JPH09130488A - ファクシミリ通信装置 - Google Patents

ファクシミリ通信装置

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JPH09130488A
JPH09130488A JP7305258A JP30525895A JPH09130488A JP H09130488 A JPH09130488 A JP H09130488A JP 7305258 A JP7305258 A JP 7305258A JP 30525895 A JP30525895 A JP 30525895A JP H09130488 A JPH09130488 A JP H09130488A
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adapter
center device
storage unit
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JP7305258A
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English (en)
Inventor
Futoshi Oseto
太 大瀬戸
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホテルファクシミリシステム等のファクシミ
リ通信装置において、ページャ等の呼出手段の発呼回数
を減らし、運用コストを下げる。 【解決手段】 センター装置7は、各ファクシミリ情報
蓄積部に蓄積されるファクシミリ情報を列信送信に備え
て管理するとともに時間情報を含む送信条件を管理する
管理テーブル7b,7cを有し、蓄積されたファクシミ
リ情報が送信条件を満したときに初めて、ページャ5a
を用いて対応するアダプタ装置5を呼び出し、アダプタ
装置5はその識別情報を伴ってセンター装置7へ発呼す
るとともに、自装置に接続されたファクシミリ装置4を
センター装置7に回線接続し、センター装置7は対応す
るファクシミリ情報蓄積部に蓄積された全てのファクシ
ミリ情報を回線接続されたファクシミリ装置4に列信送
信するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多数の者が一時的
に使用するホテル等の施設の利用者にファクシミリの送
受信サービスを行うファクシミリ通信装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、ホテル等の構内交換装置(PB
X)の内線にファクシミリ装置を接続する場合、公衆回
線網(外線)に対する発信は問題ないが、各内線毎にダ
イヤルイン番号(契約)を設定しない限り、公衆回線網
からの着信は直接各内線へ接続されない。つまり、PB
X内線のファクシミリ装置に対してファクシミリ文書を
自動的に送付することができないという問題があった。
なお、ホテル等の各客室毎の内線にダイヤルイン契約を
設定することはホテル側にとって非常にコスト高とな
る。
【0003】この問題を解決したファクシミリ通信装置
として、特表平3−501673号公報記載の「通信ネ
ットワーク」や特表平5−506128号公報記載の
「データ伝送装置」を元に開発されたホテルファクシミ
リシステムが既に実施されている。
【0004】このようなホテルファクシミリシステムの
一例を図17及び図18を参照して説明する。
【0005】図17において、多数の使用者により利用
される施設の一つであるホテル1に設置された構内交換
装置2は公衆回線網3に接続されている。ホテル1内の
客室R1から客室Rmまでの各客室には、それぞれ、フ
ァクシミリ装置4とそのファクシミリ装置4と構内交換
装置2との間に介在するアダプタ装置5とから構成され
る内線ファクシミリ装置F1ないしFmが配置されてい
る。なお、各アダプタ装置5は、それぞれポケットべル
と呼ばれる呼出専用のページャ5aを内蔵すると共に、
構内交換装置2の内線に接続されている。また、構内交
換装置2には、各客室の内線ファクシミリ装置の使用状
況を監視し、各客室毎の課金データを管理するためのフ
ァクシミリ管理装置6が接続されている。ところで、一
般にページャ5aは、呼び出されるとLEDを発光させ
たり、ブザーを鳴動させるようになっており、このシス
テムでは前記ページャ5aのLEDの発光信号等をフォ
トトランジスタ等で受光して電気信号に変換することに
より、アダプタ装置5を起動させるようになっている。
【0006】センター装置7は、公衆回線網3に複数の
物理回線で接続されると共に、物理回線数を超える多数
のダイヤルイン契約が設定されており、保有するダイヤ
ルイン番号をファクシミリ番号として割り当てたとき、
それぞれに対応したファクシミリ情報蓄積部である,メ
ールボックスM1ないしMnを作成する一方、後述する
ページャ番号とアダプタコード等の対応テーブル7aを
記憶している。
【0007】ページャ発信局8は、センター装置7から
公衆回線網3を介して通知されるページャ番号を含む呼
出信号を生成して無線により送出するものである。
【0008】各客室のアダプタ装置5には、センター装
置7がそれらを識別するための識別情報であるアダプタ
のIDコード,客室番号及びホテル番号等が予め設定さ
れており、各客室のアダプタ装置5に内蔵されたページ
ャ5aには、センター装置7がページャ発信局8を介し
てそれらを選択的に呼び出すためのページャ番号が予め
割り当てられている。
【0009】一方、センター装置7は、図18に示され
るように、各客室の内線ファクシミリ装置に対応したア
ダプタコード及びページャ番号の対応テーブル7aを予
め記憶している。
【0010】ホテル1の一時的な使用者である宿泊客に
は、ホテル1側により特定の客室が割り当てられること
により、特定の内線ファクシミリ装置が割り当てられ
る。その特定の内線ファクシミリ装置が割り当てられた
宿泊客は、内線ファクシミリ装置の利用を開始するに先
立って、その内線ファクシミリ装置を外部の通信相手先
が特定するためのファクシミリ番号を得るために、ファ
クシミリ装置4を操作することによってアダプタ装置5
を通じてセンター装置7を呼出し、ファクシミリ番号割
り当て要求をする。呼出後、アダプタ装置5は、自身の
アダプタコードを含む識別情報をPB信号(DTMF信
号)による所定のプロトコルに乗せて送出することによ
りセンター装置7に通知する。
【0011】センター装置7は、送出されたアダプタコ
ードと、対応テーブル7aとを比較し、その送出された
アダプタコードと同一の対応テーブル7a内のアダプタ
コードに未割り当てのファクシミリ番号を割り当て、こ
れに対応してメールボックスM1ないしMnを作成す
る。メールボックスM1ないしMnは、前述したよう
に、それぞれ特定のファクシミリ番号に対応しているた
め、送出されたアダプタコードは、特定のファクシミリ
番号に対応付けられたことになる。また、メールボック
ス及びそれに対応するファクシミリ番号は、アダプタコ
ードとページャ番号とが対応しているため、その対応す
るページャ番号にも対応付けられたことにもなる。
【0012】以上の宿泊客による,内線ファクシミリ装
置の利用を開始するに先立つファクシミリ番号割り当て
要求操作を、以後チェックイン操作と呼ぶことにする。
なお、チェックイン操作に先立って、当該システムを保
守するサービスマンにより、アダプタ装置5をシステム
に組み込むインストール操作を行っておく必要があり、
その時に、アダプタ自身を識別する特定コード(アダプ
タコード)とホテルの客室及びページャの電話番号とを
対応付け、そのデータをテーブルに登録してセンター装
置7が管理している。また、チェックイン操作の後に
は、チェックイン操作とは逆に、アダプタコードとファ
クシミリ番号との対応付けを解除する操作である,チェ
ックアウト操作が宿泊客またはホテル側により可能であ
る。
【0013】上記チェックイン操作は、各宿泊客ごとに
それぞれ個別に行われる。センター装置7は、チェック
イン操作後に当該内線ファクシミリ装置に対して、その
内線ファクシミリ装置を特定するアダプタコードに対応
付けられたファクシミリ番号が記載された使用説明書を
送信する。宿泊客は、内線ファクシミリ装置が受信した
その使用説明書に記載されたファクシミリ番号を、予定
される通信相手先に対して、その内線ファクシミリ装置
を用いて、または、図示しない電話器等により連絡す
る。
【0014】以上のチェックイン操作による,ホテル1
の各客室の宿泊客に割り当てられた内線ファクシミリ装
置とセンター装置7のメールボックス及びそれに対応す
るファクシミリ番号の対応付けの一例について、図18
を参照して説明する。
【0015】同図において、テーブルTgは、昨日及び
今日の各客室への宿泊客の割り当てを示している。対応
テーブル7aは、前述したように、アダプタコードとペ
ージャ番号の対応を示している。テーブルTmは、セン
