JPH09153913A - ファクシミリ通信装置 - Google Patents

ファクシミリ通信装置

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JPH09153913A
JPH09153913A JP7334255A JP33425595A JPH09153913A JP H09153913 A JPH09153913 A JP H09153913A JP 7334255 A JP7334255 A JP 7334255A JP 33425595 A JP33425595 A JP 33425595A JP H09153913 A JPH09153913 A JP H09153913A
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terminal device
center
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JP7334255A
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Inventor
Hiroshi Tamura
博 田村
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ファクシミリ文書の配信の一時中止及び再開
機能を有するファクシミリ通信装置において、配信一時
中止の間にセンター装置に蓄積された受信文書を配信再
開によって出力する前に、おおよその内容を知ることが
できるようにする。 【解決手段】 センター装置は、配信の一時中止時に、
端末装置からの特定のキー入力があると、それまでに蓄
積した当該端末装置宛のファクシミリ情報のリストを当
該端末装置に送信するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホテル等の利用者
にファクシミリ通信サービスを提供するファクシミリ通
信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ホテル等の構内交換装置(PB
X)の内線にファクシミリ装置を接続する場合、公衆回
線網(外線)に対する発信は問題ないが、各内線毎にダ
イヤルイン番号(契約)を設定しない限り、公衆回線網
からの着信は直接各内線へ接続されない。つまり、PB
X内線のファクシミリ装置に対してファクシミリ文書を
自動的に送付することができないという問題があった。
なお、ホテル等の各客室毎の内線にダイヤルイン契約を
設定することはホテル側にとって非常にコスト高とな
る。
【0003】この問題を解決したファクシミリ通信装置
として、特表平3−501673号公報記載の「通信ネ
ットワーク」や特表平5−506128号公報記載の
「データ伝送装置」を元に開発されたホテルファクシミ
リシステムが既に実施されている。
【0004】このようなホテルファクシミリシステムの
一例を図15及び図16を参照して説明する。
【0005】図15において、多数の使用者により利用
される施設の一つであるホテル1に設置された構内交換
装置2は公衆回線網3に接続されている。ホテル1内の
客室R1から客室Rmまでの各客室には、それぞれ、構
内交換装置2に内線接続されたアダプタ装置5と、その
アダプタ装置5に接続されたファクシミリ装置4及び電
話装置10とから構成される内線端末装置T1ないしT
mが配置されている。なお、各アダプタ装置5は、それ
ぞれポケットべルと呼ばれる呼出専用のページャ5aを
内蔵している。また、構内交換装置2には、各客室の内
線端末装置の使用状況を監視し、各客室毎の課金データ
等を管理するためのファクシミリ管理装置6が接続され
ている。このファクシミリ管理装置6はパーソナルコン
ピュータ等から成り、ホテルのフロント等に設置されて
いる。ところで、一般にページャ5aは、呼び出される
とLEDを発光させたり、ブザーを鳴動させるようにな
っており、このシステムでは前記ページャ5aのLED
の発光信号等をフォトトランジスタ等で受光して電気信
号に変換することにより、アダプタ装置5を起動させる
ようになっている。
【0006】一方、FAXサーバーとなるセンター装置
7は、公衆回線網3に複数の物理回線で接続されると共
に、物理回線数を超える多数のダイヤルイン契約が設定
されており、保有するダイヤルイン番号をファクシミリ
番号として割り当てたとき、それぞれに対応したファク
シミリ情報蓄積部である,メールボックスM1ないしM
nを作成する一方、後述するページャ番号とアダプタコ
ード等の対応テーブル7aを記憶している。
【0007】ページャ発信局8は、センター装置7から
通知されるページャ番号を含む呼出信号を生成して無線
により送出するものである。
【0008】各客室のアダプタ装置5には、センター装
置7がそれらを識別するための識別情報であるアダプタ
のIDコード,客室番号及びホテル番号等が予め設定さ
れており、各客室のアダプタ装置5に内蔵されたページ
ャ5aには、センター装置7がページャ発信局8を介し
てそれらを選択的に呼び出すためのページャ番号が予め
割り当てられている。
【0009】一方、センター装置7は、図16に示され
るように、各客室の内線端末装置に対応したアダプタコ
ード及びページャ番号の対応テーブル7aを予め記憶し
ている。
【0010】ホテル1の一時的な使用者である宿泊客に
は、ホテル1側により特定の客室が割り当てられること
により、特定の内線端末装置が割り当てられる。その特
定の内線端末装置が割り当てられた宿泊客は、内線端末
装置の利用を開始するに先立って、その内線端末装置を
外部の通信相手先が特定するためのファクシミリ番号を
得るために、ファクシミリ装置4を操作することによっ
てアダプタ装置5を通じてセンター装置7を呼出し、フ
