときは、当該ファク
シミリ情報に対してもファクシミリ自動配送サービスを
実行するようにしたものである。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本願の各発明の実施形態を
図面を参照して説明する。なお、ここでは、これらの発
明を図4,図5に示したホテルファクシミリシステムに
適用する場合について説明する。全体構成などは図4,
図5に示したものと同様であるので、更なる図示とその
説明は省略し、必要に応じてそれらを参照して説明す
る。
【0034】図1は、各発明を実現するための客室ファ
クシミリ装置4の要部構成を示すブロック図である。な
お、その他の通信アダプタ装置5やセンター装置7など
は従来のものと装置構成は同様である。
【0035】図において、4aは装置各部の制御処理、
及びファクシミリ伝送制御手順処理を行うシステム制御
部で、CPU(中央処理装置)等によって構成されてい
る。4bはシステム制御部4aが実行する制御処理プロ
グラム及び当該制御処理プログラムを実行するときに必
要な各種データなどを記憶するとともに、システム制御
部4aのワークエリアを構成するシステムメモリ、4c
はG3ファクシミリ装置に固有な各種の情報を記憶する
ためのパラメータメモリである。
【0036】4dは所定の解像度で原稿を走査して画像
を読み取り、この読取り画像に所定の各種画像処理を施
すスキャナ、4eは他のファクシミリ装置から受信した
画像データや前記画像処理された画像データを所定の解
像度で記録するプロッタである。
【0037】4fは本客室ファクシミリ装置4が設置さ
れた部屋の明暗を検出する光検出部で、光センサとこの
光センサの出力アナログ信号をデジタル信号に変換する
A/D変換器等から成る。4gは本装置を操作するため
の操作パネルで、各種操作キーや各種表示器から成り、
本実施形態では、当該操作パネル4gに、ファクシミリ
自動配送サービスを一時停止させるためのファクシミリ
自動配送一時停止ボタンが設けられている。
【0038】4hは読み取った画像データを符号化圧縮
したり、符号化圧縮されている画像データを元の画像デ
ータに復号化する符号化復号化部、4iはG3ファクシ
ミリ装置のモデム機能を実現するためのものであり、伝
送手順信号をやり取りするための低速モデム機能(V.
21モデム)、主に画像データをやり取りするための高
速モデム機能(V.29モデム、V.27terモデム
など)、DTMF信号(プッシュボタン信号)の発生お
よび検出機能等を備えたモデム、4jは本ファクシミリ
装置4を通信アダプタ装置5,構内交換装置2等を介し
て公衆回線網3に接続するためのもので、自動発着信機
能を備えた網制御装置(NCU)である。
【0039】これらのシステム制御部4a、システムメ
モリ4b、パラメータメモリ4c、スキャナ4d、プロ
ッタ4e、光検出部4f、操作パネル4g、符号化復号
化部4h、モデム4i、および網制御装置4jはシステ
ムバス4kに接続されており、これらの各要素間でのデ
ータのやり取りは主として当該システムバス4kを介し
て行われる。なお、モデム4iと網制御装置4jとの間
のデータのやり取りは直接行われている。
【0040】次に、このように構成された本実施形態の
動作について説明する。
【0041】まず、本願の請求項1〜請求項3記載の発
明に係る実施形態の動作を、図2に示すタイムチャート
を参照しながら説明する。
【0042】このファクシミリ通信ネットワークシステ
ムにおいて、ホテル1にチェックインした客が宿泊する
部屋でファクシミリ自動配送サービスを受けるとき、部
屋に設置されているファクシミリ装置4から操作パネル
4gの特定番号ボタン(サインオンボタン)を押下する
ことによって、ファクシミリ自動配送サービスの起動操
作(サインオン操作)を行う(図2のA)。その操作に
より、通信アダプタ装置5に対してサインオンの通知を
し(B)、通信アダプタ装置5がその通知を検出してセ
ンター装置7に対して発信し(C)、サインオンの通知
を行う(D)。そして、どこのホテルのどの部屋でファ
クシミリ自動配送サービスを要求しているのかや、その
ファクシミリ装置4に一時的に与えるファクシミリ番号
の配番等のデータ情報をDTMF信号などを使った通信
プロトコルでやり取りする(E)。
【0043】その後、センター装置7は、配番したファ