ター装置7が備えるメールボックスとそれに対応するフ
ァクシミリ番号を示している。
【0016】テーブルTgの各客室と、対応テーブル7
aのアダプタコード及びページャ番号とは、前述したよ
うに1対1に対応している。テーブルTgにおいて、昨
日は、客室1に客Dが、客室3に客Eが宿泊し、それ以
外の客室には宿泊客がなく、一方、今日は、客室2に客
Aが、客室3に客Bが、客室mに客Cが宿泊し、それ以
外の客室には宿泊客がなかったとする。それらの宿泊客
は、各客室に割り当てられたことにより、間接的に対応
テーブル7aと対応付けられることになる。
【0017】各宿泊客は、各自、前記チェックイン操作
を行ない、センター装置7は、当該アダプタコードに、
他の内線ファクシミリ装置に未だ対応付けられていない
ファクシミリ番号を割り当て、それに対応するメールボ
ックスを作成する。
【0018】このアダプタコードのメールボックスへの
割り当ては、「昨日」においては、リンクLdに示され
るようにコード1がメールボックスM2に対応付けら
れ、また、リンクLeに示されるようにコード3がメー
ルボックスM1に対応付けられる。
【0019】一方、「今日」においては、昨日対応付け
られたリンクLd及びリンクLeは、それぞれチェック
アウト操作により解除される一方、リンクLaに示され
るようにコード2がメールボックスM1に対応付けら
れ、リンクLbに示されるようにコード3がメールボッ
クスM2に対応付けられ、また、リンクLcに示される
ように、コードmがメールボックスM3に対応付けられ
ている。
【0020】さて、このように、「今日」において、ア
ダプタコードを介して、メールボックス(ファクシミリ
番号)が割り当てられた宿泊客A、B、Cのうち、例え
ば、宿泊客Aに対してファクシミリ情報を送信しようと
する外部の通信相手先(図17に示されるファクシミリ
装置9)は、宿泊客Aから連絡されたファクシミリ番
号、すなわち、「FAX番号1」に発呼して、ファクシ
ミリ情報を送信する。
【0021】センター装置7は、ファクシミリ装置9か
ら送信されたファクシミリ情報を受信して「FAX番号
1」に対応したメールボックスM1に一時蓄積する。そ
して、その「メールボックスM1」が割り当てられた
「アダプタコード2」に対応する「ページャ番号2」を
ページャ発信局8に通知し、ページャ発信局8は、その
通知されたページャ番号を含む呼出信号を生成して無線
送出する。
【0022】その送出された「ページャ番号2」に対応
する内線ファクシミリ装置、すなわち、内線ファクシミ
リ装置F2を構成するアダプタ装置5に内蔵されたペー
ジャ5aが応答し、そのLEDの発光をフォトトランジ
スタが受光して電気信号に変換することによりアダプタ
装置5を起動させる。起動したアダプタ装置5は、構内
交換装置2を介してセンター装置7に発呼すると共にP
B(プッシュボタン)信号に乗せて自身のアダプタコー
ドを含む識別情報を通知し、また、自装置に接続された
ファクシミリ装置4を呼び出してセンター装置7に回線
接続する。センター装置7は、その通知されたアダプタ
コードに対応するメールボックス,すなわちメールボッ
クスM1に蓄積されたファクシミリ情報をその発呼して
きた内線ファクシミリ装置F2に送信し、内線ファクシ
ミリ装置F2は、そのファクシミリ情報を受信して記録
出力する。これにより、ファクシミリ装置9が送信した
ファクシミリ情報が宿泊客Aの手元に届く。
【0023】なお、ホテルの内線ファクシミリ装置から
外部のファクシミリ装置への送信は、ホテル内のファク
シミリ装置4から送信先のファクシミリ番号を直接ダイ
ヤルすることにより、当該ファクシミリ番号の先頭にア
ダプタ装置5で自動的に「0」が付加されて外線発信さ
れ、通常のファクシミリ送信と同様に行うことができ
る。
【0024】また、アダプタ装置5には、センター装置
7のフリーダイヤル番号が設定されており、内線ファク
シミリ装置からセンター装置7への発呼はフリーダイヤ
ル番号を用いて行われる。従って、外部からのファクシ
ミリ情報の受信に関する回線使用料は、ホテル及びその
宿泊客の負担とはならず、センター装置7の管理者が支
払うようになっており、センター装置7の管理者は、フ
ァクシミリ情報の送受信に関わるサービス料をホテルな
いし宿泊客から徴収することになる。
【0025】このように、上述したファクシミリ通信装
置によれば、ホテル側では客室の数だけ公衆回線網3と
の間にダイヤルイン回線を設けることなしに、それより
ずっと少ない回線数で、外部のファクシミリ装置から各
客室の内線ファクシミリ装置に対して、見かけ上直接的
にファクシミリ情報を送信することができる。このた
め、ホテル側は、回線契約料を大幅に低減できると共
に、ホテル外部から着信した宿泊客宛てのファクシミリ
受信文書を当該宿泊客に手渡す等の手間を省くことがで
き、また、誤って別の宿泊客に渡してしまうことを避け
ることができ、利便性の高いファクシミリ通信サービス
を宿泊客に提供することができる。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来のファクシミリ通信装置においては、外部からホテ
ルの客室にファクシミリ情報が送られる場合、一回の通
信毎に毎回、呼出手段としてのページャの発呼が行われ
る。そのため、ページャの発呼回数が多くなり、ページ
ャの基本使用料とともに発呼毎の使用料がかかり、運用
上のコストが嵩んでしまう問題があった。
【0027】そこで、本発明はこのような問題点を解決
するためになされたものであり、呼出手段としてのペー
ジャの発呼回数を減らすことができ、運用コストを下げ
ることができるファクシミリ通信装置を提供することを
目的とするものである。
【0028】また、ページャ自体を不要とすることがで
き、更に運用コストを下げることができるファクシミリ
通信装置を提供することを目的とするものである。
【0029】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、複数の使用者により使用される施設内に設置された
構内交換装置の内線に接続され、それらを識別するため
の識別情報が設定されて、それぞれが特定の使用者に一
時的に割り当てられ得る複数のアダプタ装置と、前記各
アダプタ装置に接続されたファクシミリ装置と、前記構
内交換装置と公衆回線網を介して接続され、前記アダプ
タ装置からの識別情報を伴ったファクシミリ番号割り当
て要求に応じて、保有するファクシミリ番号のうち未割
り当てのファクシミリ番号を割り当てるとともに、割り
当てたファクシミリ番号に対応するファクシミリ情報蓄
積部を作成する一方、割り当てたファクシミリ番号のい
ずれかにファクシミリ情報の着信があったときには、そ
の着信があったファクシミリ番号に対応したファクシミ
リ情報蓄積部に当該ファクシミリ情報を蓄積するセンタ
ー装置とを備え、前記センター装置は、ファクシミリ情
報が蓄積されたファクシミリ情報蓄積部に対応するアダ
プタ装置を所定の呼出手段を用いて呼び出し、呼び出さ
れたアダプタ装置はその識別情報を伴って前記センター
装置へ発呼するとともに、自装置に接続されたファクシ
ミリ装置を前記センター装置に回線接続し、前記センタ
ー装置は前記アダプタ装置からの識別情報に基づき対応
するファクシミリ情報蓄積部に蓄積されたファクシミリ
情報を前記回線接続されたファクシミリ装置に送信する
ようにしたファクシミリ通信装置において、前記センタ
ー装置は、各ファクシミリ情報蓄積部に蓄積されるファ
クシミリ情報を列信送信に備えて管理するとともに時間
情報を含む送信条件を管理する管理テーブルを有し、フ
ァクシミリ情報蓄積部に蓄積されたファクシミリ情報が
前記管理テーブルの送信条件を満したときに初めて、前
記呼出手段を用いて当該ファクシミリ情報蓄積部に対応
するアダプタ装置を呼び出し、呼び出されたアダプタ装
置はその識別情報を伴って前記センター装置へ発呼する
とともに、自装置に接続されたファクシミリ装置を前記
センター装置に回線接続し、前記センター装置は前記ア
ダプタ装置からの識別情報に基づき対応するファクシミ
リ情報蓄積部に蓄積された全てのファクシミリ情報を前
記回線接続されたファクシミリ装置に列信送信するよう
にしたものである。
【0030】また、請求項2に記載の発明は、同じく、
複数の使用者により使用される施設内に設置された構内
交換装置の内線に接続され、それらを識別するための識
別情報が設定されて、それぞれが特定の使用者に一時的
に割り当てられ得る複数のアダプタ装置と、前記各アダ
プタ装置に接続されたファクシミリ装置と、前記構内交
換装置と公衆回線網を介して接続され、前記アダプタ装
置からの識別情報を伴ったファクシミリ番号割り当て要
求に応じて、保有するファクシミリ番号のうち未割り当
てのファクシミリ番号を割り当てるとともに、割り当て
たファクシミリ番号に対応するファクシミリ情報蓄積部
を作成する一方、割り当てたファクシミリ番号のいずれ
かにファクシミリ情報の着信があったときには、その着