ァクシミリ番号割り当て要求をする。呼出後、アダプタ
装置5は、自身のアダプタコードを含む識別情報をPB
信号(DTMF信号)による所定のプロトコルに乗せて
送出することによりセンター装置7に通知する。
【0011】センター装置7は、送出されたアダプタコ
ードと、対応テーブル7aとを比較し、その送出された
アダプタコードと同一の対応テーブル7a内のアダプタ
コードに未割り当てのファクシミリ番号を割り当て、こ
れに対応してメールボックスM1ないしMnを作成す
る。メールボックスM1ないしMnは、前述したよう
に、それぞれ特定のファクシミリ番号に対応しているた
め、送出されたアダプタコードは、特定のファクシミリ
番号に対応付けられたことになる。また、メールボック
ス及びそれに対応するファクシミリ番号は、アダプタコ
ードとページャ番号とが対応しているため、その対応す
るページャ番号にも対応付けられたことにもなる。
【0012】以上の宿泊客による内線端末装置の利用を
開始するに先立つファクシミリ番号割り当て要求操作
を、以後チェックイン操作と呼ぶことにする。なお、チ
ェックイン操作に先立って、当該システムを保守するサ
ービスマンにより、アダプタ装置5をシステムに組み込
むインストール操作を行っておく必要があり、その時
に、アダプタ自身を識別する特定コード(アダプタコー
ド)とホテルの客室及びページャの電話番号とを対応付
け、そのデータをテーブルに登録してセンター装置7が
管理する。また、チェックイン操作の後には、チェック
イン操作とは逆に、アダプタコードとファクシミリ番号
との対応付けを解除する操作である,チェックアウト操
作が宿泊客またはホテル側により可能である。更に、ア
ダプタ装置5の取り外し時には、インストール操作とは
逆に、テーブルに登録されている識別情報を削除する操
作が行われる。
【0013】上述したチェックイン操作は、各宿泊客ご
とにそれぞれ個別に行われる。センター装置7は、チェ
ックイン操作後に当該内線端末装置に対して、その内線
端末装置を特定するアダプタコードに対応付けられたフ
ァクシミリ番号が記載された使用説明書を送信する。宿
泊客は、内線端末装置が受信したその使用説明書に記載
されたファクシミリ番号を、予定される通信相手先に対
して、そのファクシミリ装置4、または電話装置10を
用いて連絡する。
【0014】以上のチェックイン操作による,ホテル1
の各客室の宿泊客に割り当てられた内線端末装置とセン
ター装置7のメールボックス及びそれに対応するファク
シミリ番号の対応付けの一例について、図16を参照し
て説明する。
【0015】同図において、テーブルTgは、昨日及び
今日の各客室への宿泊客の割り当てを示している。対応
テーブル7aは、前述したように、アダプタコードとペ
ージャ番号の対応を示している。テーブルTmは、セン
ター装置7が備えるメールボックスとそれに対応するフ
ァクシミリ番号を示している。
【0016】テーブルTgの各客室と、対応テーブル7
aのアダプタコード及びページャ番号とは、前述したよ
うに1対1に対応している。テーブルTgにおいて、昨
日は、客室1に客Dが、客室3に客Eが宿泊し、それ以
外の客室には宿泊客がなく、一方、今日は、客室2に客
Aが、客室3に客Bが、客室mに客Cが宿泊し、それ以
外の客室には宿泊客がなかったとする。それらの宿泊客
は、各客室に割り当てられたことにより、間接的に対応
テーブル7aと対応付けられることになる。
【0017】各宿泊客は、各自、前記チェックイン操作
を行ない、センター装置7は、当該アダプタコードに、
他の内線端末装置に未だ対応付けられていないファクシ
ミリ番号を割り当て、それに対応するメールボックスを
作成する。
【0018】このアダプタコードのメールボックスへの
割り当ては、「昨日」においては、リンクLdに示され
るようにコード1がメールボックスM2に対応付けら
れ、また、リンクLeに示されるようにコード3がメー
ルボックスM1に対応付けられる。
【0019】一方、「今日」においては、昨日対応付け
られたリンクLd及びリンクLeは、それぞれチェック
アウト操作により解除される一方、リンクLaに示され
るようにコード2がメールボックスM1に対応付けら
れ、リンクLbに示されるようにコード3がメールボッ
クスM2に対応付けられ、また、リンクLcに示される
ように、コードmがメールボックスM3に対応付けられ
ている。
【0020】さて、このように、「今日」において、ア
ダプタコードを介して、メールボックス(ファクシミリ
番号)が割り当てられた宿泊客A、B、Cのうち、例え
ば、宿泊客Aに対してファクシミリ情報を送信しようと
する外部の通信相手先(図15に示されるファクシミリ
装置9)は、宿泊客Aから連絡されたファクシミリ番
号、すなわち、「FAX番号1」に発呼して、ファクシ
ミリ情報を送信する。
【0021】センター装置7は、ファクシミリ装置9か
ら送信されたファクシミリ情報を受信して「FAX番号
1」対応したメールボックスM1に一時蓄積する。そし
て、その「メールボックスM1」が割り当てられた「ア
ダプタコード2」に対応する「ページャ番号2」をペー
ジャ発信局8に通知し、ページャ発信局8は、その通知
されたページャ番号を含む呼出信号を生成して無線送出
する。
【0022】その送出された「ページャ番号2」に対応
する内線端末装置、すなわち、内線端末装置T2を構成
するアダプタ装置5に内蔵されたページャ5aが応答
し、そのLEDの発光をフォトトランジスタが受光して
電気信号に変換することによりアダプタ装置5を起動さ
せる。起動したアダプタ装置5は、構内交換装置2を介
してセンター装置7に発呼すると共にPB(プッシュボ
タン)信号に乗せて自身のアダプタコードを含む識別情
報を通知し、また、自装置に接続されたファクシミリ装
置4を呼び出してセンター装置7に回線接続する。セン
ター装置7は、その通知されたアダプタコードに対応す