クシミリ番号情報や簡単なファクシミリ自動配送サービ
スの使用方法が記入されたインストラクションシート
(使用説明書)を通信アダプタ装置5を介してファクシ
ミリ装置4に送信し(F)、ファクシミリ装置4はその
インストラクションシートをプロッタ4eより印刷出力
する。そして回線が切断され(G)、これでホテル1の
部屋でのファクシミリ自動配送サービスを受けることが
できるようになる。
【0044】また、通信アダプタ装置5は、ホテル1の
構内交換装置2の内線に接続されているファクシミリ管
理装置(FCS)6に発呼し(H)、どの部屋がファク
シミリ自動配送サービスを起動したか等の情報をDTM
F信号でやり取りし、完了後内線回線を切断する(図2
では省略)。
【0045】この状態で、本ファクシミリ自動配送サー
ビスを受けている客が夜眠る前に、ファクシミリ自動配
送サービスを一時停止とするためにファクシミリ装置4
の操作パネル4gのファクシミリ自動配送サービス一時
停止ボタンを押すか、又は、そうするのを忘れたまま部
屋の明かりを消すと、操作パネル4g又は光検出部4f
を介してシステム制御部4aによりファクシミリ自動配
送サービス一時停止の指示が検出される(I)。これに
より、通信アダプタ装置5にその旨が通知され(J)、
通信アダプタ装置5はそれを検出してセンター装置7に
発信し(K)、その旨を通知する(L)。
【0046】センター装置7側では、その通知を受信す
ると、どこのホテルの何号室のファクシミリ自動配送サ
ービス一時停止かを知り、管理データベースに設定する
(M)。この設定がされている間は、外部のファクシミ
リ装置(例えば図4のファクシミリ装置9)よりファク
シミリ受信があれば(N)、センター装置7には蓄積さ
れるが(O)、ホテル1の該当するファクシミリ装置4
への自動配送サービスは行われない。
【0047】従って、宿泊客は、この間、ファクシミリ
受信により目を覚ますことなく眠ることができる(請求
項1〜請求項3に対応)。また、宿泊客が夜寝るときに
ファクシミリ自動配送一時停止ボタンを押すのを忘れた
場合にも、部屋の明かりは必ず消すので、これを光検出
部4fで検出してファクシミリ自動配送サービスを一時
停止することができ、ファクシミリ受信により目を覚ま
すことなく眠ることができる(請求項2に対応)。
【0048】さて、翌朝、センター装置7が、予め設定
されているファクシミリ自動配送サービス一時停止機能
解除の時間になったのを検出すると(P)、センター装
置7側で自動的にファクシミリ自動配送サービス一時停
止機能を解除する(Q)。なお、このファクシミリ自動
配送サービス一時停止機能の解除時間は、当該サービス
を受けるファクシミリ装置が設置されたホテル等がある
地域時間に合わせて、その朝の適当な時間に予め任意に
設定しておくことができる。
【0049】このようにして、センター装置7側で自動
的にファクシミリ自動配送サービス一時停止機能を解除
した後、センター装置7はファクシミリ自動配送サービ
ス一時停止期間中に、そこ宛のファクシミリ文書を受信
し蓄積しているかファクシミリ文書の有無のチェックを
行い(R)、ファクシミリ文書が有れば、該当する通信
アダプタ装置5に内蔵のページャ5aを呼び出しファク
シミリ文書が届いていることを通知する(S)。通信ア
ダプタ装置5は、その通知を検出し(T)、センター装
置7にファクシミリ文書を取り出しにゆくとともに通信
アダプタ装置5に接続されているファクシミリ装置4に
起動をかける(U)。これにより、センター装置7に蓄
積されているファクシミリ文書が通信アダプタ装置5を
介して客室ファクシミリ装置4に配送され(V)、印刷
出力される。その後は通常のサービスと同じく機能す
る。
【0050】従って、ホテル1の宿泊客は、ファクシミ
リ自動配送サービス一時停止中、すなわち就寝中に、自
分宛に送信されてきたファクシミリ文書が、朝になると
ファクシミリ装置4から自動的に印刷出力されるので、
そのファクシミリ文書に速やかに目を通すことができる
(請求項3に対応)。なお、この機能がなく、ファクシ
ミリ自動配送一時停止機能の解除だけでも、朝起きて客
室のファクシミリ装置4から所定の操作を行うことによ
り、センター装置7を呼出し、自分宛のファクシミリ文
書があれば配送してもらうことにより、就寝中のファク
シミリ受信により睡眠を妨害されることなく、その間の