信があったファクシミリ番号に対応したファクシミリ情
報蓄積部に当該ファクシミリ情報を蓄積するセンター装
置とを備え、前記センター装置は、ファクシミリ情報が
蓄積されたファクシミリ情報蓄積部に対応するアダプタ
装置を所定の呼出手段を用いて呼び出し、呼び出された
アダプタ装置はその識別情報を伴って前記センター装置
へ発呼するとともに、自装置に接続されたファクシミリ
装置を前記センター装置に回線接続し、前記センター装
置は前記アダプタ装置からの識別情報に基づき対応する
ファクシミリ情報蓄積部に蓄積されたファクシミリ情報
を前記回線接続されたファクシミリ装置に送信するよう
にしたファクシミリ通信装置において、前記センター装
置は、各ファクシミリ情報蓄積部に蓄積されるファクシ
ミリ情報を列信送信に備えて管理するとともに時間情報
を含む送信条件を管理する管理テーブルと、当該管理テ
ーブルの送信条件の実質的な有効,無効を設定する設定
手段とを有し、この設定手段により前記送信条件が有効
とされた場合のみ、ファクシミリ情報蓄積部に蓄積され
たファクシミリ情報が前記管理テーブルの送信条件を満
したときに初めて、前記呼出手段を用いて当該ファクシ
ミリ情報蓄積部に対応するアダプタ装置を呼び出し、呼
び出されたアダプタ装置はその識別情報を伴って前記セ
ンター装置へ発呼するとともに、自装置に接続されたフ
ァクシミリ装置を前記センター装置に回線接続し、前記
センター装置は前記アダプタ装置からの識別情報に基づ
き対応するファクシミリ情報蓄積部に蓄積された全ての
ファクシミリ情報を前記回線接続されたファクシミリ装
置に列信送信するようにしたものである。
【0031】一方、請求項3に記載の発明は、複数の使
用者により使用される施設内に設置された構内交換装置
の内線に接続され、それらを識別するための識別情報が
設定されて、それぞれが特定の使用者に一時的に割り当
てられ得る複数のアダプタ装置と、前記各アダプタ装置
に接続されたファクシミリ装置と、前記構内交換装置に
接続されて、各アダプタ装置に接続されたファクシミリ
装置を管理するファクシミリ管理装置と、前記構内交換
装置と公衆回線網を介して接続され、前記アダプタ装置
からの識別情報を伴ったファクシミリ番号割り当て要求
に応じて、保有するファクシミリ番号のうち未割り当て
のファクシミリ番号を割り当てるとともに、割り当てた
ファクシミリ番号に対応するファクシミリ情報蓄積部を
作成する一方、割り当てたファクシミリ番号のいずれか
にファクシミリ情報の着信があったときには、その着信
があったファクシミリ番号に対応したファクシミリ情報
蓄積部に当該ファクシミリ情報を蓄積するセンター装置
とを備え、前記センター装置は、各ファクシミリ情報蓄
積部に蓄積されるファクシミリ情報を列信送信に備えて
管理するとともに時間情報を含む送信条件を管理する管
理テーブルを有し、ファクシミリ情報蓄積部にファクシ
ミリ情報が蓄積されると、前記管理テーブルの所定の情
報を前記ファクシミリ管理装置に通知し、前記各アダプ
タ装置は構内交換装置を介して前記ファクシミリ管理装
置を一定間隔又は任意の間隔で呼び出し、呼び出された
ファクシミリ管理装置はセンタ−装置からの管理テーブ
ル情報を参照して前記送信条件が満たされた時にその旨
を対応するアダプタ装置に通知し、当該アダプタ装置は
その識別情報を伴って前記センター装置へ発呼するとと
もに、自装置に接続されたファクシミリ装置を前記セン
ター装置に回線接続し、前記センター装置は前記アダプ
タ装置からの識別情報に基づき対応するファクシミリ情
報蓄積部に蓄積された全てのファクシミリ情報を前記回
線接続されたファクシミリ装置に列信送信するようにし
たものである。
【0032】また、請求項4に記載の発明は、複数の使
用者により使用される施設内に設置された構内交換装置
の内線に接続され、それらを識別するための識別情報が
設定されて、それぞれが特定の使用者に一時的に割り当
てられ得る複数のアダプタ装置と、前記各アダプタ装置
に接続されたファクシミリ装置と、前記構内交換装置に
接続されて、各アダプタ装置に接続されたファクシミリ
装置を管理するファクシミリ管理装置と、前記構内交換
装置と公衆回線網を介して接続され、前記アダプタ装置
からの識別情報を伴ったファクシミリ番号割り当て要求
に応じて、保有するファクシミリ番号のうち未割り当て
のファクシミリ番号を割り当てるとともに、割り当てた
ファクシミリ番号に対応するファクシミリ情報蓄積部を
作成する一方、割り当てたファクシミリ番号のいずれか
にファクシミリ情報の着信があったときには、その着信
があったファクシミリ番号に対応したファクシミリ情報
蓄積部に当該ファクシミリ情報を蓄積するセンター装置
とを備え、前記センター装置は、各ファクシミリ情報蓄
積部に蓄積されるファクシミリ情報を列信送信に備えて
管理するとともに時間情報を含む送信条件を管理する管
理テーブルを有し、ファクシミリ情報蓄積部に蓄積され
たファクシミリ情報が前記管理テーブルの送信条件を満
したときは、前記管理テーブルの所定の情報を前記ファ
クシミリ管理装置に通知し、前記各アダプタ装置は構内
交換装置を介して前記ファクシミリ管理装置を一定間隔
又は任意の間隔で呼び出し、呼び出されたファクシミリ
管理装置はセンタ−装置からの管理テーブル情報を参照
して当該アダプタ装置宛のファクシミリ情報が存在すれ
ばその旨をアダプタ装置に通知し、当該アダプタ装置は
その識別情報を伴って前記センター装置へ発呼するとと
もに、自装置に接続されたファクシミリ装置を前記セン
ター装置に回線接続し、前記センター装置は前記アダプ
タ装置からの識別情報に基づき対応するファクシミリ情
報蓄積部に蓄積された全てのファクシミリ情報を前記回
線接続されたファクシミリ装置に列信送信するようにし
たものである。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら本
願の各発明の実施形態を詳細に説明する。
【0034】図1は、請求項1,2に記載の発明に係る
ファクシミリ通信装置の実施形態であるホテルファクシ
ミリシステムの構成図、図2はその動作説明図である。
各図において、前記図17と同一符号は同一又は相当部
分を示している。なお、発明の説明を容易にするため従
来のものと図示形態は異ならせてあるが、当該ホテルフ
ァクシミリシステムの基本構成は前記図17に示した従
来のものと同様であり、その基本的な構成と動作につい
ては従来技術において詳細に説明したので、以下では簡
単に説明する。
【0035】図1に示すように、ホテル1内には構内交
換装置(PBX)2が設置され、その外線が公衆回線網
3に接続されている。この構内交換装置2の各内線に
は、ホテル1の各客室R1,R2・・・に設置されたフ
ァクシミリ装置4がそれぞれアダプタ装置5を介して接
続されており、各アダプタ装置5にはページャ5aが内
蔵されている。また、構内交換装置2には、各客室毎に
ファクシミリ装置4の課金等を管理するファクシミリ管
理装置(FCS:Facsimile Contorol System)6が接
続されており、このファクシミリ管理装置6はパーソナ
ルコンピュータ等から構成され、ホテル1のフロント等
に設置されている。また、公衆回線網3には、ホテル1
の外部にあって、当該システムのFAXサーバーとなる
センター装置7や、ページャ5aを呼び出すためのペー
ジャ発信局8、ホテル1外からファクシミリ通信サービ
スを利用する外部のファクシミリ装置9等が接続されて
いる。上記センター装置7は、受信したFAX文書を蓄
積するためのメールボックスが作成される画像蓄積装置
Mを有しており、この画像蓄積装置Mは大容量のハード
ディスク装置や光磁気ディスク装置から成っている。
【0036】上記センター装置7には、従来からの対応
テーブル7aの他に、後で詳述する宛先管理テーブル7
bとFAX文書管理テーブル7cが設けられている。そ
して、センター装置7を構成するCPU(中央処理装
置)で上記管理テーブル7b,7cを用いて後述するフ
ローチャートやプロトコルを実行することにより、本願
の発明が実現される。
【0037】本システムの基本的な動作の概要は以下の
通りである(図2,図3,図4を参照)。
【0038】ホテル1の宿泊客は、客室R内のファク
シミリ装置4を使用する前に、そのファクシミリ装置4
に一時的に割り当てられるFAX(ダイヤルイン)番号
を得るために、ファクシミリ装置4からキー入力をし
て、図3に示すように、アダプタ装置5を通じてセンタ
ー装置7を呼び出し、PB信号によるやり取りを行う。
アダプタ装置5は、それ自身を認識する特定コード(ア
ダプタコード)を有し、センター装置7にそのアダプタ
コードを知らせ、チェックイン操作(FAX使用の登
録)を行う。なお、アダプタ装置5は、チェックイン操
作に先だってインストール操作を行っておく必要があ
り、そのときに、アダプタコードと、ホテル1の客室番
号およびページャ5aの電話番号とを対応付け、そのデ
ータをセンター装置7が対応テーブル7aにより管理し