るメールボックス,すなわちメールボックスM1に蓄積
されたファクシミリ情報をその発呼してきた内線端末装
置T2に送信し、内線端末装置T2は、そのファクシミ
リ情報を受信して記録出力する。これにより、ファクシ
ミリ装置9が送信したファクシミリ情報が宿泊客Aの手
元に届く。
【0023】なお、ホテルの内線端末装置から外部のフ
ァクシミリ装置への送信は、ホテル内のファクシミリ装
置4から送信先のファクシミリ番号を直接ダイヤルする
ことにより、当該ファクシミリ番号の先頭にアダプタ装
置5で自動的に「0」が付加されて外線発信され、通常
のファクシミリ送信と同様に行うことができる。
【0024】また、アダプタ装置5には、センター装置
7のフリーダイヤル番号が設定されており、アダプタ装
置5からセンター装置7への発呼はフリーダイヤル番号
を用いて行われる。従って、外部からのファクシミリ情
報の受信に関する回線使用料は、ホテル及びその宿泊客
の負担とはならず、センター装置7の管理者が支払うよ
うになっており、センター装置7の管理者は、ファクシ
ミリ情報の送受信に関わるサービス料をホテルないし宿
泊客から徴収することになる。
【0025】このように、上述したファクシミリ通信装
置によれば、ホテル側では客室の数だけ公衆回線網3と
の間にダイヤルイン回線を設けることなしに、それより
ずっと少ない回線数で、外部のファクシミリ装置から各
客室の内線端末装置に対して、見かけ上直接的にファク
シミリ情報を送信することができる。このため、ホテル
側は、回線契約料を大幅に低減できると共に、ホテル外
部から着信した宿泊客宛てのファクシミリ受信文書を当
該宿泊客に手渡す等の手間を省くことができ、また、誤
って別の宿泊客に渡してしまうことを避けることがで
き、利便性の高いファクシミリ通信サービスを宿泊客に
提供することができる。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】このようなファクシミ
リ通信装置においては、ホテルの部屋にて、ファクシミ
リ装置4等から特定のキー入力(先頭に#又は*を付加
した0〜9の数字の組み合わせから成る)を行うことに
より、センター装置7からのファクシミリ受信文書の配
信(ホテルの部屋にとっては受信)を一時的に中止する
ことができる。これは、例えば、ホテルの部屋にて夜間
睡眠中にファクシミリ受信による騒音を避けたい時など
に用いられる。また、別の特定のキー入力を行うことに
より、中止された配信(受信)を再開することができ、
これを行うと、その間にセンター装置7に蓄積されたフ
ァクシミリ受信文書がホテルの部屋のファクシミリ装置
4から記録出力される。
【0027】ところが、このようなFAX配信の一時中
止を行うと、中止している間にセンター装置に溜ったフ
ァクシミリ受信文書が再開時に内容が全く分からないま
ま出力されるので、前の宿泊客宛の間違いFAX等の不
要なファクシミリ文書の出力のために、重要なファクシ
ミリ文書の出力が遅くなって、急を要するファクシミリ
文書を速やかに見て対処することができなくなる等の問
題があった。
【0028】本発明はこのような問題点を解決するため
になされたものであり、ファクシミリ文書の配信の一時
中止機能を有するものにおいて、配信一時中止時にセン
ター装置に蓄積されたファクシミリ文書のリスト(相手
先一覧や受信情報の一部など)を端末装置側から特定の
キー入力を行うことにより出力することができ、このリ
ストを見ることにより、センター装置に蓄積された受信
文書の配信を再開する前に、おおよその内容を知ること
ができるファクシミリ通信装置を提供することを目的と
するものである。
【0029】また、その受信文書リストより、不要な文
書の破棄や、受信枚数の制限や、他のファクシミリ装置
への転送等を行うことができるファクシミリ通信装置を
提供することを目的とするものである。
【0030】
【課題を解決するための手段】上記目的と達成するため
に、本願の請求項1に記載の発明は、受信したファクシ
ミリ情報を宛先毎に一時蓄積してから宛先に配信するセ
ンター装置と、センター装置から配信されてくるファク
シミリ情報を受信し出力するファクシミリ機能を有する
端末装置とを備え、前記センター装置は、端末装置から
配信の一時中止要求があると、当該端末装置への配信を
一時中止して以後の受信ファクシミリ情報を蓄積し、当
該端末装置から配信の再開要求があると、それまでに蓄
積されたファクシミリ情報を当該端末装置に配信するよ
うにしたファクシミリ通信装置において、前記センター
装置は、端末装置への配信一時中止時に、当該端末装置
からの特定のキー入力があると、それまでに蓄積した当
該端末装置宛のファクシミリ情報のリストを当該端末装
置に送信するようにしたものである。
【0031】また、請求項2に記載の発明は、前記請求
項1記載のファクシミリ通信装置において、前記センタ
ー装置は、端末装置への配信一時中止時に、当該端末装
置からの特定のキー入力があると、それまでに蓄積した
ファクシミリ情報の中から前記特定キー入力により指定
されたファクシミリ情報を破棄するようにしたものであ
る。
【0032】さらに、請求項3に記載の発明は、前記請
求項2記載のファクシミリ通信装置において、前記セン
ター装置は、端末装置への配信一時中止時に破棄したフ
ァクシミリ情報の送信元にその旨を通知するようにした
ものである。
【0033】また、請求項4に記載の発明は、前記請求
項1ないし請求項3のいずれかに記載のファクシミリ通
信装置において、前記端末装置は、配信の一時中止時
に、受信拒否する送信元のファクシミリ番号をセンター
装置に通知し、前記センター装置は、前記端末装置から
通知された受信拒否する送信元のファクシミリ番号を登
録しておき、当該ファクシミリ番号の送信元からのファ
クシミリ着信があると、当該ファクシミリ着信の受信を
拒否するようにしたものである。