ファクシミリ文書を起床後に受信して目を通すことがで
きる。
【0051】次に、本願の請求項4と請求項5記載の発
明の実施形態に係る動作を、図3に示すタイムチャート
を参照しながら説明する。
【0052】前記同様、本ファクシミリ通信ネットワー
クシステムにおいて、ホテル1にチェックインした客が
宿泊する部屋でファクシミリ自動配送サービスを受ける
とき、部屋に設置されているファクシミリ装置4から操
作パネル4gの特定番号ボタン(サインオンボタン)を
押下することによって、ファクシミリ自動配送サービス
の起動操作(サインオン操作)を行う(図3のA)。そ
の操作により、通信アダプタ装置5に対してサインオン
の通知をし(B)、通信アダプタ装置5がその通知を検
出してセンター装置7に対して発信し(C)、サインオ
ンの通知を行う(D)。そして、どこのホテルのどの部
屋でファクシミリ自動配送サービスを要求しているのか
や、そのファクシミリ装置4に一時的に与えるファクシ
ミリ番号の配番等のデータ情報をDTMF信号などを使
った通信プロトコルでやり取りする(E)。
【0053】その後、センター装置7は、配番したファ
クシミリ番号情報や簡単なファクシミリ自動配送サービ
スの使用方法が記入されたインストラクションシートを
通信アダプタ装置5を介してファクシミリ装置4に送信
し(F)、ファクシミリ装置4はそのインストラクショ
ンシートをプロッタ4eより印刷出力する。そして回線
が切断され(G)、これでホテル1の部屋でのファクシ
ミリ自動配送サービスを受けることができるようにな
る。
【0054】また、通信アダプタ装置5は、ホテル1の
構内交換装置2の内線に接続されているファクシミリ管
理装置(FCS)6に発呼し(H)、どの部屋がファク
シミリ自動配送サービスを起動したか等の情報をDTM
F信号でやり取りし、完了後内線回線を切断する(図3
では省略)。
【0055】この状態で、本ファクシミリ自動配送サー
ビスを受けている客が夜眠る前に、ファクシミリ自動配
送サービスを一時停止とするためにファクシミリ装置4
の操作パネル4gのファクシミリ自動配送サービス一時
停止ボタンを押すか、又は、そうするのを忘れたまま部
屋の明かりを消すと、操作パネル4g又は光検出部4f
を介してシステム制御部4aによりファクシミリ自動配
送サービス一時停止の指示が検出される(I)。これに
より、通信アダプタ装置5にその旨が通知され(J)、
通信アダプタ装置5はそれを検出してセンター装置7に
発信し(K)、その旨を通知する(L)。
【0056】センター装置7側では、その通知を受信す
ると、どこのホテルの何号室のファクシミリ自動配送サ
ービス一時停止かを知り、管理データベースに設定する
(M)。この設定がされている間は、外部のファクシミ
リ装置(例えば図4のファクシミリ装置9)よりファク
シミリ受信があれば(N)、センター装置7には蓄積さ
れるが(O)、ホテル1の該当するファクシミリ装置4
への自動配送サービスは行われない。
【0057】従って、前記実施形態同様、宿泊客は、こ
の間、ファクシミリ受信により目を覚ますことなく眠る
ことができる。また、宿泊客が夜寝るときにファクシミ
リ自動配送一時停止ボタンを押すのを忘れた場合にも、
部屋の明かりは必ず消すので、これを光検出部4fで検
出してファクシミリ自動配送サービスを一時停止するこ
とができ、ファクシミリ受信により目を覚ますことなく
眠ることができる(請求項4、請求項5に対応)。
【0058】そして、翌朝、宿泊客が目を覚まし部屋の
電気をつけることにより、ファクシミリ装置4に内蔵さ
れている光検出部4fで部屋が明るくなったことを検出
し(P)、通信アダプタ装置5に通知する(Q)。通信
アダプタ装置5は、その通知を検出するとセンター装置
7に対して発信し(R)、その旨の通知を出す(S)。
センター装置7がその通知を検出するとファクシミリ自
動配送サービス一時停止機能を解除する(T)。
【0059】前記実施形態では、予め設定されたファク
シミリ自動配送サービス一時停止機能解除時間になる
と、自動的に一時停止機能が解除されて、ファクシミリ
自動配送サービスが再開されるので、その時に宿泊客が
未だ就寝中の場合は眠りが妨げられる可能性がある。そ
こで、本実施形態では、宿泊客が朝起きて明かりを付け
たのを検出してから、ファクシミリ自動配送サービスを
再開することにより、上記のような不具合が生じる心配