ている。センター装置7は、上記チェックイン操作に対
し、FAX番号として、その時点でどのホテルの客室で
も使用されていないダイヤルイン番号を割り当て、メー
ルボックスを画像蓄積装置M内に作り、その番号が記さ
れた使用説明書を、チェックイン操作したファクシミリ
装置4に出力する。 ホテル1の宿泊客は、使用説明書に記されたFAX番
号を外部の人にファクシミリ装置4又は図示しない電話
器で伝える。
【0039】外部の人がホテル1の宿泊客に文書をF
AX送信したい場合、その伝えられたFAX番号に通常
通りに送信する(図2の、以下同様に行頭の丸付き数
字は図2の丸付き数字に対応する)。 そのファクシミリ文書は、一旦、センター装置7のそ
の番号(客室)用のメールボックスに蓄積される。 センター装置7は、その客室のアダプタ装置5内のペ
ージャ5aの電話番号をダイヤルする(以降、図4のプ
ロトコル参照)。 ページャ発信局8は、ホテル1の客室のアダプタ装置
5内のページャ5aを呼び出す。 呼び出されたアダプタ装置5は、センター装置7を呼
び出して、PB信号によるやり取りを行い、アダプタコ
ード(または、ホテルIDおよび客室番号)を知らせ
る。 アダプタ装置5とセンター装置7とのやり取りから、
メイルボックスにFAX文書が存在することを確認する
と、アダプタ装置5は、接続されているファクシミリ装
置4を呼び出し、センター装置7とファクシミリ装置4
とを回線接続する。 センター装置7は、その番号(客室)に該当するメー
ルボックスから文書を取り出して、そのアダプタ装置5
に接続されているファクシミリ装置4に送信する。
【0040】ホテルの客室からの発信は通常通り行え
る。また、チェックアウト操作(FAX使用の終了)
は、アダプタ装置5がセンター装置7とPB信号による
やり取りを行うことにより、その客室に一時的に割り当
てられていた番号は使用不可となる。
【0041】以上が、本システムの基本的な動作であ
り、本システムによれば、外部からのFAX発信がホテ
ルの各客室に自動的に送信され、ホテルの各客室にダイ
ヤルインを導入する必要がないというメリットがある。
【0042】次に、請求項1に記載の発明の実施形態に
ついて説明する。本発明の特徴は、客室内のファクシミ
リ装置4宛に受けたFAX文書を、センター装置7が外
部のファクシミリ装置9から受信終了後、直ちにアダプ
タ装置5を呼び出すのではなく、一旦、画像蓄積装置M
にある期間保存し、その期間内に受信したFAX文書を
列信送信機能を用いてまとめて一度に送信することであ
る。そのため、センター装置7では、受信したFAX文
書の管理を次のように行う。なお、列信送信機能とは、
既にメモリ等に蓄積されているファクシミリ文書の中
で、今から送信しようとする宛先と同じ宛先の文書があ
る時は、その文書も一緒に送信する機能のことである。
【0043】列信送信機能を実現するために、図5
(a),(b)に示すような宛先管理テーブル7bとF
AX文書管理テーブル7cをセンター装置7に備える。
宛先管理テーブル7bは、アダプタ装置5を示す相手先
IDを元にしたテーブルで、このテーブル7bには、ア
ダプタ装置5に内蔵されているページャ5aの番号,宿
泊客宛のFAX文書の中で最初に届いた画情報のID,
送信予定時刻,全文書の画情報のトータルサイズが一覧
となっている。一方、センター装置7に届いたFAX文
書は、全てFAX文書管理テーブル7cにて一括管理す
る。FAX文書管理テーブル7cは、受け取ったFAX
文書IDと受信時刻,実画情報が格納されているアドレ
ス,画情報のサイズおよびFAX通信に必要なその他の
パラメータと共に、次に列信送信するFAX文書IDを
一覧にしておく。図6(a),(b)にその一例を示
す。なお、送信予定時刻を各宛先毎に用意する必要性
は、本発明を実現する上で必ずしもない。ただし、各宛
先毎に送信予定時刻を設定可能とすることで、送信が一
定時刻に集中することを避けることができ、従って、セ
ンター装置7およびホテル1の契約(公衆)回線数を抑
えることができる利点がある。
【0044】これらのテーブルに新たに受信FAX文書
を追加する場合、図7に示す手順で以下のように追加す
る(以下の行頭の丸付き数字は図7の丸付き数字に対応
する)。
【0045】FAX文書を受信する際に、FAX文書
管理テーブル7c内の適当な空きエリアに受信開始時刻
を、そして受け取った画情報の保存先のアドレス、受信
済みサイズおよびそのFAX通信に必要なパラメータを
記憶する。空きエリアの検出は、画情報アドレスが“N
ULL”であったり、サイズが“0”であったりすると
ころをサーチすることで得られる。また、空きエリアの
部分のみを別の管理テーブルで管理しておくことも可能
である。
【0046】受信が正常に終了したら、「次のFAX
文書ID」のエリアに“NULL”を記述し、その文書
が列信送信の末尾であることを示す。
【0047】受け取ったFAX文書に対応する相手先
を宛先管理テーブル7bから選び出して、その終了ID
から列信送信文書の末尾の文書のFAX文書IDを検索
する。
【0048】得られたFAX文書IDの「次のFAX
文書ID」のエリアに先に受信した文書のFAX文書I
Dを記述する。
【0049】そして、宛先管理テーブル7bの終了I
DエリアにもそのIDを記述し、更新する。また。この
FAX文書が最初の文書であれば開始IDエリアにもそ
のIDを記述する。
【0050】最後に、宛先管理テーブル7b上の,そ
の宛先宛の列信送信FAX文書のトータルの画情報サイ
ズを更新する。
【0051】図8に受信ファイルを追加した後の例を示
す。太線で囲んだ部分が追加,更新した部分である。
【0052】次に、センター装置7が、宛先管理テーブ
ル7bからページャ呼出タイミングを判断する方法を説
明する。ページャ呼出タイミングとしては以下の3つの
方法が考えられる。すなわち、
【0053】1.センター装置7は、常に宛先管理テー
ブル7b内の各宛先毎の送信予定時刻を監視していて、
現在の時刻が送信予定時刻に達した宛先へのFAX文書
が存在した場合に、その宛先へのページャの発呼を開始
する。 2.列信送信するFAX文書のトータルサイズの上限を
定め、センター装置7が外部の人からのFAX文書を受
信完了し、その宛先宛の列信送信FAX文書のトータル
の画情報サイズを更新した時点でトータルサイズの上限
を超えていた場合に、その宛先へのページャの発呼を開
始する。 3.上記1,2のどちらかの条件が成立した場合に、そ
の宛先へのページャの発呼を開始する。
【0054】上記3つの方法のうち、2のトータルサイ
ズのみによる方法は、宿泊客がチェックアウトするまで
に受信FAX文書がトータルサイズの上限に満たない場
合は、受信FAX文書が客室のファクシミリ装置4に転
送されない不具合が生じるので、本実施形態では上記1
又は3の方法により、ページャ呼出タイミングを判断す
るようにしている。
【0055】上記1の方法を具体化したのが、図9のフ
ローチャートであり、センター装置7を構成するCPU
により当該フローチャートに示す処理プログラムが実行
される。すなわち、本フローチャートの処理が開始する
と、まず、宛先管理テーブル7bの先頭から宛先の情報
をロードし(処理101)、FAX文書の開始IDが
“NULL”か否かを判断する(判断102)。開始I
Dが“NULL”のときは当該宛先の受信FAX文書は
ないので、次の宛先に移る(判断102のY→処理10
3)。
【0056】一方、開始IDが“NULL”でないとき
は、宛先の送信予定時刻をロードする(判断102のN
→処理104)。そして、この送信予定時刻と現在の時
刻を比較し、現在の時刻が送信予定時刻に達したか否か
を判断し、達していなければ次の宛先に移る(判断10
5のN→処理103)。現在の時刻が送信予定時刻に達
していれば、該当する受信FAX文書を宛先に送信する
ため対応するページャ5aを発呼する(判断105のY
→処理106)。これにより、対応するアダプタ装置5
がセンター装置7に発呼し、PB信号によるやり取りが
行われて、当該アダプタ装置5に接続されたファクシミ
リ装置4がセンター装置7と回線接続され、対応するメ
ールボックスに蓄積されたFAX文書の列信送信が実行
される(処理107)。この列信送信が終了すると、宛
先の送信予定時刻を更新して(処理108)、次の宛先
に移る(処理103)。送信予定時刻の更新は、例えば
列信送信終了時から所定時間後となるように更新する。
【0057】上記それぞれの場合において、次の宛先に
移る処理103の後、宛先管理テーブル7bの最後か否
かの判断を行い(判断109)、最後でなければ(判断
109のN)、最初の処理101に戻って上記を繰り返
す。宛先管理テーブル7bの最後であれば、先頭の宛先
に戻ってから(判断109のY→処理110)、最初の
処理101に戻って上記を繰り返す。
【0058】一方、上記3の方法を具体化したのが、図
10のフローチャートであり、同じくセンター装置7を