【0034】また、請求項5に記載の発明は、前記請求
項1に記載のファクシミリ通信装置において、前記端末
装置は、配信の一時中止時に、特定のファクシミリ情報
の受信枚数をセンター装置に通知し、前記センター装置
は、前記端末装置から通知された特定のファクシミリ情
報を指定された受信枚数のみ当該端末装置に配信するよ
うにしたものである。
【0035】一方、請求項6に記載の発明は、請求項1
に記載のファクシミリ通信装置において、前記端末装置
は、配信の一時中止時に、特定のファクシミリ情報の転
送先をセンター装置に通知し、前記センター装置は、前
記端末装置から通知された特定のファクシミリ情報を指
定された転送先に転送するようにしたものである。
【0036】さらに、請求項7に記載の発明は、前記請
求項1に記載のファクシミリ装置において、前記端末装
置は、配信の一時中止時に、転送すべきファクシミリ情
報の送信元と転送先を前記センター装置に通知し、前記
センター装置は、前記端末装置から通知された転送すべ
きファクシミリ情報の送信元と転送先を登録しておき、
前記送信元からのファクシミリ情報を受信すると当該フ
ァクシミリ情報を前記転送先に転送するようにしたもの
である。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本願の各発明の実施形態を詳細に説明する。なお、ここ
では、これらの発明を図15に示したホテルファクシミ
リシステムに適用する場合について説明する。全体構成
などは図15,図16に示したものと同様であるので、
更なる図示とその説明は省略し、必要に応じてそれらを
参照して説明する。
【0038】図1,図2は、各発明を実現するための構
成要素であるアダプタ装置5とセンター装置7の要部構
成を示すブロック図である。
【0039】図1はアダプタ装置5の構成図である。シ
ステム制御部51は、CPU(中央処理装置)やROM
(読み出し専用メモリ)などを備え、ROM内には、こ
の装置としての基本プログラムや各発明を実現するため
のプログラムやシステムの制御に必要な各種データなど
が格納されており、これらのプログラムに従って、その
他の部分の制御を行う。
【0040】通信制御部52は、図15に示したホテル
1の構内交換装置(PBX)2の内線や客室内のFAX
回線や電話回線と接続し、所定の呼制御手順処理(発呼
処理,着信検出,客室内のFAX/電話のいずれに着呼
すべきかなどの制御)を実行する。RAM(読み書き可
能メモリ)53は、上記ROM内のプログラム実行時に
おける作業領域となる。
【0041】DTMF制御部54は、センター装置7や
ファクシミリ管理装置6や客室のファクシミリ装置4と
の間でのPB信号によるやりとりを制御するものであ
る。また、無線制御部55は、ページャ5aに対応して
おり、ページャ発信局8からの無線呼び出しに応答する
部分である。
【0042】これらシステム制御部51〜無線制御部5
5はバス56を介して互いに接続されている。
【0043】図2はFAXサーバーとなるセンター装置
7の構成図である。システム制御部71は、CPUやR
OMなどを備え、ROM内には、この装置としての基本
プログラムや各発明を実現するためのプログラムやシス
テムの制御に必要な各種データなどが格納されており、
これらのプログラムに従って、その他の部分の制御を行
う。
【0044】通信制御部72は、図示しないアナログ
(又はディジタル)回線インターフェースを通じて公衆
電話回線PSTN(又はサービス総合デジタル網ISD
N)に接続し、PSTN(又はISDN)との間で行う
所定の呼制御手順処理及び所定の伝送手順処理(ファク
シミリプロトコルなど)を実行するものであり、ページ
ャ発信局8と呼が接続した場合の制御も同時に行う。セ
ンター装置のため、通常、この通信制御部72は少なく
とも接続可能な物理回線数分備えている。
【0045】ハードディスク(HD)73は、CPUの
処理プログラムの一部や、送受信画像ファイル、種々の
データなどを記録している部分であり、本システムのメ
ールボックスの実体でもある。RAM74は、上記RO
M内のプログラム実行時の作業領域となるとともに、画
像ファイルや種々のプログラムが一時的に格納されるこ
ともある。
【0046】符号化・復号化部75は、イメージ(生)
データの圧縮(MH,MR,MMRなどのFAX圧縮符
号データへの変換)及び伸長(FAX圧縮符号データか
らイメージデータへの変換)を行うものである。画像処
理部76は、イメージデータの解像度変換やミリ・イン
チ変換などの処理を行うものである。
【0047】入力部77は、例えばキーボードのように
テンキーやスタートキーなどの各種操作キーを備えるも
のであり、オペレータによるキー操作により各種命令コ
ードが入力される。CRT(ディスプレイ)78は、画
像ファイルデータや入力部77により入力された内容や
ユーザに伝達する各種情報を図示しないディスプレイ用
制御部を通じて表示する。DTMF制御部79は、アダ
プタ装置5等との間でのPB信号によるやりとりを制御
するものである。
【0048】これらシステム制御部71〜DTMF制御
部79はバス80を介して互いに接続されている。
【0049】次に、本願の各発明に係る実施形態の動作
について説明する。なお、ホテルの部屋では、アダプタ
装置5のインストール及びチェックイン操作が済んでお
り、既に、その部屋には特定のファクシミリ(ダイヤル
イン)番号が割り当てられているものとする。
【0050】図3は、本願の各発明の前提となるファク
シミリ文書の配信一時中止及び再開の流れを示すフロー
チャートであり、このフローチャートで示す処理プログ
ラムをアダプタ装置5とセンター装置7のシステム制御
部51,71を構成するCPUが実行することにより実
現される。
【0051】まず、ホテルの部屋のアダプタ装置5に接
続されたファクシミリ装置4や電話装置10から特定の