が無くなる。また、地域や部屋毎にファクシミリ自動配
送サービス一時停止機能解除時間を設定する手間も省け
る。
【0060】このようにして、ファクシミリ自動配送サ
ービス一時停止機能が解除された後、センター装置7は
ファクシミリ自動配送サービス一時停止期間中に、そこ
宛のファクシミリ文書を受信し蓄積しているかファクシ
ミリ文書の有無のチェックを行い(U)、ファクシミリ
文書が有れば、該当する通信アダプタ装置5に内蔵のペ
ージャ5aを呼び出しファクシミリ文書が届いているこ
とを通知する(V)。通信アダプタ装置5は、その通知
を検出し(W)、センター装置7にファクシミリ文書を
取り出しにゆくとともに通信アダプタ装置5に接続され
ているファクシミリ装置4に起動をかける(X)。これ
により、センター装置7に蓄積されているファクシミリ
文書が通信アダプタ装置5を介して客室ファクシミリ装
置4に配送され(Y)、印刷出力される。その後は通常
のサービスと同じく機能する。
【0061】従って、ホテル1の宿泊客は、ファクシミ
リ自動配送サービス一時停止中、すなわち就寝中に、自
分宛に送信されてきたファクシミリ文書が、朝起きて明
かりをつけると、ファクシミリ装置4から自動的に印刷
出力されるので、そのファクシミリ文書に速やかに目を
通すことができる(請求項5に対応)。なお、この機能
がなく、ファクシミリ自動配送一時停止機能の解除だけ
でも、朝起きて客室のファクシミリ装置4から所定の操
作を行うことにより、センター装置7を呼出し、自分宛
のファクシミリ文書があれば配送してもらうことによ
り、就寝中のファクシミリ受信により睡眠を妨害される
ことなく、その間のファクシミリ文書を起床後に受信し
て目を通すことができる。
【0062】なお、上記各実施形態では、光検出部(検
出手段)を客室ファクシミリ装置4に設けた場合につい
て説明したが、客室内の明暗を検出できれば、客室ファ
クシミリ装置4の周辺装置、たとえは通信アダプタ装置
5などに設けてもよい。また、客室ファクシミリ装置4
の操作パネル4gにファクシミリ自動配送サービス一時
停止ボタンを付加したが、それと同等の機能を実行する
特定番号を入力するようにしてもよい。
【0063】また、以上説明したファクシミリ通信ネッ
トワークシステムでは、多数の者により使用される施設
として、ホテルを例にとって説明したが、ホテル以外に
も、旅館、大学の研究室、寮等の他の施設についても同
様に適用することができる。
【0064】
【発明の効果】以上のように、本願の請求項1記載の発
明によれば、受信したファクシミリ情報を宛先毎に一時
蓄積してから宛先に配送するセンター装置と、センター
装置から配送されてくるファクシミリ情報を受信し出力
するファクシミリ機能を有する複数の端末装置とを通信
ネットワークに接続して、ファクシミリ自動配送サービ
スを提供するファクシミリ通信ネットワークシステムに
おいて、端末装置側に、ファクシミリ自動配送サービス
を一時停止させる操作入力手段を備えて、当該操作入力
手段からファクシミリ自動配送サービス一時停止の入力
があると、当該端末装置は、その旨をセンター装置に通
知し、センター装置は、端末装置からファクシミリ自動
配送サービス一時停止の通知を受けると、その旨を当該
端末識別情報とともに記憶して、以降の当該端末装置に
対するファクシミリ自動配送サービスを一時停止する一
方、予め端末装置毎に設定されたファクシミリ自動配送
サービス一時停止解除時間になると、当該端末装置に対
するファクシミリ自動配送サービスを再開するようにし
たので、ファクシミリ受信の印刷時の音やセンター装と
のプロトコルの音やペーパーをカットする時の音で、フ
ァクシミリ自動配送サービスを受けている者が就寝中の
ファクシミリ受信により目を覚ますことがなくなる。そ
して、翌朝の予め設定された時間になるとファクシミリ
自動配送サービス一時停止機能が自動的に解除されるた
め、機能解除後の端末装置に対するファクシミリ文書は
通常と同じように配送される等の効果がある。
【0065】また、請求項2記載の発明によれば、受信
したファクシミリ情報を宛先毎に一時蓄積してから宛先
に配送するセンター装置と、センター装置から配送され
てくるファクシミリ情報を受信し出力するファクシミリ
機能を有する複数の端末装置とを通信ネットワークに接
続して、ファクシミリ自動配送サービスを提供するファ