構成するCPUにより当該フローチャートに示す処理プ
ログラムが実行される。前記同様、本フローチャートの
処理が開始すると、まず、宛先管理テーブル7bの先頭
から宛先の情報をロードし(処理201)、FAX文書
の開始IDが“NULL”か否かを判断する(判断20
2)。開始IDが“NULL”のときは当該宛先の受信
FAX文書はないので、次の宛先に移る(判断202の
Y→処理203)。
【0059】一方、開始IDが“NULL”でないとき
は、宛先の送信予定時刻をロードする(判断202のN
→処理204)。そして、この送信予定時刻と現在の時
刻を比較し、現在の時刻が送信予定時刻に達したか否か
を判断する(判断205)。達していなければ、更に、
宛先のトータルサイズをロードし(判断205のN→処
理206)、トータルサイズがその上限に達したか否か
を判断する(判断207)。トータルサイズもその上限
に達していなければ、次の宛先に移る(判断207のN
→処理203)。
【0060】現在の時刻が送信予定時刻に達したか、又
はトータルサイズがその上限に達したときには、該当す
る受信FAX文書を宛先に送信するため対応するページ
ャ5aを発呼する(判断205のY→処理208又は判
断207のY→処理208)。これにより、対応するア
ダプタ装置5がセンター装置7に発呼し、PB信号によ
るやり取りが行われて、当該アダプタ装置5に接続され
たファクシミリ装置4がセンター装置7と回線接続さ
れ、対応するメールボックスに蓄積されたFAX文書の
列信送信が実行される(処理209)。この列信送信が
終了すると、宛先の送信予定時刻を更新して(処理21
0)、次の宛先に移る(処理203)。
【0061】上記それぞれの場合において、次の宛先に
移る処理203の後、宛先管理テーブル7bの最後か否
かの判断を行い(判断211)、最後でなければ(判断
211のN)、最初の処理201に戻って上記を繰り返
す。宛先管理テーブル7bの最後であれば、先頭の宛先
に戻ってから(判断211のY→処理212)、最初の
処理201に戻って上記を繰り返す。
【0062】以上のような方法により、センター装置7
は、宛先管理テーブル7bからページャ呼出タイミング
を判断する。
【0063】図11に列信送信時の送信ファイルの読み
出し手順を示す。
【0064】センター装置7が公衆回線網3,ページャ
発信局8を経由してアダプタ装置5(ページャ5a)を
呼び出し、ファクシミリ装置4との呼を成立させるまで
は、従来のシステムの手順と同じである。以下、その呼
が成立してからの手順について説明する(以下の行頭の
丸付き数字は図11の丸付き数字に対応する)。
【0065】まず、宛先管理テーブル7bから、送る
べき相手先のFAX文書の先頭を得るために、開始ID
から列信送信文書の最初の文書のFAX文書IDを検索
する。
【0066】得られたFAX文書IDを用い、FAX
文書管理テーブル7cから画情報アドレスおよびサイズ
を取得し、得られた画情報を通常のファクシミリプロト
コルで転送する。なお、このファクシミリプロトコル部
分の説明は後述する。
【0067】画情報の転送が終了したら、「次のFA
X文書ID」のエリアから次のFAX文書のIDを取得
する。
【0068】以上の手順を、「次のFAX文書ID」
が“NULL”になるまで繰り返す。
【0069】最後に、宛先管理テーブル7bの開始I
Dと終了IDとを“NULL”にして送信を終了する。
【0070】これにより、複数のFAX文書を一度の送
信操作で転送することができる。また、途中でエラー等
により強制的に終了された場合、その時点で開始IDを
更新することで、不要なFAX文書を再送することが無
くなる。図12に列信送信によって送信FAXを読み出
した後の例を示す。太線で囲んだ部分が更新されてい
る。
【0071】ここで、上記の列信送信のためのファク
シミリプロトコルについて説明する。
【0072】基本的なファクシミリ通信は、図13
(a)に示したプロトコルに基づいて相手先と交信する
ことにより、相手先からの画像を受信することができ
る。まず、送信側TXが受信側RXと接続されたら、C
NG信号を発信し、自分がファクシミリ端末であること
を宣言する。一方、受信側RXは、回線を接続したら自
分がファクシミリ端末であり、受信状態であることを宣
言するためCEDを発信する(フェーズA)。そして、
続けて、自機のもつ機能を送信側に知らせるため、NS
F(非標準機能),DIS(標準機能)を発信する。送
信側は、受け取ったNSF,DISの内容から、送信す
る際に用いる機能を決定し、NSS(非標準機能),D
CS(標準機能)を発信し、受信側に知らせる。その
後、決定された機能から画情報の伝送に用いるモデムス
ピードでTCF(トレーニング)を行う。トレーニング
が成功すると、受信側はCFRを返し、画情報の受信状
態になる(フェーズB)。送信側は、CFRを受けると
トレーニングで用いたモデムスピードで画情報PIXを
送信し、画情報の送信を終了するとRTCを発行し、モ
デムのスピードを低速に戻す(フェーズC)。その後、
画情報の終了を受信側に通知するためにEOPを発行す
る。受信側は画情報が正常に受信できたらMCFを発信
する。そして、DCNの発信によって回線断をそれぞれ
行う(フェーズD)。
【0073】そして、列信送信のときには、図13
(b)にプロトコルを示したように、RTCの発行後、
EOMを発行することで再びフェーズBに戻ることが可
能であり、よって、異なるFAX文書を送る場合でも、
その文書に付随したパラメータに基づいて送ることがで
きる。
【0074】以上により、複数のFAX文書をまとめて
送信することが可能となり、ページャ5aへの発呼回数
を減少させることができ、システムの運用コストを下げ
ることができる。
【0075】次に、請求項2に記載の発明の実施形態に
ついて説明する。前記請求項1に記載の発明において
は、外部の人からのFAX文書は画像蓄積装置Mから客
室内のファクシミリ装置4に伝送されるまでに、ある程
度の遅延が発生する。そのため、緊急を要するFAX文
書を届けることが不可能になる。通常は、客室内の宿泊
客は客室内にいないため遅延が発生しても許容できる
が、宿泊客が客室内にいる場合に問題となる。
【0076】そこで、本発明は、自動的又はユーザの選
択によって、前記請求項1記載の発明の機能の有効,無
効を設定する手段を持つことを特徴とする。そのため、
センター装置7にとって必要なこととして、以下のいず
れかが挙げられる。
【0077】1.センター装置7内の宛先管理テーブル
7b上に本機能の有効,無効を判断するためのフラグを
設ける。 2.本機能を無効にする場合に、発呼の判断のための送
信予定時刻を「00:00」としたり、トータルサイズ
のしきい値を「0」にする。
【0078】上記1,2のパラメータを変更するための
設定手段として以下のいずれかが挙げられる。
【0079】A.時間帯(昼間→有効,深夜→無効等)
によってセンター装置7が自動的に判断する。 B.センター装置7とアダプタ装置5との間のコマンド
に、本機能に入ること及び本機能から抜けることを示す
コマンドを追加する。そして、操作部から手動で、また
は光センサ、音センサ、オートロックなどの情報から自
動的に、そのコマンドを発行できるようにする。 C.ファクシミリ管理装置(FCS)6からのコマンド
によって、ホテル1のフロントから操作する。
【0080】上記Aの場合は、センター装置7の内部の
タイマーの値を判断して、センター装置7のフラグ(上
記1)または送信予定時刻やトータルサイズ(上記2)
を変更することで実現できる。
【0081】上記B,Cの場合は、図14に示したセン
ター装置7とのプロトコルによって実現できる。図14
(a)は、アダプタ装置5とセンター装置7とのプロト
コルで、上段が本機能を有効に設定する場合、下段が無
効に設定する場合を示している。一方、図14(b)は
ファクシミリ管理装置(FCS)6とセンター装置7と
のプロトコルで、上段が本機能を有効に設定する場合、
下段が無効に設定する場合を示している。
【0082】以上により、宿泊客の状況によって、請求
項1記載の発明の機能を選択的に実施することができる
ため、外出等の遅延が許される場合にのみ前記機能を有
効とし、それ以外の時は無効とすることで、遅延による
問題を回避することができる。
【0083】次に、請求項3,請求項4に記載の発明の
実施形態について説明する。前記請求項1記載の発明に
おいても、ページャの呼び出し回数を0にすることはで
きないため、ページャは必要となる。そのため、ページ
ャを利用している限り、ページャの基本使用料が運用上
必要であり、コストが掛かる。
【0084】そこで、本発明の特徴は、センター装置7
がページャを呼び出す代わりに、センター装置7が管理
するテーブルの情報の一部または全部をホテル1側に設
置してあるファクシミリ管理装置(FCS)6に通知
し、アダプタ装置5が一定間隔又は任意の間隔でファク
シミリ管理装置(FCS)6を構内交換装置(PBX)