キーコードを入力する(処理101)。当然、一時中止
時と再開時とでは入力するキーコードが異なる。これに
基づき、アダプタ装置5がセンター装置7に発呼し、セ
ンター装置7と配信一時中止や再開に関してDTMF
(PB)信号によるやり取りを行う(処理102,処理
103)。配信一時中止時には、例えば「FAX受信を
一時中止します。再開するには・・・を入力して下さ
い。」というようなメッセージをセンター装置7が呼接
続されたアダプタ装置5に送信することにより、このア
ダプタ装置5に接続されたファクシミリ装置4から出力
し、再開時には、それまでにセンター装置7に蓄積され
たFAX文書をファクシミリ装置4から記録出力する
(処理104)。
【0052】次に、請求項1記載の発明の実施形態につ
いて説明する。この発明は、図4にフローチャートで示
す処理プログラムをアダプタ装置5とセンター装置7の
システム制御部51,71を構成するCPUが実行する
ことにより実現される。
【0053】まず、ホテルの部屋のアダプタ装置5に接
続されたファクシミリ装置4や電話装置10から特定の
キーコードを入力する(処理201)。アダプタ装置5
はセンター装置7に発呼し、DTMF信号によりリスト
出力に関するやりとりを行う(処理202,処理20
3)。センター装置7は、部屋のファクシミリ装置4
に、例えば図5に示すような文書リストを出力する。こ
のリストには、蓄積されている受信文書を特定するため
の番号(No.)と、受信日時、相手先番号(送信元番
号)、ページ数及び各受信文書の1ページ目を縮小表示
したプレビューが記録されている。
【0054】このようにして、ホテルの部屋の宿泊客が
自分宛の受信文書の情報リストを得ることにより、配信
再開によって自分の部屋のファクシミリ装置4に受信文
書を全て出力する前に、各受信文書のおおよその内容を
知ることができ、早急に対処できる。
【0055】次に、請求項2記載の発明の実施形態につ
いて説明する。本発明は、図6にフローチャートで示す
処理プログラムをアダプタ装置5とセンター装置7のシ
ステム制御部51,71を構成するCPUが実行するこ
とにより実現される。
【0056】まず、ホテルの部屋のアダプタ装置5に接
続されたファクシミリ装置4や電話装置10から、図5
に示したようなリスト上の破棄する番号(コード)を含
んだ特定のキーコードを入力する(処理301)。アダ
プタ装置5はセンター装置7に発呼し、DTMF信号に
より文書破棄についてやりとりを行う(処理302,処
理303)。センター装置7では、アダプタ装置5から
指定された文書を破棄,すなわち、該当するメールボッ
クスから削除する(処理304)。
【0057】このように、ホテルの部屋の宿泊客が受信
文書の情報リストを見て、ファクシミリ装置4等から特
定のキー入力を行うことにより、実際に出力(受信)し
たくない文書がある場合に、それを破棄するように指示
できるので、前の宿泊客宛の間違いFAX等、部屋の宿
泊客にとって不必要な文書を出力しないようにすること
ができる。また、文書リストのプレビューを見て判るよ
うな簡単な内容で、出力するには及ばないような文書を
破棄することにより、無駄な出力をしないようにするこ
とができる。
【0058】次に、請求項3記載の発明の実施形態につ
いて説明する。本発明は、図7にフローチャートで示す
処理プログラムをアダプタ装置5とセンター装置7のシ
ステム制御部51,71を構成するCPUが実行するこ
とにより実現される。
【0059】センター装置7は外部からファクシミリ文
書を受信し、蓄積する(処理401)。その時に、ファ
クシミリプロトコル上で規定された相手TSIコード
(送信元のファクシミリ番号)を獲得しておく(処理4
02)。そして、上述した特定キーコードによる文書削
除処理が行われると、それに対応した受信時のTSIコ
ードを持つ相手先へ、例えば「受信者により、あなたが
送信したFAX文書は削除されました。送信されていま
せん。」といった破棄メッセージが書かれた文書を送信
する(処理403,処理404)。
【0060】このように、受信文書を破棄した場合は破
棄したことを送信相手に知らせることにより、ファクシ
ミリ文書が受取人に拒否されたことを確実に知らせるこ
とができ、一方的に破棄することによる不具合を防ぐこ
とができる。
【0061】次に、請求項4に記載の発明の実施形態に
ついて説明する。本発明は、図8と図9にフローチャー
トで示す処理プログラムをアダプタ装置5とセンター装
置7のシステム制御部51,71を構成するCPUが実
行することにより実現される。
【0062】図8は受信拒否番号の登録の流れを示すフ
ローチャートである。まず、ホテルの部屋のアダプタ装
置5に接続されたファクシミリ装置4や電話装置10か
ら、受信拒否したい相手FAX番号を入力する(処理5
01)。なお、受信拒否したい相手FAX番号として
は、上述した文書リストを見て前の宿泊客宛の間違いF
AXとわかった相手FAX番号等を入力する。アダプタ
装置5はセンター装置7に発呼し、DTMF信号により
拒否FAX番号に関するやりとりを行う(処理502,
処理503)。センター装置7は、アダプタ装置5から
通知された拒否FAX番号を登録する(処理504)。
【0063】図9は実際の受信拒否の流れを示すフロー
チャートである。センター装置7はFAX着信に応答し
(処理601)、相手TSIコードを受信する(処理6
02)。そのTSIコードが拒否FAX番号として登録
されている場合は、受信しないで回線を切断し(判断6
03のY→処理604)、登録されていない場合は通常
通り受信蓄積する(判断603のN→処理605)。
【0064】このように、受信したくない送信相手先F
AX番号をホテルの部屋から指定して、受信拒否を予め
センター装置7に登録しておくことにより、部屋の宿泊
客にとって不必要な間違いFAX等の文書をセンター装
置7も受信しないようにすることができる。これによ