クシミリ通信ネットワークシステムにおいて、端末装置
側に、当該端末装置が設置された部屋の明暗を検出する
検出手段を備えて、当該検出手段により部屋が暗くなっ
たのを検出すると、当該端末装置はファクシミリ自動配
送サービス一時停止の旨をセンター装置に通知し、セン
ター装置は、端末装置からファクシミリ自動配送サービ
ス一時停止の通知を受けると、その旨を当該端末識別情
報とともに記憶して、以降の当該端末装置に対するファ
クシミリ自動配送サービスを一時停止する一方、予め端
末装置毎に設定されたファクシミリ自動配送サービス一
時停止解除時間になると、当該端末装置に対するファク
シミリ自動配送サービスを再開するようにしたので、寝
る前にファクシミリ自動配送サービス一時停止機能を起
動するのを忘れるような不具合もなく、深夜睡眠中にお
けるファクシミリ受信の印刷時の音やセンター装置との
プロトコルの音やペーパーをカットする時の音で目を覚
ますことがなくなる。そして、翌朝の予め設定された時
間になるとファクシミリ自動配送サービス一時停止機能
が自動的に解除されるため、機能解除後の端末装置に対
するファクシミリ文書は通常と同じように配送される等
の効果がある。
【0066】そして、請求項3記載の発明によれば、前
記請求項1又は請求項2記載のファクシミリ通信ネット
ワークシステムにおいて、センター装置は、端末装置か
らファクシミリ自動配送サービス一時停止の通知を受け
ると、その旨を当該端末識別情報とともに記憶して、以
降の当該端末装置に対するファクシミリ自動配送サービ
スを一時停止する一方、予め端末装置毎に設定されたフ
ァクシミリ自動配送サービス一時停止解除時間になる
と、当該端末装置に対するファクシミリ自動配送サービ
スを再開するとともに、ファクシミリ自動配送サービス
一時停止期間に受信し蓄積したファクシミリ情報がある
ときは、当該ファクシミリ情報に対してもファクシミリ
自動配送サービスを実行するようにしたので、前記請求
項1又は請求項2と同様な効果が得られるとともに、予
め設定された翌朝の時刻に一時停止機能が解除されて、
その時点でセンター装置に蓄積されているファクシミリ
文書が自動的に配送されるため、利用者は朝1番でそれ
らのファクシミリ文書に目を通すことができる効果があ
る。
【0067】一方、請求項4記載の発明によれば、受信
したファクシミリ情報を宛先毎に一時蓄積してから宛先
に配送するセンター装置と、センター装置から配送され
てくるファクシミリ情報を受信し出力するファクシミリ
機能を有する複数の端末装置とを通信ネットワークに接
続して、ファクシミリ自動配送サービスを提供するファ
クシミリ通信ネットワークシステムにおいて、端末装置
側に、当該端末装置が設置された部屋の明暗を検出する
検出手段を備えて、当該検出手段により部屋が暗くなっ
たのを検出すると、当該端末装置はファクシミリ自動配
送サービス一時停止の旨を前記センター装置に通知する
一方、部屋が明るくなったのを検出すると、ファクシミ
リ自動配送サービス一時停止解除の旨をセンター装置に
通知し、センター装置は、端末装置からファクシミリ自
動配送サービス一時停止の通知を受けると、その旨を当
該端末識別情報とともに記憶して、以降の当該端末装置
に対するファクシミリ自動配送サービスを一時停止する
一方、当該端末装置からファクシミリ自動配送サービス
一時停止解除の通知を受けると、当該端末装置に対する
ファクシミリ自動配送サービスを再開するようにしたの
で、前記請求項1や請求項2と同様な効果が得られると
ともに、利用者が部屋を明るく(起床)するまでファク
シミリ自動配送サービス一時停止機能の解除が行われな
いため、利用者が部屋を明るくするまでゆっくりと睡眠
をとることができる効果がある。
【0068】そして、請求項5記載の発明によれば、前
記請求項4記載のファクシミリ通信ネットワークシステ
ムにおいて、センター装置は、端末装置からファクシミ
リ自動配送サービス一時停止の通知を受けると、その旨
を当該端末識別情報とともに記憶して、以降の当該端末
装置に対するファクシミリ自動配送サービスを一時停止
する一方、当該端末装置からファクシミリ自動配送サー
ビス一時停止解除の通知を受けると、当該端末装置に対
するファクシミリ自動配送サービスを再開するととも
に、ファクシミリ自動配送サービス一時停止期間に受信
し蓄積したファクシミリ情報があるときは、当該ファク