2経由でアクセスすることで、ページャを不要とすると
ともに、前記請求項1記載の発明と同様の機能を実現す
るものである。
【0085】外部の人からのFAX文書を受け取るまで
の手順は以下の通りである(図15,図16参照、前記
同様、以下の行頭の丸付き数字は図15の丸付き数字に
対応する)。
【0086】外部の人がファクシミリ装置9よりFA
X文書をセンター装置7に送る。 センター装置7は送られてくるFAX文書を画像蓄積
装置Mに作成された対応するメールボックスに蓄える。
ここまでは、前記実施形態と同様であるが、以下が異な
る。
【0087】受信が終了すると、転送先のアダプタ装
置5があるホテル1のファクシミリ管理装置(FCS)
6を呼び出し、先ほど受信したFAX文書について管理
テーブル7b,7cの一部または全部をファクシミリ管
理装置(FCS)6に転送する。
【0088】一方、各客室R内に設置してあるアダプ
タ装置5は、一定期間毎にファクシミリ管理装置(FC
S)6を構内交換装置(PBX)2経由で呼び出す。な
お、アダプタ装置5がPBX5経由でFCS6を呼び出
すことが重要であり、一定期間毎でなく、宿泊客の意志
で任意の期間で呼び出す方法でも良い。
【0089】ファクシミリ管理装置(FCS)6は、
センター装置7から送られてきた管理テーブルの内容を
元に、現在の時刻が送信予定時刻に達しているか、ある
いは呼び出したアダプタ装置5への受信文書が一定量以
上存在するかどうかを、前記請求項1記載の発明の実施
形態と同様の判断をし、送信条件が満たされた場合、そ
の旨をアダプタ装置5に伝える。
【0090】自装置宛のFAX文書が存在することを
認識したアダプタ装置5は、従来技術においてページャ
で呼び出された後の制御と同じ制御を行う。すなわち、
アダプタ装置5は、センター装置7を呼び出して、PB
信号によるやり取り行い、アダプタコード(または、ホ
テルIDおよび客室番号)を知らせる。
【0091】アダプタ装置5とセンター装置7とのや
り取りから、メイルボックスにFAX文書が存在するこ
とを確認すると、アダプタ装置5は、接続されているフ
ァクシミリ装置4を呼び出し、センター装置7とファク
シミリ装置4とを回線接続する。
【0092】センター装置7は、その番号(客室)に
該当するメールボックスから文書を取り出して、アダプ
タ装置5に接続されているファクシミリ装置4に列信送
信する。
【0093】以上により、ページャを利用しないで請求
項1記載の発明と同様の機能を実現することで、ページ
ャ会社に対して必要だった運用コストの削減が図れ、な
おかつ、できるかぎり列信送信機能を有効に機能させる
ことができるため、更にコストの削減が図れる。
【0094】なお、上記は請求項3に対応する実施形態
であるが、センター装置7が送信条件の判断を行い、そ
の上でファクシミリ管理装置(FSC)6へ通知する
(上記の部分)ことも可能である。そうした場合、更
に公衆回線網3へのアクセス回数を減らすことができ、
その分コストの削減が図れる(請求項4に対応)。
【0095】また、前記請求項2記載の発明の実施形態
で、アダプタ装置5がセンター装置7に対して通知した
機能の有効,無効の情報を、センター装置7がファクシ
ミリ管理装置(FCS)6に転送することで、前記請求
項3,4の実施形態に対して請求項2と同様の機能を実
現することができる。または、アダプタ装置5が直接フ
ァクシミリ管理装置(FCS)6に対して機能の有効,
無効の情報を通知することでも実現可能のである。ファ
クシミリ管理装置(FCS)6は、センター装置7の管
理テーブル情報を得ているので、FCS6自身が本発明
の機能が現在有効か無効かを請求項2と同様の手段で判
断し、前述した手順で回答する結果を切り替えること
ができる。これにより、前記請求項3,4記載の発明に
対して、前記請求項2と同様の効果(遅延による問題の
回避)を得ることができる。
【0096】なお、以上説明したファクシミリ通信装置
では、多数の者により使用される施設として、ホテルを
例にとって説明したが、ホテル以外にも、旅館、大学の
研究室、寮等の他の施設についても同様に適用すること
ができる。
【0097】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、複数の使用者により使用される施設内に設置され
た構内交換装置の内線に接続され、それらを識別するた
めの識別情報が設定されて、それぞれが特定の使用者に
一時的に割り当てられ得る複数のアダプタ装置と、前記
各アダプタ装置に接続されたファクシミリ装置と、前記
構内交換装置と公衆回線網を介して接続され、前記アダ
プタ装置からの識別情報を伴ったファクシミリ番号割り
当て要求に応じて、保有するファクシミリ番号のうち未
割り当てのファクシミリ番号を割り当てるとともに、割
り当てたファクシミリ番号に対応するファクシミリ情報
蓄積部を作成する一方、割り当てたファクシミリ番号の
いずれかにファクシミリ情報の着信があったときには、
その着信があったファクシミリ番号に対応したファクシ
ミリ情報蓄積部に当該ファクシミリ情報を蓄積するセン
ター装置とを備え、前記センター装置は、ファクシミリ
情報が蓄積されたファクシミリ情報蓄積部に対応するア
ダプタ装置を所定の呼出手段を用いて呼び出し、呼び出
されたアダプタ装置はその識別情報を伴って前記センタ
ー装置へ発呼するとともに、自装置に接続されたファク
シミリ装置を前記センター装置に回線接続し、前記セン
ター装置は前記アダプタ装置からの識別情報に基づき対
応するファクシミリ情報蓄積部に蓄積されたファクシミ
リ情報を前記回線接続されたファクシミリ装置に送信す
るようにしたファクシミリ通信装置において、前記セン
ター装置は、各ファクシミリ情報蓄積部に蓄積されるフ
ァクシミリ情報を列信送信に備えて管理するとともに時
間情報を含む送信条件を管理する管理テーブルを有し、
ファクシミリ情報蓄積部に蓄積されたファクシミリ情報
が前記管理テーブルの送信条件を満したときに初めて、
前記呼出手段を用いて当該ファクシミリ情報蓄積部に対
応するアダプタ装置を呼び出し、呼び出されたアダプタ
装置はその識別情報を伴って前記センター装置へ発呼す
るとともに、自装置に接続されたファクシミリ装置を前
記センター装置に回線接続し、前記センター装置は前記
アダプタ装置からの識別情報に基づき対応するファクシ
ミリ情報蓄積部に蓄積された全てのファクシミリ情報を
前記回線接続されたファクシミリ装置に列信送信するよ
うにしたので、呼出手段としてのページャ等の発呼回数
を減らすことができ、運用コストを下げることができる
効果がある。
【0098】また、請求項2記載の発明によれば、同じ
く、複数の使用者により使用される施設内に設置された
構内交換装置の内線に接続され、それらを識別するため
の識別情報が設定されて、それぞれが特定の使用者に一
時的に割り当てられ得る複数のアダプタ装置と、前記各
アダプタ装置に接続されたファクシミリ装置と、前記構
内交換装置と公衆回線網を介して接続され、前記アダプ
タ装置からの識別情報を伴ったファクシミリ番号割り当
て要求に応じて、保有するファクシミリ番号のうち未割
り当てのファクシミリ番号を割り当てるとともに、割り
当てたファクシミリ番号に対応するファクシミリ情報蓄
積部を作成する一方、割り当てたファクシミリ番号のい
ずれかにファクシミリ情報の着信があったときには、そ
の着信があったファクシミリ番号に対応したファクシミ
リ情報蓄積部に当該ファクシミリ情報を蓄積するセンタ
ー装置とを備え、前記センター装置は、ファクシミリ情
報が蓄積されたファクシミリ情報蓄積部に対応するアダ
プタ装置を所定の呼出手段を用いて呼び出し、呼び出さ
れたアダプタ装置はその識別情報を伴って前記センター
装置へ発呼するとともに、自装置に接続されたファクシ
ミリ装置を前記センター装置に回線接続し、前記センタ
ー装置は前記アダプタ装置からの識別情報に基づき対応
するファクシミリ情報蓄積部に蓄積されたファクシミリ
情報を前記回線接続されたファクシミリ装置に送信する
ようにしたファクシミリ通信装置において、前記センタ
ー装置は、各ファクシミリ情報蓄積部に蓄積されるファ
クシミリ情報を列信送信に備えて管理するとともに時間
情報を含む送信条件を管理する管理テーブルと、当該管
理テーブルの送信条件の実質的な有効,無効を設定する
設定手段とを有し、この設定手段により前記送信条件が
有効とされた場合のみ、ファクシミリ情報蓄積部に蓄積
されたファクシミリ情報が前記管理テーブルの送信条件
を満したときに初めて、前記呼出手段を用いて当該ファ
クシミリ情報蓄積部に対応するアダプタ装置を呼び出
し、呼び出されたアダプタ装置はその識別情報を伴って
前記センター装置へ発呼するとともに、自装置に接続さ
れたファクシミリ装置を前記センター装置に回線接続
し、前記センター装置は前記アダプタ装置からの識別情
報に基づき対応するファクシミリ情報蓄積部に蓄積され
た全てのファクシミリ情報を前記回線接続されたファク
シミリ装置に列信送信するようにしたので、使用者の状