り、センター装置7は不要な文書を蓄積しないで済むの
で、センター装置7のハードディスク等の資源を有効に
使うことができる。
【0065】次に、請求項5記載の発明の実施形態につ
いて説明する。本発明は、図10と図11にフローチャ
ートで示す処理プログラムをアダプタ装置5とセンター
装置7のシステム制御部51,71を構成するCPUが
実行することにより実現される。
【0066】図11は、受信制限指定枚数登録の流れを
示すフローチャートである。まず、ホテルの部屋のアダ
プタ装置5に接続されたファクシミリ装置4や電話装置
10から、受信制限指定枚数を入力する(処理70
1)。アダプタ装置5はセンター装置7に発呼し、DT
MF信号により受信制限枚数についてやりとりを行う
(処理702,処理703)。センター装置7は、アダ
プタ装置5から通知された受信制限指定枚数を登録する
(処理704)。
【0067】図12は、その時の受信の流れを示すフロ
ーチャートである。センター装置7は、あるダイヤルイ
ン番号にてFAX文書を受信蓄積し、そのダイヤルイン
番号対応のページャ5aを呼び出す(処理801,処理
802)。そのページャ5aを内蔵したアダプタ装置5
はセンター装置7に発呼し、DTMF信号によるやりと
りを行い、センター装置7は上記により指定された枚数
のみを当該アダプタ装置5に接続されたファクシミリ装
置4に送信する(処理803,処理804)。そして、
センター装置7は指定枚数以上のページを削除する(処
理805)。
【0068】これにより、文書リストのプレビュー等を
見て、ある文書について受信枚数を制限することがで
き、不必要なページを受信しないようにして無駄を省く
ことができる。
【0069】次に、請求項6記載の発明の実施形態につ
いて説明する。本発明は、図12にフローチャートで示
す処理プログラムをアダプタ装置5とセンター装置7の
システム制御部51,71を構成するCPUが実行する
ことにより実現される。
【0070】まず、ホテルの部屋のアダプタ装置5に接
続されたファクシミリ装置4や電話装置10から、文書
リストのプレビュー等を見て転送すべき文書と転送番号
を入力する(処理901)。アダプタ装置5はセンター
装置7に発呼し、DTMF信号により転送情報について
やりとりを行う(処理902,処理903)。センター
装置7は、アダプタ装置5から指定された文書を指定番
号に転送する(処理904)。なお、この転送文書は削
除されていないので、配信再開により、ホテルの部屋の
ファクシミリ装置4にも出力することができる。
【0071】これにより、ホテルの部屋の宿泊客が受信
文書リストのプレビュー等を見て、ある文書を他のファ
クシミリ装置に転送するように指示することができ、ホ
テルの部屋の宿泊客以外に、必要なところに文書を逸早
く転送することができる。
【0072】次に、請求項7記載の発明の実施形態につ
いて説明する。本発明は、図13と図14にフローチャ
ートで示す処理プログラムをアダプタ装置5とセンター
装置7のシステム制御部51,71を構成するCPUが
実行することにより実現される。
【0073】図13は、自動転送に係わるFAX番号登
録の流れを示すフローチャートである。まず、ホテルの
部屋のアダプタ装置5に接続されたファクシミリ装置4
や電話装置10から、受信文書を転送したい受信相手F
AX番号及び転送先のFAX番号を入力する(処理10
01)。アダプタ装置5はセンター装置7に発呼し、そ
れら番号についてDTMF信号によるやり取りを行う
(処理1002,処理1003)。センター装置7は、
それらの番号を登録する(処理1004)。
【0074】図14は、実際の受信から転送までの流れ
を示すフローチャートである。センター装置7は、FA
X着信に応答し、相手TSIコードを受信する(処理1
101,処理1102)。そのTSIコード(FAX番
号)が登録されている場合は、その文書を受信後に、指
定された転送先FAX番号にその文書を送信する(判断
1103のY→処理1104,処理1105)。登録さ
れていない場合は、通常通り受信する(判断1103の
N→処理1106)。なお、この転送文書は削除されて
いないので、配信再開により、ホテルの部屋のファクシ
ミリ装置4にも出力することができる。
【0075】このように、受信相手FAX番号と転送先
FAX番号を、予めホテルの部屋から指定することによ
り、自動的に文書を他のファクシミリ装置に転送するよ
うに指示することができ、ホテルの部屋の宿泊客以外
に、必要なところに文書を自動的かつ直ちに転送するこ
とができる。
【0076】なお、以上説明したファクシミリ通信装置
では、ホテルファクシミリシステムを例にとって説明し
たが、ホテル以外にも、旅館、大学の研究室、寮等で使
用され、配信の一時中止機能を有するものであれば同様
に適用することができる。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、受信したファクシミリ情報を宛先毎に一時
蓄積してから宛先に配信するセンター装置と、センター
装置から配信されてくるファクシミリ情報を受信し出力
するファクシミリ機能を有する端末装置とを備え、前記
センター装置は、端末装置から配信の一時中止要求があ
ると、当該端末装置への配信を一時中止して以後の受信
ファクシミリ情報を蓄積し、当該端末装置から配信の再
開要求があると、それまでに蓄積されたファクシミリ情
報を当該端末装置に配信するようにしたファクシミリ通
信装置において、前記センター装置は、端末装置への配
信一時中止時に、当該端末装置からの特定のキー入力が
あると、それまでに蓄積した当該端末装置宛のファクシ
ミリ情報のリストを当該端末装置に送信するようにした
ので、ホテル等の利用者が自分宛の受信文書のリストを
得ることにより、端末装置側で受信文書を出力する前
に、おおよその内容を知ることができ、速やかに対処で