シミリ情報に対してもファクシミリ自動配送サービスを
実行するようにしたので、前記請求項4と同様な効果が
得られるとともに、ファクシミリ自動配送サービス一時
停止機能起動期間にセンター装置に受信蓄積されたファ
クシミリ文書があれば、ファクシミリ自動配送サービス
一時停止機能解除時に自動的に配送することにより、利
用者は起床後速やかに、そのファクシミリ文書に目を通
すことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願の各発明のファクシミリ通信ネットワーク
システムにおける客室ファクシミリ装置の実施形態を示
すブロック図。
【図2】請求項1〜請求項3記載の発明の実施形態にお
ける動作を示すフローチャート。
【図3】請求項4、請求項5記載の発明の実施形態にお
ける動作を示すフローチャート。
【図4】ファクシミリ通信ネットワークシステムの構成
例を示すブロック図。
【図5】上記構成例におけるファクシミリ番号割り当て
動作の説明図。
【符号の説明】
1 ホテル 2 構内交換装置 3 公衆回線網 4 客室ファクシミリ装置 4a システム制御部 4b システムメモリ 4c パラメータメモリ 4d スキャナ 4e プロッタ 4f 光検出部 4g 操作パネル 4h 符号化復号化部 4i モデム 4j 網制御装置 5 通信アダプタ装置 5a ページャ 6 ファクシミリ管理装置 7 センター装置 8 ページャ発信局 9 外部ファクシミリ装置 10 電話装置
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/32 H04N 1/32 Z

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信したファクシミリ情報を宛先毎に一
    時蓄積してから宛先に配送するセンター装置と、センタ
    ー装置から配送されてくるファクシミリ情報を受信し出
    力するファクシミリ機能を有する複数の端末装置とを通
    信ネットワークに接続して、ファクシミリ自動配送サー
    ビスを提供するファクシミリ通信ネットワークシステム
    において、 前記端末装置側に、ファクシミリ自動配送サービスを一
    時停止させる操作入力手段を備えて、当該操作入力手段
    からファクシミリ自動配送サービス一時停止の入力があ
    ると、当該端末装置は、その旨を前記センター装置に通
    知し、 前記センター装置は、端末装置からファクシミリ自動配
    送サービス一時停止の通知を受けると、その旨を当該端
    末識別情報とともに記憶して、以降の当該端末装置に対
    するファクシミリ自動配送サービスを一時停止する一
    方、予め端末装置毎に設定されたファクシミリ自動配送
    サービス一時停止解除時間になると、当該端末装置に対
    するファクシミリ自動配送サービスを再開することを特
    徴とするファクシミリ通信ネットワークシステム。
  2. 【請求項2】 受信したファクシミリ情報を宛先毎に一
    時蓄積してから宛先に配送するセンター装置と、センタ
    ー装置から配送されてくるファクシミリ情報を受信し出
    力するファクシミリ機能を有する複数の端末装置とを通
    信ネットワークに接続して、ファクシミリ自動配送サー
    ビスを提供するファクシミリ通信ネットワークシステム
    において、 前記端末装置側に、当該端末装置が設置された部屋の明
    暗を検出する検出手段を備えて、当該検出手段により部
    屋が暗くなったのを検出すると、当該端末装置はファク
    シミリ自動配送サービス一時停止の旨を前記センター装
    置に通知し、 前記センター装置は、端末装置からファクシミリ自動配
    送サービス一時停止の通知を受けると、その旨を当該端
    末識別情報とともに記憶して、以降の当該端末装置に対
    するファクシミリ自動配送サービスを一時停止する一
    方、予め端末装置毎に設定されたファクシミリ自動配送
    サービス一時停止解除時間になると、当該端末装置に対
    するファクシミリ自動配送サービスを再開することを特
    徴とするファクシミリ通信ネットワークシステム。
  3. 【請求項3】 前記センター装置は、端末装置からファ
    クシミリ自動配送サービス一時停止の通知を受けると、