況に応じて、前記請求項1記載の発明の機能を選択的に
実施することができるため、遅延が許される場合にのみ
前記機能を有効とし、それ以外の時は無効とすることに
より、遅延による問題を回避できる効果がある。
【0099】一方、請求項3記載の発明によれば、複数
の使用者により使用される施設内に設置された構内交換
装置の内線に接続され、それらを識別するための識別情
報が設定されて、それぞれが特定の使用者に一時的に割
り当てられ得る複数のアダプタ装置と、前記各アダプタ
装置に接続されたファクシミリ装置と、前記構内交換装
置に接続されて、各アダプタ装置に接続されたファクシ
ミリ装置を管理するファクシミリ管理装置と、前記構内
交換装置と公衆回線網を介して接続され、前記アダプタ
装置からの識別情報を伴ったファクシミリ番号割り当て
要求に応じて、保有するファクシミリ番号のうち未割り
当てのファクシミリ番号を割り当てるとともに、割り当
てたファクシミリ番号に対応するファクシミリ情報蓄積
部を作成する一方、割り当てたファクシミリ番号のいず
れかにファクシミリ情報の着信があったときには、その
着信があったファクシミリ番号に対応したファクシミリ
情報蓄積部に当該ファクシミリ情報を蓄積するセンター
装置とを備え、前記センター装置は、各ファクシミリ情
報蓄積部に蓄積されるファクシミリ情報を列信送信に備
えて管理するとともに時間情報を含む送信条件を管理す
る管理テーブルを有し、ファクシミリ情報蓄積部にファ
クシミリ情報が蓄積されると、前記管理テーブルの所定
の情報を前記ファクシミリ管理装置に通知し、前記各ア
ダプタ装置は構内交換装置を介して前記ファクシミリ管
理装置を一定間隔又は任意の間隔で呼び出し、呼び出さ
れたファクシミリ管理装置はセンタ−装置からの管理テ
ーブル情報を参照して前記送信条件が満たされた時にそ
の旨を対応するアダプタ装置に通知し、当該アダプタ装
置はその識別情報を伴って前記センター装置へ発呼する
とともに、自装置に接続されたファクシミリ装置を前記
センター装置に回線接続し、前記センター装置は前記ア
ダプタ装置からの識別情報に基づき対応するファクシミ
リ情報蓄積部に蓄積された全てのファクシミリ情報を前
記回線接続されたファクシミリ装置に列信送信するよう
にしたので、ページャ等の呼出手段を利用しないで請求
項1記載の発明と同様の機能を実現することで、大幅な
運用コストの削減が図れ、なおかつ、できるかぎり列信
送信機能を有効に機能させることができるため、更にコ
ストの削減が図れる効果がある。
【0100】また、請求項4記載の発明によれば、同じ
く、複数の使用者により使用される施設内に設置された
構内交換装置の内線に接続され、それらを識別するため
の識別情報が設定されて、それぞれが特定の使用者に一
時的に割り当てられ得る複数のアダプタ装置と、前記各
アダプタ装置に接続されたファクシミリ装置と、前記構
内交換装置に接続されて、各アダプタ装置に接続された
ファクシミリ装置を管理するファクシミリ管理装置と、
前記構内交換装置と公衆回線網を介して接続され、前記
アダプタ装置からの識別情報を伴ったファクシミリ番号
割り当て要求に応じて、保有するファクシミリ番号のう
ち未割り当てのファクシミリ番号を割り当てるととも
に、割り当てたファクシミリ番号に対応するファクシミ
リ情報蓄積部を作成する一方、割り当てたファクシミリ
番号のいずれかにファクシミリ情報の着信があったとき
には、その着信があったファクシミリ番号に対応したフ
ァクシミリ情報蓄積部に当該ファクシミリ情報を蓄積す
るセンター装置とを備え、前記センター装置は、各ファ
クシミリ情報蓄積部に蓄積されるファクシミリ情報を列
信送信に備えて管理するとともに時間情報を含む送信条
件を管理する管理テーブルを有し、ファクシミリ情報蓄
積部に蓄積されたファクシミリ情報が前記管理テーブル
の送信条件を満したときは、前記管理テーブルの所定の
情報を前記ファクシミリ管理装置に通知し、前記各アダ
プタ装置は構内交換装置を介して前記ファクシミリ管理
装置を一定間隔又は任意の間隔で呼び出し、呼び出され
たファクシミリ管理装置はセンタ−装置からの管理テー
ブル情報を参照して当該アダプタ装置宛のファクシミリ
情報が存在すればその旨をアダプタ装置に通知し、当該
アダプタ装置はその識別情報を伴って前記センター装置
へ発呼するとともに、自装置に接続されたファクシミリ
装置を前記センター装置に回線接続し、前記センター装
置は前記アダプタ装置からの識別情報に基づき対応する
ファクシミリ情報蓄積部に蓄積された全てのファクシミ
リ情報を前記回線接続されたファクシミリ装置に列信送
信するようにしたので、前記請求項3と同様な効果が得
られるとともに、更に公衆回線網へのアクセス回数を減
らすことができ、その分コストの削減が図れる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1,2記載の発明に係るファクシミリ通
信装置の実施形態であるホテルファクシミリシステムの
ブロック構成図。
【図2】上記システムにおける基本的動作の説明図。
【図3】上記システムにおけるチェックイン操作のプロ
トコルを示す図。
【図4】上記システムにおける受信操作のプロトコルを
示す図。
【図5】上記実施形態において用いられる管理テーブル
の構成を示す図。
【図6】上記管理テーブルにおいてメールボックスに画
情報がある場合の例を示す図。
【図7】上記管理テーブルにおける受信FAX文書の追
加手順を示す図。
【図8】上記管理テーブルにおいて受信ファイルを追加
した後の状態を示す図。
【図9】上記実施形態においてページャ呼出タイミング
を判断する一例を示すフローチャート。
【図10】同じく、ページャ呼出タイミングを判断する
他の例を示すプローチャート。
【図11】上記管理テーブルにおいて列信送信時の送信
ファイルの読み出し手順を示す図。
【図12】上記管理テーブルにおいて列信送信時の送信
ファイルの読み出し終了時の状態を示す図。
【図13】通常送信時のファクシミリプロトコルと列信
送信時のファクシミリプロトコルとを示す図。
【図14】請求項2記載の発明における有効、無効を設
定するためのプロトコル例を示す図。
【図15】請求項3,4記載の発明に係るファクシミリ
通信装置の実施形態であるホテルファクシミリシステム
の構成及び動作を示す図。
【図16】上記実施形態のプロトコルを示す図。
【図17】従来のファクシミリ通信装置の構成例を示す
ブロック図。
【図18】上記従来例におけるファクシミリ番号割り当
て動作の説明図。
【符号の説明】
1 ホテル 2 構内交換装置 3 公衆回線網 4 ファクシミリ装置 5 アダプタ装置 5a ページャ 6 ファクシミリ管理装置 7 センター装置 7a 対応テーブル 7b 宛先管理テーブル 7c FAX文書管理テーブル 8 ページャ発信局 9 ファクシミリ装置 R,R1〜Rm 客室 M 画像蓄積装置 M1〜Mn メールボックス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/21 H04N 1/21 1/32 1/32 L H04Q 3/58 101 H04Q 3/58 101

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の使用者により使用される施設内に
    設置された構内交換装置の内線に接続され、それらを識
    別するための識別情報が設定されて、それぞれが特定の
    使用者に一時的に割り当てられ得る複数のアダプタ装置
    と、 前記各アダプタ装置に接続されたファクシミリ装置と、 前記構内交換装置と公衆回線網を介して接続され、前記
    アダプタ装置からの識別情報を伴ったファクシミリ番号
    割り当て要求に応じて、保有するファクシミリ番号のう
    ち未割り当てのファクシミリ番号を割り当てるととも
    に、割り当てたファクシミリ番号に対応するファクシミ
    リ情報蓄積部を作成する一方、割り当てたファクシミリ
    番号のいずれかにファクシミリ情報の着信があったとき
    には、その着信があったファクシミリ番号に対応したフ
    ァクシミリ情報蓄積部に当該ファクシミリ情報を蓄積す
    るセンター装置とを備え、 前記センター装置は、ファクシミリ情報が蓄積されたフ
    ァクシミリ情報蓄積部に対応するアダプタ装置を所定の
    呼出手段を用いて呼び出し、呼び出されたアダプタ装置
    はその識別情報を伴って前記センター装置へ発呼すると
    ともに、自装置に接続されたファクシミリ装置を前記セ
    ンター装置に回線接続し、前記センター装置は前記アダ
    プタ装置からの識別情報に基づき対応するファクシミリ
    情報蓄積部に蓄積されたファクシミリ情報を前記回線接
    続されたファクシミリ装置に送信するようにしたファク
    シミリ通信装置において、 前記センター装置は、各ファクシミリ情報蓄積部に蓄積
    されるファクシミリ情報を列信送信に備えて管理すると