きる効果がある。
【0078】また、請求項2記載の発明によれば、前記
請求項1記載のファクシミリ通信装置において、前記セ
ンター装置は、端末装置への配信一時中止時に、当該端
末装置からの特定のキー入力があると、それまでに蓄積
したファクシミリ情報の中から前記特定キー入力により
指定されたファクシミリ情報を破棄するようにしたの
で、請求項1と同様の効果が得られるとともに、ホテル
等の利用者が受信文書のリストを見て端末装置側から特
定のキー入力を行うことにより、実際に出力したくない
文書がある場合に、それを破棄するように指示できるた
め、利用者にとって不必要な間違いFAX等の文書を出
力しないようにすることができる。また、文書リストの
プレビュー等を見て判るような簡単な内容で、出力する
には及ばないような文書を破棄することにより、無駄な
出力を省くことができる等の効果がある。
【0079】さらに、請求項3記載の発明は、前記請求
項2記載のファクシミリ通信装置において、前記センタ
ー装置は、端末装置への配信一時中止時に破棄したファ
クシミリ情報の送信元にその旨を通知するようにしたの
で、請求項2と同様の効果が得られるとともに、受信文
書を破棄した場合は破棄したことを送信元に知らせるこ
とにより、送信文書が受取人に拒否されたことを確実に
知らせることができ、一方的に破棄することによる不具
合を防ぐことができる効果がある。
【0080】また、請求項4記載の発明によれば、前記
請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のファクシミ
リ通信装置において、前記端末装置は、配信の一時中止
時に、受信拒否する送信元のファクシミリ番号をセンタ
ー装置に通知し、前記センター装置は、前記端末装置か
ら通知された受信拒否する送信元のファクシミリ番号を
登録しておき、当該ファクシミリ番号の送信元からのフ
ァクシミリ着信があると、当該ファクシミリ着信の受信
を拒否するようにしたので、請求項1ないし請求項3と
同様の効果が得られるとともに、受信したくない送信相
手先FAX番号を端末装置側から指定して、受信拒否を
予めセンター装置に登録しておくことにより、利用者に
とって不必要な文書をセンター装置も受信蓄積しないよ
うにすることができ、センター装置のハードディスク等
の資源を有効に使うことができる効果がある。
【0081】また、請求項5記載の発明によれば、前記
請求項1に記載のファクシミリ通信装置において、前記
端末装置は、配信の一時中止時に、特定のファクシミリ
情報の受信枚数をセンター装置に通知し、前記センター
装置は、前記端末装置から通知された特定のファクシミ
リ情報を指定された受信枚数のみ当該端末装置に配信す
るようにしたので、請求項1と同様の効果が得られると
ともに、文書リストのプレビュー等を見て、ある文書に
ついて受信枚数を制限することができ、不必要なページ
を受信出力しないようにすることができる効果がある。
【0082】一方、請求項6記載の発明によれば、前記
請求項1に記載のファクシミリ通信装置において、前記
端末装置は、配信の一時中止時に、特定のファクシミリ
情報の転送先をセンター装置に通知し、前記センター装
置は、前記端末装置から通知された特定のファクシミリ
情報を指定された転送先に転送するようにしたので、請
求項1と同様の効果が得られるとともに、ホテル等の利
用者が受信文書のリストを見て、ある文書を他のファク
シミリ装置に転送するように指示することができ、ホテ
ル等の利用者以外に必要なところに文書を速やかに転送
することができる効果がある。
【0083】さらに、請求項7記載の発明によれば、前
記請求項1に記載のファクシミリ装置において、前記端
末装置は、配信の一時中止時に、転送すべきファクシミ
リ情報の送信元と転送先を前記センター装置に通知し、
前記センター装置は、前記端末装置から通知された転送
すべきファクシミリ情報の送信元と転送先を登録してお
き、前記送信元からのファクシミリ情報を受信すると当
該ファクシミリ情報を前記転送先に転送するようにした
ので、請求項1と同様の効果が得られるとともに、送信
元FAX番号と転送先FAX番号を予め端末装置から指
定することにより、自動的に文書を他のファクシミリ装
置に転送するように指示することができ、ホテル等の利
用者以外に必要なところに文書を自動的かつ直ちに転送
することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願の各発明を実現するための構成要素である
アダプタ装置の要部構成を示すブロック図。
【図2】同じく、本願の各発明を実現するための構成要
素であるセンター装置の要部構成を示すブロック図。
【図3】本願の各発明の前提となる配信一時中止及び再
開の流れを示すフローチャート。
【図4】請求項1記載の発明の実施形態を示すフローチ
ャート。
【図5】上記実施形態における文書リストの一例を示す
図。
【図6】請求項2記載の発明の実施形態を示すフローチ
ャート。
【図7】請求項3記載の発明の実施形態を示すフローチ
ャート。
【図8】請求項4記載の発明の実施形態の一部を示すフ
ローチャート。
【図9】請求項4記載の発明の実施形態の一部を示すフ
ローチャート。
【図10】請求項5記載の発明の実施形態の一部を示す
フローチャート。
【図11】請求項5記載の発明の実施形態の一部を示す
フローチャート。
【図12】請求項6記載の発明の実施形態を示すフロー
チャート。
【図13】請求項7記載の発明の実施形態の一部を示す
フローチャート。
【図14】請求項7記載の発明の実施形態の一部を示す
フローチャート。
【図15】従来のファクシミリ通信装置の構成例を示す
ブロック図。
【図16】上記従来例におけるファクシミリ番号割り当
て動作の説明図。
【符号の説明】