    その旨を当該端末識別情報とともに記憶して、以降の当
    該端末装置に対するファクシミリ自動配送サービスを一
    時停止する一方、予め端末装置毎に設定されたファクシ
    ミリ自動配送サービス一時停止解除時間になると、当該
    端末装置に対するファクシミリ自動配送サービスを再開
    するとともに、ファクシミリ自動配送サービス一時停止
    期間に受信し蓄積したファクシミリ情報があるときは、
    当該ファクシミリ情報に対してもファクシミリ自動配送
    サービスを実行することを特徴とする請求項1又は請求
    項2記載のファクシミリ通信ネットワークシステム。
  4. 【請求項4】 受信したファクシミリ情報を宛先毎に一
    時蓄積してから宛先に配送するセンター装置と、センタ
    ー装置から配送されてくるファクシミリ情報を受信し出
    力するファクシミリ機能を有する複数の端末装置とを通
    信ネットワークに接続して、ファクシミリ自動配送サー
    ビスを提供するファクシミリ通信ネットワークシステム
    において、 前記端末装置側に、当該端末装置が設置された部屋の明
    暗を検出する検出手段を備えて、当該検出手段により部
    屋が暗くなったのを検出すると、当該端末装置はファク
    シミリ自動配送サービス一時停止の旨を前記センター装
    置に通知する一方、部屋が明るくなったのを検出する
    と、ファクシミリ自動配送サービス一時停止解除の旨を
    前記センター装置に通知し、 前記センター装置は、端末装置からファクシミリ自動配
    送サービス一時停止の通知を受けると、その旨を当該端
    末識別情報とともに記憶して、以降の当該端末装置に対
    するファクシミリ自動配送サービスを一時停止する一
    方、当該端末装置からファクシミリ自動配送サービス一
    時停止解除の通知を受けると、当該端末装置に対するフ
    ァクシミリ自動配送サービスを再開することを特徴とす
    るファクシミリ通信ネットワークシステム。
  5. 【請求項5】 前記センター装置は、端末装置からファ
    クシミリ自動配送サービス一時停止の通知を受けると、
    その旨を当該端末識別情報とともに記憶して、以降の当
    該端末装置に対するファクシミリ自動配送サービスを一
    時停止する一方、当該端末装置からファクシミリ自動配
    送サービス一時停止解除の通知を受けると、当該端末装
    置に対するファクシミリ自動配送サービスを再開すると
    ともに、ファクシミリ自動配送サービス一時停止期間に
    受信し蓄積したファクシミリ情報があるときは、当該フ
    ァクシミリ情報に対してもファクシミリ自動配送サービ
    スを実行することを特徴とする請求項4記載のファクシ
    ミリ通信ネットワークシステム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7539731B2 (en) 2003-07-14 2009-05-26 Nec Corporation Method for automatically sending messages at desired appropriate timings and an automatic message sending service system
US8447973B2 (en) 2005-01-31 2013-05-21 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha System, server, and device for providing contents

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US7539731B2 (en) 2003-07-14 2009-05-26 Nec Corporation Method for automatically sending messages at desired appropriate timings and an automatic message sending service system
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