    ともに時間情報を含む送信条件を管理する管理テーブル
    を有し、ファクシミリ情報蓄積部に蓄積されたファクシ
    ミリ情報が前記管理テーブルの送信条件を満したときに
    初めて、前記呼出手段を用いて当該ファクシミリ情報蓄
    積部に対応するアダプタ装置を呼び出し、呼び出された
    アダプタ装置はその識別情報を伴って前記センター装置
    へ発呼するとともに、自装置に接続されたファクシミリ
    装置を前記センター装置に回線接続し、前記センター装
    置は前記アダプタ装置からの識別情報に基づき対応する
    ファクシミリ情報蓄積部に蓄積された全てのファクシミ
    リ情報を前記回線接続されたファクシミリ装置に列信送
    信することを特徴とするファクシミリ通信装置。
  2. 【請求項2】 複数の使用者により使用される施設内に
    設置された構内交換装置の内線に接続され、それらを識
    別するための識別情報が設定されて、それぞれが特定の
    使用者に一時的に割り当てられ得る複数のアダプタ装置
    と、 前記各アダプタ装置に接続されたファクシミリ装置と、 前記構内交換装置と公衆回線網を介して接続され、前記
    アダプタ装置からの識別情報を伴ったファクシミリ番号
    割り当て要求に応じて、保有するファクシミリ番号のう
    ち未割り当てのファクシミリ番号を割り当てるととも
    に、割り当てたファクシミリ番号に対応するファクシミ
    リ情報蓄積部を作成する一方、割り当てたファクシミリ
    番号のいずれかにファクシミリ情報の着信があったとき
    には、その着信があったファクシミリ番号に対応したフ
    ァクシミリ情報蓄積部に当該ファクシミリ情報を蓄積す
    るセンター装置とを備え、 前記センター装置は、ファクシミリ情報が蓄積されたフ
    ァクシミリ情報蓄積部に対応するアダプタ装置を所定の
    呼出手段を用いて呼び出し、呼び出されたアダプタ装置
    はその識別情報を伴って前記センター装置へ発呼すると
    ともに、自装置に接続されたファクシミリ装置を前記セ
    ンター装置に回線接続し、前記センター装置は前記アダ
    プタ装置からの識別情報に基づき対応するファクシミリ
    情報蓄積部に蓄積されたファクシミリ情報を前記回線接
    続されたファクシミリ装置に送信するようにしたファク
    シミリ通信装置において、 前記センター装置は、各ファクシミリ情報蓄積部に蓄積
    されるファクシミリ情報を列信送信に備えて管理すると
    ともに時間情報を含む送信条件を管理する管理テーブル
    と、当該管理テーブルの送信条件の実質的な有効,無効
    を設定する設定手段とを有し、この設定手段により前記
    送信条件が有効とされた場合のみ、ファクシミリ情報蓄
    積部に蓄積されたファクシミリ情報が前記管理テーブル
    の送信条件を満したときに初めて、前記呼出手段を用い
    て当該ファクシミリ情報蓄積部に対応するアダプタ装置
    を呼び出し、呼び出されたアダプタ装置はその識別情報
    を伴って前記センター装置へ発呼するとともに、自装置
    に接続されたファクシミリ装置を前記センター装置に回
    線接続し、前記センター装置は前記アダプタ装置からの
    識別情報に基づき対応するファクシミリ情報蓄積部に蓄
    積された全てのファクシミリ情報を前記回線接続された
    ファクシミリ装置に列信送信することを特徴とするファ
    クシミリ通信装置。
  3. 【請求項3】 複数の使用者により使用される施設内に
    設置された構内交換装置の内線に接続され、それらを識
    別するための識別情報が設定されて、それぞれが特定の
    使用者に一時的に割り当てられ得る複数のアダプタ装置
    と、 前記各アダプタ装置に接続されたファクシミリ装置と、 前記構内交換装置に接続されて、各アダプタ装置に接続
    されたファクシミリ装置を管理するファクシミリ管理装
    置と、 前記構内交換装置と公衆回線網を介して接続され、前記
    アダプタ装置からの識別情報を伴ったファクシミリ番号
    割り当て要求に応じて、保有するファクシミリ番号のう
    ち未割り当てのファクシミリ番号を割り当てるととも
    に、割り当てたファクシミリ番号に対応するファクシミ
    リ情報蓄積部を作成する一方、割り当てたファクシミリ
    番号のいずれかにファクシミリ情報の着信があったとき
    には、その着信があったファクシミリ番号に対応したフ
    ァクシミリ情報蓄積部に当該ファクシミリ情報を蓄積す
    るセンター装置とを備え、 前記センター装置は、各ファクシミリ情報蓄積部に蓄積
    されるファクシミリ情報を列信送信に備えて管理すると
    ともに時間情報を含む送信条件を管理する管理テーブル
    を有し、ファクシミリ情報蓄積部にファクシミリ情報が
    蓄積されると、前記管理テーブルの所定の情報を前記フ
    ァクシミリ管理装置に通知し、前記各アダプタ装置は構
    内交換装置を介して前記ファクシミリ管理装置を一定間
    隔又は任意の間隔で呼び出し、呼び出されたファクシミ
    リ管理装置はセンタ−装置からの管理テーブル情報を参
    照して前記送信条件が満たされた時にその旨を対応する
    アダプタ装置に通知し、当該アダプタ装置はその識別情
    報を伴って前記センター装置へ発呼するとともに、自装
    置に接続されたファクシミリ装置を前記センター装置に
    回線接続し、前記センター装置は前記アダプタ装置から
    の識別情報に基づき対応するファクシミリ情報蓄積部に
    蓄積された全てのファクシミリ情報を前記回線接続され
    たファクシミリ装置に列信送信することを特徴とするフ
    ァクシミリ通信装置。
  4. 【請求項4】 複数の使用者により使用される施設内に
    設置された構内交換装置の内線に接続され、それらを識
    別するための識別情報が設定されて、それぞれが特定の
    使用者に一時的に割り当てられ得る複数のアダプタ装置
    と、 前記各アダプタ装置に接続されたファクシミリ装置と、 前記構内交換装置に接続されて、各アダプタ装置に接続
    されたファクシミリ装置を管理するファクシミリ管理装
    置と、 前記構内交換装置と公衆回線網を介して接続され、前記
    アダプタ装置からの識別情報を伴ったファクシミリ番号
    割り当て要求に応じて、保有するファクシミリ番号のう
    ち未割り当てのファクシミリ番号を割り当てるととも
    に、割り当てたファクシミリ番号に対応するファクシミ
    リ情報蓄積部を作成する一方、割り当てたファクシミリ
    番号のいずれかにファクシミリ情報の着信があったとき
    には、その着信があったファクシミリ番号に対応したフ
    ァクシミリ情報蓄積部に当該ファクシミリ情報を蓄積す
    るセンター装置とを備え、 前記センター装置は、各ファクシミリ情報蓄積部に蓄積
    されるファクシミリ情報を列信送信に備えて管理すると
    ともに時間情報を含む送信条件を管理する管理テーブル
    を有し、ファクシミリ情報蓄積部に蓄積されたファクシ
    ミリ情報が前記管理テーブルの送信条件を満したとき
    は、前記管理テーブルの所定の情報を前記ファクシミリ
    管理装置に通知し、前記各アダプタ装置は構内交換装置
    を介して前記ファクシミリ管理装置を一定間隔又は任意
    の間隔で呼び出し、呼び出されたファクシミリ管理装置
    はセンタ−装置からの管理テーブル情報を参照して当該
    アダプタ装置宛のファクシミリ情報が存在すればその旨
    をアダプタ装置に通知し、当該アダプタ装置はその識別
    情報を伴って前記センター装置へ発呼するとともに、自
    装置に接続されたファクシミリ装置を前記センター装置
    に回線接続し、前記センター装置は前記アダプタ装置か
    らの識別情報に基づき対応するファクシミリ情報蓄積部
    に蓄積された全てのファクシミリ情報を前記回線接続さ
    れたファクシミリ装置に列信送信することを特徴とする
    ファクシミリ通信装置。
JP7305258A 1995-10-31 1995-10-31 ファクシミリ通信装置 Pending JPH09130488A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7417760B2 (en) 2004-09-29 2008-08-26 Sharp Kabushiki Kaisha Facsimile system

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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