1 ホテル 2 構内交換装置 3 公衆回線網 4 ファクシミリ装置 5 アダプタ装置 5a ページャ 6 ファクシミリ管理装置 7 センター装置 7a 対応テーブル 8 ページャ発信局 9 ファクシミリ装置 10 電話装置 51,71 システム制御部 52,72 通信制御部 53,74 RAM 54,79 DTMF制御部 55 無線制御部 56,80 バス 73 ハードディスク(HD) 75 符号化・復号化部 76 画像処理部 77 入力部 78 CRT T1〜Tm 内線端末装置 R1〜Rm 客室 M1〜Mn メールボックス

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信したファクシミリ情報を宛先毎に一
    時蓄積してから宛先に配信するセンター装置と、 センター装置から配信されてくるファクシミリ情報を受
    信し出力するファクシミリ機能を有する端末装置とを備
    え、 前記センター装置は、端末装置から配信の一時中止要求
    があると、当該端末装置への配信を一時中止して以後の
    受信ファクシミリ情報を蓄積し、当該端末装置から配信
    の再開要求があると、それまでに蓄積されたファクシミ
    リ情報を当該端末装置に配信するようにしたファクシミ
    リ通信装置において、 前記センター装置は、端末装置への配信一時中止時に、
    当該端末装置からの特定のキー入力があると、それまで
    に蓄積した当該端末装置宛のファクシミリ情報のリスト
    を当該端末装置に送信することを特徴とするファクシミ
    リ通信装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のファクシミリ通信装置
    において、 前記センター装置は、端末装置への配信一時中止時に、
    当該端末装置からの特定のキー入力があると、それまで
    に蓄積したファクシミリ情報の中から前記特定キー入力
    により指定されたファクシミリ情報を破棄することを特
    徴とするファクシミリ通信装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のファクシミリ通信装置
    において、 前記センター装置は、端末装置への配信一時中止時に破
    棄したファクシミリ情報の送信元にその旨を通知するこ
    とを特徴とするファクシミリ通信装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載のファクシミリ通信装置において、 前記端末装置は、配信の一時中止時に、受信拒否する送
    信元のファクシミリ番号をセンター装置に通知し、 前記センター装置は、前記端末装置から通知された受信
    拒否する送信元のファクシミリ番号を登録しておき、当
    該ファクシミリ番号の送信元からのファクシミリ着信が
    あると、当該ファクシミリ着信の受信を拒否することを
    特徴とするファクシミリ通信装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のファクシミリ通信装置
    において、 前記端末装置は、配信の一時中止時に、特定のファクシ
    ミリ情報の受信枚数をセンター装置に通知し、 前記センター装置は、前記端末装置から通知された特定
    のファクシミリ情報を指定された受信枚数のみ当該端末
    装置に配信することを特徴とするファクシミリ通信装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載のファクシミリ通信装置
    において、 前記端末装置は、配信の一時中止時に、特定のファクシ
    ミリ情報の転送先をセンター装置に通知し、 前記センター装置は、前記端末装置から通知された特定
    のファクシミリ情報を指定された転送先に転送すること
    を特徴とするファクシミリ通信装置。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載のファクシミリ装置にお
    いて、 前記端末装置は、配信の一時中止時に、転送すべきファ
    クシミリ情報の送信元と転送先を前記センター装置に通
    知し、 前記センター装置は、前記端末装置から通知された転送
    すべきファクシミリ情報の送信元と転送先を登録してお
    き、前記送信元からのファクシミリ情報を受信すると当
    該ファクシミリ情報を前記転送先に転送することを特徴
    とするファクシミリ通信装置。
JP7334255A 1995-11-30 1995-11-30 ファクシミリ通信装置 Pending JPH09153913A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013030925A (ja) * 2011-07-27 2013-02-07 Canon Marketing Japan Inc 情報処理装置、制御方法、およびそのプログラム
US8447973B2 (en) 2005-01-31 2013-05-21 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha System, server, and device for providing contents

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US8447973B2 (en) 2005-01-31 2013-05-21 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha System, server, and device for providing contents
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